JP2004354458A - 光スイッチ - Google Patents

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Hiroshi Noge
宏 野毛
Hiroshi Harada
宏 原田
Naomasa Oka
直正 岡
Hiroshi Fukushima
博司 福島
Atsushi Ogiwara
淳 荻原
Koji Tsuji
幸司 辻
Kiyohiko Kono
清彦 河野
Hirotaka Jomi
弘高 上ミ
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Abstract

【課題】挿入損失及びクロストークの低減が可能な光スイッチを提供する。
【解決手段】少なくとも1対の対向する光導波路同士を交差させ、光導波路の交差部に反射体を出し入れすることで光ビームの光路を切り替える方式の光スイッチであって、反射体を交差部に挿入した状態において、反射体が光ビームの中心を基準として反射体面上での光ビームの径の2倍の楕円よりも大きなサイズを有する。また、反射体を交差部から引き出した状態において、反射体が光ビームの中心を基準として光ビームの径の2倍の楕円の部分と重ならない。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光スイッチに係り、少なくとも1対の対向する光導波路同士を交差させ、光導波路の交差部に反射体を出し入れすることで光ビームの光路を切り替える方式の光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、1対の対向する光ファイバ同士を交差させ、その交点に反射体を出し入れすることで光路を切り替える方式の光スイッチであって、反射体の高さが70〜80μm、反射体の移動距離が40〜70μmである光スイッチが知られている(例えば、特許文献1参照。)。なお、特許文献1では、請求項32において反射体の高さ(深さ)を70〜80オングストロームとする誤記があると思われる。
【0003】
【特許文献1】
特表2003−506755号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の光スイッチでは、光ファイバを伝播する光ビームの径が大きい時、例えば、反射体面上での光ビームの形状が短径18μm、長径25μmの楕円である時、光スイッチの挿入損失が0.1dB以上、クロストークが−30dB以上と大きくなる問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、挿入損失及びクロストークの低減が可能な光スイッチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、少なくとも1対の対向する光導波路同士を交差させ、光導波路の交差部に反射体を出し入れすることで光ビームの光路を切り替える方式の光スイッチにおいて、反射体を交差部に挿入した状態において、反射体が光ビームの中心を基準として反射体面上での光ビームの径の2倍の楕円よりも大きなサイズを有することを要旨する。
【0007】
本発明の第2の特徴は、少なくとも1対の対向する光導波路同士を交差させ、光導波路の交差部に反射体を出し入れすることで光ビームの光路を切り替える方式の光スイッチにおいて、反射体を交差部から引き出した状態において、反射体が光ビームの中心を基準として光ビームの径の2倍の楕円の部分と重ならないことを要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0009】
<光スイッチの全体構成>
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る光スイッチの全体の構成を説明する。本発明の実施の形態に係る光スイッチは、シリコン又はその複合基板から成る基板9と、少なくとも1対の対向する光ファイバ10、11と、光ファイバ10、11の交差部17に出し入れ可能な反射体15と、反射体15を光ファイバ10、11の交差部17に挿入し或いは引き出す駆動機構13とを有する。
【0010】
光ファイバ10、11、反射体15及び駆動機構13は、基板9の上に配置されている。基板9として、単結晶シリコンから成る基板、絶縁層上に単結晶シリコン層(活性層)が形成されたシリコン・オン・インシュレータ(SOI)基板などを用いることができる。なお、実施の形態では、光導波路の一例として光ファイバについて説明するが、光を伝達する物質を有する光導波路であれば、これに限られることはない。また、1対の光ファイバが1つの交差部17において互いに交差している場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、2対以上の光ファイバが2以上の交差部において交差していても適用可能である。
【0011】
1対の対向する光ファイバ10、11は互いに交差している。交差部17を境にして、光ファイバ10は光路10aと光路10bとに分割され、光ファイバ11は、光路11aと11bとに分割されている。反射体15は、光ファイバ10、11の交差部17或いはその近辺に配置される。駆動機構13は、反射体15に接続され、反射体15を光ファイバ10、11の交差部17に挿入し或いは引き出す機能を有する。
【0012】
駆動機構13は、電圧を印加することにより駆動力が生じる静電コムアクチュエータ(以下、「静電コム」という)31と、静電コム31に接続された板バネ33と、板バネ33に接続された支持体35とを有する。板バネ33は、反射体15を交差部17に挿入した状態或いは引き出した状態の何れかに保持する。支持体35の先端には反射体15が接続されている。
【0013】
光ビームは光ファイバ10、11の光路10a、10b、11a、11b内を伝播することができる。反射体15を交差部17に挿入することで、光ビームは反射体15によって反射され、交差部17において光路10a、10b、11a、11bが変更される。例えば、光路10aを交差部17に向けて伝播する光ビームは、反射体15により反射され、光路11bを伝播する。また、光路11aを交差部17に向けて伝播する光ビームは、反射体15により反射され、光路10bを伝播する。一方、反射体15を交差部17から引き出すことで、光ビームは交差部17を直進して通過し、光路10a、10b、11a、11bは変更されない。即ち、光路10aを伝播する光ビームは、交差部17をそのまま通過して光路10bを伝播し、光路11aを伝播する光ビームは、交差部17をそのまま通過して光路11bを伝播する。
【0014】
このように、図1に示す光スイッチは、1対の対向する光ファイバ10、11同士を交差させ、光ファイバ10、11の交差部17に反射体15を出し入れすることで光ビームの光路10a、10b、11a、11bを切り替える方式の光スイッチである。
【0015】
なお、本発明の実施の形態では、光ファイバ10、11の外径を125μmとし、光ファイバ10、11対の交差角θを60度とする。反射体15は光ファイバ10、11の交差角θの2本対象分割線のうち狭い方の線上に移動させる。反射体15が挿入された状態において、狭い光ファイバ10、11の先端に取り付けられたレンズによって、反射体15面上の光ビームの短径が18μmになるように設計する。即ち、交差部17において光ビームの径は18μmに調整される。
【0016】
なお、光ビームは通常光ファイバ10、11の先端から放射された時には、その中心軸に対して対称的なほぼガウス分布の電界強度を持つ。しかしながら、光スイッチにおいて、光ビームは反射体15表面に垂直に照射されるではなく、通常、光ビームの中心軸と反射体15表面の法線のなす角度(θ)が15度から75度の範囲で照射される。図1では、光ビームは反射体15表面に60度の角度で照射される例を示す。
【0017】
また、光ビームの径は、電界強度が光ビームの中心軸上の強度の1/eになる点をもとに定義される。光ビームは反射体15表面に斜めに照射される為、反射体15面上における光ビームの形状は円ではなく、短径と長径で定義される楕円である。したがって、光ビームの成す楕円の長径は短径の1/cosθ倍となる。反射体15面上の光ビームの短径が18μmである場合、即ち、交差部17における光ビームの径が18μmに調整されている場合、反射体15表面での光ビームの成す楕円の長径は、短径(18μm)の1/cos60°倍、即ち36μmと成る。
【0018】
<駆動機構>
図1に示した反射体15が交差部17に挿入された状態の駆動機構13を図2を参照して説明する。静電コム31は、互いに噛み合う1対の櫛状電極(コム)を有する。板バネ33は、一定の間隔をおいて配置された複数の板状体を有し、一方の主表面が静電コム31に接続され、他方の主表面が支持体35に接続されている。支持体35は反射体15の横ブレを防止するための格子構造をその一部に有する。反射体15が図1の交差部17に挿入された状態において、静電コム31はその先端部分のみが交差し、深く噛み合っていない。なおここでは、板バネ33として、初期曲がり形状を有する板バネを採用している。勿論、板バネ33の替わりに、初期形状として各板状体が平行に配置された初期フラット形状の板バネを採用しても構わない。
【0019】
図3は、反射体15が図1の交差部17から引き出された状態の駆動機構13を示す。静電コム31に一定の電圧を印加することで、1対のコムが深く噛み合う方向に駆動力が生じる。この駆動力によって板バネ33の板状体が変形して、支持体35に接続された反射体15が引き出される。電圧印加を停止すると、図2に示した状態に戻る。実施の形態においては、35Vの電圧を1対のコムの間に印加することにより、図2に示した挿入状態及び図3に示した引出し状態との間の反射体15の変位量を75μmとすることができる。また、コム同士が短絡しないようにコムの横ブレを防止する。反射体15が図1の交差部17から引き出された状態において、板バネ33はフラット形状を有する。これにより変位方向と垂直方向に対するバネ剛性を確保して横ブレを抑制することができる。
【0020】
<交差部における反射体及び光ビーム>
次に、図4(a)及び図4(b)を参照して、図1に示した光スイッチの交差部17における光ビーム21と反射体15について説明する。図4(a)は反射体15を交差部17に挿入した状態の図1のA−A切断面に沿った断面図であり、図4(b)は反射体15を交差部17から引き出した状態の図1のA−A切断面に沿った断面図である。
【0021】
図4(a)に示すように、反射体15を図1の交差部17に挿入した状態において、反射体15面上に光ビーム21が照射される。反射体15面上での光ビーム21は、挿入方向に長径Rを成し、反射体15の高さ(H)方向に短径Rを成す楕円形状を有する。光ビーム21の中心23は、長径Rと短径Rとの交点によって定義される。反射体15を図1の交差部17に挿入した状態において、反射体15は、光ビーム12の中心23を基準として反射体15面上での光ビーム21の径の2倍の楕円よりも大きなサイズを有する。即ち、反射体15は、光ビーム21の中心23を基準にして短径方向に短径Rの2倍の短径と、光ビーム21の中心23を基準にして長径方向に長径Rの2倍の長径とにより定義される楕円領域25と同等或いは楕円領域25よりも広い領域に配置される。換言すれば、反射体15は、光ビーム21の中心23を基準にして短径方向に楕円の短径Rの2倍以上の高さHを有し、光ビーム21の中心23を基準にして長径方向に楕円の長径Rの2倍以上の長さを有する。
【0022】
具体的には、交差部17付近での光ビーム21の直径(短径R)を15μm乃至25μmとしたとき、反射体15の高さHを80μm乃至115μmとすることが望ましい。また、交差部17付近の光ビーム21の直径(短径R)を15μm乃至25μmとしたとき、反射体15を交差部に挿入した状態において、反射体15の先端部27の位置を光ビーム21の中心23から35μm乃至45μmの範囲(突出距離La)まで突出させることが望ましい。更に望ましくは、突出距離Laを37.5μmとすることである。
【0023】
なお、図1の光ファイバ10、11は、反射体15の下端より2μm低い位置にある平面上に固定されている。この時、反射体15が挿入された時の反射体15面上における光ビーム21の2倍の径をもつ楕円(楕円領域)23の上端位置は、反射体15の高さHより、7.5μm低い位置にくる。
【0024】
図4(b)に示すように、反射体15を交差部17から引き出した状態において、反射体15面上に光ビーム21は照射されない。更に、反射体15を交差部17から引き出した状態において、反射体15は、光ビーム21の中心23を基準として光ビーム21の径の2倍の楕円の部分(楕円領域)25と重ならない。また、交差部17付近の光ビーム21の直径(短径R)を15μm乃至25μmとしたとき、反射体15を引き出す時の移動距離Lbを70μm乃至90μmとすることが望ましい。即ち、図4(a)の引き出した状態と図4(b)の挿入した状態との間での反射体15の移動距離Lbは、70μm乃至90μmとすることが望ましい。更に望ましくは、移動距離Lbは75μmである。
【0025】
<静電コム及び板バネ>
図5(a)に示すように、図3の静電コム31は、1対の櫛状電極(コム)31a、31bを有する。コム31a、31bの幅はそれぞれ2.0μmであり、対向するコムの間隔は4.5μmである。また、図5(b)に示すように、図3の板バネ33の板状体の幅は、2.3μmである。このような静電コム31及び板バネ33の寸法により、反射体15を引き出す時の移動距離Lb:75μmを実現することができる。
【0026】
<光スイッチの作用効果>
以上の構成によって実現される光スイッチでは、反射体15が交差部17に挿入された状態において、反射体15が光ビーム21の中心を基準として反射体15面上での光ビーム径の2倍の楕円よりも大きなサイズを有することで、光ファイバ10、11から反射体15で反射されて他の光ファイバ10、11に入る光路において挿入損失を0.1dB未満にすることができ、光ファイバ10、11から反射体15を乗り越えて対向する光ファイバ10、11に入る光路においてクロストークを−30dB未満にすることができる。
【0027】
また、反射体15が交差部17から引き出された状態において、反射体15が光ビーム21の中心を基準として光ビーム径の2倍の楕円の部分と重ならないことで、光ファイバ10、11から反射体15で反射されて他の光ファイバ10、11に入る光路においてクロストークを−30dB未満にすることができ、光ファイバ10、11から反射体15を避けて対向する光ファイバ10、11に入る光路において挿入損失を0.1dB未満にすることができる。
【0028】
<反射体の製造方法>
次に、図6(a)乃至図6(e)を参照して反射体15の製造方法を説明する。
【0029】
(イ)先ず、図6(a)に示すように、下地シリコン基板91の上に厚さ2μmの埋め込み酸化膜92を介して厚さ90μmの活性層93が形成された基板(SOI基板)9を用意する。
【0030】
(ロ)次に、図6(b)に示すように、熱酸化法(パイロジェニック酸化)を用いて活性層93の上にSiO膜(熱酸化膜)41を成膜する。SiO膜の厚さは1.2μmである。そして、スピン塗布法及びフォトリソグラフィ法を用いて、SiO膜41の上にフォトレジストパターンを作成する。フォトレジストパターンをマスクとして、ドライエッチング法を用いてSiO膜41を選択的に除去する。その結果、SiO膜41は、ミラー部41a及び衝立部41bを有するミラーエッチングマスクパターンとなる。衝立部41bは、ミラー部41aの両側に配置されている。衝突立部41bをミラー部41aの両側に形成することにより、次に示す活性層93のエッチング処理において、反射体パターンの側面の垂直性を維持することが可能となる。
【0031】
(ハ)次に、フォトレジストパターンを除去した後、ミラーエッチングマスクパターンをエッチングマスクとして、深い反応性イオンエッチング(DRIE)法を用いて活性層93を選択的に除去する。実施の形態では、DRIE法の一例として、BOSCH DRIEプロセスを使用する。BOSCH DRIEプロセスは、ステップ1及びステップ2に示す処理条件を交互に繰り返し実施する。ステップ1(デポサイクル)として、Cを180sccm、ガス圧力を17.29Pa、コイルパワーを800W、そして処理時間を6秒に設定する。ステップ2(エッチングサイクル)として、SFを250sccm、酸素(O)を25sccm、Cを40sccm、ガス圧力を39.9Pa、コイルパワーを2600W、プラテンパワーを25W、そして処理時間を12秒に設定する。この結果、図6(c)に示すように、反射体パターン93a及び反射体パターン93aの両側に配置された衝立パターン93bが形成される。衝立パターン93bは、反射体パターン93aとの間の溝の垂直性を維持するために形成されるものである。
【0032】
(ニ)次に、弗化水素酸溶液を用いたウェットエッチングを行い、SiO膜41及び埋め込み酸化膜(犠牲層)92の一部を除去する。弗化水素酸溶液は、反射体パターン93aの下部の埋め込み酸化膜92を除去する前に衝立パターン93bの下部の埋め込み酸化膜92を先に除去する。ウェットエッチングは、衝立パターン93bの下部の埋め込み酸化膜92を除去した時点で終了する。その結果、図6(d)に示すように、衝立パターン93bは基板91から離散して消失してしまうが、反射体パターン93aは埋め込み酸化膜92によって下地シリコン基板91に固定されたままである。
【0033】
(ホ)最後に、スパッタ法を用いて、基板9表面にクロム(Cr)膜を厚さ20nmで形成し、続けて、金(Au)膜を厚さ400nmで形成する。図6(e)に示すように、Cr/Au膜43が形成される。反射体パターン93aの側面(ミラー面)における金の厚さは0.15μmである。以上の手順を経て、反射体パターン93a及びCr/Au膜43からなる、高さ90μmの反射体15が完成する。
【0034】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、挿入損失及びクロストークの低減が可能な光スイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光スイッチを示す平面図である。
【図2】図1に示した反射体が交差部に挿入された状態の駆動機構を示す平面図である。
【図3】図1に示した反射体が交差部から引き出された状態の駆動機構を示す平面図である。
【図4】図4(a)及び図4(b)は、図1に示した光スイッチの交差部における反射体と光ビームのA−A切断面に沿った断面図であり、図4(a)は反射体を交差部に挿入した状態を示し、図4(b)は反射体を交差部から引き出した状態を示す。
【図5】図5(a)は、図3の静電コムを示す斜視図である。図5(b)は、図3の板バネを示す斜視図である。
【図6】図6(a)乃至図6(e)は、反射体の製造工程における主要な工程断面図である。
【符号の説明】
9 基板
10、11 光導波路としての光ファイバ
10a、10b、11a、11b 光路
13 駆動機構
15 反射体
17 交差部
21 光ビーム
23 光ビームの中心
25 楕円領域
27 反射体の先端部
31 静電コム(静電コムアクチュエータ)
33 板バネ
35 支持体
41 SiO
41a ミラー部
41b 衝立部
43 Cr/Au膜
光ビームの長径
光ビームの短径
H 反射体の高さ
La 突出距離
Lb 移動距離
91 下地シリコン基板
92 埋め込み酸化膜
93 活性層
93a 反射体パターン
93b 衝立パターン

Claims (6)

  1. 少なくとも1対の対向する光導波路同士を交差させ、前記光導波路の交差部に反射体を出し入れすることで光ビームの光路を切り替える方式の光スイッチにおいて、
    前記反射体を前記交差部に挿入した状態において、前記反射体が前記光ビームの中心を基準として前記反射体面上での前記光ビームの径の2倍の楕円よりも大きなサイズを有することを特徴とする光スイッチ。
  2. 少なくとも1対の対向する光導波路同士を交差させ、前記光導波路の交差部に反射体を出し入れすることで光ビームの光路を切り替える方式の光スイッチにおいて、
    前記反射体を前記交差部から引き出した状態において、前記反射体が前記光ビームの中心を基準として前記光ビームの径の2倍の楕円の部分と重ならないことを特徴とする光スイッチ。
  3. 前記反射体を前記交差部に挿入した状態において、前記反射体が前記光ビームの中心を基準として前記反射体面上での前記光ビームの径の2倍の楕円よりも大きなサイズを有することを特徴とする請求項2記載の光スイッチ。
  4. 前記光導波路の外径を125μmとし、前記交差部付近の前記光ビームの径を15μm乃至25μmとしたとき、前記反射体の高さを80μm乃至115μmとしたことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の光スイッチ。
  5. 前記光導波路の外径を125μmとし、前記交差部付近の前記光ビームの径を15μm乃至25μmとしたとき、前記反射体を前記交差部に挿入した状態において、前記反射体の先端の位置を前記光ビームの中心から35μm乃至45μmの範囲まで突出させたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の光スイッチ。
  6. 前記光導波路の外径を125μmとし、前記交差部付近の前記光ビームの径を15μm乃至25μmとしたとき、前記反射体を引き出す時の移動距離を70μm乃至90μmとしたことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の光スイッチ。
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