JP2007194023A - 低圧引込用電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐トラッキング性を向上させると共に、目視による色等の認識で容易に各絶縁電線を識別できる低圧引込用電線を提供する。
【解決手段】 低圧引込用電線における絶縁電線12、13の絶縁体を内外二層構造とし、外層のほとんどを耐候性及び耐トラッキング性に優れた材質製とすると共に、外層表面側の一部に線心の識別を可能とする色帯部16a、17aを配設し、また、内層に線心の識別が可能な絶縁体18、19を配置し、絶縁電線11、12、13の未加工時外観及び絶縁体加工時の内層露出状態のいずれでも線心を目視により識別可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、低圧配電線から建物までの区間で電力供給に用いられる低圧引込用電線に関し、特に、耐トラッキング性及び取扱い性に優れる低圧引込用電線に関する。
電力供給のために用いられる電線やケーブルのうち、低圧配電線と需要者の建物間に架設又は布設されて使用される屋外用の低圧引込用電線としては、二線以上の撚り合わせ型又は各線並行配置の平型のDV電線があり、絶縁体として塩化ビニル樹脂を使用したものが一般的である。
従来、こうした低圧引込用電線の撚り合わせられた各絶縁電線は、それぞれを識別できるように導体を被覆する絶縁体がそれぞれ異なった色彩の樹脂とされていた。これらの絶縁体に黒色以外の樹脂、すなわち、カーボンを含有していない樹脂を用いていると、こうした絶縁体はカーボンを含有している黒色の絶縁体に比べて紫外線の遮断効果が小さく、酸化劣化が起こりやすく、太陽光の下で劣化による亀裂が生じやすくなっていた。この絶縁体に生じた亀裂や傷が進行すると、部分的に導体が露出するようになる。
一方、こうした絶縁電線では、絶縁体表面が湿潤又は汚損すると、絶縁体表面に沿って漏れ電流が流れ、発生したジュール熱による水分の蒸発に伴って表面が局部的に乾燥し、電気抵抗の高い部分が生成する結果、電界の不整が生じ、シンチレーションと呼ばれる微小発光を伴う局部的な微小放電が発生し、この放電に伴う熱により絶縁材料の一部が分解されて炭化物が生成するというトラッキング現象が生じることもあった。この現象は、電線表面に塩分を含んだ塵埃が堆積するとさらに発生しやすくなる。
二線以上の低圧引込用電線においてトラッキング現象が発生すると、絶縁体から生じた炭化物は導電率が大きいため、各絶縁電線間の漏れ電流がこれを流れてこの近傍に電界が集中し、シンチレーション、炭化物生成の過程が促進されて炭化物はさらに成長していく。やがて、絶縁電線間は導電率の高い炭化物で覆われてしまい、常時漏れ電流が流れるようになる。
低圧引込用電線の各絶縁電線が互いに近接している部分に絶縁体表面の亀裂や傷による導体露出部が存在する場合に、この導体露出部近傍でトラッキング現象により前記炭化物が成長した状態に至ると、小雨、霧雨、霧、あるいは結露等で絶縁体表面に適当な水分が供給された際、シンチレーション(火花放電)が生じて導体露出部分間のアーク放電を誘発することとなる。このアーク放電が連続的に発生する状態まで絶縁体劣化が進行すると、アーク放電の熱により導体が軟化、溶融し、架設張力に耐えられなくなって断線に至る。
このような低圧引込用電線の劣化の問題に対して、導体を被覆する所定色の絶縁体外側に、カーボンが含まれた黒色樹脂製の絶縁層を配設して絶縁体の劣化を防ぐと共に、切断面における絶縁層の色によって電線の識別を行うことができる低圧引込用電線の例が、特開2002−324443号公報に開示されている。
一方、トラッキング現象については、従来から耐トラッキング性を確保するための研究開発が行われており、近年、絶縁体表面に導電部分を生じにくくしてトラッキング現象による絶縁体劣化を防止できる電線が各種提案されており、特に本発明者の発明した低圧引込用電線の例として、特開2005−149759号公報に記載されるものがある。
この従来の低圧引込用電線は、絶縁体表面を、複数の突起が周方向に所定間隔で設けられた断面形状の連続状態に形成し、撚り合わせて隣合う電線間に間隔を空けた状態として絶縁沿面距離を大きく取り、耐トラッキング性を高めたものであり、絶縁体の傷や亀裂から導体露出部間のアーク短絡につながることがほとんどなく、発火や断線事故の危険性を小さくできるという特長を有する。
特開2002−324443号公報 特開2005−149759号公報
従来の電線は以上のように構成されており、前記特許文献1に示される従来前者の低圧引込用電線の場合、紫外線による劣化に対しては強くなるものの、紫外線以外の各種要因でも絶縁体に傷や亀裂が生じる場合があり、さらにこれらの進行により、部分的に導体が露出するようになることがある。この導体露出部が形成されるケースとしては、(一)台風等の強風により、トタン等の飛来物が電線に当たって導体に達する傷が入る場合、(二)近接する樹木等との接触により傷が入る場合、(三)施工時に電線を引きずるなどして誤って傷を入れてしまう場合、(四)施工後に他の電線等と接触し摩擦により絶縁体が削られる場合、(五)熱劣化により絶縁体が硬化し、ひび割れが生じる場合、等がある。
前記従来前者の低圧引込用電線に用いられているポリ塩化ビニル製絶縁体は、口出し等の作業性は優れているものの、傷が入りやすく摩耗しやすい性質を有しており、また、耐トラッキング性能が著しく劣っているため、撚り合わされた各電線の互いに近付いている部分に、傷による導体露出部が生じた場合、湿潤状態で発生するトラッキング現象で絶縁体の劣化がさらに進行し、導体露出部分間にアーク放電が生じて断線に至る割合が著しく高くなるという課題を有していた。
加えて、従来前者の低圧引込用電線では、撚り合わされた各電線の最外層がいずれも耐候性を備えた同色の絶縁体となるため、外観での各電線の識別が難しいという課題も有していた。
一方、前記特許文献2に示される従来後者の低圧引込用電線は、耐トラッキング性に優れるものの、性能を確保するために、複数撚り合わされる各電線に耐トラッキング性を重視した材質の絶縁体が一様に用いられるため、各電線の色調が同一となり、線心の識別には電線表面の突起形状の相違を利用する必要があった。しかし、表面形状による識別は慣れを必要とし、識別を誤る危険性も少なくないという課題を有していた。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、耐トラッキング性を向上させて各絶縁電線間での放電現象による発火や断線事故を防止できると共に、目視による色等の認識で容易に各絶縁電線を識別できる低圧引込用電線を提供することを目的とする。
本発明に係る低圧引込用電線は、複数の絶縁電線を撚り合わせてなる低圧引込用電線において、前記絶縁電線の全て、もしくは、導体周囲に黒色又は灰色材質製の絶縁体のみ備える一本を除く残りの絶縁電線が、導体周囲に各々所定材質からなる内層と外層との二層の絶縁体を備えてなり、前記外層の絶縁体が、耐トラッキング性に優れ、且つ各絶縁電線ごとに異ならせた色及び/又は配置形態とされる線心識別用の色帯部を、表面の一部に外層厚さより薄い厚みで一又は複数本長手方向に連続させて配設される一方、残り部分を前記色帯部と異なる黒色又は灰色で耐候性及び耐トラッキング性に優れた材質製とされてなり、前記内層の絶縁体が、前記外層の絶縁体における前記色帯部以外の部分とは少なくとも異なる色で、且つ他の絶縁電線の内層絶縁体とも互いに異なる所定色とされてなるものである。
このように本発明によれば、低圧引込用電線における各絶縁電線の絶縁体を内外二層構造とし、外層のほとんどを耐候性及び耐トラッキング性に優れた材質製とすると共に、外層表面側の一部に線心の識別を可能とする色帯部を配設し、また、内層に線心の識別が可能な絶縁体を配置し、絶縁電線の未加工時外観及び絶縁体加工時の内層露出状態のいずれでも線心を目視により識別可能となることにより、線心の認識性を著しく向上させて識別ミスを起こしにくく確実な識別が行え、導体の露出、接続や布設又は点検時の相確認といった電線に対する各種作業性を向上させられると共に、引込線としての耐トラッキング性を高められ、トラッキング現象に起因した放電とこれに伴う絶縁体の炭化が起こりにくく、様々な要因で入った絶縁体の傷や亀裂から導体露出部間のアーク短絡につながることがほとんどなくなり、発火や断線事故の危険性を小さくして信頼性を高められる。
また、本発明に係る低圧引込用電線は必要に応じて、前記外層の絶縁体が、前記色帯部の内側に位置する黒色又は灰色材質部分の厚さを0.1mm以上とされるものである。
このように本発明によれば、色帯部の内側における黒色又は灰色の材質部分の厚さを確保し、色帯部の存在に関わりなく十分な耐候性を確保することにより、仮に色帯部が耐候性に劣る材料であったとしても、この色帯部の下側に黒色又は灰色の外層が十分な厚さで存在しており、色帯部が劣化して消失した場合にも外層の絶縁体として長期の屋外使用に十分耐えうる耐候性を確保でき、劣化による亀裂が生じにくい上、色帯部による線心識別が不可能になった場合でも、外層の絶縁体を剥取ることで内側の絶縁体の色を確認でき、線心を適切に識別して接続間違いを防止できる。
また、本発明に係る低圧引込用電線は必要に応じて、前記内層の絶縁体が、前記色帯部と同一色の同一材料で形成されるものである。
このように本発明によれば、内層の絶縁体が外層の色帯部と同じ色で且つ同じ材料とされることにより、内層の絶縁体が外層側と同様の耐トラッキング性や耐燃性等を備えることとなり、絶縁体全体の耐トラッキング性等を向上させられると共に、内層の絶縁体と色帯部との対応が一目瞭然となり、線心の識別が誤り無く適切に行えることとなる。さらに、絶縁体の構成材料を二種類のみにできることで電線製造プロセスも簡略化できる。
また、本発明に係る低圧引込用電線は、複数の絶縁電線を撚り合わせてなる低圧引込用電線において、前記絶縁電線の全て、もしくは、導体周囲に黒色又は灰色材質製の絶縁体のみ備える一本を除く残りの絶縁電線が、導体周囲に各々所定材質からなる内層と外層との二層の絶縁体を備えてなり、前記外層の絶縁体が、黒色又は灰色で耐候性及び耐トラッキング性に優れた材質製とされると共に、表面の一部に、黒色又は灰色の前記材質色と区別可能で且つ各絶縁電線ごとに異ならせた線心識別用のマークを長手方向に連続又は所定間隔で繰返して配置されてなり、前記内層の絶縁体が、前記外層の絶縁体における前記マークと一対一に対応し且つ他の絶縁電線の内層絶縁体とは互いに異なる所定色とされてなるものである。
このように本発明によれば、低圧引込用電線における各絶縁電線の絶縁体を内外二層構造とし、外層を耐候性及び耐トラッキング性に優れた材質製とすると共に、外層表面側に線心の識別を可能とするマークを配設し、また、内層に線心の識別が可能な絶縁体を配置し、絶縁電線の未加工時外観及び絶縁体加工時の内層露出状態のいずれでも線心を目視により識別可能となることにより、線心の認識性を著しく向上させて識別ミスを起こしにくく確実な識別が行え、導体の露出、接続や布設又は点検時の相確認といった電線に対する各種作業性を向上させられると共に、引込線としての耐トラッキング性を高められ、トラッキング現象に起因した放電とこれに伴う絶縁体の炭化が起こりにくく、様々な要因で入った絶縁体の傷や亀裂から導体露出部間のアーク短絡につながることがほとんどなくなり、発火や断線事故の危険性を小さくして信頼性を高められる。
また、本発明に係る低圧引込用電線は必要に応じて、前記外層の絶縁体が、オレフィン系又はゴム系ベース樹脂100重量部に金属水酸化物を30ないし150重量部となる割合で配合した材料で形成されるものである。
このように本発明によれば、絶縁体としてオレフィン系またはゴム系ベース樹脂を用いると共に、これに金属水酸化物を適切な割合で配合させ、高絶縁性能を付与することにより、耐トラッキング性を高め、表面への導電路の形成を防止でき、絶縁体に傷や亀裂が生じても導体露出部分間でのアーク放電につながる危険性が低く、発火や断線事故を起こりにくくすることができる。さらに、絶縁体が仮に燃焼した場合でも、金属水酸化物の結晶水が噴出し、生じるジュール熱を奪って周囲に放散させる消火作用を発揮し、絶縁体を燃えにくくすると共に、噴出する結晶水の蒸発ガスの勢いで炭化物を吹飛ばして散逸させ、導電路となる炭化物の成長を抑えてトラッキング現象の進行も防止できる。
また、本発明に係る低圧引込用電線は必要に応じて、前記外層の絶縁体が、高密度ポリエチレンを含んだオレフィン系又はゴム系ベース樹脂100重量部に金属水酸化物を30ないし150重量部となる割合で配合した材料で形成されるものである。
このように本発明によれば、絶縁体として高密度ポリエチレンを含んだオレフィン系ベース樹脂を用いると共に、これに金属水酸化物を適切な割合で配合させ、高絶縁性能を与えつつ、耐摩耗性、耐傷付き性の優れた絶縁体とすることにより、耐トラッキング性が高まることと合わせて、水分や塵埃が付きやすく放電の起点となりがちな表面の傷が生じにくく、放電が起こりにくくなる上、断線に至る要因の一つである導体に達するような傷も入りにくくなり、安全性及び信頼性の一層の向上が図れる。さらに、絶縁体が仮に燃焼した場合でも、金属水酸化物の結晶水が噴出し、生じるジュール熱を奪って周囲に放散させる消火作用を与えられ、絶縁体を燃えにくくすると共に、噴出する結晶水の蒸発ガスの勢いで炭化物を吹飛ばして散逸させ、導電路となる炭化物の成長を抑えてトラッキング現象の進行も防止できる。
以下、本発明の一実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る低圧引込用電線の断面図、図2は本実施形態に係る低圧引込用電線の概略斜視図である。
前記各図において本実施形態に係る低圧引込用電線1は、所定の同じ外径となる円断面形状の三本の絶縁電線11、12、13を撚り合わせてなるものであり、このうち一つの絶縁電線11が、導体14周囲に絶縁体15を一層のみ備える一方、他の絶縁電線12、13が、導体14周囲に内外二層の絶縁体を配設され、外層絶縁体16、17の一部及び内層絶縁体18、19を線心識別可能な所定色とされる構成である。
前記絶縁電線11は、導体14周囲に、カーボンブラック等を配合した黒色又は灰色で耐候性及び耐トラッキング性に優れた材質製の絶縁体15を一層のみ備える、一般的な耐トラッキング性を有する絶縁電線と同様の構成であり、詳細な説明を省略する。
また、絶縁電線12は、導体14周囲を耐トラッキング性に優れた材質製の内層絶縁体18で被覆されると共に、さらにこの内層絶縁体18を同様に耐トラッキング性に優れた材質製の外層絶縁体16で覆われてなる構成である。さらに、絶縁電線13は、導体14周囲を耐トラッキング性に優れ且つ前記内層絶縁体18とは色の異なる材質からなる内層絶縁体19で被覆されると共に、その外側に外層絶縁体17を配設される構成である。なお、これら絶縁電線12、13において、外層絶縁体16、17の耐トラッキング性が十分なものであれば、内層絶縁体18、19は必ずしも耐トラッキング性に優れた材質製でなくてもかまわない。
前記外層絶縁体16、17は、各絶縁電線12、13ごとに異ならせた色とされる線心識別用の色帯部16a、17aを、表面の一部に外層全体の厚さより薄い所定厚さで一又は複数本長手方向に連続させて配設される一方、残り部分を前記絶縁電線の絶縁体15同様の黒色又は灰色の材質製である耐候性材質部16b、17bとされる構成である。この外層絶縁体16、17全体の厚さは0.2mm以上とされ、そのうち色帯部16a、17aと重なる状態で色帯部内側に位置する部分における耐候性材質部16b、17bの厚さは、0.1mm以上とされ、色帯部16a、17aの有無とは関わりなく十分な耐候性を確保できるものとなっている。すなわち、色帯部16a、17aは耐候性材質部16b、17bと比べて耐候性の点で劣り、長期間(数十年)の屋外使用で劣化して絶縁体表面から消失することも考えられるが、これら色帯部16a、17aの内側に耐候性材質部16b、17bが十分な厚みで存在することから、外層絶縁体16、17として長期間屋外で使用する場合に必要な耐候性を確保できる仕組みである。
外層絶縁体16、17をなす色帯部16a、17a及び耐候性材質部16b、17bは、耐摩耗性、耐傷付き性に優れる高密度ポリエチレンを含んだオレフィン系ベース樹脂に金属水酸化物を配合したものであり、内層絶縁体18、19や導体14に達する傷が入りにくく、断線に至る要因を減じることができることに加え、オレフィン系樹脂の備える塩化ビニル樹脂に比べて耐トラッキング性が優れるという性質により、さらなる信頼性向上を図っている。そして、この外層絶縁体16、17が熱可塑性、非架橋系材料であることから、リサイクル可能であり、且つ、焼却しても有害なガスを発生しないなど、環境に与える負担が小さいことに加え、塩化ビニル樹脂に比べて耐熱温度が高いことから許容電流を大きくでき、電線サイズの縮小化も図れる、といったメリットが得られる。
外層絶縁体16、17に配合される金属水酸化物は、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムが主で、1種類のみを配合する場合と、2種類以上の金属水酸化物を併用し配合する場合がある。この金属水酸化物の全配合割合は、オレフィン系ベース樹脂100重量部に対し、30〜150重量部である。この配合割合が30重量部を下回ると、難燃性や耐トラッキング性の低下を招き、150重量部を上回ると、絶縁性能や機械的特性の低下を招く。
こうした金属水酸化物は、絶縁体16表面の水分を漏れ電流が流れて生じるジュール熱や局部放電により生じた熱に対し、金属水酸化物の含有する水分を蒸発させてこれらの熱を拡散させ、また、放電や熱により分解する一方、同時に発生するガスで炭化物を散逸させ、トラッキング現象の進行を抑制する性質を有する。また、金属水酸化物は、絶縁体16を燃えにくくする効果も併せ持ち、燃焼しやすいポリエチレン等オレフィン系樹脂の性質を補って、家屋に引き込む低圧引込用電線の絶縁材料としての十分な難燃性を確保できる。
なお、この外層絶縁体16、17における耐候性材質部16b、17bのうち、色帯部16a、17aの内側に位置する部分の厚さが0.2mm以上の場合、十分な耐候性及び耐トラッキング性と共に耐燃性も確保できることから、内側絶縁体18、19は必ずしも金属水酸化物を含んだ耐燃性材質でなくてもかまわない。
前記内層絶縁体18、19は、外層絶縁体16、17における各色帯部16a、17aと同一色の同一材料で形成され、絶縁電線12、13ごとに異なる色とされてなる構成である。この内層絶縁体18、19は、外層絶縁体16、17同様、高密度ポリエチレンを含んだオレフィン系ベース樹脂からなるものであり、導体14に達する傷が入りにくく、断線に至りにくい上、耐燃性及び耐トラッキング性に優れる。この内層絶縁体18、19の色としては、外側絶縁体16、17の耐候性材質部16b、17bと異なる青、緑、茶、白、赤、黄、紫、桃、オレンジ、ベージュ、及び灰色などが採用される。
次に、前記構成に基づく低圧引込用電線のトラッキング現象抑制状態について説明する。低圧引込用電線1として撚り合わされた各絶縁電線11、12、13においては、表面の絶縁体15や外層絶縁体16、17の耐トラッキング性が高く、アーク短絡につながる危険性は極めて小さいが、仮に、絶縁体15表面に水分や塩分を含んだ塵埃が付着又は堆積して絶縁体15表面が湿潤又は汚損状態になると、絶縁体15や外層絶縁体16、17表面に沿って漏れ電流が流れる。
この電流で発生したジュール熱による水分の蒸発に伴い、絶縁体15や外層絶縁体16、17の一部表面が局部的に乾燥すると、電流路が遮断されて放電が生じ、この放電に伴う熱で絶縁体15や外層絶縁体16、17の一部が熱分解するが、絶縁体15や外層絶縁体16、17に含まれる金属水酸化物にこの熱が加わると、金属水酸化物の結晶水が噴出し、熱を奪って周囲に放散させ、絶縁体15や外層絶縁体16、17を燃えにくくして炭化物の生成を抑えると共に、噴出する結晶水の蒸発ガスの勢いで炭化物を吹飛ばして散逸させ、導電路となる炭化物の成長を抑えてトラッキング現象の進行を防止する。
一方、この撚り合わされた低圧引込用電線1は、点検作業や、布設、接続等にあたって導体を露出させる作業において、相確認を行うために線心の識別が必要となるが、撚り合わされた各絶縁電線11、12、13毎に色帯部の有無やその色の違いにより外観を異ならせていることで、こうした差異を基に線心を容易に識別して作業が行える。そして、色帯部16a、17aを含む外層絶縁体16、17を加工している場合も、絶縁電線12、13ごとに色分けされた内層絶縁体18、19が露出することで、何ら問題なく線心の識別が可能である。
このように、本実施形態に係る低圧引込用電線は、絶縁電線12、13の絶縁体を内外二層構造とし、外層絶縁体16、17のほとんどを耐候性及び耐トラッキング性に優れた耐候性材質部16b、17bとすると共に、外層表面側の一部に線心の識別を可能とする色帯部16a、17aを配設し、また、線心の識別が可能ながら耐トラッキング性に優れる内層絶縁体18、19を配置し、絶縁電線11、12、13の未加工時外観及び絶縁体加工時の内層露出状態のいずれでも線心を目視により識別可能となることから、線心の認識性を著しく向上させて識別ミスを起こしにくく確実な識別が行え、導体の露出、接続や布設又は点検時の相確認といった電線に対する各種作業性を向上させられる。また、引込用電線としての耐トラッキング性を高められ、トラッキング現象に起因した放電とこれに伴う絶縁体の炭化が起こりにくく、様々な要因で入った絶縁体の傷や亀裂から導体露出部間のアーク短絡につながることがほとんどなくなり、発火や断線事故の危険性を小さくして信頼性を高められる。
なお、前記実施形態に係る低圧引込用電線においては、絶縁電線12、13における外側絶縁体16、17の一部表面に長手方向へ連続する色帯部16a、17aを設けて線心の識別が行える構成としているが、これに限らず、色帯部に代えて、内側絶縁体の色の違いに対応して各絶縁電線ごとにそれぞれ異なる形状をなす線心識別用のマークを、各外側絶縁体の表面に長手方向へ連続又は所定間隔で繰返し配置として配設する構成とすることもでき、絶縁電線表面のマークを見分けることで前記実施形態同様に線心を目視で識別可能となり、線心の認識性を著しく向上させて識別ミスを起こしにくく確実な識別が行え、導体の露出、接続や布設又は点検時の相確認といった電線に対する各種作業性を向上させられる。
また、前記実施形態に係る低圧引込用電線において、絶縁電線11は黒色又は灰色材質製の絶縁体15を一層のみ備える構成としているが、これに限らず、導体14周囲に黒色又は灰色材質製の絶縁体のみ備えるものであれば、導体周囲へ複数層状に黒色又は灰色材質製の同種又は異種の絶縁体を配置する構成とすることもでき、特に、黒色又は灰色材質のみながら絶縁電線12、13同様に二層構造とする場合、絶縁電線12、13と同じ製造設備で、絶縁体材料の変更のみでそのまま製造できることとなり、製造コスト低減が図れる。
また、前記実施形態に係る低圧引込用電線においては、撚り合わされる絶縁電線の数を三つとする構成としているが、これに限らず、適宜必要とされる絶縁電線をそれぞれ外観を異ならせつつ所定数撚り合わせて、又は所定数並列させて一体化して、低圧引込用電線として用いる構成とすることもできる。
また、前記実施形態に係る低圧引込用電線においては、外層絶縁体16、17に、耐摩耗性、耐傷付き性を付与するために高密度ポリエチレンを含んだオレフィン系ベース樹脂を用いる構成としているが、これに限らず、耐摩耗性、耐傷付き性をあまり考慮しなくて済む環境での使用となる場合、高密度ポリエチレンを必ずしも含まない、オレフィン系又はゴム系ベース樹脂を材料として形成する構成とすることもでき、前記実施形態同様、耐候性と耐トラッキング性を確保しつつ、低コスト化できる。
また、前記実施形態に係る低圧引込用電線においては、外層絶縁体16、17における色帯部16a、17aと内層絶縁体18、19を各絶縁電線12、13でそれぞれ同一色とし、線心を容易に識別可能とする構成としているが、この他、全ての絶縁電線で色帯部の色を一致させつつ、絶縁電線ごとに表面に表れる色帯部の数を異ならせて識別可能とするなど、色帯部と内層絶縁体とが一対一に対応して絶縁体未加工状態と内層露出状態のいずれでも線心識別が可能な形態となっていれば、色帯部と内層絶縁体を同じ色としない構成であってもかまわない。
また、前記実施形態に係る低圧引込用電線において、内層絶縁体18、19は外層絶縁体16、17における色帯部16a、17aとそれぞれ同一色の同一材料で形成される構成としているが、これに限らず、内層絶縁体と色帯部の色が同一又は極めて近似で、絶縁電線ごとの識別が可能であれば、内層絶縁体と色帯部が互いに異なる材料で形成される構成であってもかまわない。
本発明の一実施形態に係る低圧引込用電線の断面図である。 本発明の一実施形態に係る低圧引込用電線の概略斜視図である。
符号の説明
1 低圧引込用電線
11、12、13 絶縁電線
14 導体
15 絶縁体
16、17 外層絶縁体
16a、17a 色帯部
16b、17b 耐候性材質部
18、19 内層絶縁体

Claims (6)

  1. 複数の絶縁電線を撚り合わせてなる低圧引込用電線において、
    前記絶縁電線の全て、もしくは、導体周囲に黒色又は灰色材質製の絶縁体のみ備える一本を除く残りの絶縁電線が、導体周囲に各々所定材質からなる内層と外層との二層の絶縁体を備えてなり、
    前記外層の絶縁体が、耐トラッキング性に優れ、且つ各絶縁電線ごとに異ならせた色及び/又は配置形態とされる線心識別用の色帯部を、表面の一部に外層厚さより薄い厚みで一又は複数本長手方向に連続させて配設される一方、残り部分を前記色帯部と異なる黒色又は灰色で耐候性及び耐トラッキング性に優れた材質製とされてなり、
    前記内層の絶縁体が、前記外層の絶縁体における前記色帯部以外の部分とは少なくとも異なる色で、且つ他の絶縁電線の内層絶縁体とも互いに異なる所定色とされてなることを
    特徴とする低圧引込用電線。
  2. 前記請求項1に記載の低圧引込用電線において、
    前記外層の絶縁体が、前記色帯部の内側に位置する黒色又は灰色材質部分の厚さを0.1mm以上とされることを
    特徴とする低圧引込用電線。
  3. 前記請求項1又は2に記載の低圧引込用電線において、
    前記内層の絶縁体が、前記色帯部と同一色の同一材料で形成されることを
    特徴とする低圧引込用電線。
  4. 複数の絶縁電線を撚り合わせてなる低圧引込用電線において、
    前記絶縁電線の全て、もしくは、導体周囲に黒色又は灰色材質製の絶縁体のみ備える一本を除く残りの絶縁電線が、導体周囲に各々所定材質からなる内層と外層との二層の絶縁体を備えてなり、
    前記外層の絶縁体が、黒色又は灰色で耐候性及び耐トラッキング性に優れた材質製とされると共に、表面の一部に、黒色又は灰色の前記材質色と区別可能で且つ各絶縁電線ごとに異ならせた線心識別用のマークを長手方向に連続又は所定間隔で繰返して配置されてなり、
    前記内層の絶縁体が、前記外層の絶縁体における前記マークと一対一に対応し且つ他の絶縁電線の内層絶縁体とは互いに異なる所定色とされてなることを
    特徴とする低圧引込用電線。
  5. 前記請求項1ないし4のいずれかに記載の低圧引込用電線において、
    前記外層の絶縁体が、オレフィン系又はゴム系ベース樹脂100重量部に金属水酸化物を30ないし150重量部となる割合で配合した材料で形成されることを
    特徴とする低圧引込用電線。
  6. 前記請求項1ないし4のいずれかに記載の低圧引込用電線において、
    前記外層の絶縁体が、高密度ポリエチレンを含んだオレフィン系又はゴム系ベース樹脂100重量部に金属水酸化物を30ないし150重量部となる割合で配合した材料で形成されることを
    特徴とする低圧引込用電線。
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