JP2007187297A - 制振キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器等を収容するのに適した制振キャビネットの提供
【解決手段】外キャビネット11と、外キャビネット11の内側に配設される内キャビネット12と、内キャビネット12と外キャビネット11との間に配設した内キャビネット12を支承する滑り支承装置13、14と、内キャビネット12と外キャビネット11との間に配設した制振装置15とを備え、制振装置15は、主鎖にC−C結合を有する基材ゴム100重量部に対してシリカを100〜150重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を10〜30重量%配合した粘弾性体31、32と、一対のプレート33、34間に取り付けたものであって、一対のプレート33、34のうち、一方のプレート33を内キャビネット12に固定し、他方のプレート34を外キャビネット11の床材21又は天井材23に固定したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は地震などの揺れを緩和し、内部に収容した収容物を保護する制振キャビネットに関するものであり、特に、電気・電子機器、精密機器を収容する制振機能を備えた電気電子機器用キャビネットに適するものである。
例えば、電気・電子機器、精密機器(以下、「電子機器等」という。)を収容するキャビネットで、地震などの揺れを緩和し、これらの機器を保護するものとしては、例えば、キャビネットを振動吸収手段で支承したものが知られている。振動吸収手段としては、板ばねを介在させたもの(特開2005−217380号公報)や、ばねとローラ部材を組み合わせたもの(特開2002−2135130号公報、特開2000−320610号公報)が知られている。
特開2005−217380号公報 特開2002−213530号公報 特開2000−320610号公報
上述したキャビネット100は、図1に示すように、外キャビネット101と内キャビネット102の2重構造にし、内キャビネット102と外キャビネット101との間に、振動吸収要素を配設している。そして、図示は省略するが、内キャビネット102に電子機器等を収容することにより、電子機器等に伝わる地震の振動による衝撃を緩和している。斯かる構造において、外キャビネット101の前面103は内キャビネット102に収容する電子機器等の取り出しや操作を行うため、また外キャビネット101の背面104は内キャビネット102に収容した機器の配線を行うため、それぞれ開口させている。このような事情から、外キャビネット101の側面105、106には補強構造を設けることができるが、外キャビネット101の前面103と背面104には、十分な補強構造を設けることができない(なお、図1は、補強構造について図示を省略している。)。このため、外キャビネット101は前後方向aの揺れに対しては強度を確保することはできるが、左右方向bの揺れに対しては十分な剛性を確保できない。地震動を受けると、外キャビネット101は左右方向bに揺れ易い傾向がある。キャビネット100は、内キャビネット102に収容した電子機器等に伝わる地震の振動による衝撃を緩和するとともに、外キャビネット101の左右方向bの揺れをある程度小さく抑えたい。
上記の特許文献に記載されるものは、振動吸収要素としてばね要素を用いている。ばね要素は減衰作用がほとんどなく、振動エネルギを消費させる作用が小さい。また、ばね要素のみでは、振動エネルギを吸収する作用がほとんど得られないばかりか、地震動に対し、共振する恐れもある。このため、振動を抑える効果は十分に得られない。
本発明者らは、滑り支承装置又は転がり支承装置で内キャビネットを支承するとともに、ばね要素に変えて、ゴムなどの粘弾性体を用いて、振動エネルギを吸収することを考えている。粘弾性体はせん断変形量が大きくなればなるほど振動エネルギを吸収でき、振動を速やかに減衰させる機能がある。しかしながら、斯かる機能を効果的に発揮させるためには、粘弾性材料に適切な材料を選定する必要がある。
本発明に係る制振キャビネットは、外キャビネットと、外キャビネットの内側に配設される内キャビネットと、内キャビネットと外キャビネットとの間に配設した内キャビネットを支承する滑り支承装置又は転がり支承装置と、内キャビネットと外キャビネットとの間に配設した制振装置とを備え、制振装置は、主鎖にC−C結合を有する基材ゴム100重量部に対してシリカを100〜150重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を10〜30重量%配合した粘弾性体を、一対のプレート間に取り付けたものであって、一対のプレートのうち、一方のプレートを内キャビネットに固定し、他方のプレートを外キャビネットの床材又は天井材に固定したことを特徴としている。
この制振キャビネットによれば、制振装置の粘弾性体に、主鎖にC−C結合を有する基材ゴム100重量部に対してシリカを100〜150重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を10〜30重量%配合した粘弾性体を用いている。この粘弾性体は歪依存性、周波数依存性が共に小さく、小さい地震や、大地震の揺れなどの様々な振動に対応することができる。また、温度依存性も小さく、気温変動に関らず、制振キャビネットに必要な機能を安定して発揮させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る制振キャビネットを図面に基づいて説明する。なお、同様の作用を奏する部材、部位には同じ符号を付して説明する。
この制振キャビネット10は、図2に示すように、外キャビネット11と、外キャビネット11の内側に配設される内キャビネット12と、内キャビネット12と外キャビネット11との間に配設した内キャビネット12を支承する滑り支承装置13、14と、内キャビネット12と外キャビネット11との間に配設した制振装置15とで構成している。
この実施形態では、外キャビネット11は、矩形の床材21と、床材21の四隅に立設させた柱材22と、柱材22の立設状態を補強する補強材(図示省略)と、柱材22の上部に配設した天井材23で構成している。補強材は、図示は省略するが、外キャビネット11の側面24、25に設けられ、柱材22の間に架設した梁材と、柱材22と床材21、又は、柱材22と天井材23との間に斜めに架設したブレース材とを備えている。なお、補強材は、外キャビネット11の前面と背面には設けていない。
内キャビネット12は、外キャビネット11の内側に配設されている。この実施形態では、内キャビネット12は、矩形の下板材26と、下板材26の隅部に高さ方向に取り付けた柱材27と、柱材27の上部に取り付けた矩形の上板材28とで構成している。この実施形態では、柱材27に取付部(取付孔)を設けて、機器を収容したユニット(図示省略)を高さ方向に複数段取り付け可能にしている。内キャビネット12は、後述するように、制振装置15を介在させて外キャビネット11の内側に設置されている。
滑り支承装置13、14と制振装置15は、図2に示すように、内キャビネット12と外キャビネット11の間に配設している。この実施形態では、滑り支承装置13、14と制振装置15は、図3(a)(b)に示すように、一つの装置にユニット化している(以下、斯かるユニットを「制振ユニット」という。)。斯かる制振ユニット30のうち、制振装置15として機能する部位は、粘弾性体31、32を、一対のプレート33、34間に取り付けたものであって、一対のプレート33、34のうち、一方のプレート33を内キャビネット12に固定し、他方のプレート34を外キャビネット11の床材21又は天井材23に固定している。なお、この実施形態では、図3(a)(b)に示すように、制振装置15として機能する部位は、粘弾性体31、32と中間プレート35を交互に積層した積層体40を、一対のプレート33、34間に取り付けている。
以下、この制振ユニット30の具体的構成を説明する。
制振ユニット30は、図4に示すように、粘弾性体31、32と、上下一対の固定用プレート33、34と、中間プレート35と、第1取付板36と、第2取付板37と、滑り支承材38、39で構成している。
制振ユニット30のうち制振装置15として機能する部位は、粘弾性体31、32と、中間プレート35を交互に積層した積層体40を一対の固定用プレート33、34間に取り付けたものである。この実施形態では、制振装置15として機能する部位は、第1取付板36、粘弾性体31、中間プレート35、粘弾性体32、第2取付板37の順に積層し固着した積層体40を作成し、積層体40の積層方向両側の第1取付板36と第2取付板37に、固定用プレート33、34を取り付けている。
制振ユニット30のうち滑り支承装置13、14として機能する部位は、積層体40の中間プレート35と、一対の固定用プレート33、34と、滑り支承材38、39で構成している。積層体40の中間プレート35は、粘弾性体31、32よりも左右両側方に延在しており、斯かる延在部に、滑り支承材38、39を取り付ける取付孔41、42を形成している。滑り支承材38、39は、例えば、積層体40を一対の固定用プレート33、34に取り付ける際に、中間プレート35の取付孔41、42に装着した状態で、積層体40と一緒に一対の固定用プレート33、34間に介装するとよい。この滑り支承材38、39は、積層体40とともに、上下一対の固定用プレート33、34に取り付けた際に、一対の固定用プレート33、34間に収まり、一対の固定用プレート33、34間で摺動し得る高さを備えている。
この制振ユニット30は、例えば、積層体40の中間プレート35の取付孔41、42に滑り支承材38、39を装着した状態で、積層体40および滑り支承材38、39を上下一対の固定用プレート33、34間に介装し、積層体40の積層方向両側の取付板36、37のうち、第1取付板36を一方の固定用プレート33に取り付け、第2取付板37を他方の固定用プレート34に取り付けるとよい。このようにして組み立てた制振ユニット30は、内キャビネット12と外キャビネット11との間に配設し、上下一対の固定用プレート33、34のうち、一方の固定用プレート33を内キャビネット12に固定し、他方の固定用プレート34を外キャビネット11に固定している。
この制振ユニット30は、制振装置15として機能する部位において、地震時に、外キャビネット11から内キャビネット12に作用する振動エネルギを粘弾性体31、32のせん断変形で吸収し、内キャビネット12に生じる振動を緩和することができる。滑り支承装置13、14として機能する部位は、図5に示すように、一対の固定用プレート33、34の間で摺動する滑り支承材38、39により、外キャビネット11に対して内キャビネット12が支承され、一対の固定用プレート33、34が平行な状態を保ったまま水平方向に相対変位するようになる。なお、この実施形態において、滑り支承装置13、14として機能する部位がない場合には、上下一対の固定用プレート33、34が水平方向に相対変位したとき、変位が大きくなると、図6に示すように、一方の固定用プレート33が他方の固定用プレート34に対して回転するように力が作用することが考えられる。この制振ユニット30によれば、滑り支承装置13、14として機能する部位により、固定用プレート33が支承されるので、このような事象が生じない。
この制振ユニット30は、図3(a)(b)に示すように、外キャビネット11の床材21と天井材23にそれぞれ取り付けられる。床材21と天井材23に制振装置15を取り付ける位置は、例えば、図3(a)(b)に示すように、内キャビネット12の柱材27の軸方向真下および真上の位置に取り付けるとよい。なお、この制振ユニット30は、滑り支承装置13、14として機能する部位が鉛直荷重を支持し、粘弾性体31、32に圧縮方向の荷重が作用するのを防止している。なお、天井材23側に取り付けた制振装置15においては、滑り支承装置13、14を備えたものを用いているが、天井材23では、滑り支承装置13、14で支持すべき、鉛直荷重が小さいので、滑り支承装置13、14を設けない制振装置を用いてもよい。
次に、粘弾性体31、32について詳述する。
一般的な粘弾性材料は、振幅の増加に連れて剛性が増加し、抵抗力が大きくなる。振幅が大きくなるにつれて剛性が大きくなる性質をもつ粘弾性体を用いると、キャビネットの加速度応答や各部応力の過大な上昇が生じる。そこで、振幅が増加しても剛性の増加が頭打ちになる性質を備えた粘弾性体を用いることが望ましい。
また、小規模地震から大地震に至るまでの幅広い振幅領域で機能する必要があるため、歪依存性が小さい粘弾性体を用いる。すなわち、小歪から大歪振幅まで安定した振動エネルギ吸収能力を発揮するものを用いる。
具体的には、0.01≦γ≦3.5の領域でHeq>0.20の安定したエネルギ吸収能力が必要とされる。このため大振幅領域において抵抗力が大きくならないように、γ>1.0の領域において、γの増加とともにKeq/(S/D)が減少することを特徴とする。例えば、0.45≦Keq/(S/D)(γ=3.0)}/{Keq/(S/D)(γ=1.0)}≦0.75の粘弾性体を用いるとよい。
なお、ここで、γはせん断歪み率であり、図7に示すように、粘弾性体のせん断変形量dを粘弾性体の高さtで除したものである。また、動的粘弾性試験における等価粘性減衰定数(Heq)および等価せん断弾性率(Geq=Keq/(S/D))とは、粘弾性材料のせん断変形を生じさせる正弦波加振を行い、その際の履歴ループ(ヒステリシス曲線)を測定し、その結果に基づいて計算されるものである。図8に基づいて説明すると、Heqは下記の式(数1)、Geq、Keq/(S/D)は下記の式(数2)にて計算される数値である。
Heq=ΔW/2πW (数1)
W:剪断変形の弾性エネルギ(図8において示される2つの三角形の面積。単位はkgf・cm)
ΔW:剪断変形により吸収するエネルギの合計(図8において示されるヒステリシス曲線で囲まれた面積。単位はkgf・cm)
Geq=Keq/(S/D)=F/UBE/(S/D)(数2)
F:最大変位を与えるときの荷重(単位はkgf)
BE:最大変位(単位はcm)
S/D:試験サンプルの形状係数(サンプル剪断面積/サンプル剪断隙間,単位はcm)
また、一般的な粘弾性材料は、振動周波数の増加に伴い、Geq(=Keq/(S/D))〔N/mm2〕が著しく増加する。例えば、一般的な粘弾性体では、20℃では、0.1Hzのときと2.0HzのときではGeqの値が2〜3倍に増加する。地震動は0.1Hz〜20Hz程度に分布するので、これらの周波数に対して剛性や減衰性能の点で比較的安定した性質を備えた粘弾性体を用いることが望ましい。具体的には、より入力周波数分布領域が広範囲に及ぶ地震動に対応する必要がある。粘弾性体がキャビネットに付与する減衰性能は、概ね粘弾性体の有する剛性(ここでは等価せん断弾性率Geq)と減衰定数(ここでは等価粘性減衰定数Heq)との積で表現することができる。周波数依存性の評価は、一定の温度条件の下で、斯かる積の値が、ある周波数の時を基準として、上述した地震動の0.1Hz〜20Hzの範囲で±50%以内であればよい。
また、一般的に粘弾性体は、低温時に剛性が高くなり、高温時に剛性が低くなる。この実施形態では、電子機器等を収容する制振キャビネット10に用いられるので、例えば、通常の室温の範囲、例えば、0℃〜50℃程度の温度範囲に対して剛性や減衰性能の点で比較的安定した性質を備えた粘弾性体を用いることが望ましい。
例えば、制振キャビネット10の使用環境が0℃〜50℃であれば、20℃のGeq(等価せん断弾性率)を基準として、低温側は0℃のときの等価せん断弾性率Geq(t=0℃)と、20℃のときの等価せん断弾性率Geq(t=20℃)の比、Geq(t=0℃)/Geq(t=20℃)≦1.7とし、高温側は、50℃のときの等価せん断弾性率Geq(t=50℃)と、20℃のときの等価せん断弾性率Geq(t=20℃)の比、Geq(t=50℃)/Geq(t=20℃)≧0.45とするとよい。
この実施形態では、粘弾性体21,22に、上述した歪依存性、周波数依存性、温度依存性を持たせるため、主鎖にC−C結合を有する基材ゴム100重量部に対してシリカを100〜150重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を10〜30重量%配合した高減衰ゴムを用いた。
斯かる高減衰ゴムを用いることにより、上述した歪依存性、周波数依存性、温度依存性を満足することができる。特に、20℃での性能がHeq≧0.2、0.35≦Geq≦6.0(N/mm2 )の範囲にあって、かつ、Geqの温度依存性が0℃/20℃≦1.7、50℃/20℃≧0.45(ともに、周波数0.1Hz、せん断歪±100%)を実現できる。
図9は、上記構成からなる粘弾性体のシリカ(重量部)の添加量とシラン化合物(重量%)の配合量を変更しつつ、粘弾性体の性能を評価したものである。本評価において、基材ゴムとして、天然ゴムを用い、シラン化合物にはフェニルトリエトキシシランを用い、その他、粘着付与剤を10重量%の割合で添加した。
実施例は、基材ゴム100重量部に対してシリカを135重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を17重量%配合したものである。この場合、20℃でのHeqが0.23で0.2よりも高く、上述した制振装置15の機能を十分に発揮させることができる。また、0℃/20℃でのGeqの変化率が1.47と1.7以下であり、低温側の温度依存性が低く、また50℃/20℃でのGeqの変化率が0.64と0.45以上であり、高温側の温度依存性が小さいので、上述した制振装置15に制振装置としての機能を十分に発揮させることができる。
比較例1は、基材ゴム100重量部に対してシリカを90重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を22重量%配合したものである。この場合、20℃でのHeqが0.15で0.2よりも低く、上述した制振装置15に制振装置としての機能を十分に発揮させることができない。
また、比較例2は、基材ゴム100重量部に対してシリカを135重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を7重量%配合したものである。この場合、20℃でのHeqが0.19で0.2よりも低くので、上述した制振装置15に制振装置としての機能を十分に発揮させることができない。また加工性も悪い。
また、比較例3は、基材ゴム100重量部に対してシリカを135重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を35重量%配合したものである。この場合、シラン化合物の添加量を増やしたが、シラン化合物を増やした効果はあまり得られず、材料コストが嵩み、経済的でない。
また、比較例4は、基材ゴム100重量部に対してシリカを160重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を20重量%配合したものである。この場合、加工性が悪く採用できない。
なお、シラン化合物は、下記の一般式で:
Figure 2007187297
〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 のうちの少なくとも1つはアルコキシ基、またはハロゲン原子を示し、他は同一または異なって水素原子、アルキル基またはアリール基を示す。〕で表されるシラン化合物とを含有するゴム組成物の加硫成形により形成される。また、基材ゴムとしては、主鎖にC−C結合を有する種々のゴムがいずれも使用可能である。具体的には天然ゴム(NR)の他、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、エチレン−プロピレン共重合ゴム(EPM)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)などがあげられる。これらはそれぞれ単独で使用される他、2種以上を併用することもできる。
前記一般式(1) で表されるシラン化合物において、R1 〜R4 に相当するアルコキシ基としては、Cn 2n+1Oで表される種々の炭素数のものがあげられるが、とくに炭素数が1〜2であるメトキシ、エトキシが好ましいものとしてあげられる。またハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素などがあげられる。
アルキル基としては、Cn 2n+1で表される種々の炭素数のものがあげられるが、とくにその炭素数は1〜20程度であるのが好ましい。かかるアルキル基としては、たとえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、第2級ブチル、第3級ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシルなどがあげられる。
またアリール基としては、たとえばフェニル、トリル、キシリル、ビフェニリル、o−テルフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリルなどがあげられる。かかるシラン化合物の具体例としては、これに限定されないがたとえば、n−ヘキシルトリメトキシシラン、トリエトキシフェニルシラン、ジエトキシジメチルシラン、ジメチルジクロロシラン、メチルジクロロシランなどがあげられる。
ゴム組成物には上記以外にもたとえば、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤、シリカ以外の補強剤、充填剤、軟化剤、可塑剤、粘着性付与剤その他、各種の添加剤を添加してもよい。上記のうち加硫剤としては、たとえば硫黄、有機含硫黄化合物、有機過酸化物などがあげられ、このうち有機含硫黄化合物としては、たとえばN,N′−ジチオビスモルホリンなどがあげられ、有機過酸化物としては、たとえばベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシドなどがあげられる。
また加硫促進剤としては、たとえばテトラメチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィドなどのチウラム系加硫促進剤;ジブチルジチオカーバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカーバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカーバミン酸ナトリウム、ジエチルジチオカーバミン酸テルルなどのジチオカーバミン酸類;2−メルカプトベンゾチアゾール、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドなどのチアゾール類;トリメチルチオ尿素、N,N′−ジエチルチオ尿素などのチオウレア類などの有機促進剤や、あるいは消石灰、酸化マグネシウム、酸化チタン、リサージ(PbO)などの無機促進剤があげられる。
加硫促進助剤としては、たとえばステアリン酸、オレイン酸、綿実脂肪酸などの脂肪酸や、あるいは亜鉛華などの金属酸化物などがあげられる。加硫遅延剤としては、たとえばサリチル酸、無水フタル酸、安息香酸などの芳香族有機酸;N−ニトロソジフェニルアミン、N−ニトロソ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイドロキノン、N−ニトロソフェニル−β−ナフチルアミンなどのニトロソ化合物などがあげられる。
上記加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤および加硫遅延剤は、その合計の配合量が、基材ゴム100重量部に対して4〜15重量部程度程度であるのが好ましい。老化防止剤としては、たとえば2−メルカプトベンゾイミダゾールなどのイミダゾール類;フェニル−α−ナフチルアミン、N,N′−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N′−イソプロピル−p−フェニレンジアミンなどのアミン類;ジ−t−ブチル−p−クレゾール、スチレン化フェノールなどのフェノール類などがあげられる。
老化防止剤の配合量は、基材ゴム100重量部に対して1.5〜5重量部程度が好ましい。シリカ以外の補強剤としては主にカーボンブラックが使用される他、ケイ酸塩系のホワイトカーボン、亜鉛華、表面処理沈降性炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、クレーなどの無機補強剤や、あるいはクマロン・インデン樹脂、フェノール樹脂、ハイスチレン樹脂(スチレン含有量の多いスチレン−ブタジエン共重合体)などの有機補強剤も使用できる。
また充填剤としては、たとえば炭酸カルシウム、クレー、硫酸バリウム、珪藻土などがあげられる。上記シリカ以外の補強剤および/または充填剤の配合量は、基材ゴム100重量部に対して5〜50重量部程度が好ましい。軟化剤としては、たとえば脂肪酸(ステアリン酸、ラウリン酸など)、綿実油、トール油、アスファルト物質、パラフィンワックスなどの、植物油系、鉱物油系、および合成系の各種軟化剤があげられる。
軟化剤の配合量は、基材ゴム100重量部に対して10〜100重量部程度が好ましい。可塑剤としては、たとえばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジルフォスフェートなどの各種可塑剤があげられる。可塑剤の配合量は、基材ゴム100重量部に対して5〜20重量部程度が好ましい。
さらに粘着性付与剤としては、たとえばクマロン・インデン樹脂、芳香族系樹脂、芳香族・脂肪族混合系樹脂、ロジン系樹脂、シクロペンタジエン系樹脂などがあげられる。粘着性付与剤の配合量は、基材ゴム100重量部に対して5〜50重量部程度であるのが好ましい。
上記以外にも、ゴム組成物にはたとえば分散剤、溶剤などを適宜配合してもよい。ゴム組成物は、上記の各成分を、たとえば密閉式混練機などを用いて混練することで製造される。そして粘弾性体は、たとえば上記ゴム組成物を、ローラーヘッド押出機などを用いてシート状に成形し、所定の形状を有するようにこのシートを打ち抜いた後、打ち抜いたシートを、所定の厚みを有するように複数枚、積層した状態で、所定の型内で加熱して加硫成形するなどして製造される。
以上、本発明の一実施形態に係る制振キャビネットを説明したが、本発明に係る制振キャビネットは、上記の実施形態に限定されるものではない。
上述した制振キャビネットにおいては、制振装置は、上記の形態に限定されず、各部材の形状等は適宜変更するとよい。
例えば、上述した実施形態では、制振ユニット30は、図3(a)(b)に示すように、滑り支承材38、39を中間プレート35の両側に配設し、粘弾性体31、32を備えた制振装置15として機能する部位と、滑り支承装置36、37を一体的に構成した構造を例示した。本件発明に係る制振キャビネットは、この実施形態に限定されない。例えば、制振装置15として機能する部位は、中間プレート35を1枚、粘弾性体31、32を2枚積層したものを例示したが、粘弾性体31、32と中間プレート35の積層数はこれに限定されない。積層数は、3層又は5層以上の多層に積層してもよい。また、本発明において、制振装置15の粘弾性体としては中間プレートを省略した粘弾性体1層としてもよい。また、積層体40の積層方向の両側に取付板36、37を固着し、取付板を介在させて固定用プレート33、34に取り付けたものを例示したが、図10に示すように、粘弾性体31、32を直接固定用プレート33、34に固着してもよい。
また、図11に示すように、滑り支承装置36、37に代えて、転がり支承装置46、47を用いてもよい。また、例えば、図12に示すように、粘弾性体51とプレート52で構成した制振装置53と、滑り支承装置54を別体で構成してもよい。なお、図12に示すものは、内キャビネット12を支承する滑り支承装置54を配設し、制振装置53をその近傍に設けている。また、この場合も、図13に示すように、滑り支承装置54に代えて、転がり支承装置55を用いてもよい。
電子機器等を収容するキャビネットを示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る制振キャビネットの正面図。 (a)は図2中のAを拡大した図、(b)は図2中のBを拡大した図。 本発明の一実施形態に係る制振キャビネットの制振装置を示す図。 本発明の一実施形態に係る制振キャビネットの制振装置に振動が作用した状態を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る制振キャビネットの制振装置について、滑り支承装置がない場合に振動が作用した状態を示す平面図。 せん断歪み率γを説明する図。 ヒステリシス曲線測定結果より等価粘性減衰定数を計算する方法を示した図。 本発明の一実施形態に係る制振装置に用いる粘弾性体の評価を示す図。 本発明の他の実施形態に係る制振キャビネットの滑り支承装置および制振装置を示す図。 本発明の他の実施形態に係る制振キャビネットの転がり支承装置および制振装置を示す図。 本発明の他の実施形態に係る制振キャビネットの滑り支承装置および制振装置を示す図。 本発明の他の実施形態に係る制振キャビネットの転がり支承装置および制振装置を示す図。
符号の説明
10 制振キャビネット
11 外キャビネット
12 内キャビネット
13、14 滑り支承装置
15 制振装置
21 床材
22 柱材
23 天井材
24、25 側面
26 下板材
27 柱材
28 上板材
30 制振ユニット
31、32 粘弾性体
33、34 固定用プレート
35 中間プレート
36 第1取付板
37 第2取付板
38、39 滑り支承材
40 積層体
41、42 取付孔
51 粘弾性体
52 プレート
53 制振装置
54 滑り支承装置
55 転がり支承装置

Claims (2)

  1. 外キャビネットと、外キャビネットの内側に配設される内キャビネットと、前記内キャビネットと外キャビネットとの間に配設した内キャビネットを支承する滑り支承装置又は転がり支承装置と、前記内キャビネットと外キャビネットとの間に配設した制振装置とを備え、
    前記制振装置は、主鎖にC−C結合を有する基材ゴム100重量部に対してシリカを100〜150重量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を10〜30重量%配合した粘弾性体を、一対のプレート間に取り付けたものであって、前記一対のプレートのうち、一方のプレートを内キャビネットに固定し、他方のプレートを外キャビネットの床材又は天井材に固定したことを特徴とする制振キャビネット。
  2. 前記制振装置は、前記粘弾性体と中間プレートを交互に積層した積層体を、前記一対のプレート間に取り付けたものであることを特徴とする請求項1に記載の制振キャビネット。

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