JP2007187911A - 微小光デバイスの作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】単結晶シリコン層のドライエッチングにおけるサイドエッチングを抑制してエッチング側壁面の面位置精度の向上を図れるようにする。
【解決手段】SOI基板10の単結晶シリコン層13上にマスク層41を形成し、ミラー面26aを単結晶シリコン層13の(100)面に一致させてミラー26及びミラー以外の構造物の側壁面及びそれら側壁面のうち、選択された側壁面と対向する側壁面を有する犠牲構造物43の側壁面を規定するパターンをマスク層41にパターニングしてマスク42,42′を形成し、マスク42,42′によりマスクされていない単結晶シリコン層13を絶縁層12が露出するまでガス反応性のドライエッチングによって除去し、単結晶シリコンに対する異方性ウェットエッチングにより側壁面のうちの(100)面に一致する面を平滑化すると同時に犠牲構造物43をエッチング除去し、ミラー面26aに高反射率の金属を被覆形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は単結晶シリコン基板上にミラー及びその他の構造物を備え、例えばミラーを利用して光路の切り替えや光量調節を行うことができる微小光デバイスの作製方法に関する。
図3及び4はこの種の微小光デバイスの一構成例として特許文献1に記載されている光スイッチの構成を示したものであり、図3は平面図であり、図4A〜Cはその断面構造を示す。
この例では光スイッチは図4に示したように単結晶シリコン基板11の上にシリコン酸化膜よりなる絶縁層12を介して単結晶シリコン層13が形成されてなるSOI(Silicon on Insulator)基板10を使用して形成されている。
単結晶シリコン基板11上には単結晶シリコン層13及び絶縁層12を除去することによって4本のファイバ溝21が十字状をなすように形成されており、これらファイバ溝21によって単結晶シリコン層13は4分割され、その4分割された領域のうちの一つが駆動体形成部22とされている。なお、図3は各ファイバ溝21に光ファイバ1〜4が挿入され、位置決め配置された状態を示している。
駆動体形成部22にはこれを2分するように、4本のファイバ溝21が交差する中心部21cと連通してロッド溝23が形成され、さらにそのロッド溝23の他端と連通して凹部24が形成されている。ロッド溝23には可動ロッド25が位置し、この可動ロッド25の中心部21c側の一端にミラー26が設けられている。可動ロッド25の他端側は凹部24内に延長されており、凹部24内において可動ロッド25の2箇所の各両側にヒンジ27a〜27dが連結されている。可動ロッド25はこれらヒンジ27a〜27dによってその延長方向に移動自在に凹部24を囲むアンカー部28に支持されている。
凹部24内においてヒンジ27a,27bと27c,27dとに挟まれた領域に櫛歯型静電アクチュエータが設けられ、その可動櫛歯電極31が可動ロッド25の両側にそれぞれ連結されている。可動櫛歯電極31は可動ロッド25の延長方向、両側にそれぞれ櫛歯を有するものとされ、可動櫛歯電極31に対し、ヒンジ27c,27d側とヒンジ27a,27b側とに第1固定櫛歯電極32及び第2固定櫛歯電極33がそれぞれ設けられている。
上記のような構成において、可動ロッド25、ミラー26、ヒンジ27a〜27d及び可動櫛歯電極31は可動部をなし、それらの下部に位置する絶縁層12は除去されて単結晶シリコン基板11に対し、浮いた状態となっている。一方、第1、第2固定櫛歯電極32,33及びアンカー部28は固定部であって、絶縁層12を介して単結晶シリコン基板11上に固定されている。
これら単結晶シリコン層13によって形成された可動部及び固定部、言い換えればミラー26とミラー26以外の構造物の各側壁面はすべて単結晶シリコン基板11の板面と垂直とされており、さらにミラー26の側壁面のうち、ミラー面26aをなす両側面は単結晶シリコン層13の(100)面と一致されている。なお、単結晶シリコン層13の上面13aは(100)面とされている。
この光スイッチの初期状態(第1安定状態)においてはミラー26は図3に示したように中心部21cに挿入されており、この時、例えば光ファイバ1から出射された光はミラー26によって反射されて光ファイバ3に入射され、同様に光ファイバ2から出射された光はミラー26によって反射されて光ファイバ4に入射される。
可動ロッド25、ヒンジ27a〜27dを介して可動櫛歯電極31と電気的に接続されているアンカー部28及び第2固定櫛歯電極33をアースした状態で第1固定櫛歯電極32に電圧を印加すれば、第1固定櫛歯電極32と可動櫛歯電極31との間に静電吸引力が働き、その力が第1安定状態の保持力よりも大きい場合、ヒンジ27a〜27dは第2安定状態へと反転し、電圧の印加を絶ってもその状態で自己保持される。この時、ミラー26は図5に示したように中心部21cから退避した状態となり、光ファイバ1,2からの各出射光は光ファイバ4,3にそれぞれ入射される。
一方、アンカー部28及び第1固定櫛歯電極32をアースした状態で第2固定櫛歯電極33に電圧を印加すれば、第2固定櫛歯電極33と可動櫛歯電極31との間に静電吸引力が働き、その力が第2安定状態の保持力よりも大きい場合、ヒンジ27a〜27dは再び第1安定状態へと戻り、このようにして光路切り替えが行われるものとなっている。なお、第1又は第2固定櫛歯電極32又は33と可動櫛歯電極31との間にそれぞれ電圧を印加するには、例えば第1、第2固定櫛歯電極32,33にそれぞれボンディングワイヤを接続しておき、これらボンディングワイヤとアンカー部28との間に電圧を印加するようにすればよい。
図6は上述した光スイッチの、特許文献1に記載されている作製方法(作製工程)を示したものであり、図6は各工程における図3のAA断面を示している。
図6Aに示したようにSOI基板10の単結晶シリコン層13上にマスク層41を形成する。マスク層41はシリコン酸化膜とされる。
単結晶シリコン層13によって形成する可動部及び固定部の形状を、つまり側壁面を規定するパターンをフォトリソグラフィによりマスク層41にパターニングして図6Bに示すようにマスク42を形成する。この際、ミラー26のミラー面26aが単結晶シリコン層13の(100)面となるようにパターニングする。
次に、例えばICP(Inductively Coupled Plasma)を用いたガス反応性のドライエッチングにより、マスク42によってマスクされていない単結晶シリコン層13を図6Cに示したように絶縁層12が露出するまで、単結晶シリコン基板11の板面に対し、ほぼ垂直にエッチングする。
このエッチングによって形成された側壁面を含む単結晶シリコン層13の表面を洗浄した後、水酸化カリウム(KOH)溶液に浸し、単結晶シリコンに対する異方性ウェットエッチングにより単結晶シリコン層13の側壁面をわずかにエッチングする。
その後、フッ化水素酸(HF)溶液に浸し、絶縁層12を選択的にエッチングする。この時のエッチング時間は可動ロッド25やミラー26、ヒンジ27a〜27d、可動櫛歯電極31などの可動部の下に位置する絶縁層12は完全に除去され、固定部の下には絶縁層12がその周縁のわずかな部分が除去されるのみで残る時間とする。なお、この際、マスク42も同時にエッチング除去され、図6Dに示した状態となる。
最後に、ミラー面26aとする面に高反射率を有する金属を例えばスパッタにより被覆形成することにより光スイッチが完成する。
上記のような作製方法では、単結晶シリコン層13に対し、ドライエッチングを行った状態ではそのエッチング側壁面はシリコン結晶方位によらない無秩序な方向を向いた(高次の面によって構成された)凸部の集合とみなせる荒れた面となっているものの、続く水酸化カリウム(KOH)溶液を用いた異方性ウェットエッチングによりエッチングレートの速い高次の面が素早くエッチングされ、かつミラー面26aは(100)面に一致されているため、ミラー面26aを凹凸が10nmオーダ以下の極めて平滑な面とすることができるものとなっている。
特開2005−107180号公報
ところで、上述したような作製方法においては、単結晶シリコン層13に対する垂直深掘りのガス反応性ドライエッチングにおいて、サイドエッチングの発生は避けられず、サイドエッチングによって側壁面の位置が所望の位置から後退する(ずれる)といった状況が発生するものとなっており、特にミラー面等、高精度の面位置を必要とする側壁面におけるこのような面位置の後退は性能を大きく損なうものとなっていた。
この発明の目的はこの問題に鑑み、高精度の面位置が要求される側壁面の面位置精度を従来に比し、向上させることができる微小光デバイスの作製方法を提供することにある。
請求項1の発明によれば、単結晶シリコン基板上にミラーとミラー以外の構造物とを備え、それらミラー及び構造物の側壁面はすべて単結晶シリコン基板の板面と垂直とされている微小光デバイスの作製方法は、単結晶シリコン基板上に絶縁層を介して単結晶シリコン層が形成されてなるSOI基板の単結晶シリコン層上にマスク層を形成し、ミラーの側壁面のうち、ミラー面をなす面を単結晶シリコン層の(100)面もしくは(111)面に一致させて、ミラー及び構造物の側壁面及びそれら側壁面のうち、選択された側壁面と平行対向する側壁面を有する犠牲構造物の側壁面を規定するパターンをフォトリソグラフィによりマスク層にパターニングしてマスクを形成し、そのマスクによりマスクされていない単結晶シリコン層を絶縁層が露出するまでガス反応性のドライエッチングによって除去し、単結晶シリコンに対する異方性ウェットエッチングにより、上記ドライエッチングによって形成された側壁面のうちの(100)面もしくは(111)面に一致する面を平滑化すると同時に、上記犠牲構造物をエッチング除去し、ミラー面とする面に高反射率を有する金属を被覆形成することを特徴とする。
請求項2の発明では請求項1の発明において、上記選択された側壁面と犠牲構造物の側壁面との対向間隔を、ミラー及び構造物の平行対向する特定の側壁面間の対向間隔と一致させる。
この発明によれば、犠牲構造物を設けることによって単結晶シリコン層に対する垂直深掘りのドライエッチングにおけるサイドエッチングの進行を抑制することができ、ドライエッチング側壁面の面位置精度を向上させることができる。従って、例えばミラー面のような高い面位置精度を必要とする側壁面に平行対向させて犠牲構造物を設けるようにすれば、ミラー面を面位置精度良く形成することができる。
以下、光スイッチを例に、この発明による微小光デバイスの作製方法について説明する。
図1は光スイッチの構成を示したものであり、この例では図3,4に示した光スイッチと同様の構成を有する光スイッチを作製するものとする。なお、図3と対応する部分には同一符号を付してある。
図2は作製方法を工程順に示したものであり、この図2は各工程における図1のDD断面の中央部分を示している。以下、各工程(1)〜(6)について順に説明する。
(1)単結晶シリコン基板11の上にシリコン酸化膜よりなる絶縁層12を介して単結晶シリコン層13が形成されてなるSOI基板10を用意する。単結晶シリコン層13はこの例では上面13aが(100)面とされている。
(2)単結晶シリコン層13上にシリコン酸化膜よりなるマスク層41を形成する。
(3)単結晶シリコン層13によって形成する可動部(可動ロッド25、ミラー26、ヒンジ27a〜27d、可動櫛歯電極31)及び固定部(第1、第2固定櫛歯電極32,33、アンカー部28、ファイバ溝21を規定する部分)に対応する形状をなし、それら可動部及び固定部の側壁面を規定するパターンをフォトリソグラフィによりマスク層41にパターニングしてマスク42を形成する。この際、ミラー26のミラー面26aが単結晶シリコン層13の(100)面となるようにパターニングする。さらに、この例ではミラー面26aとなるミラー26の両側の側壁面とそれぞれ近接して平行対向する側壁面を有する一対の薄板状の犠牲構造物を単結晶シリコン層13によって形成すべく、それら犠牲構造物に対応する形状をなし、それら犠牲構造物の側壁面を規定するパターンを同時にパターニングしてマスク42′を形成する。なお、図1には一対の犠牲構造物43の形成位置を破線で示している。
(4)ICPを用いたガス反応性のドライエッチングにより、絶縁層12が露出するまでマスク42,42′から露出している(マスク42,42′によってマスクされていない)単結晶シリコン層13をほぼ垂直にエッチングする。
(5)単結晶シリコン層13の表面(エッチング側壁面を含む)を洗浄後、水酸化カリウム(KOH)溶液に浸し、単結晶シリコン層13を異方性ウェットエッチングする。このウェットエッチングにより、ドライエッチングによって形成された側壁面のうちのミラー面26a等、(100)面に一致する面を平滑化すると同時に、犠牲構造物43をエッチング除去して消滅させる。
(6)フッ化水素酸(HF)溶液に浸し、絶縁層12をエッチングする。エッチング時間は可動部の下に位置する絶縁層12は完全に除去され、固定部の下には絶縁層12が残る時間とする。この際、マスク42も同時にエッチング除去される。なお、フッ化水素酸溶液に替えて、バッファードフッ酸(BHF)溶液(フッ化水素酸とフッ化アンモニウムの混合液)を用いてもよい。
最後に、スパッタ等によりミラー面26aに高反射率を有する金属を被覆形成し、光スイッチが完成する。金属膜は例えばAu/Pt/Ti多層膜とされる。
上述した作製方法は図6を用いて説明した従来の作製方法と工程的には同じであるが、高い面位置精度を必要とする側壁面に対して、その側壁面と平行対向する犠牲構造物43を設けている点に大きな特徴がある。この例ではミラー面26aに対して犠牲構造物43を設けており、以下、このような犠牲構造物43を設ける作用効果について説明する。
ICPを用いたガス反応性ドライエッチング等による垂直深掘りに伴うサイドエッチングの進行は、一般にそのエッチング側壁面が面する空間(開放空間)の大きさに依存する。即ち、空間が大きく、対向する他方の側壁面までの間隔が大きいほど、サイドエッチングが進行し、側壁面の後退量が大きくなる。
従って、垂直深掘りのドライエッチングにおいて、面位置を高精度に制御したいミラー面26a等、選択された特定の側壁面に平行対向させて犠牲構造物43を設けておくことで、その特定の側壁面のサイドエッチングによる面位置後退を抑制することができる。
この場合、犠牲構造物43と特定の側壁面との対向間隔は、例えば側壁面の対向間隔が微小で、特に高い面位置精度を必要とする構造物がある場合には、その対向間隔と一致させるのが好ましい。上述した光スイッチでは単結晶シリコン層13によって形成する可動部と固定部(ミラーとミラー以外の構造物)のうち、静電アクチュエータを構成する可動櫛歯電極31と第2固定櫛歯電極33の噛み合っている櫛歯部分がこのような高い面位置精度を特に必要とする構造物に相当し、よってこの例では犠牲構造物43の側壁面とミラー面26aとの対向間隔を、可動櫛歯電極31と第2固定櫛歯電極33の噛み合っている櫛歯の対向間隔と一致させている。
工程(3)のマスク形成や工程(4)のドライエッチングにおいては間隔が微小で高い面位置精度が要求される部分(櫛歯部分)を基準としてプロセスが制御されるため、犠牲構造物43とミラー面26aの対向間隔を上記のように選定することにより、ミラー面26aの面位置を櫛歯部分と同等の精度をもって制御することができ、つまりミラー面26aの高い面位置精度を実現することができる。
犠牲構造物43は工程(5)のウェットエッチングでエッチングされて消滅してしまうものであり、このためその幅(上面13aと平行方向の厚さ)は薄く選定される。数値例の一例を示せば、工程(4)のドライエッチング後の犠牲構造物43の幅W(図2参照)は、
=0.5μm
とされる。これに対し、工程(3)における犠牲構造物43用のマスク42′の幅Wは、
=1.0μm
とされ、またマスク42′とミラー36用のマスク42との間隔(ギャップ)Gは、
=3.0μm
とされる。なお、可動櫛歯電極31と第2固定櫛歯電極33の噛み合っている部分の櫛歯用マスク幅、マスク間間隔(ギャップ)及び櫛歯幅、櫛歯間間隔(ギャップ)は下記値とされる。
・工程(3) …マスク幅 5.0μm,マスク間間隔 3.0μm
・工程(4)ドライエッチング後 …櫛歯幅 4.5μm,櫛歯間間隔 3.5μm
・工程(5)ウェットエッチング後…櫛歯幅 3.5μm,櫛歯間間隔 4.5μm
上記のように、この例では間隔Gは、可動櫛歯電極31と第2固定櫛歯電極33の噛み合っている部分のマスク間間隔と等しくされている。
上述した例ではエッチングレートが遅い面として(100)面を利用し、ミラー26のミラー面26aを単結晶シリコン層13の(100)面としたが、単結晶シリコン層13の上面13aが(110)面のSOI基板10を用い、ミラー面26aを(111)面としても異方性ウェットエッチングにより平滑なミラー面26aとすることができる。なお、(100)面と(111)面とでは(100)面の方がより好ましい。
以上、光スイッチを例として、この発明による微小光デバイスの作製方法を説明したが、単結晶シリコン基板上にミラーとミラー以外の構造物とを備え、それらミラー及び構造物の側壁面がすべて単結晶シリコン基板の板面と垂直とされている各種微小光デバイスの作製にこの発明を適用することができ、例えばミラーが固定のものや構造物に可動部を含まないものにもこの発明を適用することができる。
なお、上述した例ではミラー面に対して犠牲構造物を設けているが、これに限らず、犠牲構造物は面位置精度が要求される構造物の側壁面に平行対向されて設けられる。
この発明を適用して作製した光スイッチの構成を示す平面図。 この発明の一実施例を説明するための工程図。 微小光デバイスの一例として光スイッチの構成を示した平面図。 Aは図3のAA断面図、Bは図3のBB断面図、Cは図3のCC断面図。 図3に対し、櫛歯型静電アクチュエータが駆動されてミラーが中心部から退避した状態を示す平面図。 微小光デバイスの従来の作製方法を説明するための工程図。

Claims (2)

  1. 単結晶シリコン基板上にミラーとミラー以外の構造物とを備え、それらミラー及び構造物の側壁面はすべて単結晶シリコン基板の板面と垂直とされている微小光デバイスの作製方法であって、
    単結晶シリコン基板上に絶縁層を介して単結晶シリコン層が形成されてなるSOI基板の単結晶シリコン層上にマスク層を形成し、
    上記ミラーの側壁面のうち、ミラー面をなす面を上記単結晶シリコン層の(100)面もしくは(111)面に一致させて、上記ミラー及び構造物の側壁面及びそれら側壁面のうち、選択された側壁面と平行対向する側壁面を有する犠牲構造物の側壁面を規定するパターンをフォトリソグラフィにより上記マスク層にパターニングしてマスクを形成し、
    そのマスクによりマスクされていない上記単結晶シリコン層を上記絶縁層が露出するまでガス反応性のドライエッチングによって除去し、
    単結晶シリコンに対する異方性ウェットエッチングにより、上記ドライエッチングによって形成された側壁面のうちの(100)面もしくは(111)面に一致する面を平滑化すると同時に、上記犠牲構造物をエッチング除去し、
    上記ミラー面とする面に高反射率を有する金属を被覆形成することを特徴とする微小光デバイスの作製方法。
  2. 請求項1記載の微小光デバイスの作製方法において、
    上記選択された側壁面と上記犠牲構造物の側壁面との対向間隔を、上記ミラー及び構造物の平行対向する特定の側壁面間の対向間隔と一致させることを特徴とする微小光デバイスの作製方法。
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