JP2007194808A - 携帯通信端末及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】一連の画像処理中に着信を受け付けることができる携帯通信端末を提供する。
【解決手段】携帯電話機1では、カメラ8により撮像画像が取得されると、制御部13によりこの撮像画像に施す画像処理の処理内容を複数の処理単位に分割し、当該分割された分割処理毎に画像処理を行う。この分割処理が完了する毎に制御部13において着信の有無を判別し、着信したと判別された場合、前記分割処理の実行中に通話処理を割り込みで実行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像画像の画像処理が可能な携帯通信端末及び画像処理中に他の処理を割込実行させるプログラムに関する。
デジタルカメラにおいては、撮像画像に対し、撮像角度によって生じる画像の歪みを補正する台形補正処理が可能となっている。この台形補正処理は一連の処理として中断することなく処理される。
一方、カメラ機能付きの携帯電話機も広く普及しており、上記の台形補正処理のようなデジタルカメラで使用されている各種画像処理機能の搭載が望まれている。
しかし、台形補正処理のように有る程度の処理時間を要する機能を携帯電話機へ搭載するにあたっては、処理中に着信した場合についても考慮しなければならない。すなわち、デジタルカメラでは一連の処理として連続的に行われるものであったところ、携帯電話機では着信時には画像処理を中断してでも通話処理を優先する必要がある。
従来から、例えばアドレス帳の登録データ等のデータ編集処理を行っている間に着信が検出されると、データ編集処理において処理中であった登録データを破棄して通話処理のために作業用メモリを解放する構成がとられている(例えば、特許文献1参照)。
これは、データ編集処理で処理中であった登録データを一旦別の待避用メモリに保存して、データ編集処理時に使用していた作業用メモリを通話処理のために明け渡し、通話処理が終了した後、待避用メモリから登録データを読み出してデータ編集処理を続行するというものである。
特開2004−72751号公報
しかしながら、台形補正処理等の画像処理が行われる頻度は少なく、そのために待避用メモリを設けるのはコスト高である。また、近年では携帯電話機の小型化が進んでおり、メモリの設置数は限られている。この限られたメモリを各処理タスクが共有しなければならない状況下にある中、上記のような待避用メモリを設けるのは困難である。
本発明の課題は、一連の画像処理中に着信を受け付けることができる携帯通信端末を提供することである。
請求項1に記載の発明は、携帯通信端末において、
通信回線から着信を受けて通話処理を行う通話処理手段と、
撮像画像に施す画像処理の処理内容を複数の処理単位に分割し、当該分割された処理単位毎に画像処理を施す画像処理手段と、
前記画像処理手段により施される画像処理の前記分割された処理単位毎に通信回線からの着信の有無を判別する判別手段と、
前記判別手段により通信回線から着信したと判別された場合、前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理の実行中に前記通話処理手段により行われる前記通話処理を割り込みで実行させる割込制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯通信端末において、
前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理によって生成された画像処理データ又は前記通話処理手段により行われる前記通話処理に係る通話処理データの何れかを記憶可能な共用記憶手段と、
前記画像処理手段により前記画像処理データが生成されると、前記共用記憶手段に当該画像処理データを記憶させ、さらに前記判別手段により通信回線から着信したと判別された際に前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理の実行中であった場合、前記共用記憶手段に記憶された前記画像処理データ上に前記通話処理手段により行われる前記通話処理に係わる通話処理データを上書き可能とするよう制御する記憶制御手段と、
を更に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の携帯通信端末において、
前記画像処理手段による画像処理が施された処理画像データを記憶するための画像記憶手段を更に備え、
前記記憶制御手段は、前記判別手段により通信回線から着信したと判別された際に前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理が完了していた場合、前記共用記憶手段に記憶された画像処理データを処理画像データとして前記画像記憶手段に記憶させ、前記共用記憶手段に記憶された画像処理データ上に前記通話処理手段により行われる前記通話処理に係わる通話処理データを上書き可能とするように制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の携帯通信端末において、
前記記憶制御手段は、前記画像記憶手段に記憶された処理画像データを圧縮して記憶する保存処理を前記通話処理手段による前記通話処理の終了後に実行することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯通信端末において、
前記割込制御手段は、前記判別手段により通信回線から着信したと判別された際に前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理の実行中であった場合、前記通話手段による前記通話処理を割り込み実行させ、当該通話処理が終了した後に、前記画像処理手段により撮像画像に施す画像処理を再実行させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯通信端末において、
前記画像処理手段が撮像画像に施す画像処理は、撮像角度によって生じる画像の歪を補正する台形補正処理であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、
コンピュータを、
通信回線から着信を受けて通話処理を行う通話処理手段、
撮像画像に施す画像処理の処理内容を複数の処理単位に分割し、当該分割された処理単位毎に画像処理を施す画像処理手段、
前記画像処理手段により施される画像処理の前記分割された処理単位毎に通信回線からの着信の有無を判別する判別手段、
前記判別手段により通信回線から着信したと判別された場合、前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理の実行中に前記通話処理手段により行われる前記通話処理を割り込みで実行させる割込制御手段、
として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1、7に記載の発明によれば、画像処理を複数の処理単位に分割したので、この処理単位毎に着信を受け付けて通話処理を割り込みで実行させることができる。これにより、着信があれば画像処理を中断して速やかに通話処理に移行することができる。
請求項2に記載の発明によれば、画像処理データと通話処理データとで共用記憶手段を共有している状況において、画像処理中に通話処理を割込実行した際に共用記憶手段を通話処理用に使用可能な状態とすることができる。よって、優先する処理に応じた記憶制御を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、画像処理データと通話処理データとで共用記憶手段を共有している状況において、処理単位毎に施される画像処理が完了した後、その画像処理により生成された画像処理データを処理画像データとして保存用の画像記憶手段に記憶させるので、共用記憶手段を通話処理用に解放することができる。
請求項4に記載の発明によれば、処理画像データを圧縮して記憶する保存処理は、割込実行された通話処理の後に行うので、通話処理への移行が迅速になり、処理効率が良い。
請求項5に記載の発明によれば、通話処理後に画像処理を再度初めから行うように制御することができる。これにより、通話後に再度ユーザが画像処理を施すための操作を行う必要がなくなり、操作性が良い。
請求項6に記載の発明によれば、撮像画像に施す画像処理は、撮像角度によって生じる画像の歪を補正する台形補正処理であるので、着信があれば台形補正処理を中断して速やかに通話処理に移行することができる。
本実施形態では、撮像により撮像画像を取得可能な携帯電話機において、当該撮像画像の画像処理中に通話処理の割込制御を行う例を説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施形態における携帯電話機1の外観図を示す。
携帯電話機1は、図1に示すように本体が2分割され、その中央部に設けられた連結機構により折り畳み可能に構成されている、いわゆる折り畳み式の携帯電話機である。
図1(a)に示すように、携帯電話機1を開いたその正面には、2分割された本体の一方にメイン表示部4a、他方にキー入力部5が設けられている。メイン表示部4aの上部には受話スピーカ3が設けられており、キー入力部5の下部には送話マイク6が設けられている。
メイン表示部4aは、操作画面や画像等を表示するディスプレイであり、ユーザが携帯電話機1の操作時に主に使用するディスプレイである。
キー入力部5は、決定操作を行うための決定キー51、カーソル操作を行うための十字キー52、数字、文字等の入力を行うためのテンキー53、通話の開始及び終了を指示するためのオフフックキー(通話開始ボタン)57、オンフックキー(通話終了ボタン)58の他、カメラモード起動のためのカメラキー54、メニュー操作を行うためのメニューキー55等の各種機能キーを備えている。携帯電話機1の側面には、撮像の指示操作を行うための撮像キー56が設けられている。
携帯電話機1の背面には、図1(b)に示すように、サブ表示部4b、カメラ8及びスピーカ9が設けられている。サブ表示部4bは、携帯電話機1を折り畳んだ際に補助的に使用されるディスプレイである。
また、携帯電話機1の側面には、リモートコントローラやイヤホン等の外部機器を接続するための入出力インターフェイス21、メモリカードを接続するためのスロット201が設けられている。
図2に、携帯電話機1の機能的構成を示す。
図2に示すように、携帯電話機1は、アンテナ2を有する無線送受信部11、無線信号処理部12、制御部13、キー入力部5、ドライバ19、メイン表示部4a、サブ表示部4b、ドライバ20、メモリカード7、着信設定記憶部14、システムROM(Read Only Memory)15、音声信号処理部17、送話マイク6、受話スピーカ3、RAM(Random Access Memory)16、ドライバ18、バイブレータ10、スピーカ9、LED(Light Emitting Diode)22、カメラ8、入出力インターフェイス21を備えて構成されている。
無線送受信部11は、制御部13の制御に従って、アンテナ2を介して無線信号の送受信を行う。無線送受信部11は、無線信号処理部12から入力された送信信号をCDMA(Code Division Multiple Access)方式により一次変調し、無線信号を生成する。また、アンテナ2を介して受信された無線信号を一次復調し、その復調された受信信号を無線信号処理部12に出力する。
無線信号処理部12は、制御部13の制御により入力された送信データ(音声データ、メールデータ等)をQPSK方式により変調した送信信号を生成し、無線送受信部11に出力する。一方、無線送受信部11から入力された受信信号を復調し、受信データを生成する。受信データは、制御部13の制御により、音声信号処理部17やRAM16の各部に出力される。
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、ROM15に記憶されている制御プログラムを読み出して各種演算を行うとともに、各部の動作を集中制御する。
例えば、制御部13はROM15から通話処理プログラムを読み出して音声信号処理部17、無線信号処理部12、無線送受信部11等を制御し、着信を受け付けて通話処理を実行する。また、撮像時にはカメラ8により得られた撮像画像の画像処理を実行する。画像処理時には割込制御処理を実行し、着信が有ると通話処理を割り込みで処理する。割込制御処理の詳細については後述する。
キー入力部5は、上述した各種機能キー51〜58を備え、これらのキー操作に応じた操作信号を生成して制御部13に出力する。
ドライバ19は、制御部13の制御に従って、メイン表示部4a、サブ表示部4bの表示動作を駆動制御するものである。なお、メイン表示部4aでは壁紙サイズ(240×320画素)を超える画素数での表示はできないため、壁紙サイズ以上の撮像画像の表示時には、ドライバ19が撮像画像の表示サイズを壁紙サイズ又は携帯サイズ(120×160画素)に変換してメイン表示部4aに出力する。メイン表示部4a、サブ表示部4bは、ドライバ19の制御に従って操作画面等を表示する。
ドライバ20は、メモリカード7に対するデータの読み書きを行う。メモリカード7は、外部記録メモリであり、カメラ8により撮像された撮像画像や、アドレス帳等のバックアップデータ等を記憶させることが可能である。
着信設定記憶部14は、着信時に出力する着信メロディや着信音等の報知音データ、着信時に表示する動画像データ等の各種着信設定データ等を記憶している。
ROM15は、システムプログラムの他、通話処理や台形補正処理等の処理を制御するための各種制御プログラム、プログラムの実行必要なパラメータ、データ等を記憶している。
音声信号処理部17は、送話マイク6及び受話スピーカ3に対する音声の入出力処理を行う。送話マイク6において送話音声に応じた音声信号が生成されると、音声信号処理部17は送話マイク6から入力された音声信号をCELP符号化して無線信号処理部12に出力する。一方、無線信号処理部12からCELP符号化された音声データが入力されると、これを音声信号に変換して受話スピーカ3に出力する。受話スピーカ3では、音声信号に基づいて音声出力を行う。
RAM16は、制御部13により使用されるワークメモリであり、入力されるデータを一時記憶する。RAM16には、制御部13の処理結果や処理に使用するパラメータ等のデータを記憶する作業用メモリ領域164の他、画像データを記憶するためのメモリとして、図3に示す3つのメモリ領域161〜163が準備されている。
表示用メモリ領域161は、メイン表示部4a、サブ表示部4bに表示する操作画面等の表示データを格納するためのものである。
第1メモリ領域162は、カメラ8により取り込まれた撮像画像データ、ユーザの指示によりメモリカード7から読み出されたJPEGの画像データ(以下、ユーザ展開データという)、カメラ8の撮像により動画を録画する或いはその録画された動画を再生する際の動画データを一時的に格納するためのものである。これらのデータは排他的に格納される。つまり、第1メモリ領域162には撮像画像データ、ユーザ展開データ、動画像データ(撮像用)の何れか一のデータしか格納することができず、他のデータを格納するためには既に格納されているデータに上書きしなければならない。
第2メモリ領域163は、台形補正処理等の画像処理が施された処理画像データ、ユーザ展開データ、通話処理中に使用される動画像データ(通話用)を格納するためのものである。第1メモリ領域162と同様にこれらのデータは排他的に格納され、処理画像データ、ユーザ展開データ、動画像データ(通話用)の何れか一種しか同時に格納することができない。
第1メモリ領域162、第2メモリ領域163には各メモリ領域162、163の使用状況を管理するためのフラグを格納するフラグ領域が設けられている。第1メモリ領域162では、メモリ領域内に記憶されているデータが上書き可能であり、第1メモリ領域162の使用が可能な状態である場合にはフラグ「0」、撮像画像データが記憶されており、第1メモリ領域162が使用不可である場合にはフラグ「1」、ユーザ展開データが記憶されており、第1メモリ領域162が使用不可である場合にはフラグ「2」、動画像データ(撮像用)が記憶されており、第1メモリ領域162が使用不可である場合にはフラグ「3」が書き込まれる。
また、第2メモリ領域163においては、メモリ領域内に記憶されているデータが上書き可能であり、第2メモリ領域163が使用可能な状態である場合にはフラグ「0」、処理画像データが記憶されており、第2メモリ領域163が使用不可である場合にはフラグ「1」、ユーザ展開データが記憶されており、第2メモリ領域163が使用不可である場合にはフラグ「2」、動画像データ(通話用)が記憶されており、第2メモリ領域163が使用不可である場合にはフラグ「3」が書き込まれる。
上記フラグが「0」に設定されている場合、各メモリ領域162,163は使用可能な状態とされ、新規データを書き込む際にメモリ領域162、163内に既に記憶されている既存データがある場合には、既存データ上に新規データが上書きされることとなる。一方、フラグが「0」以外のフラグ「1」〜「3」である場合、各メモリ領域162、163は使用不可とされ、既存データ以外のデータの書き込みが禁止される。
ドライバ18は、着信時にバイブレータ10、スピーカ9、LED22を駆動制御するものである。着信時には着信設定記憶部14に記憶されている報知音データに基づいて報知音信号を生成し、スピーカ9に出力する。バイブレータ10はドライバ18の制御により振動し、スピーカ9はドライバ18から入力される報知音の音信号に基づいて報知音の出力を行う。また、LED22はドライバ18の制御に従って着信時に発光し、着信を報知するとともに、カメラ8による撮像時の補助光として発光する。
カメラ8は、撮像キー56の操作に応じて撮像画像のデータを生成するものであり、撮像光学系、光電変換素子、A/D変換部等を備えている。カメラ8では、撮像光学系により取り込まれた光学像を光電変換素子により画像信号に変換し、この画像信号をA/D変換部によりデジタル画像データに変換する。
入出力インターフェイス21は、イヤホンやリモートコントローラ等の外部機器を接続するためのインターフェイスであり、これら外部機器と携帯電話機1との間のデータの入出力を仲介する。
次に、上記携帯電話機1の動作について説明する。
図4は、携帯電話機1において実行される割込制御処理の流れを示すフローチャートである。割込制御処理は、撮像画像の画像処理中において通話処理の割り込みを制御する処理であり、制御部13とROM15内に記憶される制御プログラムとの協働により実行されるソフトウェア処理である。なお、以下の説明では画像処理として台形補正処理を実行する例を説明する。
図4に示す割込制御処理では、まずカメラキー54の押下操作によりカメラモードが選択されると(ステップS1)、制御部13の制御により撮像処理用のプログラムが起動され、カメラモードに移行する。次いで、ユーザのキー操作により撮像後に台形補正処理を行う台形補正モードが選択されると(ステップS2)、制御部13の制御によりカメラ8による画像取り込みが開始され、取り込まれた画像(以下、スルー画像という)がメイン表示部4a上に表示される(ステップS3)。
次いで、ユーザにより撮像キー56が押下操作されると(ステップS4;Y)、その押下タイミングでカメラ8において取り込まれたスルー画像が撮像画像として抽出され、そのデータがRAM16の第1メモリ領域162に一時記憶される(ステップS5)。このとき、制御部13により第1メモリ領域162のフラグが「1」に設定され、他のデータの記憶が禁止される。その後、カメラ8の画像取り込み動作が停止される(ステップS6)。
次いで、第1メモリ領域162に記憶された撮像画像データに対し、制御部13により輪郭抽出処理が施され、台形補正が必要な対象画像部分の輪郭が抽出される(ステップS7)。台形補正が必要な対象画像部分とは、略方形であった対象物の画像が歪み台形形状となった画像部分である。輪郭抽出処理は、例えば直線を検出するためのテンプレートやフィルタを用いて直線認識を行い、この認識された直線の連続性を検出して四角形に閉じた形状の輪郭線を抽出する。
輪郭が抽出されると、制御部13の表示制御により、図5(a)に示すように、メイン表示部4a上に撮像画像d11とともに抽出した輪郭線を示す台形補正枠d12が表示される(ステップS8)。ここで、台形補正処理のキャンセル操作がなされた場合(ステップS9;N)、キャンセル処理が実行され(ステップS11)、本処理を終了する。キャンセル処理では、第1メモリ領域162に記憶された撮像画像データがドライバ20によりメモリカード7に記憶される。また、第1メモリ領域162が使用可能であることを示すフラグ「0」が設定される。
一方、台形補正処理の実行指示操作がなされた場合(ステップS9;Y)、台形補正処理に移行する(ステップS10)。
図6を参照して台形補正処理について説明する。
図6に示す台形補正処理では、まずメイン表示部4aにおいて保存中である旨のメッセージが表示される(ステップS20)。次に制御部13により台形補正処理の処理内容がn個のブロックに分割される(ステップS21)。以下、分割されたブロック毎の台形補正処理を分割処理という。各分割処理には処理内容を識別するために1〜nの処理番号が付される。
台形補正処理は、座標変換により台形形状の画像が略方形となるように補正するものである。例えば、原画(撮像画像)の各画素の座標をP(x、y)、台形補正処理後の処理画像における各画素の座標をQ(x、y)としたとき、補正後の処理画像は次式により求めることができる。
Q(x、y)=P(ax+b、cy+d)・・・(1)
ここで、a、b、c、dは座標変換時の伸張の係数である。
上記の式1に原画の各画素の座標値P(x、y)を入力することにより、処理画像を求めることができる。なお、台形補正処理は上記の手法に限らず、他の手法を適用することとしてもよい。
台形補正処理時には、例えば、n個に分割された原画の各ブロックに対して、この画素毎に座標変換を行う処理を施す。また、分割単位は、主走査方向における1ライン毎に分割する、或いは原画を複数エリアに分け、このエリア毎に分割する等、その分割数を考慮して適宜決定すればよい。
ブロック分割が行われると、制御部13により処理対象の分割処理の処理番号nが初期値n=1に設定され(ステップS22)、処理番号n番目の分割処理が制御部13において実行される(ステップS23)。最初の分割処理時には初期値n=1に設定されているので、処理番号1の分割処理が実行されることとなる。分割処理により生成された処理画像データは第2メモリ領域163に格納される。このとき、制御部13により第2メモリ領域163において処理画像データが格納されていることを示すフラグ「1」が設定される。
n番目の分割処理が終了すると、無線信号処理部12から出力される着信の検出結果をもとに、制御部13で着信の有無が判断される(ステップS24)。
最初に、着信が無いと判断された場合について説明する。
着信が無いと判断されると(ステップS25;N)、全ての分割処理は終了したか否かが判断される(ステップS25)。
全ての分割処理が未終了の場合は(ステップS25;N)、処理番号nが1だけインクリメントされ(ステップS26)、ステップS23の処理へ移行する。すなわち、全ての分割処理について処理が完了するまで、処理番号nが繰り上げられて各処理番号nの分割処理が順次実行され、その各分割処理が完了する毎に着信の判断が行われることとなる。
そして、全ての分割処理が完了すると(ステップS25;Y)、制御部13において補正完了処理が実行される(ステップS27)。補正完了処理では、第2メモリ領域163に一時記憶された処理画像データが第1メモリ領域162の撮像画像データ上に上書きされるとともに、第2メモリ領域163のフラグが使用可能であることを示す「0」に書き換えられる。すなわち、第2メモリ領域163に記憶されている処理画像データ上に他のデータを上書きすることが可能となる。
補正完了処理が終了すると、制御部13により保存処理が実行される(ステップS28)。保存処理では、第1メモリ領域162に上書きされた処理画像データがJPEG方式により圧縮された後、ドライバ20に出力される。ドライバ20では、入力された処理画像データのメモリカード7への書き込み処理が実行される。また、制御部13により第1メモリ領域162においてフラグが「0」に書き換えられ、第1メモリ領域162が使用可能な状態とされる。以上のようにして保存処理を終了すると、割込制御処理を終了する。
次に、ステップS24において着信が有ったと判断された場合について説明する。
着信が有ったと判断された場合(ステップS24;Y)、n個全ての分割処理について完了したか否かが判別される(ステップS29)。全ての分割処理について完了している場合には(ステップS29;Y)、制御部13により補正完了処理が実行された後(ステップS30)、通話処理が割り込みで実行される(ステップS31)。
補正完了処理は、上述したステップS27の補正完了処理と同一内容である。すなわち、処理画像データが第1メモリ領域162の撮像画像データ上に上書きされた後、第2メモリ領域163のフラグが「0」に書き換えられて第2メモリ領域163が使用可能な状態とされる。
通話処理では、ユーザによりオフフックキー57が操作されると、制御部13により無線送受信部11、無線信号処理部12、音声信号処理部17が制御され、通話音声の入出力及び送受信に係る処理がなされる。具体的には、無線送受信部11により受信された通話先の音声を音声信号処理部17により受話音声として出力させるとともに、マイク6を介して音声信号処理部17に入力された音声信号を無線送受信部11により通話先の携帯電話機に送信する。
通話している間、制御部13により着信時に表示する動画像データが着信設定記憶部14から読み出されて第2メモリ領域163に展開される。このとき、第2メモリ領域163ではフラグが動画像データ(通信用)領域として使用中であることを示す「3」に書き換えられる。一方、メイン表示部4aでは、第2メモリ領域163に展開された動画像データに基づいてドライバ19により動画像が表示される。
そして、通話が終了すると、無線送受信部11、無線信号処理部12、音声信号処理部17による動作が終了制御され、第2メモリ領域163のフラグが「0」に書き換えられて第2メモリ領域163が使用可能な状態とされる。
このようにして、通話処理が終了すると、ステップS28の保存処理が実行された後、割込制御処理を終了する。保存処理はステップS28における保存処理と同一の処理内容であるので、ここでは説明を省略する。
次に、ステップS29において着信が有った際に全ての分割処理を完了していなかった場合について説明する。
全ての分割処理が完了していない場合(ステップS29;N)、先ず図5(b)に示すように着信したことを通知するとともに、処理中のデータが破棄されることを通知する通知画面d2がメイン表示部4aに表示される(ステップS32)。さらに、制御部13により補正未完了処理が実行される(ステップS33)。
補正未完了処理では、第2メモリ領域163においてフラグが「0」に書き換えられ、第2メモリ領域163が使用可能な状態とされる。すなわち、それまでの分割処理によって第2メモリ領域163に格納された処理画像データ上に他のデータを上書き可能な状態となる。
補正未完了処理が終了すると、通話処理が実行される(ステップS34)。通話処理はステップS31の通話処理と同一内容であるのでここでは詳細な説明を省略する。通話が終了し、通話処理が終了すると、図6のステップS20の処理に移行し、再度台形補正処理がやり直される。
以上のように、本実施形態によれば、台形補正処理の処理内容を複数に分割し、その分割処理が完了する毎に着信の有無を判別し、着信があれば通話処理を割込実行するので、台形補正処理中に着信があった場合には台形補正処理を中断し、速やかに通話処理に移行することができる。
また、処理画像データと通話処理に用いる動画像データを一時記憶するためのメモリとして同一の第2メモリ領域163を共有している状況において、全分割処理が未完了の状態で通話処理が割込実行された場合、フラグの書き換えにより第2メモリ領域163は通話処理のために使用可能な状態に制御するので、それまでの分割処理により第2メモリ領域163に記憶されていた処理画像データ上に通話処理に用いる動画像データを上書きすることが可能となる。よって、メモリを共有する構成の場合、優先する処理に応じた記憶制御を行うことができる。
また、全分割処理が未完了の状態で通話処理が割込実行された場合、撮像画像データは第1メモリ領域162に保持したまま、その通話処理が終了した後にその撮像画像データに対して自動的に台形補正処理がやり直されるので、通話後にユーザが台形補正処理の再実行に係る操作を行う必要がなく、操作性が良い。
一方、全分割処理が完了した後に着信があった場合、保存処理において、全分割処理により第2メモリ領域163に記憶された処理画像データが第1メモリ領域162に保存され、第2メモリ領域163が使用可能な状態とされるので、第2メモリ領域163を通話処理のために解放することができる。また、通話処理の後、第1メモリ領域162からメモリカード7に処理画像データを書き換えるので、第1メモリ領域162も解放されるよう、記憶制御を行うことができる。
さらに、上記保存処理は通話処理後に行われるので、通話処理の実行を最優先として通話処理への移行を迅速に行うことができる。
なお、上述した実施形態では、画像処理として台形補正処理を行う例を説明したが、これに限らず、例えば階調変換処理や他の画像との合成処理等、他の画像処理の場合にも本発明を適用することが可能である。
また、携帯電話機の例を説明したが、PHS(Personal Handy-phone System)等、通話が可能な携帯通信端末であれば本発明を適用可能である。
本実施形態における携帯電話機の外観図である。 図1の携帯電話機の機能的構成を示す図である。 図2のメモリ構成図を示す図である。 携帯電話機により実行される割込制御処理を説明するフローチャートである。 割込制御処理中に表示される表示画面例を示す図である。 割込制御処理の一部である台形補正処理について説明するフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機
4a メイン表示部
5 キー入力部
7 メモリカード
8 カメラ
11 無線送受信部
12 無線信号処理部
13 制御部
15 ROM
161 表示用メモリ領域
162 第2メモリ領域
163 第3メモリ領域
17 音声信号処理部

Claims (7)

  1. 通信回線から着信を受けて通話処理を行う通話処理手段と、
    撮像画像に施す画像処理の処理内容を複数の処理単位に分割し、当該分割された処理単位毎に画像処理を施す画像処理手段と、
    前記画像処理手段により施される画像処理の前記分割された処理単位毎に通信回線からの着信の有無を判別する判別手段と、
    前記判別手段により通信回線から着信したと判別された場合、前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理の実行中に前記通話処理手段により行われる前記通話処理を割り込みで実行させる割込制御手段と、
    を備えることを特徴とする携帯通信端末。
  2. 前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理によって生成された画像処理データ又は前記通話処理手段により行われる前記通話処理に係る通話処理データの何れかを記憶可能な共用記憶手段と、
    前記画像処理手段により前記画像処理データが生成されると、前記共用記憶手段に当該画像処理データを記憶させ、さらに前記判別手段により通信回線から着信したと判別された際に前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理の実行中であった場合、前記共用記憶手段に記憶された前記画像処理データ上に前記通話処理手段により行われる前記通話処理に係わる通話処理データを上書き可能とするよう制御する記憶制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 前記画像処理手段による画像処理が施された処理画像データを記憶するための画像記憶手段を更に備え、
    前記記憶制御手段は、前記判別手段により通信回線から着信したと判別された際に前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理が完了していた場合、前記共用記憶手段に記憶された画像処理データを処理画像データとして前記画像記憶手段に記憶させ、前記共用記憶手段に記憶された画像処理データ上に前記通話処理手段により行われる前記通話処理に係わる通話処理データを上書き可能とするように制御することを特徴とする請求項2に記載の携帯通信端末。
  4. 前記記憶制御手段は、前記画像記憶手段に記憶された処理画像データを圧縮して記憶する保存処理を前記通話処理手段による前記通話処理の終了後に実行することを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。
  5. 前記割込制御手段は、前記判別手段により通信回線から着信したと判別された際に前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理の実行中であった場合、前記通話手段による前記通話処理を割り込み実行させ、当該通話処理が終了した後に、前記画像処理手段により撮像画像に施す画像処理を再実行させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯通信端末。
  6. 前記画像処理手段が撮像画像に施す画像処理は、撮像角度によって生じる画像の歪を補正する台形補正処理であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯通信端末。
  7. コンピュータを、
    通信回線から着信を受けて通話処理を行う通話処理手段、
    撮像画像に施す画像処理の処理内容を複数の処理単位に分割し、当該分割された処理単位毎に画像処理を施す画像処理手段、
    前記画像処理手段により施される画像処理の前記分割された処理単位毎に通信回線からの着信の有無を判別する判別手段、
    前記判別手段により通信回線から着信したと判別された場合、前記画像処理手段により処理単位毎に施される画像処理の実行中に前記通話処理手段により行われる前記通話処理を割り込みで実行させる割込制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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