JP2007189884A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増加することなく且つ回転軸や軸受の径を細くすることなく、小型化を達成することを可能とした駆動装置を提供する。
【解決手段】ステッピングモータは、マグネット1、第1及び第2のステータ2、3、第1及び第2のコイル4、5、回転軸6、第1及び第2のボビン7、8を備える。第1のステータ2の第1の外側磁極部が、第2のボビン8の鍔部の切欠き部に挿入されると、切欠き部周辺が第1の外側磁極部により押圧され、第2のボビン8の係合部が係合状態となる。第2のステータ3の第2の外側磁極部が第1のボビン7の切欠き部に挿入されると、切欠き部周辺が第2の外側磁極部により押圧され、第1のボビン7の係合部が係合状態となる。第1及び第2のステータ2、3の外側磁極部が第1及び第2のボビン7、8に対し回転軸6と平行方向及び回転方向とも固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒形状を有するステッピングモータに適用される駆動装置に関する。
従来、コイルに対する通電を切り替え、外側磁極部と内側磁極部の各極性を切り替えることで回転軸を回転させる円筒形状のステッピングモータが開発され実用化されている。本願出願人は、回転軸を中心とする直径を小さくし且つ出力を高めたステッピングモータを提案している(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来例(特許文献1)に係るステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。図8は、ステッピングモータの断面図である。
図7及び図8において、マグネット101は、円筒形状に構成され、周方向に着磁されている。第1のステータ102は、軟磁性材料から形成され、マグネット101の外周面に隙間をあけて対向する第1の磁極部102a〜102eと孔部102fを備えている。第2のステータ103は、軟磁性材料から形成され、マグネット101の外周面に隙間をあけて対向する第2の磁極部103a〜103eと孔部103fを備えている。第1のコイル104、第2のコイル105は、円筒形状に構成され、第1のボビン109、第2のボビン110にそれぞれ巻き付けられている。
回転軸106は、軟磁性材料から形成され、第1の内側磁極部106a、106b、出力部106eを備えている。第1の内側磁極部106aは、マグネット101に対向している第1のステータ102の第1の外側磁極部102a〜102eと対向した軸方向の範囲でマグネット101を挟む位置に形成されている。第1の内側磁極部106bは、第2のステータ103の第2の外側磁極部103a〜103eと対向した軸方向の範囲でマグネット101を挟む位置に形成されている。
第1の軸受107、第2の軸受108は、軟磁性材料から形成され、第1のステータ102の孔部102f、第2のステータ103の孔部103fにそれぞれ固定されている。これにより、第1の軸受107と第1のステータ102が磁気的に接続され、また、第2の軸受108と第2のステータ103が磁気的に接続される。
また、第1の軸受107の内径部において回転軸106の軸部106cと嵌合することにより、回転軸106を回転可能に保持している。更に、該嵌合部において第1の軸受107と回転軸106が磁気的に接続され、第1の軸受107は第1の内側磁極部の一部として作用する。以上のことから、第1の軸受107を介して第1のステータ102と回転軸106とが磁気的に接続され、また、第2の軸受108を介して第2のステータ103と回転軸106とが磁気的に接続される。
上記構成において、第1のコイル104、第2のコイル105への通電を切り替えることにより、第1の外側磁極部102a〜102e、第1の内側磁極部106a、第2の外側磁極部103a〜103e、第2の内側磁極部106b、の各極性を切り替える。これにより、回転軸106を回転させていく。
上記従来例のステッピングモータにおいては、第1の軸受107と第1のステータ102の間に第1のボビン109を挟みこむことで、第1のボビン109を固定している。また同様に、第2のボビン110も第2の軸受108と第2のステータ103により固定している。
特願2005−027869号
上記従来例では、図8に示した通り、第1及び第2のボビン109、110を、第1及び第2の軸受107、108と、第1及び第2のステータ102、103との間に挟み込み、両軸受と両ステータを圧入することで固定している。このような構造であるため、ステッピングモータを更に小型化するには製作面で限界がある。また、ステッピングモータを小型化できたとしても、第1及び第2の軸受107、108及び回転軸106の径を細くする必要があるため、磁束が通りづらくなってしまう結果、ステッピングモータの性能が落ちてしまうという問題がある。
本発明の目的は、部品点数を増加することなく且つ回転軸や軸受の径を細くすることなく、小型化を達成することを可能とした駆動装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の駆動装置は、周方向に着磁された円筒形状のマグネットと、第1のコイルにより励磁される第1のステータと、第2のコイルにより励磁される第2のステータと、前記第1のステータに対し非係合状態と係合状態に切換え可能な係合部を有し前記第1のコイルを固定する第1のボビンと、前記第2のステータに対し非係合状態と係合状態に切換え可能な係合部を有し前記第2のコイルを固定する第2のボビンとを備え、前記第1のステータと前記第1のボビンを組立てたユニットと前記第2のステータと前記第2のボビンを組立てたユニットとを結合した際に、切換部材により、前記第1のボビンの前記第1のステータに対する前記係合部及び前記第2のボビンの前記第2のステータに対する前記係合部が非係合状態から係合状態に切換えられることを特徴とする。
本発明によれば、第1のステータと第1のボビンを組立てたユニットと第2のステータと第2のボビンを組立てたユニットとを結合する際、第1及び第2のステータ又は第1及び第2のボビンが、係合部を非係合状態から係合状態に切換える切換部材として働く。これにより、第1及び第2のステータと第1及び第2のボビンを固定するための部材を別個に設けるなど、部品点数を増加することなく、且つ回転軸や軸受の径を細くすることなく、駆動装置の小型化を達成することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置としてのステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。図2(a)は、第1のステータの外側磁極部を示す図、図2(b)は、第1のボビンの鍔部を示す図である。図3(a)は、第2のステータの外側磁極部と第2のボビンの鍔部を示す図、図3(b)は、第1のステータの外側磁極部と第1のボビンの鍔部を示す図、図3(c)は、第1及び第2のステータの外側磁極部と第1及び第2のボビンの鍔部を示す図である。
図1乃至図3において、ステッピングモータは、マグネット1、第1のステータ2、第2のステータ3、第1のコイル4、第2のコイル5、回転軸6、第1のボビン7、第2のボビン8を備えている。
マグネット1は、円筒形状に構成されており、その外周面が円周方向に複数分割されS極及びN極に交互に着磁された着磁部を備えている。
第1のステータ2は、軟磁性材料から形成されており、円盤状の基端部から軸方向に延出され且つ円周方向に等間隔で形成された歯形状の第1の外側磁極部2a、2b、2c、2d、2eを備えている。第1の外側磁極部2a、2b、2c、2d、2eには、それぞれ、切欠き部2aa、2ab、2ba、2bb、2ca、2cb、2da、2db、2ea、2ebが形成されている。第1の外側磁極部2a〜2eは、マグネット1の外周面に所定の隙間をおいて対向状態に配置される。尚、図2では一部の第1の外側磁極部の切欠き部のみ図示しており、他の図示は省略する。
第2のステータ3は、軟磁性材料から形成されており、円盤状の基端部から軸方向に延出され且つ円周方向に等間隔で形成された歯形状の第2の外側磁極部3a、3b、3c、3d、3eを備えている。第2の外側磁極部3a、3b、3c、3d、3eには、それぞれ、切欠き部3aa、3ab、3ba、3bb、3ca、3cb、3da、3db、3ea、3ebが形成されている。第2の外側磁極部3a〜3eは、マグネット1の外周面に所定の隙間をおいて対向状態に配置される。尚、図3では一部の第2の外側磁極部の切欠き部のみ図示しており、他の図示は省略する。
第1のコイル4は、円筒形状に構成されると共に、第1のボビン7に巻き付けられており、第1のステータ2の第1の外側磁極部2a〜2eを励磁する。第2のコイル5は、円筒形状に構成されると共に、第2のボビン8に巻き付けられており、第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eを励磁する。第1のコイル4及び第2のコイル5は、その外径がマグネット1の外径とほぼ同じ寸法に形成されている。
回転軸6は、軟磁性材料から形成されており、第1の内側磁極部6a、第2の内側磁極部6b、軸部6c、軸部6d、出力部6eを備えている。回転軸6は、軸部6cが第1のコイル4の内径部に挿入され、軸部6dが第2のコイル5の内径部に挿入されると共に、マグネット1の内径部に接着固定される。
第1の内側磁極部6aは、マグネット1に対向している第1のステータ2の第1の外側磁極部2a〜2eと対向した軸方向の範囲でマグネット1を挟む位置に形成されている。第1の内側磁極部6aは、第1のコイル4への通電により第1のステータ2の第1の外側磁極部2a〜2eとは反対の極に励磁される。同様に、第2の内側磁極部6bは、マグネット1に対向している第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eと対向した軸方向の範囲でマグネット1を挟む位置に形成されている。第2の内側磁極部6bは、第2のコイル5への通電により第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eとは反対の極に励磁される。
また、回転軸6は、マグネット1を第1の内側磁極部6a或いは第2の内側磁極部6bにて固着する。第1の内側磁極部6a、第2の内側磁極部6bによりマグネット1の内径を埋める構造とすることにより、マグネット1の機械的強度を増大することが可能となる。また、第1の内側磁極部6aと第2の内側磁極部6bはバックメタルとして働き、磁気回路のパーミアンス係数は高く設定されることになるため、ステッピングモータが高温下の環境で使用された場合でも減磁による磁気的劣化も少なくすることが可能となる。
第1のボビン7は、樹脂モールドにて形成されており、円筒部7fと、該円筒部7fから軸方向に延出された歯形状の鍔部7a、7b、7c、7d、7eを備えている。円筒部7fの外周には、第1のコイル4が巻回されている。鍔部7aには、突起部7aa、7ab及び切欠き部7acが形成されている。他の鍔部7b〜7eについても同様に突起部と切欠き部が形成されている。
第2のボビン8は、樹脂モールドにて形成されており、円筒部8f(図1では不図示)と、該円筒部8fから軸方向に延出された歯形状の鍔部8a、8b、8c、8d、8eを備えている。円筒部8fの外周には、第2のコイル5が巻回されている。鍔部8aには、突起部8aa、8ab及び切欠き部8acが形成されている。他の鍔部8b〜8eについても同様に突起部と切欠き部が形成されている。
次に、上記構成を有する本実施の形態のステッピングモータの組立てと、第1のステータ2及び第2のステータ3と第1のボビン7及び第2のボビン8との固定方法について説明する。
まず、第1のステータ2と第1のボビン7、第2のステータ3と第2のボビン8をそれぞれ組立て、第1のステータ・ボビンユニット、第2のステータ・ボビンユニットとする。その詳細を以下に述べる。
第1のステータ2と第1のボビン7を組立てる際、第1のステータ2の第1の外側磁極部2a〜2eは、それぞれ、第1のボビン7の鍔部と鍔部の間の係合部に挿入される。例えば、第1のステータ2の第1の外側磁極部2aは、第1のボビン7の鍔部7aと鍔部7eの間の係合部7e’a’に挿入される(図3(b)参照)。第1のステータ2の第1の外側磁極部2bは、第1のボビン7の鍔部7aと鍔部7bの間の係合部7a’b’に挿入される(図3(b)参照)。第2のステータ3と第2のボビン8の組立ても同様である。これにより、第1及び第2のステータ・ボビンユニットの完成となる。
第1のステータ・ボビンユニットの状態では、図3(b)に示すように、第1のステータ2の第1の外側磁極部2aと、第1のボビン7の鍔部7aと鍔部7eの間の係合部7e’a’との間には、わずかに隙間が生ずる。同様に、第1のステータ2のその他の第1の外側磁極部2b〜2eも、第1のボビン7の鍔部7a〜7eの間の係合部7a’b’ 、7b’c’、7c’d’、7d’e’、に挿入された時に、わずかに隙間が生ずる。結果として、第1のステータ2と第1のボビン7は、非係合状態になっている。尚、図3では一部の鍔部と係合部のみ図示し、他の図示は省略する。第1のボビン7の係合部は、第1のステータ2に対し非係合状態と係合状態に変更可能である。
また、第2のステータ・ボビンユニットの状態では、図3(a)に示すように、第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eが、第2のボビン8の鍔部8a〜8eの間の係合部8a’b’ 〜8e’a’に挿入された時も、同様にわずかに隙間が生ずる。結果として、第2のステータ3と第2のボビン8は、非係合状態になっている。尚、図3では一部の鍔部と係合部のみ図示し、他の図示は省略する。第2のボビン8の係合部は、第2のステータ3に対し非係合状態と係合状態に変更可能である。
次に、マグネット1を接着した回転軸6の軸部6cを上記で組立てた第1のステータ・ボビンユニットの内径部に挿入し、回転軸6の軸部6dを第2のステータ・ボビンユニットの内径部に挿入する。この時の、第1のステータ・ボビンユニットと第2のステータ・ボビンユニットの組立て及び固定方法について以下に詳細を説明する。
図3(a)〜(c)に示すように、第1のステータ2の第1の外側磁極部2a、2bが、第2のボビン8の鍔部の切欠き部8ac、8bcに挿入されると、切欠き部8ac、8bcの周辺が第1のステータ2の第1の外側磁極部2a、2bにより押圧される。これにより、第2のステータ3の切欠き部3aa、3abに第2のボビン8の突起部8aa、8bbがそれぞれ係合する。その結果、第2のボビン8の係合部8a’b’が係合状態となり、第2のステータ3の第2の外側磁極部3aが固定される。
第1のステータ2の他の第1の外側磁極部についても、同様に第2のボビン8の切欠き部に挿入することで、切欠き部の周辺が押圧されるため、第2のボビン8の係合部が係合状態となる。その結果、第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eが、第2のボビン8に対して回転軸6と平行方向及び回転軸6を中心とした回転方向の両方とも固定される。
同様に、第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eが第1のボビン7の切欠き部に挿入されると、切欠き部の周辺が第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eにより押圧されるため、第1のボビン7の係合部が係合状態となる。その結果、第1のステータ2の第1の外側磁極部2a〜2eも、第1のボビン7に対して回転軸6と平行方向及び回転軸6を中心とした回転方向の両方とも固定される。
更に、第1のボビン7及び第2のボビン8同士を接着固定することで、ステッピングモータの組立て完成に至る。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1のステータ2の第1の外側磁極部2a〜2eが第2のボビン8の鍔部に挿入されると、第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eも第2のボビン8に対して係合状態となる。これに伴い、第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eが、第2のボビン8に対して回転軸6と平行方向及び回転軸6を中心とした回転方向の両方とも固定される。
同様に、第2のステータ3の第2の外側磁極部3a〜3eが第1のボビン7の鍔部に挿入されると、第1のステータ2の第1の外側磁極部2a〜2eも第1のボビン7に対して係合状態となる。これに伴い、第1のステータ2の第1の外側磁極部2a〜2eが、第1のボビン7に対して回転軸6と平行方向及び回転軸6を中心とした回転方向の両方とも固定される。
即ち、第1のステータ・ボビンユニットと第2のステータ・ボビンユニットの組立て時において、第1のステータ2の外側磁極部が第2のボビン8の係合部を非係合状態から係合状態に切換える切換部材として働く。また、第2のステータ3の外側磁極部が第1のボビン7の係合部を非係合状態から係合状態に切換える切換部材として働く。その結果、第1及び第2のステータと第1及び第2のボビンが固定される。これにより、第1及び第2のステータと第1及び第2のボビンを固定するための部材を別個に設けるなど、部品点数を増加することなく、且つ回転軸や軸受の径を細くすることなく、ステッピングモータの小型化を達成することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置としてのステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。図5(a)は、第2のステータの外側磁極部を示す図、図5(b)は、第2のボビンの鍔部を示す図である。図6(a)は、第2のステータの外側磁極部と第2のボビンの鍔部を示す図、図6(b)は、第1のステータの外側磁極部と第1のボビンの鍔部を示す図、図6(c)は、第1及び第2のステータの外側磁極部と第1及び第2のボビンの鍔部を示す図である。
図4乃至図6において、ステッピングモータは、マグネット1、第1のステータ12、第2のステータ13、第1のコイル4、第2のコイル5、回転軸6、第1のボビン17、第2のボビン18を備えている。
本実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、下記の点において相違する。本実施の形態における上述した第1の実施の形態(図1)と同じ要素については、同一符号を付し説明を省略する。
第1のステータ12は、軟磁性材料から形成されており、円盤状の基端部から軸方向に延出され且つ円周方向に等間隔で形成された歯形状の第1の外側磁極部12a、12b、12c、12d、12eを備えている。第1の外側磁極部12a、12b、12c、12d、12eには、それぞれ、切欠き部12aa、12ab、12ba、12bb、12ca、12cb、12da、12db、12ea、12ebが形成されている。尚、図6では一部の第1の外側磁極部の切欠き部のみ図示しており、他の図示は省略する。
第2のステータ13は、軟磁性材料から形成されており、円盤状の基端部から軸方向に延出され且つ円周方向に等間隔で形成された歯形状の第2の外側磁極部13a、13b、13c、13d、13eを備えている。第2の外側磁極部13a、13b、13c、13d、13eには、それぞれ、切欠き部13aa、13ab、13ba、13bb、13ca、13cb、13da、13db、13ea、13ebが形成されている。尚、図6では一部の第2の外側磁極部の切欠き部のみ図示しており、他の図示は省略する。
第1のボビン17は、樹脂モールドにて形成されており、円筒部17fと、該円筒部17fから軸方向に延出された歯形状の鍔部17a、17b、17c、17d、17eを備えている。円筒部17fの外周には、第1のコイル4が巻回されている。鍔部17aには、突起部17aa、17ab、切欠き部17ac、先端部17adが形成されている。他の鍔部17b〜17eについても同様に突起部と切欠き部と先端部が形成されている。
第2のボビン18は、樹脂モールドにて形成されており、円筒部18f(図4では不図示)と、該円筒部18fから軸方向に延出された歯形状の鍔部18a、18b、18c、18d、18eを備えている。円筒部18fの外周には、第2のコイル5が巻回されている。鍔部18aには、突起部18aa、18ab、切欠き部18ac、先端部18adが形成されている。他の鍔部18b〜18eについても同様に突起部と切欠き部と先端部が形成されている。
次に、上記構成を有する本実施の形態のステッピングモータの組立てと、第1のステータ12及び第2のステータ13と第1のボビン17及び第2のボビン18との固定方法について説明する。
まず、第1のステータ12と第1のボビン17、第2のステータ13と第2のボビン18をそれぞれ組立て、第1のステータ・ボビンユニット、第2のステータ・ボビンユニットとする。その詳細を以下に説明する。
本実施の形態は、第2のステータ・ボビンユニットの状態では、上記第1の実施の形態と同様に以下のようになっている。即ち、図6(a)に示すように、第2のステータ12の第2の外側磁極部13aと、第2のボビン18の鍔部18aと鍔部18bの間の係合部18a’b’との間には、わずかに隙間があり、非係合状態となっている。また、第1のステータ・ボビンユニットの状態も上記第1の実施の形態と同様である。
次に、第1及び第2のステータ・ボビンユニット同士を結合する時について説明する。上記第1の実施の形態では、第1及び第2のステータの外側磁極部が第1及び第2のボビンの係合部の係合状態を切換える切換部材となる構成について説明した。これに対し、本実施の形態では、第1及び第2のボビンが切換部材となる。その詳細を以下に説明する。
図6(a)〜(c)に示すように、第1のボビン17の先端部17adが第2のボビン18の鍔部18aの切欠き部18acに挿入されると、切欠き部18acの周辺が第1のボビン17の先端部17adにより押圧される。これにより、第2のステータ13の切欠き部13aa、13abに第2のボビン18の突起部18aa、18bbがそれぞれ係合する。その結果、第2のボビン18の係合部18a’b’が係合状態となり、第2のステータ13の第2の外側磁極部13aが固定される。
第1のボビン17の他の先端部についても、同様に第2のボビン18の切欠き部に挿入することで、切欠き部の周辺が押圧されるため、第2のボビン18の係合部が係合状態となる。その結果、第2のステータ13の第2の外側磁極部13a〜13eが、第2のボビン18に対して回転軸6と平行方向及び回転軸6を中心とした回転方向の両方とも固定される。
同様に、第2のボビン18の先端部が第1のボビン17の切欠き部に挿入されると、切欠き部の周辺が押圧されるため、第1のボビン17の係合部が係合状態となる。その結果、第1のステータ12の第1の外側磁極部12a〜12eも、第1のボビン17に対して回転軸6と平行方向及び回転軸6を中心とした回転方向の両方とも固定される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1のステータ・ボビンユニットと第2のステータ・ボビンユニットの組立て時において、第1及び第2のボビンが切換部材として働く。その結果、第1及び第2のステータと第1及び第2のボビンが固定される。これにより、第1及び第2のステータと第1及び第2のボビンを固定するための部材を別個に設けるなど、部品点数を増加することなく、且つ回転軸や軸受の径を細くすることなく、ステッピングモータの小型化を達成することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置としてのステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。 図1のステッピングモータの部分展開図であり、(a)は、第1のステータの外側磁極部を示す図、(b)は、第1のボビンの鍔部を示す図である。 図1のステッピングモータの部分展開図であり、(a)は、第2のステータの外側磁極部と第2のボビンの鍔部を示す図、(b)は、第1のステータの外側磁極部と第1のボビンの鍔部を示す図、(c)は、第1及び第2のステータの外側磁極部と第1及び第2のボビンの鍔部を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置としてのステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。 図4のステッピングモータの部分展開図であり、(a)は、第2のステータの外側磁極部を示す図、(b)は、第2のボビンの鍔部を示す図である。 図4のステッピングモータの部分展開図であり、(a)は、第2のステータの外側磁極部と第2のボビンの鍔部を示す図、(b)は、第1のステータの外側磁極部と第1のボビンの鍔部を示す図、(c)は、第1及び第2のステータの外側磁極部と第1及び第2のボビンの鍔部を示す図である。 従来例に係るステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。 図7のステッピングモータの断面図である。
符号の説明
1 マグネット
2、12 第1のステータ(切換部材)
2a〜2e 第1の外側磁極部
2aa〜2eb 切欠き部
3、13 第2のステータ(切換部材)
3a〜3e 第2の外側磁極部
3aa〜3eb 切欠き部
4 第1のコイル
5 第2のコイル
6 回転軸
7、17 第1のボビン(切換部材)
7a’b’〜7e’a’ 係合部
7a〜7e 鍔部
8、18 第2のボビン(切換部材)
8a〜8e 鍔部
8a’b’〜8e’a’ 係合部
12a〜12e 第1の外側磁極部
12aa〜12eb 切欠き部
13a〜13e 第2の外側磁極部
13aa〜13eb 切欠き部
17a〜17e 鍔部
18a〜18e 鍔部

Claims (4)

  1. 周方向に着磁された円筒形状のマグネットと、
    第1のコイルにより励磁される第1のステータと、
    第2のコイルにより励磁される第2のステータと、
    前記第1のステータに対し非係合状態と係合状態に切換え可能な係合部を有し前記第1のコイルを固定する第1のボビンと、
    前記第2のステータに対し非係合状態と係合状態に切換え可能な係合部を有し前記第2のコイルを固定する第2のボビンとを備え、
    前記第1のステータと前記第1のボビンを組立てたユニットと前記第2のステータと前記第2のボビンを組立てたユニットとを結合した際に、
    切換部材により、前記第1のボビンの前記第1のステータに対する前記係合部及び前記第2のボビンの前記第2のステータに対する前記係合部が非係合状態から係合状態に切換えられることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記切換部材は、前記第1及び第2のステータであり、
    前記第1のステータを前記第2のボビンに結合した際に、前記第1のステータの押圧により前記第2のボビンの前記第2のステータに対する前記係合部が非係合状態から係合状態に切換えられ、
    前記第2のステータを前記第1のボビンに結合した際に、前記第2のステータの押圧により前記第1のボビンの前記第1のステータに対する前記係合部が非係合状態から係合状態に切換えられることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. 前記切換部材は、前記第1及び第2のボビンであり、
    前記第1のボビンを前記第2のボビンに結合した際に、前記第1のボビンの押圧により前記第2のボビンの前記第2のステータに対する前記係合部が非係合状態から係合状態に切換えられ、
    前記第2のボビンを前記第1のボビンに結合した際に、前記第2のボビンの押圧により前記第1のボビンの前記第1のステータに対する前記係合部が非係合状態から係合状態に切換えられることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  4. 前記第1及び第2のステータは、それぞれ軸方向に延出された歯形状の磁極部を有し、
    前記第1及び第2のボビンは、それぞれ軸方向に延出された歯形状の鍔部を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の駆動装置。
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