JP2007195495A - 作業機 - Google Patents

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JP2007195495A JP2006019900A JP2006019900A JP2007195495A JP 2007195495 A JP2007195495 A JP 2007195495A JP 2006019900 A JP2006019900 A JP 2006019900A JP 2006019900 A JP2006019900 A JP 2006019900A JP 2007195495 A JP2007195495 A JP 2007195495A
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Toshiro Nagai
敏郎 長井
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】駆動輪の車軸を支持するボスの耐久性の向上を図る。
【解決手段】左右一対のクローラ10の駆動輪9を機体フレーム1のミッションケース18に固定の左右一対のホイルパイプに軸装した夫々の車軸の先端に固定し、ホイルパイプは機体フレーム1の走行フレーム5の上面に設けた支持ステー20により支持し、該支持ステー20は、正面視左右一対の縦板21、22により形成し、前記内側の内縦板22は前記走行フレーム5の内側側面に夫々固定し、前記外側の外縦板21は各走行フレーム5の外側側面24より内側の上面に夫々固定し、前記外縦板21と駆動輪9の間に所定の間隔Sを夫々形成し、間隔S内のホイルパイプの先端に軸受および軸付シールを有するボス26を夫々設けた作業機。
【選択図】図5

Description

本発明は、作業機、特に、コンバインの走行装置に係るものである。
従来、略水平の横枠と縦枠とを組合せて構成した機体フレームの下方に、左右一対のクローラを有する走行装置を設け、前記クローラは左右一対の前後方向の走行フレームに設けた転輪と駆動輪とアイドルローラの外周に掛け回し、前記駆動輪は、機体フレームに搭載したミッションケースに固定の左右一対のホイルパイプに軸装した夫々の車軸の先端に固定し、ミッションケースと駆動輪との間のホイルパイプの中間部は前記走行フレームの上面に設けたホイルパイプ支持ステーにより支持し、該ホイルパイプ支持ステーは、正面視左右一対の縦板により形成し、各縦板の夫々を走行フレームの左右側面に夫々当接固定させた構成は公知である(特許文献1)
特開2005−304415号公報
前記公知例は、ホイルパイプの中間部を支持するホイルパイプ支持ステーの縦板と縦板の夫々を走行フレームの左右側面に夫々当接固定させているために、縦板と駆動輪との間の間隔が狭くなって、ブッシュにより形成した軸受で車軸を支持し、軸受の耐久性が低下するという課題がある。
即ち、コンバインはトラックへの積載等の理由から、予め、所定の左右幅で組立てられ、左右の駆動輪および走行フレームの間隔も、走行安定性を確保するために予め所定の左右幅に設定されているから、駆動輪の周辺の空間は狭く、軸受および軸付シールを有するボスを取付ける取付スペースがなかったのである。
本願は、駆動輪やホイルパイプの取付や配置を工夫し、高品質の軸受を使用できるようにしたものである。
本発明は、機体フレーム(1)の下方に、左右一対のクローラ(10)を有する走行装置(4)を設け、前記各クローラ(10)を駆動する駆動輪(9)は、前記機体フレーム(1)に搭載したミッションケース(18)に固定の左右一対のホイルパイプ(17)に軸装した夫々の車軸(16)の先端に固定し、ミッションケース(18)と駆動輪(9)との間のホイルパイプ(17)の中間部は前記機体フレーム(1)側に取付けた前後方向の左右一対の走行フレーム(5)の上面に設けたホイルパイプ支持ステー(20)により支持し、該ホイルパイプ支持ステー(20)は、正面視左右一対の縦板(21)、(22)により形成し、前記内側の内縦板(22)は前記走行フレーム(5)の内側側面(23)に夫々固定し、前記外側の外縦板(21)は各走行フレーム(5)の外側側面(24)より内側の上面(25)に夫々固定し、前記外縦板(21)と駆動輪(9)の間に所定の間隔(S)を夫々形成し、間隔(S)内のホイルパイプ(17)の先端に軸受(40)および軸付シール(41)を有するボス(26)を夫々設けた作業機としたものであり、原動機の動力を伝達して左右の駆動輪9を回転させ、左右の駆動輪9はクローラ10を回転させて機体を走行させる。
駆動輪9を取付けた車軸16はホイルパイプ17に軸装されて支持され、ホイルパイプ17は走行フレーム5に設けたホイルパイプ支持ステー20により支持され、ホイルパイプ支持ステー20は、左右一対の縦板21、縦板22により形成され、内縦板22は走行フレーム5の内側側面23に固定し、外側の外縦板21は走行フレーム5の外側側面24より内側の上面25に固定しているから、駆動輪9と縦板21との間に所定の間隔Sを形成することができ、間隔S内のホイルパイプ17の先端に軸受40および軸付シール41を有するボス26を設けられ、車軸16は軸受40により支持される。
したがって、ボス26の耐摩耗性が向上し、車軸16を確実に支持する。
本発明は、前記ホイルパイプ支持ステー(20)の外縦板(21)は、該外縦板(21)の下部に切欠き(28)を形成し、切欠き(28)の切欠き面を走行フレーム(5)の外側側面(24)より内側の上面(25)および前面(29)の両方に夫々当接固定した作業機としたものであり、外縦板21の下部の切欠き28の上側切欠き面を走行フレーム5の外側側面24より内側の上面25に当接させて固定し、切欠き28の前側切欠き面を走行フレーム5の前面29に固定する。
請求項1の発明では、ホイルパイプ支持ステー20を工夫することにより、クローラ10の外れ防止用突起14に当接しない範囲の間隔Sを確保でき、軸受40および軸付シール41を有するボス26を配置でき、ボス26の支持強度および耐久性を向上させる。特に、軸付シール41の耐摩耗性が向上する。
請求項2の発明では、ホイルパイプ支持ステー20の取付強度を確保しつつ、ボス26の取付スペースを確保でき、合理的な構成にできる。
本発明の一実施例をコンバインの例にて図面により説明すると、1はコンバイン等の作業機の機体フレームであり、略水平の横枠2と縦枠3とを組合せて構成し、該機体フレーム1の下方位置には走行装置4を設ける。
前記走行装置4は、左右一対の走行フレーム5を所定の間隔を置いて連結フレーム7により連結し、連結フレーム7は取付部材8により機体フレーム1に固定し、走行フレーム5の前側に設けた駆動輪9と、走行フレーム5の後側に設けたアイドルローラ11と、駆動輪9とアイドルローラ11の間に設けた転輪12との夫々の外周にはクローラ10を夫々掛け回して構成している。12Aは転輪12の内の上下に揺動する揺動転輪である。
実施例の走行フレーム5は、下側フレーム5Aと上側フレーム5Bとにより構成している。
また、実施例の左右の走行フレーム5は機体フレーム1に固定しているが、所謂、ローリング機構により機体フレーム1に対して上下するように設けてもよい。
しかして、前記駆動輪9は、歯車状に歯(図示省略)を有して形成し、駆動輪9の歯はクローラ10の内周面に設けた外れ防止用突起14間のクローラ凹部15内の底部に設けた係合溝に係合して、駆動輪9の駆動力をクローラ10に伝達する。
駆動輪9は、左右一対の車軸16の先端に固定し、車軸16は左右一対のホイルパイプ17に軸装する。ホイルパイプ17の基部は機体フレーム1に搭載したミッションケース18に固定する。ホイルパイプ17の中間部は前記走行フレーム5の上面に設けたホイルパイプ支持ステー20に寄り支持する。ホイルパイプ支持ステー20は、正面視左右一対の縦板21と内縦板22とにより形成し、内側の内縦板22は走行フレーム5の内側側面23に固定し、外側の外縦板21は走行フレーム5の外側側面24より内側の上面25に固定して、前記外縦板21と駆動輪9の間に所定の間隔Sを形成し(図5)、間隔S内のホイルパイプ17の先端に軸受40および軸付シール41を内蔵したボス(収納体)26を設ける。
即ち、従来は単に走行フレーム5上面に設けたホイルパイプ支持ステー20によりホイルパイプ17を支持しているため、前記間隔Sが狭くブッシュ形状のボス26で対応していたが、ホイルパイプ支持ステー20を工夫することにより、クローラ10の外れ防止用突起14に当接しない範囲の間隔Sを確保でき、軸受40および軸付シール41を有するボス26を配置でき、ボス26の支持強度および耐久性を向上させる。また、軸受40および軸付シール41の耐久性が向上する。
この場合、外側の外縦板21は、縦板21の下部に切欠き28を形成し、走行フレーム5の外側側面24より内側の上面25および前面29の両方に固定すると、縦板21(ホイルパイプ支持ステー20)の取付強度を向上させることができて、好適である。
また、実施例では縦板21の切欠き28の下面35Aは走行フレーム5の外側側面24より内側の上面25に、切欠き28の縦面35Bは走行フレーム5の前面29に夫々固定している。
また、外縦板21には上板30を正面視の断面を逆L型形状に連設し、上板30の端縁を内縦板22の外面に溶接等の手段により固定している。
また、内縦板22のの上部はコの字形状に形成してホイルパイプ支持面31および取付部材(図示省略)を取付ける透孔33(図8)を有する取付面34を形成している。
また、ホイルパイプ支持ステー20の内縦板22は、側面視略四角板形状に形成し、内縦板22の下部を走行フレーム5の内側側面23に当接させて固定すると、ホイルパイプ支持ステー20の取付強度を向上させることができて、好適である。
また、軸受40および軸付シール41を有するボス26を採用するに当たり、ホイルパイプ支持ステー20のみを変更すればよいので、走行フレーム5の取付位置や転輪12とアイドルローラ11の取付位置の変更を必要とせず、走行フレーム5や転輪12およびアイドルローラ11等を共用することができ、コストダウンが図れ、好適である。
しかして、ボス26は、駆動輪9より所定間隔Tをおいて内側に位置させると、クローラ10が左右に傾斜して内側の外れ防止用突起14が下降しても、ボス26との接触を防止でき、好適である。
即ち、駆動輪9の歯車の円周方向の歯数を減少させることができ、そのため、駆動輪9の直径を小さくでき、機体全体のレイアウトをコンパクトにできる。
この場合、ボス26はホイルパイプ17の端部に設け、ボス26と駆動輪9との間の車軸16にはカラー36(図11)を設けて、前記ボス26と駆動輪9との間の所定間隔Tを確保するように構成すると(図12)、外れ防止用突起14の下降によるボス26との接触を確実に防止でき、好適である。
また、前記カラー36の外径はホイルパイプ17の外径と略同じにすると、外れ防止用突起14の下降によるカラー36との接触を確実に防止でき、好適である(図13)。
また、前記カラー36は、駆動輪9の内側にカラー部37として一体的に形成しても良い(図14)。
しかして、前記ボス26は、ボス部38内に軸受40を内蔵させ、軸受40の外側を軸付シール41で包囲して形成すると(図13)、駆動輪9に近い位置を軸受40で保持できるので、車軸16のオーバーハング量を少なくでき、また、軸付シール41に掛かる車軸16の負荷を低減できるので、安定したシール機能を発揮させることができる。
また、ボス26は、クローラ10を内側を低く傾斜させて、図15のように、クローラ10の内端がホイルパイプ17の外面に接触するであろう位置に位置したときのクローラ10の下面と、駆動輪9と、ホイルパイプ17の外周とが正面視で形成する略三角形状の空間K内の配置すると(図15は理解を容易にするため空間Kに斜線を示しているが、これにより構成が限定されることはない)、クローラ10とボス26との接触を防止でき、好適である。
特に、端数の少ない小径の駆動輪9を採用して、クローラ10とホイルパイプ17との間のクリアランスの少ない中小型のコンバインで、有効である。
図中、50は走行装置4の上方に設けた脱穀装置、51は脱穀装置50の側方に設けたグレンタンク、52はグレンタンク51の前方に設けた操縦部、53は脱穀装置50の前方に設けた刈取部、54は刈取部支持フレーム、55は刈取上下シリンダ、56は穀稈供給搬送チエンである。
コンバインの側面図。 走行装置のフレームの側面図。 同平面図。 同正面図。 同正面図。 ホイルパイプ支持ステー(内縦板)の側面図。 ホイルパイプ支持ステーの側面図。 ホイルパイプ支持ステーの平面図。 ミッションとホイルパイプの正面図。 ミッションとホイルパイプの正面図(クローラ省略)。 駆動輪付近の正面図。 駆動輪付近の正面図。 駆動輪付近の正面図。 駆動輪にカラーを設けた実施例の正面図。 クローラの傾斜状態正面図。
符号の説明
1…機体フレーム、2…横枠、3…縦枠、4…走行装置、5…走行フレーム、9…駆動輪、10…クローラ、14…外れ防止用突起、16…車軸、17…ホイルパイプ、18…ミッションケース、20…ホイルパイプ支持ステー、21…外側縦板、22…内側縦板、23…内側側面、24…外側側面、25…上面、26…ボス、28…切欠き、29…前面、36…カラー、37…カラー部、38…ボス部、40…軸受、41…軸付シール。

Claims (2)

  1. 機体フレーム(1)の下方に、左右一対のクローラ(10)を有する走行装置(4)を設け、前記各クローラ(10)を駆動する駆動輪(9)は、前記機体フレーム(1)に搭載したミッションケース(18)に固定の左右一対のホイルパイプ(17)に軸装した夫々の車軸(16)の先端に固定し、ミッションケース(18)と駆動輪(9)との間のホイルパイプ(17)の中間部は前記機体フレーム(1)側に取付けた前後方向の左右一対の走行フレーム(5)の上面に設けたホイルパイプ支持ステー(20)により支持し、該ホイルパイプ支持ステー(20)は、正面視左右一対の縦板(21)、(22)により形成し、前記内側の内縦板(22)は前記走行フレーム(5)の内側側面(23)に夫々固定し、前記外側の外縦板(21)は各走行フレーム(5)の外側側面(24)より内側の上面(25)に夫々固定し、前記外縦板(21)と駆動輪(9)の間に所定の間隔(S)を夫々形成し、間隔(S)内のホイルパイプ(17)の先端に軸受(40)および軸付シール(41)を有するボス(26)を夫々設けた作業機。
  2. 請求項1において、前記ホイルパイプ支持ステー(20)の外縦板(21)は、該外縦板(21)の下部に切欠き(28)を形成し、切欠き(28)の切欠き面を走行フレーム(5)の外側側面(24)より内側の上面(25)および前面(29)の両方に夫々当接固定した作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235761A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Kubota Corp コンバイン

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