JP2003248182A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

Info

Publication number
JP2003248182A
JP2003248182A JP2002048474A JP2002048474A JP2003248182A JP 2003248182 A JP2003248182 A JP 2003248182A JP 2002048474 A JP2002048474 A JP 2002048474A JP 2002048474 A JP2002048474 A JP 2002048474A JP 2003248182 A JP2003248182 A JP 2003248182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable member
electrode
mirror
protrusion
optical switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002048474A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Numazawa
稔之 沼澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2002048474A priority Critical patent/JP2003248182A/ja
Publication of JP2003248182A publication Critical patent/JP2003248182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動電圧を低くしつつ、大ストローク化を図
ることができる光スイッチを提供する。 【解決手段】 光スイッチ1は、上面に電極6が設けら
れた平面導波路2を有している。平面導波路2上には、
可動部材12の片持ち梁13が片持ち支持され、この片
持ち梁13の先端には、平面導波路2の光路上を通る光
を遮断するミラー14が固定されている。片持ち梁13
には、可動部材12の駆動を補助するための複数の駆動
補助用突起15が櫛歯状に設けられている。平面導波路
2には、各駆動補助用突起15が入り込む複数の突起収
容用凹部16が設けられている。突起収容用凹部16の
底面及び両側面には電極17が設けられている。可動部
材12と電極6,17との間に電圧を印可すると、両者
間に静電気力が発生し、ミラー14が下方に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信や光計測等
に用いられる光スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光スイッチとしては、例えば、Ro
bustness and reliability of micromachined scanning
mirrors, Proc.of MOEMS'99, pp. 120-125, 1999に記
載されているものが知られている。この光スイッチは、
表面マイクロマシニングによって形成したミラーを、同
時に形成した静電アクチュエーターで基板上に立てて使
用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、静電アクチュエーターのストローク
を大きくするためには、駆動初期の対向電極間距離を大
きくする必要がある。この場合には、対向電極間に働く
単位電圧当たりの静電気力が弱くなるため、駆動電圧を
上げざるを得なかった。このように駆動電圧を高くする
と、光スイッチの消費電力が増大してしまう。
【0004】本発明の目的は、駆動電圧を低くしつつ、
大ストローク化を図ることができる光スイッチを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、光路を有する
ベース部材と、ベース部材に片持ち支持され、光路上を
通る光を遮断するミラーを有する可動部材と、可動部材
に設けられ、可動部材の駆動を補助するための駆動補助
用突起と、ベース部材に設けられ、駆動補助用突起が入
り込む突起収容部と、ベース部材の上面部に設けられた
第1電極と、突起収容部に設けられた第2電極と、可動
部材と第1電極および第2電極との間に静電気力を発生
させることにより、ミラーが上下方向に移動するように
可動部材を駆動する手段とを備えることを特徴とするも
のである。
【0006】このような光スイッチにおいて、例えば可
動部材がベース部材に対して上方に反っている初期状態
で、可動部材と電極との間に所定の電圧を印可すると、
両者間に生じる静電気力によって可動部材が電極に引き
寄せられ、これに伴ってミラーが下がり、光路上を通る
光を遮断させる位置に達する。このとき、可動部材には
駆動補助用突起が設けられ、ベース部材には駆動補助用
突起が入り込む突起収容部が設けられ、この突起収容部
にも電極(第2電極)が設けられているので、初期状態
において可動部材と電極とのギャップが狭い部分の面積
が増大する。このため、可動部材と電極との間に働く単
位電圧当たりの静電気力が大きくなる。これにより、可
動部材のストロークを大きくすべく、初期状態における
可動部材の反り量を大きくした場合であっても、可動部
材を低電圧で駆動することができる。
【0007】好ましくは、駆動補助用突起は櫛歯状に複
数設けられ、突起収容部は、駆動補助用突起に対応して
複数設けられている。これにより、可動部材および電極
の表面積が大きくなるので、初期状態において可動部材
と電極とのギャップが狭い部分の面積が更に増大する。
従って、可動部材をより低電圧で駆動することができ
る。
【0008】また、好ましくは、駆動補助用突起は、可
動部材の下側に突出するように設けられ、突起収容部
は、ベース部材の上面に開口した凹部を有し、第2電極
は、凹部の少なくとも両側面に設けられている。この場
合には、可動部材の剛性が高くなるので、可動部材が駆
動される時の共振周波数が高くなる。これにより、可動
部材の応答速度が上がるため、高速スイッチングが可能
となる。
【0009】また、駆動補助用突起は、可動部材の先端
側に突出するように設けられ、突起収容部は、可動部材
側に突出した複数の突部を有し、第2電極は、各突部の
両側面に設けられている構成としてもよい。この場合に
は、可動部材と電極との間に生じる静電気力が可動部材
の先端部に集中してかかるため、可動部材の先端部に設
けられたミラーをスムーズに移動させることが可能とな
る。また、ミラー面に複数の櫛歯状の駆動補助用突起を
設けた構造とした場合に、駆動補助用突起と第2電極と
の間に働く静電引力をミラー面の左右両側で同じにし
て、可動部材の駆動によるミラーと光軸との角度ずれを
確実に防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光スイッチの
好適な実施形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0011】図1は、本発明に係る光スイッチの第1の
実施形態を示す垂直方向断面図である。同図において、
本実施形態の光スイッチ1はON/OFFスイッチであ
る。光スイッチ1は、Si等からなるベース基板である
平面導波路2を有し、この平面導波路2は、コア部3
と、このコア部3の周囲に形成されたクラッド部4とを
有している。コア部3は、例えば縦横の長さが5〜50
0μmの断面矩形状をなしている(図3参照)。
【0012】平面導波路2の中央部には、上面に開口し
平面導波路2の幅方向に延びる溝部5が設けられてお
り、この溝部5においてコア部3の一部分がカットさ
れ、光路A,Bを形成している。平面導波路2の片側に
おいて、平面導波路2の上面にはNi、Ti、Cr、A
u/Cr、Au/Ti等の金属からなる電極6が設けら
れ、この電極6上にはSiO2、Si34、樹脂、Ta
2、強誘電体等からなる絶縁層7が設けられている。
【0013】このような平面導波路2上にはミラーデバ
イス8が載置・固定されている。ミラーデバイス8は、
Si等で形成されると共に凹部9aをもった基板9を有
し、この基板9の表面(下面)には、SiO2層10及
び導電層11を介して、Ni、Cu、Ni合金、Cu合
金等で形成された可動部材12が固定されている。この
可動部材12は、平面導波路2の一端側で絶縁層7上に
片持ち支持された片持ち梁13を有し、この片持ち梁1
3の先端側は溝部5の位置まで延びている。
【0014】片持ち梁13の先端部には、光路A上を通
る光を遮断するミラー14が固定されている。このミラ
ー14は、平面導波路2の溝部5内に挿入可能となるよ
うに、片持ち梁13の下側に突出している。なお、ミラ
ー14の幅は、例えば5〜500μmであり、ミラー1
4の高さは、例えば5〜500μmである。
【0015】また、片持ち梁13の先端側には、図2に
示すように、可動部材12の駆動を補助するための複数
の駆動補助用突起15が可動部材12の幅方向に櫛歯状
に配列されている。これらの駆動補助用突起15は、ミ
ラー14と同時に形成され、片持ち梁13の基端側から
先端側に向かって延びるように片持ち梁13の下側に突
出している。駆動補助用突起15は、例えばミラー14
と同等の高さ寸法を有している。また、駆動補助用突起
15の厚み(配列方向の幅)は、例えば3〜4μmであ
る。
【0016】平面導波路2の片側には、図3及び図4に
示すように、上面に開口し各駆動補助用突起15が入り
込む複数の突起収容用凹部16が設けられている。これ
らの突起収容用凹部16は、平面導波路2の幅方向に対
して垂直な方向に延びて溝部5とつながっている。
【0017】突起収容用凹部16の底面及び両側面に
は、電極6と同じ材質からなる電極17が設けられ、こ
の電極17上には、絶縁層7と同じ材質からなる絶縁層
18が設けられている。電極17は電極6と接続され、
絶縁層18は絶縁層7と接続されている。つまり、突起
収容用凹部16の部分では、電極および絶縁層がジグザ
グ状に形成されている。なお、突起収容用凹部16の幅
は、例えば8〜10μmであり、突起収容用凹部16の
深さは、例えば25〜520μmである。
【0018】図1に戻り、片持ち梁13と電極6は電圧
源19を介して接続されており、この電圧源19により
可動部材12と電極6,17との間に所定の電圧を印可
することで、可動部材12と電極6,17との間に静電
気力(静電引力)を発生させ、ミラー14を上下方向に
移動させる。
【0019】具体的には、初期状態では、図1に示すよ
うに、片持ち梁13は、その基端部を支点として上方に
反っている。この状態では、ミラー14は平面導波路2
の溝部5に入り込まず、光路A上を通る光はスルーして
光路Bに導かれる。
【0020】この状態において、電圧源19により可動
部材12と電極6,17との間に所定の電圧を印可する
と、可動部材12と電極6,17との間に生じる静電気
力によって可動部材12の先端側部分が電極6,17に
引き寄せられる。これにより、図5に示すように、片持
ち梁13はまっすぐ延びた状態となり、これに伴ってミ
ラー14は下降して溝部5内に入り込む。この状態で
は、光路A上を通る光はミラー14で反射され、光路B
に導かれることは無い。
【0021】このとき、可動部材12に複数の駆動補助
用突起15が設けられていると共に、各駆動補助用突起
15が入り込む複数の突起収容用凹部16の底面及び側
面に電極17が形成されているので、初期状態において
可動部材12と電極とのギャップが狭い部分の面積が増
大する。つまり、可動部材12の基端側だけでなく、可
動部材12の先端側でも、可動部材12と電極とのギャ
ップが狭い部分が形成されることになる。このため、可
動部材12と電極との間に働く単位電圧当たりの静電気
力が大きくなる。また、電極6,17上に絶縁層7,1
8がそれぞれ形成されているので、可動部材12と電極
との間の誘電率が高くなり、両者間に電荷がたまりやす
くなる。これによっても、可動部材12と電極との間に
生じる静電気力を大きくする作用が働く。従って、初期
状態における片持ち梁13の反り量が大きく、可動部材
12の大ストロークを必要とする場合であっても、可動
部材12を低電圧で安定して駆動することができる。そ
の結果、光スイッチ1の消費電力を低減することが可能
となる。
【0022】また、可動部材12には複数の駆動補助用
突起15が設けられているので、可動部材12の厚さが
見かけ上大きくなり、可動部材12の剛性が高くなる。
このため、可動部材12を駆動する際の共振周波数が高
くなるため、可動部材12の応答速度が上がり、これに
より高速スイッチングを行うことができる。
【0023】さらに、平面導波路2の上面に設けられた
絶縁層7が、片持ち梁13の基端部から先端部まで延び
ているので、ミラー14が図5に示す遮断位置にある状
態では、絶縁層7がスペーサとしての機能を果たすこと
になる。このため、片持ち梁13の中央部分が撓んで電
極6に接触することを防止できる。
【0024】また、ミラー14が上下方向に移動するよ
うに可動部材12を駆動する構成としたので、ミラー1
4を移動させるための水平方向のスペースを大きくとら
ずに済む。これにより、光スイッチ1の小型化および高
集積化を図ることができる。
【0025】図6は、上記のミラーデバイス8の製作プ
ロセスの一例を示したものである。同図において、まず
Si基板21を用意する。そして、このSi基板21の
表面の一部および裏面にSiO2層22を形成すると共
に、Si基板21の表面にチタン等の導電層23を形成
する(図6(a))。Si基板21の表面に形成したS
iO2層22は、最後の基板エッチングの際にマスクと
なる。続いて、フォトリソグラフィー及び現像によっ
て、導電層23上にレジスト24を形成する(図6
(b))。そして、めっきによって、導電層23上に片
持ち梁部25を形成し、この片持ち梁部25の表面を研
磨する(図6(c))。続いて、SR(シンクロトロン
放射光)リソグラフィー及び現像によって、片持ち梁部
25上にレジスト26を形成する(図6(d))。そし
て、めっきによって、片持ち梁部25上にミラー部27
及び駆動補助用突起部28を形成し、このミラー部27
及び駆動補助用突起部28の表面を研磨する(図6
(e))。続いて、レジスト24,26のアッシングを
行う(図6(f))。その後、導電層23のエッチング
及びSi基板21のエッチングを行う(図6(g))。
【0026】以上により、上記の片持ち梁13、ミラー
14及び駆動補助用突起15を有する可動部材12が形
成される。このようにミラー14と一緒に駆動補助用突
起15を製作することにより、製作プロセスの簡略化お
よび製作コストの削減が図れる。
【0027】図7は、上記の平面導波路2の製作プロセ
スの一例を示したものである。同図において、まず導波
路のベースクラッド層31の上面部をドライエッチング
して、コア層用の凹部32を形成する(図7(a))。
そして、凹部32にコア層33を埋め込む(図7
(b))。続いて、ベースクラッド層31上にオーバー
クラッド層34を形成する(図7(c))。続いて、こ
のように形成されたクラッド層35の上面部をドライエ
ッチングして、複数の突起収容用凹部36を形成する
(図7(d))。続いて、スパッタやCVD等によっ
て、クラッド層35の上面、突起収容用凹部36の底面
及び側面に電極37を形成する(図7(e))。そし
て、その電極37上に絶縁層38を形成する(図7
(f))。このように本製作方法によれば、例えば市販
の光導波路に対してもエッチングを施すことで、ジグザ
グ状の電極を容易に形成することができる。
【0028】なお、本実施形態では、平面導波路2の上
面に電極6を設け、突起収容用凹部16の底面及び側面
に電極17を設ける構成としたが、特にこれに限られ
ず、突起収容用凹部16の部分では、平面導波路2の上
面に電極を設けない構成としてもよい。この場合には、
図7(e)において電極37を形成した後に、例えばク
ラッド層35の上面部を削ればよい。また、突起収容用
凹部16の部分において、平面導波路2の上面に電極を
設け、突起収容用凹部16の底面に電極を設けない構成
としてもよい。
【0029】図8は、本発明に係る光スイッチの第2の
実施形態を示す垂直方向断面図である。図中、第1の実
施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0030】同図において、本実施形態の光スイッチ4
0は平面導波路41を有し、この平面導波路41の中央
部には、平面導波路41の幅方向に延びる溝部42が設
けられている。平面導波路42の片側において、平面導
波路41の上面には電極43が設けられ、この電極43
上には絶縁層44が設けられている。この絶縁層44上
には、可動部材45の片持ち梁46が片持ち支持されて
いる。
【0031】片持ち梁46の先端部には、図9に示すよ
うに、平面導波路41の幅方向に延在したミラー部47
が設けられており、このミラー部47の中央部には、光
路A上を通る光を遮断するミラー面48が形成されてい
る。ミラー部47におけるミラー面48の両側には、可
動部材45の駆動を補助するための複数の駆動補助用突
起49が櫛歯状に左右対称となるように設けられてい
る。これらの駆動補助用突起49は、片持ち梁46の先
端側に突出している。
【0032】平面導波路41の溝部42における可動部
材45側とは反対側の側面42aには、可動部材45側
に突出した複数の突部50が設けられており、これらの
突部50によって、各駆動補助用突起49が入り込む複
数の突起収容部51が形成されている。各突部50の両
側面及び溝部42の側面42aには、図9及び図10に
示すように、電極52が設けられ、この電極52上には
絶縁層53が設けられている。
【0033】片持ち梁46と電極43,52とは電圧源
19を介して並列接続されている。そして、この電圧源
19によって可動部材45と電極43,52との間に所
定の電圧を印可すると、可動部材45と電極43,52
との間に生じる静電気力によって可動部材45の先端側
部分が電極43,52に引き寄せられる。これにより、
ミラー部47が下降して溝部42内に入り込む。
【0034】以上のように本実施形態では、可動部材4
5に複数の駆動補助用突起49を櫛歯状に設けると共
に、平面導波路41に突起収容部51を形成する突部5
0を設け、この突部50の側面及び溝部42の側面42
aに電極52を設けたので、第1の実施形態と同様に、
可動部材45のストロークを大きくした場合であって
も、可動部材45を低電圧で駆動することができる。
【0035】また、本実施形態では、可動部材45の先
端のミラー部47に駆動補助用突起49を設ける構成と
したので、可動部材45と電極52との間に生じる静電
気力が可動部材45の先端部に集中してかかるため、ミ
ラー部47をスムーズに駆動することが可能となる。ま
た、駆動補助用突起49と電極52との間に働く静電引
力がミラー面48の左右両側で同じとなるため、ミラー
部47は左右でバランス良い状態を保って駆動されるこ
とになる。このため、ミラー部47が下降して溝部42
内に入り込んだ時に、ミラー面48と光路A,Bの光軸
との角度ずれが生じることは無い。
【0036】なお、本発明に係る光スイッチは、上記実
施形態には限定されるものではない。例えば、上記実施
形態では、可動部材に複数の駆動補助用突起を設ける構
成としたが、駆動補助用突起の数は、最低限1つあれば
よい。
【0037】また、上記実施形態では、コア部とクラッ
ド部とからなる平面導波路の上部に、可動部材を含むミ
ラーデバイスを設けているが、本発明は、光ファイバが
固定されたベース部材の上部に、可動部材を含むミラー
デバイスが設けられた光スイッチにも適用可能である。
【0038】さらに、上記実施形態の光スイッチはON
/OFFスイッチであるが、本発明は、1×2スイッ
チ、2×2スイッチ、n×nマトリクススイッチ等にも
適用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、可動部材の駆動を補助
するための駆動補助用突起を可動部材に設け、駆動補助
用突起が入り込む突起収容部をベース部材に設け、突起
収容部に第2電極を設けたので、可動部材の駆動電圧を
低くしつつ、可動部材の大ストローク化を図ることがで
きる。これにより、光スイッチの消費電力を低減するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光スイッチの第1の実施形態を示
す垂直方向断面図である。
【図2】図1に示す可動部材の斜視図である。
【図3】図1に示す平面導波路の斜視図である。
【図4】図1に示す駆動補助用突起が突起収容用凹部に
入り込んだ状態を示す図である。
【図5】図1に示すミラーが遮断位置にある状態を示す
垂直方向断面図である。
【図6】図1に示すミラーデバイスの製作プロセスの一
例を示す図である。
【図7】図1に示す平面導波路の製作プロセスの一例を
示す図である。
【図8】本発明に係る光スイッチの第2の実施形態を示
す垂直方向断面図である。
【図9】図8に示す可動部材および平面導波路の斜視図
である。
【図10】図8に示す可動部材および平面導波路の平面
図である。
【符号の説明】
1…光スイッチ、2…平面導波路(ベース部材)、3…
コア部、6…電極(第1電極)、9…基板(ベース部
材)、12…可動部材、13…片持ち梁、14…ミラ
ー、15…駆動補助用突起、16…突起収容用凹部(突
起収容部)、17…電極(第2電極)、19…電圧源、
40…光スイッチ、41…平面導波路(ベース部材)、
43…電極(第1電極)、45…可動部材、46…片持
ち梁、47…ミラー部、48…ミラー面、49…駆動補
助用突起、50…突部、51…突起収容部、52…電極
(第2電極)、A,B…光路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光路を有するベース部材と、 前記ベース部材に片持ち支持され、前記光路上を通る光
    を遮断するミラーを有する可動部材と、 前記可動部材に設けられ、前記可動部材の駆動を補助す
    るための駆動補助用突起と、 前記ベース部材に設けられ、前記駆動補助用突起が入り
    込む突起収容部と、 前記ベース部材の上面部に設けられた第1電極と、 前記突起収容部に設けられた第2電極と、 前記可動部材と前記第1電極および前記第2電極との間
    に静電気力を発生させることにより、前記ミラーが上下
    方向に移動するように前記可動部材を駆動する手段とを
    備えたことを特徴とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記駆動補助用突起は櫛歯状に複数設け
    られ、 前記突起収容部は、前記駆動補助用突起に対応して複数
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の光スイ
    ッチ。
  3. 【請求項3】 前記駆動補助用突起は、前記可動部材の
    下側に突出するように設けられ、 前記突起収容部は、前記ベース部材の上面に開口した凹
    部を有し、 前記第2電極は、前記凹部の少なくとも両側面に設けら
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の光ス
    イッチ。
  4. 【請求項4】 前記駆動補助用突起は、前記可動部材の
    先端側に突出するように設けられ、 前記突起収容部は、前記可動部材側に突出した複数の突
    部を有し、 前記第2電極は、前記各突部の両側面に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光スイッチ。
JP2002048474A 2002-02-25 2002-02-25 光スイッチ Pending JP2003248182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002048474A JP2003248182A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 光スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002048474A JP2003248182A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 光スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003248182A true JP2003248182A (ja) 2003-09-05

Family

ID=28661261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002048474A Pending JP2003248182A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 光スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003248182A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252337A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Denso Corp 光走査装置及びその製造方法
GB2414564A (en) * 2004-05-29 2005-11-30 Polatis Ltd Optical switches and actuators

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252337A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Denso Corp 光走査装置及びその製造方法
GB2414564A (en) * 2004-05-29 2005-11-30 Polatis Ltd Optical switches and actuators
GB2414564B (en) * 2004-05-29 2007-02-21 Polatis Ltd Optical switches and actuators

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4422624B2 (ja) 微小可動デバイス及びその作製方法
US7439184B2 (en) Method of making comb-teeth electrode pair
US20060120425A1 (en) Micro oscillating element
JP3910532B2 (ja) ステップアップ構造を有する片持ちばり及びその製造方法
WO2002019011A2 (en) Micromechanical optical switch and method of manufacture
US20060039060A1 (en) Scanning device and fabrication method thereof
JP2005134896A (ja) 微小可動デバイス
US6459523B2 (en) Galvano-micromirror and its manufacture process
US7723810B2 (en) Integrated electrical cross-talk walls for electrostatic MEMS
JP2003248182A (ja) 光スイッチ
WO2009044324A2 (en) Mems scanning micromirror manufacturing method
US6993218B2 (en) Optical switch and optical switch array
JP2006340531A (ja) アクチュエータ
KR101176698B1 (ko) 양방향 구동 가능한 전열 전자기 회전형 마이크로 액추에이터
WO2002103432A1 (fr) Commutateur optique
JPH11346482A (ja) 静電アクチュエータとその製造方法
JP4677427B2 (ja) 光デバイス
JP5016653B2 (ja) 微小可動デバイスの作製方法
JP3826142B2 (ja) チップデバイス
EP1571472B1 (en) Optical switch and production method thereof
JP4307449B2 (ja) 微小光デバイスの作製方法
JP2003334798A (ja) 液中作動マイクロアクチュエータ及び光スイッチ
JP2004114261A (ja) マイクロアクチュエータ装置及びこれを用いた光スイッチシステム
JP4578543B2 (ja) 微小可動デバイス
JP2002116388A (ja) 光スイッチ及びそれを含む光スイッチ・デバイス