JP2007194717A - 携帯ip電話制御方法および携帯ip電話制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、パケット廃棄率をシステムによって予め決められているものより大きくすることにより、通話品質を低下させて、呼の受付数を増加させ、通信需要の急増に対処することができる。また、本発明は、呼の受付数を増加させることにより起こる強制切断率の増加に対して、強制切断閾値を調整することにより、強制切断率を低減する。
【選択図】 図1
Description
第1発明の携帯IP電話制御方法は、通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするためにCDMAシステムを利用したものであり、交換局または基地局における輻輳状態を検出した場合、通常のシステム容量以上に呼を受け付け、前記受け付けられた呼におけるパケット廃棄率を前記システムによって決められたものより大きくし、通話可能な範囲内で通信品質を低下させて通話を行うことができることを特徴とする。
第2発明の携帯IP電話制御方法は、通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするために通常のシステム容量以上に呼を受け付け、前記受け付けられた呼によるパケット廃棄率の増加に伴い発生する強制切断率が一定以上の場合、一定数連続で発生する強制切断判別連続パケット廃棄数、または強制切断判別受信SIR劣化時間を調べ、前記強制切断判別連続パケット廃棄数が所定数より少ない場合、または強制切断判別受信SIR劣化時間が短い場合、前記強制切断判別連続パケット廃棄数を所定数多くし、または、前記強制切断判別受信SIR劣化時間を所定時間長くするが、前記パケット廃棄率が所定以上となる場合は、通話可能な範囲内でなくなるので制御を終了することを特徴とする。
第3発明の携帯IP電話制御方法は、第1発明または第2発明のパケット廃棄率が通信需要の輻輳状態によって決められることを特徴とする。
第4発明の携帯IP電話制御システムは、通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするためにCDMAシステムを利用しており、交換局または基地局における輻輳状態を観測する実通信要求観測装置と、前記実通信要求観測装置によって観測された受付呼数をカウントする受付呼数カウンタと、システムの通信容量を記憶するシステム容量メモリと、パケット廃棄率の閾値が記憶されているパケット廃棄率閾値メモリと、パケット廃棄率を観測するパケット廃棄率観測装置と、前記受付呼数カウンタ、システム容量メモリ、パケット廃棄率閾値メモリ、パケット廃棄率観測装置におけるデータに基づいて、呼を受け付けるか否かを判断する呼受付判断装置と、前記呼受付判断装置によって呼を受け付けることができると判断した場合、呼を受け付ける呼受付処理装置とから少なくとも構成されている通話可能な範囲内で通信品質を低下させることを特徴とする。
第5発明の携帯IP電話制御システムは、通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするためにCDMAシステムを利用しており、交換局または基地局における輻輳状態を観測する実通信要求観測装置と、前記実通信要求観測装置によって観測された受付呼数をカウントする受付呼数カウンタと、パケット廃棄率の閾値が記憶されているパケット廃棄率閾値メモリと、パケット廃棄率を観測するパケット廃棄率観測装置と、前記パケット廃棄率に基づいて発生する強制切断率を観測する強制切断率観測装置と、システムを動作させるか否かを決める閾値が記憶されている動作閾値メモリと、強制切断をシステムが決定する指標である一定数連続でパケット廃棄が起こる強制切断判別連続パケット廃棄数、または強制切断判別受信SIR劣化時間を調べ、前記強制切断判別連続パケット廃棄数、または前記強制切断判別受信SIR劣化時間の上限を記憶する強制切断判別閾値メモリと、前記受付呼数カウンタ、システム容量メモリ、パケット廃棄率閾値メモリ、パケット廃棄率観測装置、強制切断率観測装置、動作閾値メモリ、強制切断判別閾値メモリにおけるデータに基づいて、強制切断判別閾値を増減する強制切断判別閾値増減判断装置と、前記強制切断判別閾値増減判断装置によって、強制切断閾値を増減する強制切断閾値増減装置とから少なくとも構成されている通話可能な範囲内で通信品質を低下させることを特徴とする。
第6発明の携帯IP電話制御システムは、第4発明または第5発明のパケット廃棄率が受付呼数カウンタの受付呼数によって決められることを特徴とする。
第7発明の携帯IP電話制御システムは、第4発明から第6発明の強制切断閾値増減装置が強制切断閾値増減単位メモリに基づいて増減が行われることを特徴とする。
第1発明の携帯IP電話制御方法は、CDMAシステムを利用した通信方法であり、通話可能な範囲内で通信品質を低下させて、通信需要の急増時に、システム容量より呼受付数を増加させる限界音声品質呼受付制御方法にかかるものである。前記限界音声品質呼受付制御方法は、交換局または基地局において、輻輳状態を検出した場合、通常のシステム容量以上に呼を受け付ける。通常のシステムは、呼受付数がシステム容量以上の場合、呼損となる。
第2発明の携帯IP電話制御方法は、CDMAシステムを利用した通信方法であり、通話可能な範囲内で通信品質を低下させて、通信需要の急増時に、システム容量より呼受付数を増加させる強制切断低減制御方法にかかるものである。第1発明の携帯IP電話制御方法は、パケット廃棄率が少ない場合、前記限界音声品質呼受付制御方法のみでも良い。しかし、前記パケット廃棄率の増加に伴い、強制切断が増加するため、強制切断を低減させるために前記強制切断低減制御方法が必要になる。
第3発明の携帯IP電話制御方法は、第1発明または第2発明におけるパケット廃棄率が通信需要の輻輳状態によって決められる。前記パケット廃棄率は、通信需要の輻輳状態によって、通信品質の低下の程度を考慮して決められる。
第4発明の携帯IP電話制御システムは、通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするためにCDMAシステムを利用している。前記携帯IP電話制御システムは、実通信要求観測装置と、受付呼数カウンタと、システム容量メモリと、パケット廃棄率閾値メモリと、パケット廃棄率観測装置と、呼受付判断装置と、呼受付処理装置とから少なくとも構成されており、通話可能な範囲内で通信品質を低下させても、緊急時の呼受け付けを増加させるものである。
第5発明の携帯IP電話制御システムは、通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするためにCDMAシステムを利用しており、第4発明の構成とともに、強制切断率観測装置と、動作閾値メモリと、強制切断判別閾値メモリと、強制切断判別閾値増減判断装置と、強制切断閾値増減装置とを少なくとも備えている。前記強制切断率観測装置は、強制切断率がどの程度であるかを観測している。動作閾値メモリは、システムを動作させるか否かを決める閾値が記憶されている。
第6発明の携帯IP電話システムは、第4発明または第5発明におけるパケット廃棄率を受付呼数カウンタの受付呼数によって決めている。前記受付呼数カウンタの受付呼数は、たとえば、パケット廃棄率閾値設定装置に送られ、システム管理者または自動的にパケット廃棄率が変えられる。
第7発明の携帯IP電話制御システムは、第4発明から第6発明における強制切断閾値増減装置が強制切断閾値増減単位メモリに基づいて増減が行われる。前記強制切断閾値増減単位メモリは、前記強制切断の増減を行う単位が記憶されている。前記強制切断の増減を行う単位は、通話品質、制御効率、および受付呼数を考慮して予め決められている。
12・・・実通信要求観測装置
13・・・受付呼数カウンタ
14・・・呼受付判断装置
15・・・呼受付処理装置
16・・・パケット廃棄率閾値メモリ
17・・・パケット廃棄率観測装置
18・・・パケット廃棄率閾値設定装置
31・・・強制切断率観測装置
32・・・動作閾値メモリ
33・・・強制切断判別閾値メモリ
34・・・強制切断閾値増減単位メモリ
35・・・強制切断閾値増減装置
36・・・強制切断判別閾値増減判断装置
Claims (7)
- 通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするためにCDMAシステムを利用した携帯IP電話制御方法において、
交換局または基地局における輻輳状態を検出した場合、通常のシステム容量以上に呼を受け付け、
前記受け付けられた呼におけるパケット廃棄率を前記システムによって決められたものより大きくし、
通話可能な範囲内で通信品質を低下させて通話を行うことができることを特徴とする携帯IP電話制御方法。 - 通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするためにCDMAシステムを利用した携帯IP電話制御方法において、
交換局または基地局における輻輳状態を検出した場合、通常のシステム容量以上に呼を受け付け、
前記受け付けられた呼におけるパケット廃棄率に伴い発生する強制切断率が一定以上の場合、一定数連続で発生する強制切断判別連続パケット廃棄数、または強制切断判別受信SIR劣化時間を調べ、
前記強制切断判別連続パケット廃棄数が所定数より少ない場合、または強制切断判別受信SIR劣化時間が短い場合、前記強制切断判別連続パケット廃棄数を多くし、かつ、前記パケット廃棄率を所定以上として、呼を受け付け、
通話可能な範囲内で通信品質を低下させて通話を行うことができることを特徴とする携帯IP電話制御方法。 - 前記パケット廃棄率は、通信需要の輻輳状態によって決められることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された通話可能な範囲内で通信品質を低下させて通話を行うことができることを特徴とする携帯IP電話制御方法。
- 通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするためにCDMAシステムを利用した携帯IP電話制御システムにおいて、
交換局または基地局における輻輳状態を観測する実通信要求観測装置と、
前記実通信要求観測装置によって観測された受付呼数をカウントする受付呼数カウンタと、
システムの通信容量を記憶するシステム容量メモリと、
パケット廃棄率の閾値が記憶されているパケット廃棄率閾値メモリと、
パケット廃棄率を観測するパケット廃棄率観測装置と、
前記受付呼数カウンタ、システム容量メモリ、パケット廃棄率閾値メモリ、パケット廃棄率観測装置におけるデータに基づいて、呼を受け付けるか否かを判断する呼受付判断装置と、
前記呼受付判断装置によって呼を受け付けることができると判断した場合、呼を受け付ける呼受付処理装置と、
から少なくとも構成されている通話可能な範囲内で通信品質を低下させることを特徴とする携帯IP電話制御システム。 - 通信需要の急増に対して携帯IP電話によって通話できる端末を多くするためにCDMAシステムを利用した携帯IP電話制御システムにおいて、
交換局または基地局における輻輳状態を観測する実通信要求観測装置と、
前記実通信要求観測装置によって観測された受付呼数をカウントする受付呼数カウンタと、
パケット廃棄率の閾値が記憶されているパケット廃棄率閾値メモリと、
パケット廃棄率を観測するパケット廃棄率観測装置と、
前記パケット廃棄率に基づいて発生する強制切断率を観測する強制切断率観測装置と、
システムを動作させるか否かを決める閾値が記憶されている動作閾値メモリと、
強制切断をシステムが決定する指標である一定数連続でパケット廃棄が起こる強制切断判別連続パケット廃棄数、または強制切断判別受信SIR劣化時間を調べ、前記強制切断判別連続パケット廃棄数、または前記強制切断判別受信SIR劣化時間の上限を記憶する強制切断判別閾値メモリと、
前記受付呼数カウンタ、システム容量メモリ、パケット廃棄率閾値メモリ、パケット廃棄率観測装置、強制切断率観測装置、動作閾値メモリ、強制切断判別閾値メモリにおけるデータに基づいて、強制切断判別閾値を増減する強制切断判別閾値増減判断装置と、
前記強制切断判別閾値増減判断装置によって、強制切断閾値を増減する強制切断閾値増減装置と、
から少なくとも構成されている通話可能な範囲内で通信品質を低下させることを特徴とする携帯IP電話制御システム。 - 前記パケット廃棄率は、受付呼数カウンタの受付呼数によって決められることを特徴とする請求項4または請求項5に記載された携帯IP電話制御システム。
- 前記強制切断閾値増減装置は、強制切断閾値増減単位メモリに基づいて増減が行われることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載された携帯IP電話制御システム。
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