JP2007193417A - シーケンシャルアクセスメモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体記憶装置において、使用履歴に関するデータの更新または書き換えを許容する一方で、使用履歴に関するデータの信頼性を向上すること。
【解決手段】半導体記憶装置10は、EEPROMアレイ101とマスクROMアレイ102とを備えるメモリアレイ100を備えている。EEPROMアレイ101の先頭3アドレスには、各半導体記憶装置を識別するための識別情報が格納されている。EEPROMアレイ101の第9アドレス〜第16アドレスには、インク量に関する8ビットのデータが格納されている。EEPROMアレイ101の第17アドレス〜第24アドレスには、一定条件の下、書き換え可能な8ビットの使用履歴情報が格納されている使用履歴情報格納領域が備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、シーケンシャルにアクセスされる半導体記憶装置およびシーケンシャルにアクセスされる半導体記憶装置を備える印刷記録材収容体に関する。
メモリアレイのデータセルに対してシーケンシャルなアクセスのみを許容する半導体記憶装置、例えば、EEPROMが知られている。このような半導体記憶装置は、比較的廉価であることから、例えば、消費材を収容する収容体に関する情報を保持させるための記憶装置として用いられている。消費材を収容する収容体に関する情報としては、例えば、使用履歴に関するデータが知られている。ここで、消費材を収容する収容体の使用履歴データは、消費材収容体の使用に伴い更新される性質を有する一方で、有用な履歴情報として用いられるためには、誤った書き込みによる使用履歴データの改変を防止することが要求される。
特開平5−282879号公報
しかしながら、例えば、半導体記憶装置に対して入力されるデータが転送中にデータ化けを起こすこともあり、かかる場合には、半導体記憶装置において正常にデータの書き換えが行われたとしても、半導体記憶装置には誤ったデータが記録されることになる。また、シーケンシャルアクセス方式のメモリでは、下位アドレスにアクセスする際にも上位アドレスに格納されている各データ対するアクセスが実行されるため、外乱等によってリード・ライトコマンドが反転してしまった場合には、書き換えを予定していないアドレスのデータが書き換えられてしまうおそれがある。さらに、使用履歴データは更新または書き加えられる特性を有するため、更新または書き換えを妨げることは許されない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、半導体記憶装置において、使用履歴に関するデータの更新または書き換えを許容する一方で、使用履歴に関するデータの信頼性を向上することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様は、シーケンシャルアクセス方式の記憶装置を提供する。本発明の第1の態様に係る記憶装置は、シーケンシャルにアクセスされる不揮発性のメモリアレイであって、使用履歴情報に関するデータを格納するための所定ビット単位の使用履歴情報格納領域を有するメモリアレイと、データを入出力するための入出力部と、前記入出力部を介して入力された、前記使用履歴情報格納領域に対する前記所定ビット単位の書き込みデータの値が、前記使用履歴情報格納領域に格納されている前記所定ビット単位の前記使用履歴情報のデータの値よりも大きな値であるか否かを判定する判定部と、前記メモリアレイに対して前記所定ビット単位にて書き込みを実行するための書込手段と、前記書き込みデータの値が前記使用履歴情報格納領域に格納されている前記使用履歴情報のデータ値よりも大きな値である場合には、前記書込手段によって、前記メモリアレイにおける前記使用履歴情報格納領域に対する前記書き込みデータの書き込みを実行させる制御手段とを備える。
本発明の第1の態様に係る記憶装置によれば、書き込みデータの値が使用履歴情報格納領域に格納されている使用履歴情報のデータ値よりも大きな値である場合には、書込手段によって、メモリアレイにおける使用履歴情報格納領域に対する書き込みデータの書き込みを実行させるので、半導体記憶装置において、使用履歴に関するデータの更新または書き換えを許容する一方で、使用履歴に関するデータの信頼性を向上することができる。この結果、所望しない使用履歴に関するデータの書き換えを抑制することができる。
本発明の第1の態様に係る記憶装置において、前記使用履歴情報格納領域には、使用時期の早い履歴順に上位ビットから使用履歴情報が格納されていても良い。かかる場合には、使用時期の早い履歴順に上位ビットから使用履歴情報を順次書き込むことができる。
本発明の第2の態様は、シーケンシャルアクセス方式の記憶装置を提供する。本発明の第2の態様に係る記憶装置は、シーケンシャルにアクセスされる不揮発性のメモリアレイであって、使用履歴情報に関するデータを格納するための所定ビット単位の使用履歴情報格納領域を有するメモリアレイと、データを入出力するための入出力部と、前記入出力部を介して入力された、前記使用履歴情報格納領域に対する前記所定ビット単位の書き込みデータの値が、前記使用履歴情報格納領域に格納されている前記所定ビット単位の前記使用履歴情報のデータの値よりも小さな値であるか否かを判定する判定部と、前記メモリアレイに対して前記所定ビット単位にて書き込みを実行するための書込手段と、前記書き込みデータの値が前記使用履歴情報格納領域に格納されている前記使用履歴情報のデータ値よりも小さな値である場合には、前記書込手段によって、前記メモリアレイにおける前記使用履歴情報格納領域に対する前記書き込みデータの書き込みを実行させる制御手段とを備える。
本発明の第1の態様に係る記憶装置によれば、書き込みデータの値が使用履歴情報格納領域に格納されている使用履歴情報のデータ値よりも小さな値である場合には、書込手段によって、メモリアレイにおける使用履歴情報格納領域に対する書き込みデータの書き込みを実行させるので、半導体記憶装置において、使用履歴に関するデータの更新または書き換えを許容する一方で、使用履歴に関するデータの信頼性を向上することができる。この結果、所望しない使用履歴に関するデータの書き換えを抑制することができる。
本発明の第2の態様に係る記憶装置において、前記使用履歴情報格納領域には、使用時期の早い履歴順に下位ビットから使用履歴情報が格納されていても良い。かかる場合には、使用時期の早い履歴順に下位ビットから使用履歴情報を順次書き込むことができる。
本発明の第1または第2の態様に係る記憶装置において、前記メモリアレイは、前記アドレスによって特定されると共にビットデータを格納するための記憶セルを複数有し、前記使用履歴情報格納領域は、前記複数の記憶セルのうち前記使用履歴情報のビット数に応じた数の記憶セルによって構成されていても良い。かかる場合には、各記憶セルに対して使用履歴情報を割り当てることができる。
本発明の第1または第2の態様に係る記憶装置において、前記使用履歴情報格納領域はさらに、前記メモリアレイにおける先頭の記憶セルから連続する、前記使用履歴情報のビット数に応じた数の記憶セルによって形成されても良い。かかる場合には、他の格納情報よりも早く、使用履歴情報の書き換え、読み出しを実行することができる。
本発明の第1または第2の態様に係る記憶装置において、前記メモリアレイは、前記使用履歴情報格納領域を上位アドレスに有しても良い。かかる場合には、使用履歴情報の書き換え、読み出しを早期に実行することができる。
本発明の第1または第2の態様に係る記憶装置において、前記メモリアレイは、前記使用履歴情報格納領域を最上位アドレスを含む上位アドレスに有しても良い。かかる場合には、他の格納情報よりも早く、使用履歴情報の書き換え、読み出しを実行することができる。
本発明の第3の態様は、印刷記録材を収容する印刷記録材収容体を提供する。本発明の第3の態様に係る印刷記録材収容体は、本発明の第1の態様に係る記憶装置と、前記印刷記録材を収容する印刷記録材収容部とを備える。
本発明の第3の態様に係る印刷記録材収容体によれば、印刷記録材収容体の使用履歴に関する情報の更新または書き換えを許容する一方で、使用履歴に関する情報の信頼性を向上することができる。
本発明の第3の態様に係る印刷記録材収容体において、前記記憶装置における、前記使用履歴情報格納領域には、少なくとも、その先頭アドレスから連続する3アドレスに、前記記憶装置の検査履歴、前記印刷記録材収容体の使用履歴、前記印刷記録材が所定量未満であることを示すインクエンド情報が格納されても良い。かかる場合には、これら3種の情報について優先して書き込みを行うことができる。
本発明の第4の態様は、印刷記録材を収容する印刷記録材収容体を提供する。本発明の第4の態様に係る印刷記録材収容体は、本発明の第2の態様に係る記憶装置と、前記印刷記録材を収容する印刷記録材収容部とを備える。
本発明の第4の態様に係る印刷記録材収容体によれば、印刷記録材収容体の使用履歴に関する情報の更新または書き換えを許容する一方で、使用履歴に関する情報の信頼性を向上することができる。
本発明の第4の態様に係る印刷記録材収容体において、前記記憶装置における、前記使用履歴情報格納領域には、少なくとも、その末尾アドレスまで連続する3アドレスに、前記記憶装置の検査履歴、前記印刷記録材収容体の使用履歴、前記印刷記録材が所定量未満であることを示すインクエンド情報が格納されても良い。かかる場合には、これら3種の情報について優先して書き込みを行うことができる。
本発明の第5の態様は、印刷記録材収容体に関する使用履歴情報として少なくとも記憶装置の検査履歴、印刷記録材収容体の使用履歴、クリーニング履歴、インクエンド履歴が格納されており、使用履歴情報として既存のデータの値よりも大きな値のデータのみを記録する記憶装置を備える印刷記録材収容体が着脱可能に装着される印刷装置を提供する。本発明の第5の態様に係る印刷装置は、使用履歴情報に関連するイベントの発生を検出するイベント検出手段と、検出したイベントに対応する使用履歴情報であって、予め定められたイベント発生順序に従って値が増加する使用履歴情報を取得する使用履歴情報取得手段と、前記取得した使用履歴データを、前記印刷記録材収容体に対して送信する送信手段とを備える。
本発明の第5の態様に係る印刷装置によれば、検出したイベントに対応する使用履歴情報であって、予め定められたイベント発生順序に従って値が増加する使用履歴情報を印刷記録材収容体が備える記憶装置に記録することができる。したがって、印刷記録材収容体の使用履歴に関する情報の更新または書き換えを許容する一方で、使用履歴に関する情報の信頼性を向上することができる。
本発明の第6の態様は、印刷記録材収容体に関する使用履歴情報として少なくとも記憶装置の検査履歴、印刷記録材収容体の使用履歴、クリーニング履歴、インクエンド履歴が格納されており、使用履歴情報として既存のデータの値よりも小さな値のデータのみを記録する記憶装置を備える印刷記録材収容体が着脱可能に装着される印刷装置を提供する。本発明の第6の態様に係る印刷装置は、使用履歴情報に関連するイベントの発生を検出するイベント検出手段と、検出したイベントに対応する使用履歴情報であって、予め定められたイベント発生順序に従って値が減少する使用履歴データを取得する使用履歴情報取得手段と、前記取得した使用履歴情報を、前記印刷記録材収容体に対して送信する送信手段とを備える。
本発明の第5の態様に係る印刷装置によれば、検出したイベントに対応する使用履歴情報であって、予め定められたイベント発生順序に従って値が減少する使用履歴情報を印刷記録材収容体が備える記憶装置に記録することができる。したがって、印刷記録材収容体の使用履歴に関する情報の更新または書き換えを許容する一方で、使用履歴に関する情報の信頼性を向上することができる。
本発明の第5または第6の態様に係る印刷装置において、前記使用履歴情報取得手段は、前記使用履歴情報を前記記憶装置から取得し、
前記印刷装置はさらに、印刷要求を受け取る印刷要求受け取り手段と、前記記憶装置の検査履歴が検査済みであることを示さない場合には、前記受け取った印刷処理を実行しない印刷実行部とを備えても良い。かかる場合には、検査済みでない記憶装置を備える印刷記録材収容体を用いることによる印刷処理の不都合を抑制することができる。
本発明の第5または第6の態様に係る印刷装置において、前記記憶装置の検査履歴が検査済みであることを示す場合であって、印刷記録材収容体の使用履歴が使用済みであることを示さない場合には、前記送信手段は、前記記憶装置に対して使用済みの履歴情報の書き込みを要求を送信しても良い。かかる場合には、印刷記録材収容体の使用履歴を印刷記録材収容体が備える記憶装置に書き込むことができる。
本発明の第5および第6の態様に係る印刷装置は、この他にも、記憶装置に対する使用履歴情報の書き込み制御方法、プログラム、およびプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体としても実現され得る。
以下、本発明に係る記憶装置、記憶装置に対するデータの書き込み制御方法および印刷装置について図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
・半導体記憶装置の構成
図1および図2を参照して本実施例に係る半導体記憶装置の構成について説明する。図1は本実施例に係る半導体記憶装置の機能的な内部構成を示すブロック図である。図2は本実施例に係る半導体記憶装置が備えるメモリアレイの内部構成マップを模式的に示す説明図である。
本実施例に係る半導体記憶装置10は、外部からアクセス先のアドレスを指定するアドレスデータを入力する必要のないシーケンシャルアクセス方式の記憶装置である。半導体記憶装置10は、メモリアレイ100、アドレスカウンタ110、IN/OUTコントローラ120、IDコンパレータ130、ライト/リードコントローラ140、インクリメントコントローラ150、チャージポンプ回路160、8ビットラッチレジスタ170を備えている。これら各回路は、バス式の信号線によって接続されている。
半導体記憶装置10は、外部制御装置からリセット信号を入力するためのリセット信号端子RSTT、外部制御装置から外部クロック信号を入力するためのクロック信号端子SCKT、基準電位端子(負極電源端子)VSST、外部制御装置から半導体記憶装置10を駆動するための駆動電圧を入力するための電源端子(正極電源端子)VDD、外部制御装置との間でデータ信号の入出力を実行するために用いられるデータ信号端子SDATを備えている。
メモリアレイ100は、EEPROMアレイ101とマスクROMアレイ102とを備えている。EEPROMアレイ101は、データの電気的な消去、書き込みが可能なEEPROMの特性を有する記憶領域であり、本実施例に用いられるEEPROMアレイ101は、データの書き込みに際して、既存データを消去することなく直ちにデータを書き込むことができる。マスクROMアレイ102は、製造工程時にデータが書き込まれる消去、書き換え不能なマスクROMの特性を有する記憶領域である。
メモリアレイ100のEEPROMアレイ101およびマスクROMアレイ102には、図2に模式的に示す1ビットの情報を格納するデータセル(メモリセル)が複数備えられている。本実施例では、図2に示すようにメモリアレイ100は、1行に8アドレス(データ8ビット分のアドレス)を所定のビット単位として備えており、例えば、EEPROMアレイ101には、1行に8個のデータセル(8ビット)、1列に16個のデータセル(16ワード)が配置されており、16ワード×8ビット(128ビット)のデータを格納することができる。マスクROMアレイ102には、1行に8個のデータセル(8ビット)、1列に8個のデータセル(8ワード)が配置されており、8ワード×8ビット(64ビット)のデータを格納することができる。
図2を参照してメモリアレイ100のアドレスマップについて説明する。本実施例におけるメモリアレイ100は、既述の通りEEPROMアレイ101とマスクROMアレイ102とを備えている。EEPROMアレイ101の先頭3アドレス(1行目のA0〜A2列、3ビット)には、各半導体記憶装置を識別するための識別情報(ID情報)が格納されている。先頭3アドレスを含む第1行目に対する書き込みは禁止されており、例えば、工場出荷後には書き換えることはできない。
図2の例では、EEPROMアレイ101の第9アドレス(08H)〜第16アドレス(0FH)には、インク量に関する8ビットのデータ、例えば、インク残量データまたはインク消費量データが格納されている。また、EEPROMアレイ101の第17アドレス(10H)〜第24アドレス(17H)には、一定条件の下、書き換え可能な8ビットの使用履歴情報が格納されている。なお、本実施例においては、この第17アドレス〜第24アドレスにより構成される行を書き込み制限行、あるいは、この第17アドレス〜第24アドレスの8アドレスを、所定ビット単位の使用履歴情報格納領域UHIと呼ぶ。
使用履歴情報格納領域UHIには、半導体記憶装置10の用途に応じた半導体記憶装置10の使用履歴に関する情報、あるいは、半導体記憶装置10が備えられる対象物の使用履歴に関する情報が格納される。本実施例では、半導体記憶装置10を印刷記録材収容体に備える応用例について後ほど詳述する。
ここで、一定条件とは、例えば、所定ビット単位の使用履歴情報格納領域UHIに対して既存データの値よりも大きな値の書き込みデータの書き込みが許容される場合には、書き込まれるデータの値が既存のデータの値よりも大きな場合(増加データ)、あるいは、所定ビット単位の使用履歴情報格納領域UHIに対して既存データの値よりも小さな値の書き込みデータの書き込みが許容される場合には、書き込まれるデータの値が既存のデータの値よりも小さな場合(減少データ)である。
図3および図4を参照して、メモリアレイ100に対して書き込みが許容される場合と書き込みが許容されない場合について例示的に説明する。図3は本実施例において使用履歴情報格納領域UHIに対して書き込まれる書き込みデータ列を模式的に示す説明図である。図4は本実施例において使用履歴情報格納領域UHIに対して書き込み可能なデータ列と書き込み不可能なデータ列の例を示す説明図である。図4ではメモリアレイ100のアドレスが横軸に取られており、左端が最上位ビット(MSB)であり右端が最下位ビット(LSB)となる。既述の通り、アドレス10H〜17Hまでは使用履歴情報格納領域UHIに相当する。
本実施例においてメモリアレイ100に対して書き込まれるデータ列は、識別情報(ID0〜2)、リードライトコマンドW/Rおよびオペレションコードを含むデータ列と、インク量に関する情報を含むデータ列と、使用履歴データを含むデータ列とを有している。使用履歴データには、例えば、半導体記憶装置10が試験済みであるか否かを示す試験結果データが含まれている。
・第1の例Aでは、使用履歴情報格納領域UHIに対応する書き込みデータDI(80h)は、既存データDE(40h)よりも大きいので書き込みが許容される。
・第2の例Bでは、使用履歴情報格納領域UHIに対応する書き込みデータDI(20h)は、既存データDE(40h)よりも小さいので書き込みが許容されない。
EEPROMアレイ101の第25アドレス以降は書き込みが禁止されている読み出し専用領域となり、例えば、工場出荷後には書き換えることはできない。
マスクROMアレイ102は、メモリアレイ製造時に情報(データ)が書き込まれており、メモリアレイ製造後は、工場出荷前であっても書き込みを実行することはできない。
本実施例におけるメモリアレイ100は、上述のように8ビットを単位とする複数の行を備えているが、各行は独立したデータセル列ではなく、いわば、1本のデータセル列を8ビット単位で折り曲げることによって実現されている。すなわち、便宜的に9ビット目を含む行を2バイト目、17ビット目を含む行を3バイト目と呼んでいるに過ぎない。この結果、メモリアレイ100における所望のアドレスにアクセスするためには、先頭から順次アクセスする、いわゆる、シーケンシャルアクセス方式によるアクセスが必要となり、ランダムアクセス方式の場合に可能な所望のアドレスに対する直接的なアクセスは不可能となる。
メモリアレイ100における各データセルには、ワード線とビット(データ)線が接続されており、対応するワード線(行)を選択(選択電圧を印加)して、対応するビット線に書き込み電圧を印加することによってデータセルにデータが書き込まれる。また、対応するワード線(行)を選択し、対応するビット線をIN/OUTコントローラ120と接続し、電流の検出の有無によってデータセルのデータ(1または0)が読み出される。なお、本実施例における所定ビット単位とは、1本のワード線に書き込み電圧を加えることにより書き込みが可能なビット数(データセル数、アドレス数)であるということができる。
カラム選択回路103は、アドレスカウンタ110によりカウントされた外部クロックパルス数に応じて順次、列(ビット線)をIN/OUTコントローラ120と接続する。ロー選択回路104は、アドレスカウンタ110によりカウントされた外部クロックパルス数に応じて順次、行(ワード線)に選択電圧を印加する。すなわち、本実施例に係る半導体記憶装置10では、アドレスデータを用いたメモリアレイ100に対するアクセスは実行されず、専らアドレスカウンタ110によってカウントされたクロックパルス数にしたがって、所望のアドレスに対するアクセスが実行される。
アドレスカウンタ110は、リセット信号端子RSTT、クロック信号端子SCKT、カラム選択回路103、ロー選択回路104と接続されている。アドレスカウンタ110は、リセット信号端子RSTTを介して入力されるリセット信号を0(またはロー)にすることにより初期値にリセットされ、リセット信号が1とされた後に外部クロック信号端子SCKTを介して入力されるクロックパルスの立ち下がりに同期してクロックパルス数をカウント(カウント値をインクリメント)する。本実施例に用いられるアドレスカウンタ110は、メモリアレイ100の1行のデータセル数(ビット数)に対応する8個のクロックパルス数を格納する8ビットのアドレスカウンタである。なお、初期値はメモリアレイ100の先頭位置と関連付けられていればどのような値でも良く、一般的には0が初期値として用いられる。
IN/OUTコントローラ120は、メモリアレイ100に対してデータ信号端子SDATに入力された書き込みデータを転送し、あるいは、メモリアレイ100から読み出されたデータを受信してデータ信号端子SDATに出力するための回路である。IN/OUTコントローラ120は、データ信号端子SDAT、リセット信号端子RSTT、メモリアレイ100、ライト/リードコントローラ140と接続されており、ライト/ロードコントローラ140からの要求に従ってメモリアレイ100に対するデータ転送方向ならびにデータ信号端子SDATに対する(データ信号端子SDATと接続されている信号線の)データ転送方向を切り換え制御する。IN/OUTコントローラ120に対するデータ信号端子SDATからの入力信号線には、データ信号端子SDATから入力された書き込みデータを一時的に格納する8ビットラッチレジスタ170が接続されている。
8ビットラッチレジスタ170には、データ信号端子SDATから入力信号線を介して入力されるデータ列(MSB)が8ビットとなるまで保持され、8ビット分揃ったところで、EEPROMアレイ101に対して保持されている8ビットのデータが書き込まれる。8ビットラッチレジスタ170は、いわゆるFIFOタイプのシフトレジスタであり、入力データの9ビット目が新たにラッチされると、既にラッチされていた1ビット目のデータが放出される。
IN/OUTコントローラ120は、電源ON時、リセット時には、メモリアレイ100に対するデータ転送方向を読み出し方向に設定し、8ビットラッチレジスタ170とIN/OUTコントローラ120との間における入力信号線をハイインピーダンスとすることでデータ信号端子SDATに対するデータ入力を禁止する。この状態は、ライト/リードコントローラ140から書き込み処理要求が入力されるまで維持される。したがって、リセット信号入力後にデータ信号端子SDATを介して入力されるデータ列の先頭4ビットのデータはメモリアレイ100に書き込まれることはなく、一方で、メモリアレイ100の先頭4ビット(内4ビット目はドントケア)に格納されているデータは、IDコンパレータ130に送出される。この結果、メモリアレイ100の先頭4ビットは読み出し専用状態となる。
IDコンパレータ130は、クロック信号端子SCKT、データ信号端子SDAT、リセット信号端子RSTTと接続されており、データ信号端子SDATを介して入力された入力データ列に含まれる識別データとメモリアレイ100(EEPROMアレイ101)に格納されている識別データとが一致するか否かを判定する。詳述すると、IDコンパレータ100は、リセット信号RSTが入力された後に入力されるオペレーションコードの先頭3ビットのデータ、すなわち識別データを取得する。IDコンパレータ130は、入力データ列に含まれる識別データを格納する3ビットレジスタ(図示しない)、IN/OUTコントローラ120を介してメモリアレイ100から取得した最上位3ビットの識別データを格納する3ビットレジスタ(図示しない)を有しており、両レジスタの値が一致するか否かによって識別データが一致するか否かを判定する。IDコンパレータ130は、両識別データが一致する場合には、アクセス許可信号ENをライト/リードコントローラ140に送出する。IDコンパレータ130は、リセット信号RSTが入力(RST=0またはLow)されるとレジスタの値をクリアする。
ライト/リードコントローラ140は、IN/OUTコントローラ120、IDコンパレータ130、インクリメントコントローラ150、チャージポンプ回路160、クロック信号端子SCKT、データ信号端子SDAT、リセット信号端子RSTTと接続されている。ライト/ロードコントローラ140は、リセット信号RSTが入力された後の4つめのクロック信号に同期してデータ信号端子SDATを介して入力される書き込み/読み出し制御情報(3ビットのID情報に続く4ビット目の情報)を確認し、半導体記憶装置10の内部動作を書き込みまたは読み出しのいずれかに切り換える回路である。具体的には、ライト/リードコントローラ140は、IDコンパレータ130からのアクセス許可信号AENおよびインクリメントコントローラWEN1からの書き込み許可信号WEN1が入力されると、取得した書き込み/読み出しコマンドを解析する。ライト/リードコントローラ140は、書き込みコマンドであれば、IN/OUTコントローラ120に対して、バス信号線のデータ転送方向を書き込み方向に切り換え、書き込みを許可する書き込み許可信号WEN2を送信し、チャージポンプ回路160に対して書き込み電圧の生成を要求する。
本実施例では、使用履歴情報格納領域UHIに書き込まれる書き込みデータDIが、値が増加(インクリメント)する特性を有するデータである場合には、書き込みデータDIが使用履歴情報格納領域UHIに既に格納されている既存データDEよりも大きな値であるか否かを判断し、書き込みデータDIが、値が減少(デクリメント)する特性を有するデータである場合には、書き込みデータDIが使用履歴情報格納領域UHIに既に格納されている既存データDEよりも小さな値であるか否かを判断することで、書き込みデータDIのデータ化け、誤ったデータの入力を低減又は防止する。この機能は、前者の場合にはインクリメントコントローラ、後者の場合にはデクリメントコントローラによって提供される。本実施例では以下の説明において、前者を例にとって説明する。
インクリメントコントローラ150は、リセット信号端子RSTT、ライト/リードコントローラ140、チャージポンプ回路160と信号線を介して接続されている。インクリメントコントローラ150は、内部に4ビットカウンタ151および8ビット内部レジスタ152、153を有している。インクリメントコントローラ150は、使用履歴情報格納領域UHIに書き込まれる書き込みデータDIが、既に使用履歴情報格納領域UHIに格納されている既存データDEよりも大きな値であるか否かを判断し、さらにEEPROMアレイ101に書き込まれたデータが正しく書き込まれたか否かの判断(ベリファイ、検証)を実行する。
インクリメントコントローラ150は、書き込みデータDIを8ビットラッチレジスタ170にラッチするタイミングで、EEPROMアレイ101の使用履歴情報格納領域UHIから既存データDEを読み出し、内部に備える8ビット内部レジスタ152に格納する。インクリメントコントローラ150は、読み出される既存データEDと8ビットラッチレジスタ170に入力される書き込みデータDIとを1ビット単位で比較して、書き込みデータDIが既存データDEよりも大きな値のデータであるか否かを判定する。なお、入力される書き込みデータは、複数種類の使用履歴データの書き込みを許容するために、書き込まれる順序(優先度)に従ってMSBから格納されることが望ましい。
インクリメントコントローラ150は、書き込みデータDIが既存データDEよりも大きな値のデータである場合には、ライト/リードコントローラ140に対して書き込み許可信号WEN1を出力する。なお、使用履歴情報格納領域UHIが複数行に亘る場合には、全ての使用履歴情報格納領域UHIにおいて書き込みデータDIが既存データDEよりも大きな値のデータである場合にのみ、インクリメントコントローラ150は、書き込み許可信号WEN1を出力する。
インクリメントコントローラ150は、書き込みデータを書き込んだ後、正しくデータが書き込まれたか否かを検証し、書き込みデータが正しく書き込まれていない場合には、内部に備える8ビット内部レジスタ152に格納されている既存データDEをメモリアレイ100に対して書き戻す。書き込みデータの検証に際して、インクリメントコントローラ150に備えられている4ビットカウンタ151は、書き込みスタンバイ状態から外部クロック信号に対して8ビット遅れで、チャージポンプ回路160に備えられている内部発振器162から内部クロック信号を受けてカウントアップを開始する。4ビットカウンタ151によってカウントアップされたカウント値は、カラム選択回路103、ロー選択回路104に入力され、書き込まれたばかりの既存データDEが読み出される。
チャージポンプ回路160は、既述の通り、ライト/リードコントローラ140からの要求信号に基づいて、EEPROMアレイに対してデータを書き込む際に必要な書き込み電圧をカラム選択回路103を介して選択されたビット線に供給するための回路である。チャージポンプ回路160は、電圧昇圧時に必要な動作周波数を生成する内部発振器162を備え、正極電源端子VDDTを介して得られる電圧を昇圧することで、必要な書き込み電圧を生成する。
・読み出し処理
図5を参照して本実施例に係る半導体記憶装置10における読み出し動作について説明する。図5は読み出し動作実行時におけるリセット信号RST、外部クロック信号SCK、データ信号SDA、アドレスカウンタ値の時間的関係を示すタイミングチャートである。
読み出し動作に先立って、オペレーションコードに基づく、識別情報の確認、読み出し/書き込みコマンドの確認処理について説明する。リセット状態(RST=0またはLow)が解除される(RST=1またはHi)と、図示しないホスト計算機から、4ビットのオペレーションコードを含むデータ信号SDAが外部クロック信号に同期してデータ信号端子SDATに入力される。オペレーションコードは、図5に示すように、先頭3ビットに識別情報ID0、ID1、ID2を含み、先頭から4ビット目には、書き込みまたは読み出しを決定するためのコマンドビット(W/R)を含んでいる。識別情報の比較は以下の通り実行される。
IDコンパレータ130は、リセット信号RSTがローからハイに切り替えられた後の3つのクロック信号SCKの立ち上がりエッジに同期してデータ信号端子SDATに入力されたデータ、すなわち、3ビットの識別情報を取得して第1の3ビットレジスタに格納する。これと同時にIDコンパレータ130は、アドレスカウンタ110のカウンタ値00、01、02によって指定されるメモリアレイ100のアドレスからデータを取得し、すなわち、メモリアレイ100に格納されている識別情報を取得して、第2の3ビットレジスタに格納する。
IDコンパレータ130は、第1、第2レジスタに格納された識別情報が一致するか否かを判定し、識別情報が一致しない場合には、IN/OUTコントローラ120によって、8ビットラッチレジスタ170とIN/OUTコントローラ120との間における入力信号線に対するハイインピーダンスの状態が保持される。一方、IDコンパレータ130は、第1、第2レジスタに格納された識別情報が一致する場合には、ライト/リードコントローラ140に対してアクセス許可信号AENを出力する。アクセス許可信号AENを受信したライト/リードコントローラ140は、リセット信号RSTのローからハイへの切り替わり後の4つ目のクロック信号SCKの立ち上がりエッジに同期してバス信号線に送出されたコマンドビットを取得して書き込み命令であるか否かを判定する。ライト/リードコントローラ140は、取得したコマンドビットが書き込みコマンドでない場合には、IN/OUTコントローラ120に対して読み出し命令を出力する。
読み出し命令を受信したIN/OUTコントローラ120は、メモリアレイ100に対するデータ転送方向を読み出し方向に変更し、データ転送を許容する。アドレスカウンタ110は、クロック信号SCKの立ち下がりに同期してカウントアップするため、オペレーションコード入力後のアドレスカウンタ110のカウンタ値は04であり、メモリアレイ100の04Hに格納されている既存データDEから読み出される。メモリアレイに格納されている既存データDEは、クロック信号SCKの立ち下がりに同期してIN/OUTコントローラ120を介して、データ信号端子SDATに順次出力され、出力された既存データDEはクロック信号SCKの次の立ち下がりまでの期間は保持される。クロック信号SCKが立ち下がると、アドレスカウンタ110におけるカウント値は1つインクリメントされ、この結果、メモリアレイ100における次のアドレス(データセル)に格納されている既存データDEがデータ信号端子SDATに出力される。この動作の繰り返しが、所望のアドレスに到達するまで、クロック信号SCKに同期して実行される。すなわち、本実施例における半導体記憶装置10はシーケンシャルアクセスタイプの記憶装置であるから、ホスト計算機は、読み出し、または書き込みを所望するアドレスに対応する数のクロック信号パルスを発行し、アドレスカウンタ110のカウンタ値を所定のアドレスに対応するカウント値までインクリメントしなければならない。この結果、既存データDEは、クロック信号SCKに同期して順次インクリメントされるアドレスカウンタ110のカウンタ値によって指定されるアドレスからシーケンシャルに読み出しされる。
本実施例に係る半導体記憶装置10のメモリアレイ100は、00H〜BFHまでのアドレスしか有していないが、アドレスカウンタ110はアドレスFFHまでカウントアップを実行する。アドレスC0H〜FFHまでは、疑似領域であり、対応するアドレスはメモリアレイ100には存在せず、かかる疑似領域にアクセスしている期間は、データ信号端子SDATに対して値「0」が出力される。アドレスカウンタ110によってアドレスFFHまでカウントアップされると、アドレスはアドレス00Hに戻る。読み出し動作終了後には、ホスト計算機から0またはLOWのリセット信号RSTが入力され、半導体記憶装置10は、オペレーションコードの受け付け待機状態とされる。
リセット信号RST(=0またはLOW)が入力されると、アドレスカウンタ110、IN/OUTコントローラ120、IDコンパレータ130、ライト/リードコントローラ140およびインクリメントコントローラ150は初期化される。
・書き込み処理
図6を参照して本実施例に係る半導体記憶装置10における書き込み動作について説明する。図6は書き込み動作実行時におけるリセット信号RST、外部クロック信号SCK、データ信号SDA、アドレスカウンタ値の時間的関係を示すタイミングチャートである。本実施例に係る半導体記憶装置10では、書き込みは行単位(8ビット単位)、すなわち所定ビット単位(8アドレス単位)で実行される。
既述のIDコンパレータ130により識別情報の一致が確認された後、ライト/リードコントローラ140は、取得したコマンドビットが書き込みコマンドであると共に、インクリメントコントローラ150から書き込み許可信号WEN1を受信した場合には、IN/OUTコントローラ120に対して書き込み許可信号WEN2を出力する。
図6に示す通り、オペレーションコードが入力された後、クロック信号端子SCKTにはダミーライトクロックとして4クロック信号が入力され、書き込みスタンバイ状態とされる。アドレスカウンタ110は、クロック信号SCKの立ち下がりに同期してカウントアップするため、書き込みスタンバイ状態後の、アドレスカウンタ110のカウンタ値は08となり、メモリアレイ100のアドレス08Hからデータが書き込まれることとなる。
本実施例では、1行8ビットのメモリアレイ100に対して、8ビット長の書き込みデータ(使用履歴データ)が書き込まれる。書き込み処理に際しては、書き込みデータDIの最上位ビット(MSB)から8ビットのデータが、クロック信号SCKの立ち上がりに同期して、8ビットラッチレジスタ170に順次ラッチされる。また、IN/OUTコントローラ120に対して書き込み許可信号WEN2が出力されるまでは、クロック信号SCKの立ち下がりに同期して、メモリアレイ100の第8アドレス以後の既存データが順次、データ出力信号線(データ信号端子SDA)上に出力される。データ出力信号線上に出力された既存データDEは、インクリメントコントローラ150に入力され、8ビットラッチレジスタ170にラッチされた書き込みデータDIと共に、後述するように、インクリメントコントローラ150における書き込みデータDIが既存データDEよりも大きな値であるか否かを判定するために用いられる。この判断処理は、書き込みスタンバイ状態後の8サイクル目のクロック信号SCK立ち上がり後(=1またはHi)に実行される。
書き込み許可信号WEN2を受信したIN/OUTコントローラ120は、メモリアレイ100に対するデータ転送方向を書き込み方向に変更し、8ビットラッチレジスタ170とIN/OUTコントローラとの間における信号線のハイインピーダンス設定を解除してデータ転送を許容する。この結果、メモリアレイ100の各ビット線には書き込みデータDIの値(0または1)が転送される。ライト/リードコントローラ140は、書き込みスタンバイ状態後の8サイクル目のクロック信号SCK立ち上がり後に、チャージポンプ回路160に対して書き込み電圧の生成を要求し、生成された書き込み電圧は、カラム選択回路103によって選択されているビット線、本実施例では全てのビット線に印加され、この結果、8ビットラッチレジスタ170に格納されている8ビットのデータ「1」と「0」が、一度に使用履歴情報格納領域UHIに書き込まれる。
なお、書き込みデータが16ビットデータの場合には、8サイクル目のクロック信号SCKが立ち下がりに同期して、アドレスカウンタ110のカウント値が1つインクリメントされ、次のアドレス(8アドレス分)に書き込まれるべき書き込みデータDI(2バイト目のデータ)の取り込みが実行される。
本実施例では、8サイクル目のクロック信号SCKが立ち下がった後のクロック・ロー期間で、書き込まれたばかりの既存データDEと書き込みに用いられた書き込みデータDIとが一致するか否かのベリファイ処理が実行される。すなわち、クロック・ロー期間の間に、インクリメントコントローラ150に備えられている4ビットカウンタ151によって書き込まれたばかりの8ビットの既存データDEのアドレスを指定するためのカウント値がカラム選択回路103およびロー選択回路104に対して入力される。この結果、IN/OUTコントローラ120からは、書き込まれたばかりの8ビットの既存データDEが出力され、IN/OUTコントローラ120を介して、インクリメントコントローラ150が備える8ビット内部レジスタ153に格納される。インクリメントコントローラ150は、8ビット内部レジスタ153に格納されている8ビットの既存データDEと8ビットラッチレジスタ170に格納されている8ビットの書き込みデータDIとが一致するか否かを検証する。
本実施例では、書き込みデータDIは8ビット長のデータであり、使用履歴情報格納領域UHIは1行(8アドレス×1)であるため、上記の処理が1度実行されると、書き込みデータDIの書き込みは完了する。書き込みデータDIの書き込み完了後、ホスト計算機からリセット信号RST(=0またはLOW)がリセット信号端子RSTTに入力され、オペレーションコードの受け付け待機状態とされて、書き込み処理が終了する。
なお、書き込みデータDIが16ビット長のデータであり、使用履歴情報格納領域UHIが2行(8アドレス×2)の場合には、上記の処理が2度実行されると、書き込みデータDIの書き込みは完了する。
なお、ホスト計算機から送出される書き込みデータは、書き換えを所望するアドレスに対応するデータを除いて、メモリアレイ100に現在格納されているデータと同一の値(0または1)を有している。すなわち、メモリアレイ100における書き換えられないアドレスのデータは、同一の値によって上書きされる。
リセット信号RST(=0またはLOW)が入力されると、アドレスカウンタ110、IN/OUTコントローラ120、IDコンパレータ130、ライト/リードコントローラ140およびインクリメントコントローラ150は初期化される。
・インクリメント確認処理:
図7および図8を参照して、本実施例に係る半導体記憶装置10によって実行される書き込み処理におけるインクリメント確認処理、データベリファイ処理について説明する。図7は本実施例に係る半導体記憶装置10によって実行される書き込み処理におけるインクリメント確認処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。図8は本実施例に係る半導体記憶装置10によって実行される書き込み処理におけるデータベリファイ処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
書き込み処理が開始されると、8ビット(1バイト)長の書き込みデータDIが8ビットラッチレジスタ170にラッチされるタイミングで、インクリメントコントローラ150は、メモリアレイ100の使用履歴情報格納領域UHIに格納されている対応既存データDEを1ビット単位にて読み出す(ステップS100)。以降、使用履歴情報格納領域UHIに格納されている8ビットの既存データDEを構成する1ビットの各既存データDEを既存データDEn(n=1〜8)とする。また、8ビットの書き込みデータDIを構成する1ビットの各書き込みデータDIを書き込みデータDIn(n=1〜8)とする。
インクリメントコントローラ150は、1バイト目の最後の書き込みデータDI8を8ビットラッチレジスタ170へラッチした後のクロック信号SCKの立ち下がりに同期してIN/OUTコントローラ120から出力される、メモリアレイ100の使用履歴情報格納領域UHIに格納されている対応既存データDEを1ビット単位にて読み出す。
インクリメントコントローラ150は、今回のタイミングで8ビットラッチレジスタ170にラッチされた1ビットの書き込みデータDIを読み出す(ステップS102)。なお、本実施例では、書き込みデータDIは最上位ビット(MSB)から順に半導体記憶装置10に入力され、8ビットラッチレジスタ170には、MSBにて書き込みデータDInが順次ラッチされる。
インクリメントコントローラ150は、8ビットラッチレジスタ170から読み出した書き込みデータDInの値がメモリアレイ100の使用履歴情報格納領域UHIから読み出した既存データDEnの値以上であるか否か、すなわち、DIn≧DEnであるか判断する(ステップS104)。インクリメントコントローラ150は、DIn<DEnであると判断した場合には(ステップS104:No)、本処理ルーチンを終了する。すなわち、書き込みデータDIの書き込みは実行されない。
インクリメントコントローラ150は、DIn≧DEnであると判断した場合には(ステップS106:Yes)、使用履歴情報格納領域UHIから読み出した既存データDEnを、内部に備える8ビット内部レジスタ152に格納する(ステップS106)。
インクリメントコントローラ150は、使用履歴情報格納領域UHIに格納されている8ビットの既存データDEnと8ビットラッチレジスタ170に格納されている8ビットの書き込みデータDInとの対比が完了したか否かを判定し(ステップS108)、完了していないと判定した場合には(ステップS108:No)、ステップS100〜S106を繰り返して実行する。
インクリメントコントローラ150は、使用履歴情報格納領域UHIに格納されている8ビットの既存データDEnと8ビットラッチレジスタ170に格納されている8ビットの書き込みデータDInとの対比が完了したと判定した場合には(ステップS108:Yes)、8ビットラッチレジスタ170に格納されている書き込みデータDIをメモリアレイ100の使用履歴情報格納領域UHIに対して書き込む(ステップS112)。すなわち、DE←DIとなり、書き込みデータDIが新たな既存データDEとなる。より詳細には、既述のように、インクリメントコントローラ150がメモリアレイ100に対する書き込みデータDIの書き込みを直接実行するのではなく、8ビットラッチレジスタ170に格納されている書き込みデータDIをメモリアレイ100の使用履歴情報格納領域UHIに書き込みことを許可する、書き込み許可信号WEN1をライト/リードコントローラ140に対して出力し、書き込み許可信号WEN1を受信したライト/リードコントローラ140によって書き込みが実行される。
インクリメントコントローラ150は、データベリファイ処理を実行し(ステップS112)、書き込みが正常に完了していた場合には(ステップS114:Yes)書き込み処理を終了する。一方、インクリメントコントローラ150は、データベリファイ処理を実行し(ステップS112)、書き込みが正常に完了していなかった場合には(ステップS114:No)、書き込み異常を報知して(ステップS116)、書き込み処理を終了する。
データベリファイ処理について図8を参照して説明する。インクリメントコントローラ150は、メモリアレイ100の使用履歴情報格納領域UHIから、書き込んだばかりの既存データDEを読み出し(ステップS200)、8ビットラッチレジスタ170に格納されてる書き込みデータDIと比較する(ステップS210)。具体的には、インクリメントコントローラ150は、1バイト目の書き込み終了後におけるクロック・ロー期間に、チャージポンプ回路160の内部発振器162によって生成される内部クロック信号を用いて、4ビットカウンタ151をカウントアップさせる。インクリメントコントローラ150は、4ビットカウンタ151のカウント値をカラム選択回路103およびロー選択回路104に入力し、メモリアレイ100の使用履歴情報格納領域UHIから書き込んだばかりの8ビットの既存データDE1をアドレス順に、IN/OUTコントローラ120を介して読み出し、8ビット内部レジスタ153にラッチする。すなわち、内部クロック信号は書き込みスタンバイ状態から8ビット(8クロック)遅れで出力されることとなる。
インクリメントコントローラ150は、8ビット内部レジスタ153にラッチされた既存データDEと8ビットラッチレジスタ170にラッチされている使用履歴情報格納領域UHIに対する書き込みに用いられた書き込みデータDIとが一致するか否かを判定する(ステップS204)。インクリメントコントローラ150は、使用履歴情報格納領域UHIから読み出された8ビット内部レジスタ153に格納されている既存データDEが8ビットラッチレジスタ170に格納されている書き込みデータDIと一致する場合には(ステップS204:Yes)、書き込みが正常に完了したものと判断し(ステップS206)、本処理ルーチンを完了する。
インクリメントコントローラ150は、使用履歴情報格納領域UHIから読み出された8ビット内部レジスタ153にラッチされている既存データDEが8ビットラッチレジスタ170に格納されている書き込みデータDIと一致しない場合には(ステップS204:No)、書き込みが正常に完了しなかった、すなわち、書き込み異常であると判断する(ステップS208)。インクリメントコントローラ150は、使用履歴情報格納領域UHIから読み出された8ビット内部レジスタ153にラッチされている既存データDEと、8ビット内部レジスタ152に格納されている書き込み前の既存データDEoldとが一致するか否かを判定し(ステップS210)、DE=DEoldであると判定した場合には(ステップS210:Yes)、本処理ルーチンを終了する。一方、インクリメントコントローラ150は、DE≠DEoldであると判定した場合には(ステップS210:No)、8ビット内部レジスタ152に格納されている書き込み前の既存データDEoldをメモリセル100の使用履歴情報格納領域UHIに対して書き戻し(ステップS212)、本処理ルーチンを終了する。なお、使用履歴データとして16ビットデータが用いられる場合には、最初の8ビットについて、書き込み異常の判定がなされた場合には、続く8ビットについては、次の(第2の)使用履歴情報格納領域に対する書き込み処理は実行されない。
書き戻し処理は、使用履歴情報格納領域UHIに対する書き込み処理サイクルに続いて、更なる書き込みサイクルを実行することにより実行される。すなわち、更なる書き込みサイクルにおいて、8ビットラッチに格納されている既存データDEoldがIN/OUTコントローラ120に入力され、データ信号端子SDATを介して入力されたデータと同様にして、メモリアレイ100の使用履歴情報格納領域UHIに対する書き込み処理が実行される。この結果、メモリアレイ100の使用履歴情報格納領域UHIにおけるデータは、書き込み処理実行前の値に戻される。
・半導体記憶装置10の応用例
図9〜図13を参照して、本実施例に係る半導体記憶装置10の応用例について説明する。以下の例では、本実施例に係る半導体記憶装置10は、印刷記録材収容体(インクカートリッジ)に装着され、印刷記録材収容体が着脱可能に装着される印刷装置から書き込みまたは読み出し要求を受信する。図9は本実施例に係る印刷装置1000の概略構成を示す説明図である。図10は本実施例に係る印刷装置1000が備える制御回路40の内部構成および制御回路と各半導体記憶装置との接続を機能ブロックによって模式的に示す説明図である。図11は本実施例に係る半導体記憶装置10に対して書き込まれる使用履歴データ列の一例を模式的に示す説明図である。図12は本実施例に係る半導体記憶装置10の使用履歴情報格納領域UHIにおける各使用履歴情報の格納位置の割当ての一例を示す説明図である。図13は本実施例に係る印刷装置1000によって実行される半導体記憶装置10に対する使用履歴データの書き込み制御処理において実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。図14は本実施例に係る半導体記憶装置10に対する書き込みテスト手順の一例を示す説明図である。
本実施例に用いられる印刷装置1000は、副走査送り機構と、主走査送り機構と、ヘッド駆動機構を有している。副走査送り機構は、図示しない紙送りモータを動力とする紙送りローラを用いて印刷用紙Pを副走査方向に搬送する。主走査送り機構は、キャリッジモータ1020の動力を用いて、駆動ベルト1010に接続されたキャリッジ1030を主走査方向に往復動させる。ヘッド駆動機構は、キャリッジ1030に備えられた印刷ヘッド1050を駆動してインクの吐出およびドット形成を実行する。印刷装置1000は、さらに、上述した各機構を制御する制御回路40を備えている。制御回路40は、キャリッジ1030とフレキシブルケーブル1080を介して接続されている。
キャリッジ1030は、ホルダ1040と、印刷ヘッド1050と、キャリッジ回路を備えている。ホルダ1040は、複数のインクカートリッジを装着可能に構成され、印刷ヘッド1050の上面に配置されている。図9に示す例では、ホルダ1040は、4つのインクカートリッジが装着可能であり、例えば、ブラック、イエロ、マゼンタ、シアンの4種類のインクカートリッジが1つずつ装着される。ホルダ1040には、装着されるインクカートリッジごとに、4つのカバー1110が開閉可能に取り付けられている。印刷ヘッド1050の上面には、さらに、インクカートリッジから印刷ヘッド1050にインクを供給するためのインク供給針1060が配置されている。
本実施例に係る半導体記憶装置10は、消費材を収容する収容容器、例えば、印刷記録材としてのインクを収容するインクカートリッジ310、311、312に備えられる。各インクカートリッジ310、311、312には、電圧の印加によって振動するピエゾ素子を用いたインクエンドセンサISが備えられている。インクエンドセンサISは、インクカートリッジ310、311、312に形成された狭小流路に臨むように配置され、振動されたインクエンドセンサISは、インクの有無によって変化する狭小流路周辺の固有振動数成分を含む電圧を出力する。したがって、インクエンドセンサISの出力電圧に含まれる振動成分と、インクエンド時またはインク非エンド時における振動成分とを比較することによって、インクカートリッジがインクエンド状態にあるか否かを判定することができる。なお、本実施例におけるインクエンドとは、インク量0ではなく、所定量のインクが残存しているニアインクエンド状態を言う。
配置されている各インクカートリッジ310、311、312が印刷装置1000に装着されると、印刷装置に備えられる制御回路40と、バス接続される。すなわち、制御回路40からのデータ信号線SDA、クロック信号線SCK、リセット信号線RST、正極電源線VDD、負極電源線VSSおよびインクエンド検出線ISSは、各インクカートリッジ310、311、312に備えられている半導体記憶装置10と接続されている。この応用例では、インク残量またはインク消費量といったインクに関する量の情報、インクカートリッジに関するの使用履歴情報が半導体記憶装置10に格納される。
制御回路40は、中央処理装置(CPU)41、メモリ42、送信部43、印刷要求受取部44、印刷実行部45を備えている。メモリ42には、半導体記憶装置10に対して使用履歴データを書き込むべきイベントの発生を検出するためのイベント検出モジュール421、使用履歴情報を取得するための使用履歴情報取得モジュール422、インクエンドセンサISからの検出信号に基づいてセンサインクエンドを検出あるいはインク吐出ドット数を計数することによってカウントインクエンドを算出するインクエンド検出・算出モジュール423が格納されている。
CPU41は、メモリ42に格納されている各モジュールを実行して、イベントを検出し、半導体記憶装置10に対する使用履歴情報の書き込みを実行する。使用履歴情報を書き込むべきイベントには、例えば、インクカートリッジの装着、印刷ヘッド1050のクリーニングの実行、インクエンドセンサの検査、インクエンドセンサによるインクエンドの検出、ドット数のカウントによるインクエンドの検出が含まれる。イベント検出モジュール421は、これらのイベントの発生を検出する。
使用履歴情報取得モジュール422は、検出されたイベントに対応する使用履歴情報を取得する。本実施例に係る半導体記憶装置10における使用履歴情報格納領域UHIは、図12に示すように、イベントの発生順序(優先順位)に応じて各使用履歴情報の格納ビットを備えている。と共に、既存データの値よりも大きな値のデータ(増加データ)の書き込みしか許容しない。図12を参照すると、使用履歴情報格納領域UHIにおけるMSBから順に、検査済情報格納ビットMb、既使用情報格納ビットCb、クリーニング済情報格納ビットClb、センサ初期検査済情報情報格納ビットSb、センサインクエンド情報格納ビットSIE、ドットインクエンド情報格納ビットDIEが割り当てられている。
また、本実施例に係る半導体記憶装置10における使用履歴情報格納領域UHIは、既存データの値よりも大きな値のデータ(増加データ)の書き込みしか許容しない。したがって、図11に示すように、使用履歴情報は、イベントの発生順序(優先順位)に応じた値を有している。例えば、インクカートリッジの装着が検出された場合にはC0hの値を有する使用履歴情報(使用履歴データ)が用いられ、印刷ヘッド1050のクリーニングの実行が検出された場合にはE0hの値を有する使用履歴情報が用いられ、インクエンドセンサの検査が検出された場合には、F0hの値を有する使用履歴情報が用いられ、センサインクエンドが検出された場合には、F8hの値を有する使用履歴情報が用いられ、カウントインクエンドが検出された場合には、FChの値を有する使用履歴情報が用いられる。いずれの使用履歴情報も、印刷装置1000における処理順序に準じて値が増加する。
送信部43は、書き込みコマンドと共に取得された使用履歴データを半導体記憶装置10に対して送信する。印刷要求受取部44は、ユーザからの印刷要求(印刷指示)を受け取り、印刷実行部45に対して印刷用データを送信する。印刷用データは、例えば、ラスタ毎に各インク色に対応する印刷ヘッド1050から吐出されるべきインク量を規定するデータ、または、画像データと印刷ヘッド1050を制御する制御コマンドとを含むデータである。印刷実行部45は、受信した印刷用データに基づいて印刷ヘッド1050を制御して印刷媒体、例えば、用紙上に画像を形成する。
図13を参照して本実施例に係る印刷装置1000によって実行される半導体記憶装置10に対する使用履歴情報の書き込み制御処理について説明する。なお、以下の説明ではインクカートリッジ310を例にとって説明する。本処理ルーチンは、例えば、インクカートリッジ310がキャリッジ1030に装着されると実行される。
印刷装置1000のCPU41は、インクカートリッジ310に備えられている半導体記憶装置10が検査済みであるか否かを判定する(ステップS300)。具体的には、CPU41は、使用履歴情報格納領域UHIのMSBに割り当てられている検査済情報格納ビットMbが1であるか否かを判定する。本実施例においては、図14に示すように、インクカートリッジ310に装着されるまでに、使用履歴情報格納領域UHIを構成する8ビット(8アドレス)に対して書き込み試験を行い、最終検査時には、80hのデータが書き込まれる。したがって、使用履歴情報格納領域UHIのMSBの値(検査済情報格納ビットMb)が1であれば、半導体記憶装置10に対する試験が完了していると判定することができる。
CPU41は、検査済情報格納ビットMbが1でない場合、すなわち、0または読み出し不能な場合には(S301:No)、ユーザに対して、ユーザインタフェースを介してメモリエラーである旨を報知(S302)して本処理ルーチンを終了する。ユーザインタフェースとしては、例えば、印刷装置1000に備えられている表示パネル、表示ランプ、あるいは、パーソナルコンピュータに接続されている表示ディスプレイ上にプリンタドライバによって表示されるステイタス画面が該当する。
CPU41は、検査済表示ビットMb=1である場合には(ステップS302:Yes)、インクカートリッジ310が既に印刷装置1000に装着された履歴を有するインクカートリッジ310であるか否かを判定する(ステップS304)。既述の通り、既使用情報は、使用履歴情報格納領域UHIにおけるMSBから2つめのビットである既使用情報格納ビットCbに格納されており、CPU41は、既使用情報格納ビットCb=0であるか否かを判定する。
CPU41は、既使用情報格納ビットCb=1である場合には(ステップS304:No)、ステップS308へ移行する。一方、CPU41は、既使用情報格納ビットCb=0である場合には(ステップS304:Yes)、半導体記憶装置10に対して既述の既使用データを送信して(ステップS306)、既使用情報格納ビットCbを1とする。
CPU41は、印刷ヘッド1050のクリーニング処理を実行する(ステップS308)。クリーニング処理は、例えば、印刷ヘッド1050に備えられているインク吐出ノズルに対して吸引処理を行うことによって実行される。クリーニング処理を実行した後、CPU41は、半導体記憶装置10にクリーニング処理済みの履歴が記録されているか否かを判定する(ステップS310)。既述の通り、クリーニング済情報は、使用履歴情報格納領域UHIにおけるMSBから3つめのビットであるクリーニング済情報格納ビットClbに格納されており、CPU41は、クリーニング済情報格納ビットClb=0であるか否かを判定する。
CPU41は、クリーニング済情報格納ビットClb=1である場合には(ステップS310:No)、ステップS314へ移行する。一方、CPU41は、クリーニング済情報格納ビットClb=0である場合には(ステップS310:Yes)、半導体記憶装置10に対して既述のクリーニング済データを送信して(ステップS312)、クリーニング済情報格納ビットClbを1とする。
CPU41は、インクエンドセンサISの初期検査を実行する(ステップS314)。インクエンドセンサISの初期検査は、例えば、インクエンドセンサISに対して、インク量が所定量以上の場合に印加する駆動電圧を印加し、インク量が所定量以上の場合に得られる振動周波数成分を有する検出信号が得られるか否かを判定することによって実施される。初期状態では、インクカートリッジ310はインク量がフルなので、インクエンドセンサISが正常に機能すれば、インク量が所定量以上の場合に得られる振動周波数成分を有する検出信号が得られるはずである。インクエンドセンサISの初期検査を実行した後、CPU41は、半導体記憶装置10にセンサ初期検査済みの履歴が記録されているか否かを判定する(ステップS316)。既述の通り、センサ初期検査済情報は、使用履歴情報格納領域UHIにおけるMSBから4つめのビットであるセンサ初期検査済情報情報格納ビットSbに格納されており、CPU41は、センサ初期検査済情報情報格納ビットSb=0であるか否かを判定する。
CPU41は、センサ初期検査済情報情報格納ビットSb=1である場合には(ステップS316:No)、ステップS320へ移行する。一方、CPU41は、センサ初期検査済情報情報格納ビットSb=0である場合には(ステップS316:Yes)、半導体記憶装置10に対して既述のセンサ初期検査済データを送信して(ステップS318)、センサ初期検査済情報情報格納ビットSbを1とする。
CPU41は、インクエンドセンサISによってインクエンドが検出されるまで待機し(ステップS320:No)、インクエンドセンサISによってインクエンドが検出されると(ステップS320:Yes)、半導体記憶装置10に対して既述のセンサインクエンドデータを送信して(ステップS322)、センサインクエンド情報格納ビットSIEを1とする。センサインクエンド情報格納ビットは、例えば、使用履歴情報格納領域UHIにおけるMSBから5つめのビットである。
CPU41は、ドットカウントによってインクエンドと判定するまで待機し(ステップS324:No)、ドットカウントによってインクエンドを判定すると(ステップS324:Yes)、半導体記憶装置10に対して既述のドットインクエンドデータを送信して(ステップS326)、ドットインクエンド情報格納ビットDIEを1として、本処理ルーチンを終了する。ドットインクエンド情報格納ビット、例えば、使用履歴情報格納領域UHIにおけるMSBから6つめのビットである。
以上説明したとおり、本実施例に係る半導体記憶装置10によれば、使用履歴情報格納領域UHIには、既存の使用履歴データDEよりも大きな値の使用履歴データDIのみが書き込まれる。したがって、インクカートリッジ310に半導体記憶装置10を備え、インクカートリッジ310の使用に伴うイベント発生順に値が増加する使用履歴データを用いることによって、インクカートリッジ310に関わる使用履歴の更新精度並びに信用精度を向上させることができる。すなわち、印刷装置1000から送信される使用履歴データDIがノイズによって、先の値よりも小さな値に変更されてしまった場合、あるいは、印刷装置1000から誤って先の値よりも小さな値が送信された場合には、使用履歴情報格納領域UHIに対する書き込みは実行されない。この結果、半導体記憶装置10を備えるインクカートリッジ310に対して、高い信頼度の下、使用履歴情報に基づいて各種処理、管理を行うことができる。
本実施例に係る印刷装置1000は、インクカートリッジ310の使用履歴に基づいて各種制御を実行している。例えば、インクカートリッジ310に備えられている半導体記憶装置10の書込試験完了履歴が確認できない場合には、印刷処理を実行することなくエラー報知を行うことによって、インクカートリッジ310の使用履歴を書き込みできない状態での使用を回避することができる。また、インクエンド履歴に基づいて印刷処理の実行の可否の決定を行うことによって、すなわち、使用履歴情報に基づいてインクジェット式プリンタにおけるインクヘッドの空撃ち発生を監視し、空撃ちによるインクヘッドの損傷をより高い精度にて抑制または防止することができる。
その他の実施例:
(1)上記実施例では、印刷装置1000に対してインクカートリッジ310が装着された際に、半導体記憶装置10が検査済みであるか否かを判定しているが、さらに、印刷要求が発生した際に、半導体記憶装置10が検査済みであるか否かの判定が行われても良い。かかる場合には、印刷処理を実行する際にも判定を行うことによって、さらに、検査済みでない半導体記憶装置10に格納されている使用履歴情報を用いることに起因する、種々の印刷処理における不具合を抑制することができる。
例えば、インクカートリッジ310に備えられている半導体記憶装置10にメモリエラーが発生している旨を報知したにもかかわらず印刷処理が再要求された場合に、あるいは、メモリエラーを報知しない構成において印刷処理が要求された場合に、CPU41は印刷実行部45に対して要求された印刷処理を要求しない構成とすることによって、印刷処理における不測の不具合を抑制または回避することができる。
(2)印刷要求時には、インクエンド情報を参照し、インクエンド情報のいずれか一方、あるいは、センサインクエンド情報、もしくは、双方のインクエンド情報が、1を示す場合には、印刷処理を実行しない構成としてもよい。本実施例に係る半導体記憶装置10は、インク量情報を他に備えているが、既述の通り、データ化けまたは書き込みエラーが発生するおそれがある。これに対して、本実施例における使用履歴情報格納領域UHIは、値が増加するデータ(情報)の書き込みしか許容しない。したがって、インクエンド情報を参照することによって、一旦、インクエンドと判定された後に、インク量情報にエラーが発生しても、インクカートリッジ310のインクエンドを正確に判定することが可能となり、空撃ちによる印刷ヘッド1050の損傷を抑制または防止することができる。
(3)上記実施例では、使用履歴情報格納領域UHIは、メモリアレイ100の上位アドレスに格納されている。この他にも、使用履歴情報格納領域UHIは、最上位アドレスから連続する8ビットの領域に割り当てられていてもよく、あるいは、下位アドレスに割り当てられていても良い。使用履歴情報格納領域UHIが最上位アドレスに割り当てられている場合には、使用履歴情報の書き換えを他の情報に優先して実行することができる。
また、使用履歴情報格納領域UHIに格納されるべき履歴情報は、上記実施例における履歴情報に限られない。さらに、使用履歴情報格納領域UHIにおける各使用履歴情報の格納順序は、例示に過ぎず、イベントの優先順位(発生順位)が変更された場合には変更され得ることはいうまでもない。例えば、クリーニング処理が実行済みであることを示すクリーニング済み履歴情報には、1ビットでなく、数ビットが割り当てられてもよい。かかる場合には、クリーニング処理の実行回数を所定回数まで記録することができる。
また、センサエンド情報格納ビットSIEとドットインクエンド情報格納ビットDIEの格納順番が、前述の実施例の順番である場合には、以下のような形態とすることができる。インクエンドセンサによってインクエンドが検出された時点で、インクの残量が僅かであることをプリンタが検出し、センサエンド情報格納ビットSIEの値を1とする。ここで、インクエンドセンサよりインク移動方向の下流側のインク流路等にはインクが未だ残っており印刷に使用可能である。この未だ使用可能なインク残量の容量はインク流路の形状によって予め定められている。プリンタはこの時点以降も印刷動作を許容し、ドットインクエンド算出モジュールによって、インクエンドセンサがインクエンドを検出した時点以降のドットインク使用量を算出し、これが予め定められた閾値に達した時点で、ドットインクエンドに達したと判断し、ドットインクエンド情報格納ビットDIEを1とする。
一方、センサエンド情報格納ビットSIEとドットインクエンド情報格納ビットDIEのビットの格納順番が、前述の順番とは逆の順番である場合には、以下の形態とすることができる。プリンタは、ドットインクエンド算出モジュールによって、ドットインク使用量を算出し、ドットインクエンドに達した時点で、ドットインクエンド格納ビットDIEを1とし、算出によってドットインクエンドに達したことを検出する。ドットインクエンド算出は、例えば、印刷に使われたドット数に、1ドット当りのインク体積量をかけることによって行われるが、実際のインク使用量とずれが生じることがある。そこでプリンタは、ドットインクエンドに達した時点で、インクが残り少ないことを検出しながらも印刷動作をいまだ許容し、これ以降、インクエンドセンサによってセンサエンドが検出された時点で、センサエンド情報格納ビットを1とし、センサエンドに達したことを検出する。
(4)上記実施例では、使用履歴情報として8ビットのデータが用いられたが、図15に示すように、16ビットのデータが用いられても良く、あるいは、この他にも、24ビット長、32ビット長といった、メモリアレイ100の1行のビット長の倍数のデータ長を有するデータに対しても同様に適用することができると共に、同様の効果を得ることができる。かかる場合には、さらに多くの使用履歴情報を記録することができる。なお、図15は他の実施例における16ビットの使用履歴情報のデータ列の一例を示す説明図である。
(5)上記実施例では、書き込みデータDIが既存データDEよりも大きな値を有する場合に、使用履歴情報格納領域UHIに対する書き込みを許容しているが、書き込みデータDIと既存データDEとが等しい場合に書き込みを許容しても良い。かかる場合には、少なくともメモリアレイ100に格納されている使用履歴が過去に遡って削除されることはなく、使用履歴の消去に伴う不具合を低減または防止することができる。この場合、既存データDEは同値の書き込みデータDIによって上書きされる。
(6)上記実施例では、半導体記憶装置10に対して、値が増加する特性のデータを格納する場合、すなわち、イベントの発生順に値が大きくなる使用履歴情報が用いられる場合について説明したが、値が低減する特性のデータを格納する場合、すなわち、イベントの発生順に値が小さくなる使用履歴情報が用いられる場合にも同様の利益を享受することができる。この場合には、インクリメントコントローラ150に代えて、書き込みデータDIが既存データDEよりも小さな値のデータであるか否かを判定するデクリメントコントローラを備えればよい。かかる場合には、インクカートリッジ310に装着された半導体記憶装置10の使用履歴情報格納領域UHIには、(11111110)の値のデータが書き込まれている。また、より多くの使用履歴情報を書き込むために、使用履歴情報は使用履歴情報格納領域UHIのLSBから順次、1ビット単位で書き込まれることが好ましい。
(7)上記実施例では、インクカートリッジを応用例として用いたが、この他にもトナーカートリッジにおいても同様の効果を得ることができる。また、プリペイドカード等の通貨相当情報を格納する媒体において適用した場合にも同様の効果を得ることができる。
(8)上記実施例では、ベリファイ処理において、4ビットカウンタおよび内部発振器162が用いられているが、これら回路を用いることなくベリファイ処理を実行しても良い。すなわち、上記実施例では8ビット内部レジスタ153にラッチされている既存データDEと8ビットラッチレジスタ170にラッチされている書き込みDIとを用いて8ビット単位でベリファイ処理が実行されているが、1ビット単位で実行されても良い。かかる場合には、インクリメントコントローラ150は、4ビットカウンタ151および8ビット内部レジスタ153を備える必要がない。
以上、いくつかの実施例に基づき本発明に係る半導体記憶装置、印刷記録材収容体、印刷装置、印刷装置における半導体記憶装置に対する書き込み制御方法を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
本実施例に係る半導体記憶装置の機能的な内部構成を示すブロック図である。 本実施例に係る半導体記憶装置が備えるメモリアレイの内部構成マップを模式的に示す説明図である。 本実施例において使用履歴情報格納領域に対して書き込まれる書き込みデータ列を模式的に示す説明図である。 本実施例において使用履歴情報格納領域に対して書き込み可能なデータ列と書き込み不可能なデータ列の例を示す説明図である。 読み出し動作実行時におけるリセット信号RST、外部クロック信号SCK、データ信号SDA、アドレスカウンタ値の時間的関係を示すタイミングチャートである。 書き込み動作実行時におけるリセット信号RST、外部クロック信号SCK、データ信号SDA、アドレスカウンタ値の時間的関係を示すタイミングチャートである。 本実施例に係る半導体記憶装置によって実行される書き込み処理におけるインクリメント確認処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例に係る半導体記憶装置によって実行される書き込み処理におけるデータベリファイ処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例に係る印刷装置の概略構成を示す説明図である。 本実施例に係る印刷装置が備える制御回路の内部構成および制御回路と各半導体記憶装置との接続を機能ブロックによって模式的に示す説明図である。 本実施例に係る半導体記憶装置に対して書き込まれる使用履歴データ列の一例を模式的に示す説明図である。 本実施例に係る半導体記憶装置10の使用履歴情報格納領域UHIにおける各使用履歴情報の格納位置の割当ての一例を示す説明図である。 本実施例に係る印刷装置によって実行される半導体記憶装置に対する使用履歴データの書き込み制御処理において実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例に係る半導体記憶装置に対する書き込みテスト手順の一例を示す説明図である。 他の実施例における16ビットの使用履歴情報のデータ列の一例を示す説明図である。
符号の説明
10…半導体記憶装置
100…メモリアレイ
101…EEPROMアレイ
102…マスクROMアレイ
103…カラム選択回路
104…ロー選択回路
110…アドレスカウンタ
120…IN/OUTコントローラ
130…IDコンパレータ
140…ライト/リードコントローラ
150…インクリメントコントローラ
151…4ビットカウンタ
152、153…8ビット内部レジスタ
160…チャージポンプ回路
162…内部発振器
170…8ビットラッチレジスタ
310、311、312…インクカートリッジ
1000…印刷装置1000
1010…駆動ベルト
1020…キャリッジモータ
1030…キャリッジ
1040…ホルダ
1050…印刷ヘッド
1060…インク供給針
1080…フレキシブルケーブル
1110…カバー
40…制御回路
41…中央処理装置(CPU)
42…メモリ
43…送信部
44…印刷要求受取部
45…印刷実行部
421…イベント検出モジュール
422…使用履歴情報取得モジュール
423…インクエンド検出・算出モジュール

Claims (17)

  1. シーケンシャルアクセス方式の記憶装置であって、
    シーケンシャルにアクセスされる不揮発性のメモリアレイであって、使用履歴情報に関するデータを格納するための所定ビット単位の使用履歴情報格納領域を有するメモリアレイと、
    データを入出力するための入出力部と、
    前記入出力部を介して入力された、前記使用履歴情報格納領域に対する前記所定ビット単位の書き込みデータの値が、前記使用履歴情報格納領域に格納されている前記所定ビット単位の前記使用履歴情報のデータの値よりも大きな値であるか否かを判定する判定部と、
    前記メモリアレイに対して前記所定ビット単位にて書き込みを実行するための書込手段と、
    前記書き込みデータの値が前記使用履歴情報格納領域に格納されている前記使用履歴情報のデータ値よりも大きな値である場合には、前記書込手段によって、前記メモリアレイにおける前記使用履歴情報格納領域に対する前記書き込みデータの書き込みを実行させる制御手段と
    を備える記憶装置。
  2. 請求項1に記載の記憶装置において、
    前記使用履歴情報格納領域には、使用時期の早い履歴順に上位ビットから使用履歴情報が格納されている記憶装置。
  3. シーケンシャルアクセス方式の記憶装置であって、
    シーケンシャルにアクセスされる不揮発性のメモリアレイであって、使用履歴情報に関するデータを格納するための所定ビット単位の使用履歴情報格納領域を有するメモリアレイと、
    データを入出力するための入出力部と、
    前記入出力部を介して入力された、前記使用履歴情報格納領域に対する前記所定ビット単位の書き込みデータの値が、前記使用履歴情報格納領域に格納されている前記所定ビット単位の前記使用履歴情報のデータの値よりも小さな値であるか否かを判定する判定部と、
    前記メモリアレイに対して前記所定ビット単位にて書き込みを実行するための書込手段と、
    前記書き込みデータの値が前記使用履歴情報格納領域に格納されている前記使用履歴情報のデータ値よりも小さな値である場合には、前記書込手段によって、前記メモリアレイにおける前記使用履歴情報格納領域に対する前記書き込みデータの書き込みを実行させる制御手段と
    を備える記憶装置。
  4. 請求項3に記載の記憶装置において、
    前記使用履歴情報格納領域には、使用時期の早い履歴順に下位ビットから使用履歴情報が格納されている記憶装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の記憶装置において、
    前記メモリアレイは、前記アドレスによって特定されると共にビットデータを格納するための記憶セルを複数有し、前記使用履歴情報格納領域は、前記複数の記憶セルのうち前記使用履歴情報のビット数に応じた数の記憶セルによって構成される記憶装置。
  6. 請求項5に記載の記憶装置において、
    前記使用履歴情報格納領域はさらに、前記メモリアレイにおける先頭の記憶セルから連続する、前記使用履歴情報のビット数に応じた数の記憶セルによって形成される、記憶装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の記憶装置において、
    前記メモリアレイは、前記使用履歴情報格納領域を上位アドレスに有する、記憶装置。
  8. 請求項7に記載の記憶装置において、
    前記メモリアレイは、前記使用履歴情報格納領域を最上位アドレスを含む上位アドレスに有する、記憶装置。
  9. 印刷記録材を収容する印刷記録材収容体であって、
    請求項1、請求項2および請求項5から請求項8のいずれかに記載の記憶装置と、
    前記印刷記録材を収容する印刷記録材収容部とを備える印刷記録材収容体。
  10. 請求項9に記載の印刷記録材収容体において、
    前記記憶装置における、前記使用履歴情報格納領域には、少なくとも、その先頭アドレスから連続する3アドレスに、前記記憶装置の検査履歴、前記印刷記録材収容体の使用履歴、前記印刷記録材が所定量未満であることを示すインクエンド情報が格納される印刷記録材収容体。
  11. 印刷記録材を収容する印刷記録材収容体であって、
    請求項3から請求項8のいずれかに記載の記憶装置と、
    前記印刷記録材を収容する印刷記録材収容部とを備える印刷記録材収容体。
  12. 請求項11記載の印刷記録材収容体において、
    前記記憶装置における、前記使用履歴情報格納領域には、少なくとも、その末尾アドレスまで連続する3アドレスに、前記記憶装置の検査履歴、前記印刷記録材収容体の使用履歴、前記印刷記録材が所定量未満であることを示すインクエンド情報が格納される印刷記録材収容体。
  13. 印刷記録材収容体に関する使用履歴情報として少なくとも記憶装置の検査履歴、印刷記録材収容体の使用履歴、クリーニング履歴、インクエンド履歴が格納されており、使用履歴情報として既存のデータの値よりも大きな値のデータのみを記録する記憶装置を備える印刷記録材収容体が着脱可能に装着される印刷装置であって、
    使用履歴情報に関連するイベントの発生を検出するイベント検出手段と、
    検出したイベントに対応する使用履歴情報であって、予め定められたイベント発生順序に従って値が増加する使用履歴情報を取得する使用履歴情報取得手段と、
    前記取得した使用履歴情報を、前記印刷記録材収容体に対して送信する送信手段とを備える印刷装置。
  14. 印刷記録材収容体に関する使用履歴情報として少なくとも記憶装置の検査履歴、印刷記録材収容体の使用履歴、クリーニング履歴、インクエンド履歴が格納されており、使用履歴情報として既存のデータの値よりも小さな値のデータのみを記録する記憶装置を備える印刷記録材収容体が着脱可能に装着される印刷装置であって、
    使用履歴情報に関連するイベントの発生を検出するイベント検出手段と、
    検出したイベントに対応する使用履歴情報であって、予め定められたイベント発生順序に従って値が減少する使用履歴情報を取得する使用履歴情報取得手段と、
    前記取得した使用履歴情報を、前記印刷記録材収容体に対して送信する送信手段とを備える印刷装置。
  15. 請求項13または請求項14に記載の印刷装置において、
    前記使用履歴情報取得手段は、前記使用履歴情報を前記記憶装置から取得し、
    前記印刷装置はさらに、
    印刷要求を受け取る印刷要求受け取り手段と、
    前記記憶装置の検査履歴が検査済みであることを示さない場合には、前記受け取った印刷処理を実行しない印刷実行部とを備える印刷装置。
  16. 請求項15に記載の印刷装置において、
    前記記憶装置の検査履歴が検査済みであることを示す場合であって、印刷記録材収容体の使用履歴が使用済みであることを示さない場合には、前記送信手段は、前記記憶装置に対して使用済みの履歴情報の書き込みを要求を送信する印刷装置。
  17. 印刷記録材収容体に備えられ、印刷記録材収容体に関する使用履歴情報として少なくとも記憶装置の検査履歴、印刷記録材収容体の使用履歴、クリーニング履歴、インクエンド履歴が格納されており、使用履歴情報として既存のデータの値よりも大きな値のデータのみを記録する記憶装置に対する使用履歴情報の書き込み制御方法であって、
    使用履歴情報に関連するイベントの発生を検出し、
    検出したイベントに対応する使用履歴データであって、予め定められたイベント発生順序に従って値が増加する使用履歴情報を取得し、
    前記取得した使用履歴情報を、前記印刷記録材収容体に対して送信する方法。
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