JP2007190134A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の選択肢に対する接触態様に基づいて異なる特典を付与することによって、選択肢の選択操作と特典内容を関連付けた新たな遊技を提供する。
【解決手段】投入されたコインに基づいてベット操作が行われた後にリール5L、5C、5Rが回転駆動され、入賞ラインL上に停止表示された図柄の組合せがボーナスゲームトリガーを成立させる組合せとなった場合に、ボーナスゲームにおいて選択肢として表示される宝箱に対する配当を接触態様の種類毎に抽選して対応付け(S21)、遊技者が選択した宝箱の種類と接触態様とに対応付けられた演出で配当を表示する(S25)ように構成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、選択肢を表示するとともに表示された選択肢の内、遊技者によって接触された選択肢に対応付けられた特典を付与する遊技機に関し、特に、遊技者の選択肢に対する接触態様に基づいて異なる特典を付与することによって、選択肢の選択操作と特典内容を関連付けた新たな遊技を提供することを可能にした遊技機に関するものである。
スロットマシン、ルーレットゲーム機、カードゲーム機等の遊技媒体として硬貨等のコインを使用する遊技機は、遊技者がコインを遊技機に投入することにより所定のゲームを開始することができ、遊技者がゲームに勝てば、所定の枚数のコインが払い出されるものである。また、上記遊技機ではゲームが単調とならないように、複数種類のゲームを実行するのが一般的であり、例えば通常のゲームである第1ゲームで所定の条件を満たした場合に、第1ゲームに続いて所謂ボーナスゲームである第2ゲームを行う遊技機がある。
そして、そのような第2ゲームとしては、例えば特表2002−537874号公報や米国特許第6089976号明細書に示すように、ディスプレイ上に複数の選択肢を表示するとともに、遊技者にいずれかの選択肢を選択させ、選択された選択肢に対応付けられた配当結果(フリーゲームの獲得やクレジットの獲得)を表示することが行われている。
特表2002−537874号公報(第50頁、図28) 米国特許第6089976号明細書(Fig2〜Fig4)
しかしながら、前記した特許文献1に記載された遊技機においては、遊技者によって選択肢が選択された際には、遊技者がどのような操作方法により選択肢を選択したかに関わらず、選択した選択肢の種類のみによって配当の内容が決定されていた。従って、遊技者に介入させる選択式のボーナスゲームでありながら、遊技者による選択肢の選択操作を遊技に十分に反映することができず、単調な遊技となっていた。
また、従来の遊技機ではメカリール及びビデオリール問わずに遊技画面の表示スペースが限られている場合であっても、その表示スペース内に多数の選択肢を表示させることによって、複数の演出を表示することは可能となっていた。しかし、前記特許文献2のように、狭い領域に対して多数の選択肢を表示させると、遊技者は選択肢の選択が行い難くなり、その演出内容も見ずらくなるという問題があった。また、透明液晶ディスプレイを表示手段として用いる場合においては、透過部分において選択肢を表示すると選択肢が遊技者に見ずらくなってしまうので、特に選択肢の表示スペースが限られていた。従って、限られた数の選択肢を用いてボーナスゲームのより多彩な遊技を実現することが望まれていた。
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、表示された選択肢に対する遊技者の接触態様に基づいて対応付けられた特典を付与するので、選択肢の選択操作と特典内容を関連付けた多彩な遊技を実現可能とした遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、選択肢(例えば、宝箱91〜93)を表示する選択肢表示手段(例えば、下側画像表示パネル6)と、前記選択肢に対して特典を対応付ける特典対応手段(例えば、メインCPU41、S21)と、前記選択肢表示手段によって表示された選択肢の内、遊技者が接触した選択肢を特定する選択肢特定手段(例えば、タッチパネル11)と、前記選択肢特定手段によって選択肢が特定された際に、特定された選択肢に対応付けられた特典を遊技者に付与する特典付与手段(例えば、メインCPU41、S18)と、を有する遊技機(例えば、スロットマシン1)であって、前記特典対応手段は遊技者による選択肢の接触態様の種類に基づいて異なる特典を対応付け、前記特典付与手段は前記選択肢特定手段によって特定された選択肢の遊技者による選択肢の接触態様の種類に対応付けられた特典を付与することを特徴とする。
ここで、「接触態様」とは接触した時間や接触した回数、接触した状態でどのように接触位置を移動させたか等によって特定される。
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機(例えば、スロットマシン1)において、前記選択肢(例えば、宝箱91〜93)に対して遊技者による選択肢の接触態様の種類に基づいて異なる演出を対応付ける演出対応手段(例えば、メインCPU41、S21)と、前記選択肢特定手段(例えば、タッチパネル11)によって選択肢が特定された際に、特定された選択肢の遊技者による選択肢の接触態様の種類に対応付けられた演出を行う演出手段(例えば、メインCPU41、S25)と、を有することを特徴とする。
更に、請求項3に係る遊技機は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機(例えば、スロットマシン1)において、前記可変表示手段(例えば、リール5L、5C、5R)に停止表示する図柄を制御する停止制御手段(例えば、メインCPU41、サブCPU61)と、前記停止制御手段により各列の可変表示手段に停止表示された図柄に基づいて遊技者に特典を付与する図柄特典付与手段(例えば、メインCPU41、S18)と、前記停止制御手段により各列の可変表示手段に停止表示された図柄が所定の図柄の組合せとなった場合に、通常より有利な条件を遊技者に与える特別遊技態様に移行する特別遊技態様移行手段(例えば、メインCPU41、S17)と、を有し、前記特別遊技状態に移行した場合に前記選択肢表示手段(例えば、下側画像表示パネル6)に前記選択肢(例えば、宝箱91〜93)を表示することを特徴とする。
尚、「所定の図柄の組合せ」とは特定の図柄の組合せが可変表示手段に停止表示された場合、及び特定の図柄がいずれかの可変表示手段に停止表示された場合を含む。
請求項1に係る遊技機では、遊技者による選択肢の接触態様の種類に基づいて異なる特典を対応付け、特定された選択肢の遊技者による選択肢の接触態様の種類に対応付けられた特典を付与するので、選択肢の選択操作と特典内容を関連付けた多彩な遊技を提供することが可能となる。従って、限られた数の選択肢のみを用いる場合であっても遊技性を向上させ、遊技者が大きな達成感を得ることが可能となる。
また、請求項2に係る遊技機では、遊技者による選択肢の接触態様の種類に基づいて異なる演出を対応付け、特定された選択肢の遊技者による選択肢の接触態様の種類に対応付けられた演出を行うので、選択肢の選択操作と特典内容を関連付けた多彩な演出を提供することが可能となる。従って、限られた数の選択肢のみを用いる場合であっても遊技性を向上させ、遊技者が大きな達成感を得ることが可能となる。
更に、請求項3に係る遊技機では、各列の可変表示手段に停止表示された図柄が所定の図柄の組合せとなり、特別遊技態様に移行した場合に選択肢を表示するので、スロットマシンにおいて実行される選択式のボーナスゲームにおいて、選択肢の選択操作と特典内容を関連付けた多彩な遊技を提供することが可能となる。従って、限られた数の選択肢のみを用いる場合であっても遊技性を向上させ、遊技者が大きな達成感を得ることが可能となる。
以下、本発明に係る遊技機についてスロットマシンに具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るスロットマシン1の概略構成について、図1に基づき説明する。図1は本実施形態に係るスロットマシンの外観斜視図である。
本実施形態に係るスロットマシン1は、キャビネット2と、キャビネット2の上側に設置されたトップボックス3と、キャビネット2の前面に設けられたメインドア4とを備えている。キャビネット2の内部には、3個のリール5L、5C、5Rが回転可能に設けられている。尚、各リール5L、5C、5Rの外周面には、22個の図柄(以下、シンボルともいう)からなるシンボル列(図2参照)が描かれている。
また、メインドア4における各リール5L、5C、5Rの前方には、下側画像表示パネル6が設けられている。ここで、下側画像表示パネル6は、公知の透明液晶パネルによって構成されており、通常ゲーム中では表示窓10L、10C、10Rを透過状態として各リール5L、5C、5Rに描かれた図柄を視認可能とする。一方、ボーナスゲーム中では表示窓10L、10C、10Rを非透過状態として所定のボーナス画面(図10参照)を表示する。
更に、下側画像表示パネル6の前面には、タッチパネル11が設けられており、遊技者はタッチパネル11を操作して各種の指示を入力することができる。また、本実施形態に係るスロットマシン1ではタッチパネル11は、後述のボーナスゲームにおいて下側画像表示パネル6に表示された選択肢である宝箱91〜93(図10参照)を選択するのに用いられる。
更に、下側画像表示パネル6には、クレジット数表示部8及びペイアウト数表示部9が設けられている。クレジット数表示部8には、現在遊技者が所有するクレジット数が表示される。ペイアウト数表示部9には、入賞ラインL上に停止表示されたシンボルの組合せが所定の組合せであった場合に付与される配当額やボーナスゲームで獲得した配当額がペイアウト数として表示される。
また、下側画像表示パネル6には、その背面を視認可能な3個の表示窓10L、10C、10Rが形成されており、各表示窓10L、10C、10Rを介して各リール5L、5C、5Rの外周面に描かれたシンボルが夫々3個ずつ表示される。又、下側画像表示パネル6には、3個の表示窓10L、10C、10Rを水平に横切る1本の入賞ラインLが形成されている。入賞ラインLは、シンボルの組合せを規定するものである。そして、入賞ラインL上に停止表示されたシンボルの組合せが所定の組合せであった場合に、その組合せとベットされたクレジット数(ベット数)とに応じた配当額が付与される。
また、下側画像表示パネル6の下方には、遊技者による遊技進行に係る指示が入力される複数のボタンが配設されたコントロールパネル20と、遊技媒体であるコインをキャビネット2内に受け入れるコイン受入口21と、紙幣識別器22とが設けられている。
コントロールパネル20には、スピンボタン13と、チェンジボタン14と、CASHOUTボタン15と、1−BETボタン16と、最大BETボタン17とが設けられている。スピンボタン13は、リール5L、5C、5Rの回転を開始させる指示を入力するための操作手段である。チェンジボタン14は、遊技場の係員に両替を要求する際に用いられる操作手段である。CASHOUTボタン15は、遊技者が所有するクレジット数に応じたコイン(1クレジットがコイン1枚に相当)をコイン払出口23からコイントレイ24に払い出す指示、又は後述するバーコード付チケット25により払い出す指示を入力するための操作手段である。
1−BETボタン16は、遊技者の所有するクレジットの内、1クレジットを遊技に賭ける(ベットする)指示を受け付けるための操作手段である。又、最大BETボタン17は、遊技者の所有するクレジットのうち、1回の遊技に賭けることが可能な最大クレジット数(本実施形態では50クレジット)を遊技に賭ける指示を受け付けるための操作手段である。
コイン受入口21の内部には、リバータ21S及びコインカウンタ21C(図3参照)が設けられている。そして、リバータ21Sによってコイン受入口21に投入されたコインの適否を識別し、正規のコイン以外のものは、コイン払出口23から排出する。また、コインカウンタ21Cによって、受け入れられた正規のコインを検出し、その枚数をカウントする。
また、紙幣識別器22は、紙幣の適否を識別するとともに正規の紙幣をキャビネット2内に受け入れるものである。そして、キャビネット2内に投入された紙幣はコイン枚数に換算され、換算されたコイン枚数に相当するクレジットが遊技者の所有クレジットとして加算される。尚、紙幣識別器22は、後述するバーコード付チケット25を読み取ることができるように構成されている。メインドア4の下部前面、即ち、コントロールパネル20の下方には、スロットマシン1のキャラクタ等が描かれたベリーガラス26が設けられている。
尚、本実施形態に係るスロットマシン1では、遊技媒体として、コイン、紙幣又はこれらに相当する電子的な有価情報(クレジット)が用いられる。但し、本発明に適用可能な遊技媒体は、これに限定されるものではなく、例えば、メダル、トークン、電子マネー、チケットを挙げることができる。
また、トップボックス3前面には、上側画像表示パネル27が設けられている。上側画像表示パネル27は、液晶パネルを備えていて、例えば、現在のJACKPOT累積額等の遊技情報や、遊技内容の説明等が表示される。トップボックス3の側面には、音声の出力を行うスピーカ28が設けられている。
また、上側画像表示パネル27の下側には、チケットプリンタ30と、カードリーダ31と、データ表示器32と、キーパッド33とが設けられている。
ここで、チケットプリンタ30は、クレジット数や日時やスロットマシン1の識別番号等のデータがコード化されたバーコードをチケットに印刷し、バーコード付チケット25として出力する印刷装置である。そして、遊技者は、出力されたバーコード付チケット25を他の遊技機に読み取らせて当該遊技機で遊技を行ったり、遊技場の所定箇所における手続の際に使用することができる。
カードリーダ31は、スマートカードからのデータの読み取り及びスマートカードへのデータの書き込みを行う。スマートカードは、遊技者が所持するカードであり、例えば、遊技者が行った遊技の履歴に関するデータが記憶される。
データ表示器32は、蛍光ディスプレイ等からなり、例えば、カードリーダ31が読み取ったデータや、遊技者によってキーパッド33を介して入力されたデータを表示する。また、キーパッド33は、チケット発行等に関する指示やデータを入力する際に用いられる。更に、トップボックス3の上面にはランプ35が設けられている。ランプ35は、スロットマシン1でエラーが発生した場合等、遊技場の店員等を呼び出す場合に所定の点灯態様で点灯される。
続いて、図2に基づき、各リール5L、5C、5Rの外周面に描かれ、ゲームの際に下側画像表示パネル6の表示窓10L、10C、10Rを介してスクロールしながら可変表示されるシンボルについて説明する。図2は、各リール5L、5C、5Rの外周面に描かれたシンボル列を示した模式図である。
左リール5L、中リール5C及び右リール5Rの外周面には、夫々22個のシンボルが描かれている。各シンボル列は、「RED7」、「BLUE7」、「BELL」、「CHERRY」、「STRAWBERRY」、「PLUM」、「ORANGE」、「APPLE」のシンボルが組み合わされて構成されている。図2に示すように、各リール5L、5C、5Rには、夫々所定の種類のシンボルが所定の順序で配置されている。
「BLUE7」、「CHERRY」、「STRAWBERRY」、「PLUM」、「ORANGE」、「APPLE」は、入賞ラインL上に3つ停止表示された場合に、予め定められた配当額が遊技者に付与される(図4参照)。また、「CHERRY」、「ORANGE」については、入賞ライン上に1つ又は2つ停止表示された場合であっても、その数に応じて、予め定められた配当額が遊技者に付与される(図4参照)。
また、「RED7」は、入賞ラインL上に3つ停止表示された場合には、予め定められた配当額を遊技者に付与するとともに、ボーナスゲームへと移行する。ここで、本実施形態に係るスロットマシン1で実行されるボーナスゲームは複数の選択肢を下側画像表示パネル6に表示させるとともに、遊技者の選択結果に基づいて配当を付与する選択式のボーナスゲームである。尚、ボーナスゲームの詳細については後述する。
そして、図2に示す各リール5L、5C、5Rに描かれたシンボル列は、1−BETボタン16、最大BETボタン17の操作によりベット数を確定した後、スピンボタン13を入力すると、リール5L、5C、5Rの回転に伴って、表示窓10L、10C、10Rにおいて上方向から下方向へとスクロール表示される。そして、所定時間経過後に、リール5L、5C、5Rの停止に伴って、表示窓10L、10C、10Rにおいて停止表示される。更に、各シンボルの組合せに基づき各種の役(図4参照)が予め定められていて、役に対応するシンボルの組合せが入賞ラインL上で停止した際には、停止した役に応じた配当額が遊技者に付与される。
次に、本実施形態に係るスロットマシン1の制御系に係る構成について図3に基づき説明する。図3は本実施形態に係るスロットマシン1の制御系を模式的に示すブロック図である。
図3に示すように、スロットマシン1の制御系は、基本的にマザーボード40とゲーミングボード50から構成されている。
先ず、ゲーミングボード50について説明すると、ゲーミングボード50は、内部バスによって互い接続されたCPU51、ROM55及びブートROM52と、メモリカード53に対応したカードスロット53Sと、GAL(Generic Array Logic)54に対応したICソケット54Sを備えている。
メモリカード53は、不揮発性メモリで構成されており、ゲームプログラム及びゲームシステムプログラム(以下、ゲームプログラム等という)が記録された記録媒体である。メモリカード53に記録されたゲームプログラムには、抽選プログラムが含まれている。この抽選プログラムは、入賞ラインL上に停止表示される各リール5L、5C、5Rのシンボル(シンボルに対応するコードNo.)を決定するためのプログラムである。そして、抽選プログラムには、複数種類のペイアウト率(例えば、80%、84%、88%)の夫々に対応したシンボル重み付けデータが含まれている。シンボル重み付けデータは、3つのリール5L、5C、5Rの夫々について、各シンボルのコードNo.(図2参照)と、所定の数値範囲(0〜255)に属する1又は複数の乱数値との対応関係を示すデータである。即ち、1つのシンボルのコードNo.に対しては、1又は複数の乱数値が対応付けられており、抽選により乱数が抽出されることにより、当該乱数値で特定されるシンボルが停止表示されることになる。
また、ペイアウト率は、GAL54から出力されるペイアウト率設定用データに基づいて定められるものであり、このペイアウト率に対応したシンボル重み付けデータに基づいて抽選が行われる。
また、カードスロット53Sは、メモリカード53を挿抜可能なように構成され、IDEバスによってマザーボード40に接続されている。従って、メモリカード53に記憶されているゲームプログラム等の書き換えを行うことで、スロットマシン1で行われる遊技の種類や内容を変更することができる。又、別のゲームプログラム等が記憶されているメモリカード53と交換することで、スロットマシン1で行われる遊技の種類や内容を変更することも可能である。
尚、ゲームプログラムには、遊技進行に係るプログラムや遊技中に出力される画像データや音データ、報知用データとしての画像データや音データ等が含まれている。
GAL54は、OR固定型アレイ構造を有するPLDの一種である。GAL54は、複数の入力ポートと出力ポートとを備えていて、入力ポートに所定のデータが入力されると、該データに対応したデータを出力ポートから出力する。この出力ポートから出力されたデータが上述したペイアウト率設定用データである。
また、ICソケット54Sは、GAL54を着脱可能なように構成されていて、PCIバスによってマザーボード40に接続されている。従って、GAL54の書き換えやGAL54自体の交換を行うことにより、GAL54から出力されるペイアウト率設定用データを変更することができる。
内部バスによって互いに接続されたCPU51、ROM55及びブートROM52は、PCIバスによってマザーボード40に接続されている。PCIバスは、マザーボード40とゲーミングボード50との間の信号伝達を行うと共に、マザーボード40からゲーミングボード50への電力供給を行う。ROM55には、国識別情報及び認証プログラムが記憶される。ブートROM52には、予備認証プログラム及びCPU51が予備認証プログラムを起動するためのプログラム(ブートコード)等が記憶されている。
認証プログラムは、ゲームプログラム等を認証するためのプログラム(改竄チェックプログラム)である。認証プログラムは、認証取込処理の対象となるゲームプログラム等の改竄チェックの手順に沿って記述されている。予備認証プログラムは、上述した認証プログラムを認証するためのプログラムであり、認証処理の対象となる認証プログラムの改竄チェックの手順に沿って記述されている。
続いて、マザーボード40について説明する。マザーボード40は、市販の汎用マザーボード(パーソナルコンピュータの基本部品を実装したプリント配線板)を用いて構成され、メインCPU41と、ROM42と、RAM43と、通信インターフェイス44とを備えている。
ROM42には、フラッシュメモリ等のメモリデバイスからなり、メインCPU41により実行されるBIOS等のプログラムや通常ゲームの配当テーブル(図4参照)、ボーナスゲームの配当テーブル(図5参照)及び配当抽選テーブル(図6参照)等の恒久的なデータが記憶されている。メインCPU41によってBIOSが実行されると、所定の周辺装置の初期化処理が行われ、メモリカード53に記憶されているゲームプログラム等の取込処理がゲーミングボード50を介して開始される。
RAM43には、メインCPU41が作動する際に用いられるデータやプログラムが記憶される。また、RAM43は、ゲーミングボード50を介して読み出される認証プログラム、ゲームプログラム等の各種プログラムや、遊技者が現在所有するクレジット数等の各種情報を記憶することができる。
また、通信インターフェイス44は、通信回線を介して遊技場内に設置されたサーバ等との通信を行うための通信装置である。スロットマシン1は、後述するメイン遊技処理(図7のS2参照)におけるベット情報、通常役抽選処理の抽選結果等を通信インターフェイス44を介してサーバ等との間で通信する。
また、マザーボード40には、後述する本体PCB60及びドアPCB80が、夫々USBによって接続されている。更に、マザーボード40には、電源ユニット45が接続されている。電源ユニット45からマザーボード40に電力が供給されると、マザーボード40のメインCPU41が起動される。更に、PCIバスを介してゲーミングボード50に電力が供給され、CPU51が起動される。
本体PCB60及びドアPCB80には、メインCPU41に対する入力信号を発生させる機器や装置と、メインCPU41からの制御信号により動作が制御される機器や装置とが接続されている。メインCPU41は、メインCPU41に入力された入力信号に基づいて、RAM43に記憶されたゲームプログラム等を実行する。そして、所定の演算処理を行うことにより、演算結果のRAM43への記憶や各機器や装置に対する制御処理を行う。
本体PCB60には、ランプ35、サブCPU61、ホッパー66、コイン検出部67、グラフィックボード68、スピーカ28、タッチパネル11、紙幣識別器22、チケットプリンタ30、カードリーダ31、キースイッチ33S及びデータ表示器32が接続されている。
ここで、タッチパネル11は、下側画像表示パネル6の前面に配置され、遊技者により接触された部分の座標位置を特定し、特定した座標位置情報に基づいて遊技者がどこに触れたか、更に、触れた箇所がどの方向に移動したのかを判別することができる。
サブCPU61は、リール5L、5C、5Rの回転及び停止の制御を行うものである。サブCPU61には、FPGA(Field Programmable Gate Array)63及びドライバ64を備えたモータ駆動回路62が接続されている。FPGA63は、プログラミング可能なLSI等の電子回路であり、ステッピングモータ70L、70C、70Rの制御回路として機能する。ドライバ64は、ステッピングモータ70L、70C、70Rに入力するパルスの増幅回路として機能する。そして、モータ駆動回路62には、各リール5L、5C、5Rの回転を行う1−2相励磁方式のステッピングモータであるステッピングモータ70L、70C、70Rが接続されている。
また、サブCPU61には、インデックス検出回路65と、位置変更検出回路71が接続されている。インデックス検出回路65は、回転中のリール5L、5C、5Rの位置(例えば、基準点)を検出すると共に、リール5L、5C、5Rの脱調を検出する。
位置変更検出回路71は、リール5L、5C、5Rの回転が停止した後におけるリール5L、5C、5Rの停止位置の変更を検出する。例えば、位置変更検出回路71は、実際には入賞態様となるシンボルの組合せではないにも拘わらず、遊技者により強制的に入賞態様となるシンボルの組合せになるように停止位置が変更された場合等に係るリール5L、5C、5Rの停止位置の変更を検出する。
ホッパー66は、キャビネット2内に設置されていて、メインCPU41からの制御信号に基づいて、所定数のコインをコイン払出口23からコイントレイ24に払い出す。コイン検出部67は、コイン払出口23の内部に配設され、コイン払出口23から所定枚数のコインが払い出されたことを検出すると、メインCPU41に入力信号を出力する。
グラフィックボード68は、メインCPU41からの制御信号に基づいて、上側画像表示パネル27、下側画像表示パネル6における画像表示を制御する。例えば、クレジット数表示部8には、RAM43に記憶されている遊技者が所有するクレジット数が表示される。そして、ペイアウト数表示部9には、配当によるクレジットの払出数が表示される。尚、ボーナスゲーム中においては、ボーナスゲーム画面(図10、図12参照)を表示すべく制御される。
ここで、グラフィックボード68は、メインCPU41からの制御信号に基づいて画像データを生成するVDP(Video Display Processor)や、VDPによって生成される画像データを一時的に記憶するビデオRAM等を備えている。尚、VDPによって画像データを生成する際に用いられる画像データは、ゲームプログラム内に含まれている。
また、紙幣識別器22は、紙幣やバーコード付チケット25の適否を識別するとともに正規の紙幣やバーコード付チケット25をキャビネット2内に受け入れる。紙幣識別器22は、正規の紙幣を受け入れたとき、その紙幣の額に基づいてメインCPU41に対して入力信号を出力する。また、正規のバーコード付チケット25に記録されているコインの枚数に基づいてメインCPU41に対して入力信号を出力する。
チケットプリンタ30は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、RAM43に記憶されたクレジット数等のデータをコード化したバーコードをチケットに印刷し、バーコード付チケット25として出力する。
また、カードリーダ31は、スマートカードからのデータを読み取ってメインCPU41へ送信したり、メインCPU41からの制御信号に基づいてスマートカードへのデータの書き込みを行ったりする。キースイッチ33Sは、キーパッド33に設けられていて、キーパッド33が遊技者によって操作されたとき、所定の入力信号をメインCPU41へ出力する。データ表示器32は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、カードリーダ31が読み取ったデータや遊技者によってキーパッド33を介して入力されたデータを表示する。
一方、ドアPCB80には、コントロールパネル20、リバータ21S、コインカウンタ21C、冷陰極管81が接続されている。コントロールパネル20には、スピンボタン13に対応するスピンスイッチ13S、チェンジボタン14に対応するチェンジスイッチ14S、CASHOUTボタン15に対応するCASHOUTスイッチ15S、1−BETボタン16に対応する1−BETスイッチ16S、最大BETボタン17に対応する最大BETスイッチ17Sが設けられている。各スイッチは、対応するボタンが遊技者によって操作されたとき、メインCPU41に対して入力信号を出力する。
コインカウンタ21Cは、コイン受入口21の内部に設けられていて、遊技者によってコイン受入口21に投入されたコインの適否を識別する。正規のコイン以外のものは、コイン払出口23から排出され、正規のコインを検出したときには、メインCPU41に対して入力信号を出力する。
リバータ21Sは、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて動作するものであり、コインカウンタ21Cによって正規のコインとして認識されたコインを、スロットマシン1内に設置されたキャッシュボックス(図示せず)又はホッパー66に振り分ける。冷陰極管81は、下側画像表示パネル6と、上側画像表示パネル27の背面側に設置されており、メインCPU41からの制御信号に基づいて点灯し、バックライトとして機能する。
次に、本実施形態に係るスロットマシン1にてリール5L、5C、5Rを使用して通常ゲーム及びボーナスゲームを行う場合の当選役及びその配当について図4に基づき説明する。図4は、リール5L、5C、5Rを使用してゲームを行う場合における当選役と各役の成立可能性及び配当について示した配当テーブルである。
ここで、図4に示す配当は、ベット数が「1」である場合の配当を示している。従って、ベット数が「1」である場合には、図4に示す配当の値がクレジットに加算されるが、ベット数が「2」以上である場合には、図4に示す配当の値に当該ベット数を乗じたものがクレジットに加算される。
また、図4に示す各役の成立可能性は、ボーナスゲーム以外におけるペイアウト率が88%である場合を示したものである。尚、図中に示す成立可能性は、シンボル重み付けデータを参照して3つの乱数値に基づいて、各リール5L、5C、5RのコードNo.を決定した場合に、当該役が成立する可能性を示すものである。すなわち、各役に対して乱数値が対応付けられているものではない。
例えば、ボーナスゲームトリガーの成立可能性は、0.5%である。ボーナスゲームトリガーに当選すると、「RED7」のシンボルが入賞ライン上に3つ停止表示され、10クレジットが配当として払い出されるとともにボーナスゲームが発生する。
また、「BLUE7」の成立可能性は0.8%である。この役が成立すると、「BLUE7」のシンボルが入賞ライン上に3つ停止表示され、1ベットあたり10クレジットが配当として払い出される。
また、「BELL」の成立可能性は1.1%である。この役が成立すると、「BELL」のシンボルが入賞ラインL上に3つ停止表示され、1ベットあたり8クレジットが配当として払い出される。
以下同様に図4に示す組合せ毎に成立可能性と払出数が設定されている。ただし、図4に示した役のいずれの組合せにもならないシンボルの組合せが停止表示された場合は、ハズレであり、クレジットの払い出しは行われない。
次に、本実施形態に係るスロットマシン1にてボーナスゲームを実行する際に、各選択肢に対して配当及び演出内容を対応付ける為の配当テーブルA〜E、及び配当テーブルA〜Eを抽選するボーナスゲーム抽選テーブルについて図5及び図6に基づき説明する。図5は本実施形態におけるボーナスゲームの配当テーブルA〜Eについて示した図、図6は本実施形態におけるボーナスゲーム抽選テーブルについて示した図である。
ここで、本実施形態に係るスロットマシン1はボーナスゲームを開始する際に、下側画像表示パネル6に表示される宝箱A91、宝箱B92、宝箱C93(図10参照)の各選択肢について、遊技者の接触態様によって3種類に区分した配当(計9種類の配当)と演出内容が対応付けられる。具体的には、配当を対応付ける配当テーブルが配当テーブルA〜Eの5種類からサンプリングされた乱数値とボーナスゲーム抽選テーブルに基づいて選択され、対応付けが行われる。
例えば、配当テーブルAでは宝箱Aについて選択する際の遊技者の接触時間が1秒以下であった場合には、宝箱を直ぐに開く演出を行い、配当を付与しない。また、接触時間が2〜4秒であった場合には、宝箱を直ぐに開く演出を行い、配当として3クレジットを付与する。また、また、接触時間が5秒以上であった場合には、宝箱を直ぐに開く演出を行い、配当として10クレジットを付与する。
一方、配当テーブルAでは宝箱Bについて選択する際の遊技者の接触時間が1秒以下であった場合には、宝箱を直ぐに開く演出を行い、配当として3クレジットを付与する。また、接触時間が2〜4秒であった場合には、宝箱を直ぐに開く演出を行い、配当として5クレジットを付与する。また、また、接触時間が5秒以上であった場合には、宝箱をゆっくり開く演出を行い、配当として100クレジットを付与する。
更に、配当テーブルAでは宝箱Cについて選択する際の遊技者の接触時間が1秒以下であった場合には、宝箱を直ぐに開く演出を行い、配当として1クレジットを付与する。また、接触時間が2〜4秒であった場合には、宝箱をゆっくり開く演出を行い、配当として5クレジットを付与する。また、また、接触時間が5秒以上であった場合には、宝箱を3段階に開く演出を行い、配当として直前の通常ゲームで獲得したクレジットを2倍にする。
以下同様にして、配当テーブルB〜Eについても宝箱A91、宝箱B92、宝箱C93について、遊技者の接触態様によって3種類に区分した配当が対応付けられている。
次に、図6に基づいてボーナスゲーム抽選テーブルについて説明する。ボーナスゲーム抽選テーブルは図6に示すように乱数値と乱数値に対応する配当テーブルの種類とから構成されており、例えば、サンプリングされた乱数値が「0〜40」であった場合には、配当テーブルAによってボーナスゲームの配当と演出内容が対応付けられる。また、サンプリングされた乱数値が「41〜121」であった場合には、配当テーブルBによってボーナスゲームの配当と演出内容が対応付けられる。また、サンプリングされた乱数値が「122〜168」であった場合には、配当テーブルCによってボーナスゲームの配当と演出内容が対応付けられる。また、サンプリングされた乱数値が「169〜181」であった場合には、配当テーブルDによってボーナスゲームの配当と演出が対応付けられる。また、サンプリングされた乱数値が「182〜255」であった場合には、配当テーブルEによってボーナスゲームの配当と演出内容が対応付けられる。
続いて、本実施形態に係るスロットマシン1において実行されるメイン制御プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図7は、メイン制御プログラムのフローチャートである。
尚、スロットマシン1には、既にゲーミングボード50のカードスロット53Sにメモリカード53が差し込まれ、ICソケット54SにGAL54が取り付けられているものとする。
まず、電源ユニット45において電源スイッチの投入(電源の投入)が行われると、マザーボード40、ゲーミングボード50を夫々起動し、ステップ(以下、Sと略記する)1の認証読取処理が実行される。この認証読取処理において、マザーボード40、ゲーミングボード50は、それぞれ別個の処理を並行して行う。
即ち、ゲーミングボード50では、CPU51が、ブートROM52に格納されている予備認証プログラムの読み出しを行い、その読み出した予備認証プログラムに従い、マザーボード40への取込前に予め認証プログラムの改竄が行われていないことを確認及び証明する予備認証を行う。
一方、マザーボード40では、メインCPU41が、ROM42に格納されているBIOSを実行して、BIOSに組み込まれている圧縮データをRAM43に展開し、RAM43に展開されたBIOSの実行と、各種周辺装置の診断と初期化を行う。
その後、メインCPU41は、ROM55に格納されている認証プログラムを読み出し、カードスロット53Sに差し込まれているメモリカード53に格納されているゲームプログラム等が改竄されていないことを確認及び証明する認証を行う。この認証処理が正常に終了すると、メインCPU41は、認証対象となった(認証された)ゲームプログラム等をRAM43に書き込み、ペイアウト率設定用データ及び国識別情報を取得する。
上述した処理を行った後、メインCPU41は、認証読取処理を終了する。
そして、S2においては、メインCPU41は、前記S1の認証読取処理で認証されたゲームプログラム等をRAM43より順次読み出して実行し、メイン遊技処理を行う(S2)。このメイン遊技処理を実行することにより、本実施形態に係るスロットマシン1でのゲームが行われる。そして、メイン遊技処理は、スロットマシン1に電源が供給されている間、繰り返し実行される。
次に、上記S2のメイン遊技処理のサブ処理について図8に基づき説明する。図8は本実施形態に係るスロットマシン1におけるメイン遊技処理プログラムのフローチャートである。尚、以下の図8及び図9にフローチャートで示す各プログラムはスロットマシン1が備えているROM42やRAM43に記憶されており、メインCPU41により実行される。
先ず、図8に示すようにS11でメインCPU41は、所定の初期設定を行った後、コインの投入や入賞ラインLに対するベット数等を設定するスタート受付処理を行う。この時、スタート受付処理においては、遊技者により、コインの投入や1−BETボタン16、最大BETボタン17を用いたベット操作が行われる。
次に、S12においてメインCPU41は、スピンボタン13が入力されたか否かについての判断を行う。スピンボタン13が入力されたか否かは、スピンスイッチ13Sからの入力信号を受信したか否かに基づいて判断を行う。
スピンボタン13が入力されていない場合(S12:NO)には、再びスタート受付処理(S11)に戻る。この時、ベット数の修正等の操作が可能となる。一方、スピンボタン13が入力された場合(S12:YES)には、1−BETボタン16、最大BETボタン17の操作に基づき入賞ラインLに対して設定されたベット数を、所有するクレジット数から減算すると共に、ベット情報としてRAM43に格納する。
続いて、S13では、メインCPU41はリール5L、5C、5Rを用いた通常ゲーム処理を実行する。具体的には、メインCPU41は、RAM43に記憶された抽選プログラムに含まれる乱数発生用プログラムを実行することにより、「0〜255」の数値範囲の中から、3つのリール5L、5C、5Rの夫々に対応する乱数値を選択する。そして、ペイアウト率設定用データに応じたシンボル重み付けデータを参照し、選択された3つの乱数値に基づいて、各リール5L、5C、5RのコードNo.(図2参照)を決定する。決定された各リール5L、5C、5RのコードNo.をRAM43に格納した後、S14へ移行する。
ここで、各リール5L、5C、5RのコードNo.は、入賞ラインL上に停止表示されるシンボルのコードNo.に対応しているので、メインCPU41が各リール5L、5C、5RのコードNo.を決定することにより、当該ゲームにおける役が決定される。例えば、各リール5L、5C、5RのコードNo.を“00”、“00”、“00”に決定した場合、メインCPU41は、役を「RED7」に決定したことになる。このように、各リール5L、5C、5RのコードNo.を決定することにより、通常役(図4参照)に係る抽選が行われる。
次に、S14ではメインCPU41は、リール回転制御処理を行う。リール回転制御処理は、全リール5L、5C、5Rの回転を開始した後、通常ゲーム処理(S13)において決定されたシンボルの組合せが入賞ラインL上に停止表示されるように、各リール5L、5C、5Rの回転を停止させる処理である。尚、この処理はメインCPU41とサブCPU61との間で行われる処理である。
具体的に説明すると、リール回転制御処理(S14)においては、まず、メインCPU41は、サブCPU61に対して、リールの回転を開始させる旨のスタート信号を送信する。サブCPU61は、当該スタート信号を受信するとリール回転処理を行う。即ち、サブCPU61は、モータ駆動回路62、ドライバ64により各ステッピングモータ70L、70C、70Rを駆動し、各リール5L、5C、5Rの回転を開始する。
そして、スタート信号の送信後、メインCPU41は、1ゲームに対する演出態様(下側画像表示パネル6への画像の表示やスピーカ28からの音の出力等の態様)を決定し、決定された演出パターンで演出を開始する。
その後、リール5L、5C、5Rの回転を停止する所定の停止タイミングが到来すると、メインCPU41は、RAM43に記憶されたリールのコードNo.をサブCPU61に送信する。サブCPU61は、リールのコードNo.に基づいて、リール停止処理を実行する。これにより、抽選結果に対応するシンボルが各表示窓10L、10C、10Rの入賞ラインL上に停止表示される。
そして、S15においてメインCPU41は、当該スロットマシン1における配当の払い出しが行われたか否かについて判定する。その結果、図4に示すいずれかの役が成立している場合(S15:YES)には、S16に移行する。一方、いずれの役も成立していない場合(S15:NO)には、当該メイン遊技処理を終了する。
S16でメインCPU41は、通常ゲームにおいてボーナスゲームトリガーが成立したか否かを判定する。具体的には、「RED7」のシンボルの組合せが入賞ラインL上に停止表示された場合にボーナスゲームトリガーが成立したと判定される。
そして、ボーナスゲームトリガーが成立したと判定された場合(S16:YES)には後述のボーナスゲーム処理(S17)を実行し、その後、通常ゲームとボーナスゲームとでそれぞれ獲得した配当を遊技者に対して払い出す。この時、CASHOUTボタン15を押下することによって、クレジット数に応じたコイン(1クレジットがコイン1枚に相当)として払い出すことも可能であり、また、バーコード付チケット25により払い出すことも可能である。
一方、ボーナスゲームトリガーが成立していないと判定された場合(S16:NO)には、通常ゲームで獲得した配当(図4参照)を遊技者に対して払い出す。
次に、本実施形態に係るスロットマシン1で実行される前記S17のボーナスゲーム処理のサブ処理について、図9を参照しつつ詳細に説明する。図9は、本実施形態に係るスロットマシン1におけるボーナスゲーム処理プログラムのフローチャートである。
図9に示すように、S21でメインCPU41は下側画像表示パネル6に表示される宝箱A91、宝箱B92、宝箱C93(図10参照)の各選択肢について、遊技者の接触態様によって3種類に区分した配当(計9種類の配当)を抽選によって対応付ける。具体的には、サンプリングされた乱数値とボーナスゲーム抽選テーブル(図6参照)に基づいて配当を対応付ける配当テーブルを配当テーブルA〜E(図5参照)の5種類から選択することにより行う。
そして、S22ではメインCPU41は下側画像表示パネル6に対してボーナスゲーム画面90を表示する。ここで、図10は本実施形態に係るスロットマシン1の下側画像表示パネル6で表示されるボーナスゲーム画面90について示した図である。
図10に示すように、ボーナスゲーム画面90は画面の左下に表示された宝箱A91と、画面の中央下に表示された宝箱B92と、画面の右下に表示された宝箱C93によって構成される。また、遊技者に宝箱91〜93の画像を見易くするために、表示窓10L、10C、10Rには各宝箱91〜93の画像が重ならないように表示される。
次に、S23ではボーナスゲーム画面90において表示された各宝箱91〜93に対して遊技者の指が接触されたか否かをタッチパネル11からの操作情報に基づいて判定する。そして、接触されていないと判定された場合(S23:NO)には、接触されるまで待機する。一方、接触されたと判定された場合(S23:YES)には、S24へと移行し、更に接触されている指がタッチパネル11から離れたか否かが判定される。
その結果、接触されている指がタッチパネル11から離れていないと判定された場合(S24:NO)には、継続して指がタッチパネル11から離れるまで待機する一方、指がタッチパネル11から離れたと判定された場合(S24:YES)には、選択した宝箱の種類と接触態様に対応付けられた演出によって対応付けられた配当を表示する(S25)。その後、S18の払出処理へと移行し、ボーナスゲームによって獲得した配当の払い出しを行う。
ここで、図11を用いて前記S25における選択肢の配当の表示処理について説明する。尚、図11では前記S21のボーナスゲーム配当抽選処理によって配当テーブルAが選択された場合であって、且つ宝箱C93が遊技者によって選択された場合を示すこととする。
図11に示すように、例えばボーナスゲーム画面90に表示された宝箱C93に対して遊技者の指が1秒間接触された後に指が離れた場合には、宝箱を直ちに開く(例えば、1秒で開く)とともに配当の1クレジットを示す「1」の文字96を表示する演出を行う。
また、宝箱C93に対して遊技者の指が3秒間接触された後に指が離れた場合には、宝箱をゆっくり開く(例えば、3秒で開く)とともに配当の5クレジットを示す「5」の文字97を表示する演出を行う。
更に、宝箱C93に対して遊技者の指が6秒間接触された後に指が離れた場合には、宝箱を3段階に開くとともに直前の通常ゲームで獲得した配当が2倍になることを示す「×2」の文字98を表示する演出を行う。
そして、図11に示す演出を行った後には、ボーナスゲーム画面90に確定したボーナスゲームの配当(図12では5クレジット)とともに選択された宝箱(図12では宝箱B92)を開けられた状態で表示する。図12は遊技者によって宝箱B92が選択された後のボーナスゲーム画面90を示した図である。
ここで、図12に示すように、遊技者が選択した宝箱と接触態様とに対応付けられた配当をボーナスゲーム画面90に表示することによって、遊技者は今回のボーナスゲームで得た配当を把握することが可能となる。
以上説明した通り本実施形態に係るスロットマシン1では、投入されたコインに基づいてベット操作が行われた後にリール5L、5C、5Rが回転駆動され(S14)、入賞ラインL上に停止表示された図柄の組合せがボーナスゲームトリガーを成立させる組合せとなった場合(S16:YES)に、ボーナスゲームにおいて選択肢として表示される宝箱に対する配当を接触態様の種類毎に抽選して対応付け(S21)、遊技者が選択した宝箱の種類と接触態様とに対応付けられた演出で配当を表示する(S25)ので、ボーナスゲームにおける選択肢の選択操作と特典内容を関連付けた多彩な遊技を提供することが可能となる。従って、限られた数の選択肢(本実施形態では3個)のみを用いる場合であっても遊技性を向上させ、遊技者が大きな達成感を得ることが可能となる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、選択肢の接触態様として指を選択肢に接触した時間により特定することとしているが、選択肢に接触した回数や接触した状態でどのように接触位置を移動させたか等によって特定することとしても良い。
また、本実施形態ではボーナスゲームにおいて表示される選択肢に対して配当及び演出内容を対応付ける際に、配当テーブルA〜E(図5参照)からいずれかの配当テーブルを選択することにより行っていたが、各選択肢の各接触態様に対してそれぞれ配当及び演出内容を抽選により決定することとしても良い。
また、本実施形態ではスロットマシンのボーナスゲームにおいて実行される選択式のボーナスゲームに対して適用した例について説明したが、例えば、ポーカーゲームやビンゴゲーム等で特定な条件を満たしたときに発生する選択式のボーナスゲームに対して適用することも可能である。
本実施形態に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。 各リールの外周面に描かれたシンボルの列を示した模式図である。 本実施形態に係るスロットマシンの制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態におけるスロットマシンの当選役と各役の成立可能性及び配当について示した配当テーブルを示した図である。 本実施形態におけるスロットマシンのボーナスゲームにおける配当テーブルを示した図である。 本実施形態におけるスロットマシンのボーナスゲームにおいて配当テーブルを選択する配当抽選テーブルを示した図である。 本実施形態に係るスロットマシンにおけるメイン制御処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るスロットマシンにおけるメイン遊技処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るスロットマシンにおけるボーナスゲーム処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るスロットマシンの下側画像表示パネルで表示されるボーナスゲーム画面について示した図である。 ステップ25における選択肢の配当の表示処理について説明した説明図である。 遊技者によって宝箱B92が選択された後のボーナスゲーム画面を示した図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2 キャビネット
5L、5C、5R リール
6 下側画像表示パネル
11 タッチパネル
41 メインCPU
42 ROM
43 RAM
91〜93 宝箱

Claims (3)

  1. 選択肢を表示する選択肢表示手段と、
    前記選択肢に対して特典を対応付ける特典対応手段と、
    前記選択肢表示手段によって表示された選択肢の内、遊技者が接触した選択肢を特定する選択肢特定手段と、
    前記選択肢特定手段によって選択肢が特定された際に、特定された選択肢に対応付けられた特典を遊技者に付与する特典付与手段と、を有する遊技機であって、
    前記特典対応手段は遊技者による選択肢の接触態様の種類に基づいて異なる特典を対応付け、
    前記特典付与手段は前記選択肢特定手段によって特定された選択肢の遊技者による選択肢の接触態様の種類に対応付けられた特典を付与することを特徴とする遊技機。
  2. 前記選択肢に対して遊技者による選択肢の接触態様の種類に基づいて異なる演出を対応付ける演出対応手段と、
    前記選択肢特定手段によって選択肢が特定された際に、特定された選択肢の遊技者による選択肢の接触態様の種類に対応付けられた演出を行う演出手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可変表示手段に停止表示する図柄を制御する停止制御手段と、
    前記停止制御手段により各列の可変表示手段に停止表示された図柄に基づいて遊技者に特典を付与する図柄特典付与手段と、
    前記停止制御手段により各列の可変表示手段に停止表示された図柄が所定の図柄の組合せとなった場合に、通常より有利な条件を遊技者に与える特別遊技態様に移行する特別遊技態様移行手段と、を有し、
    前記特別遊技状態に移行した場合に前記選択肢表示手段に前記選択肢を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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