JP2007191268A - 用紙排出装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの低減化を達成した上でシワが寄らないようにして用紙の排出を円滑に行うことができるようにする。
【解決手段】画像形成装置10の装置本体11内において定着部14から導出された用紙Pを定着部14から用紙排出口171へ向かう搬出路172に沿って外部へ排出する用紙排出装置20において、用紙排出口171の上流側には、搬出路172に沿った上流側排出手段と下流側排出手段とが設けられ、上流側排出手段は、上下一対で形成され両者の当接位置に形成されたニップ部Nで用紙Pをニップして搬出する上流側搬出ローラ対30を備えて構成され、下流側排出手段は、ニップ部Nにニップされた状態の用紙Pを受けて搬出する下流側搬出ローラ40によって構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、所定の装置本体、例えば画像形成装置の装置本体から用紙を外部へ向けて排出する用紙排出装置およびこの用紙排出装置が適用された画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1や特許文献2に記載された画像形成装置に適用される用紙排出装置が知られている。これらの用紙排出装置は、いずれも用紙にシワが寄るなどのダメージを与えることなく当該用紙を円滑に排出し得るようにすることを解決課題としている。
まず、特許文献1に記載のものは、用紙を排出するために回転駆動される回転軸と、その回転軸の長手方向に間隔を設けて配置される3個以上の排紙ローラと、用紙を回転軸側に押し付ける押圧部材とを備えて構成されている。そして、複数の排紙ローラのうち外側の排紙ローラの外径は、その中央の排紙ローラの外径に比べて小さくして、押圧部材と排紙ローラに挟まれた用紙が用紙の幅方向における中心付近を波の山の頂点とした撓みを持つようになされている。
特許文献1では、このように構成することによって複数の排紙ローラによる用紙の排出部で、用紙の幅方向、すなわち用紙送り方向に直交する方向の用紙の中心位置が波の山の頂点として曲げられるためシワが発生しないと述べられている。
つぎに特許文献2に記載のものは、排出されるシート材のシート幅中心線に対し対称に配置された排紙ローラ軸回りに一体駆動回転される排紙ローラと、排紙ローラの回転に従動する排紙コロと、排紙コロを排紙ローラに向けて付勢する付勢部材と、排紙ローラ軸のシート幅中心線近傍に備えられ排紙ローラよりも大きな径を有するリング部材とを備えて構成されている。そして、排紙コロは、その両端部にシート後端を蹴り出すための突起部を備えた第1および第2のフランジを有し、第1のフランジはシート幅方向端部側に前記排紙コロよりも大きな径で設けられ、第2のフランジはシート幅方向中心側に排紙コロよりも小さな径で設けられている。
特許文献2では、かかる構成を採用することにより、排紙コロの付勢力を小さくしてもコロの片側のみが浮き上がることがなくなり、適正な搬送力を得ることができるばかりか、排紙コロの付勢力を小さくすることにより、コロ跡や拍車跡が付かない(つまりシワが寄らない)ようにすることができると述べられている。
実開平5−82552号公報 特開2005−53596号公報
しかしながら、特許文献1に記載の用紙排出装置は、用紙を回転軸側に押し付ける押圧部材を設けなければならず、その分部品点数が増加するばかりか、用紙を撓ませて搬送するため、これに対応させるべく周囲の搬送ガイドの形状等も特殊な形状にしなければならず、製造コストが高騰するという問題点を有している。
また、特許文献2に記載の用紙排出装置も、用紙の中央部を下方へ膨出させるべく押し付けるリング部材を設けなければならず、特許文献1のものと同一の理由で製造コストが高騰するという問題点を有しているばかりか、排紙コロが複雑な形状に設定されており、かかる排紙コロを製造するための金型のコストが大幅に高騰するため、これも製造コストを高騰させる要因になるという問題点が存在する。
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであって、製造コストの低減化を達成した上でシワが寄らないようにして用紙の排出を円滑に行うことができる用紙排出装置およびこの用紙排出装置が適用された画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明(用紙排出装置)は、所定の装置本体内において設定されている用紙の搬出路を通して用紙を外部へ排出する用紙排出装置であって、前記搬出路に沿って上流側排出手段と下流側排出手段とが設けられ、前記上流側排出手段は、上下一対で形成され両者の当接位置に形成されたニップ部で用紙をニップして搬出する上流側搬出ローラ対を備えて構成され、前記下流側排出手段は、前記ニップ部にニップされた状態の用紙を受けて搬出する下流側搬出ローラを備えて構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、装置本体内から用紙排出開口に向かって搬出されてきた用紙は、まず、上流側搬出手段を構成する上流側搬出ローラ対のニップ部に供給され、ニップ部でニップされつつ上流側搬送ローラ対の駆動で搬出路に沿い下流側搬出手段である下流側搬出ローラへ向けて搬送され、引き続き用紙排出開口を介して外部へ排出される。
そして、用紙は、駆動回転している上流側搬出ローラ対のニップ部でニップされ、これによって排出方向に向かって強制的に搬送されるのに対し、その下流側ではニップされることなく下流側搬出ローラ上に乗せられただけの状態とされている。従って、下流側でも用紙がニップされる場合には上流側および下流側でのニップ状態の不整合に起因した捻れや捩れが用紙に生じることがあるが、本発明では、用紙は、下流側で下流側搬出ローラ上に乗せられただけの状態とされて捻れや捩れに対してフリーとなっているため、用紙に捻れや捩れに起因したシワが生じるような不都合の発生が確実に防止される。従って、本発明に係る用紙排出装置は、通常の用紙はもちろんのこと、シワの寄り易い薄手の用紙にも好適に適用される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記上流側搬出ローラ対は、用紙を幅方向の少なくとも2個所で挟持し得るように少なくとも2対が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、用紙は、用紙排出装置の上流側で少なくとも2対の上流側搬出ローラ対によって搬送されるため、用紙の搬送状態がより安定する。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記下流側排出手段は、所定のサイズの用紙が通紙される中央領域に下流側搬送ローラのみを有し、前記中央領域を除く両側部の領域にそれぞれ補助ローラ対が配設されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、下流側排出手段の中央領域を対象とした1つの下流側排出ローラによって所定のサイズの用紙を必要かつ十分に支持して搬出させ得るようにした上で、多くの下流側排出ローラを採用した場合に比較し、部品点数の低減化に貢献する。そして、所定のサイズの用紙よりも大サイズの用紙に対しては、下流側排出手段の中央領域を除く両側部の領域にそれぞれ設けられた補助ローラ対が当該大サイズの用紙をニップして搬出するため、大サイズの用紙を円滑に搬出し得なくなるような不都合の発生が回避され、用紙搬出装置が汎用性に富んだものになる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記上流側搬出ローラ対のニップ部と、前記下流側搬出ローラの軸心位置との間の距離は、用紙の搬出方向の長さ寸法の半分より短く設定されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、上流側搬出手段によって搬出された用紙は、当該用紙の搬送方向中央位置に到達するまでに先端部が下流側搬出手段に到達するため、用紙の先端側の自重による下方に向けた撓みが抑えられる。従って、下流側搬出手段の高さ位置を用紙の撓みに合わせて上流側搬出手段より下方位置に設定しなければならないというような制約がなくなり、用紙排出装置の設計上の自由度が増大する。
また、用紙が上流側搬出ローラ対のニップ部を離れたときには、下流側搬出手段の下流側に用紙の半分以上が引き出された状態になっているため、用紙は以後自重で下流側搬出手段から下方に向けて落下する。
請求項5記載の発明(画像形成装置)は、画像情報に基づき画像を形成して用紙に転写したのち当該用紙を所定の装置本体から用紙排出装置を介して外部へ排出するように構成された画像形成装置であって、前記用紙排出装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載のものであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、画像形成装置が請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙排出装置が備えた作用効果を有するものになる。
請求項1記載の発明(用紙排出装置)によれば、上流側搬送手段により搬出路に沿って搬送された用紙は、下流側で下流側搬出ローラ上に乗せられただけの状態とされ、これによって捻れや捩れに対してフリーとなっているため、用紙に捻れや捩れに起因したシワが生じるような不都合の発生を確実に防止することができる。従って、本発明に係る用紙排出装置は、通常の用紙はもちろんのこと、シワの寄り易い薄手の用紙にも好適に適用することが可能であり、しかも簡単な構造であるため製造コストの低減化を果たした上で用紙搬出装置を汎用性に富んだものにすることができる。
請求項2記載の発明によれば、用紙は、用紙排出装置の上流側で少なくとも2対の上流側搬出ローラ対によって搬送されるため、用紙の搬送状態をより安定したものにすることができる。
請求項3記載の発明によれば、下流側排出手段は、所定のサイズの用紙が通紙される中央領域に下流側搬送ローラのみを有し、前記中央領域を除く両側部の領域にそれぞれ補助ローラ対が配設されているため、下流側排出手段の中央領域を対象とした1つの下流側排出ローラによって所定のサイズの用紙を必要かつ十分に支持して搬出させ得るようにした上で、多くの下流側排出ローラを採用した場合に比較し、部品点数の低減化に貢献することができる。
また、所定のサイズの用紙よりも大サイズの用紙に対しては、下流側排出手段の中央領域を除く両側部の領域にそれぞれ設けられた補助ローラ対が当該大サイズの用紙をニップして搬出するため、大サイズの用紙を円滑に搬出し得なくなるような不都合の発生が回避され、用紙搬出装置を汎用性に富んだものにすることができる。
請求項4記載の発明によれば、上流側搬出手段によって搬出された用紙は、当該用紙の搬送方向中央位置が上流側搬送手段に到達するまでに先端部が下流側搬出手段に到達するため、用紙の先端側の自重による下方に向けた撓みが抑えられ、これによって下流側搬出手段の高さ位置を用紙の撓みに合わせて上流側搬出手段より下方位置に設定しなければならないというような制約がなくなるため、用紙排出装置の設計上の自由度を大きくすることができる。
また、用紙が上流側搬出ローラ対のニップ部を離れたときには、下流側搬出手段の下流側に用紙の半分以上が引き出された状態になっているため、以後用紙を自重で下流側搬出手段から下方に向けて落下させることができる。
請求項5記載の発明(画像形成装置)によれば、画像形成装置を請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙排出装置が備えた作用効果を有するものにすることができる。
図1は、本発明に係る用紙排出装置が適用された画像形成装置の内部構造の一実施形態を説明するための概要説明図である。本実施形態においては、画像形成装置10の一例として複写機を挙げている。図1に示すように、画像形成装置10は、箱形の装置本体11の下部に配設された給紙部12と、この給紙部12の上方に配設された画像形成部13と、この画像形成部13の図1における左方位置に配設された定着部14と、この定着部14の直下流側に設けられた用紙排出部14′と、これら画像形成部13、定着部14および用紙排出部14′の上方に配設された光学系部材を有する画像読取部15と、前記給紙部12から画像形成部13および定着部14を経て用紙排出に至る用紙搬送部16とを備えた基本構成を有している。
画像読取部15は、コンタクトガラス151上に載置された原稿に、図略の露光ランプからの光を照射し、その反射光を各種のミラーを介して光電変換部に導くことにより原稿の画像情報を読み取るものであり、この画像情報が後述の露光ユニット133へ入力される。
前記給紙部12は、給紙カセット121に積層載置された用紙Pの束(用紙束P1)を1枚ずつ用紙搬送部16に給紙するようになっている。用紙搬送部16は、給紙部12から給紙された用紙Pを、搬送ローラ対161およびレジストローラ対162によって画像形成部13に向けて搬送し、さらに画像形成部13および定着部14を介した後、用紙排出部14′を通って装置本体11の外壁に設けられた排出トレイ163上へ向けて排出するようになっている。
本実施形態においては、給紙カセット121は3段に形成され、最上段には左右方向一対の大容量給紙カセット122が装着されているとともに、この大容量給紙カセット122の下部には2段で大サイズ用紙用のカセット(大サイズカセット123)が設けられている。前記一対の大容量給紙カセット122は、いずれもA4サイズの用紙Pが収納されるように容量設定されている一方、上下一対の大サイズカセット123は、上段のものがB4サイズの用紙用とされているとともに、下段のものがA3サイズの用紙用とされている。
前記装置本体11内における各給紙カセット121の上流端の上方位置には、給紙カセット121に貯留されている用紙束P1から最上位の用紙Pを繰り出させ用紙搬送部16へ向けて給紙する給紙機構18が設けられている。
この給紙機構18は、給紙カセット121に装填されている用紙束P1の最上位に位置した用紙Pの下流端上面と対向するように設けられた繰り出しローラ181と、この繰り出しローラ181の直ぐ下流側に設けられた給紙ローラ対182とを備えて構成されている。そして、用紙束P1の最上位の用紙Pが繰り出しローラ181の周面に当接された状態で当該繰り出しローラ181が所定の駆動手段により駆動回転されることで、前記最上位の用紙Pが用紙束P1から繰り出され、当該繰り出しローラ181と同期回転している給紙ローラ対182によって用紙搬送部16向けて搬送されるようになっている。
前記画像形成部13は、電子写真プロセスによって用紙Pに所定のトナー像を転写するものであり、軸心回りに回転可能な感光体ドラム131と、この感光体ドラム131の周囲にその回転方向に沿って配設された、帯電ユニット132、露光ユニット133、現像ユニット134、転写ユニット135、クリーナー136および除電ユニット137とを備えている。
前記帯電ユニット132は、コロナ放電等によって感光体ドラム131の表面に所定電位を与えるものである。
前記露光ユニット133は、前記画像読取部15によって読み取られた原稿の画像データに基づいてレーザー光を感光体ドラム131に照射することにより、感光体ドラム131表面の電位を選択的に減衰させて、この感光体ドラム131の表面に静電潜像を形成するものである。
前記現像ユニット134は、前記静電潜像をトナーにより現像して、感光体ドラム131の表面にトナー像を形成するものである。
前記転写ユニット135は、感光体ドラム131の表面のトナー像を用紙Pに転写するものである。
前記クリーナー136は、転写後の感光体ドラム131の表面に残留しているトナーを除去するものであり、除電ユニット137は、感光体ドラム131の表面の残留電荷を除去するものである。
前記定着部14は、画像形成部13で用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pへ定着させる処理を施すものであり、箱形を呈した定着装置本体に内装されて軸心回りに回転可能に軸支されたヒートローラ141と、周面がこのヒートローラ141の周面に押圧当接された加圧ローラ142とを備えている。
画像形成部13から搬送された用紙Pは、ヒートローラ141と加圧ローラ142との間のニップ部において両者に押圧挟持されながらこれらの回転によって搬送されつつヒートローラ141からの熱を得てトナー像の用紙Pへの定着処理が施され、用紙排出部14′を介して排出トレイ163へ向けて排出される。
そして、本実施形態においては、定着部14および用紙排出部14′からなる、図1に二点鎖線で示した、装置本体11に対して挿脱可能な定着・排出ユニット17が設けられ、かかる定着・排出ユニット17を装置本体11から引き出すことによって紙詰まりの解消や各種のメンテナンス作業を容易に行い得るようになっている。
そして、本実施形態においては、前記用紙排出部14′に本発明に係る用紙排出装置20が設けられている。図2は、用紙排出装置20を有する定着・排出ユニット17を示す正面断面視の説明図であり、図3は、用紙排出装置20の一実施形態を示す斜視図である。また、図4は、用紙排出装置20の平面視の説明図である。以下、図2〜図4を基に必要に応じて図1を参照しながら本発明に係る用紙排出装置20について説明する。なお、図2および図4においてX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
まず、図2に示すように、定着・排出ユニット17に設けられた定着部14は、ヒートローラ141と加圧ローラ142とが内装されるケーシング143を有し、このケーシング143の上流側(右側)の壁部には、画像形成部13から送り込まれた用紙Pをケーシング143内に導入する導入開口144が設けられている一方、下流側(左側)の壁部には用紙Pを用紙排出部14′に向けて導出するための導出開口145が設けられている。そして、導入開口144からケーシング143内に導入された用紙Pは、ヒートローラ141と加圧ローラ142との当接位置を通過することによりヒートローラ141からの熱を得て定着処理が施され、導出開口145から用紙排出部14′へ向けて導出されるようになっている。
前記導入開口144の下縁部には、画像形成部13側から見て先上がりに傾斜した上流側傾斜ガイド144aが設けられている一方、導出開口145の下縁部には、右方に向かって先上がりに傾斜した下流側傾斜ガイド145aが設けられている。これら上流側傾斜ガイド144a、下流側傾斜ガイド145aおよびヒートローラ141と加圧ローラ142との当接位置は、それぞれ用紙Pを円滑に搬送するべく左方に向かって先上がりの一直線に略沿うように設置位置が設定されている。
従って、導入開口144からケーシング143内に導入された用紙Pは、下流側に向かって先上がりに搬送され、下流側傾斜ガイド145aを介して先上がり状態で用紙排出部14′へ導かれることになる。用紙排出部14′へ導かれた用紙Pは、先上がりの傾斜が維持された状態で用紙排出部14′内を通過し、用紙排出口(用紙排出開口)171を介して排出トレイ163(図1)へ向けて排出されるようになっている。このことは、上流側傾斜ガイド144aから用紙排出口171へ向けて先上がりに傾斜した略同一平面からなる用紙排出用の搬出路172が形成されていることを示している。
前記用紙排出部14′は、定着部14の下流側に設けられた用紙排出装置20を有している。前記用紙排出装置20は、図2および図3に示すように、定着部14のケーシング143に設けられた導出開口145の直下流位置に搬出路172に沿うように設けられた上流側搬出ローラ対(上流側排出手段)30と、この上流側搬出ローラ対30の下流側において用紙排出口171の直近位置に上流側搬出ローラ対30と左右方向で対向配置された搬出路172に沿う下流側搬出ローラ(下流側排出手段)40とを備えて構成されている。
前記上流側搬出ローラ対30は、図3に示すように、定着・排出ユニット17内で搬出路172を前後に横断した上流側ローラ軸31の中央部の線対称位置に同心で一体回転可能に外嵌された一対の上流側ローラ32と、これら一対の上流側ローラ32の上部位置に周面同士が当接するように対向配置されそれぞれ短尺の上流側コロ軸33回りに従動回転する一対の上流側押圧コロ34とを備えて構成されている。
前記上流側ローラ32は、大きな摩擦力で用紙Pを確実に搬送するべく合成ゴム等のエラストマーによって形成されているのに対し、前記上流側押圧コロ34は、硬質の合成樹脂材料によって形成されている。上流側押圧コロ34が硬質の合成樹脂によって形成されるのは、上流側押圧コロ34としてゴムなどの密着性のよい材料が使用された場合、用紙Pの転写面に形成されたトナー像がゴムとの摺接で剥がれる虞があり、かかる不都合を回避するべく硬質の合成樹脂材料が採用されている。
そして、一対の上流側ローラ32間の外寸法および一対の上流側押圧コロ34の外寸法は、いずれもシワの発生を嫌う搬送対象の用紙Pの幅寸法と同一であるかそれより僅かに短めとされ、これによって搬送対象の用紙Pがこれら一対の上流側ローラ32および上流側押圧コロ34のニップ部Nによって確実にニップされるようになっている。因みに、本実施形態においては、シワの発生を嫌う搬送対象の用紙Pとして幅寸法が狭く長さの長い短冊サイズのものを想定している。
なお、一対の上流側ローラ32の外側における上流側ローラ軸31には、それぞれ同一仕様の一対の上流側補助ローラ35と、上部でこれら一対の上流側補助ローラ35と対向するように一対の上流側補助押圧コロ36とが設けられているが、これらの上流側補助ローラ35および上流側補助押圧コロ36は、本実施形態が対象としている用紙Pより大きなサイズ(B5サイズやA4サイズ等)の通常紙を対象として搬送するためのものである。
そして、前記上流側コロ軸33は、その両端部がそれぞれ所定の付勢手段(例えばコイルスプリング37)によって下方に向けて押圧され、これによってニップ部Nでは上流側押圧コロ34の周面が上流側ローラ32の周面を押圧した状態になり、ニップ部Nに位置した用紙Pが確実に搬送されるようになっている。
前記下流側搬出ローラ40は、上流側搬出ローラ対30の下流側において搬出路172を前後方向に向けて横断した下流側ローラ軸41の前後方向中央部に相対回転可能に外嵌されている。かかる下流側搬出ローラ40は、上流側ローラ32と同様にゴムなどのエラストマーによって形成され、その大きな摩擦力で周面に乗った用紙Pを確実に搬送し得るようになっている。
そして、前記下流側搬出ローラ40の前後における下流側ローラ軸41には、下流側搬出ローラ40を基準とした対象位置にそれぞれ下流側補助ローラ42が下流側ローラ軸41に対して相対回転可能に外嵌されているとともに、各下流側補助ローラ42の上部には、周面同士が互いに当接するように下流側補助押圧コロ44がそれぞれ下流側コロ軸43回りに回転自在に設けられている。また、下流側ローラ軸41は、コイルスプリング45によって下方に向かって押圧され、これによって下流側補助押圧コロ44が下流側補助ローラ42に押圧当止している。
これらの各下流側補助ローラ42および下流側補助押圧コロ44は、いずれもA4サイズやB5サイズの通常紙に対応させるものであり、本実施形態が対象としているシワが寄るのを嫌う短冊サイズの用紙Pを対象としたものではない。因みに、本発明にかかる補助ローラ対は、上下で対向配置された下流側補助ローラ42と下流側補助押圧コロ44とによって構成されている。
そして、本実施形態においては、用紙排出装置20への通紙の対象となる用紙Pの最小幅寸法を70mmと想定するとともに、最小の通紙寸法(用紙搬送方向の寸法)も70mmと想定し、図4に示すように、一対の上流側ローラ32間の内寸法L1を48mmに、一対の下流側補助ローラ42間の内寸法L2を83mmに、上流側ローラ32と上流側押圧コロ34とによるニップ部Nおよび下流側搬出ローラ40間の距離L3を最小通紙長の70mmの1/2より若干短めの30mmに設定している。なお、ニップ部Nおよび下流側搬出ローラ40間の距離L3は、ニップ部N基準であるため上流側ローラ軸31と下流側ローラ軸41との各軸心間の距離と一致している。
但し、一対の上流側ローラ32間の内寸法L1、一対の下流側補助ローラ42間の内寸法L2およびニップ部Nおよび下流側搬出ローラ40間の距離L3の前記具体的な値はいずれも一例であり、実際は、状況に応じて適宜それぞれ最適な値が設定される。
因みに、本来の用紙排出装置20に対する通紙対象の用紙Pは短冊形状の縦長のものであるが、必要な条件として用紙Pの縦横の最小寸法を前記(縦横各70mm)のように想定したため、最小の用紙Pとして縦横の寸法がいずれも70mmの正方形状のものも用紙排出装置20に通紙されることもある。
図5は、本発明に係る用紙排出装置20の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、定着部14から導出された用紙Pの先端が上流側搬出ローラ対30のニップ部Nにニップされた状態、(ロ)は、用紙Pの先端が上流側搬出ローラ対30のニップ部Nから下流側搬出ローラ40へ向かいつつある状態、(ハ)は、用紙Pの後端が上流側搬出ローラ対30から外れた状態をそれぞれ示している。なお図5におけるXによる方向表示は図2の場合と同様(−X:左方、+X:右方)である。
まず、図5の(イ)に示す状態では、定着部14から導出された用紙Pは、その先端が上流側搬出ローラ対30の互いに反対方向に向けて回転している上流側ローラ32と上流側押圧コロ34との間のニップ部Nに押圧挟持された状態になっている。この状態で上流側ローラ32が上流側ローラ軸31回りに反時計方向に向けた駆動回転を継続することにより、用紙Pは、左方に向かって先上がりに傾斜した搬出路172に沿って左方へ向けて進行していくことになる。
ついで、用紙Pの先端が、図5の(ロ)に示すように、下流側搬出ローラ40の直前まで到達した状態では、ニップ部Nおよび下流側搬出ローラ40間の距離L3が用紙Pの通紙長L0の1/2より短く設定されているため、用紙Pのニップ部Nから左方に突出した部分が腰折れして下方に傾くことが有効に防止され、これによって用紙Pの先端(左端)が確実に下流側搬出ローラ40に到達することができる。
先端が下流側搬出ローラ40に到達した後の用紙Pの右端部が上流側搬出ローラ対30から外れた直後は、図5の(ハ)に示すように、用紙Pの半分以上が下流側搬出ローラ40から外部に向けて垂れ下がった状態になっているため、用紙Pには上流側搬出ローラ対30の駆動力が及ばなくなっているが、かかる用紙Pが用紙排出装置20側に引き戻されることはなく、安定した状態で排出トレイ163(図1)へ向けて排出されることになる。この排出時に、用紙Pの先端側は、単に下流側搬出ローラ40によって受けられているだけであるため、用紙Pにシワが寄るような不都合が生じない。
すなわち、用紙Pが下流側搬出ローラ40とその上部に仮に設けたコロとで押圧挟持されている場合には、上流側搬出ローラ対30との関係で用紙Pに捻れや捩れが生じてシワが寄るような不都合が生じるが、本発明では用紙Pは、その先端が下流側搬出ローラ40によって単に受けられているだけであるため、捩れや捻れが生じるような力に対して下流側搬出ローラ40上を用紙幅方向にスライドして逃げることができるため、用紙Pにシワが寄るような不都合は生じないのである。
そして、用紙Pの後端が、図5の(ハ)に示すように、上流側搬出ローラ対30から外れると、用紙Pの通紙長L0の半分以上が下流側搬出ローラ40から外部(左方)に突出した状態になるため、外部に突出している部分の自重によって下方に向けて落下し、排出トレイ163へ向けて排出されることになる。
以上詳述したように、本実施形態に係る用紙排出装置20は、画像形成装置10の装置本体11内において定着部14から導出された用紙Pを定着部14から用紙排出口171へ向かう搬出路172に沿って外部へ排出するものであり、用紙排出口171の上流側には、搬出路172に沿った上流側排出手段と下流側排出手段とが設けられ、上流側排出手段は、上下一対で形成され両者の当接位置に形成されたニップ部Nで用紙Pをニップして搬出する上流側搬出ローラ対30を備えて構成され、下流側排出手段は、ニップ部Nにニップされた状態の用紙Pを受けて搬出する下流側搬出ローラ40によって構成されている。
かかる構成によれば、装置本体11内から用紙排出口171に向かって搬出されてきた用紙Pは、まず、上流側搬出手段を構成する上流側搬出ローラ対30のニップ部Nに供給され、ニップ部Nでニップされつつ上流側搬送ローラ対の駆動で搬出路172に沿い下流側搬出手段である下流側搬出ローラ40へ向けて搬送され、引き続き用紙排出口171を介して排出トレイ163へ排出される。
なお、図示は省略しているが用紙排出部14′の適所に駆動モータが設けられ、この駆動モータの駆動で上流側ローラ軸31および下流側ローラ軸41をそれぞれ軸心回りに駆動回転させるようになっている。
そして、用紙Pは、駆動回転している上流側搬出ローラ対30のニップ部Nでニップされ、これによって排出方向に向かって強制的に搬送されるのに対し、その下流側ではニップされることなく駆動回転している下流側搬出ローラ40上に乗せられただけの状態とされている。従って、下流側でも用紙Pがニップされる場合には上流側および下流側でのニップ状態の不整合に起因した捻れや捩れが用紙Pに生じることがあるが、本実施形態では、上流側搬出ローラ対30により搬出路172に沿って搬送された用紙Pは、下流側で下流側搬出ローラ40上に乗せられただけの状態とされ、これによって捻れや捩れに対してフリーとなっているため、用紙Pに捻れや捩れに起因したシワが生じるような不都合の発生を確実に防止することができる。従って、本発明に係る用紙排出装置20は、通常の用紙Pはもちろんのこと、シワの寄り易い薄手の用紙Pに好適に適用することが可能であり、用紙搬出装置を汎用性に富んだものにすることができる。
また、上流側搬出ローラ対30は、用紙Pを幅方向の少なくとも2個所で挟持し得るように少なくとも2対が設けられているため、用紙Pの搬送状態をより安定したものにすることができる。
また、下流側搬出手段としての下流側搬出ローラ40は少なくとも1つが設けられることで必要かつ十分であるため、この1つの下流側搬出ローラ40によって用紙Pを確実に搬出させ得るようにした上で、多くの下流側ローラを採用した場合に比較し、部品点数の低減化に貢献することができる。
また、上流側搬出ローラ対30のニップ部Nと、下流側搬出ローラ40の軸心位置との間の距離は、用紙Pの通紙長L0の半分より短く設定されているため、上流側搬出ローラ対30によって搬出された用紙Pは、当該用紙Pの搬送方向中央位置に到達するまでに先端部が下流側搬出ローラ40に到達するため、到達するまでの間で用紙Pの先端側の自重による下方に向けた撓みが抑えられ、これによって下流側搬出ローラ40の高さ位置を用紙Pの撓みに合わせて上流側搬出ローラ対30より下方位置に設定しなければならないというような制約がなくなり、用紙排出装置20用紙排出装置の設計上の自由度を大きくすることができる。
また、用紙Pが上流側搬出ローラ対30のニップ部Nを離れたときには、用紙Pの半分以上が下流側搬出ローラ40から下流側へ引き出された状態になっているため、以後用紙Pは自重で下流側搬出ローラ40から下方に向けて落下する。従って、用紙Pが逆流して用紙排出部14′内に戻るような不都合の発生は確実に防止される。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、本発明に係る用紙排出装置20が適用される画像形成装置10として複写機を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置10が複写機であることに限定されるものではなく、ファクシミリ装置やプリンタ等であってもよい。
(2)上記の実施形態においては、上流側搬出ローラ対30が2対設けられているが、本発明は、上流側搬出ローラ対30が2対であることに限定されるものではなく、1対でもよいし、3対以上でもよい。但し、一対とした場合には、用紙Pの安定搬送のために上流側ローラ32の幅寸法を広くすることが好ましい。
(3)上記の実施形態において、一対の上流側ローラ32間における上流側ローラ軸31に当該上流側ローラ32の径寸法と異なる径寸法を備えた腰付け用のローラを外嵌するとともに、この腰付け用ローラと対向する押し付けコロを上流側コロ軸33に外嵌してもよい。こうすることによって、上流側搬出ローラ対30のニップ部Nを通過した用紙Pには、用紙幅方向の中央部で用紙搬送方向に延びた膨出部が形成される。かかる膨出部が形成されることにより、用紙Pは、ニップ部Nから下流側搬出ローラ40に到達するまでの間に腰折れして先端部が下方へ傾くことが確実に防止されるようになる。
(4)上記の実施形態においては、用紙排出装置20を定着部14の直下流側に設けているが、本発明は、用紙排出装置20を定着部14の直下流側に設けることに限定されるものではなく、例えば、プリンタのように排出トレイが装置本体11の頂部に設けられているような場合には、頂部の排紙トレイの直上流側に設けることができる。
(5)上記の実施形態において、上流側搬出ローラ対30と下流側搬出ローラ40との間に搬出路172に沿って用紙Pの排出をガイドするガイド板を介設してもよい。こうすることによって、用紙Pが相当薄手で腰の弱いものであっても、当該ガイド板にガイドされることによって確実に下流側搬出ローラ40へ到達することができる。
(6)上記の実施形態においては、下流側ローラ軸41に下流側搬出ローラ40が1つだけ軸支されているが、本発明は、下流側ローラ軸41に軸支される下流側搬出ローラ40は、1つだけであることに限定されるものではなく、下流側ローラ軸41に2つ以上の下流側搬出ローラ40が軸支されていてもよい。
(7)上記の実施形態においては、用紙排出部14′の下流側において下流側補助ローラ42および下流側補助押圧コロ44を介することなく下流側搬出ローラ40で搬出される用紙Pとして短冊サイズのものが採用されているが、本発明は、下流側搬出ローラ40によって搬出される用紙Pが短冊サイズのものであることに限定されるものではなく、A4サイズやB5サイズ等の通上紙を下流側搬出ローラ40のみを介して排出するようにしてもよい。
(8)上記の実施形態においては、下流側搬出ローラ40が駆動回転するようになされているが、本発明は、下流側搬出ローラ40が駆動回転することに限定されるものではなく、下流側搬出ローラ40を下流側ローラ軸41回りに回転自在に軸支し、用紙Pの移動に誘導されて従動回転するようにしてもよい。
本発明に係る用紙排出装置が適用された画像形成装置の内部構造の一実施形態を説明するための概要説明図である。 用紙排出装置を有する定着・排出ユニットを示す正面断面視の説明図である。 用紙排出装置の一実施形態を示す斜視図である。 用紙排出装置の平面視の説明図である。 本発明に係る用紙排出装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、定着部から導出された用紙の先端が上流側搬出ローラ対のニップ部にニップされた状態、(ロ)は、用紙の先端が上流側搬出ローラ対のニップ部から下流側搬出ローラへ向かいつつある状態、(ハ)は、用紙の後端が上流側搬出ローラ対から外れた状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10 画像形成装置 11 装置本体
12 給紙部 121 給紙カセット
122 大容量給紙カセット 123 大サイズカセット
13 画像形成部 131 感光体ドラム
132 帯電ユニット 133 露光ユニット
134 現像ユニット 135 転写ユニット
136 クリーナー 137 除電ユニット
14 定着部 141 ヒートローラ
142 加圧ローラ 143 ケーシング
144 導入開口 144a 上流側傾斜ガイド
145 導出開口 145a 下流側傾斜ガイド
14′ 用紙排出部 15 画像読取部
151 コンタクトガラス 16 用紙搬送部
161 搬送ローラ対 162 レジストローラ対
163 排出トレイ 17 排出ユニット
171 用紙排出口(用紙排出開口)
172 搬出路 18 給紙機構
181 繰り出しローラ 182 給紙ローラ対
20 用紙排出装置 30 上流側搬出ローラ対(上流側排出手段)
31 上流側ローラ軸 32 上流側ローラ
33 上流側コロ軸 34 上流側押圧コロ
35 上流側補助ローラ 36 上流側補助押圧コロ
37 コイルスプリング 40 下流側搬出ローラ(下流側排出手段)
41 下流側ローラ軸 42 下流側補助ローラ
43 下流側コロ軸 44 下流側補助押圧コロ
45 コイルスプリング L0 用紙の通紙長
L1 一対の上流側ローラ間の内寸法
L2 一対の下流側補助ローラ間の内寸法
N ニップ部 P 用紙
P1 用紙束

Claims (5)

  1. 所定の装置本体内において設定されている用紙の搬出路を通して用紙を外部へ排出する用紙排出装置であって、
    前記搬出路に沿って上流側排出手段と下流側排出手段とが設けられ、
    前記上流側排出手段は、上下一対で形成され両者の当接位置に形成されたニップ部で用紙をニップして搬出する上流側搬出ローラ対を備えて構成され、
    前記下流側排出手段は、前記ニップ部にニップされた状態の用紙を受けて搬出する下流側搬出ローラを備えて構成されていることを特徴とする用紙排出装置。
  2. 前記上流側搬出ローラ対は、用紙を幅方向の少なくとも2個所で挟持し得るように少なくとも2対が設けられていることを特徴とする請求項1記載の用紙排出装置。
  3. 前記下流側排出手段は、所定のサイズの用紙が通紙される中央領域に下流側搬送ローラのみを有し、前記中央領域を除く両側部の領域にそれぞれ補助ローラ対が配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の用紙排出装置。
  4. 前記上流側搬出ローラ対のニップ部と、前記下流側搬出ローラの軸心位置との間の距離は、用紙の搬出方向の長さ寸法の半分より短く設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙排出装置。
  5. 画像情報に基づき画像を形成して用紙に転写したのち当該用紙を所定の装置本体から用紙排出装置を介して外部へ排出するように構成された画像形成装置であって、
    前記用紙排出装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載のものであることを特徴とする画像形成装置。
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