JP2007192372A - 流体軸受装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた軸受性能およびモーメント剛性を有する流体軸受装置を低コストに提供する。
【解決手段】複数の軸受スリーブ81、82で複数のラジアル軸受隙間を形成することにより、ラジアル軸受面A1、A2間の軸方向スパンを拡大させて、軸受装置のモーメント剛性を高める。また、各軸受スリーブ81、82の内周面81a、82aを基準とする芯だしをした状態で相対回転させ、それぞれの最大厚肉部を近接又は一致させることにより、各軸受スリーブ81、82をハウジング7の内周面7aと隙間接着で固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体軸受装置及びその製造方法に関するものである。
流体軸受装置は、ラジアル軸受隙間に生じる流体の潤滑膜で軸部材を相対回転自在に支持するものであり、近年では、その優れた回転精度、高速回転性、静粛性等を活かして、例えば、HDD等の磁気ディスク駆動装置、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM/RAM等の光ディスク駆動装置、MD、MO等の光磁気ディスク駆動装置等のスピンドルモータ、レーザビームプリンタ(LBP)のポリゴンスキャナモータ、プロジェクタのカラーホイールモータ、あるいはファンモータなどの小型モータ用として使用されている。
例えば、HDD等のディスク駆動装置のスピンドルモータに組み込まれる流体軸受装置では、軸部材をラジアル方向に支持するラジアル軸受部およびスラスト方向に支持するスラスト軸受部の双方を動圧軸受で構成する場合がある。この種の流体軸受装置(動圧軸受装置)におけるラジアル軸受部としては、例えば焼結金属製の軸受スリーブの内周面に、複数の動圧溝を有するラジアル軸受面を軸方向に離隔させて形成し、このラジアル軸受面と、ラジアル軸受面に対向する軸部材の外周面との間にラジアル軸受隙間を形成するものが知られている(特許文献1を参照)。
特開2003−239951号公報 特開平11−269475号公報
上記のような流体軸受装置において、軸受スリーブをハウジング内周へ固定する方法として、例えば、圧入や圧入接着(接着剤介在の下での圧入)、あるいは隙間接着(固定する部材の嵌め合いを隙間嵌めとし、この隙間に接着剤を充填する方法)などがある。このうち、固定力の強い圧入や圧入接着は、軸受スリーブの外周面とハウジングの内周面との嵌め合いが締まり嵌めとなるため、ラジアル軸受面の形状が軸受スリーブの外周面やハウジング内周面の形状に倣う場合がある。このため、これらの外周面および内周面は高精度に仕上げる必要があり、このような高精度の加工は、軸受装置の製造コストの高騰を招く。軸受スリーブとハウジングとの固定を隙間接着で行うと、軸受スリーブの加工精度を緩和することができ、これにより製造コストを低減することができる。
一方、近年のHDD等のディスク装置では、ディスク容量の増大に伴い、搭載するディスク枚数が増加する傾向にある。ディスク枚数の増加により、ディスク駆動装置のスピンドルモータに組み込まれる軸受装置に負荷されるモーメント荷重が大きくなるため、軸受装置にはさらに高いモーメント剛性が求められている。特に、複数枚のディスクを搭載したスピンドルモータを軸方向が水平な状態で使用する場合には、軸受装置に大きなモーメント荷重が負荷されるため、これに耐えうるモーメント剛性が要求される。
軸受装置のモーメント剛性を高めるには、二つの軸受面間のスパンをできるだけ大きくするのが有効である。しかしながら、従来のように、一つの軸受スリーブに二つの軸受面を設けた場合、軸受面間のスパン拡大に伴って軸受スリーブが軸方向に細長くなるので、軸受スリーブの製作過程で種々の不具合を生じる可能性がある。例えば上記のように焼結金属で軸受スリーブを形成する場合、圧粉成形時にその全体に成形圧力を均一に作用させることが難しくなり、焼結金属の密度にばらつきを生じる。密度のばらつきは、焼結金属の表面空孔を介した油の滲み出しや焼結金属内部への油の還流を不均一化し、これが原因となって軸受性能の低下を招くおそれがある。この問題は、例えば特許文献2に示すように、それぞれに軸受面を有する複数の軸受スリーブを軸方向に並べて配置することで解決することができる。
このように、複数の軸受スリーブを軸方向に並べて配置する場合、軸受面を有する各軸受スリーブの内周面の精度は、軸受隙間の精度、ひいては軸受性能に大きく影響するため、各軸受スリーブは内周面(最内径面)を基準とした芯だしを行った状態でハウジングの内周に固定される。しかしながら、軸受スリーブの内周面の中心と外周面の中心とを一致させることは、加工上困難であり、通常は偏心していることが多い(図4を参照)。このため、内周面を基準とした芯だしを行った状態で、軸受スリーブの外周がハウジングの内周面よりも大きくなることがある(図5を参照)。この状態で各軸受スリーブをハウジングの内周に挿入すると、これらの嵌め合いが部分的に締まり嵌めとなるため、上記の圧入等による固定方法と同様にラジアル軸受面の面精度が低下するおそれがある。
本発明の課題は、優れた軸受性能およびモーメント剛性を有する流体軸受装置を低コストに提供することである。
前記課題を解決するため、本発明の流体軸受装置は、ラジアル軸受面を有する軸受スリーブと、軸受スリーブを固定したハウジングと、軸受スリーブの内周に挿入される軸部材と、軸受スリーブのラジアル軸受面と軸部材の外周面との間に、軸方向に離隔して形成されるラジアル軸受隙間とを備え、複数の軸受スリーブが軸方向に並べて配置され、各軸受スリーブが、各軸受スリーブの最大厚肉部の円周方向位置を一致又は近接させた状態で、ハウジングの内周に隙間接着により固定されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するため、本発明の製造方法は、ラジアル軸受面を有する軸受スリーブと、軸受スリーブを固定したハウジングと、軸受スリーブの内周に挿入される軸部材と、軸受スリーブのラジアル軸受面と軸部材の外周面との間に、軸方向に離隔して形成されるラジアル軸受隙間とを備える流体軸受装置を製造するための方法であって、複数の軸受スリーブを軸方向に並べ、各軸受スリーブの最内径面を基準とした芯だしを行い、その状態で各軸受スリーブを相対回転させることにより、全ての軸受スリーブを含む最小径の幾何学的円筒の径がハウジングの内径よりも小さくなるように設定したことを特徴とする。
このように本発明の流体軸受装置では、ラジアル軸受面を有する軸受スリーブが軸方向に並べて配置されているので、ラジアル軸受面とこれに対向する軸部材の外周面との間のラジアル軸受隙間は、軸方向に離隔した複数箇所に形成される。この構成であれば、隣接するラジアル軸受面間の軸方向スパンを拡大した場合でも、個々の軸受スリーブの軸方向寸法の拡大を抑制することができる。従って、モーメント剛性の向上を図る一方で、個々の軸受スリーブを均質化して、軸受性能の向上を図ることができる。例えば軸受スリーブが焼結金属製である場合にも、その圧粉成形時の成形圧力のばらつきを抑えて均一密度を得ることが可能であり、軸受性能が高まる。
また、各軸受スリーブが偏肉し、それぞれの最内径面を基準とした芯だしを行った状態でハウジングの内周に隙間嵌めできない場合であっても、各軸受スリーブの最大厚肉部の円周方向位置を一致又は近接(例えば円周方向90°の領域内に配置する)させることにより、隙間嵌めを可能とすることができる。具体的には、各軸受スリーブの最内径面を基準とした芯だしを行った状態で、各軸受スリーブを相対回転させ、全ての軸受スリーブを含む最小径の幾何学的円筒の径がハウジングの内径よりも小さくなるように設定することにより、ハウジングと各軸受スリーブとの隙間嵌めが可能となる。これにより、各軸受スリーブの外周面とハウジングの内周面とを隙間接着により固定することができるため、圧入や圧入接着に比べ軸受スリーブの外周面およびハウジングの内周面に要求される面精度を緩和することができ、コストの低減を図ることができる。
このような隙間接着では、接着される部材間の隙間(以下、接着隙間と称す)が大きすぎると、十分な固定力が得られないおそれがある。本発明では、各軸受スリーブの外周面とハウジングの内周面との間の隙間幅(半径隙間を言うものとする。以下同じ。)の最大値を100μm以下としたことにより、接着による十分な固定力が得られ、衝撃荷重等により軸受スリーブがハウジングに対してずれたり、脱落したりする不具合を回避することができる。
以上のように、本発明によると、優れた軸受性能およびモーメント剛性を有する軸受装置を低コストに得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る流体軸受装置の一例として動圧軸受装置1を組み込んだ情報機器用スピンドルモータの一構成例を概念的に示している。このスピンドルモータは、HDD等のディスク駆動装置に用いられるもので、軸部材2を回転自在に非接触支持する動圧軸受装置1と、軸部材2に装着されたロータ(ディスクハブ)3と、例えば半径方向のギャップを介して対向させたステータコイル4およびロータマグネット5を備えている。ステータコイル4はブラケット6の外周に取付けられ、ロータマグネット5はディスクハブ3の内周に取付けられる。動圧軸受装置1のハウジング7は、ブラケット6の内周に装着される。ディスクハブ3には、磁気ディスク等のディスクDが複数枚保持される。ステータコイル4に通電すると、ステータコイル4とロータマグネット5との間の電磁力でロータマグネット5が回転し、それによって、ディスクハブ3および軸部材2が一体となって回転する。
図2は、上記スピンドルモータで使用される動圧軸受装置1の一例を示すものである。この動圧軸受装置1は、ハウジング7と、ハウジング7の内周に固定されるスリーブ部8と、スリーブ部8の内周に挿入された軸部材2と、ハウジング7の一端開口をシールするシール部材9と、ハウジング7の他端開口を封口する蓋部材10とを主要な構成部品として備える。スリーブ部8は軸方向に並べて配置された複数の軸受スリーブで構成され、本実施形態では、端面同士を接触させた二つの軸受スリーブ(第1軸受スリーブ81と第2軸受スリーブ82)で構成される場合を例示する。なお、以下説明の便宜上、シール部材9の側を上側、その軸方向反対側を下側として説明を進める。
軸部材2は、軸部2aと、軸部2aの下端で外径側に張り出したフランジ部2bとを一体または別体に有する。この軸部材2は、全体をステンレス鋼等の金属材で形成する他、例えば軸部2aを金属製、フランジ部2bを樹脂製とした金属と樹脂のハイブリッド構造とすることもできる。本実施形態において、軸部2aの外周面2a1は動圧溝等のない平滑な円筒面に、フランジ部2bの両端面2b1、2b2は動圧溝等のない平滑な平面に形成されている。
ハウジング7は、例えば、樹脂材料を射出成形して円筒状に形成され、その内周面7aは、同径でストレートな円筒面となっている。図1に示すブラケット6の内周面にハウジング7の外周面が圧入、接着、圧入接着等適宜の手段で固定される。
ハウジング7を形成する樹脂材料は射出成形可能な樹脂材料であれば非晶性樹脂・結晶性樹脂を問わず使用可能で、例えば、非晶性樹脂として、ポリサルフォン(PSU)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニルサルフォン(PPSU)、ポリエーテルイミド(PEI)等、結晶性樹脂として、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等を用いることができる。もちろんこれらは一例にすぎず、軸受の用途や使用環境に適したその他の樹脂材料を使用することもできる。上記の樹脂材料には、必要に応じて強化材(繊維状、粉末上等の形態は問わない)や潤滑剤、導電材等の各種充填材が一種または二種以上配合される。
この他、黄銅やアルミニウム合金等の軟質金属材料、その他の金属材料でハウジング7を形成することもできる。
ハウジング7の上端開口部の内周には、金属材料や樹脂材料で形成された環状のシール部材9が、例えば圧入、接着、あるいはこれらを併用して固定される。シール部材9の内周面9aは、軸部2aの外周面2a1に設けられたテーパ面2a2とシール空間Sを介して対向する。軸部2aのテーパ面2a2は上側に向かって漸次縮径しており、軸部材2の回転により遠心力シールとしても機能する。動圧軸受装置の組立後、シール部材9で密封された動圧軸受装置1の内部空間に潤滑流体として例えば潤滑油が充満され、この状態では、潤滑油の油面はシール空間Sの範囲内に維持される。なお部品点数の削減および組立工数の削減のため、シール部材9をハウジング7と一体成形することもできる。また、軸部材2の外周面2a1をストレート形状とし、シール部材9の内周面9aをテーパ形状にすることでシール空間Sを形成することもできる。
ハウジング7の下端開口部は、ハウジング7とは別体の蓋部材10で封口される。蓋部材10は、金属材料あるいは樹脂材料で円盤状に形成され、例えば圧入、接着、またはこれらを併用して固定される。蓋部材10の上側端面10aの一部環状領域には、第2スラスト軸受部T2のスラスト軸受面Cが形成され、当該スラスト軸受面Cには、例えばスパイラル形状に配列された動圧溝が形成されている(図示省略)。
第1、第2軸受スリーブ81、82は、共に焼結金属からなる多孔質体、特に銅を主成分とする燒結金属の多孔質体で円筒状に形成される。両軸受スリーブ81、82は、軸方向同一長さに形成されている。なお、第1、第2軸受スリーブ81、82の一方または双方は、焼結金属以外にも、黄銅等の軟質金属で形成することもできる。本実施形態においては、二つの軸受スリーブ81、82は、その端面同士を密着させた状態でハウジング7の内周面に固定されている。端面同士を密着させることで、2つの軸受スリーブ81、82の間で潤滑油を行き来させることができ、軸受装置内で潤滑油をよりダイナミックに流動させることが可能となる。
軸受スリーブ81、82はハウジング7の内周に隙間接着により固定される。これにより、軸受スリーブ81、82の外周面81d、82dや、ハウジング7の内周面7aの面精度を緩和することができるため、コストの低減を図ることができる。
第1軸受スリーブ81の内周面81aの上端には、第1ラジアル軸受部R1のラジアル軸受面A1が設けられる。ラジアル軸受面A1には、例えば図3(a)に示すように、ヘリングボーン形状の動圧溝81a1、該動圧溝81a1を区画する凸状の背部81a2が形成される。また、第2軸受スリーブ82の内周面82aの下端には、第2ラジアル軸受部R2のラジアル軸受面A2が設けられ、ラジアル軸受面A2には、軸方向中心に対して上下対称なヘリングボーン形状の動圧溝82a1、該動圧溝82a1を区画する凸状の背部82a2が形成される。軸受スリーブ81、82の何れでも、ラジアル軸受面A1、A2以外の領域では、その内径寸法は両軸受面の動圧溝81a1、82a1での内径寸法と同径もしくはこれよりも大径に設定されている。
第1軸受スリーブ81の動圧溝81a1は軸方向中心m(上下の傾斜溝間領域の軸方向中央)に対して軸方向非対称に形成されており、軸方向中心mより上側領域の軸方向寸法X1が下側領域の軸方向寸法X2よりも大きくなっている。そのため、軸部材2の回転時、第1軸受スリーブ81の動圧溝81a1による潤滑油の引き込み力(ポンピング力)は第2軸受スリーブ82の対称形の動圧溝82a1に比べ相対的に大きくなる。なお、動圧溝81a1、82a1の形状としては、公知のその他の形状、例えばスパイラル形状等に形成することもできる。また、第1および第二軸受スリーブ81、82のラジアル軸受面A1、A2を動圧溝のない真円形状とし、これに対向する軸部材2の軸部外周面2a1に同様の動圧溝を形成してもよい。
第2軸受スリーブ82の下側端面82cの一部環状領域には、第1スラスト軸受部T1のスラスト軸受面Bが形成され、当該スラスト軸受面Bには、例えば図3(b)に示すように、スパイラル形状の動圧溝82c1が形成されている。動圧溝形状は、公知のその他の形状、例えばヘリングボーン形状に形成することもできる。
第1軸受スリーブ81および第2軸受スリーブ82の外周面には、一または複数の軸方向の循環溝81e、82eが形成される。また、第1軸受スリーブ81の上側端面81bには、半径方向の循環溝81fが形成される。
以上の構成を有する第1軸受スリーブ81の内周面81aは、例えば、第1軸受スリーブ81の内周面81aに、当該内周面81aの形状に対応した成形部をその外周に有するサイジングピンを挿入し、その状態で金型に入れて圧縮成形(サイジング)することで形成することができる。圧縮成形により、第1軸受スリーブ81の内周面81aが塑性流動を起こしてサイジングピンの成形部に食い付き、成形部の表面形状が軸受スリーブ内周面81aに転写される。これにより、第1軸受スリーブ81の内周面81aにラジアル軸受面A1を精度良く成形することができる。第1軸受スリーブ81を圧縮成形用の金型から取り出すと、軸受スリーブ81にスプリングバックが生じて成形した内周面81aが拡径するので、成形後の内周面81aを崩すことなく、サイジングピンをスムーズに軸受スリーブ81の内周から抜き取ることができる。ラジアル軸受面A1は、上記圧縮成形以外の方法、例えばインクジェット印刷等で形成することもできる。なお、第2軸受スリーブ82の内周面82aへのラジアル軸受面A2の形成方法は、第1軸受スリーブ81のそれに準ずるので、重複説明を省略する。
上記構成の動圧軸受装置1において、軸部材2が回転すると、第1軸受スリーブ81の内周面81aのラジアル軸受面A1、および第2軸受スリーブ82の内周面82aのラジアル軸受面A2は、それぞれ軸部材2の外周面2a1とラジアル軸受隙間を介して対向する。そして、軸部材2の回転に伴い、上記ラジアル軸受隙間に充満された潤滑油は、動圧溝の動圧作用によってその圧力が高められ、軸部材2がラジアル方向に回転自在に非接触支持される。これにより、軸部材2をラジアル方向に回転自在に非接触支持する第1ラジアル軸受部R1と第2ラジアル軸受部R2とが形成される。
また、軸部材2が回転すると、第2軸受スリーブ82の下側端面82cのスラスト軸受面Bとなる領域がフランジ部2bの上側端面2b1と所定のスラスト軸受隙間を介して対向し、蓋部材10の上側端面10aのスラスト軸受面Cとなる領域がフランジ部2bの下側端面2b2と所定のスラスト軸受隙間を介して対向する。そして軸部材2の回転に伴い、各スラスト軸受隙間に充満された潤滑油は、動圧溝の動圧作用によってその圧力が高められ、軸部材2が両スラスト方向に回転自在に非接触支持される。これにより、軸部材2をスラスト方向に回転自在に非接触支持する第1スラスト軸受部T1と第2スラスト軸受部T2とが形成される。
さらに、軸部材2の回転中は、上側のラジアル軸受面A1での上下の動圧溝81a1のポンピング力差により、軸受スリーブ81、82の内周面81a、82aと軸部材2の外周面2a1との間の隙間で潤滑油が下方へ向けて流れる。下方に押し込まれた潤滑油は、第1スラスト軸受部T1のスラスト軸受隙間→軸方向の循環溝82e、81e→半径方向の循環溝81fを経て第1ラジアル軸受部のラジアル軸受隙間に戻る。このように軸受装置の内部を潤滑油が循環することで、潤滑油の局部的な負圧発生を防止し、これに伴う気泡の発生を回避することができる。なお、軸方向の循環溝82e、81eや半径方向の循環溝81fは、ハウジング7の内周面やシール部材9の下側端面に形成することもできる。
このような軸受内部での潤滑油の循環は、ラジアル軸受面A1、A2の動圧溝の長さ等を調整することにより、上記とは逆向きの循環とすることもできる。また、特に潤滑油を強制的に循環させる必要のない場合は、ラジアル軸受面A1およびA2の動圧溝の双方を、それぞれの軸方向中心に対して上下対称な形状とすることもできる。
以上の構成を有する動圧軸受装置1は、例えば、ハウジング7の内周に二つの軸受スリーブ81、82、およびシール部材9を固定した後、軸受スリーブ81、82の内周に軸部材2を挿入し、さらに蓋部材10でハウジング7の下端開口部を封口することで組み立てられる。その後、ハウジング7の内部空間に潤滑油を注油することで、図1に示す動圧軸受装置1が完成する。
この組立工程において、ハウジング7の内周に二つの軸受スリーブ81、82を固定する際、軸受スリーブ81、82は、ラジアル軸受面A1、A2相互間で芯出しした状態でハウジング7の内周に挿入され、隙間接着により固定される。このように、各軸受スリーブ81、82を、ラジアル軸受面A1、A2を基準とした芯だしを行った状態でハウジング内周へ固定することにより、ラジアル軸受面A1、A2が精度良く固定されるため、ラジアル軸受隙間が高精度に設定され、優れた軸受性能を得ることができる。
軸受スリーブ81および82の芯だしは、例えば、軸受スリーブ81、82の内周に、各軸受スリーブの最内径面となるラジアル軸受面A1、A2の背部81a2、82a2と同径もしくは僅かに小径な冶具を挿入することにより行われる。あるいは、軸受スリーブ81、82の内周に、拡径・縮径が可能な冶具を縮径させた状態で挿入した後、スリーブ内周で拡径させることにより、芯だしを行うこともできる。
軸受スリーブ81、82は、成形誤差等によって、図4に誇張して示すように、円周方向で厚肉部と薄肉部を有する偏肉形状となる場合がある(ここでは、軸方向の肉厚は図4に示す状態で均一であるものとする)。この偏肉形状は、図示のように、例えば各スリーブの外周面と内周面の軸心が偏心した形態で現れる。図4において、軸受スリーブ81の肉厚が最大値Tmaxとなる円周方向位置を最大厚肉部B1で示す。このとき、図5に示すように、各軸受スリーブ81、82の最大厚肉部B1、B2が円周方向で大きく位置ずれした状態で、軸受スリーブ81および82を上記のようにラジアル軸受面A1、A2基準で芯だしすると、軸受スリーブ81および82を含む最小径の幾何学的円筒C(図5に一点鎖線で示す)の径Rが、ハウジング7の内周面7a(図5に二点鎖線で示す)の径Rよりも大きくなる場合がある。この状態では、軸受スリーブ81、82の外周面81d、82dとハウジング7の内周面7aとの嵌め合いを全周で隙間嵌めとすることができず、一部が締まり嵌めとなる。これにより、軸受スリーブ81、82の外周面81d、82dの一部が加圧され、軸受面を有する内周面81a、82aの一部が変形し、軸受性能が低下するおそれがある。
このような不具合を回避するためには、例えば、軸受スリーブ81、82の肉厚を円周方向で均一に製造すればよいが、物理的に均一径とすることは実際上困難である。あるいは、ハウジング7の内径を、前記幾何学的円筒Cよりも大きくなるように予め大径に設計することもでも考えられるが、この場合、軸受スリーブ81、82の外周面81d、82dとハウジング7の内周面7aとの間の隙間が過度に大きくなり、接着による十分な固定力が得られないおそれがある。
そこで、本発明にかかる製造方法のように、軸受スリーブ81および82を、芯だしした状態を保ったまま相対的に回転させ、それぞれの最大厚肉部B1、B2の円周方向位置を近接、又は一致させることにより、前記幾何学的円筒Cの径Rをハウジングの内径Rよりも小さくすることができる(図5(b)を参照)。ここでの近接状態は、両スリーブ81および82の各最大厚肉部が円周方向90°以内の領域に存在する状態をいう。これにより、軸受スリーブ81、82の加工精度を向上させたり、ハウジング7内周面を大径に設計したりすることなく、芯だしした軸受スリーブ81および82の外周面81d、82dとハウジング7の内周面7aとの嵌め合いを隙間嵌めとすることができる。その後、両軸受スリーブ81、82は、両者の円周方向の位置関係を保持したままハウジングの内周に挿入され、隙間接着される。十分な接着力を確保するため、軸受スリーブ外周面81d、82dとハウジング内周面7aとの間の隙間幅のうちで、最大の隙間幅は100μm以下、望ましくは50μm以下、より望ましくは20μm以下に設定すると良い。
軸受スリーブ81、82をハウジング7の内周に挿入する際には、ハウジング7の外周面7bと軸受スリーブ81、82の内周面81a、82a(詳細にはラジアル軸受面A1、A2)との間で芯出しが行われる。このとき、ハウジング7の外周面7bと、軸受スリーブ81、82の内周面81a、82aとの同軸度の精度が悪いと、ハウジング7の外周にブラケット6を介して固定されるステータコイル4と、軸受スリーブ81、82の内周に挿入される軸部材2にディスクハブ3を介して固定されるロータマグネット5との間のギャップ幅(図1にL1で示す)にばらつきが生じる。このようにステータコイル4とロータマグネット5とのギャップ幅L1がばらついた状態では、安定した励起力が得られず、モータの回転精度に悪影響を及ぼすおそれがある。このような不具合を回避するために、ハウジング7の外周面7bと、軸受スリーブ81、82の内周面81a、82aとの同軸度は、20μm以下、好ましくは10μm以下に設定することが望ましい。
なお、ここでいう同軸度とは、JIS B 0621−1984で定義されているように、基準軸線と同一直線上にあるべき軸線の基準軸線からの狂いの大きさをいい、その大きさは、上記軸線を全て含み、基準軸線と同軸である幾何学的円筒のうち、最も小さい円筒の直径で表される。例えば図5(b)に示す実施形態では、軸受スリーブ81、82の内周面81a、82aの中心軸Oと、ハウジング7の外周面7bの中心軸Oとの距離L2で同軸度を評価する。
各軸受スリーブ81、82の偏肉度合いによっては、軸受スリーブ81、82の内周面とハウジングの外周面7bとの間で芯出しを行った際に、図6に示すように、円周方向の一部領域で、軸受スリーブ81、82の外周面81d、82dとハウジングの内周面7aとの間に締め代を生じる場合がある。この場合、上記同軸度の範囲内で軸受スリーブ81、82を一体に半径方向移動させれば、締め代を解消して全周での隙間接着を実現することができる。一方、上記同軸度の範囲内で締め代を解消できない場合には、両軸受スリーブ81、82をハウジング7に対して一体に相対回転させ、軸受スリーブ81、82の最大厚肉部B1、B2を最大接着隙間Lmaxに一致または近接させれば、同軸度を確保しつつ全周で隙間接着を実現することが可能となる。
以上では、軸受スリーブ81、82が円周方向にのみ偏肉した場合を例示したが、本発明は、軸方向にも偏肉した軸受スリーブにも適用できる。図7は、軸方向および円周方向に偏肉した軸受スリーブ81、82を、それぞれの内周面81a、82aを基準として芯だしした状態を示す。このとき、軸受スリーブ81、82を含む最小径の幾何学的円筒Cの径Rは、ハウジング7の内径Rよりも大きい。よって、軸受スリーブ81、82を芯だしした状態を保ったまま相対回転させることにより、図8に示すように、前記幾何学的円筒Cの径Rをハウジング7の内径Rよりも小さくすることができ、軸受スリーブ81、82をハウジング7の内周への挿入が可能となる。
以上に示したように、本発明では、軸方向に複数の軸受スリーブ81、82を並べて配置しているので、ラジアル軸受面A1、A2間の軸方向スパンを大きくした場合でも、軸受スリーブの長大化を回避することができる。従って、高いモーメント剛性が得られる一方、焼結金属製軸受スリーブの圧粉成形時にも密度のバラツキが生じず、安定して潤滑油を軸受スリーブの内部と外部の間で循環させることができる。
以上に述べた本発明の構成は、上記構成の流体軸受装置のみならず、他の構成の流体軸受装置にも好ましく適用することができる。以下、図9〜図11に動圧軸受装置1の他の構成例を示すが、図2および図3に示す構成と機能・作用を同一にする部材・部位については、同一の参照番号を付与し、重複説明を省略する。
図9は、動圧軸受装置1の第2構成例を示している。同図に示す動圧軸受装置1は、主に、蓋部材10をハウジング7と一体に形成した点で、図2に示す動圧軸受装置1と構成を異にする。この場合、軸部材2のフランジ部2bは、ハウジング17の側部17aと底部17bの境界部内周に設けられた段部17cによって得られる軸方向空間に収容される。
図10は、動圧軸受装置1の第3構成例を示している。同図に示す動圧軸受装置1は、ハウジング17の段部17cを省略した点で、図9に示す第2構成例の動圧軸受装置1と構成を異にする。この場合、図9に示す構成の動圧軸受装置1に比べ、スラスト軸受部T1、T2における支持面積を拡大させ、スラスト軸受部におけるモーメント荷重に対する負荷能力を向上させることができる。
図11は、動圧軸受装置1の第4構成例を示している。同図に示す動圧軸受装置1は、主に、ハウジング7の両端開口部にシール空間S1、S2を設けた点、およびスラスト軸受部T1、T2スリーブ部8の両端に設けた点で図2に示す動圧軸受装置1と構成を異にする。この場合、シール空間S1は、軸部材2に固定された第1シール部材19の外周面19aとハウジング7の上端開口部の内周面との間に、またシール空間S2は第2シール部材20の外周面20aと、ハウジング7の下端開口部の内周面との間に形成される。また、第1スラスト軸受部T1は、第1シール部材19の下側端面19bと第1軸受スリーブ81の上側端面81bとの間に設けられ、第2スラスト軸受部T2は、第2シール部材20の上側端面20bと第2軸受スリーブ82の下側端面82cとの間に設けられる。
本構成の動圧軸受装置1は、図2に示す動圧軸受装置1と比べ、両スラスト軸受部間の離間距離が大きくなっているため、スラスト軸受部におけるモーメント荷重に対する負荷能力を向上させることができる。
以上の説明では、ラジアル軸受部R1、R2およびスラスト軸受部T1、T2として、ヘリングボーン形状やスパイラル形状等の動圧溝によって潤滑油の動圧作用を発生させる構成を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ラジアル軸受部R1、R2として、いわゆるステップ軸受や多円弧軸受を採用しても良い。また、動圧発生部を有しない真円軸受を用いることもできる。スラスト軸受部T1、T2の一方又は双方は、例えば、スラスト軸受面となる領域に、複数の半径方向溝形状の動圧溝を円周方向所定間隔に設けた、いわゆるステップ軸受、いわゆる波型軸受(ステップ型が波型になったもの)等で構成することもできる。
また、以上の説明では、スリーブ部8を軸方向に並べて配置した2つの軸受スリーブ81、82で構成する形態について説明を行ったが、軸受スリーブを軸方向に3個以上並べてスリーブ部8を構成することもできる。
また、以上の説明では、2つの軸受スリーブ81、82の端面同士を接触させた構成を例示しているが、必ずしも接触させる必要は無く、両スリーブ81、82を軸方向に離隔して配置することもでき、さらに両スリーブ81、82の間の隙間にスペーサを配置することもできる。スペーサを含油金属や含油樹脂等の含油性を有する材料で形成すれば、軸受スリーブ81、82に対する補油機能を確保することが可能となる。
また、以上の説明では、動圧軸受装置1の内部に充満する流体として、潤滑油を例示したが、それ以外にも各軸受隙間に動圧を発生させることができる流体、例えば空気等の気体や、磁性流体等を使用することもできる。
本発明に係る流体軸受装置(動圧軸受装置1)を組み込んだ情報機器用スピンドルモータの断面図である。 動圧軸受装置1の断面図である。 (a)図は軸受スリーブの断面図、(b)図は第2軸受スリーブの下側端面を示す図である。 偏肉した軸受スリーブ81(82)を誇張して示す横断面図である。 (a)軸受スリーブ81、82を内周面を基準として芯だしした状態を示す上面図である。(b)軸受スリーブ81、82を相対回転させた後の状態を示す上面図である。 軸受スリーブ81、82の内周面の軸線Oと、ハウジング7の外周面7bの軸線Oとが平行でない場合の同軸度の評価を概念的に示す図である。 軸方向および円周方向に偏肉した軸受スリーブ81、82を芯だしした状態を示す正面図である。 軸方向および円周方向に偏肉した軸受スリーブ81、82を相対回転した後の状態を示す正面図である。 動圧軸受装置1の第2の構成を示す断面図である。 動圧軸受装置1の第3の構成を示す断面図である。 動圧軸受装置1の第4の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 動圧軸受装置
2 軸部材
7 ハウジング
8 スリーブ部
81、82 軸受スリーブ
9 シール部材
11、12、13 冶具
A1、A2 ラジアル軸受面
B、C スラスト軸受面
R1、R2 ラジアル軸受部
T1、T2 スラスト軸受部
B1、B2 最大厚肉部
S シール空間
C 幾何学的円筒
ハウジングの内径
幾何学的円筒の径

Claims (4)

  1. ラジアル軸受面を有する軸受スリーブと、軸受スリーブを固定したハウジングと、軸受スリーブの内周に挿入される軸部材と、軸受スリーブのラジアル軸受面と軸部材の外周面との間に、軸方向に離隔して形成されるラジアル軸受隙間とを備える流体軸受装置において、
    複数の軸受スリーブが軸方向に並べて配置され、各軸受スリーブが、各軸受スリーブの最大厚肉部の円周方向位置を一致又は近接させた状態で、ハウジングの内周に隙間接着により固定されていることを特徴とする流体軸受装置。
  2. 各軸受スリーブの最大厚肉部を円周方向90°の領域内に配置した請求項1記載の流体軸受装置。
  3. ラジアル軸受面を有する軸受スリーブと、軸受スリーブを固定したハウジングと、軸受スリーブの内周に挿入される軸部材と、軸受スリーブのラジアル軸受面と軸部材の外周面との間に、軸方向に離隔して形成されるラジアル軸受隙間とを備える流体軸受装置を製造するための方法であって、
    複数の軸受スリーブを軸方向に並べ、各軸受スリーブの最内径面を基準とした芯だしを行い、その状態で各軸受スリーブを相対回転させることにより、全ての軸受スリーブを含む最小径の幾何学的円筒の径がハウジングの内径よりも小さくなるように設定したことを特徴とする流体軸受装置の製造方法。
  4. 請求項1又は3に記載の各軸受スリーブの外周面とハウジングの内周面との隙間幅の最大値が100μm以下であるもの。
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