JP2007190748A - バルブコネクタ - Google Patents

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Yusuke Inoue
裕介 井上
Narukuni Hirata
成邦 平田
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Abstract

【課題】シーリング剤の漏洩防止が可能なバルブコネクタを提供する。
【解決手段】バルブコネクタ10は、円筒状とされ、互いの軸方向に対向する側から一方の内側壁と他方の外側壁とが密着するように組み付けられる第1内側部材12及び第2内側部材14を備えている。第1内側部材12及び第2内側部材14の内部には、バルブ部材20が配置されている。第1内側部材12及び第2内側部材14の外側には、相対回転可能に取り付けられると共に、互いの軸方向に対向する側から一方の内側壁と他方の外側壁とが密着するように組み付けられる、第1外側部材16及び第2外側部材18が配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、パンクした空気入りタイヤの内部にパンク穴を閉塞するためのシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ内に圧縮空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧させるシーリング・ポンプアップ装置に用いられるバルブコネクタに関する。
近年、車両に装着された空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、シーリング剤をタイヤの内部に注入してタイヤのパンク穴を補修すると共に、タイヤの内圧を所定の基準圧まで加圧(ポンプアップ)するタイヤのシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「タイヤシーリング装置」という。)が普及している。
上記のようなタイヤシーリング装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。 このシーリング・ポンプアップ装置によると、タイヤがパンクした場合には、作業者はパンクしたタイヤのタイヤバルブにジョイントホースの先端を固定し、シーリング剤容器に収納されたシーリング剤をジョイントホースを通じてタイヤ内に供給する。所定量のシーリング剤の供給が完了すると、タイヤの内圧が規定圧に達するまで、エアコンプレッサによりタイヤ内に空気が送り込まれる。
ところで、タイヤバルブとジョイントホースとを接続するために、通常、ジョイントホースの先端部には、バルブコネクタが取り付けられている(例えば、特許文献2参照)。バルブコネクタの内部をシーリング剤が通過するため、シーリング剤の供給時や圧抜きの際におけるシーリング剤の漏洩を防止する必要がある。
特開2004−338158号公報 特開2004−358949号公報
本発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、シーリング剤の漏洩防止が可能なバルブコネクタを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るバルブコネクタは、パンクした空気入りタイヤの内部にパンク穴を閉塞するためのシーリング剤を注入すると共に、前記空気入りタイヤへ加圧空気を供給するシーリング・ポンプアップ装置の、タイヤバルブとの接続に用いられるバルブコネクタであって、円筒状とされ、互いの軸方向に対向する側から一方の内側壁と他方の外側壁とが密着するように組み付けられ、組み付け後の内部にシーリング剤流路が構成されると共に、一端側に前記シーリング剤及び加圧空気を供給するホースと接続されるホース接続部が形成され、他端側に連通孔の開口された一対の内側部材と、前記一方の内側壁と他方の外側壁との間をシーリングする内側シーリング部材と、前記一対の内側部材の外周を覆い、前記内側部材と周方向に相対回転可能に取り付けられると共に、互いの軸方向に対向する側から一方の内側壁と他方の外側壁とが密着するように組み付けられ、組み付け後の前記連通孔側に前記タイヤバルブと螺合される螺合部を有する一対の外側部材と、前記内側部材の外周壁と前記外側部材の内周壁との間をシーリングする内外シーリング部材と、前記連通孔から前記内側部材の外側に突出され前記螺合部に螺合された前記タイヤバルブにより押圧される被押圧突起部、及び、前記内側部材の内部に配置され前記連通孔を閉鎖する閉鎖位置と前記閉鎖位置よりも前記ホース接続部側で前記連通孔を開放する開放位置との間を移動するシーリング部、を有するバルブ部材と、前記バルブ部材を前記閉鎖位置へ付勢する付勢部材と、前記閉鎖位置で前記バルブ部材の前記シーリング部と前記内側部材との間をシーリングするバルブシーリング部材と、を備えている。
上記のバルブコネクタは、内側部材の一端側がシーリング・ポンプアップ装置のホースに接続され、外側部材の一端側に設けられた螺合部がタイヤバルブと螺合されることによりタイヤバルブに接続される。内側部材と外側部材とが周方向に相対回転可能な構成とされており、外側部材の螺合部がタイヤバルブと螺合される際には、内側部材と外側部材とが周方向に相対回転する。また、バルブ部材は、前記外側部材とタイヤバルブとが螺合される際に、タイヤバルブに押されて閉鎖位置から開放位置へ移動する。
シーリング剤が供給される際には、シーリング剤流路をシーリング部材が通過し、開放された連通孔からタイヤバルブ側へ流れる。シーリング剤流路を構成する一対の内側部材の内壁と外壁との間は、内側シーリング部材によってシーリングされているので、組み付けられた部分からのシーリング剤の漏洩を防止することができる。
また、内外シーリング部材が、内側部材と外側部材との間をシーリングするので、内側部材と外側部材との組み付け部分からのシーリング剤の漏洩を防止することができる。
本発明の請求項2に係るバルブコネクタは、前記内側シーリング部材がOリングで構成されていること、を特徴とする。
Oリングにより、簡単に内側部材間のシーリングを行うことができる。
本発明の請求項3に係るバルブコネクタの前記内外シーリング部材は、前記タイヤバルブと前記外側部材との間をさらにシーリングすること、を特徴とする。
上記構成によれば、タイヤバルブと外側部材との間からのシーリング剤の漏洩も防止することができる。
以上説明したように、本発明のバルブコネクタによれば、シーリング剤の漏洩を防止することができる。
以下、本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置について説明する。
図1には、本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「ポンプアップ装置」という。)が示されている。ポンプアップ装置30は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤36により補修して規定圧まで内圧を再加圧(ポンプアップ)するものである。
図1示されるように、ポンプアップ装置30は、その筐体として箱状のケーシング32を備えており、ケーシング32内には、加圧空気の供給源としてエアコンプレッサ34、及び、内部にシーリング剤36を収容するシーリング剤容器40が配置されている。このシーリング剤容器40内には、修理すべきタイヤ120のシーリング剤36が収容されている。
ここで、シーリング剤容器40は、ポリカーボネートを材質として成形され、半透明又は透明とされている。またシーリング剤容器40には、その高さ方向(矢印H方向)に沿った上端側の隔壁部分である頂板部にエア受入口39が設けられると共に、下端側の隔壁部分である底板部にシーリング剤吐出口38が設けられている。
さらに、エアコンプレッサ34には、エア吸入部41及びエア供給部43が設けられており、これらのエア吸入部41及びエア供給部43には、エア吸入口42及びエア供給口44がそれぞれ開口している。エアコンプレッサ34は、その作動時にエア吸入口42を通じて外部から空気を吸入し、この吸入空気を所定の圧縮比で加圧してエア供給口44を通じて外部へ吐出する。エアコンプレッサ34は、大気圧の空気を0.5MPa〜1.0MPa程度まで圧縮できる圧縮能力を有している。
また、エア供給口44には、耐圧ホース、パイプ等からなる共用配管46の一端部が接続されており、この共用配管46の他端部にはエア切換弁48が接続されている。エア切換弁48としては、1個の吸入ポート49及び2個の排出ポート50,51を有する三方(3ポート)電磁弁が用いられている。
ここで、エア切換弁48の吸入ポート49に共用配管46が接続され、一方の排出ポート50には、耐圧ホース、金属パイプ等の十分な耐圧性を有する配管材からなる第1エア配管54の一端部が接続され、また他方の排出ポート51には、流体用ホース等からなる第2エア配管56の一端部が接続されている。共用配管46及び第1エア配管54としては、タイヤ120の基準圧に所定の安全係数(通常、2.0〜5.0)を乗じた圧力に耐え得るものを用いる必要がある。またタイヤ120の規定圧としては、車両の種類等に応じて広く範囲で変化するが、乗用車では通常0.20MPa〜0.30MPaの範囲内で適宜設定される。
第2エア配管56の他端部はシーリング剤容器40のエア受入口39に接続されている。これにより、エア切換弁48の排出ポート51は、第2エア配管56を通じてシーリング剤容器40のエア受入口39に連通する。またシーリング剤容器40のシーリング剤吐出口38には、注液配管58の一端部が接続されている。
さらに、ポンプアップ装置30には、エア切換弁48と同様に、2個の吸入ポート61,62及び1個の排出ポート63を有する気液切換弁60が配置されており、この気液切換弁60における2個の吸入ポート61,62には、注液配管58の他端部及び第1エア配管54の他端部がそれぞれ接続されている。また気液切換弁60の排出ポート63にはジョイントホース66の一端部が接続されている。
ジョイントホース66の他端部には、タイヤ120のタイヤバルブ122にねじ止め可能とされたバルブコネクタ10が配置されている。バルブコネクタ10の詳細については、後述する。ジョイントホース66としては、共用配管46及び第1エア配管54と略等しい耐圧性を有するものが用いられる。
ポンプアップ装置30には、ケーシング32の外側に起動/停止ボタン80及び気液切換ボタン82を備えた操作パネル78が設けられている。また操作パネル78は駆動・制御回路84を内蔵すると共に電源ケーブル(図示省略)を備えており、この電源ケーブルを、例えば、車両に設置されたシガレットライターのソケットに差込むことにより、車両から駆動・制御回路84に電源が供給される。駆動・制御回路84は、起動/停止ボタン80及び気液切換ボタン82に対する操作に応じて、エアコンプレッサ34、エア切換弁48,及び気液切換弁60をそれぞれ制御する。
次に、上記のようなポンプアップ装置30に用いられるシーリング剤36について説明する。シーリング剤36は、SBR(スチレンブタジエンゴム)ラテックス、NBR(アクリルニトリル−ブタジエンゴム)ラテックス及びSBRラテックスとNBRラテックスとの混合物のゴムラテックス等のゴムラテックスを含むとともに、その水性分散剤又は水性乳剤の状態で加えられる樹脂系接着剤を有する。
更に、シーリング剤36には、パンク穴に対するシール性を高めるために、ポリエステル、ポリプロピレン、ガラス等からなる繊維材料又はウィスカーや、炭酸カルシウム、カーボンブラック等からなる充填剤(フィラー)を混合しても良く、またシール性能を安定化するためにケイ酸塩やポリスチレン粒子を混合してもよい。
またシーリング剤36には、上記成分以外に、グリコール、エチレン−グリコール、プロピレングリコール等の凍結防止剤、消泡剤、pH調整剤、乳化剤が一般に添加される。
次に、バルブコネクタ10について、詳細に構成を説明する。
図2に示すように、バルブコネクタ10は、第1内側部材12、第2内側部材14、第1外側部材16、第2外側部材18、バルブ部材20、及び、スプリング22を備えている。
第1内側部材12は、略円筒状とされ、一端側にジョイントホース66を接続可能なホース接続部12Aが形成されている。ホース接続部12Aの外径及び内径は、他端側よりも小さく、ホース接続部12Aの基端部には段差12Bが構成されている。第1内側部材12のホース接続部12Aと逆側の外周壁には、雄ねじ12Nが形成されており、第2内側部材14の内壁に形成される雌ねじ14Nと螺合可能とされている。第1内側部材12の外周壁の段差12Bよりも雄ねじ12N側には、溝12Cが構成されている、溝12Cには、Oリング12Oが配置されている。
第2内側部材14は、略円筒状とされ、第1内側部材12と逆側の外径及び内径が第1内側部材12側よりも小さく、段差14Bが構成されている。大径側の内径は、第1内側部材12の外形よりも大きく構成されている。第2内側部材14の小径側端部には、第2内側部材14の開口を覆うように底面部14Cが形成され、底面部14Cの中央には、開口14Dが構成されている。第2内側部材14の大径側の内側には、第1内側部材12の雄ねじ12Nと螺合可能な雌ねじ14Nが形成されている。
バルブ部材20は、開口14Dよりも小径で軸方向Mに長尺の被押圧部20A、及び、開口14Dよりも大径のバルブ部20Bを備えている。被押圧部20Aとバルブ部20Bとは一体的に構成され、バルブ部20Bの被押圧部20Aと逆側には中空20Rが構成されている。また、バルブ部20Bの被押圧部20A側の外周部には、切欠き20Kが構成されている。切欠き20Kと中空20Rは連通されている。中空20Rには円柱状のリブ20Dが形成されている。
図3に示されるように、バルブ部材20は、被押圧部20Aが開口14Dから突出されるようにして、第2内側部材14の内部に配置される。開口14Dの内側には、リング状の内側パッキン15が配置されている。バルブ部材20のバルブ部20B側には、スプリング22が配置されている。スプリング22の一端側はリブ20Dの外周に被せられ、他端側は第1内側部材12の段差12B部分の内側に当接される。
第1内側部材12と第2内側部材14とは、軸方向Mに対向する方向から第1内側部材12を第2内側部材14の内部に挿入すると共に、雄ねじ12Nと雌ねじ14Nとを螺合させることにより組み付けられる。組み付けにより、Oリング12Oが第1内側部材12の外周壁と第2内側部材14の内周壁との間をシーリングする。また、内部にシーリング剤流路SRが構成される。シーリング剤流路SRの第2内側部材14側にはバルブ部材20が配置され、第1内側部材12側にはスプリング22が配置されている。バルブ部材20は、スプリング22により外縁が内側パッキン15に当接される閉鎖位置P1へ付勢されている。バルブ部材20は、シーリング剤流路SR内に押し込まれて外縁が内側パッキン15から離れる開放位置P2へ移動可能とされている。バルブ部材20が閉鎖位置P1に配置された状態では、開口14Dは閉鎖され、開放位置P2に配置された状態で開口14Dは開放されている。開口14Dが開放されると、シーリング剤流路SRとタイヤバルブ122とは連通される。
第2外側部材18は、略円筒形とされ、タイヤバルブ122と螺合可能な雌ねじ18Nが内側壁に形成された係合部18A、及び、第2内側部材14が嵌入される本体部18Bを有している。本体部18Bの内径及び外径は、係合部18Aよりも大径とされ、段差18Dが構成されている。段差18Dの外側には、径方向外側に突状のリブ18Eが形成されている。リブ18Eよりも本体部18B側の外周には、雄ねじ18Mが構成されている。本体部18Bの内側は、係合部18A側の内径が他方の内径よりも僅かに小さく構成されている。係合部18A側の内径は、第2内側部材14の小径側の外形よりも僅かに大きく構成されている。本体部18Bの内側の係合部18Aとの境界部分には、リング状の内外シーリング部材19が配置されている。内外シーリング部材19は、内径が係合部18Aの内径よりも小さく構成され、タイヤバルブ122と接触可能とされている。
第1外側部材16は、略円筒形とされ、第2外側部材18側に雄ねじ18Mと螺合可能な雌ねじ16Nが構成されている。また、第2外側部材18と逆側の端部には、底部18Bが形成され、底部18Bの中央には、ホース接続部12Aを挿通可能な開口16Cが構成されている。第1外側部材16の内径は、第2内側部材14の大径側の外形よりも大きく構成され、第2内側部材14を内部に収納可能とされている。
第1外側部材16と第2外側部材18は、第1外側部材16を第1内側部材12の外側に、第2外側部材18を第2内側部材14の外側に、各々配置し、軸方向Mに対向する方向から第2外側部材18の雄ねじ18Mを第1外側部材16の雌ねじ16Nに螺合させることにより組み付けられる。内外シーリング部材19は、第2外側部材18の段差18Dと第2内側部材14の底面部14Cとの間に配置されている。
第1外側部材16及び第2外側部材18と、第1内側部材12及び第2内側部材14とは、第2外側部材18の本体部18Bの係合部18A側の内壁部分のみが、第2内側部材14に接触される構成であり、第1外側部材16及び第2外側部材18と、第1内側部材12及び第2内側部材14とは、周方向に相対回転可能とされている。
上記構成のバルブコネクタ10と接続されるタイヤバルブ122は、円筒状の接続部122Aを備え、円筒内中心部に押圧部材122Bが設けられている。タイヤバルブ122の外周部には、雄ねじ122Nが形成されている。雄ねじ122Nは、雌ねじ18Nと螺合可能とされている。押圧部材122Bは、被押圧部材20Aと同軸上に設けられ、雄ねじ122Nが、雌ねじ18Nと螺合されて、係合部18A内に挿入されると、被押圧部材20Aに当接して、被押圧部材20Aを内側へ押し込む。
次に、本実施形態に係るポンプアップ装置30を用いてパンクしたタイヤ120を修理する作業手順を説明する。
タイヤ120にパンクが発生した際には、先ず、作業者は、タイヤバルブ122にバルブコネクタ10の雌ねじ18Nにタイヤバルブ122の雄ねじ122Nを螺合させて、雄ねじ122Nの先端部分が内外シーリング部材19に食い込むまで雌ねじ18Nの内部に挿入する。このとき、第1外側部材16及び第2外側部材18のみをタイヤバルブ122に対して回転させ、第1内側部材12及び第2内側部材14は回転させる必要はない。したがって、ジョイントホース66を回転させることなく、容易にバルブコネクタ10をタイヤバルブ122へ取り付けることができる。バルブ部材20の被押圧部材20Aは、タイヤバルブ122の押圧部材122Bに押されて、図3に示す閉鎖位置P1から図4に示す開放位置P2へ移動する。これにより、開口14Dが開放される。また、押圧部材122Bも被押圧部材20Aに押されて図示しないタイヤバルブ側のバルブも開放され、シーリング剤流路SRとタイヤ120の内部とが連通される。
このとき、エアコンプレッサ34は停止しており、エア切換弁48は吸入ポート49が排出ポート51に連通したポジション(加圧ポジション)になっている。一方、気液切換弁60は、排出ポート63が吸入ポート61に連通したポジションとなって注液配管58を閉止し、注液配管58を通じてシーリング剤容器40内のシーリング剤36が自重によりタイヤ120側へ流出することを阻止している。このとき、気液切換弁60は第1エア配管54を開放しているが、エア切換弁48により閉止されているので、第1エア配管54内には、エアコンプレッサ34により供給される加圧空気は流通しない。
次いで、作業者は、電源ケーブルを車両のシガレットライターのソケット等へ差し込んだ後、操作パネル78の起動/停止ボタン80を押下する。これに連動し、駆動・制御回路84は、エアコンプレッサ34を作動させて、共用配管46及び第2エア配管56を通じてシーリング剤容器40内へ加圧空気を送り込む。
さらに、駆動・制御回路84は、エアコンプレッサ34の作動から所定時間が経過すると、気液切換弁60における排出ポート63の連通先を吸入ポート61から吸入ポート62に切り換える。これにより、シーリング剤容器40の内部が注液配管58及びジョイントホース66を通じてタイヤ120の内部に連通し、シーリング剤容器40内からシーリング剤36が自重及び加圧空気の静圧により押し出され、このシーリング剤36が注液配管58、ジョイントホース66、バルブコネクタ10を通ってタイヤ120内へ注入される。
バルブコネクタ10のシーリング剤流路SRには、シーリング剤36が通過するが、第1内側部材12の外周壁と第2内側部材14との内周壁との間には、Oリング12Oが配置されて、隙間がシーリングされているので、この部分からのシーリング剤の漏れを防止することができる。
また、タイヤバルブ122とバルブコネクタ10との接続部分にも、内外シーリング部材19が配置されており、内外シーリング部材19はタイヤバルブ122が挿入されることにより第2内側部材14の底面部14Cとタイヤバルブ122の先端部分間に挟まれて、隣接する部材に密着するので、この部分からのシーリング剤の漏れも防止することができる。なお、内外シーリング部材19は、第2外側部材18の内周壁と第2内側部材の外周壁との間の隙間、及び、第2外側部材18の内周壁とタイヤバルブ122の外周壁との間の隙間の両方をシーリングする。
作業者は、シーリング剤容器40内からタイヤ120内への所定量のシーリング剤36の注入が完了すると、操作パネル78の気液切換ボタン82を押下する。
気液切換ボタン82の押下に連動し、駆動・制御回路84は、気液切換弁60の排出ポート63の連通先を吸入ポート62から吸入ポート61に切り換え、これに同期してエア切換弁48の吸入ポート49の連通先を排出ポート51から排出ポート50に切り換える。これにより、エアコンプレッサ34から供給される加圧空気は、第1エア配管54及びジョイントホース66を通じてタイヤ120内へ供給開始され、タイヤ120の内圧を上昇させてタイヤ120を膨張させる。
この後、作業者は、エアコンプレッサ34に設けられた圧力ゲージ(図示省略)によりタイヤ120の内圧が規定圧になったことを確認したならば、起動/停止ボタン80を再度、押下する。これに連動し、駆動・制御回路84はエアコンプレッサ34を停止する。
次いで、作業者は、バルブコネクタ10をタイヤバルブ122から取り外してジョイントホース66をタイヤ120から切り離す。
作業者は、タイヤ120の規定圧での膨張完了後、シーリング剤36が硬化完了前に、シーリング剤36が注入されたタイヤ120を用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤ120内部にシーリング剤36が均一に拡散し、シーリング剤36がパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。予備走行完了後に、作業者は、再びジョイントホース66のバルブコネクタ10をタイヤバルブ122にねじ止めし、エアコンプレッサ34を作動させてタイヤ120を規定の内圧まで加圧する。これにより、タイヤ120のパンク修理が完了し、ジョイントホース66をタイヤ120から取り外せば、このタイヤ120を用いて通常の走行が可能になる。
本実施形態に係るポンプアップ装置を示す構成図である。 本実施形態に係るバルブコネクタの分解縦断面図である。 本実施形態に係るバルブコネクタの閉鎖時の縦断面図である。 本実施形態に係るバルブコネクタの開放時の縦断面図である。
符号の説明
10 バルブコネクタ
12A ホース接続部
12O リング
12 第1内側部材
14 第2内側部材
15 内側パッキン
16 第1外側部材
18 第2外側部材
19 内外シーリング部材
20 バルブ部材
22 スプリング
30 ポンプアップ装置
122 タイヤバルブ
P1 閉鎖位置
P2 開放位置
SR シーリング剤流路

Claims (3)

  1. パンクした空気入りタイヤの内部にパンク穴を閉塞するためのシーリング剤を注入すると共に、前記空気入りタイヤへ加圧空気を供給するシーリングポンプアップ装置の、タイヤバルブとの接続に用いられるバルブコネクタであって、
    円筒状とされ、互いの軸方向に対向する側から一方の内側壁と他方の外側壁とが密着するように組み付けられ、組み付け後の内部にシーリング剤流路が構成されると共に、一端側に前記シーリング剤及び加圧空気を供給するホースと接続されるホース接続部が形成され、他端側に連通孔の開口された一対の内側部材と、
    前記一方の内側壁と他方の外側壁との間をシーリングする内側シーリング部材と、
    前記一対の内側部材の外周を覆い、前記内側部材と周方向に相対回転可能に取り付けられると共に、互いの軸方向に対向する側から一方の内側壁と他方の外側壁とが密着するように組み付けられ、組み付け後の前記連通孔側に前記タイヤバルブと螺合される螺合部を有する一対の外側部材と、
    前記連通孔から前記内側部材の外側に突出され前記螺合部に螺合された前記タイヤバルブにより押圧される被押圧突起部、及び、前記内側部材の内部に配置され前記連通孔を閉鎖する閉鎖位置と前記閉鎖位置よりも前記ホース接続部側で前記連通孔を開放する開放位置との間を移動するシーリング部、を有するバルブ部材と、
    前記シーリング部が開放位置へ配置された状態で、前記内側部材と前記外側部材との間をシーリングする内外シーリング部材と、
    前記バルブ部材を前記閉鎖位置へ付勢する付勢部材と、
    前記閉鎖位置で前記バルブ部材の前記シーリング部と前記内側部材との間をシーリングするバルブシーリング部材と、
    を備えたバルブコネクタ。
  2. 前記内側シーリング部材がOリングで構成されていること、を特徴とする請求項1に記載のバルブコネクタ。
  3. 前記内外シーリング部材は、前記タイヤバルブと前記外側部材との間をさらにシーリングすること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載のバルブコネクタ。
JP2006009752A 2006-01-18 2006-01-18 バルブコネクタ Pending JP2007190748A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016501759A (ja) * 2012-10-05 2016-01-21 ロバート, ダブリュ. パーシュ, 通貨式タイヤ充填・修復装置及び方法

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