JP2007190465A - 精米機用残留米排出装置、およびそれを用いた精米機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 精白機構2に添設した糠回収部4と、これに接続する吸引装置5との間に吸引切換室(a)を設け、送風口52に送風切換室(e)を設け、外気送風口(h)に、一端を精白機構2精米残留の要所に臨ませた外気送風管路72の他端を接続し、残留米排出操作時に、糠吸引口(c)を閉鎖し、外気吸引口(d)を開放し、それと同期して排気送風口(g)を閉鎖し、外気送風口(h)を開放させ、停止操作時に、糠吸引口(c)を開放し、外気吸引口(d)を閉鎖し、これと同期して排気送風口(g)を開放し、外気送風口(h)を閉鎖する精米機用残留米排出装置である。
【選択図】 図1
Description
現在、広く普及している業務用精米機に求められる性能は、低温精米によって食味の劣化を抑え、砕粒の発生が少なく、糠切れが良く、米に光沢のある仕上がりが得られ、高歩留且つ静音で、精米スピードに優れ、耐久性やメンテナンス性が高く経済的である等の様々な点を挙げられるが、近年における食の安全への関心の高まりや、正確な品質表示への強い要求、および様々なブランド米の多品種、少量精米処理による迅速、低価格な出荷等、日々複雑化する市場ニーズに的確に応えようとする米穀販売業界にあっては、産地、品種、年産等の異なる精米同士が精米機内に残存し、少量でも次工程の精米中に混入してしまうと、本来の食味とは異なる米を出荷することとなって消費者の信頼を失う虞があり、残留米の混入は、どうしても防がなければならないものとなっている。
そうした中にも、その打開策となるようなものとして、例えば特開2004−358428号公報「精米機」発明として提案されているもののように、投入部のホッパーに設けられたシャッターと、搗精ロールにより精白処理する搗精部の供給口との間に、供給口専用の送風機から延伸された供給口送風路の吹き出し口を接続し、シャッターの閉鎖動作に連動し給気口送風路に送風動作し、搗精部供給口から排出口に向けて送風可能としたものや、特開2004−337805号公報に開示された「精米装置及び精米方法」発明のように、精米機構内に送風する送風装置に加え、精米機構に連接した玄米供給路に通風可能な清掃用送風装置を設け、精米排出口と略密閉状に連通した搬送機の吸引力等とによって精米排出口の外側を負圧にする分離区画を形成し、精米機構内の米を排気と共に排出、可能としたもの、あるいは、特許第3618293号公報に記載の「精米機」発明のように、精白機構の除糠網下方に配された吸引室に吸引力を発生する吸引ファンと、その排気管から分岐された噴風管とからなる墳風式除去装置を有し、該噴風管の吐出端側を精白機構と、玄米貯留タンクの落とし込み口を開閉するためのシャッターとの間に接続したものとなし、糠除去用の吸引ファンを、残留米の除去用として兼用、可能としたもの等が散見される。
上述したとおり、従前までに提案のある「精米機」や「精米装置及び精米方法」等では、何れも残留米除去専用の送風装置を増設しなければならず、精米機の大型化、複雑化およびそれに伴う価格の高騰等が懸念されるものであり、また後者の「精米機」は、精白室から糠を吸引するために設けられた吸引ファンの排気を、精白室の玄米入口空間に供給するようにし、新たな送風装置を増設せずに残留米の排出を可能としているが、その構造上の理由から、吸引ファンからの糠や砕け米等を含んだ排気を精白室中に供給し、残留米を除去している工程中にも、同じ吸引ファンによる吸引力が同精白室内の除糠網に働き、糠や砕け米等と共に残留米を除糠網に吸着してしまう作用を発生し、効率的な残留米の排出を阻害してしまうという欠点を有しており、精白室から完全に残留米を除去するには、やはり必要に応じて精白機構を分解、確認し、掃除しなければならないという問題を残すものであった。
そこで、この発明は、残留米排出のための送風装置を増設することなく、しかも糠吸引排出用の吸引ファンによる残留米の吸着等と云った残留米除去の障害となり得る現象の一切を解消し、迅速且つ完全に残留米を除去可能とする新たな残留米排出技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の精米機用残留米排出装置、およびそれを用いた新規な構造の精米機を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の精米機用残留米排出装置は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、精白機構に添設された糠回収部と、これに接続される吸引装置の吸引口との間に、糠吸引口と外気吸引口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする吸引切換弁を有する吸引切換室を設ける一方、吸引装置の送風口に、排気送風口と外気送風口とを形成し、それら排気送風口と外気送風口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする送風切換弁を設けた送風切換室を設け、外気送風口には、一端を精白機構における精米残留要因となる要所に臨ませた外気噴出口に接続した外気送風管路の他端を接続した上、併設された排出操作機構の残留米排出操作部に残留米排出の開始操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を閉鎖し、外気吸引口を開放するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を閉鎖し、外気送風口を開放するよう送風切換弁を切り換えるよう動作し、残留米排出の停止操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を開放し、外気吸引口を閉鎖するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を開放し、外気送風口を閉鎖するよう送風切換弁を切り換えるよう連動、動作可能とした構成を要旨とする精米機用残留米排出装置である。
この発明は、上記精米機用残留米排出装置を用いた精米機を包含するものであって、その構成は基本的に次の通りである。
即ち、一端側上部に玄米用供給口およびその開閉シャッターを有し、これとは反対側となる他端側に精米用送出口を形成した搗精室を横設し、該搗精室の該精米送出口寄りとなる所定範囲に、除糠網を内装すると共に、該供給口下に玄米供給用の螺旋溝部を刻設した精白ロールを、搗精室外に配された回転駆動源によって回転駆動されるよう緩挿した精白機構を設け、該精白機構下方に吸引切換室の糠吸引口と外気吸引口との中の糠吸引口を通じて接続された吸引装置によって排出糠を吸引、回収可能とした糠取室を配して糠回収部を形成し、該吸引切換室には糠吸引口と外気吸引口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする吸引切換弁を設ける一方、該吸引装置送風口に、排気送風口と外気送風口とを形成し、それら排気送風口と外気送風口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする送風切換弁を設けた送風切換室を接続し、外気送風口には、一端を玄米用供給口下の精白ロール螺旋溝部、概略接線方向に向けて臨むよう開口させたメッシュ状外気噴出口に接続した外気送風管路の他端を接続した残留米排出装置を形成した上、適所に配された残留米排出操作部に残留米排出の開始操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を閉鎖し、外気吸引口を開放するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を閉鎖し、外気送風口を開放するよう送風切換弁を切り換えるよう動作し、残留米排出の停止操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を開放し、外気吸引口を閉鎖するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を開放し、外気送風口を閉鎖するよう送風切換弁を切り換えるよう連動、動作可能とした排出操作機構を設けものとしてなる、前記何れかに記載の残留米排出装置を用いてなるものとした構成を要旨とする精米機である。
精白機構は、ホッパーもしくはそれにかわる玄米供給源等から供給される玄米もしくは籾米等を搗精し、糠、籾等の不要成分を分離し、白米に加工処理可能とすると共に、それ添設された白度調節機構によって精米の精白度合いを適宜、自在に調節可能とする機能を果たすものであり、より具体的には、搗精室内に配された除糠網中に緩挿された精白ロールを有し、当該回転駆動する精白ロールと除糠網との間に玄米もしくは籾米を、連続的に供給し、その通過の過程に摩擦を加え、糠および籾を米から分離、除去して精白処理、可能とするものとしなければならず、後述する実施例に示すように、該精白ロールの玄米または籾米の供給側となる搗精室、基端側にホッパーの玄米用供給口ならびにそのシャッターを配設し、同搗精室他端側に精米の送出口を形成し、除糠網の下側には、排出される糠や籾等の排出物を吸引、回収可能とする糠回収部を配したものとすべきである。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
以上のとおりの構成からなるこの発明の精米機1は、図1中に示すように、ホッパー21に玄米を投入し、シャッター23を手動によって開放して玄米用供給口22を通じて搗精室25に玄米を、連続的に供給可能とすると共に、図示しない操作スイッチの操作によってモータ6を駆動させ、その回転力を、出力軸61の出力用ベルト車62,62、主軸ベルト64,64および出力用ベルト車63,63を介して精白ロール26に伝達し、螺旋溝部27が発生する移送力によって除糠網28側に向けて徐々に送り移動させなら、精白ロール26周りに次第に回転させ、同精白ロール26の軸方向に移動させる過程で、摩擦を与えて搗精し、最終的に送出口29を通じて本体11外に送出されることとなる。
以上のような構成からなる実施例の精米機1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、図1ないし図6中に示した、排出操作機構8を、残留米排出レバー81、切換シャフト82およびこれらに連動する吸引切換アーム83と送風切換アーム84とから形成し、該吸引切換アーム83によってスライド操作を受ける吸引切換板(b)と、送風切換アーム84によってスライド操作される送風切換板(f)とを組み合わせたものとしたことから、残留米排出レバー81を操作すると、電力、電磁力、あるいは油圧、エア圧等の駆動力を一切必要とせずに、吸引切換室(a)および送風切換室(e)内の給排気方向を瞬時に切換可能とすることができ、しかも比較的簡素な機構を採用しながら、ブロア5の増設を不要とし、本体11内部構造の複雑化と大型化とを回避して従来型と略同等の寸法、重量に留めることができるという秀れた効果を発揮できる。
叙述の如く、この発明の精米機用残留米排出装置、およびそれを用いた精米機は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの精米機に比較して吸引装置の増設が不要であり、精米処理と残留米排出処理との切換操作も、手動によって簡便且つ瞬時に行うことが可能となり、本体を軽量且つ低廉化して遥かに経済的なものとすることができる上、本体内部を衛生的に維持することができ、分解、清掃の頻度を大幅に削減し、残留米排出の作業性を大幅に改善し得るものとなることから、市場の様々なニーズに応じて迅速な多品種、少量生産、および確かな食の安全性を強く求められるようになった米穀販売業界やコイン精米機オーナーは固より、農家や精米直後の米が美味しいことを知る一般家庭等、自ら精米機を利用しようとする人々からも高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
11 同 本体
2 精白機構
21 同 ホッパー
22 同 玄米用供給口
23 同 シャッター
24 同 ロール取付けボディ
25 同 搗精室
26 同 精白ロール
26a 同 軸端(精白ロール)
27 同 螺旋溝部
28 同 除糠網
29 同 精米用送出口
3 白度調節機構
31 同 抵抗ハンドル
32 同 抵抗板
33 同 圧縮コイルバネ(押圧力源)
4 糠回収部
41 同 糠取室
42 同 吸引ホース
43 同 糠送風ホース
5 ブロア(吸引装置)
51 同 ブロア吸引口
52 同 ブロア送風口
6 モータ(回転駆動源)
61 同 出力軸
62 同 出力用ベルト車
63 同 主軸従動用ベルト車
64 同 主軸ベルト
65 同 ブロア駆動用ベルト車
66 同 ブロア軸従動用ベルト車
67 同 ブロアベルト
7 残留米排出装置
71 同 メッシュ状外気噴出口
72 同 外気送風ホース(外気送風管路)
8 排出操作機構
81 同 残留米排出レバー(残留米排出操作部)
82 同 切換シャフト
83 同 吸引切換アーム
84 同 送風切換アーム
(a) 吸引切換室
(b) 同 吸引切換板(吸引切換弁)
(c) 同 糠吸引口
(d) 同 外気吸引口
(e) 送風切換室
(f) 同 送風切換板(送風切換弁)
(g) 同 排気送風口
(h) 同 外気送風口
Claims (5)
- 精白機構に添設された糠回収部と、これに接続される吸引装置の吸引口との間に、糠吸引口と外気吸引口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする吸引切換弁を有する吸引切換室を設ける一方、吸引装置の送風口に、排気送風口と外気送風口とを形成し、それら排気送風口と外気送風口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする送風切換弁を設けた送風切換室を設け、外気送風口には、一端を精白機構における精米残留要因となる要所に臨ませた外気噴出口に接続した外気送風管路の他端を接続した上、併設された排出操作機構の残留米排出操作部に残留米排出の開始操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を閉鎖し、外気吸引口を開放するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を閉鎖し、外気送風口を開放するよう送風切換弁を切り換えるよう動作し、残留米排出の停止操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を開放し、外気吸引口を閉鎖するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を開放し、外気送風口を閉鎖するよう送風切換弁を切り換えるよう連動、動作可能としてなるものとしたことを特徴とする精米機用残留米排出装置。
- 精白機構に添設された糠回収部と、これに接続される吸引装置の吸引口との間に、糠吸引口と外気吸引口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする吸引切換弁を有する吸引切換室を設ける一方、吸引装置の送風口に、排気送風口と外気送風口とを形成し、それら排気送風口と外気送風口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする送風切換弁を設けた送風切換室を設け、外気送風口には、一端を精白機構における精米残留要因となる要所に臨ませた外気噴出口に接続した外気送風管路の他端を接続した上、併設された排出操作機構の残留米排出操作部に残留米排出の開始操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を閉鎖し、外気吸引口を開放するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を閉鎖し、外気送風口を開放するよう送風切換弁を切り換えるよう動作し、糠吸引用に用いられていた吸引装置に外気を取り込み可能とし、吸引装置に取り込まれた外気を、外気噴出口を通じて精白機構の精米残留要因となる要所に噴射可能とし、残留米排出の停止操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を開放し、外気吸引口を閉鎖するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を開放し、外気送風口を閉鎖するよう送風切換弁を切り換え、吸引装置の吸引力を糠回収用とし、その排気を外部に放出可能とするよう瞬時に連動、動作可能としてなるものとしたことを特徴とする精米機用残留米排出装置。
- 一端側上部に玄米用供給口およびその開閉シャッターを有し、これとは反対側となる他端側に精米用送出口を形成した搗精室を横設し、該搗精室の該精米送出口寄りとなる所定範囲に、筒型の除糠網を内装すると共に、該供給口下に玄米供給用の螺旋溝部を刻設した精白ロールを、搗精室外に配された回転駆動源によって回転駆動されるよう緩挿してなる精白機構の下方に、吸引切換室の糠吸引口と外気吸引口との中の糠吸引口を通じて接続された吸引装置によって排出糠を吸引、回収可能とした糠取室を配して形成した糠回収部と、これに接続される吸引装置の吸引口との間に、糠吸引口と外気吸引口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする吸引切換弁を有する吸引切換室を設ける一方、吸引装置の送風口に、排気送風口と外気送風口とを形成し、それら排気送風口と外気送風口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする送風切換弁を設けた送風切換室を設け、外気送風口には、一端を玄米用供給口下の精白ロール螺旋溝部、概略接線方向に向けて臨むよう開口させたメッシュ状外気噴出口に接続した外気送風管路の他端を接続した上、併設された排出操作機構の残留米排出操作部に残留米排出の開始操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を閉鎖し、外気吸引口を開放するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を閉鎖し、外気送風口を開放するよう送風切換弁を切り換えるよう動作し、残留米排出の停止操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を開放し、外気吸引口を閉鎖するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を開放し、外気送風口を閉鎖するよう送風切換弁を切り換えるよう連動、動作可能としてなるものとしたことを特徴とする精米機用残留米排出装置。
- 一端側上部に玄米用供給口およびその開閉シャッターを有し、これとは反対側となる他端側に精米用送出口を形成した搗精室を横設し、該搗精室の該精米送出口寄りとなる所定範囲に、除糠網を内装すると共に、該供給口下に玄米供給用の螺旋溝部を刻設した精白ロールを、搗精室外に配された回転駆動源によって回転駆動されるよう緩挿した精白機構を設け、該精白機構下方に吸引切換室の糠吸引口と外気吸引口との中の糠吸引口を通じて接続された吸引装置によって排出糠を吸引、回収可能とした糠取室を配して糠回収部を形成し、該吸引切換室には糠吸引口と外気吸引口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする吸引切換弁を設ける一方、該吸引装置送風口に、排気送風口と外気送風口とを形成し、それら排気送風口と外気送風口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする送風切換弁を設けた送風切換室を接続し、外気送風口には、一端を玄米用供給口下の精白ロール螺旋溝部、概略接線方向に向けて臨むよう開口させたメッシュ状外気噴出口に接続した外気送風管路の他端を接続した残留米排出装置を形成した上、適所に配された残留米排出操作部に残留米排出の開始操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を閉鎖し、外気吸引口を開放するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を閉鎖し、外気送風口を開放するよう送風切換弁を切り換えるよう動作し、残留米排出の停止操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を開放し、外気吸引口を閉鎖するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を開放し、外気送風口を閉鎖するよう送風切換弁を切り換えるよう連動、動作可能とした排出操作機構を設けてなるものとしたことを特徴とする精米機。
- 一端側上部に玄米用ホッパーの供給口およびその開閉シャッターを有した搗精室を横設し、該搗精室の該精米送出口寄りとなる所定範囲に、筒型の除糠網を内装すると共に、該供給口下に玄米供給用の螺旋溝部を刻設した精白ロールを、搗精室外に配された回転駆動源によって回転駆動されるよう緩挿した精白機構を設け、その精米送出口に抵抗ハンドルおよび抵抗板を有する白度調節機構を配し、該精白機構下方に吸引切換室の糠吸引口と外気吸引口との中の糠吸引口を通じて接続され、前記精白ロールと回転駆動源を共有する吸引装置によって排出糠を吸引、回収可能とした糠取室を配して糠回収部を形成し、該吸引切換室には糠吸引口と外気吸引口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする吸引切換弁を設ける一方、該吸引装置送風口に、排気送風口と外気送風口とを形成し、それら排気送風口と外気送風口とを選択的且つ交互に開放、閉鎖可能とする送風切換弁を設けた送風切換室を接続し、外気送風口には、一端を玄米用供給口下の精白ロール螺旋溝部、概略接線方向、精米用送出口側に向けて臨むよう開口させたメッシュ状外気噴出口に接続した外気送風管路の他端を接続した残留米排出装置を形成した上、適所に配された残留米排出レバーに残留米排出の開始操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を閉鎖し、外気吸引口を開放するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を閉鎖し、外気送風口を開放するよう送風切換弁を切り換えるよう動作し、残留米排出の停止操作を受けた場合に、吸引切換室糠吸引口を開放し、外気吸引口を閉鎖するよう吸引切換弁を切り換えるのと同期して、送風切換室排気送風口を開放し、外気送風口を閉鎖するよう送風切換弁を切り換えるよう瞬時に連動、動作可能とした切換シャフト、および吸引切換弁に接続された吸引切換アーム、ならびに送風切換弁に接続された送風切換アームからなる排出操作機構を設けてなるものとしたことを特徴とする精米機。
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