JP2007088674A - スピーカ - Google Patents

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Osamu Funahashi
修 舟橋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明はスピーカに関し、歪みの小さいスピーカにおいてより駆動効率を高めることを目的とする。
【解決手段】スピーカの構成部品でありボイスコイル体2のローリングを抑制するために設けられていたダンパー10の外周部にエッジ11を設け、このエッジ11を介してフレーム5に接続する構成とした。また振動板3のエッジ4とダンパー10のエッジ11とは突出方向を逆にするとともに、エッジ11はエッジ4よりも小さくした。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカに関するものである。
従来のスピーカは図3に示されるように、磁気回路1に可動可能に配置されたボイスコイル体2を振動板3の内周端に接続し、振動板3の外周端をエッジ4を介してフレーム5に接続し、さらに、この振動板3の裏面をサスペンションホルダ6とエッジ7を介してフレーム5に接続した構造となっていた。またエッジ4、7の突出形状を逆方向とすることによって振動板3の上下振幅を上下対称にすることで、スピーカにおける歪みを低減させている。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−7332号公報
しかしながら、このようなスピーカ構造を採用する場合、サスペンションホルダ6は少なくとも振動板3と同じ程度の剛体で形成しているので、これに起因して磁気回路1における駆動負荷が増加してしまい、結果としてスピーカの駆動効率を向上させることが困難なものとなっていた。
そこで、本発明は低歪みのスピーカにおいてより駆動効率を高めることを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、スピーカの構成部品でありボイスコイル体のローリングを抑制するために設けられていたダンパーを第2のエッジを介してフレームに接続する構成とするとともに、この第2のエッジは振動板の外周部をフレームに接続する第1のエッジよりも小さくしたものである。
この構成により、スピーカの歪みを抑制できるとともに駆動効率を向上させることが出来るのである。
以下、本発明の一実施形態について図を用いて説明する。なお、背景技術として上述した構成と同様の構成については同じ符号を付して説明する。
図1は本発明のスピーカを示す断面図であり、すり鉢状のフレーム5の底部中央に配置された磁気回路1は、円板状マグネット1a、円板状プレート1b、円筒状のヨーク1cを組み合わせて接着することにより形成され、ヨーク1cの側壁部分の内周側面とプレート1bの外周側面間により、磁気回路1における上面側に向けて開口した磁気ギャップ8が形成されている。
また、ボイスコイル体2は円筒状の本体2aの外周部にコイル(図示せず)が巻き付けられた構造であり、磁気ギャップ8に対して上方方向に可動可能に配置されたもので、ボイスコイル体2の上部外周部分に接続された振動板3を振動させる構造となっている。なお、ボイスコイル体2の上端部分には防塵対策としてのダストキャップ9が設けられている。
振動板3はスピーカの発音源となる部分であり、高い剛性と内部損失を両立したパルプおよび樹脂を主な材料としたもので、その外周端部分が上方に突出したエッジ4を介してフレーム5の開口端部分に接続され、内周端部分がボイスコイル体2に固定されている。なお、エッジ4は振動板3に可動負荷を加えないようウレタン、発泡ゴム、SBRゴムや布などの材料で形成されている。
ダンパー10はその内周端部分がボイスコイル体2の振動板3固定部よりも磁気回路1側に接続され、外周端部分がダンパー10とは別体の、下方に突出したエッジ11を介してフレーム5に接続されている。なお、このダンパー10は波板状のリング構造(コルゲート構造)となっておりボイスコイル体2の可動に対応して伸縮する構造とするとともに、振動板3に設けられたエッジ4と同様に振動板3に可動負荷を加えないようウレタン、発泡ゴム、SBRゴムや布などの材料で形成されている。
そして、ボイスコイル体2のコイルに音声信号を印加することで磁気ギャップ8の磁界と反応しボイスコイル体2が上下方向に可動し、この可動により振動板3が振動してスピーカから音が発信されるものであり、特に、ダンパー10の外周端部分にエッジ11を設けたことによりスピーカの歪みが抑制され、さらにスピーカの駆動効率が高められたものとなっている。
ダンパー10は、本来、その両端がフレーム5とボイスコイル体2に接続されて、ボイスコイル体2の可動時におけるローリングを抑制するものであり、ボイスコイル体2の可動に追従し易くするため波板状とし弾性をもたせている。
しかし、波板状としたことにより、振幅量が小さい時は、ボイスコイル体2の可動に大きな負荷となることは少ないが、ボイスコイル体2の振幅量が大きくなるにしたがって負荷が大きくなってしまう。
そこで、本実施形態では、ダンパー10の外周部をエッジ11を介してフレーム5に接続したものであり、この様にすればボイスコイル体2の可動幅が大きくなり、ダンパー10が負荷となってきた時にエッジ11に応力が加わるようになり、この応力に応じてエッジ11が弾性変形することになる。
このためこの様にボイスコイル体2の振幅量が大きくなってきた時にもダンパー10によりその振幅が阻害されにくくなり、駆動効率の低下が抑制されることになる。また、エッジ11が変形をはじめる場合、このエッジ11とエッジ4はその突出方向を逆方向としているので、振動板3が上下に振動することに対する負荷に大きな差異はないことになる。そしてこの様にダンパー10にエッジ11を設けて振動負荷の増大を抑制したことと、エッジ4、11が両者間を境に逆方向に突出させて上下方向の振動負荷に差が出にくくしたことにより、低歪みのスピーカとすることができる。
なお、このようにダンパー10を、エッジ11を介してフレーム5に接続する構成においては、先にも述べたようにボイスコイル体2の可動幅がある程度大きくなるまでは波板状のダンパー10によりパワーリニアリティの直線性が確保でき、ボイスコイル体2の可動幅が所定以上となりその直線性が確保しにくくなった場合にエッジ11の弾性によりその直線性を補なうものであることから、エッジ11の弾性率はダンパー10の弾性率より大きく(硬く)設定することが望ましい。
また、ダンパー10とエッジ11はそれぞれ異なる弾性率を有し、ボイスコイル体2の可動幅に応じて両者が独立して機能するように設定することが望ましく、ダンパー10とエッジ11との間、より具体的にはダンパー10とエッジ11との接続領域においてその領域の弾性率をダンパー10およびエッジ11の弾性率より大きく(硬く)設定することで両者の独立性を確保できる。
なお、ダンパー10とエッジ11との接続領域の弾性率をダンパー10およびエッジ11の弾性率より大きく(硬く)設定するにあたっては、例えばエッジ11とダンパー10を接着する接着剤の種類をアクリル系などの硬質接着剤を用いたり、エッジ11とダンパー10をインサートモールドにより一体化しその部分の厚みを大きくしたり、接続領域に補強材料を貼り付けたりする。
また、スピーカの発音領域となる振動板3のパワーリニアリティの直線性を確保しようとした場合、先に述べたダンパー10とエッジ11の複合体を最適化するだけではなく、さらに、ダンパー10とエッジ11の複合体と振動板3に設けられたエッジ4との関係を規定することが望ましい。
すなわち、この関係において重要となるのはスピーカの実質的な発音源となる振動板3が如何に自由に上下に均等に振動できるかという点であり、この点を考慮した場合には振動板3における直線性を最大限活用するためにダンパー10とエッジ11の複合体の弾性率を、振動板3に設けられたエッジ4の弾性率に比べ略同等に設定することが望ましい。
そのため本実施形態では、エッジ11は図1のごとくエッジ4よりも小さくしている。
すなわち、ダンパー10はコルゲート構造で弾性率が小さい(やわらかい)ので、エッジ11をエッジ4より小さくすることでその弾性率を大きく(硬く)し、これによりエッジ11とダンパー10の複合体の弾性率を、エッジ4と略同等になるようにしている。
また、上下エッジ4、11間に囲まれた領域に位置する振動板3、ボイスコイル体2およびダンパー10は一体化された剛体と見なせることから、エッジ4、11の間隔を大きくすればボイスコイル体2のローリングを抑制し、歪みを低減できるため、このエッジ4、11の間隔を確保するため、エッジ4をダンパー10とは反対側に突出させ、エッジ11を振動板3とは反対側に突出するように設定することで、その間隔を確保できる。
さらに、図2に示されるようにダンパー10の外周端部分を下方に屈曲させエッジ11とフレーム5の接続位置を磁気回路1の上端に位置するプレート1bより下方となるように設定することで、先に述べた振動板3、ボイスコイル体2およびダンパー10が一体化された剛体と見なせる領域にボイスコイル体2の駆動点となる磁気ギャップ8の領域が入るようになり、よりスピーカ歪みを低減できるものとなる。
本発明は、スピーカにおいて、スピーカの歪みを低減させることができるとともに、駆動効率を改善することができ、特に小型のスピーカに有用である。
本発明の一実施形態におけるスピーカの断面図 本発明の他の実施形態におけるスピーカの断面図 従来のスピーカの断面図
符号の説明
1 磁気回路
2 ボイスコイル体
3 振動板
4 (第1の)エッジ
5 フレーム
8 磁気ギャップ
10 ダンパー
11 (第2の)エッジ

Claims (6)

  1. フレームと、このフレームに支持された磁気回路と、この磁気回路に設けられた磁気ギャップに対して可動可能に配置されたボイスコイル体と、外周端部が前記フレームに第1のエッジを介して接続され内周端部が前記ボイスコイル体に接続された振動板と、この振動板より前記磁気回路側に設けられ、外周端部が前記フレームに第2のエッジを介して接続され、内周端部が前記ボイスコイル体に接続されたダンパーとを備え、前記第2のエッジは第1のエッジよりも小さくしたことを特徴とするスピーカ。
  2. 第1のエッジと第2のエッジを対称相似形状としたことを特徴とするスピーカ。
  3. 第1のエッジをダンパーとは反対側に突出する形状とし、第2のエッジを振動板とは反対側に突出する形状としたことを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ。
  4. 第1のエッジの弾性率を、ダンパーおよび第2のエッジで形成する複合体の弾性率に比べ略同等に設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のスピーカ。
  5. 第2のエッジの弾性率をダンパーの弾性率より大きく設定したことを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ。
  6. ダンパーと第2のエッジとの接続部分の弾性率を前記ダンパーおよび第2のエッジの弾性率より大きくしたことを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009072275A1 (ja) 2007-12-03 2009-06-11 Panasonic Corporation スピーカ
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