JP2007193830A - プリント配線板設計装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノイズフィルタを必要とする配線の検討および検出、ならびにノイズフィルタの挿入操作を簡略化したプリント配線板設計装置を得る。
【解決手段】回路部品および回路部品を結ぶ配線に関連したEMC情報3であって、少なくともクロックおよびデータを示す信号の種類を含むEMC情報3を登録するEMC情報登録手段2と、EMC情報登録手段2で登録したEMC情報に基づいてノイズフィルタを必要とする配線が検出されるノイズフィルタチェック処理手段4と、を備えている。ノイズフィルタチェック処理手段4は、EMC情報登録手段2から取り込んだEMC情報3を用いて信号の種類を追加したネットリストを作成するネットリスト作成ステップ7と、信号の種類を追加したネットリストに基づいて、ノイズフィルタの挿入を検討するための回路図を作成する回路図作成ステップ1dと、を実行する。
【選択図】図1
【解決手段】回路部品および回路部品を結ぶ配線に関連したEMC情報3であって、少なくともクロックおよびデータを示す信号の種類を含むEMC情報3を登録するEMC情報登録手段2と、EMC情報登録手段2で登録したEMC情報に基づいてノイズフィルタを必要とする配線が検出されるノイズフィルタチェック処理手段4と、を備えている。ノイズフィルタチェック処理手段4は、EMC情報登録手段2から取り込んだEMC情報3を用いて信号の種類を追加したネットリストを作成するネットリスト作成ステップ7と、信号の種類を追加したネットリストに基づいて、ノイズフィルタの挿入を検討するための回路図を作成する回路図作成ステップ1dと、を実行する。
【選択図】図1
Description
この発明は、プリント配線板の設計に必要な回路図作成段階に適用されるプリント配線板設計装置に関し、特にノイズフィルタなどの回路部品を挿入する際の配線の選択を容易にしたプリント配線板設計装置に関するものである。
従来から、プリント配線板設計装置に関連して、回路基板のノイズフィルタ挿入などのためのプリント配線板作成方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
図11は特許文献1に記載された従来の回路基板のノイズフィルタ挿入方法を示すフローチャートである。
図11は特許文献1に記載された従来の回路基板のノイズフィルタ挿入方法を示すフローチャートである。
図11において、ステップ31は、プリント配線板の設計に必要な許容値(許容量)を入力する処理である。ステップ31においては、各配線の仮想配線長または最大配線長と、各配線の伝送線路定数と、各配線の入力信号の振幅、周波数、立ち上がり時間、立ち下がり時間および放射ノイズの許容値の上限とが入力される。
ステップ32は、ステップ31により得られた各種許容値を用いて信号波形を計算する処理、ステップ33は、ステップ32により得られた信号波形を用いて放射ノイズ量を計算する処理である。
ステップ34は、ステップ33に続いて放射ノイズ量を判定する処理である。ステップ34においては、ステップ33で計算された放射ノイズ量と、ステップ31で設定された許容量とを比較し、放射ノイズ量が許容量を超えるか否かが判定される。
ステップ35は、回路図中にノイズフィルタを挿入する処理である。
ステップ35は、回路図中にノイズフィルタを挿入する処理である。
次に、図11を参照しながら、従来のプリント配線板作成方法によるノイズフィルタ挿入方法について説明する。
まず、許容値(許容量)を入力して(ステップ31)、プリント配線板上の信号波形を推定演算し(ステップ32)、配線上の信号波形および配線長などから配線の放射ノイズ量を推定演算する(ステップ33)。
まず、許容値(許容量)を入力して(ステップ31)、プリント配線板上の信号波形を推定演算し(ステップ32)、配線上の信号波形および配線長などから配線の放射ノイズ量を推定演算する(ステップ33)。
続いて、ステップ33で得られた放射ノイズ量と、ステップ31で設定された許容量とを比較して、放射ノイズ量が許容量よりも大きいか否かを判定し(ステップ34)、放射ノイズ量が許容量以下(すなわち、No)と判定されれば、そのまま図11の処理ルーチンを終了する。
一方、ステップ34において、放射ノイズ量が許容量よりも大きい(すなわち、Yes)と判定されれば、ノイズフィルタを必要とする条件を満たすので、回路図中にノイズフィルタを挿入して(ステップ35)、ステップ32に戻る。
以下、ステップ32〜34を繰り返すことにより、ノイズフィルタが必要な配線を決定することができる。
以下、ステップ32〜34を繰り返すことにより、ノイズフィルタが必要な配線を決定することができる。
しかしながら、上記従来のプリント配線板作成方法を用いたノイズフィルタ挿入方法では、ノイズフィルタを検討する全ての配線の選択を、回路設計者やオペレータが判断しなければならない。
また、回路の規模が大きくなると、回路図が複数枚に分割されて記載されるので、ノイズフィルタの有無や挿入箇所の確認が難しく、ノイズフィルタを挿入し忘れる可能性がある。
また、回路の規模が大きくなると、回路図が複数枚に分割されて記載されるので、ノイズフィルタの有無や挿入箇所の確認が難しく、ノイズフィルタを挿入し忘れる可能性がある。
従来のプリント配線板作成方法では、ノイズフィルタなどの検討対象となる全ての配線の選択を回路設計者やオペレータが判断しなければならないので、作業性が悪いという課題があった。
また、特に、回路規模が大きくなって回路図が複数枚に分割記載された場合には、ノイズフィルタなどの有無および挿入箇所の確認が困難になり、ノイズフィルタなどを挿入し忘れる可能性があるという課題があった。
また、特に、回路規模が大きくなって回路図が複数枚に分割記載された場合には、ノイズフィルタなどの有無および挿入箇所の確認が困難になり、ノイズフィルタなどを挿入し忘れる可能性があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ノイズフィルタなどの回路部品を必要とする配線の検討および検出、ならびにノイズフィルタなどの回路部品の挿入操作を簡略化したプリント配線板設計装置を得ることを目的とする。
この発明によるプリント配線板設計装置は、回路部品および回路部品を結ぶ配線に関連したEMC情報であって、少なくともクロックおよびデータを示す信号の種類を含むEMC情報を登録するEMC情報登録手段と、EMC情報登録手段で登録したEMC情報に基づいてノイズフィルタを必要とする配線が検出されるノイズフィルタチェック処理手段と、を備えたプリント配線板設計装置であって、ノイズフィルタチェック処理手段は、EMC情報登録手段から取り込んだEMC情報を用いて信号の種類を追加したネットリストを作成するネットリスト作成ステップと、信号の種類を追加したネットリストに基づいて、ノイズフィルタの挿入を検討するための回路図を作成する回路図作成ステップと、を実行するものである。
また、ノイズフィルタチェック処理手段は、ノイズフィルタを必要とする配線の配線条件を設定する配線条件設定ステップと、ネットリストおよび配線条件に基づいてノイズフィルタが必要な配線を検出する配線検出ステップとを含むものである。
また、配線検出ステップは、ノイズフィルタを必要とする配線を、ノイズフィルタの必要度に応じて色分けなどにより分類して表示する表示ステップを含むものである。
また、ノイズフィルタチェック処理手段は、配線検出ステップに続いて、ノイズフィルタを必要とする配線に対してノイズフィルタの挿入位置を指定する挿入位置入力ステップと、あらかじめ準備したファイルの中から挿入位置に応じたノイズフィルタを選択するフィルタ選択ステップと、回路図にノイズフィルタを挿入するフィルタ挿入ステップとを含むものである。
また、ノイズフィルタチェック処理手段は、フィルタ挿入ステップに続いて、配線に関連したノイズフィルタと他の回路部品との配線長を設定する配線長設定ステップと、配線長を回路図情報として登録する回路図情報登録ステップとを含むものである。
また、配線長設定ステップは、ノイズフィルタと他の回路部品との配線を選択する配線選択ステップと、配線長が最短となるようにノイズフィルタと他の回路部品とを再配置する再配置ステップとを含み、配線長が最短となるような配置に自動的に設定するものである。
この発明によれば、ノイズフィルタなどの回路部品を必要とする配線の検討および検出、ならびにノイズフィルタなどの回路部品の挿入操作を簡略化することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1によるプリント配線板設計装置を用いたプリント配線板の作成までの処理動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1によるプリント配線板設計装置を用いたプリント配線板の作成までの処理動作を示すフローチャートである。
図1において、一般的なプリント配線板の作成処理内容1は、ここでは詳述しないが、以下の各ステップ1a〜1mを含む。
すなわち、プリント配線板の作成処理内容1は、基板配置などを考慮した構想設計ステップ1aと、機構設計ステップ1bと、回路構成を考慮した回路設計ステップ1cと、回路図作成ステップ1dと、回路部品登録ステップ1eと、ネットリスト作成ステップ1fと、回路部品レイアウトステップ1gと、パターンレイアウトステップ1hと、結線チェックステップ1iと、試作ステップ1jと、評価判定ステップ1kと、量産ステップ1mと、を含む。
すなわち、プリント配線板の作成処理内容1は、基板配置などを考慮した構想設計ステップ1aと、機構設計ステップ1bと、回路構成を考慮した回路設計ステップ1cと、回路図作成ステップ1dと、回路部品登録ステップ1eと、ネットリスト作成ステップ1fと、回路部品レイアウトステップ1gと、パターンレイアウトステップ1hと、結線チェックステップ1iと、試作ステップ1jと、評価判定ステップ1kと、量産ステップ1mと、を含む。
回路設計ステップ1cは、構想設計ステップ1aおよび機構設計ステップ1bに続いて実行され、回路図作成ステップ1dは、回路設計ステップ1cに続いて実行され、ネットリスト作成ステップ1fは、回路部品登録ステップ1eに続いて実行され、パターンレイアウトステップ1hは、回路部品レイアウトステップ1fに続いて実行され、結線チェックステップ1iは、パターンレイアウトステップ1hに続いて実行される。
各レイアウトステップ1g、1hおよび結線チェックステップ1iは、各段階へのフィードバック処理へも分岐している。試作ステップ1jは、結線チェックステップ1iに続いて実行される。
評価判定ステップ1kにおいて、NGと判定されれば、回路設計ステップ1cに戻り、OKと判定されれば、量産ステップ1mに進む。
評価判定ステップ1kにおいて、NGと判定されれば、回路設計ステップ1cに戻り、OKと判定されれば、量産ステップ1mに進む。
また、プリント配線板設計装置は、回路図作成ステップ1dに関連したEMC情報登録ステップ2(EMC情報登録手段)と、EMC情報登録手段で登録したEMC情報3に基づいてノイズフィルタを必要とする配線が検出されるノイズフィルタチェック処理4(チェック処理手段)と、を備えている。EMC情報登録ステップ2においては、回路部品および各回路部品を結ぶ配線に関連したEMC情報3が登録される。
EMC情報は、回路部品および回路部品を結ぶ配線に関連した情報であって、少なくともクロックおよびデータを示す信号の種類を含む。
たとえば、EMC情報3は、EMC情報登録ステップ2で登録される回路部品の種類(IC、バッファ、フィルタ、コネクタなど)、信号の種類(アナログ、デジタル、クロック、データ、周波数、電圧、電流など)、信号の送受、電流の流れなどを含んでいる。
たとえば、EMC情報3は、EMC情報登録ステップ2で登録される回路部品の種類(IC、バッファ、フィルタ、コネクタなど)、信号の種類(アナログ、デジタル、クロック、データ、周波数、電圧、電流など)、信号の送受、電流の流れなどを含んでいる。
回路図作成ステップ1dに関連したノイズフィルタ(回路部品)チェック処理4(ノイズフィルタチェック処理手段)においては、EMC登録情報4に基づいてノイズフィルタを必要とする配線が検出される。
ノイズフィルタチェック処理手段は、後述するように、EMC情報登録手段から取り込んだEMC情報3を用いて信号の種類を追加したネットリストを作成するネットリスト作成ステップと、信号の種類を追加したネットリストに基づいて、ノイズフィルタの挿入を検討するための回路図を作成する回路図作成ステップと、を実行する。
ノイズフィルタチェック処理手段は、後述するように、EMC情報登録手段から取り込んだEMC情報3を用いて信号の種類を追加したネットリストを作成するネットリスト作成ステップと、信号の種類を追加したネットリストに基づいて、ノイズフィルタの挿入を検討するための回路図を作成する回路図作成ステップと、を実行する。
図2はノイズフィルタチェック処理4の具体的内容を示すフローチャートである。
図2において、5はEMC情報3を取り込むステップ、6はステップ3で取り込んだEMC情報3を分類するステップ、7はステップ6で分類された情報から信号に対するネットリストを作成するステップ、8はステップ7で作成されたネットリストから信号に対する回路図を作成して表示するステップである。
図2において、5はEMC情報3を取り込むステップ、6はステップ3で取り込んだEMC情報3を分類するステップ、7はステップ6で分類された情報から信号に対するネットリストを作成するステップ、8はステップ7で作成されたネットリストから信号に対する回路図を作成して表示するステップである。
次に、図1および図2を参照しながら、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタ挿入用のチェック処理動作について具体的に説明する。
まず、プリント配線板を作成する場合、図1内のプリント配線板の作成処理内容1に示すように、回路設計ステップ1cで構成された回路の回路図が作成される(ステップ1d)。
まず、プリント配線板を作成する場合、図1内のプリント配線板の作成処理内容1に示すように、回路設計ステップ1cで構成された回路の回路図が作成される(ステップ1d)。
回路図作成ステップ1dにおいては、回路構成回路部品の登録に加え、ノイズフィルタの検討が必要な回路部品および各回路部品を結ぶ配線に関連したEMC情報3(回路部品の種類や信号の種類など)が合わせて登録されるとともに、ノイズフィタチェック処理4が実行される。
すなわち、図2において、登録されたEMC情報3を取り込み(ステップ5)、取り込んだ情報を回路部品や信号の種類に応じて分類するとともに(ステップ6)、信号に対するネットリストを作成する(ステップ7)。
続いて、ステップ7で得られたネットリストから、信号に対する回路図を作成して表示し(ステップ8)、図2の処理ルーチンを終了する。
続いて、ステップ7で得られたネットリストから、信号に対する回路図を作成して表示し(ステップ8)、図2の処理ルーチンを終了する。
このように、回路の回路図作成ステップ1dにおいて、回路部品および各回路部品を結ぶ配線に関連したEMC情報3(回路部品の種類や信号の種類など)を登録し(ステップ2)、EMC情報3を用いてネットリストを作成し(ステップ7)、ネットリストに基づいてノイズフィルタ挿入検討用の信号に対する回路図を表示する(ステップ8)。
これにより、表示された回路図を参照して、信号の流れが容易に理解することができ、ノイズフィルタを挿入する配線および挿入箇所の選択が容易になる。
これにより、表示された回路図を参照して、信号の流れが容易に理解することができ、ノイズフィルタを挿入する配線および挿入箇所の選択が容易になる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、ネットリスト作成ステップ7に続いて、直ちに回路表示ステップ8を実行したが、ノイズフィルタを必要とする配線の条件を設定してもよい。
なお、上記実施の形態1では、ネットリスト作成ステップ7に続いて、直ちに回路表示ステップ8を実行したが、ノイズフィルタを必要とする配線の条件を設定してもよい。
図3は配線条件設定ステップを追加したこの発明の実施の形態2によるノイズフィルタチェック処理4を具体的に示すフローチャートである。
図3において、ステップ5〜7は、前述(図2参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
図3において、ステップ5〜7は、前述(図2参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
9はノイズフィルタを必要とする配線を検出するための条件を設定する配線条件設定ステップ、10は前述の回路表示ステップ8に対応する検出および表示ステップである。
検出および表示ステップ10においては、ステップ9で設定された配線条件に基づいて、ノイズフィルタを必要とする配線が検出されて回路図として表示される。
次に、図3を参照しながら、この発明の実施の形態2によるノイズフィルタ挿入用のチェック処理動作について説明する。
まず、前述の処理ステップ5〜7を実行した後、ステップ7で作成されたネットリストを用いて、ノイズフィルタを必要とする配線を検出するため信号の種類や信号の周波数などの配線条件を設定する(ステップ9)。
まず、前述の処理ステップ5〜7を実行した後、ステップ7で作成されたネットリストを用いて、ノイズフィルタを必要とする配線を検出するため信号の種類や信号の周波数などの配線条件を設定する(ステップ9)。
続いて、ステップ9で設定された配線条件から、ノイズフィルタを必要とする配線を検出して、回路図として表示し(ステップ10)、図3の処理ルーチンを終了する。
このように、ステップ7で作成されたネットリストを用いて、ノイズフィルタが必要な配線の条件を設定し(ステップ9)、作成されたネットリストから配線条件に適合する配線を検出する(ステップ10)。
これにより、必要配線の条件に適合する配線が検出されるので、回路設計者によるノイズフィルタ挿入時の配線選択作業が軽減される。
実施の形態3.
なお、上記実施の形態2では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタの必要度を設定し、ノイズフィルタの必要度に応じて配線を色分けなどにより分類表示してもよい。
なお、上記実施の形態2では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタの必要度を設定し、ノイズフィルタの必要度に応じて配線を色分けなどにより分類表示してもよい。
図4はノイズフィルタを必要とする配線を分類表示したこの発明の実施の形態3によるノイズフィルタチェック処理4を具体的に示すフローチャートである。
図4において、ステップ5〜7、9は、前述(図3参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
図4において、ステップ5〜7、9は、前述(図3参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
11は前述の検出および表示ステップ10に対応する検出ステップである。検出ステップ11においては、ステップ9で設定された配線条件に基づいて、ノイズフィルタを必要とする配線が検出される。
12はステップ11に続く必要度設定ステップである。必要度設定ステップ12においては、ステップ11で検出された配線をノイズフィルタの必要度に応じて分類するための条件が、フィルタ必要度として設定される。
13はステップ12に続く分類および表示ステップである。分類および表示ステップ13においては、ステップ11で検出されたノイズフィルタを必要とする配線が、ステップ12で設定されたノイズフィルタの必要度に応じて分類され、たとえば、必要度に応じた色分けなどにより分類表示される。
次に、図4を参照しながら、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタ挿入用のチェック処理動作について説明する。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9を実行した後、ステップ9で設定された配線条件から、ノイズフィルタを必要とする配線を検出する(ステップ11)。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9を実行した後、ステップ9で設定された配線条件から、ノイズフィルタを必要とする配線を検出する(ステップ11)。
続いて、ステップ11で検出された配線を、ノイズフィルタの必要度に応じて分類するための条件、すなわち、信号の種類や周波数などの分類条件を設定する(ステップ12)。
最後に、ステップ11で検出された配線を、ステップ12で設定されたノイズフィルタの必要度に応じて分類するとともに、必要度に応じて色分け分類し、これを回路図として表示する(ステップ13)。
これにより、ノイズフィルタを挿入する配線の選択作業が軽減される。
これにより、ノイズフィルタを挿入する配線の選択作業が軽減される。
実施の形態4.
なお、上記実施の形態2では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタの挿入位置に応じて、あらかじめ準備されたファイルの中からノイズフィルタを選択してもよい。
なお、上記実施の形態2では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタの挿入位置に応じて、あらかじめ準備されたファイルの中からノイズフィルタを選択してもよい。
図5は挿入位置に応じてノイズフィルタを選択したこの発明の実施の形態4によるノイズフィルタチェック処理4を具体的に示すフローチャートである。
図5において、ステップ5〜7、9、10は、前述(図3参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
図5において、ステップ5〜7、9、10は、前述(図3参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
14はステップ10に続くノイズフィルタの挿入位置入力ステップである。ステップ14においては、ステップ10で表示されたノイズフィルタを必要とする配線に関連して、ノイズフィルタを挿入する位置が入力される。
15はステップ14に続くノイズフィルタの選択ステップである。ステップ15においては、あらかじめ準備したノイズフィルタのファイルから、挿入するノイズフィルタが選択される。
16はステップ15で選択されたノイズフィルタを回路図に挿入するステップである。
フィルタ挿入ステップ16からは、ステップ14にリターンするループも形成されている。
フィルタ挿入ステップ16からは、ステップ14にリターンするループも形成されている。
次に、図5を参照しながら、この発明の実施の形態4によるノイズフィルタ挿入用のチェック処理動作について説明する。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10を実行した後、ステップ10で表示されたノイズフィルタの必要な配線に対してノイズフィルタを挿入する位置を入力する(ステップ14)。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10を実行した後、ステップ10で表示されたノイズフィルタの必要な配線に対してノイズフィルタを挿入する位置を入力する(ステップ14)。
続いて、挿入位置に応じたノイズフィルタを、あらかじめ準備したノイズフィルタのファイルから選択し(ステップ15)、ステップ15で選択されたノイズフィルタを回路図に挿入する(ステップ16)。
以下、ステップ14に戻って、上記作業を配線毎に実行し、全ての配線に対して実行した時点で、図5の処理ルーチンを終了する。
このように、ノイズフィルタを必要とする配線に関連したノイズフィルタ挿入位置を指定し(ステップ14)、あらかじめ準備したファイルの中からノイズフィルタを選択して(ステップ15)、回路図にノイズフィルタを挿入することにより(ステップ16)、ノイズフィルタの挿入作業が軽減される。
なお、上記実施の形態4では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタを必要とする配線の確認結果が不良を示す場合には、配線条件を変更して、ノイズフィルタを必要とする配線を再度検出してもよい。
図6は配線条件を変更してノイズフィルタを必要とする配線を再検出可能にした参考例1によるノイズフィルタチェック処理フロー4を具体的にを示すフローチャートである。
図6において、ステップ5〜7、9、10、14〜16は、前述(図5参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
17はステップ10に続く配線の判定ステップである。ステップ17においては、ステップ10で表示された配線の検出結果の良否(OKか否か)が確認判定され、良好(すなわち、Yes)と判定されればステップ14に進み、良好でない(すなわち、No)と判定されればステップ9に戻る。
次に、図6を参照しながら、参考例1によるノイズフィルタ挿入用のチェック処理動作について説明する。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10を実行した後、ステップ10で表示された配線の検出結果の良否を判定する(ステップ17)。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10を実行した後、ステップ10で表示された配線の検出結果の良否を判定する(ステップ17)。
ステップ17において、配線の検出結果が良好(OK)と判定された場合は、ステップ14に進み、前述のノイズフィルタの選択処理および挿入処理(ステップ14〜16)を実行する。
一方、ステップ17において、配線の検出結果が不良と判定された場合は、配線条件設定ステップ9に戻って再設定を実行し、ノイズフィルタを必要とする配線をあらためて検出する。
このように、ノイズフィルタを必要とする配線の検出結果に応じて、判定ステップ17での配線確認結果が不良を示す場合に、ノイズフィルタが必要な配線の検出条件を変更して、配線の再検出を可能にする。
これにより、ノイズフィルタ挿入する配線の絞り込みが可能となり、ノイズフィルタの過剰挿入を防ぐことができる。
なお、上記参考例1では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタの挿入位置条件および選択条件を設定することにより、自動的にノイズフィルタを回路図に挿入してもよい。
図7はノイズフィルタの挿入位置条件および選択条件を設定した参考例2によるノイズフィルタチェック処理4を具体的に示すフローチャートである。
図7において、ステップ5〜7、9、10、17は、前述(図6参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
18はステップ17に続くノイズフィルタの挿入位置条件設定ステップである。挿入位置条件設定ステップ18においては、ステップ10で表示されたノイズフィルタの必要な配線に関連して、ノイズフィルタを挿入する位置の条件が設定される。
19はステップ18に続く選択条件設定ステップである。選択条件設定ステップ19においては、挿入するノイズフィルタを選択する条件が設定される。
20はステップ19に続くノイズフィルタの挿入ステップであり、前述のステップ16に対応している。
挿入ステップ20においては、回路図に関連してステップ18、19で設定された条件により、選択された配線の位置にノイズフィルタが挿入される。
挿入ステップ20においては、回路図に関連してステップ18、19で設定された条件により、選択された配線の位置にノイズフィルタが挿入される。
次に、図7を参照しながら、参考例2によるノイズフィルタ挿入用のチェック処理動作について説明する。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10、17を実行し、ステップ17において、配線の検出結果が不良と判定された場合は条件設定ステップ9に戻る。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10、17を実行し、ステップ17において、配線の検出結果が不良と判定された場合は条件設定ステップ9に戻る。
また、ステップ17において、配線の検出結果が良好(OK)と判定された場合は、ステップ10で表示されたノイズフィルタの必要な配線に関連して、ノイズフィルタの挿入位置の条件(たとえば、信号を送信する回路部品側に挿入する必要性など)を設定する(ステップ18)。
続いて、挿入されるノイズフィルタを選択する条件(たとえば、クロック信号に対してはAフィルタ、データ信号に対してはBフィルタを選択することなど)を設定する(ステップ19)。
最後に、回路図に対して、各ステップ18、19で設定された条件により選択された配線位置にノイズフィルタを挿入し(ステップ20)、図7の処理ルーチンを終了する。
上記作業は、配線毎に実行される。
このように、ノイズフィルタの挿入位置条件および選択条件を設定することにより、自動的にノイズフィルタを回路図に挿入することができ、ノイズフィルタの挿入作業を軽減することができる。
このように、ノイズフィルタの挿入位置条件および選択条件を設定することにより、自動的にノイズフィルタを回路図に挿入することができ、ノイズフィルタの挿入作業を軽減することができる。
なお、上記参考例1では、特に考慮しなかったが、配線のノイズレベルを計算して、ノイズレベルが許容量以上の場合に、ノイズレベルが許容量未満となるようにノイズフィルタを選定して挿入してもよい。
図8はノイズレベルが許容量未満となるようにノイズフィルタを選定した参考例3によるノイズフィルタチェック処理4を具体的に示すフローチャートである。
図8において、ステップ5〜7、9、10、14、17は、前述(図6参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
21はステップ14に続く入力ステップである。ステップ21においては、仮想配線長、線路定数、ノイズ許容量などの値が入力される。
22はステップ21に続く計算ステップである。ステップ22においては、ステップ5で取り込んだEMC情報3に基づいて配線に流れる信号波形が計算される。
22はステップ21に続く計算ステップである。ステップ22においては、ステップ5で取り込んだEMC情報3に基づいて配線に流れる信号波形が計算される。
23はステップ22に続く計算ステップである。ステップ23においては、ステップ5で取り込んだEMC情報3、ステップ21で入力した値、ステップ22で計算した信号波形、および、フィルタを挿入した場合のフィルタ定数を用いて、配線から放射されるノイズ量が計算される。
24はステップ23に続く判定ステップである。ステップ24においては、ステップ23で計算した放射ノイズ量と、ステップ21で入力したノイズ許容量とを比較して、放射ノイズ量が許容量よりも小さいか否かが判定される。
ステップ24の判定結果(Yes)により、ステップ14に戻る。
25はステップ24の判定結果(No)により分岐された選定ステップである。ステップ25においては、ステップ24の比較結果(放射ノイズ量が許容量以上)に基づいてノイズフィルタが選択される。
25はステップ24の判定結果(No)により分岐された選定ステップである。ステップ25においては、ステップ24の比較結果(放射ノイズ量が許容量以上)に基づいてノイズフィルタが選択される。
26はステップ25に続く挿入ステップである。ステップ26においては、ステップ25で選択したノイズフィルタが回路図に挿入される。
ステップ26の実行後は、ステップ23に戻る。
ステップ26の実行後は、ステップ23に戻る。
次に、図8を参照しながら、参考例3によるノイズフィルタ挿入用のチェック処理動作について説明する。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10、17、14を実行し、ステップ14において、ノイズフィルタを必要とする配線に関連したノイズフィルタ挿入位置を指定する。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10、17、14を実行し、ステップ14において、ノイズフィルタを必要とする配線に関連したノイズフィルタ挿入位置を指定する。
続いて、仮想配線長、線路定数、放射ノイズ許容量などの値を入力した後(ステップ21)、EMC情報3に基づいて配線に流れる信号を計算し(ステップ22)、EMC情報3、ステップ21の入力値、ステップ22で計算した信号波形およびフィルタを挿入時のフィルタ定数を用いて、配線から放射されるノイズ量を計算する(ステップ23)。
次に、ステップ23で得られた放射ノイズ量と21で設定したノイズ許容量とを比較して、放射ノイズ量が許容量未満か否かを判定し(ステップ24)、放射ノイズ量が許容量未満(すなわち、Yes)と判定されれば、ステップ14に戻る。
また、ステップ24において、放射ノイズ量がノイズ許容量より大きい(すなわち、No)と判定されれば、放射ノイズ量とノイズ許容量との差に基づいてノイズフィルタを選択し(ステップ25)、選択されたノイズフィルタを回路図に挿入する(ステップ26)。
また、ステップ26の実行後、ステップ23に戻り、さらに、ノイズフィルタ挿入時の放射ノイズ量を計算して、許容量と比較し(ステップ24)、ノイズフィルタの選択が正しいか否かを確認する。
このように、仮想配線長、線路定数およびノイズ許容量などの値と、配線および回路部品のEMC情報3とを用いて放射ノイズ量(ノイズレベル)を計算し、設定したノイズ許容量を満足するノイズフィルタを選定する。
上記作業は配線毎に実行され、これにより、配線に適したノイズフィルタを選択することができる。
上記作業は配線毎に実行され、これにより、配線に適したノイズフィルタを選択することができる。
実施の形態5.
なお、上記実施の形態4では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタと他の回路部品との配線長を設定するとともに、配線長を回路図情報として登録してもよい。
なお、上記実施の形態4では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタと他の回路部品との配線長を設定するとともに、配線長を回路図情報として登録してもよい。
図9はノイズフィルタと他の回路部品との配線長を設定したこの発明の実施の形態5によるノイズフィルタチェック処理4を具体的に示すフローチャートである。
図9において、ステップ5〜7、9、10および14〜16は、前述(図5参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
27はステップ14〜16に続く配線長設定ステップである。ステップ27においては、ノイズフィルタと他の回路部品との配線長が設定される。
28はステップ27に続く回路図情報登録ステップである。ステップ28においては、ステップ27で設定された配線長が回路図情報として登録される。
ステップ28の実行後は、ステップ14に戻るループも形成されている。
28はステップ27に続く回路図情報登録ステップである。ステップ28においては、ステップ27で設定された配線長が回路図情報として登録される。
ステップ28の実行後は、ステップ14に戻るループも形成されている。
次に、図9を参照しながら、この発明の実施の形態5によるノイズフィルタ挿入用のチェック処理動作について説明する。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10、14〜16を実行する。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10、14〜16を実行する。
ステップ14においては、ノイズフィルタを必要とする配線に関連したノイズフィルタ挿入位置が指定され、ステップ15においては、挿入位置に応じたノイズフィルタが、あらかじめ準備されたノイズフィルタのファイルから選択され、ステップ16においては、ステップ15で選択されたノイズフィルタが回路図に挿入される。
続いて、信号およびGNDパターンに対するノイズフィルタと、ノイズフィルタに結ばれる他の部品との配線の長さを設定する(ステップ27)。
次に、ステップ27で設定された配線長(たとえば、最大で数mm)を回路図情報として登録し(ステップ28)、この回路図情報を回路図に表記する。
次に、ステップ27で設定された配線長(たとえば、最大で数mm)を回路図情報として登録し(ステップ28)、この回路図情報を回路図に表記する。
以下、ステップ14にリターンすることにより、上記作業は、配線毎に実行される。
このように、ノイズフィルタと他の部品との間の配線長を設定し、この配線長を回路図情報として回路図に表記することにより、ノイズフィルタの挿入条件を容易に定めることができる。
実施の形態6.
なお、上記実施の形態5では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタと他の回路部品との配線長が最短となるように、配置を自動的に設定してもよい。
なお、上記実施の形態5では、特に考慮しなかったが、ノイズフィルタと他の回路部品との配線長が最短となるように、配置を自動的に設定してもよい。
図10はノイズフィルタと他の回路部品との配線長が最短となるような自動設定したこの発明の実施の形態6によるノイズフィルタチェック処理4を具体的に示すフローチャートである。
図10において、ステップ5〜7、9、10、14〜16および28は、前述(図9参照)と同様の処理内容であり、ここでは詳述を省略する。
図10においては、前述のステップ27に代えて、ステップ29、30が挿入されている。
図10においては、前述のステップ27に代えて、ステップ29、30が挿入されている。
29はステップ14〜16に続く配線選択ステップである。ステップ29においては、ノイズフィルタと他の回路部品との配線(配線長の設定が必要なノイズフィルタに結ばれる配線)が選択される。
30はステップ29に続く再配置ステップである。ステップ29においては、配線長が最短となるようにノイズフィルタと他の回路部品とが再配置される。
すなわち、ステップ29で選択された配線を介してノイズフィルタに結ばれる部品の配置を、ノイズフィルタと他の部品との間の配線長が最短となるように、配置が自動的に設定される。
すなわち、ステップ29で選択された配線を介してノイズフィルタに結ばれる部品の配置を、ノイズフィルタと他の部品との間の配線長が最短となるように、配置が自動的に設定される。
次に、図10を参照しながら、この発明の実施の形態6によるノイズフィルタ挿入用のチェック処理動作について説明する。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10、14〜16に続いて、ノイズフィルタに結ばれる配線(配線長の設定が必要な配線)を選択する(ステップ29)。
まず、前述の処理ステップ5〜7、9、10、14〜16に続いて、ノイズフィルタに結ばれる配線(配線長の設定が必要な配線)を選択する(ステップ29)。
次に、ステップ29で選択された配線を介してノイズフィルタに結ばれる部品とノイズフィルタとの配置を、両者の間の配線長が最短となるように自動設定し(ステップ30)、ステップ28に進む。
ステップ29で選択された配線は、たとえば「配線長最短」と回路図に表記されるように自動的に設定される。
以下、ステップ28からステップ14にリターンすることにより、上記作業が配線毎に実行される。
以下、ステップ28からステップ14にリターンすることにより、上記作業が配線毎に実行される。
このように、ノイズフィルタと他の部品との配線長が最短となるように、配置を自動設定することにより、配線長を考慮したノイズフィルタの挿入作業が軽減される。
なお、上記実施の形態1〜6では、配線に関連する回路部品がノイズフィルタの場合について説明したが、同様の挿入条件を考慮する必要があるものであれば他の回路部品であっても適用可能であり、同等の作用効果を奏することは言うまでもない。
以上のようにこの発明によれば、回路部品および回路部品を結ぶ配線に関連したEMC情報であって、少なくともクロックおよびデータを示す信号の種類を含むEMC情報を登録するEMC情報登録手段と、EMC情報登録手段で登録したEMC情報に基づいてノイズフィルタを必要とする配線が検出されるノイズフィルタチェック処理手段と、を備えたプリント配線板設計装置であって、ノイズフィルタチェック処理手段は、EMC情報登録手段から取り込んだEMC情報を用いて信号の種類を追加したネットリストを作成するネットリスト作成ステップと、信号の種類を追加したネットリストに基づいて、ノイズフィルタの挿入を検討するための回路図を作成する回路図作成ステップと、を実行するので、ノイズフィルタなどの回路部品を必要とする配線の検討および検出、ならびにノイズフィルタなどの回路部品の挿入操作を簡略化したプリント配線板設計装置が得られる効果がある。
また、ノイズフィルタチェック処理手段は、ノイズフィルタを必要とする配線の配線条件を設定する配線条件設定ステップと、ネットリストおよび配線条件に基づいてノイズフィルタが必要な配線を検出する配線検出ステップとを含むので、ノイズフィルタなどの回路部品を必要とする配線の検討および検出、ならびにノイズフィルタなどの回路部品の挿入操作を簡略化したプリント配線板設計装置が得られる効果がある。
また、配線検出ステップは、ノイズフィルタを必要とする配線を、ノイズフィルタの必要度に応じて色分けなどにより分類して表示する表示ステップを含むので、ノイズフィルタなどの回路部品を必要とする配線の検討および検出、ならびにノイズフィルタなどの回路部品の挿入操作を簡略化したプリント配線板設計装置が得られる効果がある。
また、ノイズフィルタチェック処理手段は、配線検出ステップに続いて、ノイズフィルタを必要とする配線に対してノイズフィルタの挿入位置を指定する挿入位置入力ステップと、あらかじめ準備したファイルの中から挿入位置に応じたノイズフィルタを選択するフィルタ選択ステップと、回路図にノイズフィルタを挿入するフィルタ挿入ステップとを含むので、ノイズフィルタなどの回路部品を必要とする配線の検討および検出、ならびにノイズフィルタなどの回路部品の挿入操作を簡略化したプリント配線板設計装置が得られる効果がある。
また、回路部品チェック処理手段は、配線検出ステップに続いて、配線に関連したノイズフィルタと他の回路部品との配線長を設定する配線長設定ステップと、配線長を回路図情報として登録する回路図情報登録ステップとを含むので、ノイズフィルタの挿入条件を容易に定めることのできるプリント配線板設計装置が得られる効果がある。
また、配線長設定ステップは、ノイズフィルタと他の回路部品との配線を選択する配線選択ステップと、配線長が最短となるようにノイズフィルタと他の回路部品とを再配置する再配置ステップとを含むので、配線長を考慮したノイズフィルタの挿入作業を軽減させたプリント配線板設計装置が得られる効果がある。
1 一般的なプリント配線板作成処理、1d 回路図作成ステップ、2 EMC情報登録処理(EMC情報登録手段)、3 EMC情報、4 ノイズフィルタチェック処理(ノイズフィルタチェック処理手段)、5 EMC情報取り込みステップ、6 EMC情報分類ステップ、7 ネットリスト作成ステップ、8 回路図表示ステップ、9 ノイズフィルタ必要配線の条件設定ステップ、10 ノイズフィルタ必要配線の検出および表示ステップ、11 ノイズフィルタ必要配線の検出ステップ、12 ノイズフィルタ必要配線の分類条件設定ステップ、13 ノイズフィルタ必要配線の分類および表示ステップ、14 ノイズフィルタ挿入位置入力ステップ、15 ノイズフィルタ選択ステップ、16 ノイズフィルタ挿入ステップ、17 配線検出結果確認ステップ、18 ノイズフィルタ挿入位置条件設定ステップ、19 ノイズフィルタ選択条件設定ステップ、20 ノイズフィルタ挿入ステップ、21 仮想配線長、線路定数、ノイズ許容量入力ステップ、22 信号波形計算ステップ、23 放射ノイズ量計算ステップ、24 放射ノイズ量およびノイズ許容量比較ステップ、25 ノイズフィルタ選定ステップ、26 ノイズフィルタ挿入ステップ、27 配線長設定ステップ、28 回路図情報登録ステップ、29 配線選択ステップ、30 再配置ステップ。
Claims (6)
- 回路部品および前記回路部品を結ぶ配線に関連したEMC情報であって、少なくともクロックおよびデータを示す信号の種類を含むEMC情報を登録するEMC情報登録手段と、
前記EMC情報登録手段で登録したEMC情報に基づいてノイズフィルタを必要とする配線が検出されるノイズフィルタチェック処理手段と、
を備えたプリント配線板設計装置であって、
前記ノイズフィルタチェック処理手段は、
前記EMC情報登録手段から取り込んだEMC情報を用いて前記信号の種類を追加したネットリストを作成するネットリスト作成ステップと、
前記信号の種類を追加したネットリストに基づいて、前記ノイズフィルタの挿入を検討するための回路図を作成する回路図作成ステップと、
を実行することを特徴とするプリント配線板設計装置。 - 前記ノイズフィルタチェック処理手段は、
前記ノイズフィルタを必要とする配線の配線条件を設定する配線条件設定ステップと、
前記ネットリストおよび前記配線条件に基づいて前記ノイズフィルタが必要な配線を検出する配線検出ステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板設計装置。 - 前記配線検出ステップは、
前記ノイズフィルタを必要とする配線を、前記ノイズフィルタの必要度に応じて色分けなどにより分類して表示する表示ステップ
を含むことを特徴とする請求項2に記載のプリント配線板設計装置。 - 前記ノイズフィルタチェック処理手段は、
前記配線検出ステップに続いて、
前記ノイズフィルタを必要とする配線に対して前記ノイズフィルタの挿入位置を指定する挿入位置入力ステップと、
あらかじめ準備したファイルの中から前記挿入位置に応じたノイズフィルタを選択するフィルタ選択ステップと、
前記回路図に前記ノイズフィルタを挿入するフィルタ挿入ステップと
を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のプリント配線板設計装置。 - 前記ノイズフィルタチェック処理手段は、
前記フィルタ挿入ステップに続いて、
前記配線に関連した前記ノイズフィルタと他の回路部品との配線長を設定する配線長設定ステップと、
前記配線長を回路図情報として登録する回路図情報登録ステップと
を含むことを特徴とする請求項4に記載のプリント配線板設計装置。 - 前記配線長設定ステップは、
前記ノイズフィルタと他の回路部品との配線を選択する配線選択ステップと、
前記配線長が最短となるように前記ノイズフィルタと他の回路部品とを再配置する再配置ステップとを含み、
前記配線長が最短となるような配置に自動的に設定することを特徴とする請求項5に記載のプリント配線板設計装置。
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---|---|---|---|
JP2007045580A JP2007193830A (ja) | 2000-03-01 | 2007-02-26 | プリント配線板設計装置 |
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JP2000144829A Division JP4008643B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-05-17 | プリント配線板設計装置の動作方法 |
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