JP2007243868A - スピーカ - Google Patents

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Koji Sano
浩司 佐野
Kazuki Honda
一樹 本田
Satoru Ito
哲 伊藤
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Abstract

【課題】本発明はスピーカの低歪化を図ることを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために本発明は、フレーム5と、このフレーム5に支持された磁気回路1と、この磁気回路1の磁気ギャップ8内に少なくともそのコイル部2bが可動自在に設けられたボイスコイル体2と、このボイスコイル体2の磁気ギャップ8外方部分に、その内周部分が接続された振動板3と、この振動板3の外周部分を前記フレーム5に接続した第1のエッジ4と、前記ボイスコイル体2、または振動板3にその内周部分が接続されたサスペンションホルダ10と、このサスペンションホルダ10の外周部分を、前記フレーム5に接続した第2のエッジ11とを備え、前記第2のエッジ11は、前記ボイスコイル体2の外周において複数に分割され、これら複数の第2のエッジ11のうち少なくとも一つは、直線形状とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカに関するものである。
従来のスピーカは図5に示されるように、磁気回路1Aの磁気ギャップAに可動可能に配置されたボイスコイル体2Aを振動板3Aの内周端に接続し、この振動板3Aの外周端を、エッジ4Aを介してフレーム5Aに接続し、さらに、この振動板3Aの裏面をサスペンションホルダー6Aとエッジ7Aを介してフレーム5Aに接続した構造となっていた。
またエッジ4A、7Aの突出形状を逆方向とすることによって振動板3Aの上下振幅を上下略対称にすることで、スピーカにおける歪みを低減させている。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−7332号公報
上記図5に示したスピーカは上述のごとく、振動板3Aを支えるサスペンションホルダー6Aを用いるとともに、このサスペンションホルダー6Aはエッジ7Aを介してフレーム5Aに接続した構造とし、さらにエッジ7Aと、振動板3Aを支えたエッジ4Aの突出形状を逆方向とすることによって振動板3Aの上下振幅を上下略対称にすることで、スピーカにおける歪みを低減させている。
そしてこのように振動板3Aの上下振幅を上下略対称にすることで、スピーカにおける歪みを低減させることができる様になる結果として、ボイスコイル体2Aに大きな電流を印加し、より大きな音声出力を出すことができるようになった。
しかしながら、より大きな音声出力を出すべく、ボイスコイル体2Aに大きな電流を印加すると、今までは問題とならなかった新たな理由によるスピーカ歪が問題となってきた。
すなわち、サスペンションホルダー6Aは図6のごとく略円錐台形状で、しかもボイスコイル体2Aを、振動板3Aを介して強固に支持するために十分な厚みを持たせている。
この構成において、ボイスコイル体2Aが図5の上方に上昇する状態においては、リング状のエッジ7Aも図9のAからBのごとくその内周側が大きく上昇することになる。
ここで問題は、この図9および図7、図8からも明らかなようにボイスコイル体2Aが図5の上方に上昇する状態においては、エッジ7Aの中心点が内上方に大きく引っ張られ、これによりその内径が小さくなろうとする変形がこのエッジ7Aに起きようとする。
しかしながら上述のごとくサスペンションホルダー6Aは図6のごとく略円錐台形状で、しかもボイスコイル体2Aを、振動板3Aを介して強固に支持するために十分な厚みを持たせているので、上記エッジ7Aの内径が小さくなろうとする変形が起きようとしても、このサスペンションホルダー6Aは変形せず、この結果エッジ7Aの内径部分にはしわができるようになる。
つまり、ボイスコイル体2Aを図5の上方に大きく上昇させようとした状態においては、その上昇力の一部がエッジ7Aの内径部分にしわができるような変形力に使われてしまい、これによりボイスコイル体2Aは予定量上昇せず、これがボイスコイル体2Aの上下動差につながり、新たな歪の発生となるのである(勿論サスペンションホルダー6Aとエッジ7Aを用いていない物よりははるかに歪は少ないのではあるが。)。
そこで、本発明は低歪みのスピーカにおいて、大きな出力時における新たな歪発生を抑制することを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、前記第2のエッジは、前記ボイスコイル体の外周において複数に分割し、これら複数の第2のエッジの内少なくとも一つは、直線形状としたものである。
以上のように本発明は、第1のエッジと第2のエッジおよびサスペンションホルダによりサスペンションを構成させることで、サスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除するとともに、第1のエッジと第2のエッジはそれ自体の非対称性をキャンセルするようにすることにより、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することができ、これに起因するスピーカの高調波ひずみ低減とパワーリニアリティを向上させてスピーカの性能を向上させることができる。また、前記第2のエッジは、前記ボイスコイル体の外周において複数に分割し、これら複数の第2のエッジのうち少なくとも一つは、直線形状としたものであるので、大出力時における第2のエッジのしわ発生変形が起きず、この結果として大出力時における歪の発生も防止できるものとなる。
以下、本発明の一実施の形態を図を用いて説明する。
図1は本発明のスピーカを示す断面図であり、すり鉢状のフレーム5の底部中央に配置された磁気回路1は、円板状マグネット1a、円板状プレート1b、円筒状のヨーク1cを組み合わせて接着することにより形成され、ヨーク1cの側壁部分の内周側面とプレート1bの外周側面間により、磁気回路1における上面側に向けて開口した円筒状の磁気ギャップ8が形成されている。
また、ボイスコイル体2は、円筒状の本体2aの外周部にコイル2bが巻き付けられた構造であり、磁気ギャップ8に対して上下方向に可動可能に配置され、これにより、ボイスコイル体2の上部外周部分に接続された薄皿状の振動板3を振動させる構造となっている。なお、ボイスコイル体2の上端部分には防塵対策としてのダストキャップ9が設けられている。
振動板3はスピーカの発音源となる部分であり、高い剛性と内部損失を両立したパルプおよび樹脂を主な材料としたもので、その外周端部分が上方に突出したエッジ4を介してフレーム5の開口端部分に接続され、また内周端部分がボイスコイル体2に固定されている。なお、エッジ4は振動板3に可動負荷を加えないようウレタン、発泡ゴム、SBRゴムや布などの材料で形成されている。
サスペンションホルダ10は図1〜図3に示すように略四角錐台形状となっており、その内周端部分がボイスコイル体2の振動板3固定部よりも磁気回路1側に接続され、また天板10a部分は振動板3の下面側(磁気回路1側)に接着され、さらに外周端部分がエッジ11を介してフレーム5に接続されている。サスペンションホルダ10の形成材料は、高い剛性と内部損失を両立したパルプ及び樹脂となっている。
またエッジ11もエッジ4と同様に大きな可動負荷とならないようにウレタン、ゴム、布などの材料が用いられる。
さらにエッジ4は磁気回路1とは反対方向に突出し、エッジ11はエッジ4とは反対側に突出しており、これらエッジ4、11間を境にして略対称相似形状となっている。
サスペンションホルダ10は、上述のごとく振動板3側に向けて小さくなる略四角錐形状となっているので、その下方外方に設けたエッジ11は図2、図3に示すごとく、前記ボイスコイル体2の外周において四つに分割され、これら四つのエッジ11は何れも直線形状としていることが本実施形態の特徴点である。
またこれら四つに分割されたエッジ11の合計の弾性率は、エッジ4の弾性率と略同等に設定している。
以下その動作について説明する。
ボイスコイル体2のコイル部2bに、オーディオアンプ等からの電気信号を入力することで、ボイスコイル体2が起振し、その起振力が振動板3に伝達され、振動板3が空気を振動させて電気信号を音声に変換する。
また、ボイスコイル体2とフレーム5の間には従来のダンパーに代わってサスペンションホルダ10とエッジ11によるサスペンションが設けられている。このサスペンションホルダ10及びエッジ11は、エッジ4と共にサスペンションを構成し、ボイスコイル体2が可動時にローリングしないように設けられているものである。
なお、従来のダンパーを排除することで、サスペンションの非直線性及び非対称性を改善できる。
また、エッジ4とエッジ11はそれ自体の非対称性をキャンセルするように略対称相似形状となっている。具体的にはエッジ4とエッジ11の突出する方向が反対になるように対向配置されており、これによりサスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することができ、この結果として、サスペンションの非直線性及び非対称性に起因する高調波ひずみを低減することができ、スピーカの高性能化が実現できる。
さて本実施形態においては、上述のごとくサスペンションホルダ10は、上述のごとく振動板3側に向けて小さくなる略四角錐形状としており、しかもその下方外方に設けたエッジ11は図2、図3に示すごとく、前記ボイスコイル体2の外周において四つに分割され、これら四つのエッジ11は何れも直線形状としている。
エッジ11を図2、図3に示すごとく、前記ボイスコイル体2の外周において四つに分割し、しかもこれら四つのエッジ11は何れも直線形状とすると、より大きな音声出力を出すべく、ボイスコイル体2のコイル2bに大きな電流を印加してもエッジ11の変形によるスピーカ歪は発生しにくくなる。
すなわち、サスペンションホルダ10は図2、図3のごとく略円錐台形状で、しかもボイスコイル体2を、振動板3を介して強固に支持するために十分な厚みを持たせている。
この構成において、ボイスコイル体2が図1の上方に上昇する状態においては、直線形状となった四つのエッジ11も図1の状態からその内周側が上昇することになる。
ここで図5〜図9に示した従来のものは、上述のごとくリング状のエッジ7Aの内径部分にしわができるようになり、ボイスコイル体2Aの上下動差が発生し、新たな歪の発生となることがあったが、図1〜図4に示した本実施形態品では、四つのエッジ11が直線形状となっているので、このような歪発生が起きにくくなる。
その理由は、四つのエッジ11が何れも直線形状となっておれば、サスペンションホルダ10の上昇時にはその内周側(ボイスコイル体2側)が上方に引っ張られても、このエッジ11の外周側も同じ状態で引っ張られ、この結果その中央部(溝底部)は同じ線上を上下動することとなり、これにより従来のごとくエッジ11の内周側にしわが形成されることはなくなる。
そしてこのようなしわがエッジ11の内周側に形成されることがないということは、ボイスコイル体2の上動時に、ボイスコイル体2の上昇力の一部がエッジ11変形力に使われてしまうことはなく、これによりボイスコイル体2は予定量上昇し、ボイスコイル体2の上下動差は実質的に発生せず、歪の発生が起きなくなるのである。
なお上記実施形態では、エッジ4は磁気回路1とは反対方向に突出する形状にし、エッジ11はエッジ4とは反対方向に向けて突出する形状としたが、エッジ4を磁気回路1に向けて突出する形状とし、エッジ11はエッジ4とは反対方向に向けて突出する形状としても良い。
本発明は、スピーカにおいて、大出力時においても歪を低減させることができるものとなる。
本発明の一実施形態におけるスピーカの断面図 同サスペンションホルダの斜視図 同サスペンションホルダの平面図 図3のC部拡大平面図 従来のスピーカの断面図 同サスペンションホルダの斜視図 同サスペンションホルダの平面図 図7のC部拡大平面図 同サスペンションホルダの要部拡大断面図
符号の説明
1 磁気回路
2 ボイスコイル体
3 振動板
4 (第1の)エッジ
5 フレーム
8 磁気ギャップ
10 サスペンションホルダ
11 (第2の)エッジ

Claims (6)

  1. フレームと、このフレームに支持された磁気回路と、この磁気回路の磁気ギャップ内に少なくともそのコイル部が可動自在に設けられたボイスコイル体と、このボイスコイル体の磁気ギャップ外方部分に、その内周部分が接続された振動板と、この振動板の外周部分を前記フレームに接続した第1のエッジと、前記ボイスコイル体、または振動板にその内周部分が接続されたサスペンションホルダと、このサスペンションホルダの外周部分を、前記フレームに接続した第2のエッジとを備え、前記第2のエッジは、前記ボイスコイル体の外周において複数に分割され、これら複数の第2のエッジの内少なくとも一つは、直線形状としたスピーカ。
  2. 第1のエッジは磁気回路とは反対方向に突出する形状にし、第2のエッジは第1のエッジとは反対方向に向けて突出する形状とした請求項1に記載のスピーカ。
  3. 第1のエッジは磁気回路に向けて突出する形状とし、第2のエッジは第1のエッジとは反対方向に向けて突出する形状とした請求項1に記載のスピーカ。
  4. 複数の第2のエッジの合計の弾性率を、第1のエッジの弾性率と略同等に設定した請求項2または3に記載のスピーカ。
  5. 第1のエッジと第2のエッジを発泡ウレタン樹脂で形成した請求項4に記載のスピーカ。
  6. サスペンションホルダは、振動板側に向けて小さくなる略四角錐形状とした請求項1〜5のいずれか一つに記載のスピーカ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10117396A (ja) * 1996-10-09 1998-05-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ
JP2002518653A (ja) * 1998-06-16 2002-06-25 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 互いに変位軸線に沿って相対的に移動可能な同軸に配置した二つの本体を有する装置
JP2004007332A (ja) * 2002-04-15 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ

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