JP2007194702A - スピーカ - Google Patents

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Osamu Funahashi
修 舟橋
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Abstract

【課題】本発明はスピーカに関し、歪みの小さいスピーカにおいてより駆動効率を高めることを目的とする。
【解決手段】本発明は、振動板3より磁気回路1側において、内周端部がボイスコイル体2に接続されたダンパー10を設け、このダンパー10の外周端部を、第2のエッジ11を介してフレーム5に接続するとともに、この第2のエッジ11は、振動板3側、またはその反対側に突出する構造とし、ダンパー10は、振動板3側に向けて突出する第1の突出部10aと、この第1の突出部10aとは反対方向に突出する第2の突出部10bとが交互に複数回繰り返し存在する構造を有し、かつ第1の突出部10aと第2の突出部10bの数を異ならせ、これらの第1、第2の突出部10a、10b間の中心線Aよりも、これらの第1、第2の突出部10a、10bの内、突出回数の少ない突出部10b側において、ダンパー10に、前記第2のエッジ11を接続した。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカに関するものである。
従来のスピーカは図3に示されるように、磁気回路1Aに可動可能に配置されたボイスコイル体2Aを振動板3Aの内周端に接続し、振動板3Aの外周端を、エッジ4Aを介してフレーム5Aに接続し、さらに、この振動板3Aの裏面をサスペンションホルダ6Aとエッジ7Aを介してフレーム5Aに接続した構造となっていた。またエッジ4A、7Aの突出形状を逆方向とすることによって振動板3Aの上下振幅を上下対称にすることで、スピーカにおける歪みを低減させている。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−7332号公報
上記図3に示したスピーカは振動板3Aをしっかりと支えるサスペンションホルダ6Aを用いているので、重量が大きくなり、大出力を加える低音用としてはそれもあまり問題となることは少ないが、中高音用としては重量化により、駆動効率が低くなることが問題となる。
そこで、本発明は低歪みのスピーカにおいて、より駆動効率を高めることを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、フレームと、このフレームに支持された磁気回路と、この磁気回路に設けられた磁気ギャップに対して可動可能に配置されたボイスコイル体と、外周端部が前記フレームに第1のエッジを介して接続され、内周端部が前記ボイスコイル体に接続された振動板と、この振動板より前記磁気回路側に設けられ、内周端部が前記ボイスコイル体に接続されたダンパーとを備え、前記ダンパーの外周端部を、第2のエッジを介して前記フレームに接続するとともに、この第2のエッジは、前記振動板側、またはその反対側に突出する構造とし、前記ダンパーは、振動板側に向けて突出する第1の突出部と、この第1の突出部とは反対方向に突出する第2の突出部とが交互に複数回繰り返し存在する構造を有し、かつ第1の突出部と第2の突出部の数を異ならせ、これらの第1、第2の突出部間の中心線よりも、これらの第1、第2の突出部の内、突出回数の少ない突出部側において、ダンパーに、前記第2のエッジを接続したものである。
この構成により、スピーカの歪みを抑制できるとともに軽量化により、駆動効率を向上させることが出来、中高音用としても適切なものとなる。
以下、本発明の一実施形態について図を用いて説明する。
図1は本発明のスピーカを示す断面図であり、すり鉢状のフレーム5の底部中央に配置された磁気回路1は、円板状マグネット1a、円板状プレート1b、円筒状のヨーク1cを組み合わせて接着することにより形成され、ヨーク1cの側壁部分の内周側面とプレート1bの外周側面間により、磁気回路1における上面側に向けて開口した円筒状の磁気ギャップ8が形成されている。
また、ボイスコイル体2は、円筒状の本体2aの外周部にコイル2bが巻き付けられた構造であり、磁気ギャップ8に対して上下方向に可動可能に配置され、これにより、ボイスコイル体2の上部外周部分に接続された薄皿状の振動板3を振動させる構造となっている。なお、ボイスコイル体2の上端部分には防塵対策としてのダストキャップ9が設けられている。
振動板3はスピーカの発音源となる部分であり、高い剛性と内部損失を両立したパルプおよび樹脂を主な材料としたもので、その外周端部分が上方に突出したエッジ4を介してフレーム5の開口端部分に接続され、また内周端部分がボイスコイル体2の本体2a外周側に接着剤(図示せず)により固定されている。なお、エッジ4は振動板3に可動負荷を加えないようウレタン、発泡ゴム、SBRゴムや布などの材料で形成されている。
ダンパー10は図1、図2に示すように、その内周端部分がボイスコイル体2の本体2a外周側の振動板3固定部よりも磁気回路1側に接着剤2cにより接着固定され、外周端部分がダンパー10とは別体のエッジ11を介してフレーム5に接続されている。なお、このダンパー10は波板状のリング構造となっており、ボイスコイル体2の可動に対応して伸縮する構造とするとともに、振動板3に設けられたエッジ4と同様に振動板3に可動負荷を加えないようウレタン、発泡ゴム、SBRゴムや布などの材料で形成されている。上記エッジ11とダンパー10についてさらに詳述すると、先ずエッジ11は、本実施形態では前記振動板3とは反対側に向けて突出する構造としている。また、前記ダンパー10は、振動板3側に向けて突出する第1の突出部10aと、この第1の突出部10aとは反対方向に突出する第2の突出部10bとが交互に複数回繰り返し存在する構造を有している。さらに、第1の突出部10aと第2の突出部10bとの大きさは同じものとしているが、種々の特性を考慮して第1の突出部10a(本実施の形態では4個)より、第2の突出部10b(本実施形態では3個)の数を少なくしている。
また、エッジ11の突出方向は、第1の突出部10aよりも少ない第2の突出部10bの突出方向と同じ方向としている。
以上の構成において、ボイスコイル体2のコイル2bに音声信号を印加することで磁気ギャップ8の磁界と反応しボイスコイル体2が上下方向に可動し、この可動により振動板3が振動してスピーカから音が発信されるものであり、特に、ダンパー10の外周端部分にエッジ11を設けたことによりスピーカの歪みが抑制され、さらにスピーカの駆動効率が高められたものとなっている。
ダンパー10は、従来、その内、外両端がフレーム5とボイスコイル体2に接続されて、ボイスコイル体2の可動時におけるローリングを抑制していたものであるが、本実施形態では、ボイスコイル体2の可動に追従し易くするため振動板3側に向けて突出する第1の突出部10aと、この第1の突出部10aとは反対方向に突出する第2の突出部10bとが交互に複数回繰り返し存在する構造を有し、このような構成により弾性をもたせている。
このようにダンパー10を第1の突出部10aと第2の突出部10bをそれぞれ複数有するリング状の波板状としたことにより、ボイスコイル体2の振幅量が小さい時には、このダンパー10がボイスコイル体2の可動に大きな負荷となることは少ないが、ボイスコイル体2の振幅量が大きくなるにしたがって負荷が大きくなってしまう。
そこで、本実施形態では、ダンパー10の外周部を、エッジ11を介してフレーム5に接続したものであり、この様にすればボイスコイル体2の可動幅が大きくなり、ダンパー10が負荷となってきた時にエッジ11に応力が加わり、この応力に応じてエッジ11が弾性変形することになる。
このため、この様にボイスコイル体2の振幅量が大きくなってきた時にもダンパー10によりその振幅が阻害されにくくなり、駆動効率の低下が抑制されることになる。
また、本実施形態においては、ボイスコイル体2を、エッジ4と、ダンパー10・エッジ11の結合体との二つの支持体によって上下方向に支持しているが、振動板3の駆動効率を高める為に、エッジ4はその厚さを薄くしてその重量を軽くし、これにより振動板3とエッジ4の重量を軽くし、振動板3の駆動効率を高める構造としている。
しかし、エッジ4を肉薄にするとボイスコイル体2の支持強度が低下するので、その分エッジ11はエッジ4よりも肉厚にし、これによりボイスコイル体2の支持強度が低下するのを防止している(この結果ダンパー10とエッジ11とで形成する結合体の弾性率は、エッジ4の弾性率よりも大きく(硬く)なっている。)。
以上の構成により、ボイスコイル体2の支持は、ダンパー10・エッジ11の結合体による支持が支配的となっているので、振動板3の上下動の歪みを抑制するためには、ダンパー10とエッジ11の結合体の上下負荷を出来るだけ同じ状態にする必要性がある。
そこで、先ずはこの図2に示す実施形態におけるダンパー10形状について検討する。
本実施形態では、振動板3側に向けて突出する第1の突出部10aと、この第1の突出部10aとは反対方向に突出する第2の突出部10bとが交互に複数回繰り返し存在する構造を有している。
このような形状において、種々の特性を考慮した結果、第1の突出部10aの数(4個)を第2の突出部10bの数(3個)よりも少なくした場合、これらの第1、第2の突出部10a、10b間の中心線(図2のA線)よりも、突出回数の少ない第2の突出部10b側において、ダンパー10に、上記エッジ11を接続した。
つまり、第2の突出部10bの数を第1の突出部10aよりも少なくすると、ダンパー10としては振動板3側に弾性変形しやすく、振動板3とは反対側に弾性変形しにくくなる。
そこで、このように振動板3とは反対側に弾性変形しにくくなったダンパー10としての弾性を補うために、この第2の突出部10bの突出方向(振動板3とは反対方向に突出)とエッジ11の突出方向(振動板3とは反対方向に突出)を同一方向としている。
つまり、エッジ11も第1、第2の突出部10a、10bも突出方向には弾性変形しやすくなっているので、第2の突出部10bの数を第1の突出部10aよりも少なくした結果、振動板3とは反対側に弾性変形しにくくなった分を、エッジ11により補うようにしたものである。
この結果、ダンパー10・エッジ11の結合体の上下方向への弾性変形負荷の差が小さくなり、これによりスピーカの歪みが抑制される。
勿論、第2の突出部10bの数よりも第1の突出部10aの数を少なくした場合、第1の突出部10aの弾性を補うために、エッジ11の突出方向を第1の突出部10aに合わせて振動板3側に突出させる。
以上の結果により振動板3の上下振幅が上下略対称になって、スピーカにおける歪みを低減させることが出来、しかもエッジ4を軽量化しているので、中高音用としても、駆動効率の高いスピーカとなる。
なお、このようにダンパー10を、エッジ11を介してフレーム5に接続する構成においては、先にも述べたようにボイスコイル体2の可動幅がある程度大きくなるまでは波板状のダンパー10によりパワーリニアリティの直線性が確保でき、ボイスコイル体2の可動幅が所定以上となりその直線性が確保しにくくなった場合にエッジ11の弾性によりその直線性を補うものであることから、エッジ11の弾性率はダンパー10の弾性率より大きく(硬く)設定することが望ましい。
また、ダンパー10とエッジ11はそれぞれ異なる弾性率を有し、ボイスコイル体2の可動幅に応じて両者が独立して機能するように設定することが望ましく、ダンパー10とエッジ11との間、より具体的にはダンパー10とエッジ11との接続領域においてその領域の弾性率をダンパー10およびエッジ11の弾性率より大きく(硬く)設定することで両者の独立性を確保できる。
なお、ダンパー10とエッジ11との接続領域の弾性率をダンパー10およびエッジ11の弾性率より大きく(硬く)設定するにあたっては、例えばエッジ11とダンパー10を接着する接着剤の種類をアクリル系などの硬質接着剤を用いたり、エッジ11とダンパー10をインサートモールドにより一体化しその部分の厚みを大きくしたり、接続領域に補強材料を貼り付けたりする。
本発明は、スピーカにおいて、スピーカの歪みを低減させることができるとともに、駆動効率を改善することができ、特に中、高域用のスピーカに有用なものとなる。
本発明の一実施形態におけるスピーカの断面図 同要部拡大断面図 従来のスピーカの断面図
符号の説明
1 磁気回路
2 ボイスコイル体
3 振動板
4 (第1の)エッジ
5 フレーム
8 磁気ギャップ
10 ダンパー
10a、10b 突出部
11 (第2の)エッジ
A 中心線

Claims (4)

  1. フレームと、このフレームに支持された磁気回路と、この磁気回路に設けられた磁気ギャップに対して可動可能に配置されたボイスコイル体と、外周端部が前記フレームに第1のエッジを介して接続され、内周端部が前記ボイスコイル体に接続された振動板と、この振動板より前記磁気回路側に設けられ、内周端部が前記ボイスコイル体に接続されたダンパーとを備え、前記ダンパーの外周端部を、第2のエッジを介して前記フレームに接続するとともに、この第2のエッジは、前記振動板側、またはその反対側に突出する構造とし、前記ダンパーは、振動板側に向けて突出する第1の突出部と、この第1の突出部とは反対方向に突出する第2の突出部とが交互に複数回繰り返し存在する構造を有し、かつ第1の突出部と第2の突出部の数を異ならせ、これらの第1、第2の突出部間の中心線よりも、これらの第1、第2の突出部の内、突出回数の少ない突出部側において、ダンパーに、前記第2のエッジを接続したスピーカ。
  2. ダンパーおよび第2のエッジで形成する結合体の弾性率を、第1のエッジの弾性率よりも大きくした請求項1に記載のスピーカ。
  3. 第2のエッジの弾性率をダンパーの弾性率より大きく設定したことを特徴とする請求項1、または2に記載のスピーカ。
  4. ダンパーと第2のエッジとの接続部分の弾性率を前記ダンパーおよび第2のエッジの弾性率より大きくしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のスピーカ。
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