JP2007195594A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】停止操作信号出力手段(120)は、図柄表示手段(41)が回転表示を開始した後、ストップスイッチ(50)が操作された場合、押下時が停止表示不能期間でなければ停止操作信号を出力し、押下時が停止表示不能期間であり、且つ遊技者がストップスイッチ(50)から手を離した時(離反時)が停止表示不能期間でなければ、離反時に停止操作信号を出力し、押下時が停止表示不能期間であり、且つ離反時も停止表示不能期間であれば、停止操作信号を出力しないことを特徴とする。
【選択図】図7
Description
また、この発明は、早く遊技を進めることが可能な遊技機として機能させるための遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
遊技ホールのスロットマシンにおいて、一般の遊技者は、遊技をすることができる遊技可能な時間が、遊技ホールの営業時間(例えば1日の営業時間は13時間程度)に限られている。そして、一般遊技者は、自己の生活時間も、家庭生活や、仕事等での制限があり、制限された時間の範囲内で、自ずと無駄のない遊技操作(素早いストップスイッチの操作)を行うようになる傾向があった。
このように、スロットマシンにおいて、上述した理由等により、所定の操作スイッチの機能を有効に作動させないような期間が設定されている。すなわち、遊技を早く進めようとしても、その進行を制限するような期間が設定されている。
また、賞球装置において、センサ立ち上げ信号で玉有り、センサ立ち下げ信号で玉無しを検知するようなものが知られている(例えば、特許文献2。)。
そして、ストップスイッチの押下操作がキャンセルされて、遊技の進行が一度、ストップしてしまうため、遊技のスムーズな進行を阻害し、遊技を早く進めることができないといった第2の問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第1から第3の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ストップスイッチの操作が有効にならない期間に操作した場合の操作性を向上し、キャンセルされる煩わしさを減らし、遊技のスムーズな進行を促進して、最短の遊技時間を確保し、遊技者の苛立ちを回避して、ストップスイッチの破壊を減らすことが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3) 請求項3記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、ストップスイッチの操作が有効にならない期間に操作した場合の操作性を向上し、キャンセルされる煩わしさを減らし、遊技のスムーズな進行を促進して、最短の遊技時間を確保し、遊技者の苛立ちを回避して、ストップスイッチの破壊を減らすことが可能な遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を回転表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段(41)と、遊技者の操作を契機として前記図柄表示手段(41)を停止表示から回転表示へ移行させるための操作スイッチとしてのスタートスイッチ(30)と、遊技者の操作を契機に複数の前記図柄表示手段(41)を回転表示から停止表示へ移行させるための操作スイッチとして前記図柄表示手段(41)に対応する複数のストップスイッチ(50)と、前記スタートスイッチ(30)の操作を契機として、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)と、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)とを備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の当選した図柄(61)(当選図柄(61))からなる前記当選役に当選した場合には、前記図柄表示手段(41)の停止表示が前記当選役に応じて予め定められた前記当選図柄(61)の表示態様になることにより入賞となって賞品としての遊技媒体が払い出されて、当該遊技が終了するように設定された遊技機(10)において、前記ストップスイッチ(50)の操作に基づいて、前記図柄表示手段(41)を回転表示から停止表示へ移行させるための停止操作信号を出力する停止操作信号出力手段(120)と、1の前記図柄表示手段(41)の前記ストップスイッチ(50)が操作されたとき、その図柄表示手段(41)の回転表示から停止表示へ移行するまで、他の図柄表示手段(41)の前記ストップスイッチ(50)の操作を不能とする停止表示不能期間を設定する停止表示不能期間設定手段(150)とを備え、前記停止操作信号出力手段(120)は、前記スタートスイッチ(30)が操作されて前記図柄表示手段(41)が回転表示を開始した後、前記ストップスイッチ(50)が操作された場合、前記ストップスイッチ(50)を遊技者の手で押下した時(押下時)が前記停止表示不能期間でなければ前記停止操作信号を出力し、前記ストップスイッチ(50)の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ遊技者が前記ストップスイッチ(50)から手を離した時(離反時)が停止表示不能期間でなければ、前記離反時に前記停止操作信号を出力し、前記ストップスイッチ(50)の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ前記ストップスイッチ(50)の前記離反時も停止表示不能期間であれば、前記停止操作信号を出力しないことを特徴とする。
また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
また、ここで、「当選役」とは、予め定めた入賞態様の組み合わせを意味するものであって、具体的には、例えば、左、中、右の回転リール(23)の停止図柄が、それぞれ7、7、7となることにより、入賞可能となるような入賞態様の組み合わせを含むものである。
(作用) 本発明は、停止操作信号出力手段(120)は、ストップスイッチ(50)の押下時に停止表示不能期間でなければ、図4に示すように、前記押下時に停止操作信号を出力する。このため、押下時の操作タイミングで、図柄表示手段(41)が回転表示から停止表示へ移行する。この場合は、ストップスイッチ(50)の押下時に停止操作信号が出力されるので、何の支障もなく、スムーズに遊技を進行させることができる。
この場合は、ストップスイッチ(50)の押下時も、離反時も、図柄表示手段(41)が回転表示から停止表示へ移行しない。したがって、遊技者は、ストップスイッチ(50)の押下時も離反時も、いずれの場合も、停止表示不能期間であることを認識することができる。そして、いわゆる目押しができる操作タイミングであるストップスイッチ(50)の押下時及び離反時のいずれも停止表示不能期間であるため、停止表示へ移行せずに、停止操作信号を出力しないものである。これは、再度のストップスイッチ(50)の操作により、新たな目押しの機会を付与すべく、今回の操作では停止操作信号を出力しないものである。このように、あまりにも早い段階で、ストップスイッチ(50)の押下及び離反が行われた場合は、いずれの操作も有効とならず、著しく、遊技の進行が進められることを防止することができる。そして、遊技の回転が著しく速くなることを回避することができる。結果として、著しく射幸心を煽るようなことを回避することができるものである。
(特徴点) 請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を回転表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段(41)、遊技者の操作を契機として前記図柄表示手段(41)を停止表示から回転表示へ移行させるための操作スイッチとしての変動表示開始手段(31)、遊技者の操作を契機に複数の前記図柄表示手段(41)を回転表示から停止表示へ移行させるための操作スイッチとして前記図柄表示手段(41)に対応する複数の変動表示停止手段(51)、前記変動表示開始手段(31)の操作を契機として、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の当選した図柄(61)(当選図柄(61))からなる前記当選役に当選した場合には、前記図柄表示手段(41)の停止表示が前記当選役に応じて予め定められた前記当選図柄(61)の表示態様になることにより入賞となって賞品としての遊技媒体が払い出されて、当該遊技が終了するように機能させるための遊技機(10)用プログラムにおいて、前記遊技機(10)を、前記変動表示停止手段(51)の操作に基づいて、前記図柄表示手段(41)を回転表示から停止表示へ移行させるための停止操作信号を出力する停止操作信号出力手段(120)、1の前記図柄表示手段(41)の前記変動表示停止手段(51)が操作されたとき、その図柄表示手段(41)の回転表示から停止表示へ移行するまで、他の図柄表示手段(41)の前記変動表示停止手段(51)の操作を不能とする停止表示不能期間を設定する停止表示不能期間設定手段(150)として機能させ、前記停止操作信号出力手段(120)を、前記変動表示開始手段(31)が操作されて前記図柄表示手段(41)が回転表示を開始した後、前記変動表示停止手段(51)が操作された場合、前記変動表示停止手段(51)を遊技者の手で押下した時(押下時)が前記停止表示不能期間でなければ前記停止操作信号を出力し、前記変動表示停止手段(51)の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ遊技者が前記変動表示停止手段(51)から手を離した時(離反時)が停止表示不能期間でなければ、前記離反時に前記停止操作信号を出力し、前記変動表示停止手段(51)の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ前記変動表示停止手段(51)の前記離反時も停止表示不能期間であれば、前記停止操作信号を出力しないように機能させるための遊技機用プログラムである。
(請求項3)
(特徴点) 請求項3記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を回転表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段(41)、遊技者の操作を契機として前記図柄表示手段(41)を停止表示から回転表示へ移行させるための操作スイッチとしての変動表示開始手段(31)、遊技者の操作を契機に複数の前記図柄表示手段(41)を回転表示から停止表示へ移行させるための操作スイッチとして前記図柄表示手段(41)に対応する複数の変動表示停止手段(51)、前記変動表示開始手段(31)の操作を契機として、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の当選した図柄(61)(当選図柄(61))からなる前記当選役に当選した場合には、前記図柄表示手段(41)の停止表示が前記当選役に応じて予め定められた前記当選図柄(61)の表示態様になることにより入賞となって賞品としての遊技媒体が払い出されて、当該遊技が終了するように機能させるための遊技機(10)用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記遊技機(10)を、前記変動表示停止手段(51)の操作に基づいて、前記図柄表示手段(41)を回転表示から停止表示へ移行させるための停止操作信号を出力する停止操作信号出力手段(120)、1の前記図柄表示手段(41)の前記変動表示停止手段(51)が操作されたとき、その図柄表示手段(41)の回転表示から停止表示へ移行するまで、他の図柄表示手段(41)の前記変動表示停止手段(51)の操作を不能とする停止表示不能期間を設定する停止表示不能期間設定手段(150)として機能させ、前記停止操作信号出力手段(120)を、前記変動表示開始手段(31)が操作されて前記図柄表示手段(41)が回転表示を開始した後、前記変動表示停止手段(51)が操作された場合、前記変動表示停止手段(51)を遊技者の手で押下した時(押下時)が前記停止表示不能期間でなければ前記停止操作信号を出力し、前記変動表示停止手段(51)の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ遊技者が前記変動表示停止手段(51)から手を離した時(離反時)が停止表示不能期間でなければ、前記離反時に前記停止操作信号を出力し、前記変動表示停止手段(51)の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ前記変動表示停止手段(51)の前記離反時も停止表示不能期間であれば、前記停止操作信号を出力しないように機能させるための遊技機(10)用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、ストップスイッチの操作が有効にならない期間に操作した場合の操作性を向上し、キャンセルされる煩わしさを減らし、遊技のスムーズな進行を促進して、最短の遊技時間を確保し、遊技者の苛立ちを回避して、ストップスイッチの破壊を減らすことが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、ストップスイッチの操作が有効にならない期間に操作した場合の操作性を向上し、キャンセルされる煩わしさを減らし、遊技のスムーズな進行を促進して、最短の遊技時間を確保し、遊技者の苛立ちを回避して、ストップスイッチの破壊を減らすことが可能な遊技機用プログラムを提供することができる。
(遊技機10) 遊技機10は、正面に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11を有する。この筐体11の正面開口部の向かって左縁側には、筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14がヒンジにより軸支されている。前記前扉14の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。また、前扉14の下部には、入賞した際、遊技者に遊技メダルを払い出すための払い出し口32が形成され、この払い出し口32の下には、払い出された遊技メダルを貯留するため上方に開口する皿状の払い出し皿33が形成されている。
なお、ここで、「前面」や「前方向」や「手前方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機Sの正面側の前に遊技機Sの方に顔を向けて座って、或いは、立っているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、遊技機Sの奥から正面へ向かう方向を意味する。
また、「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機Sの正面側に遊技機Sの方を向いて位置しているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機Sの正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機Sの前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカー等の報知手段66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(1)遊技制御手段27
(2)当選抽選手段110
(3)停止表示不能期間設定手段150
(4)停止操作信号出力手段120
また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
前記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、前記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段) 前記制御装置20の入力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(変動表示開始手段31)
(5)ストップスイッチ50(変動表示停止手段51)
なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(出力手段) 前記制御装置20の出力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(2)リールユニット60(回転リール40(図柄表示手段41)、モータードライバ62及び駆動モーター63)
(3)報知手段66(スピーカー67、報知ランプ69、表示装置68及び停止表示不能期間報知装置160)
なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 前記投入スイッチ15は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(精算スイッチ17) 前記精算スイッチ17は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、遊技者の操作を契機として図柄表示手段41としての回転リール40を停止表示から回転表示へ移行させるための変動表示開始手段31として機能するものである。このスタートスイッチ30は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、遊技者の停止操作を契機として、前記図柄表示手段41の回転表示を停止表示へ移行させるための変動表示停止手段51として機能するものである。このストップスイッチ50は、遊技者により複数個の図柄表示手段41としての回転リール40を別個独立に停止操作が可能なものであって、リールユニット60の駆動モーターの回転を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図3に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作を行うことにより、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(リールユニット60(回転リール40、モータードライバ62及び駆動モーター63)) 前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41としての回転リール40を備えているものである。この回転リール40は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状のものである。そして、リールユニット60には、3個の駆動モーター63が、基体としての枠体に固定或いは支持されている。そして、各々の駆動モーター63の回転駆動軸には、三個の回転リール40の回転中心軸が固定されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、突出している突出片状のいわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、駆動モーター63により、回転を開始した後、前記スタートインデックスを光センサー等により検知してからの回転角度を認識することで、現在の回転位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。この光センサーは、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、突出片状のスタートインデックスが移動することにより、発光素子からの光が遮断され、スタートインデックスの位置を検知可能なものである。
(遊技制御手段27) 前記遊技制御手段27は、遊技を行わせるためのものである。すなわち、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には、スタートスイッチ30を操作すると、前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60を駆動させ、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を遊技者が操作すると、当該対応する回転リール40の回転を停止させる。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転を全て停止させる。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、遊技メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
(持ち越し可当選役、持ち越し不可当選役) 前記当選役は、当選抽選手段110で当選した遊技で入賞しない場合に、当選した権利を次の遊技に持ち越すことができる持ち越し可当選役と、当選抽選手段110で当選した遊技で入賞しない場合に、当選した権利を次の遊技に持ち越すことができない持ち越し不可当選役とを備えている。具体的には、持ち越し可当選役としては、上述した特別当選役(セブン)である。持ち越し不可当選役としては、小役当選役(スイカ、チェリー、ベル)と、再遊技(リプレイ)とから構成されている。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止位置の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中(停止位置の図柄も含めて全部で5個の図柄)に、対応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、停止位置の図柄及びかかる4個の引き込み可能図柄61の中(全部で5個の図柄)に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。また、いずれの当選フラグも成立していない場合には、入賞図柄の入賞確定は不可能となるように設定されている。すなわち、いずれの当選フラグも成立していない場合には、蹴飛ばし設定により、入賞図柄が、所定の入賞有効ライン上に揃わないような位置に停止する、いわゆる蹴飛ばされる。
(停止テーブルによるテーブル停止制御)
本実施の形態では、上述したように判断停止制御を使用しているが、以下に記載するような、いわゆる停止テーブルを使用するテーブル停止制御を行っても良い。このテーブル停止制御は、停止制御として、停止テーブルを使用するもので、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄が順に青セブン、青セブン、青セブンと停止することにより、所定の当選役に入賞するように設定されている。そして、かかる当選役の当選フラグが成立している場合に、右側回転リール45での基準位置での停止操作位置がNo6であるとき、選択された停止テーブルのNo6の位置から3コマ後に青セブンが位置して、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その基準位置には、No6の図柄から3コマだけ回転移動して青セブンの当選図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されている。そして、当選役スイカの当選の場合の停止テーブルのように、各当選役が当選しているときの停止テーブルや、ハズレの場合の停止テーブルが予め用意されてあり、当選抽選手段110の抽選結果によって、所定の停止テーブルが選択されるものである。
前記当選抽選手段110は、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル記憶手段113
(4)当選判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(当選乱数抽出手段112) 前記当選乱数抽出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(停止表示不能期間設定手段150) 前記停止表示不能期間設定手段150は、停止表示不能期間を設定するものである。この停止表示不能期間とは、1の図柄表示手段41のストップスイッチ50が操作されたとき、その図柄表示手段41の回転表示から停止表示へ移行するまで、他の図柄表示手段41のストップスイッチ50の操作を不能とする期間である。
そして、第2回目の停止表示不能期間は、遊技者により選択されて第2番目に停止操作する、いわゆる第2停止ストップスイッチの停止操作が行われたとき(具体的には、押下時又は離反時に停止操作信号が出力されたとき)、その第2停止ストップスイッチに対応する回転リール40が回転表示から停止表示へ移行するまでの期間である。この第2回目の停止表示不能期間は、遊技者により選択された第3番目に停止操作する、いわゆる第3停止ストップスイッチの操作を不能とするものである。
そして、この第1回目及び第2回目の停止表示不能期間は、いずれも停止操作信号が出力されたときから、対応する回転リール40が回転表示から停止表示へ移行するまでの時間である。この時間を、停止表示不能期間設定手段150は、予め計測されているデータとして記憶しているものである。そして、停止表示不能期間設定手段150は、内部にタイマー機構を有し、停止操作信号の入力とともに、予め設定した停止表示不能期間のカウントを開始し、所定の時間の経過により、停止表示不能期間のカウントを終了する。そして、停止表示不能期間設定手段150は、停止表示不能期間中は、現時点が停止表示不能期間中である旨の信号を、停止操作信号出力手段120に出力するものである。
遊技者がストップスイッチ50を手で押下して、その後、その手を離す(離反)と、ストップスイッチ50からの操作信号Aは、図4、図5及び図6の上部に示すようなものになる。すなわち、ストップスイッチ50の押下時に、操作信号Aは立ち上がり、押下状態を維持すると、操作信号Aはその立ち上がった状態をそのまま維持する。そして、遊技者が手をストップスイッチ50から離すと、操作信号Aは元の状態に立ち下がり、その状態を維持することになる。
前記停止操作信号出力手段120は、スタートスイッチ30が操作されて図柄表示手段41が回転表示を開始した後、ストップスイッチ50が操作された場合、図4に示すように、ストップスイッチ50を遊技者の手で押下した時(押下時)が停止表示不能期間でなければ、押下時に停止操作信号Bを出力する。そして、遊技制御手段27は、かかる停止操作信号Bの入力タイミングに基づいて、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を、図柄表示手段41に対して行うものである。すなわち、かかる停止操作信号Bの入力タイミング時の回転リール40の所定位置から回転上流側に向かって所定図柄(コマ)数(具体的には、5図柄)の範囲の中の図柄を停止図柄の対象とするものである。結果として、かかる停止対象図柄の範囲内に当選抽選手段110の抽選結果、当選した図柄が含まれているときには、かかる当選図柄を入賞有効ライン上に引き込んで停止させるものである。
(演出制御手段26) 前記演出制御手段26は、演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知手段66に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
(遊技機10の動作) 次に、前記構成を備えた遊技機の通常遊技の動作の概略について、図7から図10までに示したフローを用いて説明する。
先ず、図7に示すステップ101において、メダル投入口18から直接、遊技メダルが投入され、或いは、ベットスイッチ16の押下によって予め貯留した貯留メダルから内部投入され、今回の1回の遊技を開始するための条件としての遊技メダルの投入が行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ103において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、図柄表示手段41としての回転リール40が回転を開始する。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、遊技者により第1番目に停止操作されたストップスイッチ50、いわゆる第1停止ストップスイッチが、遊技者の手によって押下される。そして、次のステップ106に進む。なお、この第1停止ストップスイッチは、遊技者により第1番目に停止操作が行われるストップスイッチ50であって、3個のストップスイッチ50のうち、左側、中央、右側のいずれでも良いものである。
ステップ107において、第1停止ストップスイッチに対応する第1番目の回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、停止操作信号出力手段120により、第2停止ストップスイッチの押下時は、停止表示不能期間であるか否かが判定される。そして、第2停止ストップスイッチの押下時は、停止表示不能期間でないと判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ110において、遊技制御手段27により、かかる停止操作信号に基づいて、第2停止ストップスイッチに対応する第2番目の回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ121(図8)に進む。
ステップ121において、停止操作信号出力手段120により、第3停止ストップスイッチの押下時は、停止表示不能期間であるか否かが判定される。そして、第3停止ストップスイッチの押下時は、停止表示不能期間でないと判定された場合、次のステップ122に進む。
ステップ123において、遊技制御手段27により、かかる停止操作信号に基づいて、第3停止ストップスイッチに対応する第3番目の回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ124に進む。
ステップ124において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ125に進む。
前記ステップ108において、第2停止ストップスイッチの押下時は、図5又は図6に示すような停止表示不能期間であると判定された場合、次のステップ131に進む。
ステップ131において、遊技者の手が、第2停止ストップスイッチから手が離れて、いわゆる離反の状態となる。そして、次のステップ132に進む。
ステップ132において、遊技者の手が、第2停止ストップスイッチから手が離れた離反時は、停止表示不能期間であるか否かが、停止操作信号出力手段120により判定される。そして、かかる離反時が停止表示不能期間でないと判定された場合、次のステップ133に進む。
ステップ134において、遊技制御手段27により、かかる停止操作信号に基づいて、第2停止ストップスイッチに対応する第2番目の回転リール40の回転停止の処理が行われる。そして、次のステップ121(図8)に進む。
前記ステップ132において、遊技者の手が、図6に示すように、第2停止ストップスイッチから手が離れた離反時が停止表示不能期間であると判定された場合、次のステップ130に進む。
前記ステップ121において、第3停止ストップスイッチの押下時は、図5又は図6に示すような停止表示不能期間であると判定された場合、次のステップ141に進む。
ステップ141において、遊技者の手が、第3停止ストップスイッチから手が離れて、いわゆる離反の状態となる。そして、次のステップ142に進む。
ステップ143において、停止操作信号出力手段120により、図5に示すように、第3停止ストップスイッチの離反時と略同一のタイミングで、停止操作信号が出力される。そして、次のステップ144に進む。
ステップ144において、遊技制御手段27により、かかる停止操作信号に基づいて、第3停止ストップスイッチに対応する第3番目の回転リール40の回転停止の処理が行われる。そして、次のステップ124に進む。
ステップ140において、図6に示すように、遊技者による第3停止ストップスイッチの停止操作で、押下時及び離反時のいずれからも停止操作信号は出力されない。結果として、第3停止ストップスイッチの停止操作は、キャンセルされたこととなる。そして、次のステップ121に進む。
前記ステップ124において、入賞していなと判定された場合、今回の1回の当該遊技が終了する。
ステップ200において、当選抽選手段110の当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が当選乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル記憶手段113の当選判定テーブルの当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、当選抽選処理が終了する。
上述したステップ107、ステップ110、ステップ123、ステップ134及びステップ144の回転リール40の回転停止処理について、図10を用いて説明する。
ステップ500において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。この蹴飛ばしの設定は、全ての入賞有効ライン上で、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて不当入賞が発生しないように全ての停止操作タイミングにおいて、設定されているものである。これは、遊技制御手段27が、当選抽選手段110により当選した当選図柄61以外の入賞が成立しないような表示態様となる停止を、当選図柄61の入賞成立に優先させて制御しているものである。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ501に進む。
ステップ502において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ503に進む。
ステップ503において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
ステップ504において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ505に進む。
ステップ505において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ503に進む。
前記ステップ504において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ503に進む。
前記ステップ502において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ500に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ500乃至ステップ505で説明しているが、この例は、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
また、停止操作信号出力手段120は、第2停止ストップスイッチの押下時、或いは、第3停止ストップスイッチの押下時が停止表示不能期間であり、且つ、第2停止ストップスイッチ或いは第3停止ストップスイッチのストップスイッチ50から手を離した離反時が停止表示不能期間でなければ、図5に示すように、前記離反時に停止操作信号を出力する。このため、かかるストップスイッチ50からの離反時の操作タイミングで、回転リール40が回転表示から停止表示へ移行する。この場合は、遊技者が手でストップスイッチ50を押下した瞬間に、図柄表示手段41としての回転リール40が停止表示へ移行しないため、遊技者は、その瞬間に押下時が停止表示不能期間であることを認識することができる。そして、遊技者は、そのまま手でストップスイッチ50を押下した状態のまま、目押しを行い、ストップスイッチ50から手を離した離反時に、回転リール40を回転表示から停止表示へ移行させることができるものである。これは、ストップスイッチ50の押下がキャンセルされて、手を離した後、再度、押下しなければならないようなものと比較して、遊技者の動作が1ステップ減ることになる。これにより、そのようなものと比較して、前記ストップスイッチ50の操作性を向上させることができ、前記ストップスイッチ50の操作がキャンセルされる煩わしさを減らすことができ、遊技の進行をスムーズにすることができる。そして、遊技者の操作を、ストップスイッチ50を押下して、キャンセルされた場合、手を離して、再度、押下するようなものと比較して、かかる条件下における遊技時間を最短にすることができ、遊技者の苛立ちを回避することができて、ストップスイッチ50が連打や強打により破壊されるようなことを回避することができる。
この場合は、前記ストップスイッチ50の押下時も、離反時も、図柄表示手段41が回転表示から停止表示へ移行しない。したがって、遊技者は、前記ストップスイッチ50の押下時も離反時も、いずれの場合も、停止表示不能期間であることを認識することができる。そして、ストップスイッチ50の押下時及び離反時のいずれも停止表示不能期間であるため、停止表示へ移行せずに、停止操作信号を出力しないものである。これは、再度のストップスイッチ50の操作により、新たな目押しの機会を付与すべく、今回の操作では停止操作信号を出力しないものである。このように、前のストップスイッチ50の停止操作の後、あまりにも早い段階で、ストップスイッチ50の押下及び離反が行われた場合は、いずれの操作も有効とならず、著しく、遊技の進行が進められることを防止することができる。そして、遊技の回転が著しく速くなることを回避することができる。結果として、著しく射幸心を煽るようなことを回避することができるものである。
この遊技機10は、以下の(1)及び(2)により構成される遊技機用プログラムによって制御することができる。
(1)遊技機(10)を、複数の図柄(61)を回転表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段(41)、遊技者の操作を契機として前記図柄表示手段(41)を停止表示から回転表示へ移行させるための操作スイッチとしての変動表示開始手段(31)、遊技者の操作を契機に複数の前記図柄表示手段(41)を回転表示から停止表示へ移行させるための操作スイッチとして前記図柄表示手段(41)に対応する複数の変動表示停止手段(51)、前記変動表示開始手段(31)の操作を契機として、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の当選した図柄(61)(当選図柄(61))からなる前記当選役に当選した場合には、前記図柄表示手段(41)の停止表示が前記当選役に応じて予め定められた前記当選図柄(61)の表示態様になることにより入賞となって賞品としての遊技媒体が払い出されて、当該遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラム。
また、この図柄表示手段41は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール40を用い、この回転リール40の回転を制御するようにして形成することができる。また、この図柄表示手段41は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成することもできる。
ここで、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機10を制御しようとする場合には、「遊技制御手段」は、当選抽選手段110の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与するものである。また、かかる場合には、遊技制御手段は、例えば、ホッパーユニット65を駆動させて遊技者に対して現実の遊技メダルの払い出しを行うように形成することができる。
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 前扉 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル投入口 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
25 演出データ記憶手段 26 演出制御手段
27 遊技制御手段 30 スタートスイッチ
31 変動表示開始手段 32 払い出し口
33 払い出し皿 40 回転リール
41 図柄表示手段 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 50 ストップスイッチ
51 変動表示停止手段 60 リールユニット
61 図柄 62 モータードライバ
63 駆動モーター 64 ステッピングモーター
65 貯留払い出し手段 66 報知手段
67 スピーカー 68 表示装置
69 報知ランプ 110 当選抽選手段
111 当選乱数発生手段 112 当選乱数抽出手段
113 当選判定テーブル記憶手段 114 当選判定手段
120 停止操作信号出力手段 150 停止表示不能期間設定手段
160 停止表示不能期間報知装置
Claims (3)
- 複数の図柄を回転表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段と、
遊技者の操作を契機として前記図柄表示手段を停止表示から回転表示へ移行させるための操作スイッチとしてのスタートスイッチと、
遊技者の操作を契機に複数の前記図柄表示手段を回転表示から停止表示へ移行させるための操作スイッチとして前記図柄表示手段に対応する複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチの操作を契機として、前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段とを備え、
遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の当選した図柄(以下、「当選図柄」という。)からなる前記当選役に当選した場合には、前記図柄表示手段の停止表示が前記当選役に応じて予め定められた前記当選図柄の表示態様になることにより入賞となって賞品としての遊技媒体が払い出されて、当該遊技が終了するように設定された遊技機において、
前記ストップスイッチの操作に基づいて、前記図柄表示手段を回転表示から停止表示へ移行させるための停止操作信号を出力する停止操作信号出力手段と、
1の前記図柄表示手段の前記ストップスイッチが操作されたとき、その図柄表示手段の回転表示から停止表示へ移行するまで、他の図柄表示手段の前記ストップスイッチの操作を不能とする停止表示不能期間を設定する停止表示不能期間設定手段とを備え、
前記停止操作信号出力手段は、
前記スタートスイッチが操作されて前記図柄表示手段が回転表示を開始した後、前記ストップスイッチが操作された場合、
前記ストップスイッチを遊技者の手で押下した時(以下、「押下時」という。)が前記停止表示不能期間でなければ前記停止操作信号を出力し、
前記ストップスイッチの前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ遊技者が前記ストップスイッチから手を離した時(以下、「離反時」という。)が停止表示不能期間でなければ、前記離反時に前記停止操作信号を出力し、
前記ストップスイッチの前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ前記ストップスイッチの前記離反時も停止表示不能期間であれば、前記停止操作信号を出力しないことを特徴とする遊技機。 - 遊技機を、
複数の図柄を回転表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段、
遊技者の操作を契機として前記図柄表示手段を停止表示から回転表示へ移行させるための操作スイッチとしての変動表示開始手段、
遊技者の操作を契機に複数の前記図柄表示手段を回転表示から停止表示へ移行させるための操作スイッチとして前記図柄表示手段に対応する複数の変動表示停止手段、
前記変動表示開始手段の操作を契機として、前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段として機能させ、
遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の当選した図柄(以下、「当選図柄」という。)からなる前記当選役に当選した場合には、前記図柄表示手段の停止表示が前記当選役に応じて予め定められた前記当選図柄の表示態様になることにより入賞となって賞品としての遊技媒体が払い出されて、当該遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムにおいて、
前記遊技機を、
前記変動表示停止手段の操作に基づいて、前記図柄表示手段を回転表示から停止表示へ移行させるための停止操作信号を出力する停止操作信号出力手段、
1の前記図柄表示手段の前記変動表示停止手段が操作されたとき、その図柄表示手段の回転表示から停止表示へ移行するまで、他の図柄表示手段の前記変動表示停止手段の操作を不能とする停止表示不能期間を設定する停止表示不能期間設定手段として機能させ、
前記停止操作信号出力手段を、
前記変動表示開始手段が操作されて前記図柄表示手段が回転表示を開始した後、前記変動表示停止手段が操作された場合、
前記変動表示停止手段を遊技者の手で押下した時(以下、「押下時」という。)が前記停止表示不能期間でなければ前記停止操作信号を出力し、
前記変動表示停止手段の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ遊技者が前記変動表示停止手段から手を離した時(以下、「離反時」という。)が停止表示不能期間でなければ、前記離反時に前記停止操作信号を出力し、
前記変動表示停止手段の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ前記変動表示停止手段の前記離反時も停止表示不能期間であれば、前記停止操作信号を出力しないように機能させるための遊技機用プログラム。 - 遊技機を、
複数の図柄を回転表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段、
遊技者の操作を契機として前記図柄表示手段を停止表示から回転表示へ移行させるための操作スイッチとしての変動表示開始手段、
遊技者の操作を契機に複数の前記図柄表示手段を回転表示から停止表示へ移行させるための操作スイッチとして前記図柄表示手段に対応する複数の変動表示停止手段、
前記変動表示開始手段の操作を契機として、前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段として機能させ、
遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の当選した図柄(以下、「当選図柄」という。)からなる前記当選役に当選した場合には、前記図柄表示手段の停止表示が前記当選役に応じて予め定められた前記当選図柄の表示態様になることにより入賞となって賞品としての遊技媒体が払い出されて、当該遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記遊技機を、
前記変動表示停止手段の操作に基づいて、前記図柄表示手段を回転表示から停止表示へ移行させるための停止操作信号を出力する停止操作信号出力手段、
1の前記図柄表示手段の前記変動表示停止手段が操作されたとき、その図柄表示手段の回転表示から停止表示へ移行するまで、他の図柄表示手段の前記変動表示停止手段の操作を不能とする停止表示不能期間を設定する停止表示不能期間設定手段として機能させ、
前記停止操作信号出力手段を、
前記変動表示開始手段が操作されて前記図柄表示手段が回転表示を開始した後、前記変動表示停止手段が操作された場合、
前記変動表示停止手段を遊技者の手で押下した時(以下、「押下時」という。)が前記停止表示不能期間でなければ前記停止操作信号を出力し、
前記変動表示停止手段の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ遊技者が前記変動表示停止手段から手を離した時(以下、「離反時」という。)が停止表示不能期間でなければ、前記離反時に前記停止操作信号を出力し、
前記変動表示停止手段の前記押下時が前記停止表示不能期間であり、且つ前記変動表示停止手段の前記離反時も停止表示不能期間であれば、前記停止操作信号を出力しないように機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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