JP2007189830A - 永久磁石型同期モータ - Google Patents

永久磁石型同期モータ Download PDF

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Abstract

【課題】ステータコアの集磁力の低下を抑えながら、コギングトルクを低減可能な永久磁石型同期モータを提供すること。
【解決手段】モータ1において、ステータコア31は複数の分割コア310によって構成され、ロータ4は回転軸41の周方向に配置された分割永久磁石420を備えている。分割コア310において、隣接する極歯311の先端部312同士の間には隙間38が形成され、先端面313には、それを周方向で等角度に分割する補助溝39が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、永久磁石型同期モータ(以下、モータという)に関するものである。さらに詳しくは、永久磁石型同期モータにおけるコギングトルク低減構造に関するものである。
永久磁石型同期モータは、一般に、半径方向に突出する複数の極歯が間にスロットを挟んで等角度間隔に配置されたステータコア、および極歯に巻回されたコイルを備えたステータと、極歯の先端面に所定の空隙を介して対向する周面にS極およびN極が周方向で交互に配置された永久磁石を備えたロータとを有している。
このようなモータでは、ステータコアと永久磁石との間に作用する磁気吸引力によりゴギングトルクが発生し、かかるコギングトルクは、回転むらや信号の原因となるため、好ましくない。そこで、極歯の先端面にダミースロットと称せられる補助溝を形成することにより、モータ全体でのコギングトルクを低減することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−18326号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような一体型のステータコアを用いた場合には、コイルを巻回するためのノズルが極歯の間に形成されたスロット内に進入できるように、隣り合う極歯の先端部同士の隙間を広くせざるを得ない。このため、隣り合う極歯の先端部同士の隙間で発生するコギングトルクが大きいので、それを相殺するには、補助溝も大きくする必要がある。その結果、ステータコアの集磁力が低下するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ステータコアの集磁力の低下を抑えながら、コギングトルクを低減可能なモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、半径方向に突出する複数の極歯が間にスロットを挟んで等角度間隔に配置されたステータコア、および前記極歯に巻回されたコイルを備えたステータと、前記極歯の先端面に所定の空隙を介して対向する周面にS極およびN極が周方向で交互に配置された永久磁石を備えたロータとを有する永久磁石型同期モータにおいて、前記ステータコアは、前記極歯を備えた複数の分割コアが周方向に配置されてなり、前記極歯の先端面には、当該先端面を周方向に等角度に分割する補助溝が形成されていることを特徴とする。
本発明では、分割コアを用いたため、分割コアにコイルを巻回した後、分割コアを周方向に配置してステータを構成することができる。このため、コイルを巻回するためのノズルを極歯の先端部同士の隙間に通す必要がないので、極歯の先端部同士の隙間を狭くできる。このため、隣り合う極歯の先端部同士の隙間で発生するコギングトルクを小さくできる。また、極歯の先端面には、この先端面を周方向に等角度に分割する補助溝が形成されているため、モータ全体でのコギングトルクを低減できる。しかも、極歯の先端部同士の隙間が狭い分、補助溝も狭くてよいので、補助溝の形成に起因するステータコアの集磁力の低下を抑えることができる。また、極歯の先端面に補助溝を形成すると、渦電流の発生を抑えることができる。
本発明において、前記永久磁石は、周方向に配置された複数の分割永久磁石からなることが好ましい。このように構成すると、一体型の永久磁石を用いた場合に比較して、コストの低減を図ることができる。また、分割永久磁石であれば、磁石を着磁する際、ラジアル方向の着磁に限らず、平行着磁などといった異方着磁も容易に行うことができる。それ故、誘起電圧の波形を正弦波に近づけることも容易である。
本発明において、前記複数の分割永久磁石は、周方向で隣り合う分割永久磁石同士が離れた状態に配置されていることが好ましい。このように構成すると、分割永久磁石同士を接することができない場合、または意図的に接しない場合において、分割永久磁石間の間隔を一定の間隔にすることで、磁極が変化する部分を一定にすることができる。
本発明において、前記複数の分割永久磁石は、周方向で隣り合う分割永久磁石同士が接する状態に配置されていることが好ましい。このように構成すると、分割永久磁石を周方向に配置する際の作業を容易かつ効率よく行うことができる。また、分割永久磁石同士を接する状態で配置することで、磁極が変化する部分を一定にすることができる。
本発明において、前記分割永久磁石は、前記極歯の先端面と対向する面が、前記空隙の寸法が周方向の中央で狭く、周方向の両側で広くなる曲率の円弧面からなることが好ましい。前記極歯の先端面と永久磁石との空隙は狭くした方が集磁力や誘起電圧が大きくなる一方、コギングトルクも大きくなるが、このような形状を採用すれば、集磁力や誘起電圧を低減せずにコギングトルクを小さくすることができる。
本発明において、前記複数の極歯は、先端側で周方向に広がる先端部を備える場合、前記複数の極歯において隣り合う極歯の先端部の間に形成された隙間の開口面積と、前記補助溝の開口面積とが略等しいことが好ましい。このように構成すると、隣り合う極歯の先端部同士の隙間で発生するコギングトルクと、補助溝で発生するコギングトルクとを略同等にすることができるので、モータ全体でのコギングトルクを低減できる。
本発明において、前記複数の極歯は、先端側で周方向に広がる先端部を備え、前記複数の極歯において隣り合う極歯の先端部の間に形成された隙間の奥行き寸法と、前記補助溝の奥行き寸法とが略等しいことが好ましい。このように構成すると、隣り合う極歯の先端部同士の隙間で発生するコギングトルクと、補助溝で発生するコギングトルクとを略同等にすることができるので、モータ全体でのコギングトルクを低減できる。
本発明において、前記複数の極歯は、先端側で周方向に広がる先端部を備え、前記複数の極歯において隣り合う極歯の先端部の間に形成された隙間の内容積と、前記補助溝の内容積とが略等しいことが好ましい。このように構成すると、隣り合う極歯の先端部同士の隙間で発生するコギングトルクと、補助溝で発生するコギングトルクとを同等にすることができるので、モータ全体でのコギングトルクを低減できる。
本発明は、前記ロータが前記ステータの内側に配置されたインナーロータ型のモータに適用できる。なお、本発明は、前記ロータが前記ステータの外側に配置されたアウターロータ型のモータに適用してもよい。
本発明では、ステータに分割コアを用いたため、分割コアにコイルを巻回した後、分割コアを周方向に配置してステータを構成することができる。このため、コイルを巻回するためのノズルを極歯の先端部同士の隙間に通す必要がないので、極歯の先端部同士の隙間を狭くできる。このため、隣り合う極歯の先端部同士の隙間で発生するコギングトルクを小さくできる。また、極歯の先端面には、この先端面を周方向に等角度に分割する補助溝
が形成されているため、モータ全体でのコギングトルクを低減できる。しかも、極歯の先端部同士の隙間が狭い分、補助溝も狭くてよいので、補助溝の形成に起因するステータコアの集磁力の低下を抑えることができる。また、極歯の先端面に補助溝を形成すると、渦電流の発生を抑えることができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したモータについて説明する。なお、本発明は、インナーロータ型およびアウターロータ型のいずれにも適用できるが、以下、インナーロータ型のモータに本発明を適用した例を説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明を適用したモータの構成を示す断面図である。図2(a)、(b)は、本発明を適用したステータコアの構成を示す断面図、および補助溝の構成を示す説明図である。
(全体構成)
図1に示すように、本形態のモータ1は、筒状のモータケース22と、このモータケース22内に配置されたステータ3と、このステータ3の内側に配置されたロータ4とを有している。モータケース22は、モータ中心軸線M方向における両端側が開口しており、そのうちの一方の開口部を覆うように軸受保持部材21がモータケース22に取り付けられ、他方の開口部を覆うように軸受保持部材23がモータケース22に取り付けられている。従って、軸受保持部材21および軸受保持部材23は、ケース部材としても用いられている。ロータ4は、回転軸41の外周面に永久磁石42を備えており、回転軸41の両端部には、軸受保持部材21、23に保持された軸受43、44が取り付けられている。
図1および図2(a)に示すように、ステータ3は、半径方向内側に突出する複数の極歯311が間にスロット35を挟んで等角度間隔に配置されたステータコア31と、極歯311に対してインシュレータ33を介して巻回されたコイル32とを備えており、極歯311の先端面313は、所定の空隙を介して永久磁石42の外周面に対向している。ここで、コイル32は、ラジアル方向の内周側で薄く外周側で厚く巻回されている。
(ステータコアの構成)
このように構成したモータ1において、ステータコア31は、極歯311を備えた複数の分割コア310が周方向において等角度間隔に円環状に配置された構成を備えている。本形態において、ステータ3は9極であり、9個の分割コア310が40°間隔に配置されている。これらの複数の分割コア310において、各々の極歯311は先端側で周方向の両側に延びた先端部312を備えており、隣り合う極歯311の先端部312同士の間には隙間38が形成されている。但し、本形態では、ステータコア31に分割コア310を用いたため、分割コア310にコイル32を巻回した後、分割コア310を周方向に配置してステータ3を構成することができるので、コイル32を巻回するためのノズルを極歯311の先端部312同士の隙間38に通す必要がない。それ故、先端部312同士の隙間38の開口幅を狭くできる。例えば、本形態において、先端部312同士が形成する隙間38の開口幅d1は、0.5mmであり、奥行き寸法d2が0.8mmである。
但し、先端部312同士の隙間38は、狭くてもコギングトルクを発生させるため、本形態では、極歯311の先端面313には、この先端面313を周方向に等角度に分割するスリット状の補助溝39が形成されている。このような補助溝39の数は、分割コア310のサイズなどに応じて最適な値に設定すればよいが、本形態では、分割コア310が40°の角度θcを占めているため、極歯311の先端面313では、2本の補助溝39が13.3°の角度間隔で形成されており、極歯311の先端面313において3つの領
域の角度範囲θa、θbはいずれも、13.33°である。
(永久磁石の構成)
本形態において、ロータ4では、回転軸41の周りに配置された永久磁石42は、等角度間隔に配置された複数の分割永久磁石420から構成されている。本形態において、永久磁石42は、6つの分割永久磁石420によって構成されている。
ここで、6つの分割永久磁石420は、周方向で隣り合う分割永久磁石420同士が接する状態に配置されている。
また、6つの分割永久磁石420は、内周面はモータ中心軸線Mを中心とする円弧面になっているが、極歯311の先端面313と対向する外周面は、極歯311の先端面313との間に形成される空隙の寸法が周方向の中央で狭く、周方向の両側で広くなる曲率の円弧面で構成されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、ステータコア31に分割コア310を用いたため、分割コア310にコイル32を巻回した後、分割コア310を周方向に配置してステータ3を構成することができる。このため、コイル32を巻回するためのノズルを極歯311の先端部312同士の隙間38に通す必要がないので、先端部312同士の隙間38を狭くできる。このため、極歯311の先端部312同士の隙間38で発生するコギングトルクが小さい。
また、極歯311の先端面313には、この先端面313を周方向に等角度に分割する補助溝39が形成されているため、モータ全体でのコギングトルクを低減できる。
例えば、図3(a)に示すように補助溝39を等角度間隔に形成した場合と、図3(b)に示すように補助溝39を形成しない場合、図3(c)に示すように補助溝39を等角度間隔からずれた位置に形成した場合について、コギングトルクおよび誘起電圧をシミュレーションすると、図3(d)、(e)に示す結果が得られる。図3(d)は、コギングトルクのシミュレーション結果を比較して示すグラフであり、図3(e)は、誘起電圧のシミュレーション結果を比較して示すグラフである。なお、図3(d)、(e)において、図3(a)に示すように補助溝39を等角度間隔に形成した場合の計測結果を実線Laで示し、図3(b)に示すように補助溝39を形成しない場合の計測結果を実線Lbで示し、図3(c)に示すように補助溝39を等角度間隔からずれた位置に形成した場合の計測結果を実線Lcで示してある。
図3(d)から分かるように、図3(a)に示した本発明に係る構成では、補助溝39を形成しない場合(図3(b)に示す形状)や補助溝39を等角度間隔からずれた位置に形成した場合(図3(c)に示す形状)と比較して、コギングトルクを大幅に低減することができる。また、図3(e)に示すように、図3(a)に示した構成を採用した場合でも、補助溝39を形成しない構成(図3(b)に示す形状)や補助溝39を等角度間隔からずれた位置に形成した構成(図3(c)に示す形状)を採用した場合と比較して誘起電圧が低下することはない。
しかも、本形態によれば、ステータコア31に分割コア310を用いたため、極歯311の先端部312同士の隙間38を狭くできる分、補助溝39も狭くてよいので、補助溝39の形成に起因するステータコア31の集磁力の低下を抑えることができる。
さらに、極歯311の先端面313に補助溝39を形成すると、集磁する先端面313
に形成された凹凸により磁気回路中の空隔が大きくなり、集磁される磁束が局所的に少なくなる。これにより、集磁する先端面313の表面で発生する過電流を低減できるため、渦電流の発生を抑えることができる。
ここで、補助溝39の開口幅(開口面積)は、隣り合う極歯311の先端部312の間に形成された隙間38の開口幅d1(開口面積)と等しいことが好ましい。また、補助溝39の奥行き寸法は、隣り合う極歯311の先端部312の間に形成された隙間38の奥行き寸法d2と等しいことが好ましい。さらに、補助溝39の1つ当たりの内容積は、隣り合う極歯311の先端部312の間に形成された隙間38の内容積と等しいことが好ましい。このように構成すると、極歯311の先端部312同士の隙間38で発生するコギングトルクと、補助溝39で発生するコギングトルクとを同等にすることができるので、モータ全体でのコギングトルクを低減できる。
また、本形態においては、永久磁石42として分割永久磁石420を用いているため、一体型の永久磁石を用いた場合に比較して、コストの低減を図ることができる。また、分割永久磁石420であれば、磁石を着磁する際、ラジアル方向の着磁に限らず、平行着磁などといった異方着磁も容易に行うことができる。それ故、誘起電圧の波形を正弦波に近づけることも容易である。
さらに、本形態において、複数の分割永久磁石420は、周方向で隣り合う分割永久磁石420同士が接する状態に配置されているので、分割永久磁石420を周方向に配置する際の作業を容易かつ効率よく行うことができる。また、分割永久磁石420同士を接する状態で配置することで、磁極が変化する部分を一定にすることができる。また、分割永久磁石420が接しない場合は、分割永久磁石間の間隔を一定の間隔にすることで、磁極が変化する部分を一定にすることができる。
さらにまた、分割永久磁石420は、極歯311の先端面313と対向する外周面が、極歯311の先端面313との間に形成する空隙の寸法が周方向の中央で狭く、周方向の両側で広くなる曲率の円弧面からなる。ここで、極歯311の先端面313と永久磁石42との空隙は狭くした方が集磁力や誘起電圧が大きくなる一方、コギングトルクも大きくなるが、このような形状を採用すれば、集磁力や誘起電圧を低減せずにコギングトルクを小さくすることができる。
すなわち、極歯311の先端面313が構成する仮想円の半径を20mmに固定した場合において、永久磁石42の外周面が構成する仮想円の半径(ロータ4の半径)を15.9mmに設定して、分割永久磁石420の曲率を以下に示すように変化させた場合における、誘起電圧emf[vp−p]とコギングトルクT[mNmp−p]の値は、以下に示す通りであるが、
分割永久磁石の曲率 誘起電圧 コギングトルク
14 132.2 0.905
13 130.9 0.672
12 129.3 0.480
11 127.3 0.315
10 124.6 0.183
9 120.9 0.100
8 115.8 0.063
誘起電圧emf[vp−p]を低減させないために、永久磁石42の外周面が構成する仮想円の半径r[mm](ロータ4の半径)を以下に示すように変化させると、以下の結果
ロータの半径 誘起電圧 コギングトルク
15.9 115.8 0.063
16.0 121.4 0.092
16.1 127.3 0.139
16.2 131.5 0.209
となる。このように、永久磁石42の外周面が構成する仮想円の半径(ロータ4の半径)を大きくすれば、誘起電圧の低下を抑えることができるが、永久磁石42の外周面が構成する仮想円の半径(ロータ4の半径)が大きくなるに伴い、コギングトルクも大きくなる。従って、補助溝39を設けることにより、誘起電圧の低下を抑え、かつコギングトルクの低減を図ることができる。
[その他の実施の形態]
上記形態においては、極歯311に補助溝39を2つずつ形成する構成を採用したが、分割コア310の内径が大きい場合であれば補助溝39を3つずつ設け、分割コア310の内径が小さい場合には、補助溝39を1つずつ設けてもよい。
また、上記形態においては、隙間38の幅寸法d1が0.5mm、奥行き寸法d2が0.8mmであったが、隙間38の幅寸法d1は、例えば0.4〜1.6mmに設定され、隙間38の奥行き寸法d2は、例えば0.3〜1.2mmに設定されるので、補助溝39のサイズについては、隙間38と開口面積あるいは奥行き寸法が等しくなるように、さらに好ましくは内容積が等しく構成すればよい。
また、上記形態において、分割永久磁石420は、相互に連結された状態で回転軸41に固着した構成を採用したが、分割永久磁石420を各々が離れた状態で回転軸41に固着した構成を採用してもよい。
本発明を適用したモータの構成を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明を適用したステータコアの構成を示す断面図、および補助溝の構成を示す説明図である。 分割コアの構成と、コギングトルクおよび誘起電圧との関係を示す説明図である。
符号の説明
1 モータ
3 ステータ
4 ロータ
31 ステーアコア
310 分割コア
311 極歯
312 先端部
313 先端面
38 先端部同士の隙間
39 補助溝
41 回転軸
42 永久磁石
420 分割永久磁石

Claims (9)

  1. 半径方向に突出する複数の極歯が間にスロットを挟んで等角度間隔に配置されたステータコア、および前記極歯に巻回されたコイルを備えたステータと、前記極歯の先端面に所定の空隙を介して対向する周面にS極およびN極が周方向で交互に配置された永久磁石を備えたロータとを有する永久磁石型同期モータにおいて、
    前記ステータコアは、前記極歯を備えた複数の分割コアが周方向に配置されてなり、
    前記極歯の先端面には、当該先端面を周方向に等角度に分割する補助溝が形成されていることを特徴とする永久磁石型同期モータ。
  2. 請求項1において、前記永久磁石は、周方向に配置された複数の分割永久磁石からなることを特徴とする永久磁石型同期モータ。
  3. 請求項2において、前記複数の分割永久磁石は、周方向で隣り合う分割永久磁石同士が離れた状態に配置されていることを特徴とする永久磁石型同期モータ。
  4. 請求項2において、前記複数の分割永久磁石は、周方向で隣り合う分割永久磁石同士が接する状態に配置されていることを特徴とする永久磁石型同期モータ。
  5. 請求項2ないし3のいずれかにおいて、前記分割永久磁石は、前記極歯の先端面と対向する面が、前記空隙の寸法が周方向の中央で狭く、周方向の両側で広くなる曲率の円弧面からなることを特徴とする永久磁石型同期モータ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記複数の極歯は、先端側で周方向に広がる先端部を備え、
    前記複数の極歯において隣り合う極歯の先端部の間に形成された隙間の開口面積と、前記補助溝の開口面積とが略等しいことを特徴とする永久磁石型同期モータ。
  7. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記複数の極歯は、先端側で周方向に広がる先端部を備え、
    前記複数の極歯において隣り合う極歯の先端部の間に形成された隙間の奥行き寸法と、前記補助溝の奥行き寸法とが略等しいことを特徴とする永久磁石型同期モータ。
  8. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記複数の極歯は、先端側で周方向に広がる先端部を備え、
    前記複数の極歯において隣り合う極歯の先端部の間に形成された隙間の内容積と、前記補助溝の内容積とが略等しいことを特徴とする永久磁石型同期モータ。
  9. 請求項1ないし8のいずれかにおいて、前記ロータは、前記ステータの内側に配置されていることを特徴とする永久磁石型同期モータ。
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