JP2007187101A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダ内におけるスワール制御によりエンジン性能を向上させ得る内燃機関を提供すること。
【解決手段】この内燃機関1は、ピストン3と、ピストン3を収容するシリンダ2と、シリンダ2に接続される吸気ポート4および排気ポート5とを有する。また、内燃機関1は、蓄圧ガスのシリンダ側流路64を介してシリンダ2に接続される蓄圧部61と、シリンダ側流路64からシリンダ2内に流入する蓄圧ガスの流れを調整する調整部67とを含む。
【選択図】 図1

Description

この発明は、内燃機関に関し、さらに詳しくは、シリンダ内におけるスワール制御によりエンジン性能を向上させ得る内燃機関に関する。
内燃機関では、吸気ポートからシリンダ内に導入された吸気により、シリンダの内壁面に沿って渦流(スワール)が形成される。近年の内燃機関では、かかるスワールの制御によりエンジンの燃焼効率の向上が図られている。
なお、この出願にかかる発明に関連する従来の内燃機関には、特許文献1に記載される技術が知られている。従来の内燃機関(ターボチャージャを備えたエンジンの吸気制御装置)は、エンジンの排気マニフォルドにタービンを設け、該タービンで駆動されるコンプレッサを吸気マニフォルドに連通したターボチャージャを備えたエンジンの吸気装置において、前記コンプレッサからの管路にバイパス管を設け、このバイパス管に電磁弁と蓄圧タンクとレギュレータバルブとを直列に接続し、前記管路と前記バイパス管の合流点には方向切換弁を設け、この方向切換弁の下流側は管路を介して前記吸気マニフォルドに接続し、蓄圧タンク内のタンク圧と前記管路の前記バイパス管との合流点よりもコンプレッサ側の圧力と前記方向切換弁の下流側の管路の圧力とを検出する圧力センサを設け、これ等の圧力センサからの信号に基づき電磁弁、レギュレータバルブ、又は方向切換弁を制御する制御装置を備えたことを特徴とする。
特開平8−260991号公報
この発明は、シリンダ内におけるスワール制御によりエンジン性能を向上させ得る内燃機関を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる内燃機関は、ピストンと、前記ピストンを収容するシリンダと、前記シリンダに接続される吸気ポートおよび排気ポートとを有する内燃機関であって、蓄圧ガスの流路(以下、シリンダ側流路という。)を介して前記シリンダに接続される蓄圧部と、前記シリンダ側流路から前記シリンダ内に流入する蓄圧ガスの流れを調整する調整部とを含むことを特徴とする。
この内燃機関では、蓄圧部からシリンダに蓄圧ガスが供給され、この蓄圧ガスの流れ(流れ方向や指向性など)が調整部により調整される。これにより、シリンダ内におけるスワールが適正化されて、エンジン性能(例えば、始動性能や加速性能)が向上する利点がある。
また、この発明にかかる内燃機関では、前記調整部が可動ノズルにより構成されると共に、前記可動ノズルの姿勢制御により蓄圧ガスの流れが調整される。
この内燃機関では、スワール制御部の調整部が可動ノズルにより構成され、この可動ノズルの姿勢制御により蓄圧ガスの流れ(シリンダ内への吹き出し方向)が調整されるので、簡素な構成にてシリンダ内のスワールを制御できる利点がある。
また、この発明にかかる内燃機関では、前記調整部が前記シリンダ側流路を開閉するシリンダ側バルブにより構成されると共に、前記シリンダ側バルブの開度制御により前記シリンダ内に導入される蓄圧ガスの流れが調整される。
この内燃機関では、スワール制御部の調整部がシリンダ側バルブにより構成され、シリンダ側バルブの開度制御によりシリンダ内に導入される蓄圧ガスの流れが調整されるので、簡素な構成にてシリンダ内のスワールを制御できる利点がある。
また、この発明にかかる内燃機関では、エンジンの回転数Neが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの負荷Qが所定の閾値よりも高いときに、前記調整部が蓄圧ガスの流れを調整して前記シリンダ内のスワールを増強させる。
この内燃機関では、エンジンの回転数Neおよびエンジンの負荷Qの少なくとも一方に応じてシリンダ内のスワールが適正化される。これにより、エンジン性能がより効果的に向上する利点がある。
また、この発明にかかる内燃機関では、エンジンの吸気温度Taが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの冷却水温度Twが所定の閾値よりも低いときに、前記調整部が蓄圧ガスの流れを調整して前記シリンダ内のスワールを減弱させる。
この内燃機関では、エンジンの吸気温度Taおよびエンジンの冷却水温度Twの少なくとも一方に応じてシリンダ内のスワールが適正化される。これにより、エンジン性能がより効果的に向上する利点がある。
また、この発明にかかる内燃機関では、ピストンと、前記ピストンを収容するシリンダと、前記シリンダに接続される吸気ポートおよび排気ポートとを有する内燃機関であって、蓄圧ガスの流路(以下、吸気ポート側流路という。)を介して前記吸気ポートに接続される蓄圧部と、前記吸気ポート側流路を開閉する開閉弁とを含み、且つ、前記開閉弁の開閉制御もしくは開度制御により前記シリンダ内に生ずるスワールが制御される。
この内燃機関では、開閉弁の開閉制御あるいは開度制御によりシリンダ内に導入される蓄圧ガスの流量(吸気の圧力)が調整される。これにより、シリンダ内のスワールが制御されて、エンジン性能が向上する利点がある。
また、この発明にかかる内燃機関では、エンジンの回転数Neが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの負荷Qが所定の閾値よりも高いときに、前記開閉弁が開弁され若しくは前記開閉弁の開度が増加される。
この内燃機関では、エンジンの回転数Neおよびエンジンの負荷Qの少なくとも一方に応じてシリンダ内のスワールが適正化される。これにより、エンジン性能がより効果的に向上する利点がある。
また、この発明にかかる内燃機関では、エンジンの吸気温度Taが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの冷却水温度Twが所定の閾値よりも低いときに、前記開閉弁が閉弁され若しくは前記開閉弁の開度が減少される。
この内燃機関では、エンジンの吸気温度Taおよびエンジンの冷却水温度Twの少なくとも一方に応じてシリンダ内のスワールが適正化される。これにより、エンジン性能がより効果的に向上する利点がある。
この発明にかかる内燃機関では、蓄圧部からシリンダに蓄圧ガスが供給され、この蓄圧ガスの流れが調整部により調整される。これにより、シリンダ内におけるスワールが適正化されて、エンジン性能が向上する利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[内燃機関]
図1は、この発明の実施例にかかる内燃機関を示す構成図である。図2〜図4は、図1に記載した内燃機関のスワール制御手段を示す断面図(図2)、側面図(図3)および作用説明図(図4)である。図5〜図7は、図1に記載した内燃機関の変形例を示す説明図である。
この内燃機関(エンジン)1は、シリンダ2と、ピストン3と、吸気ポート4と、排気ポート5とを有する(図1参照)。シリンダ2は、ピストン3を往復運動可能に収容する。また、シリンダ2には吸気ポート4が接続され、この吸気ポート4に対して吸気マニホールドが接続される。また、吸気ポート4には吸気バルブ41が設けられ、この吸気バルブ41の開閉動作によりシリンダ2への吸気が制御される。また、シリンダ2には排気ポート5が接続され、この排気ポート5に対して排気マニホールドが接続される。また、排気ポート5には排気バルブ51が設けられ、この排気バルブ51の開閉動作によりシリンダ2からの排気が制御される。
また、内燃機関1は、スワール制御部6を有する(図1参照)。このスワール制御部6は、蓄圧部61と、シリンダ側バルブ62と、調整部(可動ノズル67)とを有し、エンジンの稼働時にてシリンダ2内に生成されるスワールを制御する。蓄圧部61は、例えば、圧力エネルギーを蓄える蓄圧タンクであり、シリンダ側流路64を介してシリンダ2に接続される。この蓄圧部61は、シリンダ2内にシリンダ側流路64を介して高圧のガス(以下、蓄圧ガスという。)を供給する。シリンダ側バルブ62は、シリンダ側流路64(蓄圧ガスの流路)を開閉するバルブであり、シリンダ側流路64の開口部(シリンダ2内に開口する部分)に設けられる。また、このシリンダ側バルブ62は、内燃機関1のECU(Electronic Control Unit)7に接続されており、このECU7により駆動制御される。なお、この実施例では、シリンダ側流路64の開口部がシリンダ2のボア壁の近傍に配置されている(図2参照)。
調整部は、シリンダ側流路64からシリンダ2内に流入する蓄圧ガスの流れを調整する。この調整部は、例えば、可動ノズル67により構成され、シリンダ側流路64の開口部に配置される(図1、図3および図4参照)。この可動ノズル67は、その向きを変化させることによりシリンダ側流路64の開口部からシリンダ2内に流入する蓄圧ガスの流入方向(吹き出し方向)を変更させ得る。また、可動ノズル67は、内燃機関1のECU7に接続されており、このECU7により駆動制御される。
ここで、エンジンの稼働時には、吸気ポート4からシリンダ2に導入された吸気により、シリンダの内壁面に沿って渦流(スワール)が形成される。このとき、エンジンの回転数Ne、負荷Q、吸気温度Ta、冷却水温度Twなどの条件に応じて、シリンダ2内に形成されるスワールの強さが調整されることが好ましい。なお、これらの条件は、内燃機関1に設置されたセンサー(図示省略)により検出されてECU7に取得されている。
この点において、この内燃機関1では、蓄圧部61からシリンダ2に蓄圧ガスが供給され、この蓄圧ガスの流れ(流れ方向や指向性など)が調整部(可動ノズル67)により調整される。これにより、シリンダ2内におけるスワールが適正化されて、エンジン性能(例えば、始動性能や加速性能)が向上する利点がある。
また、この内燃機関1では、スワール制御部6の調整部が可動ノズル67により構成され、この可動ノズル67の姿勢制御により蓄圧ガスの流れ(シリンダ2内への吹き出し方向)が調整されるので、簡素な構成にてシリンダ2内のスワールを制御できる利点がある。
例えば、可動ノズル67が蓄圧ガスの流入方向をシリンダ2のボア壁側に向けると、蓄圧ガスがシリンダ2の周方向にボア壁に沿って流れて、シリンダ2内のスワールが増強される。逆に、可動ノズル67が蓄圧ガスの流入方向をシリンダ2のボア中心側に向けると、シリンダ2内のスワールが減弱される。そして、エンジンの回転数Neや負荷Qなどに応じて可動ノズル67が姿勢制御されることにより、シリンダ2内におけるスワールが適正化される。
[スワール制御部の調整部の変形例]
なお、この内燃機関1では、スワール制御部6の調整部がシリンダ側バルブ62により構成され、シリンダ側バルブ62の開度制御によりシリンダ2内に導入される蓄圧ガスの流れが調整されても良い(図5および図6参照)。すなわち、シリンダ側バルブ62がスワール制御部6の調整部を兼ねる。これにより、簡素な構成にてシリンダ2内のスワールを制御できる利点がある。
例えば、シリンダ側バルブ62がリフト構造を有すると共に、その昇降動作によりシリンダ側流路64を開閉する構成が採用される。これにより、シリンダ側バルブ62の開度制御によりシリンダ2内に導入される蓄圧ガスの流れが調整される。具体的には、シリンダ側バルブ62の開度(リフト量)が大きくなると、シリンダ2内に流入する蓄圧ガスの指向性が強くなり、シリンダ2内のスワールが増強される(図5参照)。逆に、シリンダ側バルブ62の開度が小さくなると、シリンダ2内に流入する蓄圧ガスの指向性が弱くなり、シリンダ2内のスワールが減弱される(図6参照)。そして、エンジンの回転数Neや負荷Qなどに応じてシリンダ側バルブ62が開度制御されることにより、シリンダ2内におけるスワールが適正化される。
なお、スワール制御部6の調整部には、(1)可動ノズル67のみから成る構成、(2)シリンダ側バルブ62のみから成る構成、もしくは、(3)これらが併用される構成のいずれが採用されても良い。特に、(3)の構成では、可動ノズル67により蓄圧ガスの流入方向が調整されると共に、シリンダ側バルブ62により蓄圧ガスの指向性が調整される。したがって、(3)の構成では、(1)または(2)の構成と比較して、スワール制御の幅が拡大される利点がある。また、(3)の構成では、例えば、シリンダ側バルブ62に可動ノズル67が一体化されても良い(図示省略)。
[蓄圧部への蓄圧]
また、この内燃機関1では、蓄圧部61が吸気ポート側流路65を介して吸気ポート4に接続される(図1参照)。また、この吸気ポート側流路65には、流量調整弁63が配置される。この流量調整弁63により、吸気ポート側流路65におけるガスの流量が調整される。
蓄圧部61への蓄圧時には、例えば、エンジンの高回転時にてシリンダ2に供給される余剰の過給圧が用いられる。このとき、流量調整弁63が開弁されると共にシリンダ側バルブ62が閉弁される。これにより、吸気ポート4内の高圧ガスが吸気ポート側流路65を介して蓄圧部61に導かれ、蓄圧が行われる。なお、蓄圧部61への蓄圧は、上記の構成に限定されず、他の構成により行われても良い。
[スワール制御の具体例]
また、この内燃機関1では、エンジンの回転数Neが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの負荷Qが所定の閾値よりも高いときに、蓄圧ガスの流れが調整されてシリンダ2内のスワールが増強されることが好ましい。すなわち、エンジンの回転数Neおよびエンジンの負荷Qの少なくとも一方に応じてシリンダ2内のスワールが適正化される。これにより、エンジン性能がより効果的に向上する利点がある。
例えば、ディーゼルエンジンでは、エンジンの回転数Neが低いとシリンダ2内に噴射された燃料が拡散し難いため、燃焼不良が生じ易い。また、エンジンの負荷Qが高いと一般にシリンダ2内に噴射される燃料が増加されるため、シリンダ2内での燃料と空気との混合を促進する必要がある。特に、過給機を有するディーゼルエンジンでは、エンジンの回転数Neが低くエンジンの負荷Qが高いときに過給遅れが生じ易い。そこで、かかる場合にシリンダ2内のスワールが増強されれば、エンジン性能が効果的に向上する。
また、この内燃機関1では、エンジンの吸気温度Taが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの冷却水温度Twが所定の閾値よりも低いときに、蓄圧ガスの流れが調整されてシリンダ2内のスワールが減弱されることが好ましい。すなわち、エンジンの吸気温度Taおよびエンジンの冷却水温度Twの少なくとも一方に応じてシリンダ2内のスワールが適正化される。これにより、エンジン性能がより効果的に向上する利点がある。
例えば、寒冷地や暖気前などにてエンジンの冷却水温度Twや吸気温度Taが低いと、これらとの熱交換によりシリンダ2内のガスの温度が低下して、燃焼不良が生じ易い。すると、ノッキングや失火が生じるおそれがある。そこで、かかる場合にシリンダ2内のスワールが減弱されれば、燃焼不良が低減されてエンジン性能が効果的に向上する。
[内燃機関の変形例]
また、この内燃機関1では、以下の構成が採用されても良い(図7参照)。まず、蓄圧部61が吸気ポート側流路65を介して吸気ポート4に接続される。また、吸気ポート側流路には開閉弁66が設けられる。この開閉弁66は、例えば、三方弁、流量調整弁などにより構成され、ECU7により駆動制御される。また、蓄圧部61とシリンダ2とがシリンダ側流路64を介して接続され、シリンダ側流路64の開口部にシリンダ側バルブ62が配置される。また、シリンダ側流路64上には、熱交換器(冷却器)68が配置される。
かかる構成では、開閉弁66が開弁すると、蓄圧ガスが蓄圧部61から吸気ポート側流路65および吸気ポート4を介してシリンダ2に供給される。そして、開閉弁66の開閉制御あるいは開度制御によりシリンダ2内に導入される蓄圧ガスの流量(吸気の圧力)が調整される。これにより、シリンダ2内のスワールが適正化されて、エンジン性能が向上する利点がある。
また、上記の構成では、エンジンの回転数Neが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの負荷Qが所定の閾値よりも高いときに、開閉弁66が開弁され若しくは開閉弁66の開度が増加されることが好ましい。これにより、シリンダ2内のスワールが適正化されて、エンジン性能がより効果的に向上する利点がある。
また、上記の構成では、エンジンの吸気温度Taが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの冷却水温度Twが所定の閾値よりも低いときに、開閉弁66が閉弁され若しくは開閉弁66の開度が減少されることが好ましい。これにより、シリンダ2内のスワールが適正化されて、エンジン性能がより効果的に向上する利点がある。
なお、蓄圧部61への蓄圧時には、シリンダ側バルブ62が開弁され、シリンダ2内の圧縮ガスがシリンダ側流路64を介して蓄圧部61に導入される。このとき、圧縮ガスが熱交換器68にて冷却される。
[適用対象]
また、この内燃機関1は、例えば、過給機を有する内燃機関に適用される(図示省略)。かかる内燃機関では、一般に、過給機がタービンとコンプレッサとを有すると共に排気マニホールドに接続されて配置される。そして、排気マニホールドを通過する排気によりタービンが駆動されると共にこのタービンによりコンプレッサが駆動されて吸気が圧縮される。そして、この圧縮された吸気(過給圧)が吸気マニホールドを介してシリンダ内に供給されることにより、エンジン出力が増加される。
このような内燃機関には、エンジンの低回転時における過給遅れを改善するために、蓄圧タンクが設けられる。この蓄圧タンクは、吸気ポートに接続されて設置され、例えば、エンジンの高回転時にて生ずる余剰の過給圧を蓄える。そして、エンジンの低回転時にて過給遅れが発生したときに、この過給圧が吸気ポートを介してシリンダに供給される。これにより、過給遅れが抑制されてエンジン性能が向上する。
ここで、この内燃機関1が、かかる過給機を有する内燃機関に適用される場合には、スワール制御部6の蓄圧部61が上記の蓄圧タンクにより構成される。すなわち、既存の蓄圧タンクが蓄圧部61を兼ねる。これにより、内燃機関1の構成が簡素化される利点がある。なお、この内燃機関1は、ディーゼルエンジンに限らず、ガソリンエンジンに適用されても良い。
以上のように、本発明にかかる内燃機関は、シリンダ内におけるスワール制御によりエンジン性能を向上させ得る点で有用である。
この発明の実施例にかかる内燃機関を示す構成図である。 図1に記載した内燃機関のスワール制御手段を示す断面図である。 図1に記載した内燃機関のスワール制御手段を示す側面図である。 図1に記載した内燃機関のスワール制御手段を示す作用説明図である。 図1に記載した内燃機関の変形例を示す説明図である。 図1に記載した内燃機関の変形例を示す説明図である。 図1に記載した内燃機関の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダ
3 ピストン
4 吸気ポート
41 吸気バルブ
5 排気ポート
51 排気バルブ
6 スワール制御部
61 蓄圧部
62 シリンダ側バルブ
63 流量調整弁
64 シリンダ側流路
65 吸気ポート側流路
66 開閉弁
67 可動ノズル
68 熱交換器

Claims (8)

  1. ピストンと、前記ピストンを収容するシリンダと、前記シリンダに接続される吸気ポートおよび排気ポートとを有する内燃機関であって、
    蓄圧ガスの流路(以下、シリンダ側流路という。)を介して前記シリンダに接続される蓄圧部と、前記シリンダ側流路から前記シリンダ内に流入する蓄圧ガスの流れを調整する調整部とを含むことを特徴とする内燃機関。
  2. 前記調整部が可動ノズルにより構成されると共に、前記可動ノズルの姿勢制御により蓄圧ガスの流れが調整される請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記調整部が前記シリンダ側流路を開閉するシリンダ側バルブにより構成されると共に、前記シリンダ側バルブの開度制御により前記シリンダ内に導入される蓄圧ガスの流れが調整される請求項1または2に記載の内燃機関。
  4. エンジンの回転数Neが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの負荷Qが所定の閾値よりも高いときに、前記調整部が蓄圧ガスの流れを調整して前記シリンダ内のスワールを増強させる請求項1〜3のいずれか一つに記載の内燃機関。
  5. エンジンの吸気温度Taが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの冷却水温度Twが所定の閾値よりも低いときに、前記調整部が蓄圧ガスの流れを調整して前記シリンダ内のスワールを減弱させる請求項1〜3のいずれか一つに記載の内燃機関。
  6. ピストンと、前記ピストンを収容するシリンダと、前記シリンダに接続される吸気ポートおよび排気ポートとを有する内燃機関であって、
    蓄圧ガスの流路(以下、吸気ポート側流路という。)を介して前記吸気ポートに接続される蓄圧部と、前記吸気ポート側流路を開閉する開閉弁とを含み、且つ、前記開閉弁の開閉制御もしくは開度制御により前記シリンダ内に生ずるスワールが制御されることを特徴とする内燃機関。
  7. エンジンの回転数Neが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの負荷Qが所定の閾値よりも高いときに、前記開閉弁が開弁され若しくは前記開閉弁の開度が増加される請求項6に記載の内燃機関。
  8. エンジンの吸気温度Taが所定の閾値よりも低いとき若しくはエンジンの冷却水温度Twが所定の閾値よりも低いときに、前記開閉弁が閉弁され若しくは前記開閉弁の開度が減少される請求項6または7に記載の内燃機関。
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