JP2007193876A - 記録ディスク・ドライブ及びその欠陥領域管理方法 - Google Patents

記録ディスク・ドライブ及びその欠陥領域管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスク欠陥検査において、エラー登録すべきユーザ・データのアドレスを特定する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、通常のデータ読み取りを行う場合のターゲット・ポジションにリード素子を位置決めした状態において、ライト素子によるデータ書込み処理を実行する。データ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、そのエラーが生じたサーボ・データをターゲットとして通常のデータ書き込みを行うユーザ・データのアドレスを予想する。予想されたユーザ・データのアドレスへの通常のデータ書き込みにおいてターゲットとして使用するサーボ・データのアドレスを特定する。特定されたサーボ・データのアドレスとエラーが生じたサーボ・データのアドレスとが一致する場合、予想されたユーザ・データのアドレスをエラー登録する。
【選択図】図9

Description

本発明は、記録ディスク・ドライブ及びその欠陥領域管理方法に関し、特に、リード・ライト・オフセットが存在するヘッドを有する記録ディスク・ドライブにおける欠陥領域管理に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られているが、その中で、ハード・ディスク・ドライブ(Hard Disk Drive:HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。更に、コンピュータにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
ヘッド素子部によりデータの記録再生を行うHDDは、磁気ディスク上に形成されたサーボ・データに基づき、ヘッドの位置決め制御を行う。磁気ディスク上で同心円状に形成されたトラックのそれぞれは複数のサーボ・セクタを備え、各サーボ・セクタはサーボ・データとユーザ・データから構成されている。サーボ・データは、HDDの製造工程において、磁気ディスク上にサーボ・ライタ等により記録される。
近年、HDDにおける記憶容量高密度化のため、データ・トラック及びサーボ・トラックの間隔、データ・セクタの間隔が狭くなってきている。そのため、ヘッド素子部の揺らぎに対する許容量が減少してきている。HDDの構造上のばらつきや、サーボ・ライトにおけるヘッド位置のばらつきに起因して、サーボ・トラックの間隔のばらつきが生じる。このサーボ・トラック間隔のばらつきは、トラック又はセクタの間隔が狭くなるにつれて、無視できない大きさになってきている。
例えば、サーボ・トラックの間隔がばらつくことによって、サーボ・トラックが局部的に狭くなるところが生じる。局部的にサーボ・トラックが狭くなると、所望のトラックの隣のトラックに寄ってライトを行いその隣のトラックのデータを消去してしまう"Squeeze"というエラーをひきおこす可能性がある。Squeezeは、ヘッド素子部がサーボ・トラックを正常にリードできないことや、サーボ・トラックが局部的に狭くなるなどの原因によって、所望のトラックの隣のトラックに上書きしてしまう現象である。
そこで、HDDの製造工程において、SRST(Self Run Self Test)とよばれる磁気ディスク上の欠陥を検出するテストを行う(例えば、特許文献1を参照)。SRSTにおいては、磁気ディスクへのデータ・ライトとデータ・リード行ってキズが形成された欠陥領域などを検出するSAT(Surface Analysis Test)に加えて、FILL-DATAと呼ばれるテストを行う。テストで検出された欠陥セクタは、PDM(Primary Defect Map)とよばれるマップに登録する。PDMに登録されたデータ・セクタは使用されない。
このFILL-DATAは、磁気ディスクのデータ領域全面にデータのライトを行い、ライト・エラーが発生するデータ・トラックを検出する。そのデータ・トラックに含まれるすべてのデータ・セクタを欠陥領域としてPDMに登録する。FILL-DATAは、サーボ・トラックが狭いことやサーボ・トラックがリードすることができない等のサーボ・トラック・エラーによってライト・エラーが頻繁に発生する欠陥領域を検出する。
2002−260355
FILL-DATAは、FILL-DATA at write positionとよばれる処理と、FILL-DATA at read positionとよばれる処理を行う。FILL-DATA at write positionは、データ・トラックにデータの書き込みを行う位置(ライト・ポジション)にヘッド素子部(リード素子)を位置決めし、データの書き込み処理を行う。あるデータ・トラックにおいてライト・エラーが発生した場合、そのライト素子の位置する(書き込んでいる)データ・トラックを欠陥トラックと決定し、このトラック内の全てのデータ・セクタをPDMに登録する。
FILL-DATA at read positionは、データ・トラックからユーザ・データを読出すときの位置(リード・ポジション)にヘッド素子部(リード素子)を位置決めし、データの書き込み処理を行う。あるデータ・トラックにおいてライト・エラーが発生した場合、そのリード素子が位置するデータ・トラックを欠陥トラックと決定し、このトラック内の全てのセクタをPDMに登録する。
FILL-DATA at read positionにおいてライト・エラーが検出された場合、リード素子が読み取っているサーボ・トラックにエラーが存在すると考えられる。したがって、このサーボ・トラックを使用してリードするデータ・トラックの他に、そのサーボ・トラックを使用してライトするデータ・トラックも欠陥領域としてPDMに登録することが、HDDの信頼性の点から好ましい。この点は、FILL-DATA at write positionにおいて検出されたエラー・サーボ・トラックを使用してリードするデータ・トラックについても同様である。
従って、FILL-DATA at read positionにおいて検出されたエラー・サーボ・トラックを使用してライトするデータ・トラックを特定する手法が必要とされる。あるいは、FILL-DATA at write positionにおいて検出されたエラー・サーボ・トラックを使用してリードするデータ・トラックを特定する手法が必要とされる。これらの特定は、データ・トラック・ピッチとサーボ・トラック・ピッチとが異なる磁気ディスクを備えるHDDにおいて特に困難であり、効率的な特定方法が望まれる。
本発明の一つの態様は、リード素子とライト素子とが記録ディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドを備え、前記記録ディスクに記録されたサーボ・データを前記リード素子で読み出しながら前記ヘッドの位置決めを行う記録ディスク・ドライブにおける欠陥領域管理方法であって、通常のデータ読み取りもしくはデータ書き込みの内の一方のアクセスを行う場合のターゲット・ポジションに前記リード素子を位置決めした状態において、データ書込み処理を実行し、前記データ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、そのエラーが生じたサーボ・データをターゲットとして通常のデータ読み取りもしくはデータ書き込みの内の他方のアクセスを行うユーザ・データのアドレスを予想し、前記予想されたユーザ・データのアドレスへの前記他方のアクセスにおいてターゲットとして使用するサーボ・データのアドレスを特定し、前記特定されたサーボ・データのアドレスと前記エラーが生じたサーボ・データのアドレスとを比較し、その比較結果に基づいて前記予想したユーザ・データのアドレスにより特定される領域をエラー登録するものである。予想されたユーザ・データのアドレスから対応するサーボ・データのアドレスを特定することによって、記録ディスク・ドライブにおいて通常行われる手法によって、エラー登録すべきユーザ・データのアドレスを特定することができる。
前記ユーザ・データのアドレスは、データ・トラックを特定し、前記エラーが生じたサーボ・データのアドレス及び前記特定されたサーボ・データのアドレスは、それぞれサーボ・トラックを特定し、前記ユーザ・データのアドレスが特定するデータ・トラックの全領域をエラー登録することが好ましい。これによって、サーボ・エラーが存在する場合に、ターゲットと異なるトラックへのデータ書き込みをより確実に防止することができる。
前記ヘッドのシークを行うことなく、前記予想されたユーザ・データのアドレスから前記サーボ・データのアドレスを演算により特定することが好ましい。これによって、迅速にサーボ・データのアドレスを特定することができる。さらに、前記サーボ・データのアドレスの演算は、通常のデータ読み取り及びデータ書き込みにおいて使用する演算機能を使用することが好ましい。これによって、新たにサーボ・データのアドレス特定のための演算機能を実装しなくてすむ。
前記記録ディスクに記録されているデータ・トラック・ピッチとサーボ・トラック・ピッチとは異なる場合、サーボ・データのアドレスとユーザ・データのアドレスとの間の変換処理が複雑となるので、本発明は特に有用である。
前記特定されたサーボ・データのアドレスと前記エラーが生じたサーボ・トラックのアドレスとが一致するまで、前記ユーザ・データのアドレスの予想及び前記サーボ・データのアドレスの特定を繰り返し、一致した前記ユーザ・データのアドレスにより特定される領域をエラー登録する。さらに、前記特定されたサーボ・データのアドレスと前記エラーが生じたサーボ・トラックのアドレスとが一致しない場合、その特定されたサーボ・データのアドレスに基づいて、そのターゲットとなるサーボ・データが前記エラーが生じたサーボ・データのトラックに近づくように、次のユーザ・データのアドレスを予想することが好ましい。これによって、迅速に目的とするユーザ・データのアドレスを特定することができる。
本発明の他の態様に係る記録ディスク・ドライブは、リード素子とライト素子とが記録ディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドと、前記記録ディスクの欠陥領域を格納するメモリと、コントローラを備える。コントローラは、通常のデータ読み取りもしくはデータ書き込みの内の一方のアクセスを行う場合のターゲット・ポジションに前記ヘッドを位置決めした状態のデータ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、そのエラーが生じたサーボ・データをターゲットとして通常のデータ読み取りもしくはデータ書き込みの内の他方のアクセスを行うユーザ・データのアドレスを予想し、その予想されたユーザ・データのアドレスへの前記他方のアクセスにおいてターゲットとして使用するサーボ・データのアドレスを特定し、その特定されたサーボ・データのアドレスと前記エラーが生じたサーボ・データのアドレスとの比較結果に基づいて前記予想したユーザ・データのアドレスにより特定される領域を前記メモリに格納する。
前記ヘッドのシークを行うことなく、前記予想されたユーザ・データのアドレスから前記サーボ・データのアドレスを演算により特定することが好ましい。あるいは、前記サーボ・データのアドレスの演算は、通常のデータ読み取り及びデータ書き込みにおいて使用する演算機能を使用することが好ましい。
本発明によれば、記録ディスクの欠陥検査において、エラー登録すべきユーザ・データのアドレスを特定することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
以下においては、データ記憶装置の一例であるハードディスク・ドライブ(HDD)を例として、本発明の実施形態を説明する。本実施形態の磁気ディスク欠陥検出検査は、通常の書き込み位置(ライト・ポジション)におけるライト・テストと、読み取り位置(リード・ポジション)におけるライト・テストを実行する。例えば、リード・ポジションのライト・テストにおいてエラーが発生した場合、同一のサーボ・データを使用してライトするデータ領域を欠陥登録する。本形態の特徴点の一つは、この同一のサーボ・データを使用するデータ領域の特定手法に関する。
本実施形態の特徴点の理解を容易とするため、最初に、HDDの全体構成の概略を説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD1の構成を模式的に示すブロック図である。図1に示すように、HDD1は、密閉されたエンクロージャ10内に、記録ディスクの一例である磁気ディスク11、ヘッドの一例であるヘッド素子部12、アーム電子回路(AE:Arm Electronics)13、スピンドル・モータ(SPM)14、ボイス・コイル・モータ(VCM)15、そしてアクチュエータ16を備えている。
HDD1は、エンクロージャ10の外側に固定された回路基板20を備えている。回路基板20上には、リード・ライト・チャネル(R/Wチャネル)21、モータ・ドライバ・ユニット22、ハードディスク・コントローラ(HDC)とMPUの集積回路(以下、HDC/MPU)23及びRAM24などの各ICを備えている。尚、各回路構成は一つのICに集積すること、あるいは、複数のICに分けて実装することができる。
外部ホスト51からのユーザ・データは、HDC/MPU23によって受信され、R/Wチャネル21、AE13を介して、ヘッド素子部12によって磁気ディスク11に書き込まれる。また、磁気ディスク11に記憶されているユーザ・データはヘッド素子部12によって読み出され、そのユーザ・データは、AE13、R/Wチャネル21を介して、HDC/MPU23から外部ホスト51に出力される。
磁気ディスク11は、SPM14に固定されている。SPM14は所定の角速度で磁気ディスク11を回転する。HDC/MPU23からの制御データに従って、モータ・ドライバ・ユニット22がSPM14を駆動する。各ヘッド素子部12はスライダ(不図示)に固定されている。また、スライダはアクチュエータ16の先端部に固定されている。アクチュエータ16はVCM15に連結され、揺動軸を中心に揺動することによって、ヘッド素子部12(及びスライダ)を回転する磁気ディスク11上においてその半径方向に移動する。モータ・ドライバ・ユニット22は、HDC/MPU23からの制御データ(本明細書においてDACOUTと呼ぶ)に従ってVCM15を駆動する。
ヘッド素子部12には、磁気ディスク11への記録データに応じて電気信号を磁界に変換するライト素子、及び磁気ディスク11からの磁界を電気信号に変換するリード素子を備えている。ヘッド素子部12が磁気ディスク11上に位置するときに、ライト素子とリード素子とは、半径方向に異なる位置にある。このライト素子とリード素子の半径方向の位置の差異(距離)はリード・ライト・オフセットとよばれている。なお、磁気ディスク11は、1枚以上あればよく、記録面は磁気ディスク11の片面あるいは両面に形成することができる。
AE13は、複数のヘッド素子部12の中から磁気ディスク11へのアクセスを行う1つのヘッド素子部12を選択し、選択されたヘッド素子部12により再生される再生信号を一定のゲインで増幅(プリアンプ)し、R/Wチャネル21に送る。また、R/Wチャネル21からの記録信号を選択されたヘッド素子部12に送る。R/Wチャネル21は、リード処理において、AE13から供給されたリード信号を一定の振幅となるように増幅し、取得したリード信号からデータを抽出し、デコード処理を行う。読み出されるデータは、ユーザ・データとサーボ・データを含む。デコード処理されたリード・ユーザ・データは、HDC/MPU23に供給される。また、ライト処理において、R/Wチャネル21はHDC/MPU23から供給されたライト・データをコード変調し、更にコード変調されたライト・データをライト信号に変換してAE13に供給する。
HDC/MPU23において、MPUはRAM24にロードされたコードに従って動作する。HDD1の起動に伴い、RAM24には、MPU上で動作するコードの他、制御及びデータ処理に必要とされるデータが磁気ディスク11あるいはROM(不図示)からロードされる。HDC/MPU23は、リード/ライト処理制御、コマンド実行順序の管理、サーボ信号を使用したヘッド素子部12のポジショニング制御(サーボ制御)、インターフェース制御、ディフェクト管理などのデータ処理に関する必要な処理の他、HDD1の全体制御を実行する。特に本形態において、HDC/MPU23は、製造工程における磁気ディスクの欠陥テストを行う。この点については、後に詳述する。
図2を参照して、磁気ディスク11上の記録データについて説明する。図2は、磁気ディスク11の記録面の記録データの状態を模式的に示している。図2に示すように、磁気ディスク11の記録面には、磁気ディスク11の中心から半径方向に放射状に延び、所定の角度毎に離間して形成された複数のサーボ領域111と、隣り合う2つのサーボ領域111の間にデータ領域112が形成されている。各サーボ領域111には、ヘッド素子部12の位置決め制御を行うためのサーボ・データが記録される。各データ領域112には、ユーザ・データが記録される。
磁気ディスク11の記録面には、半径方向に所定幅を有し、同心円状に形成された複数のデータ・トラック113が形成される。ユーザ・データは、トラック113に沿って記録される。一つのデータ・トラック113は、サーボ領域111間に複数のデータ・セクタ(ユーザ・データの記録単位)を備えている。
各複数データ・トラック113は、磁気ディスク11の半径方向の位置に従って、複数のゾーン114にグループ化されている。1つのトラック113に含まれるデータ・セクタの数は、ゾーンのそれぞれに設定される。図2においては、3つのゾーン114a−114cが例示されている。
同様に、磁気ディスク11は、半径方向に所定幅を有し、同心円状に形成された複数のサーボ・トラックを備えている。各サーボ・トラックは、データ領域112で分離された複数のサーボ・データから構成されている。本形態においては。サーボ・トラック・ピッチとデータ・トラック・ピッチが一致していない。この点については後述する。
サーボ・データは、サーボ・トラック番号と、サーボ・トラック内におけるサーボ・セクタ番号、そして細かい位置制御をするためのバースト・パターンを備えている。バースト・パターンは、例えば、半径位置の異なる4つのバースト・パターンA、B、C、Dからなっている。各バースト・パターンの再生信号の振幅によって、サーボ・トラック内の位置を決定することができる。サーボ・トラック内の位置は、半径方向に256分割されたPES(Position Error Signal)値とよばれるもので表している。本明細書においては、このサーボ・トラック番号、サーボ・セクタ番号及びPES値とで表される位置をサーボ・アドレスとする。
本形態のHDD1は、その製造工程において、SRST(Self Run Self Test)を実行する。SRSTにおいて、HDD1は、インストールされているテスト・プログラムを実行することによって、自ら磁気ディスク11上の欠陥検出テストを行う。SRSTは、磁気ディスク11へのデータ・ライトとデータ・リード行って欠陥を検出するSAT(Surface Analysis Test)に加えて、データ・ライトのみを行ってライト・エラーを引き起こす領域を検出するFILL-DATAを行う。SRSTが検出した欠陥データ・セクタは、PDM(Primary Defect Map)に登録される。HDD1は、通常動作において、PDMに登録されたデータ・セクタを使用せず、スキップする。
FILL-DATAは、磁気ディスク11のデータ領域全面にデータのライト処理を行い、ライト・エラーが発生するデータ・トラックを検出する。そのデータ・トラックに含まれるすべてのデータ・セクタを欠陥領域としてPDMに登録する。ここで、ライト処理は、ターゲットへのシークから磁気ディスク11へのデータ書き込みまでの一連の処理である。
FILL-DATAは、サーボ・トラックが狭いことやサーボ・トラックがリードすることができない等のサーボ・トラック・エラーによってライト・エラーが頻繁に発生する欠陥領域を検出する。ライト・エラーの具体的な一例としては以下のようなものがある。
(1)ライト・リトライが15回行われても、ライト・リトライをエラーが発生せずに行うことができない。
(2)ライト・リトライを15回繰り返す前に、ライト・リトライが成功するが、ライト・リトライが成功するまでの間におこったライト・エラーのセクタが、3サーボ・セクタ間で4セクタ以上ある。ここでいう3サーボ・セクタ間とは、あるサーボ・セクタから、2つ目のサーボ・セクタまでの領域とする。
(3)ライト・リトライを15回繰り返す前に、ライト・リトライが成功するが、サーボ・データのリード・エラーが発生するセクタが多い。
(4)そのトラックにシークすることができない。
本形態のFILL-DATAは、FILL-DATA at write positionと、FILL-DATA at read positionを行う。これらについて、図3を参照して説明する。図3において、ライト素子121aとリード素子122aとは、リード・ポジションにあり、ライト素子121bとリード素子122bとは、ライト・ポジションにある。
具体的には、リード素子122bは、ライト素子121bがデータ・トラックDTr_m-2にユーザ・データを書き込むための位置に位置決めされている。一方、リード素子122aはデータ・トラックDTr_mをリードする位置に位置決めされる。その結果、ライト素子121aは、通常のデータ・トラックからは磁気ディスク11の半径方向においてずれた位置にある。
図3の例を使用して説明すれば、FILL-DATA at write positionは、通常のデータ・トラックDTr_m-2にデータの書き込みを行う位置(ライト・ポジション)にヘッド素子部12(リード素子122)を位置決めし、ライト素子121でデータの書き込みを行う。このデータ・トラックDTr_m-2においてライト・エラーが発生した場合、そのライト素子121の位置する(書き込んでいる)データ・トラックDTr_m-2を欠陥トラックと決定し、このデータ・トラック内の全てのデータ・セクタをPDMに登録する。HDD1は、この処理を各データ・トラックについて実行する。
一方、FILL-DATA at read positionは、データ・トラックDTr_mからユーザ・データを読み取るときの位置(リード・ポジション)にヘッド素子部12(リード素子122)を位置決めし、ライト素子121でデータの書き込みを行う。データ・トラックDTr_mにおいてライト・エラーが発生した場合、そのリード素子121が位置するデータ・トラックを欠陥トラックと決定し、このトラック内の全てのセクタをPDMに登録する。HDD1は、この処理を各データ・トラックについて実行する。
図3の例において、FILL-DATA at read positionにおいてライト・エラーが検出された場合、リード素子122が読み取っているサーボ・トラックSTr_nにエラーが存在すると考えられる。従って、このサーボ・トラックSTr_nを使用してリードするデータ・トラックDTr_mの他に、そのサーボ・トラックSTr_nを使用してライトするデータ・トラックDTr_m-2も欠陥領域としてPDMに登録することが、HDD1の信頼性の点から好ましい。
上述の点は、FILL-DATA at write positionにおいて検出されたエラー・サーボ・トラックを使用してリードするデータ・トラックについても同様である。つまり、FILL-DATA at write positionにおいてライト・エラーが検出された場合、リード素子122bが読み取っているサーボ・トラックSTr_nにエラーが存在すると考えられる。従って、このサーボ・トラックSTr_nを使用してライトするデータ・トラックDTr_m-2の他に、そのサーボ・トラックSTr_nを使用してリードするデータ・トラックDTr_mも欠陥領域としてPDMに登録することが好ましい。
ここで、リードにおけるエラーはライトにおけるエラーと異なり、他のデータの上書きを起こさないため、HDDによっては、FILL-DATA at write positionにおいて検出されたエラー・サーボ・トラックを使用してリードするデータ・トラックをPDMに登録しないことが好ましい。これによって、PDMの容量をセーブすることができる。なお、設計によっては、FILL-DATA at read positionにおいて検出されたエラー・サーボ・トラックを使用してライトするデータ・トラックをPDMに登録しないことも可能である。
FILL-DATA at read positionにおいてライト・エラーが検出された場合の処理の例を、図4を参照して説明する。本形態の磁気ディスク11は、データ・トラック・ピッチとサーボ・トラック・ピッチとが異なるアダプティブ・フォーマットに従ってデータを記録している。データ・トラック・ピッチがサーボ・トラック・ピッチよりも大きく、スクイーズやオフトラック・ライトを防止して、信頼性を向上する。
HDD1は、FILL-DATA at read positionにおいてライト・エラーを検出すると(S11)、そのサーボ・トラックを使用して読み取るデータ・トラックをPDMに登録する(S12)。さらに、HDD1は、そのサーボ・トラックを使用してデータを書き込むデータ・トラックを特定する(S13)。特定されたデータ・トラックは、欠陥領域として、PDMに登録される(S14)。
ここで、ステップS13において、HDD1は、リード・ポジションでエラー検出されたサーボ・データを使用してライトされるデータ・トラック(図3におけるデータ・トラックDTr_m-2)を特定することが必要である。しかし、通常のHDD1の機能は、サーボ・トラックから対応するデータ・トラックを特定することができない。
図5に示すように、HDD1は、ホスト51からライトもしくはリードのターゲット・データ・アドレスを取得すると、それに対応するターゲット・サーボ・アドレスを算出し、そのターゲット・サーボ・アドレスにリード素子122を位置決めする。ライト素子121とリード素子122の半径方向位置が異なりリード・ライト・オフセットが存在する場合、ターゲット・サーボ・アドレスの算出方法は、リード・コマンドとライト・コマンドとで異なることになる。
しかし、HDD1は、通常のリード/ライト処理において、サーボ・アドレスからデータ・アドレスを算出する処理を行うことはない。また、サーボ・アドレスからデータ・アドレスを算出する処理は複雑な演算となる。さらに、本形態のように、データ・トラック・ピッチとサーボ・トラック・ピッチとが異なるアダプティブ・フォーマットを場合、データ・アドレスとサーボ・アドレス間の変換処理は極めて複雑なものとなる。典型的には、ターゲット・データ・アドレスからターゲット・サーボ・アドレスの演算は、三次もしくは四次の演算式を使用する。従って、サーボ・アドレスからデータ・アドレスを算出する演算は、極めて複雑なものとなると考えられる。
そのため、HDD1の通常処理における演算手法を利用して、データ・アドレス(データ・トラック)を特定することが要求される。また、SRSTはHDD1に実装されたテスト・プログラムによって実行されるため、プログラムの容量は小さいことが好ましい。そのため、HDD1の通常機能として実装されている演算機能を利用して、データ・アドレスを特定することが好ましい。例えば、FILL-DATA at read positionにおけるライト・エラーにおいては、エラーが起きたリード・データ・アドレス及びリード・サーボ・アドレスはわかっている。HDD1は、これらから、通常の変換処理機能を使用して、そのサーボ・アドレスのサーボ・トラックに対応するライト・データ・トラックを特定する。
図6は、FILL-DATAにおいてエラーが検出された場合に、そのサーボ・トラックに対応するリードもしくはライトのデータ・トラックを特定する処理を行う論理構成を示すブロック図である。MPU231上で動作するテスト・プログラム311が、FILL-DATAの実行を制御する。テスト・プログラム311は、FILL-DATA at write positionもしくはFILL-DATA at read positionにおいてエラーを検出すると、アドレス変換ルーチン313を使用してエラーが発生したサーボ・トラックに対応するデータ・トラックを特定し、そのデータ・トラックを欠陥領域としてPDM241に登録する。
アドレス変換ルーチン313は、HDD1が、ホスト51からのターゲット・データ・アドレスを取得した場合に、それに対応するサーボ・アドレスを算出するルーチンである。FILL-DATAにおける処理について詳細を説明するまえに、通常動作におけるアドレス変換ルーチン313の処理について図7を参照して説明する。
ホスト51からリード、ライトあるいはシークのコマンド及びターゲット・データ・アドレスを取得すると、MPU231上で動作するコマンド・マネージャ321が、シーク・プロセス・ルーチン322を呼び出し、ターゲット・データ・アドレスを渡す。シーク・プロセス・ルーチン322は、アドレス変換ルーチン313を呼び出して、ターゲット・データ・アドレスに対応するサーボ・アドレスを算出させる。アドレス変換ルーチン313は、コマンドに応じたターゲット・サーボ・アドレスを算出する。
シーク・プロセス・ルーチン322は、HDC232に対して、ターゲット・サーボ・アドレスと共にシーク指示を出す。HDC232は、その指示に応答して、R/Wチャネル21を制御し、現在サーボ・アドレスを取得する。シーク・プロセス・ルーチン322は、HDC232から現在サーボ・アドレスを取得し、ヘッド素子部12をターゲット位置に移動するために、モータ・ドライバ・ユニット22に制御データDACOUTを出力する。モータ・ドライバ・ユニット22は、DACOUTに従ってVCM25に電流を供給し、アクチュエータ16及びヘッド素子部12を移動する。
アドレス変換ルーチン313は、データ・アドレスからサーボ・アドレスを算出することはできるが、その逆を行うことはできない。図6に示すように、テスト・プログラム311は、エラーが発生したサーボ・アドレスに対応するデータ・アドレスを予想し、そのデータ・アドレスに対応するサーボ・アドレスをアドレス変換ルーチン313に計算させる。テスト・プログラム311は、計算されたサーボ・アドレスとエラー・サーボ・アドレスのサーボ・トラックが一致するデータ・アドレスを見つけることによって、エラー・サーボ・トラックに対応するデータ・トラックを特定することができる。
図8を参照して、エラー・サーボ・トラックに対応するデータ・トラックを特定する手法を説明する。図8は、FILL-DATA at read positionにおいてエラーを検出した場合において、エラー・サーボ・トラックSTr_nを使用してデータがライトされるデータ・トラックDTr_m-2を特定する例を示している。テスト・プログラム311は、FILL-DATA at read positionでライト・エラーが起きたデータ・トラックDTr_mから、対応するライト・データ・トラックとしてデータ・トラックDTr_m-5を予想データ・トラックとして選択する。
アドレス変換ルーチン313がデータ・トラックDTr_m-5に対応するサーボ・トラックSTr_n-3を算出する。テスト・プログラム311は、エラー・サーボ・トラックSTr_nとサーボ・トラックSTr_n-3とを比較し、これらが異なるので、次の予想データ・トラックのデータ・アドレスをアドレス変換ルーチン313に渡し、対応するサーボ・アドレスを算出させる。以下、算出されたサーボ・アドレスのサーボ・トラックとエラー・サーボ・トラックSTr_nが一致するまで、同様の処理を繰り返す。以上の処理によって、HDD1の通常動作において使用されるアドレス変換ルーチン313を使用して、エラー・サーボ・トラックに対応するデータ・トラックを特定することができる。
ここで重要な点は、テスト・プログラム311は、ヘッド素子部12のシークを行うことなく、アドレス変換ルーチン313の変換結果を得ることができる点である。図6に示すように、テスト・プログラム311は、アドレス・リターン・コマンドによってアドレス・リターン・ルーチン312を呼び出し、予想データ・アドレスを渡す。アドレス・リターン・ルーチン312は、アドレス変換ルーチン313を呼び出して予想データ・アドレスを渡し、対応サーボ・アドレスを算出させる。
アドレス変換ルーチン313の変換結果としてのサーボ・アドレスは、アドレス・リターン・ルーチン312を介して、テスト・プログラム311に渡される。アドレス・リターン・コマンドによる処理において、図7を参照して説明したようなヘッド素子部12のシーク動作は行われない。このように、通常のシーク動作において使用するアドレス変換ルーチン313を、シーク動作をスキップして機能させることによって、シークのための時間を必要とせず、アドレス変換に必要な時間を短縮し、テスト時間の短縮及びスループットの向上を図ることができる。
一例として、FILL-DATA at read positionにおいてライト・エラーを検出した場合に、図6の各論理構成要素が、エラー・サーボ・トラックを使用してデータがライトされるデータ・トラックを特定する処理について、図6及び図9を参照して説明する。この処理は、図4におけるステップS13の詳細処理である。
FILL-DATA at read positionにおいてライト・エラーを検出すると、テスト・プログラム311は、そのサーボ・アドレス242をRAM24に一時的に保存する(S131)。テスト・プログラム311は、対応するサーボ・データの欠陥を発見したデータ・トラックから、基準トラック数離れたデータ・トラックを予想データ・トラックとして選択する。基準トラック数は、リード・ライト・オフセットに応じた一定値とすることができる。
テスト・プログラム311は、アドレス・リターン・ルーチン312を介して、予想データ・トラックのアドレスを、アドレス変換ルーチン313に渡す。アドレス変換ルーチン313が算出したサーボ・アドレスは、アドレス・リターン・ルーチン312を介して、テスト・プログラム311に渡される。これによって、テスト・プログラム311は、シークを行うことなく、サーボ・アドレスを得る(S132)。
テスト・プログラム311は、取得したサーボ・アドレスと保存していたエラー・サーボ・トラック242とを比較し、それらが一致するか判定する(S133)。一致する場合は、テスト・プログラム311は、取得したサーボ・アドレスに対応する予想データ・トラックを、欠陥領域としてPDM241に登録する(S135)。
一致しない場合、テスト・プログラム311は、異なるデータ・トラックを予想データ・トラックとして選択する。具体的には、前回のデータ・トラックの隣接データ・トラックであって、対応するサーボ・トラックが、前回のデータ・トラックよりも、保存しているエラー・サーボ・トラックに近づくデータ・トラックを選択する。一致しなかったサーボ・トラックのトラック番号とエラー・サーボ・トラックのトラック番号の大小関係から、いずれの方向のデータ・トラックを選択すべきか決定することができる。
本例においては、ID側の隣接データ・トラックを選択する。テスト・プログラム311は、アドレス変換ルーチン313の演算により、新たに選択したデータ・トラックに対応するサーボ・アドレスを取得する(S134)。なお、選択するデータ・トラックは隣接データ・トラックに限らず、上記二つのサーボ・トラックを使用して、現在データ・トラックと次の選択データ・トラックとの間のトラック数を決定することもできる。
テスト・プログラム311は、新たに取得したサーボ・アドレスと保存していたエラー・サーボ・トラック242とを比較し、それらが一致するか判定する(S133)。演算により取得したサーボ・アドレスのサーボ・トラックがエラー・サーボ・トラック242と一致するまで、テスト・プログラム311は、以上の処理を繰り返す。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、上述した実施の形態においては、FILL-DATAにおける欠陥処理方法について記述したが、本発明は他の欠陥検査に適用することができる。上述の欠陥領域のPDM登録においては、そのデータ・トラック内の全てのデータ・セクタを登録するが、その欠陥サーボ・トラックが対応するデータ・トラックの一部のデータ・セクタを登録しても良い。例えば、エラー・サーボ・データに対応するデータ・セクタのみを欠陥登録することができる。また、本発明は、HDDに特に好適であるが、他の記録ディスク・ドライブに適用することができる。
本実施形態において、HDDの全体構成を模式的に示すブロック図である。 磁気ディスクの記録面の記録データの状態を模式的に示す図である。 本実施形態において、FILL-DATA at write positionとFILL-DATA at read positionにおけるヘッド位置を模式的に示す図である。 本実施形態において、FILL-DATA at read positionにおいてライト・エラーが検出された場合の処理を説明するフロー・チャートである。 本実施形態において、HDDが通常動作において行うアドレス変換を模式的に示す図である。 本実施形態において、FILL-DATAにおいてエラーが検出された場合に、そのサーボ・トラックに対応するリードもしくはライトのデータ・トラックを特定する処理を行う論理構成を模式的に示すブロック図である。 本実施形態において、通常動作におけるアドレス変換ルーチンの処理に関する論理構成を模式的に示すブロック図である。 FILL-DATA at read positionにおいてエラーを検出した場合において、エラー・サーボ・トラックSTr_nを使用してデータがライトされるデータ・トラックDTr_m-2を特定する例を示す図である。 FILL-DATA at read positionにおいてライト・エラーを検出した場合に、図6の各論理構成要素が、エラー・サーボ・トラックを使用してデータがライトされるデータ・トラックを特定する処理を説明するフロー・チャートである。
符号の説明
10 エンクロージャ、11 磁気ディスク、12 ヘッド素子部、13 AE
14 SPM、15 VCM、16 アクチュエータ
20 回路基板、21 R/Wチャネル、22 モータ・ドライバ・ユニット
23 HDC/MPU、24 RAM、51 ホスト
111 サーボ領域、112 データ領域、113 トラック、114 ゾーン
121a、b ライト素子、122a、b リード素子、231 MPU
232 HDC、311 テスト・プログラム
312 アドレス・リターン・ルーチン、313 アドレス変換ルーチン
321 コマンド・マネージャ、322 シーク・プロセス・ルーチン

Claims (11)

  1. リード素子とライト素子とが記録ディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドを備え、前記記録ディスクに記録されたサーボ・データを前記リード素子で読み出しながら前記ヘッドの位置決めを行う記録ディスク・ドライブにおける欠陥領域管理方法であって、
    通常のデータ読み取りもしくはデータ書き込みの内の一方のアクセスを行う場合のターゲット・ポジションに前記リード素子を位置決めした状態において、データ書込み処理を実行し、
    前記データ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、そのエラーが生じたサーボ・データをターゲットとして通常のデータ読み取りもしくはデータ書き込みの内の他方のアクセスを行うユーザ・データのアドレスを予想し、
    前記予想されたユーザ・データのアドレスへの前記他方のアクセスにおいてターゲットとして使用するサーボ・データのアドレスを特定し、
    前記特定されたサーボ・データのアドレスと前記エラーが生じたサーボ・データのアドレスとを比較し、その比較結果に基づいて前記予想したユーザ・データのアドレスにより特定される領域をエラー登録する、方法。
  2. 前記ユーザ・データのアドレスは、データ・トラックを特定し、
    前記エラーが生じたサーボ・データのアドレス及び前記特定されたサーボ・データのアドレスは、それぞれサーボ・トラックを特定し、
    前記ユーザ・データのアドレスが特定するデータ・トラックの全ての領域をエラー登録する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ヘッドのシークを行うことなく、前記予想されたユーザ・データのアドレスから前記サーボ・データのアドレスを演算により特定する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記サーボ・データのアドレスの演算は、通常のデータ読み取り及びデータ書き込みにおいて使用する演算機能を使用する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記記録ディスクに記録されているデータ・トラック・ピッチとサーボ・トラック・ピッチとは異なる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記特定されたサーボ・データのアドレスと前記エラーが生じたサーボ・データのアドレスとが一致するまで、前記ユーザ・データのアドレスの予想及び前記サーボ・データのアドレスの特定を繰り返し、
    一致した前記ユーザ・データのアドレスにより特定される領域をエラー登録する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記特定されたサーボ・データのアドレスと前記エラーが生じたサーボ・トラックのアドレスとが一致しない場合、その特定されたサーボ・データのアドレスに基づいて、そのターゲットとなるサーボ・データが前記エラーが生じたサーボ・データのトラックに近づくように、次のユーザ・データのアドレスを予想する、請求項6に記載の方法。
  8. リード素子とライト素子とが記録ディスクの半径方向において異なる位置にあるヘッドと、
    前記記録ディスクの欠陥領域を格納するメモリと、
    通常のデータ読み取りもしくはデータ書き込みの内の一方のアクセスを行う場合のターゲット・ポジションに前記ヘッドを位置決めした状態のデータ書込み処理において予め定められたエラーが生じた場合に、そのエラーが生じたサーボ・データをターゲットとして通常のデータ読み取りもしくはデータ書き込みの内の他方のアクセスを行うユーザ・データのアドレスを予想し、その予想されたユーザ・データのアドレスへの前記他方のアクセスにおいてターゲットとして使用するサーボ・データのアドレスを特定し、その特定されたサーボ・データのアドレスと前記エラーが生じたサーボ・データのアドレスとの比較結果に基づいて前記予想したユーザ・データのアドレスにより特定される領域を前記メモリに格納するコントローラと、
    を備える記録ディスク・ドライブ。
  9. 前記記録ディスクに記録されているデータ・トラック・ピッチとサーボ・トラック・ピッチとは異なる、請求項8に記載の記録ディスク・ドライブ。
  10. 前記ヘッドのシークを行うことなく、前記予想されたユーザ・データのアドレスから前記サーボ・データのアドレスを演算により特定する、請求項8に記載の記録ディスク・ドライブ。
  11. 前記サーボ・データのアドレスの演算は、通常のデータ読み取り及びデータ書き込みにおいて使用する演算機能を使用する、請求項8に記載の記録ディスク・ドライブ。
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