JP2007192693A - 圧力センサ - Google Patents
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Abstract
【構成】 圧力センサPは、センサハウジングA内に圧力検出体Gが配置され、圧力検出体Gの筒部11内には、筒部11の下端11dに向けてゲル12が配置される。
圧力筐体10の筒部11の下方開口11aは、小孔1dが穿設される圧力検出体カバー1によって閉塞され、圧力筐体10の筒部11の内方と、圧力検出体カバー1とにより圧力室2が形成され、該圧力室2内に臨んで圧力検出体Gのゲル12が配置される。
【選択図】 図1
Description
図4は圧力センサの縦断側面図。図5は図4の下方平面図。である。
圧力センサWは、圧力検出体EとセンサハウジングAとにより構成される。
圧力検出体Eは以下により形成される。
10は下方に向かって筒部11が突出して開口する圧力筐体であり、筒部11の内方には下方に臨んでフッ素等によって形成されるゲル12が配置されるとともにゲル12の背面にシリコンよりなる感圧ダイヤフラムチップ13(以下センサチップ13という)が配置され、さらにセンサチップ13上にガラススペーサ14が配置される。
又、15は圧力筐体10の内方から外側方に向かって延出され、導電性材料によって形成されたリードフレームであり、リードフレーム15とセンサチップ13とは例えばアルミニウム線材等のチップ接続ワイヤ16によって電気接続される。
かかる圧力検出体EはセンサハウジングAの収納凹部20内に固定的に配置されるもので、圧力筐体10の上方の小径筒部10aがセンサハウジングAの上方に凹設される第1収納凹部20a内に挿入されて接着固定され、下方の大径筒部10bがセンサハウジングAの下端Aaに開口する第2収納凹部20b内に臨んで配置される。(前記筒部11は、圧力筐体10の大径筒部10bの下端部を形成することになる)
又、センサハウジングAには、側方に向けて開口する嵌合孔21が凹設されたコネクタ部22が形成されるものでセンサハウジングA内にアウトモールドされて植設された端子23の外側端23aが嵌合孔21内に突出して配置され、内側端23bは、収納凹部20に形成される段部20c上に配置される。
そして、前記において、圧力検出体EがセンサハウジングAの収納凹部20内に固定配置された状態で、圧力筐体10より延出するリードフレーム15と端子23の内側端23bは当接して配置されるとともにそれらがスポット溶接又はハンダ付けされ、電気的に端子23とリードフレーム15とが接続される。
以上において、圧力筐体10の大径筒部10bの外側面及び端子23の内側端23b、リードフレーム15は第2収納凹部20b内に露出して配置されるもので、この露出部分に向けてエポキシ樹脂等のポッティング剤24が充填される。
尚、ポッティング剤24はゲル12に接着することはない。
尚、35は、スロットルボデー30を貫通する吸気通路(開示されていない)と開口凹部33(いいかえると受圧室34)とを連絡する負圧導入路であり、吸気通路内に生起する負圧は、この負圧導入路35を介して受圧室34内へ導入される。
受圧室34内の圧力は、センサチップ13の表面にあるダイヤフラムに作用してダイヤフラムをタワマせるもので、このタワミによる静電容量変化が電気信号に変換されて端子23より外部に向けて出力される。
内燃機関の運転時において、内燃機関に向けて吸気通路を流下する燃料の一部は、内燃機関の吹き返しによって上流側(エアクリーナ側であって大気が導入する側)に吹き返されることがあり、この吹き返される燃料が吸気通路、負圧導入路35を介して受圧室34内へ流入し、この燃料が受圧室34内に開口するゲル12の表面に付着することがある。
そしてこの付着する燃料が帯電していた場合、ゲル12の受圧面に電荷が生じ、この電荷によって吸気管内の圧力を正確にして且つ安定に検出できない場合がある。
尚、受圧室34内への吹き返し燃料の流入を阻止する為に、負圧導入路35の孔径を小径に形成すること。あるいは負圧導入路35を折り曲げで形成すること。も考慮されるが、吸気通路と受圧室34とを連絡する負圧導入路35の通路長さが長いことからその通路加工及び連絡形成は困難を極め、且つ加工不良の発生時においてスロットルボデーを廃却する必要が生ずる。
筒部の下方に向けてゲルが配置されるとともにゲルに臨んで配置されるセンサチップとリードフレームとがチップ接続ワイヤにて接続され、
前記圧力検出体がセンサハウジングの収納凹部内に接着配置されるとともに圧力検出体より延出するリードフレームをセンサハウジングに植設配置される端子とが電気接続される圧力センサにおいて、
圧力筐体の筒部の下方開口を、小径が穿設される圧力検出体カバーにて閉塞保持し、圧力検出体のゲルを、圧力筐体の筒部の内方と、圧力検出体カバーとにより形成される圧力室に臨んで開口配置したことを第1の特徴とする。
センサハウジングの収納凹部内に露出して配置される、圧力筐体の外周部及びリードフレームと端子に向けてポッティング剤を充填するとともに圧力検出体カバーの外筒部に向けてポッティング剤を充填したことを第2の特徴とする。
従って、圧力被検出部として燃料噴射装置を形成するスロットルボデー、吸気管の吸気通路内の圧力を検出する際において、吸気通路内の燃料が吹き返しによって圧力センサに向かっても、この燃料は小孔によって効果的に阻止され、圧力室内への燃料進入を抑止できる。
以上によると、圧力室内に臨んで配置されるゲルの表面に帯電した燃料が付着することを抑止することができ、もって正確で安定した圧力の検出を行なうことができる。
又、小孔は、センサハウジング、スロットルボデー等に穿設されるものでなく、圧力検出体カバーに直接穿設されるもので、小孔の直径を容易に1ミリメートル程度の小径に形成できる。又仮に小孔の形成に不良が発生した場合、圧力検出体カバーのみを廃却すればよいので、センサハウジング、スロットルボデーの廃却に比較して仕損費を低減できる。
以上によると、圧力検出体カバーを圧力筐体に向けてより強固に固定配置することができ、圧力検出体カバーの内筒部と圧力筐体の筒部の下端内周との接着時における挿入荷重を小さくすることができ、これはセンサチップに無用の外圧力が加えることを抑止できる。
又、圧力検出体カバーの外筒部から圧力室内への吹き返し燃料の進入を確実に阻止できる。
図1は圧力センサの縦断面図。図2は図1の下方平面図。である。
尚、図4と同一構造部分は同一符号を使用して説明を省略する。
1は、圧力筐体10の筒部11の下方開口11aを閉塞する圧力検出体カバーである。
圧力検出体カバー1は、底部1aを備える有底カップ状をなし、その外周には、筒部11の下端内周11bに挿入されて接着される内筒部1bと、筒部11の下端外周11cに挿入される外筒部1cが形成され、更に底部1aには、直径1ミリメートル前後の小孔1dが貫通して穿設される。
そして、前記圧力検出体カバーによって圧力筐体10の筒部11の下方開口11aが閉塞されるもので、具体的には、底部1aが筒部11の下端11dに臨んで配置され、内筒部1b、圧力筐体10の筒部11の下端内周11bに挿入されて接着され、外筒部1cが筒部11の下端外周11cに挿入される。
以上によって圧力筐体10の下方開口11aが、圧力検出体カバー1によって閉塞されるもので、これによると、筒部11の内方と圧力検出体カバー1とによって大気と遮断された圧力室2が形成されるもので、この圧力室2は小孔1dをもってのみ外方と連絡され、更に圧力検出体Gのゲル12の下面は圧力室2に臨んで配置される。
以上によって圧力検出体Gが形成されるもので、かかる圧力検出体Gは、従来と同様に、圧力筐体10の小径筒部10aがセンサハウジングAの第1収納凹部20aに挿入されて接着固定され、大径筒部10bが下方に向かって開口する第2収納凹部20b内に配置され、更に段部20c上に配置される端子23の内側端23bとリードフレーム15とが電気的に接続される。
又、第2収納凹部20bに臨む、圧力筐体10の外周部10e、端子23の内側端23b、リードフレーム15に向けてポッティング剤24が充填されて固化され、これによって内部に圧力検出体Gを備えるセンサハウジングAよりなる圧力センサPが形成される。
そして、内燃機関の運転中において、スロットルボデーの吸気通路内の吹き返し燃料が、負圧導入路35より受圧室34内へ進入し、更に受圧室34内の吹き返し燃料が圧力センサPの圧力室2内へ進入せんとするものであるが、受圧室34内へ進入する吹き返し燃料は小孔1dによって効果的に阻止することができ、圧力室2内に臨んで配置されるゲル12の表面に付着することが抑止される。
以上によると、ゲル12の表面に付着、燃料による電荷が生ずることがないので、吸気管内の圧力を正確にして且つ安定して検出することができる。
又、小孔1dは圧力検出体カバー1に穿設されるもので、この小孔1dの形成は薄肉状の底部1aに形成されるので極めて容易に形成することができ、更にこの小孔1dの形成に不良が生じた場合にあっても圧力検出体カバー1のみを廃却すればよいので、不良発生時の仕損費の増加を抑止できる。
又、上記によれば、外筒部1c、内筒部1bの挿入部分から圧力室2内への燃料の進入をより確実に抑止することができる。
これは、吸気通路から圧力室2内へ向かう吹き返し燃料を、負圧導入路35と小孔1dとによって2段に抑止できたこと。及び負圧導入路15から一度大なる容積を有する受圧室34内へ導入して吹き返し燃料の燃料流れ速度を受圧室34内において大きく低下できたことによる。
1a 底部
1b 内筒部
1c 外筒部
1d 小孔
2 圧力室
10 圧力筐体
11 筒部
12 ゲル
P 圧力センサ
A センサハウジング
G 圧力検出体
Claims (2)
- 圧力検出体は、下方に向かって開口する筒部を備える圧力筐体と、
筒部の下方に向けてゲルが配置されるとともにゲルに臨んで配置されるセンサチップとリードフレームとがチップ接続ワイヤにて接続され、
前記圧力検出体がセンサハウジングの収納凹部内に接着配置されるとともに圧力検出体より延出するリードフレームをセンサハウジングに植設配置される端子とが電気接続される圧力センサにおいて、
圧力筐体10の筒部11の下方開口11aを、小径1dが穿設される圧力検出体カバー1にて閉塞保持し、圧力検出体Gのゲル12を、圧力筐体10の筒部11の内方と、圧力検出体カバー1とにより形成される圧力室2に臨んで開口配置したことを特徴とする圧力センサ。 - 前記圧力検出体カバーは、圧力筐体10の筒部11の下端内周11bに接着される内筒部1bと、筒部11の下端外周11cに挿入される外筒部1cを有し、
センサハウジングAの収納凹部20内に露出して配置される、圧力検出体Gの外周部及びリードフレーム15と端子23に向けてポッティング剤24を充填するとともに圧力検出体カバー1の外筒部1cに向けてポッティング剤24を充填したことを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006011917A JP2007192693A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 圧力センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006011917A JP2007192693A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 圧力センサ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007192693A true JP2007192693A (ja) | 2007-08-02 |
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Family Applications (1)
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JP2006011917A Pending JP2007192693A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 圧力センサ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007192693A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009014146A1 (ja) | 2007-07-24 | 2009-01-29 | Ntt Docomo, Inc. | 無線基地局装置 |
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-
2006
- 2006-01-20 JP JP2006011917A patent/JP2007192693A/ja active Pending
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