JP2007188202A - 自動販売機 - Google Patents

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【課題】缶飲料などの商品を冷却して販売する自動販売機に関し、商品補充時や高外気温時などの高負荷時に必要な冷却能力を十分に確保しつつ、商品温度の安定した低負荷時において冷却システム効率を向上させ、省エネルギー化が図れると共に、圧縮機の信頼性を確保できる自動販売機を提供する。
【解決手段】インバータ圧縮機1を備えた冷却システム14において、絞り機構として流路抵抗の異なるキャピラリチューブ5、6を並列に配置し、庫内温度と外気温度に応じてキャピラリチューブ5、6を切り替える構成としたことにより、高負荷時に必要な冷却能力を十分に確保すると共に、低負荷時においては蒸発器へ過不足なく冷媒を供給することにより冷却システム効率を向上し、省エネルギー化を図ると共に、蒸発温度の異常上昇を防止することにより、圧縮機の信頼性を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、缶飲料などの商品を冷却して販売する自動販売機において、インバータ圧縮機を備えた冷却システムを有した自動販売機に関するものである。
近年、環境保護が叫ばれる中、自動販売機業界においてもトップランナー制の導入に伴い、省エネルギー化が進んでいる。
そのような中、同様の冷却システムを有し、省エネルギー化に対して先行する冷蔵庫業界では、近年、冷却システム効率の向上を図り、省エネルギー化を促進させるために、食品の出し入れなどの負荷変動に応じて圧縮機の回転数を最適制御できるインバータ圧縮機が使用されるようになってきた。
ここで、インバータ圧縮機を使用する場合、圧縮機の回転数によって冷媒循環量が変化するため、膨張弁などの可変の絞り機構により、蒸発器への供給冷媒量を最適化しなければ、インバータ圧縮機の性能を十分に発揮し、冷却システム効率を向上させることはできない。しかしながら、このような絞り機構では蒸発器から圧縮機への吸入配管と熱交換させることができないため、さらなる冷却システム効率の向上が図れない。
そこで、インバータ圧縮機の性能を十分に発揮させる手段として、管径の異なる2本以上のキャピラリチューブを切り替え可能に並列配置した冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら従来の冷却システムを備えた冷蔵庫について説明する。
図4は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の冷媒回路図である。
図4に示すように、従来の冷蔵庫は、インバータ圧縮機1、凝縮器2、第一の弁3、第二の弁4、第一のキャピラリチューブ5、第二のキャピラリチューブ6、蒸発器7で構成された冷却システムを有する。
さらに、凝縮器2から蒸発器7へと至る管路は2つに分岐して、一方の管路には第一の弁3と第一のキャピラリチューブ5が配置され、もう一方の管路には第二の弁4と第二のキャピラリチューブ6が配置されている。
ここで、第一のキャピラリチューブ5と第二のキャピラリチューブ6の管径は異なる。すなわち、流路抵抗が異なる。また、キャピラリチューブ5、6はそれぞれ蒸発器7からインバータ圧縮機1への吸入配管に接触固定されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
インバータ圧縮機1で吐出された冷媒は、凝縮器2で凝縮された後、第一の弁3および第二の弁4の開閉により、第一のキャピラリチューブ5、第二のキャピラリチューブ6、もしくは両方に供給される。そして、キャピラリチューブにより減圧され、蒸発器7で蒸発した後、インバータ圧縮機1に還流する。
このように蒸発器7で冷媒が蒸発する際に、冷蔵庫内の熱を奪う作用で冷却する。
ここで、いずれのキャピラリチューブを使用するかはインバータ圧縮機1の回転数や凝縮温度から決定され、例えば、回転数が低い時は流路抵抗の小さい、すなわち管径の大きいキャピラリチューブを使用し、回転数が高い時は流路抵抗の大きい、すなわち管径の小さいキャピラリチューブを使用する。また、凝縮温度が高い時には流路抵抗を小さくし、低い時は流路抵抗を大きくする。
特開2001−124453号公報
ここで、自動販売機と冷蔵庫の使用状態の違いを説明する。
図5は、従来の自動販売機と冷蔵庫の使用範囲を示した特性図である。
図5において、縦軸は庫内温度を示し、横軸は外気温度を示してある。また、太点線で囲まれた領域は冷蔵庫の使用範囲を示し、実線で囲まれた領域は自動販売機の使用範囲を示してある。
まず、冷蔵庫の使用状態について説明する。冷蔵庫は屋内に設置されるため、外気温度が異常に高い状態で使用されることは少ない。また、冷蔵庫庫内には通常、既にある程度冷えたもの、もしくは温度の高い食品であっても一度に大量に投入されることは少ないため、庫内温度が非常に高くなることは少ない。
一方、自動販売機は、外気温度と同等の温度の商品が大量に充填されたり、屋外に設置されるため、非常に高い外気温度に曝されたりする。すなわち、高負荷時には冷蔵庫以上の大きな冷却能力が必要となり、そのためには、インバータ圧縮機を高回転数で運転するのに加えて、蒸発温度をなるべく高くし、冷媒循環量を増加させることが望ましい。
しかしながら、蒸発温度を高く設定すると、庫内温度の低下に伴い、圧縮機への液戻りが発生し、冷却システム効率が悪化すると共に、圧縮機が故障する可能性も高くなる。さらに外気温度が高い状態では、その限界値は、図5の一点鎖線で示したように急激に上昇するという課題を有していた。
また、高外気温時には凝縮温度が高くなり、それに伴い蒸発温度も高くなり、図5の二点鎖線で示した限界を超えると、吸入バルブの折損など、圧縮機の故障する可能性が高くなるという課題を有していた。
一方、商品温度が安定した低負荷時には、冷蔵庫並みの低能力で十分であり、高負荷時と低負荷時で大きく冷却能力を変化させる必要がある。
従って、従来の冷蔵庫のように回転数と凝縮温度を基準にキャピラリチューブを切り替える制御方法では、必要な冷却能力が大きく変化する自動販売機には適していないと共に、圧縮機の信頼性を確保することが課題となる。
本発明は、従来の課題を解決するもので、商品補充時や高外気温時などの高負荷時に必要な冷却能力を十分に確保しつつ、商品温度の安定した低負荷時においては冷却システム効率を向上させ、省エネルギー化が図れると共に、圧縮機の信頼性を確保できる自動販売機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、インバータ圧縮機を備えると共に、絞り機構として流路抵抗の異なる複数のキャピラリチューブを並列に配置し、庫内温度と外気温度に応じて、流路切り替え手段によりキャピラリチューブを切り替えるものである。
これによって、冷却能力を大きく変化させることができると共に、圧縮機への液戻りや蒸発温度の異常上昇を防止することができる。
本発明の自動販売機は、庫内温度と外気温度に応じて、流路抵抗を切り替えることにより、高負荷時の高冷却能力と低負荷時の高効率化の両立を実現し、省エネルギー化を図ると共に、圧縮機の信頼性を確保することができる。
請求項1に記載の発明は、少なくとも商品を収納する庫内に設置された蒸発器と、商品を収納する区画の外に設置された凝縮器と、インバータ圧縮機と、絞り機構と、前記インバータ圧縮機と前記凝縮器と前記絞り機構と前記蒸発器とを環状に接続する冷却システム配管とを備えた冷却システムを有し、前記絞り機構として流路抵抗の異なる複数のキャピラリチューブが並列に配置され、流路切り替え手段により前記キャピラリチューブが切り替え可能に構成されたことにより、負荷の状態に応じて冷媒循環量を最適化し、蒸発器へ過不足なく冷媒を供給することができるので、冷却システム効率を向上することができると共に、前記蒸発器から前記インバータ圧縮機への吸入配管と前記キャピラリチューブとを熱交換させることができるため、さらなる冷却システム効率の向上ができ、省エネルギー化が図れる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、庫内温度センサにより検出された庫内温度が基準温度よりも低い場合は、流路抵抗の大きいキャピラリチューブに切り替えることにより、高冷却能力の必要なイニシャルプルダウン時に冷却能力を十分に確保しつつ、低負荷時には低能力、高効率な冷却運転ができるので、冷却システム効率を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、商品を収納する区画の外に設置された外気温度センサにより検出された外気温度が基準温度よりも高い場合は、流路抵抗の大きいキャピラリチューブに切り替えることにより、凝縮温度の上昇に伴って、蒸発温度が異常上昇し、圧縮機が故障することを防止することができるので、圧縮機の信頼性を確保することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、外気温度センサにより検出された外気温度が基準温度よりも高く、かつ、蒸発器に設置された蒸発温度センサにより検出された蒸発温度が基準温度よりも高い場合は、流路抵抗の大きいキャピラリチューブに切り替えることにより、蒸発温度が上がりすぎるのを防止することができるので、圧縮機の信頼性を確保することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、インバータ圧縮機の回転数を低下させる庫内基準温度が、キャピラリチューブを切り替える基準温度よりも低く設定されたことにより、インバータ圧縮機が低回転数で運転した場合に蒸発温度が上がり、圧縮機への液戻りが発生するのを防止することができるので、圧縮機の信頼性を確保することができると共に、冷却システム効率の低下を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒回路図である。
図1において、本発明の自動販売機は、缶飲料などの商品を貯蔵する貯蔵室11と、機械室12とを備え、機械室12に設置されたインバータ圧縮機1、凝縮器2、貯蔵室11に備えられた蒸発器7、絞り機構として並列に配置された第一のキャピラリチューブ5、第二のキャピラリチューブ6、どちらのキャピラリチューブに冷媒を流すかを切り替える三方切り替え弁13とからなる冷却システム14を有する。
ここで、第一のキャピラリチューブ5の流路抵抗は第二のキャピラリチューブ6の流路抵抗よりも小さくなっている。すなわち、第一のキャピラリチューブ5の管内径の方が、第二のキャピラリチューブ6よりも大きくなっている。また、第一のキャピラリチューブ5と第二のキャピラリチューブ6とは、蒸発器7からインバータ圧縮機1へ冷媒を導く吸入配管15と熱交換可能なように接触固定されている。
また、本実施の形態では、キャピラリチューブを2本使用しているので、冷媒の流路切り替え手段として、三方切り替え弁13を使用したが、使用するキャピラリチューブの数に合わせて、電磁弁などを使用しても良い。なお、本実施の形態においても、電磁弁を使用しても良いが、消費電力量の増加につながるので、三方切り替え弁を使用することが望ましい。
さらに、貯蔵室11には庫内温度を検知する庫内温度センサ16、貯蔵室11の外には外気温度を検知する外気温度センサ17、蒸発器7の入口配管には蒸発温度を検知する蒸発温度センサ18がそれぞれ設置されている。
そして、各温度センサ16、17、18によって検知された温度情報に基づき、コントローラ19は、三方切り替え弁13、インバータ圧縮機1の動作を制御する。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
なお、貯蔵室11を冷却する基本的な動作、作用については、従来例の冷却システムと同様なので省略する。
図2は、同実施の形態における自動販売機の動作を庫内温度と外気温度の関係で示した特性図である。
図2において、一点鎖線と二点鎖線は、図5と同様に、それぞれインバータ圧縮機1への液戻りの発生限界、蒸発温度Teの許容限界を示しており、使用するキャピラリチューブの流路抵抗と冷媒封入量により決定される。
ここで、本実施の形態のように流路抵抗の異なるキャピラリチューブを複数使用する場合、それぞれの流路抵抗における最適な冷媒封入量に差があり、流路抵抗が小さくなればなるほど、インバータ圧縮機1への液戻りが発生しやすくなる。そのため、本実施の形態では、流路抵抗の小さい第一のキャピラリチューブ5において、冷媒封入量を決定した。
まず、イニシャルプルダウン性能を保証しなければならない外気温度を、外気基準温度Tolとし、この基準温度Tol以下では、蒸発温度Teが限界値を超えず、冷却能力が最大となるように第一のキャピラリチューブ5と冷媒封入量を決定した。
そして、庫内温度Tiが低下し、インバータ圧縮機1への液戻りが発生し始める限界温度を、庫内基準温度Tilとした。なお、インバータ圧縮機1の回転数を低下させる庫内基準温度は、庫内基準温度Tilよりも低く設定されている。すなわち、第一のキャピラリチューブ5使用中にインバータ圧縮機1が低回転数で運転され、高めに設定された蒸発温度Teがさらに上昇し、圧縮機への液戻りが発生するのを防止することができる。
また、第二のキャピラリチューブ6は、庫内温度Tiが安定した状態でもインバータ圧縮機1への液戻りが発生せず、冷却能力が最大となるように決定した。
従って、図2に示した領域Aでは、流路抵抗の小さい第一のキャピラリチューブ5を使用し、高負荷時に必要な冷却能力を確保する。また、領域Cでは、流路抵抗の大きい第二のキャピラリチューブ6に切り替え、インバータ圧縮機1への液戻りを発生させず、商品温度の安定時に適した低能力を実現する。
さらに、領域Bでは、保証外の過負荷状態にあるので、外気基準温度Tolを超えれば、すぐに第二のキャピラリチューブ6に切り替え、蒸発温度Teが基準値Telを超えないようにしても良いが、本実施の形態では、蒸発温度Teを検知しながら、蒸発温度Teが基準値Telを超えるまで、できる限り第一のキャピラリチューブ5により冷却を行い、過負荷性能の向上を図る。
次に、本実施の形態のキャピラリチューブの切り替え制御の詳細を説明する。
図3は、同実施の形態における自動販売機の動作を示すフローチャートである。
図3において、まず、インバータ圧縮機1が停止中に、庫内温度センサ16によって検知された庫内温度Tiが圧縮機起動基準温度Tion以上になれば、次のステップに進む。
次のステップでは、庫内温度Tiに基づき使用するキャピラリチューブの選定を行う。庫内温度Tiが基準温度Tilを下回っている場合、商品温度が安定している低負荷状態にあり、第二のキャピラリチューブ6を使用する。これにより、蒸発温度Teを低下させることができ、インバータ圧縮機1が低回転数で運転されても、蒸発温度Teが異常上昇することはない。また、冷媒循環量を減少させることができるので、安定運転時に適した低冷却能力を実現できる。
次に、庫内温度Tiが基準温度Tilを超えている場合は、外気温度Toに基づき使用するキャピラリチューブの選定を行う。外気温度Toが基準温度Tolを下回っている場合、すなわち保証範囲内のイニシャルプルダウン時には、第一のキャピラリチューブ5を使用する。ここで、インバータ圧縮機1は、通常、高負荷時には高速回転することとなり、冷媒循環量が多くなる。そして、第一のキャピラリチューブ5を使用することで、蒸発温度Teを高くすることができると共に、冷媒循環量を増加させ、冷却能力を増大させることができる。
一方、外気温度Toが基準温度Tolを上回っている場合は、保証外の過負荷状態であり、蒸発温度Teに基づき使用するキャピラリチューブの切り替えを行う。蒸発温度Teが基準温度Telを超えていなければ、第一のキャピラリチューブ5を使用し、基準温度Telを超えれば、第二のキャピラリチューブ6に切り替える。これにより、過負荷状態でも、できる限り第一のキャピラリチューブ5を使用し、過負荷性能の向上を図ると共に、蒸発温度Teが異常上昇し、インバータ圧縮機1が故障することを防止することができる。
そして、以上のように選定されたキャピラリチューブを使用して、インバータ圧縮機1を運転する。
なお、一旦、第二のキャピラリチューブ6に切り替えた後は、インバータ圧縮機が停止するまで、キャピラリチューブの選定は行わない。
以上のように、本実施の形態においては、絞り機構として流路抵抗の異なる複数のキャピラリチューブを並列に配置し、庫内温度と外気温度に応じてキャピラリチューブを切り替える構成としたことにより、高負荷時に必要な冷却能力を十分に確保しつつ、低負荷時には低能力化すると共に、蒸発器へ過不足なく冷媒を供給することにより冷却システム効率を向上し、省エネルギー化を図ることができる。また、絞り機構にキャピラリチューブを使用したことにより、蒸発器から圧縮機への吸入配管と熱交換させることができるので、さらに冷却システム効率の向上が図れる。
また、本実施の形態においては、蒸発温度に応じて使用するキャピラリチューブを切り替えることにより、蒸発温度の異常上昇を防止することができるので、圧縮機の信頼性を確保することができる。
なお、本実施の形態では、使用するキャピラリチューブを2本としたが、3本以上使用してもよく、それにより、冷却能力を細かく制御することが可能となり、冷却システム効率の向上が図れる。
また、本実施の形態においては、インバータ圧縮機の回転数を低下させる庫内基準温度が、キャピラリチューブを切り替える基準温度よりも低く設定されたことにより、蒸発温度の異常上昇を防止し、圧縮機への液戻りを防止することができるので、圧縮機の信頼性を確保することができる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、高負荷時と低負荷時で必要な冷却能力に大きく差がある場合でも、効率よく冷却することが可能となるので、ショーケースなどの省エネルギー化が要求される用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒回路図 同実施の形態における自動販売機の動作を庫内温度と外気温度の関係で示した特性図 同実施の形態における自動販売機の動作を示すフローチャート 従来の冷蔵庫の冷媒回路図 従来の自動販売機と冷蔵庫の使用範囲を示した特性図
符号の説明
1 インバータ圧縮機
2 凝縮器
5 第一のキャピラリチューブ
6 第二のキャピラリチューブ
7 蒸発器
11 貯蔵室
12 機械室
13 三方切り替え弁
14 冷却システム
16 庫内温度センサ
17 外気温度センサ
18 蒸発温度センサ

Claims (5)

  1. 少なくとも商品を収納する庫内に設置された蒸発器と、商品を収納する区画の外に設置された凝縮器と、インバータ圧縮機と、絞り機構と、前記インバータ圧縮機と前記凝縮器と前記絞り機構と前記蒸発器とを環状に接続する冷却システム配管とを備えた冷却システムを有し、前記絞り機構として流路抵抗の異なる複数のキャピラリチューブが並列に配置され、流路切り替え手段により前記キャピラリチューブが切り替え可能に構成された自動販売機。
  2. 庫内温度センサにより検出された庫内温度が基準温度よりも低い場合は、流路抵抗の大きいキャピラリチューブに切り替える請求項1に記載の自動販売機。
  3. 商品を収納する区画の外に設置された外気温度センサにより検出された外気温度が基準温度よりも高い場合は、流路抵抗の大きいキャピラリチューブに切り替える請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. 外気温度センサにより検出された外気温度が基準温度よりも高く、かつ、蒸発器に設置された蒸発温度センサにより検出された蒸発温度が基準温度よりも高い場合は、流路抵抗の大きいキャピラリチューブに切り替える請求項1から3のいずれか一項に記載の自動販売機。
  5. インバータ圧縮機の回転数を低下させる庫内基準温度が、キャピラリチューブを切り替える基準温度よりも低く設定された請求項1から4のいずれか一項に記載の自動販売機。
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