JP2007190700A - 製本装置及び画像形成システム - Google Patents

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Norishige Kato
典成 加藤
Tetsuo Hirata
哲郎 平田
Motoi Nakamichi
基 中道
Yasushi Saitsu
靖 才津
Takehiro Ogushi
岳大 小串
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Abstract

【課題】製本装置等で異常が発生した場合でも安全性を確保すること。
【解決手段】用紙束の背部に接着剤を塗布し、接着剤が塗布された用紙束の背部に表紙を接合する表紙接合部を有する製本装置であって、接着剤を塗布する塗布部が退避位置に存在しないことを位置検知センサによって検知した場合は、製本装置Bにおける前扉の開く動作を禁止するようロックする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数枚の中紙に対して表紙を接合し製本する製本装置及び画像形成システムに関するものである。
複写機やプリンタ等で画像を形成した複数枚の用紙(中紙)に対し表紙を接合して簡易的に製本する製本装置が知られている(特許文献1参照)。一般的な製本技術の概要を説明すると、まず画像を形成した複数枚の用紙(中紙)を集積・整合して用紙束を生成する。次に用紙束の一面に糊等の接着剤を塗布する。そして表紙を搬送させて所定位置に停止させ、表紙を用紙束の接着剤塗布面に接合する。このような手順で複数枚の用紙(中紙)と表紙が一体となり本が形成されるのである。
特開2005−335262号公報
製本装置における接着剤を塗布する塗布部は、接着剤を溶融させて収容する構造となっており、かなり高温である。また用紙束に接着剤を塗布する過程では、前記特許文献1に記載されているように、塗布ローラ等を有する接着ユニット(塗布部)が、用紙束に接着剤を塗布する塗布領域と用紙束の搬送経路から退避する退避位置との間で移動する。
そのため、製本装置等で何等かのトラブル(例えば紙詰まり)が発生し、接着ユニットが退避位置以外の領域である例えば塗布領域にある状態で停止してしまうと、ユーザーが製本装置内部にアクセスする際に高温である接着ユニットに触れる可能性があり危険である。
従って、本発明の目的は、安全性を確保した製本装置及び画像形成システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る製本装置は、
少なくとも、複数枚の用紙を集積して用紙束を生成する集積部と、前記用紙束の背部に対し接着剤を塗布する塗布部と、接着剤が塗布された前記背部に表紙を接合する表紙接合部と、を有する製本装置であって、
前記塗布部を内部に収納する筐体と、
当該筐体の内部を開放する開放扉と、
当該開放扉の開く動作を許可又は禁止するロック部と、
前記背部に沿って前記塗布部を移動させる移動手段と、
前記塗布部の退避位置に前記塗布部が存在するかどうかを検知する位置検知手段と、
前記位置検知手段により前記塗布部が退避位置に存在しないと検知した場合、前記開放扉の開く動作を禁止するよう前記ロック部を制御する制御部と、
を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像形成システムは、
少なくとも、複数枚の用紙を集積して用紙束を生成する集積部と、前記用紙束の背部に対し接着剤を塗布する塗布部と、接着剤が塗布された前記背部に表紙を接合する表紙接合部と、
中紙に画像を形成する画像形成部と、
を有する画像形成システムであって、
前記塗布部を内部に収納する筐体と、
前記筐体の内部を開放する開放扉と、
当該開放扉の開く動作を許可又は禁止するロック部と、
前記背部に沿って前記塗布部を移動させる移動手段と、
前記塗布部の退避位置に前記塗布部が存在するかどうかを検知する位置検知手段と、
前記位置検知手段により前記塗布部が退避位置に存在しないと検知した場合、前記開放扉の開く動作を禁止するよう前記ロック部を制御する制御部と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係る製本装置及び画像形成システムによれば、異常が発生した場合でも安全性を確保することが出来る。
図1は、画像形成システムの中央断面図である。
画像形成システムは画像形成装置A及び製本装置Bを有する。
画像形成装置Aは電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、画像形成部A1、原稿搬送装置A2、画像読取部A3及び通信部A4を有する。画像形成部A1において、ドラム状の感光体1の周囲に帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5A、分離装置5B及びクリーニング装置6が配置されており、帯電、露光、現像及び転写の各プロセスが実行され、用紙S1にトナー像が形成される。用紙S1は3つの給紙トレイ7Aに収納されており、給紙トレイ7Aから用紙S1が1枚ずつ排出され、画像形成部A1へ搬送される。トナー像が転写された用紙S1は定着装置8を通過して定着処理される。定着処理された用紙S1は、排紙ローラ7Bから画像形成装置Aの外へ排出されるか又は再給紙路7Cに搬送される。
製本装置Bは画像形成装置Aから送り込まれた用紙を複数枚束ねて用紙の束とし、当該束に表紙を接合して表紙により用紙の束をコの字状に覆い、本を形成する装置である。製本装置Bは用紙反転部40、集積部50、塗布部60、用紙束に表紙を接合する接合部90を有し、更に搬送部10、排紙皿20、表紙収納部80、本排出部100を有する。画像形成装置Aから製本装置Bへ搬送されてきた用紙S1は、搬送部10に設けられた切り替えゲート11により、排出路12を経て排紙皿20に排出されるか又は用紙反転部40に搬送される。排紙皿20には、製本装置Bにおいて製本しない場合に用紙S1が排出される。製本装置Bにおいて製本動作を実行する場合、用紙S1は搬送路13を経て用紙反転部40に搬送され、用紙反転部40においてスイッチバックした後に、集積部50に搬送される。集積部50において設定枚数の用紙S1が集積され、用紙S1が設定枚数に到達すると集積部50が回転し、用紙S1の束がほぼ垂直状態で保持される。そして用紙S1の束の背部である下面に塗布部60によって接着剤が塗布され、用紙S1の束に表紙S2が接触し接着される。用紙S1の束に表紙S2が接着されて作成された本S3は本排出部100に排出される。
以下、製本装置Bの構造を説明したうえで、本S3が形成される過程を説明する。
図2は製本装置Bの正面断面図である。
搬送路13において搬送される用紙S1は、排紙ローラ14、搬送ローラ401を経て一旦反転ガイド402に排出される。反転ガイド402上に排出された用紙S1は整合部材403によって搬送方向とは直交する方向に整合され、ストッパ404の作動によって一時的に集積される。ストッパ404は実線の位置と点線の位置との間で動作可能である。反転ガイド402上に一時的に集積された用紙S1が所定枚数に到達するとストッパ404が解除され、用紙S1の束が集積部50に落下する。この集積部50は支持板502及び受け板506を有し、用紙S1は支持板502及び受け板506によって傾斜状態で支持される。傾斜状態で支持される用紙S1は、押し当て部材504によって浮き上がりが抑えられ、整合板505によって整合される。そして、保持板503が作動して用紙S1の束を保持し、用紙S1の束を保持した状態で集積部50が軸501を軸として回転して、用紙S1の束が傾斜状態から垂直状態になる。
図3は用紙S1の束に接着剤を塗布する工程を示す。
モータM4によって第二の挟持板503が用紙S1に向けて移動し、第二の挟持板503が用紙S1を一定の圧で押圧すると、モータM4の駆動トルクの増大を駆動トルク検知センサ(図示せず)で検知して第二の挟持板503の移動が停止する。このような構成により用紙S1の束が第一の挟持板502と第二の挟持板503により強固に挟持されるのである。第二の挟持板503の移動量はエンコーダ509により測定され、RAM等の記憶手段に記憶される。
用紙S1の束が第一の挟持板502と第二の挟持板503により挟持された段階で、受け板506が駆動機構(図示せず)により90°回転して、図3(b)に示すように退避する。受け板506が退避した段階では、用紙S1の束の下面SAと塗布ローラ62は接触していない(図3(c)参照)。
次に図3(d)に示すように、接着剤63が収容されている塗布部60が上昇して塗布ローラ62が用紙S1の束の背部となる下面SAに接触し、塗布部60が用紙S1の束の下面SAに沿って移動することによって、接着剤63が用紙S1の束の下面SAに塗布される。塗布ローラ62はモータM1によって駆動される。
塗布部60による接着剤63の塗布動作を図4に用いて説明する。
塗布部60は、接着剤63を用紙束へ塗布する塗布ローラ62と、接着剤63と、接着剤63を収容する接着剤収容部64と、固形状の接着剤を溶融させるヒータ(図示せず)を有している。接着剤63は接着剤容器66に固形状態で収容されており、塗布部60において接着剤63の残量が少ないと検知すると可動部材65が動き、固形状態のまま塗布部60に供給される。そして塗布部60内のヒータ(図示せず)に温められ、固形状態の接着剤が塗布部60において溶融する。
製本動作の開始段階では、塗布部60は図4(a)のように初期位置(退避位置)である右端位置にある。この右端位置は製本装置Bにおける奥側、つまり塗布部60が収納されている製本装置Bの筺体を開放するための前扉とは反対側である図1の紙面奥側である。なお、この前扉については後述する。また、初期位置は、塗布ローラ62が用紙S1の束に対して接着剤63を塗布する領域から外れた位置であり、製本装置Bが処理可能な用紙の搬送方向直交方向に最大の大きさを考慮して決定することが好ましい。
右端位置には、発光素子68Aと受光素子68Bよりなる位置検知センサ(位置検知手段)68が設けられている。位置検知センサにより塗布部60の一部が発光素子68Aと受光素子68Bの間に介在することが検知されると、塗布部60が退避位置に存在すると判断されるのである。製本動作を開始すると、塗布部60は右端位置から左端位置(製本装置Bの前面方向)へ移動する。この移動は、モータM3で駆動されるベルト(移動手段)67の駆動で行われる。塗布部60が左端位置に移動する間は、塗布ローラ62は用紙S1の束の下面SAから離れている。そして、塗布部60が左端位置から右端位置に向けて移動する図4(b)の段階で、塗布ローラ62がモータM2の駆動で上昇し、用紙S1の束の下面SAに接触して接着剤63が塗布される。なお、図4(b)において、塗布ローラ62は、用紙束との接点における回転方向が塗布ローラの移動方向と同じになるように、時計方向に回転しながら用紙束の下面SAに接着剤を塗布する。
図5は表紙S2の接合工程を示す。
表紙S2は図2に示すように、製本装置Bの下部に設けられた表紙収納部80の給紙トレイ801に収納されており、送り出しローラ802により排出される。排出された表紙S2は、カッター81により表紙としての適切な長さに裁断され、表紙支持手段901上に水平状態で載置される。図5の鎖線で示す表紙支持手段901は押圧部材91、92、押圧部材91、92を駆動するカム93、94等の複数の部材で構成される。なお、カッター81は、用紙S1のサイズ情報及び用紙S1の束の厚さの情報に基づいた所定長さで表紙S2を裁断する。従って、図7に示すように、本S3における用紙S1と表紙S2の見開き側端部S1E、S2Eが揃うようになる。また、表紙S2の切り屑は屑容器82に収容される。
図5(a)は接着剤63の塗布が完了した状態を示す。図5(a)の状態では、表紙支持手段901は図2に示すように、用紙S1の束の下面から離れた下方の位置で表紙S2を支持している。
次に表紙支持手段901はベルト99A、99B(図2参照)により駆動されて上昇し、図5(b)に示す状態となり、表紙S2が用紙S1の束の下面SA、即ち、接着剤塗布面に接触する。なお、表紙押さえ部材95、96、97は表紙支持手段901と一緒に上昇し、下降する。従って、図5(b)に示すように、表紙支持手段901が上昇した時に表紙押さえ部材95、96、97は表紙S2を上から押さえており、表紙S2を平面状態に保持する。
表紙支持手段901は図5(b)の位置から更に、数mm上昇する。この数mm上昇した位置が図5(c)に示す位置である。押圧部材91、92は表紙S2を左右から押圧し、背表紙と表表紙の境界及び背表紙と裏表紙との境界に角を付与して、表紙S2を用紙S1に密着させ、本が形成される。
図5に示す表紙S2の接合工程は、塗布部60が図4(a)の初期位置に戻った直後に開始される。従って、接着剤63の塗布完了直後から表紙S2の接合工程が開始されるので、塗布された接着剤63が接合前に乾燥せず、乾燥による接着不良が防止される。
表紙支持手段901の図5に示す上昇・下降はモータ(図示せず)により駆動されるベルト99A、99Bにより行われ、また、押圧部材91、92の左右方向への移動はモータ(図示せず)により駆動されるカム93、94(カム形状を図8に示す)により行われる。但し、押圧部材91、92はカムにより移動する構成以外にも、押圧部材にラックを設け、該ラックに噛み合うピニオンの回転で移動させる構成など、他の機構を用いることも出来る。
さらに、ベルト98A、98Bは図2に示す表紙支持手段901が初期位置にある状態では、表紙支持手段901の上面図である図8の実線で示す位置にあって、表紙S2を支持し、搬送するが、図5(b)、(c)に示すように、表紙支持手段901が上昇し、下降する工程では、図8の鎖線で示す退避位置に移動して、表紙S2及び表紙支持手段901が上昇・下降するスペースを形成する。
表紙S2の接合後の表紙S2の処理について、図6、9により説明する。
表紙S2の接合が完了すると、図6に示すように、表紙支持手段901がベルト99A、99Bにより駆動されて落下し、初期位置に戻る。
表紙支持手段901が初期位置に戻る図6の戻り工程において、表紙押さえ部材95〜97は矢印で示すように、これらの支持軸を中心に回転してほぼ垂直状態になるが、ホームポジションに戻った段階で、表示押さえ部材95〜97は再度回転して垂直状態から水平状態になる。
続いて、保持板503が退避位置に移動するとともに、押圧部材91、92が押圧を解除する。これにより、用紙S1の束及び表紙S2からなる本S3が表紙支持手段901上に落下する。図9(a)は、このようにして本S3が表紙支持手段901により支持され、表紙押さえ部材95〜97が表紙S2の下に位置した状態を示す。
図9(a)の状態において、ベルト98A、98Bが矢印のように移動を開始するとともに、用紙押さえ部材95〜97が回転して表紙S2を押し上げる。本S3はベルト98A、98Bにより左方向に搬送されるが、用紙押さえ部材96、97により上部が移動を阻止されるので、図9(b)、(c)に示すように右方に倒れ、ベルト98A、98B上に倒伏し、更に搬送されることにより、表紙S2が表紙押さえ部材96、97により押さえられて図9(c)に示すように用紙S1に密着する。
ベルト98A、98Bにより本S3が搬送され、図2の本排出部100に排出される。
排紙台101はベルト駆動で上下し、本S3が載置された排紙台101が下降して、本S3をベルト102に受け渡し、本S3がベルト102により搬送されて製本装置Bから排出される。
製本装置Bにおいて本S3を形成する過程は以上説明した通りであるが、ここで塗布部60による接着剤63の塗布動作を図4に戻って詳細に説明する。製本動作を開始すると、塗布部60は退避位置である右端位置(製本装置Bの奥側)から左端位置(製本装置Bの前面方向)へ一旦移動し、塗布動作の際に左端位置から右端位置に向けて移動する。しかし、塗布部60による塗布動作の際に製本装置Bや画像形システムで何等かのトラブル(例えば紙詰まり)が発生し、塗布部60が退避位置ではなく用紙S1の束の下面SA周辺で停止してしまうと、塗布部60が退避位置から製本装置Bの前面方向に出ている状態となっているため、ユーザーが製本装置B内部にアクセスする際、例えば詰まった紙を取り除く作業を行う際に、高温である塗布部60に触れる可能性があり危険である。また、例えば表紙が製本装置B内で詰まった場合に、詰まった表紙を取り除く際に塗布部60が邪魔となり作業しづらい。そこで、塗布部60の位置を検知し、塗布部60が収納されている筺体の内部を開放する扉である製本装置Bにおける前扉の開く動作を禁止するようロック部を制御する。なお、本実施形態においては、塗布部60が収納されている筺体が製本装置Bの筺体である場合を例にとり説明するが、画像形成システムを構成する製本装置Bと画像形成装置Aとが一体的に構成され、一つの筺体内に画像形成部等と塗布部60とが共に収納されている場合には、画像形成システムの筺体の内部を開放する前扉のロック部を制御すればよい。
図10は製本装置Bの上面図である。
B1は製本装置Bの内部を開放する前扉(開放扉)であり、B2は製本装置本体部である。前扉B1の位置する側が製本装置Bの前側である。図10における破線のように前扉B1を開くと製本装置Bの内部が開放され、ユーザーが製本装置Bの内部へアクセスできる。
図11は前扉B1におけるロック部の説明図であり、製本装置Bを上面からみてロック部を拡大した図である。
B22はロック部であり、規制棒B23が図面左右方向に往復可能な構造になっている。ロック部B22は製本装置外壁部B21に設置されている。前扉B1の一部には突起部B11が設けられており、その突起部B11には規制棒B23が入り込む規制穴B12が設けられている。前扉B1がロック部B22によりロックされていない状態では、図11(a)に示すように規制棒B23が規制穴B12に入り込んでいないため、前扉B1はX方向に移動可能で前扉B1の開く動作が許可される。一方、前扉B1がロック部B22によりロックされている状態では、図11(b)に示すように規制棒B23が規制穴B12に入りこむため、前扉B1の開く動作が禁止される。
図12は画像形成システムにおける制御系のブロック図であり、ここでは代表的なものだけ示す。
画像形成装置Aにはパソコン等の端末であるPCと製本装置Bが接続されている。画像形成装置AにはCPU(制御部)1000が設けられており、製本装置BにはCPU(制御部)2000が設けている。両CPUは接続されており、各装置における一連の動作を制御している。CPU1000には異常検知部1004が接続されており、画像形成装置Aにおける紙詰まり等の異常を検知している。CPU2000には位置検知センサ68と製本装置Bにおける紙詰まり等の以上を検知する異常検知部2004が接続されており、位置検知センサ68等で検知した結果により、塗布部60を移動させるベルト(移動手段)67やロック部B22の動作を制御している。
図13は本発明に係る画像形成システムのフローチャート図である。
まず画像形成システムにおいて画像形成を開始すると(S1)、CPU2000がロック部B22を作動させ前扉B1をロックし前扉B1の開く動作を禁止する(S2)。次に画像形成装置Aや製本装置Bにおいて異常(例えば紙詰まり)が発生したかどうか異常検知部1004、2004により検知する(S3)。そしてCPU2000は、異常検知部1004で異常が検知されたことを示す信号をCPU1000から受信、または異常検知部2004での検知結果に基づき異常が発生したことを判断すると、塗布部60が退避位置に存在するかどうかを判断する(S4)。このように塗布部60が待避位置に存在するかどうかの判断を異常が発生した時に行えば、不要な時点でロック部B22を作動させる必要はなくなる。塗布部60が退避位置に存在するかどうかの判断は、図4で説明したように、発光素子68Aと受光素子68Bとからなる位置検知センサ(位置検知手段)68により検知された結果に基づきCPU2000が行う。塗布部60が退避位置に存在すると判断すると、CPU2000がロック部B22を作動させ、前扉B1のロックを解除し、前扉B1の開く動作を許可する(S7)。一方、塗布部60が退避位置に存在しないと判断すると、前扉B1をロックしたままの状態で保持し、前扉B1の開く動作を禁止する。このように塗布部60が退避位置に存在しないと判断した場合に、前扉B1の開放禁止状態を保持する、または前扉B1が開放許可状態から開放禁止状態とする等、前扉B1の開く動作を禁止するようロック部22を制御すれば、ユーザーが製本装置B内にアクセスすることができないため、ユーザーが高温である塗布部60に触れることを防止することができ、安全を確保することができる。前扉B1の開く動作を禁止した状態であると、次の画像形成動作を実行できないため、塗布部60が退避位置に存在しないと判断すると、塗布部60を移動させるベルト(移動手段)67を作動させて塗布部60を退避位置へ移動させ(S5)、再度塗布部60が退避位置に存在するかどうか判断する(S6)。そして塗布部60が退避位置に存在すると判断すると、CPU2000がロック部B22を作動させ、前扉B1のロックを解除し、前扉B1の開く動作を許可する(S7)。このようにベルト67により塗布部60を退避位置へ移動させて前扉B1の開く動作を許可すれば、製本装置B内部が開放した状態では高温である塗布部60は退避しており、ユーザーが高温である塗布部60に触れることを防止することができ、安全を確保することができる。また塗布部60は退避位置にあるため、例えば表紙の紙詰まりの処置を塗布部60が邪魔することなく実行できるのである。
なお、本実施形態においては、ヒータ制御手段の機能も兼ねるCPU2000は、塗布部の接着剤を溶融させるための図示しないヒータのオン・オフを制御する。例えば、製本動作中に異常が発生した場合でも、前扉B1の開放がロック部B22により禁止されているか否かによらず、CPU2000がヒータをオン状態に保持するように制御するような構成の場合、塗布部60が待避位置以外に存在する場合に前扉B1の開放を禁止することによる効果が特に大きい。
図13を用いて本発明に係る画像形成システムの動作として、画像形成を開始した信号を画像形成装置Aから受けて、S2〜S7までの動作を製本装置B内だけで実行する構成を説明したが、S1〜S7までの動作の全て又は一部を画像形成装置AのCPU1000で実行する構成といても同様の効果を有する。また製本装置Bと画像形成装置Aが一体的となり、製本部と画像形成部を備えるような一つの画像形成装置の形態であっても同様の効果を有する。つまり、本発明は製本装置、画像形成システム、画像形成装置の各々の形態で実現できるのである。
画像形成システムの中央断面図である。 製本装置Bの正面断面図である。 用紙S1の束に接着剤を塗布する工程を示す説明図である。 塗布部60による接着剤63の塗布動作を示す説明図である。 表紙S2の接合工程を示す説明図である。 表紙S2の接合工程を示す説明図である。 本S3の側面図である。 表紙支持手段の上面図である。 接合後の表紙の処理を示す説明図である。 製本装置Bの上面図である。 前扉B1におけるロック部の説明図である。 画像形成システムにおける制御系のブロック図である。 本発明に係る画像形成システムのフローチャート図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
B1 前扉(開放扉)
B11 突起部
B12 規制穴
B21 製本装置外壁部
B22 ロック部
B23 規制棒
60 塗布部
62 塗布ローラ
63 接着剤
64 接着剤収容部
65 可動部材
66 接着剤容器
67 ベルト(移動手段)
68 位置検知センサ(位置検知手段)
68A 発光素子
68B 受光素子
1000、2000 CPU(制御部)
1001、2001 ROM
1002、2002 RAM
1004、2004 異常検知部

Claims (12)

  1. 少なくとも、複数枚の用紙を集積して用紙束を生成する集積部と、前記用紙束の背部に対し接着剤を塗布する塗布部と、接着剤が塗布された前記背部に表紙を接合する表紙接合部と、を有する製本装置であって、
    前記塗布部を内部に収納する筐体と、
    当該筐体の内部を開放する開放扉と、
    当該開放扉の開く動作を許可又は禁止するロック部と、
    前記背部に沿って前記塗布部を移動させる移動手段と、
    前記塗布部の退避位置に前記塗布部が存在するかどうかを検知する位置検知手段と、
    前記位置検知手段により前記塗布部が退避位置に存在しないと検知した場合、前記開放扉の開く動作を禁止するよう前記ロック部を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  2. 前記位置検知手段により前記塗布部が退避位置に存在しないと検知した場合、前記移動手段により前記塗布部を移動させ、前記位置検知手段により前記塗布部が退避位置に存在すると検知した後に、前記開放扉の開く動作を許可するよう前記制御部が前記ロック部を制御する請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記製本装置内で異常が発生した場合、前記位置検知手段による検知動作を実行する請求項1又は2に記載の何れかの製本装置。
  4. 前記塗布部は接着剤を収容する接着剤収容部を有する請求項1乃至3に記載の何れかの製本装置。
  5. 前記塗布部は接着剤を溶融させるヒータを有する請求項1乃至4に記載の何れかの製本装置。
  6. 前記ヒータのオン・オフを制御するヒータ制御手段を有し、前記ヒータ制御手段は、前記ロック部により開放扉の開く動作が許可されている場合にも、ヒータをオン状態に保持する請求項5に記載の製本装置。
  7. 少なくとも、複数枚の用紙を集積して用紙束を生成する集積部と、前記用紙束の背部に対し接着剤を塗布する塗布部と、接着剤が塗布された前記背部に表紙を接合する表紙接合部と、
    中紙に画像を形成する画像形成部と、
    を有する画像形成システムであって、
    前記塗布部を内部に収納する筐体と、
    前記筐体の内部を開放する開放扉と、
    当該開放扉の開く動作を許可又は禁止するロック部と、
    前記背部に沿って前記塗布部を移動させる移動手段と、
    前記塗布部の退避位置に前記塗布部が存在するかどうかを検知する位置検知手段と、
    前記位置検知手段により前記塗布部が退避位置に存在しないと検知した場合、前記開放扉の開く動作を禁止するよう前記ロック部を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  8. 前記位置検知手段により前記塗布部が退避位置に存在しないと検知した場合、前記移動手段により前記塗布部を移動させ、前記位置検知手段により前記塗布部が退避位置に存在すると検知した後に、前記開放扉の開く動作を許可するよう前記制御部が前記ロック部を制御する請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記画像形成システム内で異常が発生した場合、前記位置検知手段による検知動作を実行する請求項7又は8に記載の何れかの画像形成システム。
  10. 前記塗布部は接着剤を収容する接着剤収容部を有する請求項7乃至9に記載の何れかの画像形成システム。
  11. 前記塗布部は接着剤を溶融させるヒータを有する請求項7乃至10に記載の何れかの画像形成システム。
  12. 前記ヒータのオン・オフを制御するヒータ制御手段を有し、前記ヒータ制御手段は、前記ロック部により開放扉の開く動作が許可されている場合にも、ヒータをオン状態に保持することを請求項11に記載の画像形成システム。
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