JP2007185321A - 移動型x線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検者の取り違いを低減することができる移動型X線装置を提供する。
【解決手段】被検者PにX線を照射するX線発生部3と、X線発生部3を支持機構4を介して支持する本体2と、この本体2を走行させる移動台車1とを具備する移動型X線装置であり、被検者Pを透過したX線を用いてX線画像の撮影を行う。この装置において、撮影が予約される被検者(予約被検者)の本人識別情報をマスター情報として記憶手段に記憶する。実際に撮影しようとする被検者P(撮影被検者)の本人識別情報は取得手段(TVカメラ26A)で取得する。判定手段により、この取得した本人識別情報をマスター情報と照合し、撮影被検者Pが予約被検者と同一か否かを判定して、判定結果を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動型X線装置に関するものである。特に、撮影時の被検者の取り違いを低減できる移動型X線装置に関する。
医療用X線画像撮影装置として、移動型装置が知られている(例えば特許文献1)。この移動型X線装置は、移動台車と、移動台車に搭載された本体と、X線を被検者に照射するX線発生部と、X線発生部を本体から可動自在に支持する支持機構とを有している。X線画像の撮影には、被検者を透過したX線を検出するX線検出部が用いられる。X線検出部には、X線フィルムや、IP(Imaging Plate)、あるいは平面検出器(FPD:Flat Panel Detector)などが利用されている。
撮影をする際、まずX線装置を被検者のそばに移動させておく。通常、医師からの撮影の指示は、撮影指示票を撮影者に渡すことや、RIS(Radiology Information System)サーバから撮影予約に必要な患者情報や撮影手技情報を入手することなどで行われている。撮影者は、この指示票などの患者データに基づいて撮影部位・撮影手技を決定して撮影を行う。その際、撮影指示票や患者情報に記載された被検者と、実際に撮影を行おうとする被検者が同一か否かは、撮影者から被検者への氏名の呼び掛けなどにより行うことが多い。
特開2004−113326号公報
しかし、従来の移動型X線装置では、撮影指示票などに記載された被検者と、実際に撮影を行おうとする被検者が同一か否かを確認する機構が特になく、被検者の取り違いが生じることがある。例えば、呼び掛けによる本人確認では、撮影者の呼び間違えや被検者の聞き間違えにより被検者の取り違いが生じやすい他、同一名の被検者の場合にも取り違いを生じやすい。また、無意識の被検者の場合、呼び掛けによる本人確認は全く不可能である。そのため、特に無意識の被検者であっても本人確認ができる技術の確立が要望されている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、被検者の取り違いを低減できる移動型X線装置を提供することにある。
本発明は、撮影が予約された被検者と、実際に撮影しようとする被検者との本人識別情報を照合することで上記の目的を達成する。
本発明の移動型X線装置は、被検者にX線を照射するX線発生部と、X線発生部を支持機構を介して支持する本体と、この本体を走行させる移動台車とを具備し、被検者を透過したX線を用いてX線画像の撮影を行う。そして、この装置において、撮影が予約される被検者(予約被検者)の本人識別情報をマスター情報として記憶可能な記憶手段と、実際に撮影しようとする被検者(撮影被検者)の本人識別情報を取得する取得手段と、この取得した本人識別情報をマスター情報と照合し、撮影被検者が予約被検者と同一か否かを判定して、判定結果を出力する判定手段とを備えることを特徴とする。
本人識別情報には、被検者の生体識別情報と非生体識別情報とがある。生体識別情報は、個人によって異なる身体的特徴をいう。この生体識別情報を用いることで、予約被検者と撮影被検者が適合しているかどうかを確実に判断することができる。非生体識別情報については、後に説明する。
[生体識別情報]
より具体的な生体識別情報としては、顔の形態、指紋、口唇紋、手の静脈パターン、網膜パターン、虹彩パターン、声紋などが挙げられる。各々の生体識別情報に応じて取得手段も異なる。
<顔>
生体識別情報が被検者の顔の形態である場合、取得手段は被検者の顔を撮影する撮影手段とする。顔の形態は、双子などの例外的な場合を除いて個人によって異なるため、的確な本人確認を行うことができる。特に、救急患者で、意識もなく、かつ身分証明書なども何も持たない被検者の場合などでも、顔の形態による本人確認は有効である。
また、顔の形態情報は、種々の撮影手段により容易に得ることができる。撮影手段は、カメラが好適に利用できる。このカメラは、デジタルカメラのように静止画が撮影できるものでもよいし、TVカメラのように動画が撮影できるものでもよい。いずれのカメラであっても、X線発生部に設けることが好ましい。X線発生部は、通常、支持機構を介して本体から種々の位置に移動させることができる。このX線発生部にカメラを設けておけば、X線発生部を被検者の顔の上方に位置合わせすることで、X線によるX線画像の撮影を行う場合と同じような操作感覚で容易に被検者の顔を撮影することができる。
特に、カメラは、X線の照射範囲に実質的に対応した撮像範囲を有するように配置されていることが好ましい。一般に、X線発生部は、X線を発生するX線源と、X線源が発生したX線の照射範囲を制御するX線絞りとを有する。例えば、このX線絞りにカメラを内蔵すればよい。また、通常、X線絞りには、X線の照射範囲を確認するために照明装置が設けられている。この照明装置は、X線の照射範囲に実質的に対応した投光範囲を有しており、この照明の代わりに又は照明に加えてカメラを設けることで、そのカメラに、X線の照射範囲に実質的に対応した撮像範囲を持たせることができる。このようなカメラの配置とすれば、本人確認のためのカメラによる撮影が、より一層X線撮影の場合と同様の操作感覚にて行うことができる。さらに、カメラで撮影した画像は、撮影画像記憶手段に記憶し、随時モニタなどで確認できるようにすることが好ましい。
判定手段により予約被検者と撮影被検者との顔の認証を行うには、例えば、顔のデジタル画像から、顔の輪郭形状、眉、目、鼻、口、頬、耳などの各パーツの距離間隔や肌の色などの諸情報を得て人間の顔の形態をデータとして認識し、この認識された顔データをマスター情報と対比すればよい。
<指紋>
生体識別情報が被検者の指紋の場合、取得手段は指紋スキャナとすればよい。指紋は、個体識別で実績があり、確実に被検者の本人確認を行うことができる。特に、指紋は呼び掛けに応じることができない無意識の被検者であっても、肉体的損傷や苦痛を伴うことなく容易に取得することができる。
指紋スキャナには、光学式、静電式、感熱式、電界式、圧力式などの種々の方式が存在する。例えば、静電式指紋スキャナでは、半導体センサの表面に指を押し付けた際に生じる山と谷における電荷量の違いによって指紋画像を得る。また、感熱式指紋スキャナでは、センサに接触する山と非接触の谷との温度差から指紋画像を得ることができ、電界式指紋スキャナでは、指の表面に流した微弱電流で山と谷に生じた電界の分布から指紋画像を得ることができる。
判定手段により予約被検者と撮影被検者との指紋の同一性を判定するには、例えば、撮影被検者の指紋画像とマスター情報の指紋画像について、各指紋画像中の複数の特徴点を比較することで行えばよい。より具体的には、(1)指紋画像における隆線の端点や隆線の分岐点或いは隆線の方向を特徴点として比較したり、(2)さらにこれら端点や分岐点間を通過する隆線数を比較特徴量としたり、(3)指紋画像中の特定領域の指紋の模様をパターンマッチングにより比較することなどで指紋の認証を行う。
<口唇紋>
生体識別情報が被検者の口唇紋の場合、取得手段は口唇紋スキャナとすればよい。口唇紋は唇の表面に形成された皺により表される紋様で、指紋と同様のレベルで個人を特定することができる。
口唇紋を取得するには、例えば適宜な色素を被検者の唇に塗布し、その唇に適宜なシートを押し当てるなどして、シートに口唇紋を写し取ればよい。そして、シートの口唇紋を一般的なイメージスキャナなどで取り込めばよい。また、口唇紋は、無意識の被検者であっても容易に取得することができるため、本人確認に効果的である。
判定手段による口唇紋の判定も、基本的には指紋の認証と類似の考え方により行なうことができる。
<静脈パターン>
生体識別情報が被検者の手の静脈パターンの場合、取得手段は静脈パターンスキャナとすればよい。掌や手の甲の静脈のパターンも個人ごとに異なり、人の成長により大きさが変化する以外は、パターンは不変であるため、本人確認に好適に利用できる。また、静脈パターンは体の中にある情報なので、他人に知られにくい点で好ましい生体識別情報である。そして、静脈パターンは、無意識の被検者であっても容易に取得することができるため、本人確認に効果的である。
静脈パターンスキャナは、近赤外線を照射すると、静脈だけが黒く映るという特性を利用して静脈パターンの画像を取得する。このスキャナには、接触型と非接触型があるが、非接触型であれば手とスキャナとの接触に伴うスキャナのよごれにより認識率が低下することを抑制できる。
判定手段による静脈パターンの同一性判定は、例えば手の画像から静脈とそれ以外の背景とを分離して静脈の鮮明な画像を抽出し、その画像に基づいて静脈パターンをパターンマッチングにて比較したり、静脈の分岐特性を利用して行う。この分岐特性は、例えば静脈パターンを細線化し、ある分岐点から次の分岐点、さらには最後の分岐点へと順次たどり、各分岐点の座標、分岐点間の距離などを分析することで得られる。
<網膜パターン>
生体識別情報が被検者の網膜パターンの場合、取得手段は網膜パターンスキャナとすればよい。網膜パターンは網膜の血管パターンのことである。このパターンは、個人ごとに異なり、一生を通じて変化せず、かつ眼の中に存在して外部に露出されていないため、本人確認に効果的に利用できる。また、血管パターンの取得は、無意識の被検者の場合でも、まぶたを広げて眼球を露出することで容易に行なうことができる。
網膜パターンスキャナは、微弱な赤外線で網膜上をスキャンする。その際、血管部分は温かく赤外線を吸収するので、反射光は血管パターンを反映することになる。そして、この反射光を検出することで、網膜パターンを取得することができる。
判定手段による網膜パターンの同一性判定は、基本的には、上記の静脈パターンと類似の考え方により行なうことができる。
<虹彩(アイリス)パターン>
生体識別情報が被検者の虹彩パターンの場合、取得手段は虹彩パターンスキャナを用いればよい。アイリスは黒目の内側で瞳孔より外側のドーナツ状の部分のことで、瞳孔の開き具合を調節する筋肉から構成される。このアイリスには、瞳孔から外側に向かって皺が発生することが知られており、この皺の模様がその人固有の虹彩パターンとなる。そのため、この虹彩パターンを本人確認に効果的に利用することができる。また、虹彩パターンの取得は、無意識の被検者であっても、まぶたを広げて眼球を露出することで容易に行なうことができる。
虹彩パターンスキャナは、例えば眼の画像を取得し、この画像からアイリス部分を切り出す。そして、切り出されたアイリス部分に複数の分析領域を決定し、これら分析領域の濃淡の変化を、虹彩パターンを示すアイリスデータとして取得する。
判定手段による虹彩パターンの同一性判定は、例えばアイリスデータのマッチングにより行う。より具体的には、前記分析領域の濃淡の変化であるアイリスデータをマスター情報と比較して正規化し、ハミング距離を算出する。そして、このハミング距離が一定値以下であれば同一人であると判定し、一定値を超えると他人であると判定する。
<声紋>
生体識別情報が被検者の声紋の場合、取得手段にはマイクと、マイクで取得した音声を記録する録音手段が好適に利用できる。声紋は、個人ごとの発声器官の形や大きさの違い、さらには調音の違いを明確に表すため、本人確認に有効である。また、声紋による本人確認は、被検者とX線装置が離れている場合でも、電話などを介することで行なうことができる。そのため、順次複数の被検者の撮影を行う場合、病室Aにいる被検者Xの撮影が終わった際に、病室Bにいる次の被検者Yの本人確認を電話などで予め行っておくこともできる。
この本人確認は、代表的には、横軸を時間、縦軸を周波数としたサウンドスペクトログラムを用いることで行う。録音手段は、音声データが記録できるものであれば、磁気テープや半導体メモリなど種々の記憶媒体を利用することができる。
[非生体識別情報]
一方、前記本人識別情報は、被検者の非生体識別情報としてもよい。非生体識別情報は、生体識別情報以外で被検者を識別できる情報をいう。代表的には、被検者のID情報が挙げられる。このID情報には、通常、被検者を特定するID番号が含まれていれば良い。その他、被検者の氏名、生年月日、性別などが含まれていても良い。
これらのID情報は、バーコードとして表示したり、IDカードに記録して利用すればよい。バーコードやIDカードは被検者に付帯することが好ましい。この付帯の具体例としては、バーコードを印刷したカードやIDカードを被検者の首、手首、足首に掛けたり、これらカードを被検者のベッドに適宜な手段で取り付けておくことが挙げられる。
ID情報をバーコードとして表示した場合、取得手段はバーコードリーダを用いればよい。バーコードリーダは既に市販品が多数存在する。特に、ハンディタイプのバーコードリーダが好適に利用できる。このようなハンディタイプのバーコードリーダは、X線装置の本体やX線発生部にコードを介して接続することで、自由に取り回して利用することができる。とりわけ、X線発生部にバーコードリーダを設ければ、支持機構を介してX線発生部を移動することでバーコードリーダから被検者までの距離を近くでき、コードの長さを短縮化できる。
ID情報をIDカードとして表示した場合、取得手段はIDカードリーダを用いればよい。IDカードリーダも既に市販品が多数存在する。例えば、IDカードを通すスリットを具備する小型のIDカードリーダが好適に利用できる。このような小型のIDカードリーダは、バーコードリーダと同様にX線装置の本体やX線発生部にコードを介して接続したり、或いはコードを用いずに本体に直接固定することができる。
[判定結果の利用]
本発明の移動型X線装置において、判定手段により、撮影被検者が予約被検者と同一でないと判断された場合、その判定結果を示す警告手段を有することが好ましい。警告手段を設けることで、被検者の取り違いが起こっていることを確実に撮影者に知らせることができる。この判定結果を示す具体的手段には、視覚で認識できる手段や、聴覚で認識できる手段が挙げられる。前者は、被検者の取り違いが起こっていることをモニタに文字、図形、記号などで表示することや、ランプを点灯させることが挙げられる。後者は、ブザーを鳴らすことが挙げられる。
また、本発明の移動型X線装置において、判定手段により、撮影被検者が予約被検者と同一でないと判断された場合、撮影動作を規制する撮影制御手段を有することが好ましい。被検者の取り違いが起こっていることが判明した場合、この撮影制御手段により撮影を禁止することで、誤った被検者に対して撮影が行われることを阻止することができる。撮影動作の規制は、(1)撮影条件の設定入力ができない、あるいは(2)撮影条件の設定入力ができても曝射が行えないようにX線装置を制御することが挙げられる。
本発明の移動型X線装置は、次の効果を奏することができる。
(1)本発明の移動型X線装置は、撮影が予約された被検者と、実際に撮影しようとする被検者の本人識別情報を照合することで被検者の取り違いを低減することができる。
(2)本発明の移動型X線装置において、本人確認に被検者の生体識別情報を用いることで、確実な本人確認を行なうことができ、より一層被検者の取り違いを防ぐことができる。
(3)本発明の移動型X線装置において、生体識別情報として、顔の形態、指紋、口唇紋、手の静脈パターン、網膜パターン、虹彩パターンを利用することで、被検者が無意識の状態でも本人確認を行なうことができる。
(4)本発明の移動型X線装置において、非生体識別情報として被検者のID情報を用いる場合、このID情報の表示媒体または記憶媒体を被検者に付帯させることで、確実性の高い本人確認を行い、被検者の取り違いを低減することができる。
(5)本発明の移動型X線装置において、撮影被検者が予約被検者と同一でないと判断された場合、その判定結果を示す警告手段を設けることで、判定結果を撮影者に確実に知らせ、被検者を取り違えたままでの撮影を回避することができる。
(6)本発明の移動型X線装置において、撮影被検者が予約被検者と同一でないと判断された場合、撮影動作を規制する撮影制御手段を設けることで、撮影者が被検者を取り違えたまま撮影を実行しようとしても、その撮影を禁止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
[実施の形態1:カメラ]
<装置構成>
まず、生体識別情報を被検者の顔の形態情報とし、その情報の取得手段をカメラとした本発明実施の形態を説明する。本発明の移動型X線装置は、図1に示すように、移動台車1と、本体2と、X線発生部3と、支持機構4とを有する。ここで、本体2は、図2に示すように、操作パネル20、撮影制御手段21、および高圧発生器22を備えて所定の撮影条件にてX線発生部3からX線を照射させることができ、さらに走行操作レバー23、走行制御手段24、およびモータ25を備えて、移動台車1の車輪11を駆動してX線装置を走行させることができる。一方、X線発生部3には、取得手段26であるTVカメラ26A(図1参照)を具備し、このカメラ26Aで取得した被検者Pの顔を本人識別情報として被検者の本人確認に用いる。そして、この装置で被検者Pの撮影を行うには、寝台上の被検者Pを透過したX線をX線検出部5で検出する。
移動台車1にはX線装置を移動自在にする車輪11が設けられて、この車輪11を走行用のモータ25(図2)あるいは手動で駆動することでX線装置を走行させる。
本体2は台車1上に設置され、X線発生部3など撮影に関わる機構の制御を行う撮影制御手段21と、モータ25など走行に関わる機構を制御する走行制御手段24を具備する。X線装置の撮影条件の設定などの操作は、本体後方の上部に設けられた操作パネル20で操作することで行い、X線装置の前進・後退などの走行操作は本体後方に具備する走行操作レバー23で行う。
また、この本体2には、判定手段27が内蔵されている。判定手段27は、カメラで取得した被検者の顔データをマスター情報と比較して、撮影が予約された被検者(予約被検者)と実際に撮影しようとする被検者(撮影被検者P)の同一性を判断する。そして、この判定手段27による判定結果は本体後方やX線発生部に設けたモニタ28に表示できる。X線発生部3にモニタ28があれば、カメラ26Aでの撮影結果を本体まで戻ることなく直ちに確認することができる。このモニタ28は、必要に応じて、カメラ26Aで撮影した被検者Pの顔画像も表示できる。
その他、本体2には、図示しないRISサーバとデータの入出力を行う入出力手段が設けられている。RISは、既存の病院情報システムをオンラインで連携して病院内でのレントゲン検査の予約、検査受付、検査データの読影、保管、医療事務、請求までを一貫して行うサポートシステムである。このRISサーバとX線装置の入出力手段をLANケーブルなどを介して接続すれば、例えば撮影予約に必要な患者情報や撮影手技情報をサーバから入手したり、撮影した画像データをRISを通じて転送したりすることができる。患者情報には、被検者を特定するID番号、性別、氏名、生年月日、住所などが含まれ、予約被検者のマスター情報も、このRISサーバから取得する患者情報に含まれている。マスター情報は、予め取得しておいた予約被検者の顔データで、RISサーバから入手されると、本体2に内蔵される記憶手段29に記憶される。RISサーバに蓄積されるマスター情報の取得は、後述する予約被検者の顔データの取得と同様に、カメラ26Aで被検者の顔を撮影して行えばよい。
X線発生部3には、X線を発生するX線管31と、X線の照射範囲を制限するX線絞り32とが含まれる。操作パネル20から管電圧、管電流時間積などの所定の撮影条件を設定すると、撮影制御手段21を介して高電圧発生器22を制御し、X線管31に所定の高電圧を印加する。
さらに本例では、図3に示すように、X線絞り32内にカメラ26Aが内蔵されている。このX線絞り32は、被写体側から線錐制限羽根32A,32B(下羽根)、上羽根32C,32D、焦点外X線低減羽根32E,32F(奥羽根)を備える。この下羽根32A,32Bに連動して上羽根32C,32Dおよび奥羽根32E,32Fが動作する。
ここで、X線の照射範囲に実質的に対応する撮像範囲を有するようにX線絞り32内にTVカメラ26Aを設ける。下羽根32Bと上羽根32Cとの間に第1ミラー32Gを設置し、第1ミラー32Gのほぼ水平方向に第2ミラー32Hを設置して、さらに第2ミラー32Hの上方にTVカメラ26Aを設置する。第1ミラー32Gは利用線錐上に傾斜して設けられ、被写体(被検者)からの光を利用線錐外の第2ミラー32Hに向けて反射させる。第2ミラー32Hは第1ミラー32Gからの光をTVカメラ26Aに向けて反射させる。
第1ミラー32Gは、その外周がX線絞り32を最大開放した際の利用線錐の外縁に接するように配置され、X線管31とで囲まれる三角形ABCを構成する。また、第1ミラー32Gは第2ミラー32Hとで囲まれる台形BCEDを構成し、第2ミラー32HはTVカメラ26Aとで囲まれる三角形DEFを構成する。そして、三角形ABCの面積と、台形BCEDおよび三角形DEFの合計面積とが等しくなるようにTVカメラ26Aを配置する。
TVカメラ26AをX線絞り32の内部で、しかも下羽根32A,32Bの後ろ側(X線管側)に配置することで、TVカメラ26Aに映される被写体の画像は下羽根32A,32Bで撮影範囲が規制されることになる。これによってTVカメラ26Aに映される被写体の画像はX線照射範囲に等しい画像にすることが可能になる。なお、このTVカメラ26Aの撮影開始・停止などの動作制御は、X線発生部3に設けた操作スイッチ(図示せず)で行うことができる。
一方、支持機構4は、支柱41とアーム42とからなり、本体2に対してX線発生部3を可動自在に支持する。支柱41は垂直方向の軸を回転軸として本体2に対して回転自在に取り付けられ、アーム42は複数箇所で折り曲げ自在に構成され、支柱41に沿って昇降することができる。そのため支柱41の回転、アーム42の昇降およびアーム42の折り曲げにより、幅広い自由度を持ってアーム先端のX線発生部3を被検者Pに対して位置合わせすることができる。
また、X線検出部5は被検者を透過したX線を画像として捉えることができればよい。例えば、X線フィルムやイメージングプレート或いはFPDをX線検出部5に用いることができる。
<動作手順>
以上のX線装置を用いた撮影手順を以下に説明する。この説明では、図4のフローチャートの他、必要に応じて図1〜図3を参照する。まず、X線装置をRISサーバと通信可能に接続し、RISサーバから撮影予約に必要な患者情報や撮影手技情報を入手して撮影予約をしておく。このうち、患者情報には、予約被検者の本人識別情報であるマスター情報が含まれる。
次に、X線装置を撮影被検者Pのいる病室へ移動し、この撮影被検者Pが予約被検者と同一であるか否かの判定を行う。その際、まず初めにX線発生部3を撮影被検者Pの顔の上に位置合わせし、TVカメラ26Aで撮影被検者Pの顔を撮影する。そして、図4に示すように、撮影した画像から所定の特徴量を抽出し、得られた特徴量を撮影被検者の顔データ(識別情報)として取得する(ステップS1)。特徴量には、顔の輪郭形状、眉、目、鼻、口、頬、耳などの各パーツの距離間隔や肌の色などの諸情報が挙げられる。
次に、記憶手段29からマスター情報を読み出し、判定手段27で撮影被検者Pの顔データとマスター情報との比較を行う(ステップS2)。判定手段27は、この顔データをマスター情報と対比して所定の範囲内のずれに収められる場合は撮影被検者Pが予約被検者と同一と判断し、この範囲外であれば不一致と判断する。
この比較の結果、撮影被検者Pが予約被検者と同一であると判定されれば、このX線発生部3を撮影被検者の関心領域に移動させ、所定の撮影条件を設定して撮影を行う(ステップS3)。
逆に、撮影被検者Pが予約被検者と同一でないと判定されれば、モニタ28に被検者の取り違いが生じていることを警告表示すると共に(ステップS4)、撮影制御手段21にて、撮影条件の設定など撮影に必要な手順を行えないように制御する(ステップS5)。そして、再度適正な撮影被検者に対してステップ1からステップ3を行う。
以上説明したように、本例のX線装置によれば、被検者の顔を本人識別情報とし、TVカメラ26Aと判定手段27とを用いて予約被検者と撮影被検者の同一性を判定するため、被検者の取り違いを格段に低減することができる。特に、被検者の顔データの取得は、X線発生部3を被検者Pの顔の上に位置合わせしてTVカメラ26Aで撮影するため、通常のX線装置によるX線画像の撮影と極めて類似した操作感覚で行うことができる。
[実施の形態2:指紋スキャナ]
次に、生体識別情報を被検者の指紋とし、その情報の取得手段を指紋スキャナとした本発明実施の形態を図5に基づいて説明する。本実施の形態でも、本人識別情報や取得手段が異なる点を除いて、X線装置の基本構成や動作手順は実施の形態1と同様である。以下、主として実施の形態1との相違点について説明する。
このX線装置では、X線絞り32の側面に指紋スキャナ26Bを設けている。このスキャナ26Bの配置によれば、被検者Pの近傍にX線発生部3を移動させ、撮影被検者の手を取ってその指をスキャナ26Bに押し付けることで指紋画像を容易に取得することができる。例えば、静電式指紋スキャナでは、半導体センサの表面に指を押し付けた際に生じる山と谷における電荷量の違いによって指紋画像を得る。そして、この指紋画像から、隆線の端点や隆線の分岐点或いは隆線の方向を特徴点として抽出し、これらの特徴点を指紋データとする。
撮影被検者Pの指紋データを取得できたら、このデータを判定手段27により予め取得している予約被検者のマスター情報と対比し、撮影被検者Pが予約被検者と同一か否かを判定する。この判定手順も、図4に示したように、実施の形態1と同様である。
そして、判定の結果、撮影被検者Pが予約被検者と同一であると判定されれば、このX線発生部を撮影被検者Pの関心領域に移動させ、所定の撮影条件を設定して撮影を行う。逆に、撮影被検者Pが予約被検者と同一でないと判定されれば、モニタ28に被検者の取り違いが生じていることを警告表示すると共に、撮影条件の設定など、それ以降の撮影に必要な手順を行えないように制御する。
本例のX線装置によれば、被検者の指紋を本人識別情報とし、指紋スキャナ26Bと判定手段27とを用いて予約被検者と撮影被検者Pの同一性を判定するため、被検者の取り違いを格段に低減することができる。
以上の実施の形態では、指紋スキャナ26BをX線発生部3に設けたが、その代わりにハンディタイプの指紋スキャナ26Bを本体2にコードで接続してもよい(図5破線参照)。この構成によれば、指紋スキャナ26Bを高い自由度で取り回すことができ、X線発生部3自体を移動させなくても被検者Pの指紋を容易に取得することができる。
[実施の形態3:静脈パターンスキャナ]
次に、生体識別情報を被検者の掌の静脈パターンとし、その情報の取得手段を静脈パターンスキャナとした本発明実施の形態を図6に基づいて説明する。本実施の形態でも、本人識別情報や取得手段が異なる点を除いて、X線装置の基本構成やその動作手順は実施の形態1と同様である。以下、主として実施の形態1との相違点について説明する。
このX線装置では、ハンディタイプの静脈パターンスキャナ26Cを本体2にコードで接続している。この構成によれば、静脈パターンスキャナ26Cを高い自由度で取り回すことができ、後述するようにX線発生部3にスキャナ26Cを固定する場合のようにX線発生部3自体を移動させなくても被検者Pの静脈パターンを容易に取得することができる。静脈パターンスキャナ26Cは接触型と非接触型があるが、接触型であれば、自らの意思で掌を開くことができない無意識被検者の場合でもスキャナに被検者Pの掌を押し付けるだけで容易に静脈パターンを取得できる。一方、非接触型であれば、スキャナ26Cに掌が触れないため、スキャナ26Cの汚れによる静脈パターンの誤認識を低減することができる。
静脈パターンスキャナ26Cは、近赤外線を照射すると、静脈だけが黒く映るという特性を利用して静脈パターンの画像を取得する。また、判定手段27による静脈パターンの判定は、掌の画像から静脈とそれ以外の背景とを分離して静脈の鮮明な画像を抽出し、その画像に基づいて静脈の分岐特性を利用して判定する。この分岐特性は、静脈パターンを細線化し、ある分岐点から次の分岐点、さらには最後の分岐点と順次たどり、各分岐点の座標、分岐点間の距離などを分析することで取得する。撮影被検者の静脈パターンデータを取得できたら、このデータを判定手段27により予め取得している予約被検者のマスター情報と対比し、撮影被検者が予約被検者と同一か否かを判定する。この判定手順も、図4に示したように、実施の形態1と同様である。
そして、判定の結果、撮影被検者Pが予約被検者と同一であると判定されれば、このX線発生部3を撮影被検者Pの関心領域に移動させ、所定の撮影条件を設定して撮影を行う。逆に、撮影被検者Pが予約被検者と同一でないと判定されれば、モニタ28に被検者の取り違いが生じていることを警告表示すると共に、撮影条件の設定など、それ以降の撮影に必要な手順を行えないように制御する。
本例のX線装置によれば、被検者の静脈パターンを本人識別情報とし、静脈パターンスキャナ26Cと判定手段27とを用いて予約被検者と撮影被検者Pの同一性を判定するため、被検者の取り違いを格段に低減することができる。
以上の実施の形態では、静脈パターンスキャナ26Cを本体2にコードで接続したが、その代わりに静脈パターンスキャナ26CをX線発生部3(X線絞り32の側面など)に固定してもよい(図6の破線参照)。この構成によれば、X線発生部3を移動させることで、被検者Pの手の届く範囲に静脈パターンスキャナ26Cを移動させることができ、それにより被検者Pの静脈パターンを容易に取得することができる。
[実施の形態4:バーコードリーダ]
次に、非生体識別情報として被検者のID情報をバーコードで表示し、その情報の取得手段をバーコードリーダとした本発明実施の形態を図7に基づいて説明する。本実施の形態でも、本人識別情報や取得手段が異なる点を除いて、X線装置の基本構成や動作手順は実施の形態1と同様である。以下、主として実施の形態1との相違点について説明する。
本例では、RISサーバから取得した患者データのうち、ID番号など所定のデータをバーコードでカードなどに表示し、このカード(図示せず)を撮影被検者Pに付帯させておく。例えば、この被検者Pの手首、足首などにバーコードの印刷されたカードを紐などで掛けておく。一方、取得手段26には、本体2にコードで接続されたハンディタイプのバーコードリーダ26Dを用いる。そして、予約被検者と撮影被検者Pの同一性判定は、バーコードリーダ26Dで上記カードのバーコードを読み取り、その読み取りデータを記憶手段29に記憶されているマスター情報と比較することで行う。
そして、判定の結果、撮影被検者Pが予約被検者と同一であると判定されれば、このX線発生部3を撮影被検者Pの関心領域に移動させ、所定の撮影条件を設定して撮影を行う。逆に、撮影被検者Pが予約被検者と同一でないと判定されれば、モニタ28に被検者の取り違いが生じていることを警告表示すると共に、撮影条件の設定など、それ以降の撮影に必要な手順を行えないように制御する。
本例のX線装置によれば、バーコードに記録されたID情報を本人識別情報とし、バーコードリーダ26Dと判定手段27とを用いて予約被検者と撮影被検者の同一性を判定するため、被検者の取り違いを格段に低減することができる。
[実施の形態5:IDカードリーダ]
次に、非生体識別情報として被検者のID情報をIDカードに記憶させ、その情報の取得手段をIDカードリーダとした本発明実施の形態を図7に基づいて説明する。本実施の形態でも、本人識別情報や取得手段が異なる点を除いて、X線装置の基本構成や動作手順は実施の形態1と同様である。以下、主として実施の形態1との相違点について説明する。
本例では、RISサーバから取得した患者データのうち、ID番号など所定のデータをIDカード(図示せず)に記録し、このカードを撮影被検者Pに付帯させておく。例えば、この被検者Pの手首、足首などにIDカード紐などで掛けておく。一方、取得手段26には、本体2にコードで接続されたハンディタイプのIDカードリーダ26Eを用いる。このカードリーダ26Eは、例えばIDカードをスリットに差し込むことで、カードの記録データを読み出すことができる。そして、予約被検者と撮影被検者Pの同一性判定は、IDカードリーダ26Eで上記カードのデータを読み取り、その読み取りデータを記憶手段29に記憶されているマスター情報と比較することで行う。
そして、判定の結果、撮影被検者Pが予約被検者と同一であると判定されれば、このX線発生部3を撮影被検者Pの関心領域に移動させ、所定の撮影条件を設定して撮影を行う。逆に、撮影被検者Pが予約被検者と同一でないと判定されれば、モニタ28に被検者の取り違いが生じていることを警告表示すると共に、撮影条件の設定など、それ以降の撮影に必要な手順を行えないように制御する。
本例のX線装置によれば、IDカードに記録されたID情報を本人識別情報とし、IDカードリーダ26Eと判定手段27とを用いて予約被検者と撮影被検者の同一性を判定するため、被検者Pの取り違いを格段に低減することができる。
なお、本実施の形態では本体2にコードで接続されるハンディタイプのIDカードリーダ26Eを用いたが、その代わりに本体やX線発生部3にIDカードリーダ26Eを固定してもよい。その場合、被検者に付帯されるIDカードをIDカードリーダ26Eの位置まで持っていって読み取りを行う。
本発明の移動型X線装置は、回診時のX線画像の撮影に好適に利用することができる。
本発明実施の形態1に示す移動型X線装置の概略構成図である。 図1の移動型X線装置の機能ブロック図である。 図1の移動型X線装置におけるX線絞りの概略構成図である。 図1の移動型X線装置の動作処理手順を示すフローチャートである。 本発明実施の形態2に示す移動型X線装置の概略構成図である。 本発明実施の形態3に示す移動型X線装置の概略構成図である。 本発明実施の形態4、5に示す移動型X線装置の概略構成図である。
符号の説明
1 移動台車
2 本体 20 操作パネル 21 撮影制御手段 22 高圧発生器
23 走行操作レバー 24走行制御手段 25 モータ 26 取得手段
26A TVカメラ 26B 指紋スキャナ 26C 静脈スキャナ
26D バーコードリーダ 26E IDカードリーダ 27 判定手段
28 モニタ 29 記憶手段
3 X線発生部 31 X線管 32 X線絞り
32A,32B 線錐制限羽根 32C,32D 上羽根 32E,32F 焦点外X線低減羽根
32G 第1ミラー 32H 第2ミラー
4 支持機構 41 支柱 42 アーム
5 X線検出部
P 被検者(撮影被検者)

Claims (8)

  1. 被検者にX線を照射するX線発生部と、X線発生部を支持機構を介して支持する本体と、この本体を走行させる移動台車とを具備し、被検者を透過したX線を用いてX線画像を撮影する移動型X線装置であって、
    撮影が予約される被検者(予約被検者)の本人識別情報をマスター情報として記憶可能な記憶手段と、
    実際に撮影しようとする被検者(撮影被検者)の本人識別情報を取得する取得手段と、
    この取得した本人識別情報をマスター情報と照合し、撮影被検者が予約被検者と同一か否かを判定して、判定結果を出力する判定手段とを備えることを特徴とする移動型X線装置。
  2. 前記本人識別情報が被検者の生体識別情報であることを特徴とする請求項1に記載の移動型X線装置。
  3. 前記生体識別情報が、被検者の顔の形態、指紋、口唇紋、手の静脈パターン、網膜パターン、虹彩パターンおよび声紋の少なくとも一つの情報であることを特徴とする請求項2に記載の移動型X線装置。
  4. 前記本人識別情報が被検者の非生体識別情報であることを特徴とする請求項1に記載の移動型X線装置。
  5. 前記非生体識別情報がバーコードで示された被検者のID情報で、このバーコードが被検者に付帯され、
    前記取得手段がバーコードリーダであることを特徴とする請求項4に記載の移動型X線装置。
  6. 前記非生体識別情報がIDカードに記憶された被検者のID情報であり、このIDカードが被検者に付帯され、
    前記取得手段がIDカードリーダであることを特徴とする請求項4に記載の移動型X線装置。
  7. 判定手段により、撮影被検者が予約被検者と同一でないと判断された場合、その判定結果を示す警告手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の移動型X線装置。
  8. 判定手段により、撮影被検者が予約被検者と同一でないと判断された場合、撮影動作を規制する撮影制御手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の移動型X線装置。
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