JP5613724B2 - 精米機およびその制御方法 - Google Patents

精米機およびその制御方法

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Description

この発明は、玄米を搗精加工する精米技術に関連するものであり、特に、搗精加工した精米の全てを送出し、内部に残留する精米をなくすことができる精米機を製造、提供する分野は勿論のこと、その輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
一般的な摩擦圧力式精米機は、その本体上部に配した玄米供給部から、本体外に露出する抵抗部および米送出口に掛けて、回転駆動源にて回転駆動可能とした螺旋軸を玄米移送路に内装してなる玄米移送部、および、同螺旋軸に同心上に一体化して回転駆動可能な搗精ロールを、当該玄米移送部玄米移送路に接続した筒状の除糠網内に貫通してなる搗精部を順次配列、内蔵した上、該搗精部下には、糠吸引ファンの吸引ホースを有する除糠部を配し、玄米供給部より投入した玄米を、玄米移送部螺旋軸の回転によって搗精部除糠網と回転駆動する搗精ロールとの間に徐々に供給し、抵抗部の圧迫調節機能にて玄米の搗精部内停滞状態を調節、規制するようにして精白度を調節可能なものとし、所望の精白状態とした精米が、米送出口より送出されるようにしたものとなっているが、こうした従前までの精米機は、玄米移送路内に供給された玄米の全てを搗精部に移送し終えて、玄米移送部螺旋軸と搗精部搗精ロールとを停止し、米送出口からの精米送出が停止して当該精米機の搗精加工を終了した後に、搗精部内に精白途上の玄米や、精白を略完了した精米などが残留したままとなり、次回の搗精加工で玄米供給部から玄米移送部に供給する玄米と混合してしまうこととなってしまい、こうした残留米の混合を防止するには、次回の搗精加工の初期に送出される精米を手作業にて除去し、残留米を排除するか、または、次回の搗精加工を開始する前段階にて、玄米移送部および搗精部を分解・掃除して残留米の全てを排除・清掃した上、組み立ててから新たな玄米を玄米供給部に投入するようにして、残留米の混入を防止するようにしなければならず、残留米を受忍するか、然もなければ前述のように多大な労力を払って残留米を清掃・除去または分解・清掃しなければならないという致命的な欠点があった。
(従来の技術)
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案もこれまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、搗精部に設けた糠取り室に接続し、搗精部除糠網を透して糠を吸引可能とした糠吸引ファンの排気口を、玄米供給部玄米供給路に接続し、搗精部の上流がわから下流がわに向けて噴風を吹き込み、残留米を排出するようにしてなるものや、同特許文献1(2)および1(3)に見られるような、糠吸引ファンとは別の駆動源およびそれによって回転駆動可能な圧風ファンを設け、該圧風ファンの圧風ホースを玄米供給部玄米供給路に接続して搗精部に送風して残留米を排出するようにしたもの、同特許文献1(4)のように、玄米供給部玄米供給路の側壁に、玄米移送部玄米移送路の下半部分へ向けて吹掃する清掃用噴射孔を穿設し、該噴射孔に噴射管を介して少量の噴風を送給する小型ファンを接続し、搗精部内に噴風を吹き込み、残留米を排出可能としてなるものなどが散見される。
しかし、前者特許文献1(1)に示されているような精米機は、糠吸引ファンを残留米排出用に兼用するものであり、こうしたシンプルな構造は、特に小型の精米機で少量の残留米を排出するのに有効なものであるが、多量の残留米を一気に排出しなければならない大型の精米機に採用すると、全ての残留米を排出するのが難しいという欠点を生じてしまう虞があり、また、後者特許文献1(2)ないし1(4)に代表する精米機のように、糠吸引ファンとは別に、残留米排出専用となる圧風ファンを追加してなるものなどは、小型化や省スペース化を目的として小型の圧風ファンを追加した場合には、特に、風圧不足によって残留米が生じてしまう虞があり、これを避けるために圧風ファンを大型化すると、それに起因して精米機も大型化してしまうばかりでなく、圧風ファンを起動するために電力消費量を増大してしまい、省エネルギーや騒音防止などの観点から改善を要するものとなってしまう虞があった。
(1)特開2002−143701号公報 (2)特開2004−358428号公報 (3)特開2005−199168号公報 (4)特開2008−155176号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある各種精米機などは、何れも糠吸引ファンの排気を利用して残留米を吹き飛ばすようにしてなるものは、大型の精米機に採用すると残留米が排出されない虞があり、また、大型の精米機用として最適な大型の圧風ファンを装着すると、精米機それ自体の大型化、消費電力の増大、騒音や振動の増加などの新たな弊害を生じてしまうものであり、さらに、大型の精米機において、圧風ファンからの強い噴風を搗精部内に吹き込むと、搗精部の中心寄りとなる搗精ロール内には強く吹き付けるが、搗精部の外周付近である除糠網内周壁付近には、強い噴風が到達せず、やはり残留米を生じてしまう虞があるという致命的な欠点が残るものであり、精米機の大型化に伴い、小型の精米機では、支障無く残留米を排出できた構造のものも、そのまま大型化しただけでは充分な効果を得ることができないという、新たな課題が判明し、この問題を逸早く解決し、大型精米機を肥大化させず、できるだけコンパクト化すると共に、消費電力の削減と騒音や振動の低減とを可能とする新たな精米機を開発すべきものと痛感するに至ったものである。
(発明の目的)
そこで、この発明は、大型精米機を肥大化させることなく、できるだけ高密度化してコンパクト化可能とすると共に、省エネルギーと静粛性の向上とを達成可能とする新たな精米機技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の精米機およびその新規な制御方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の精米機は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、精米機本体上部に配した玄米ホッパーから垂下した玄米供給路に開閉シャッターを設けて玄米供給部とし、該玄米供給部玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所には、その送気ホース口径を、当該玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースにて、送風口径を、同玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものとした残留米排出ファンを接続すると共に、当該玄米供給部玄米供給路下端から、精米機本体外に露出する抵抗部および米送出口に掛けて、適宜駆動源にて駆動可能な玄米移送機構からなる玄米移送部、および、適宜駆動源にて駆動可能な搗精機構からなる搗精部を順次配列、内蔵した上、該搗精部下には、糠吸引ファンの吸引ホースを有する除糠部を配し、当該玄米移送部基部付近には、玄米移送部および搗精部に向けて圧風を供給可能とするよう圧風ファンの圧風ホースを接続してなるものとした構成を要旨とする精米機である。
この基本的な構成からなる精米機は、その表現を変えて示すならば、精米機本体上部に配した玄米ホッパーから垂下した玄米供給路に開閉シャッターを設けて玄米供給部とし、該玄米供給部玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所には、その送気ホース口径を、当該玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースにて、送風口径を、同玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものとした残留米排出ファンを接続すると共に、当該玄米供給部玄米供給路下端から、精米機本体外に露出する抵抗部および米送出口に掛けて、適宜駆動源にて駆動可能な玄米移送機構からなる玄米移送部、および、適宜駆動源にて駆動可能な搗精機構からなる搗精部を順次配列、内蔵した上、該搗精部下には、糠吸引ファンの吸引ホースを有する除糠部を配し、当該玄米移送部基部付近には、玄米移送部および搗精部に向けて圧風を供給可能とするよう圧風ファンの圧風ホースを接続し、玄米供給路の開閉シャッターを閉じた状態にて、残留米排出ファンから玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて排出風を供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出可能としてなるものとした構成からなる精米機となる。
より具体的には、筐体状精米機本体上部に配した玄米ホッパーから、同本体内に垂下した玄米供給路に開閉シャッターを設けて玄米供給部とし、該玄米供給部玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所には、その送気ホース口径を、当該玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースにて、送風口径を、同玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものとした残留米排出ファンを接続すると共に、当該玄米供給部玄米供給路下端から、精米機本体外に露出する抵抗部および米送出口に掛けて、適宜駆動源にて回転駆動可能とした螺旋軸を玄米移送路に内装して玄米移送機構とした玄米移送部、および、該玄米移送部螺旋軸と同心上一体的に回転駆動可能とした搗精ロールを筒状の除糠網内に貫通して搗精機構とした搗精部を順次水平軸心上に配列、内蔵した上、該搗精部除糠網下には、天面開口有底容器状であって底部に、糠吸引ファンの吸引ホースを接続した糠取り室を配して除糠部となし、当該玄米移送部基部付近には、玄米移送部および搗精部に向けて圧風を供給可能とするよう圧風ファンの圧風ホースを接続してなるものとした構成からなる精米機となる。
さらに具体的なものとして示すと、筐体状精米機本体上部に配した玄米ホッパーから、同本体内に垂下した玄米供給路に開閉シャッターを設けて玄米供給部とし、該玄米供給部玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所には、その送気ホース口径を、当該玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースにて、送風口径を、同玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものとした残留米排出ファンを接続すると共に、当該玄米供給部玄米供給路下端から、精米機本体外に露出する抵抗部および米送出口に掛けて、適宜駆動源にて回転駆動可能とした螺旋軸を玄米移送路に内装して玄米移送機構とした玄米移送部、および、該玄米移送部螺旋軸と同心上一体的に回転駆動可能とした搗精ロールを筒状の除糠網内に貫通して搗精機構とした搗精部を順次水平軸心上に配列、内蔵した上、該搗精部除糠網下には、天面開口有底容器状であって底部に、糠吸引ファンの吸引ホースを接続した糠取り室を配して除糠部となし、当該玄米移送部基部付近には、玄米移送部および搗精部に向けて圧風を供給可能とするよう、該糠吸引ファンと同軸上に配し、共通の駆動源にて駆動可能とした圧風ファンの圧風ホースを接続してなるものとした構成からなる精米機となる。
(関連する発明)
上記した精米機に関連し、この発明には、その制御方法も包含している。
即ち、搗精部が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、運転者による任意操作か、または、自動制御かの何れか一方にて残留米排出ファンを起動し、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて排出風を供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するようにした、この発明の基本をなす前記精米機の制御方法である。
この制御方法を、表現を変えて示すと、搗精部が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、運転者による任意操作か、または、自動制御かの何れか一方にて、玄米供給路開閉シャッターを閉鎖し、抵抗部を開放すると共に、糠吸引ファンを起動継続状態としたまま、残留米排出ファンを起動し、糠取り室内に糠を回収すると共に、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて排出風を供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するようにした、この発明の基本をなす前記精米機の制御方法となる。
この制御方法を、より具体的に示すと、搗精部が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、運転者による任意操作か、または、自動制御かの何れか一方にて、玄米供給路開閉シャッターを閉鎖し、抵抗部を開放すると共に、糠吸引ファンおよび圧風ファンの起動継続状態を維持したまま、残留米排出ファンを起動し、糠取り室内に糠を回収すると共に、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて圧風ファンからの圧風および残留米排出ファンからの排出風を合流状に供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するようにした、この発明の基本をなす前記精米機の制御方法となる。
以上のとおり、この発明の精米機によれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、玄米ホッパーから垂下した玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所に接続した残留米排出ファンが、精米処理後の玄米移送部および搗精部内に残る残留米を、米送出口より強制的に送出可能とし、残留米の発生を確実に防止できるものになる上、糠吸引ファンおよび圧風ファンと共同して円滑且つ効率的に残留米を排出することが可能となり、さらに、該開閉シャッターを閉鎖して残留米排出ファンを起動するようにすれば、玄米移送部および搗精部内に加わる風圧を大幅に高め、残留米の発生を悉く解消できるという秀れた特徴が得られるものである。
加えて、残留米排出ファンの送気ホースは、整流ボックスを経由して供給ホースに接続し、該供給ホースを玄米供給路の中途適所に接続してなるものとすることにより、残留米排出ファンを小型化し、所望の高出力を得るために高回転型のものとした場合にも、
該整流ボックスが、排出風の風速を減衰すると共に、供給風量および風圧を高め、玄米移送部および搗精部内の隅々まで行き渡るよう、残留米排出に適した特性の低速且つ高圧の排出風を充分量到達させて、より確実に残留米を排出可能な性能を確保できるものとなる上、当該残留米排出ファン、および、それを駆動する駆動源を独立して設けたから、残留米排出ファン用の駆動力伝達機構や、玄米移送部および搗精部用駆動源の大型化などを不要とし、精米機本体の小型化・軽量化および静粛化を一段と進めることができるという効果を発揮するものとなる。
さらに、残留米排出ファンが、その送気ホース口径を玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースの送風口径を、玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものは、残留米排出ファンからの風速を減衰し、玄米供給路に供給する風量および風圧を、さらに高める効果を得ることができ、残留米排出ファンの排出風供給性能を格段に高めたものとすることができ、一層残留米排出ファンの小型化・軽量化および静粛化を達成可能なものとなる。
この発明の精米機の制御方法によれば、搗精動作の終了に伴い、最も効率的なタイミングにて残留米排出ファンを起動し、短時間の起動によって残留米の発生を確実に防止することができるようになり、消費電力の削減による省エネルギー化、および、残留米排出ファンの長寿命化を達成し、より経済的な利用を実現化することができる。
加えて、搗精動作の終了に伴い、玄米供給路開閉シャッターを閉鎖し、抵抗部を開放すると共に、糠吸引ファンを起動継続状態としたまま、残留米排出ファンを起動するようにすることにより、残留米排出ファンからの排出風が、玄米ホッパーがわに逆流してしまうのを確実に阻止し、米送出口の抵抗部による放出抵抗を最小の状態に保持して残留米の送出を格段に円滑に行えるようにすることができる。
さらに、玄米供給路開閉シャッターを閉鎖し、抵抗部を開放すると共に、糠吸引ファンおよび圧風ファンの起動継続状態を維持したまま、残留米排出ファンを起動し、糠取り室内に糠を回収すると共に、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて圧風ファンからの圧風および残留米排出ファンからの排出風を合流状に供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するように制御することにより、3基のファン全てを動員し、残留米の送出に協働するものとして、より確実且つ迅速に残留米を放出可能なものとすることができるという大きな効果を奏することになる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
精米機本体は、精米機の主要構成部品を収容して一体化すると共に、外部からの異物などの進入や接触などを阻止し、内部を衛生的な環境に保持可能とする上、内部で発生する糠などの塵埃や騒音などを外部に漏出するのを防止する機能を担い、例えば、後述する実施例に示すように、金属製や合成樹脂製などのパネル状外装部品を組み合わせてなるボックス型のものとすべきであり、各部駆動源およびそれに従動する各部品類などを充分な支持強度にて支持可能なフレームに、金属製や合成樹脂製などのパネル状部品などを組み合わせてなるものとするのが望ましく、各主要パーツ群を個別のボックス内に収容したユニット部品同士を組み合わせてなるものなどとすることが可能である。
玄米ホッパーは、所定量の玄米を一時的に収容可能であって、重力を利用して下位に配した玄米移送部に、必要量の玄米を連続的且つ落下状に供給可能とする機能を担い、精米機の運転者が、玄米移送部への玄米供給を自由に停止および開始可能な操作部を備えたものとすべきであり、一度の精米加工で投入する玄米量を収容するに充分な容積を有するものとすべきであり、例えば、後述する実施例に示すように、精米機本体の天面に開口する漏斗形状のものとし、その下端に玄米移送部に接続する玄米供給路を垂設すると共に、該玄米供給路の適所に、外部から操作可能な開閉シャッターや、それに代わる開閉弁などを設けてなるものとしたり、それら何れかの開度を利用者が任意に調節可能としたものを設けたりすることができ、必要に応じて天面開閉蓋を設けたものとすることが可能である。
玄米移送部は、玄米ホッパーから供給される玄米の適量ずつを、搗精部に向けて順次、連続的に供給可能とする機能を担い、後述する実施例に示すように、略水平姿勢に支持した玄米移送路内に、螺旋軸を同心上に配してなり、適宜駆動源から適宜回転数の回転駆出力を受けた螺旋軸が、玄米移送路内の玄米を搗精部に向けて圧送可能とするものとするのが望ましく、該螺旋軸は、螺旋形ブレードの回転力を円筒状玄米移送路内の玄米に伝達して、搗精部に強制的に搬送可能とする機能を担うものであり、適宜駆動源からの回転駆動力を受けて回転する螺旋状ブレードのみからなるものとすることができる外、適宜駆動源からの回転駆動力を受けて回転する軸の外周壁に、螺旋状ブレードを突出してなるものとした玄米移送機構とすることが可能であり、駆動源かそれに付属する変速機構や駆動力伝達機構などの何れかの一時的逆転操作により、螺旋軸を逆転させて玄米や糠などの詰まりや、搗精部の作動不良などを予防、または、回復可能なものとすることができる。
搗精部は、玄米移送部より連続的に供給される玄米に順次精白加工を加え、搗精を完了した白米から米送出口に放出可能とする機能を担い、適宜駆動源にて駆動可能な搗精機構からなるものとしなければならず、精白度を希望に応じて任意かつ随時に調節可能なものとすべきであり、後述する実施例に示すように、適宜駆動源にて駆動可能な搗精ロールを筒状の除糠網内に貫通し、回転する搗精ロールと該固定状の除糠網との間にて玄米を搗精加工可能とする搗精機構からなるものとするのが望ましく、さらに、構造の簡素化と小型化などの改良を考慮するならば、該搗精ロールを玄米移送部螺旋軸と同心上に一体化し、同一の駆動源にて一体的に回転駆動可能なものとするのが良い。
抵抗部は、搗精部にて加工される精米の精白度を、運転者の入力操作に応じて自由に任意調節可能とする機能を担い、より具体的には、搗精部から米送出口に向けて送出されようとする精米に、任意に調節した抵抗力を加え、送出時期を遅延し、且つ、その遅延状態を調節し、精白度を調節可能とする機能を担うものであり、例えば、後述する実施例に示すように、搗精部搗精ロールの軸端に向け、同心上に進退移動自在な抵抗板と、該抵抗板の進退調節、および任意進退位置への仮固定を可能とする抵抗調節機構とからなるものとすることができる。
除糠部は、搗精部が精白加工の過程にて発生する糠を、精米から分離して回収すると共に、外部に漏出しないよう収容・保持可能とする機能を担い、送風や吸引などの風を利用して強制的に分離・回収するものとしなければならず、例えば、後述する実施例に示すように、天面を精米機本体に開口した有底容器状であって、その底部に糠吸引ファンの吸引ホースを接続した糠取り室を、搗精部除糠網下に配してなるものとするのが良い。
糠吸引ファンは、搗精部で発生した糠を速やかに吸引・除去すると共に、外部に漏出しないよう除糠部糠取り室に回収可能とする機能を担い、充分な吸引力と外部に漏出しないよう高い気密性とを持って糠取り室に接続したものとしなければならず、該糠吸引ファンの駆動源は、独立して設けたものとすることができる外、後述する実施例に示すように、玄米移送部および/または搗精部を駆動する駆動源を兼用したものとすることができ、さらに、圧風ファンの回転軸を共有のものとし、玄米移送部および/または搗精部を駆動する駆動源を、圧風ファンと共に兼用してなるものとすることができる。
圧風ファンは、玄米移送部および搗精部の玄米移送の上流がわから下流がわに向けて圧風を供給し、玄米の移送を円滑化するよう補助すると共に、玄米移送部および搗精部に糠や米の破砕片などといった異物が残存して目詰まりなどを生じないようにする機能を担い、後述する実施例に示すように、玄米移送部螺旋軸の基端がわから玄米移送路内に圧風を吹き込むものとすべきであり、その駆動源は、玄米移送部および/または搗精部を駆動する駆動源を兼用したものとすることができ、さらに、糠吸引ファンの回転軸を共有するものとし、玄米移送部および/または搗精部を駆動する駆動源を、糠吸引ファンと共に兼用してなるものとすることができる。
残留米排出ファンは、玄米移送部へ玄米を供給する玄米供給路の中途適所から、排出風を供給して搗精部内の残留米を米送出口から強制的に排出可能とする機能を担い、玄米供給部玄米ホッパーから垂下した玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所に接続してなり、糠吸引ファンや圧風ファンなどのそれ以外のファンからは独立した駆動源および/または駆動機構などを有し、独立して回転駆動可能なものとすべきであり、後述する実施例に示すように、当該残留米排出ファンから延伸した送気ホースに整流ボックスを接続し、該整流ボックスから導出した供給ホースを玄米供給路に交叉するよう接続してなるものとするのが望ましく、その駆動源は、独立して設けたものとすることができる外、米移送部および/または搗精部を駆動する駆動源や、糠吸引ファンや圧風ファンを駆動する駆動源などを、変速機構などを介して兼用するものなどとすることが可能である。
整流ボックスは、残留米排出ファンが発生する高速風を、それよりも低速の排出風に変換可能とし、残留米排出ファンを小型化・高速回転化した場合にも、玄米供給路に充分な排出風を供給可能なものとする機能を担い、残留米排出ファンの送風口径よりも大きな内径寸法とした容積を確保したものとしなければならず、残留米排出ファンからの送風流入方向と、玄米供給路への送風流出方向とを同心上配置、または交叉状配置とせず、双方の中心を互いにオフセット配置としたり、または、平行状の配置としたりするなどして、風速を効果的に低下させ、均質且つ高圧の排出風を発生可能なものとすべきであり、箱型状、球形状、円筒状、錐状、その他の多角立体形状や流線形容器状など様々な形状のものとすることが可能であり、さらに、内部に仕切り板や緩衝壁、整流翼、誘導翼などを設けたものとすることができ、残留米排出ファンの小型・軽量化、および、省エネルギー化などを考慮すると、後述する実施例に示すように、その送気ホース口径を玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースにて、送風口径を玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものとするのが望ましい。
この発明の精米機の制御方法は、搗精動作を終了する際の適宜タイミングにて残留米排出ファンを起動させ、玄米移送部および搗精部内から残留米を残さず排出可能とする制御技術であり、搗精部が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、運転者による任意操作か、または、自動制御かの何れか一方にて残留米排出ファンを起動し、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて排出風を供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するようにしてなるものとしなければならない。
表現を変えて示すと、搗精部が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、運転者による任意操作か、または、自動制御かの何れか一方にて、玄米供給路開閉シャッターを閉鎖し、抵抗部を開放すると共に、糠吸引ファンを起動継続状態としたまま、残留米排出ファンを起動し、糠取り室内に糠を回収すると共に、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて排出風を供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するようにしてなるものとするのが望ましく、より具体的に示すならば、搗精部が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、運転者による任意操作か、または、自動制御かの何れか一方にて、玄米供給路開閉シャッターを閉鎖し、抵抗部を開放すると共に、糠吸引ファンおよび圧風ファンの起動継続状態を維持したまま、残留米排出ファンを起動し、糠取り室内に糠を回収すると共に、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて圧風ファンからの圧風および残留米排出ファンからの排出風を合流状に供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するようにしてなるものとすることができ、さらにまた、それら残留米排出ファン起動中の適宜タイミングか、または、残留米排出ファン起動中に亘ってかの何れかのタイミングにて、玄米移送部および搗精部を正転および/または逆転など駆動制御するようにしてなるものとすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図面は、この発明の精米機およびその制御方法の技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
断面化した精米機を示す側面図である。 断面化した精米機の要部を示す側面図である。 断面化した精米機を示す正面図である。
図1ないし図3に示す事例は、精米機本体1上部の玄米ホッパー20に玄米供給路21を設けて玄米供給部2とし、該玄米供給路21の中途適所に、残留米排出ファン9を接続すると共に、当該玄米供給路21から米送出口52に掛けて、玄米移送機構3からなる玄米移送部3、および、搗精機構4からなる搗精部4を順次配列、内蔵した上、該搗精部4下に、糠吸引ファン7の吸引ホース70を有する除糠部71を配し、当該玄米移送部3基部付近には、玄米移送部3および搗精部4に向けて圧風を供給可能とするよう圧風ファン6の圧風ホース60を接続してなるものとした、この発明の精米機における代表的な一実施例を示すものである。
それら各図からも明確に把握できるとおり、この発明の精米機1は、金属板製の筐体状とした精米機本体10の上部に、概略転倒四角錐形状に上向き開口した玄米ホッパー20を設け、該玄米ホッパー20の中央下端から、同本体10内下方に向けて筒状の玄米供給路21を垂下すると共に、同玄米供給路21の中途適所に開閉シャッター22を設け、該開閉シャッター22開閉操作用となる開閉操作杆23を精米機本体10外まで水平に延伸して、それら玄米ホッパー20、玄米供給路21および開閉シャッター22が玄米供給部2をなすものとし、該玄米供給部2玄米供給路21の開閉シャッター22よりも下がわとなる中途適所には、残留米排出ファン9の送気ホース90を、充分な容積を確保した矩形状の整流ボックス91に接続し、同整流ボックス91から該送気ホース90に平行状配置にて隣接するよう導出した供給ホース92の先端を接続し、該残留米排出ファン9の駆動源は、図示しない独立して駆動可能な電動モーターとしてある。
当該玄米供給部2玄米供給路21下端から、精米機本体10外に露出する抵抗部5および米送出口52に至る範囲には、同精米機本体10内の下部に収容した駆動源である電動モーター8、およびそのモーター8出力軸に接続したプーリー81,81,……およびベルト82,82からなる伝達機構80にて回転駆動可能とするよう、ベアリング83,83を用いて回転自在に支持した螺旋軸31を、精米機本体10内に固定配置した玄米移送路30内に、同心上に装入して玄米移送機構3とし、それら螺旋軸31および玄米移送路30からなる玄米移送機構3が玄米移送部3となり、該玄米移送部3螺旋軸31と同心上一体的に回転駆動可能とした搗精ロール40を筒状の除糠網41内に貫通して搗精機構4とした搗精部4を順次水平軸心上に配列、内蔵した上、該搗精部4除糠網41下には、天面開口有底容器状であって底部に糠吸引ファン7の吸引ホース70を接続した糠取り室72を配して除糠部71とし、当該玄米移送部3基部付近には、玄米移送部3および搗精部4に向けて圧風を供給可能とするよう、該糠吸引ファン7と同軸上に配し、共通の駆動源にて駆動可能とした圧風ファン6の圧風ホース60を接続してなり、該糠吸引ファン7および圧風ファン6は、該搗精部4除糠網41下がわであって該電動モーター8より上がわとなる位置に、水平姿勢回転自在に支持したファン回転軸61に対して直列状配置とするよう装着し、精米機本体10外に延伸した同ファン回転軸61端に、当該伝達機構80のプーリー81およびベルト82を接続してなるものである。
当該抵抗部5は、搗精部4を除糠網41の下流がわ端に同心上に対峙する抵抗板50、および、該抵抗板50を手動操作にて進退調節自在としたネジ型の抵抗調節機構51からなり、該抵抗部5下方には、搗精部4の米送出口52を設けたものとしてなる。
(実施例1の作用・効果)
以上のとおりの構成からなるこの発明の精米機1およびその制御方法は、図1ないし図2に示すように、玄米供給部2玄米ホッパー20に適量の玄米24を投入し、抵抗部5の抵抗調節機構51を操作して抵抗板50を進退させながら精白度を調節してから、駆動源の電動モーター8を起動し、伝達機構80(プーリー81,81,……およびベルト82,82)を介して螺旋軸31およびファン回転軸61を回転駆動させると共に、開閉操作杆23を後退操作して玄米供給路21の開閉シャッター22を開放して玄米移送部3玄米移送路30に玄米24を落下状に供給すると、螺旋軸31の回転移送力と、圧風ファン6からの圧風とによって搗精部(搗精機構)4搗精ロール40と同除糠網41との間に玄米24を順次供給し、それらの摩擦力と圧風とにより、次第に玄米24から糠73を分離し、除糠網41を通じて糠吸引ファン7の吸引力を受けて除糠部71糠取り室72に回収するものとなり、糠73を充分に除去した精米53は、米送出口52を通じて送出することとなる。
必要量の精米53を得た後、搗精部(搗精機構)4が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、開閉操作杆23を前進操作して玄米供給路21開閉シャッター22を閉鎖すると共に、抵抗調節機構51を後退操作して抵抗部5を開放した上、玄米移送部3螺旋軸31、搗精部4搗精ロール40、糠吸引ファン7および圧風ファン6の各起動状態を継続維持したまま、残留米排出ファン9の図示しない独立した電動モーターを起動し、玄米移送部3および搗精部4の搗精加工動作を続行させると共に、糠取り室72内に糠73を回収し、圧風ファン6からの圧風および残留米排出ファン9からの排出風を玄米供給路21、玄米移送部3および搗精部4内から米送出口52に向けて合流状に供給、通過させるよう制御し、玄米移送部3および搗精部4に残留する精米53を米送出口52に向けて強制的に排出することができる。
さらに、残留米の排出を終えた後や、新たな搗精加工の開始前などの様々なタイミングにて、利用者の任意操作や定期的な自動制御などにより、残留米排出ファン9を単独起動させ、玄米移送部3および搗精部4内に残存する糠73などを排出するよう制御・操作することが可能である。
(結 び)
叙述の如く、この発明の精米機およびその制御方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの精米機技術に比較して残留米の発生を大幅に解消し、小型化・軽量化・静粛化を達成できる上、格段に経済的なものとし、従前までであれば、精米の高品質を維持するために、残留米の清掃除去や、大掛かりな分解清掃など、作業負担の大きなメンテナンス作業を頻繁に行わなければならず、こうした維持・管理労力およびそのメンテナンスコストの削減に永年苦慮してきた精米加工・販売業界はもとより、搗精加工コストを大幅に削減可能な精米機を開発・提供しようと日夜努力を続ける精米機業界、および、より高品質且つ低価格な精米の提供を待望する一般家庭においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
1 精米機
10 同 精米機本体
2 玄米供給部
20 同 玄米ホッパー
21 同 玄米供給路
22 同 開閉シャッター
23 同 開閉操作杆
24 同 玄米
3 玄米移送部(玄米移送機構)
30 同 玄米移送路
31 同 螺旋軸
4 搗精部(搗精機構)
40 同 搗精ロール
41 同 除糠網
5 抵抗部
50 同 抵抗板
51 同 抵抗調節機構
52 同 米送出口
53 同 精米
6 圧風ファン
60 同 圧風ホース
61 同 ファン回転軸
7 糠吸引ファン7
70 同 吸引ホース
71 同 除糠部
72 同 糠取り室
73 同 糠
8 電動モーター(駆動源)
80 同 伝達機構
81 同 プーリー
82 同 ベルト
83 同 ベアリング
9 残留米排出ファン
90 同 送気ホース
91 同 整流ボックス
92 同 供給ホース

Claims (7)

  1. 精米機本体上部に配した玄米ホッパーから垂下した玄米供給路に開閉シャッターを設けて玄米供給部とし、該玄米供給部玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所には、その送気ホース口径を、当該玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースにて、送風口径を、同玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものとした残留米排出ファンを接続すると共に、当該玄米供給部玄米供給路下端から、精米機本体外に露出する抵抗部および米送出口に掛けて、適宜駆動源にて駆動可能な玄米移送機構からなる玄米移送部、および、適宜駆動源にて駆動可能な搗精機構からなる搗精部を順次配列、内蔵した上、該搗精部下には、糠吸引ファンの吸引ホースを有する除糠部を配し、当該玄米移送部基部付近には、玄米移送部および搗精部に向けて圧風を供給可能とするよう圧風ファンの圧風ホースを接続してなるものとしたことを特徴とする精米機。
  2. 精米機本体上部に配した玄米ホッパーから垂下した玄米供給路に開閉シャッターを設けて玄米供給部とし、該玄米供給部玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所には、その送気ホース口径を、当該玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースにて、送風口径を、同玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものとした残留米排出ファンを接続すると共に、当該玄米供給部玄米供給路下端から、精米機本体外に露出する抵抗部および米送出口に掛けて、適宜駆動源にて駆動可能な玄米移送機構からなる玄米移送部、および、適宜駆動源にて駆動可能な搗精機構からなる搗精部を順次配列、内蔵した上、該搗精部下には、糠吸引ファンの吸引ホースを有する除糠部を配し、当該玄米移送部基部付近には、玄米移送部および搗精部に向けて圧風を供給可能とするよう圧風ファンの圧風ホースを接続し、玄米供給路の開閉シャッターを閉じた状態にて、残留米排出ファンから玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて排出風を供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出可能としてなるものとしたことを特徴とする精米機。
  3. 筐体状精米機本体上部に配した玄米ホッパーから、同本体内に垂下した玄米供給路に開閉シャッターを設けて玄米供給部とし、該玄米供給部玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所には、その送気ホース口径を、当該玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースにて、送風口径を、同玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものとした残留米排出ファンを接続すると共に、当該玄米供給部玄米供給路下端から、精米機本体外に露出する抵抗部および米送出口に掛けて、適宜駆動源にて回転駆動可能とした螺旋軸を玄米移送路に内装して玄米移送機構とした玄米移送部、および、該玄米移送部螺旋軸と同心上一体的に回転駆動可能とした搗精ロールを筒状の除糠網内に貫通して搗精機構とした搗精部を順次水平軸心上に配列、内蔵した上、該搗精部除糠網下には、天面開口有底容器状であって底部に、糠吸引ファンの吸引ホースを接続した糠取り室を配して除糠部となし、当該玄米移送部基部付近には、玄米移送部および搗精部に向けて圧風を供給可能とするよう圧風ファンの圧風ホースを接続してなるものとしたことを特徴とする精米機。
  4. 筐体状精米機本体上部に配した玄米ホッパーから、同本体内に垂下した玄米供給路に開閉シャッターを設けて玄米供給部とし、該玄米供給部玄米供給路の開閉シャッターよりも下がわとなる中途適所には、その送気ホース口径を、当該玄米供給部玄米供給路の供給路径よりも小さく設定し、該送気ホースを整流ボックス経由にて延伸した供給ホースにて、送風口径を、同玄米供給部玄米供給路の供給路径に近づけるよう拡大してなるものとした残留米排出ファンを接続すると共に、当該玄米供給部玄米供給路下端から、精米機本体外に露出する抵抗部および米送出口に掛けて、適宜駆動源にて回転駆動可能とした螺旋軸を玄米移送路に内装して玄米移送機構とした玄米移送部、および、該玄米移送部螺旋軸と同心上一体的に回転駆動可能とした搗精ロールを筒状の除糠網内に貫通して搗精機構とした搗精部を順次水平軸心上に配列、内蔵した上、該搗精部除糠網下には、天面開口有底容器状であって底部に、糠吸引ファンの吸引ホースを接続した糠取り室を配して除糠部となし、当該玄米移送部基部付近には、玄米移送部および搗精部に向けて圧風を供給可能とするよう、該糠吸引ファンと同軸上に配し、共通の駆動源にて駆動可能とした圧風ファンの圧風ホースを接続してなるものとしたことを特徴とする精米機。
  5. 搗精部が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、運転者による任意操作か、または、自動制御かの何れか一方にて残留米排出ファンを起動し、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて排出風を供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するようにしてなることを特徴とする、前記請求項1ないし何れか一項記載の精米機の制御方法。
  6. 搗精部が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、運転者による任意操作か、または、自動制御かの何れか一方にて、玄米供給路開閉シャッターを閉鎖し、抵抗部を開放すると共に、糠吸引ファンを起動継続状態としたまま、残留米排出ファンを起動し、糠取り室内に糠を回収すると共に、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて排出風を供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するようにしてなることを特徴とする、前記請求項1ないし何れか一項記載の精米機の制御方法。
  7. 搗精部が、搗精動作を終了する直前から搗精動作を終了した直後までの間か、または、搗精動作を終了した直後から僅かの時間の間か、の何れか一方のタイミングにおいて、運転者による任意操作か、または、自動制御かの何れか一方にて、玄米供給路開閉シャッターを閉鎖し、抵抗部を開放すると共に、糠吸引ファンおよび圧風ファンの起動継続状態を維持したまま、残留米排出ファンを起動し、糠取り室内に糠を回収すると共に、玄米供給路、玄米移送部および搗精部に向けて圧風ファンからの圧風および残留米排出ファンからの排出風を合流状に供給、通過させ、玄米移送部および搗精部に残留する精米を米送出口に向けて強制的に排出するようにしてなることを特徴とする、前記請求項1ないし何れか一項記載の精米機の制御方法。
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