JP2001076072A - 個体識別システム - Google Patents

個体識別システム

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JP2001076072A
JP2001076072A JP24832699A JP24832699A JP2001076072A JP 2001076072 A JP2001076072 A JP 2001076072A JP 24832699 A JP24832699 A JP 24832699A JP 24832699 A JP24832699 A JP 24832699A JP 2001076072 A JP2001076072 A JP 2001076072A
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JP24832699A
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English (en)
Inventor
Yuji Kuno
裕次 久野
Makoto Torigoe
真 鳥越
Mitsuyoshi Tsukada
光芳 塚田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病院等の医療機関における患者,新生児等の
個体確認を確実に行い、患者,新生児間違い等をなく
し、また、他者による本人の成りすましを排除する。 【解決手段】 初診患者,新生児等、登録該当者の虹彩
等の生体特徴を予め登録しておき、再診時等の照合時に
被照合個体の生体特徴を得て、この被照合個体の生体特
徴と登録済の生体特徴とを比較して被照合者の個体確認
を行う個体確認手段51〜64を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間や動物の個体
確認を行う個体識別システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病院で医師が患者を診察する場
合、その患者が本人に間違いないかどうの病院側の判断
(本人確認)は、その患者自身の申告によってなされて
きた。例えば、初診時には健康保険証、再診時には診察
券を持参してきたか否かによってのみ、患者が本人であ
るか否かの確認がなされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、病院側によ
ってある患者,新生児が一方的に他の患者,新生児と間
違えられたり、他者が意図的に本人に成りすましている
ことに病院側が気付かなかったりする虞があった。
【0004】これによると、患者本人が自発的に本人で
あることの申告ができない状況、例えば麻酔がかかって
いる状態において、その患者が他の患者に間違えられて
別の手術を施されるという事態や、生まれて間もない新
生児が他の新生児と間違えられて間違った母親に育てら
れるという事態も起こり得る。
【0005】また、健康保険証や診察券を不正取得した
他者が本人に成りすまして保険診療を受けるという虞も
ある。患者だけでなく、医師、看護婦等の医療スタッフ
への成りすましも起こり得る。例えば、全く無関係の他
者が医療スタッフに成りすまし、病室に出入りすること
が可能となるが、そのような他者が白衣等、医療スタッ
フ用の衣服を着用している場合、その他者が医療スタッ
フであるか否かは外見だけでは判断がつかない。このた
めその他者によって、患者の医療情報等の機密データが
改ざんされたり、盗まれることも起こり得る。
【0006】本発明は、医療機関において、種々の個体
に固有の生体特徴を個体確認に利用することで、個体確
認が確実に行え、個体確認の誤りを防止できる個体識別
システム(人間についていえば、個々の人間に固有の生
体特徴を本人確認に利用することで、本人確認が確実に
行え、本人確認の誤りや他者が本人に成りすますこと等
を防止できる個人識別システム)を提供することを目的
とする。また本発明は、個体確認時に、同時に被写体又
はそれに付随する器具の異常,濁りを検出するようにし
てそれらの日常的な衛生管理あるいは健康管理に使用可
能な個体識別システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述課題を解
決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉生体特徴を利用して個体確認を行う個体識別
システムにおいて、医療機関に設置され、その医療機関
での登録該当個体の生体特徴を予め登録し、所望の照合
時に被照合個体の生体特徴を得て、この被照合個体の生
体特徴と登録済の生体特徴とを比較,照合することによ
り被照合個体の個体確認を行う個体確認手段を具備する
ことを特徴とする個体識別システム。
【0008】〈構成2〉請求項1に記載の個体識別シス
テムにおいて、個体は医療機関への来訪者、医療機関に
出入する医療機関関係者又は医療機関内で出生した新生
児であることを特徴とする個体識別システム。
【0009】〈構成3〉請求項1又は2に記載の個体識
別システムにおいて、個体確認手段は、各個体の生体特
徴を蓄積,登録する生体特徴データベースと、各個体の
医療情報を蓄積する医療情報データベースとを備えてな
り、個体確認と同時に当該個体の医療情報を出力できる
ことを特徴とする個体識別システム。
【0010】〈構成4〉請求項3に記載の個体識別シス
テムにおいて、個体確認された後に医療情報データベー
スへのアクセスを可能としたことを特徴とする個体識別
システム。
【0011】〈構成5〉請求項1〜4のいずれかに記載
の個体識別システムにおいて、登録した生体特徴をその
者の診断データ記録媒体に添付できることを特徴とする
個体識別システム。
【0012】〈構成6〉請求項5に記載の個体識別シス
テムにおいて、診断データ記録媒体に添付された生体特
徴を、予め登録されている生体特徴又は照合時に得られ
た被照合個体の生体特徴と比較,照合できることを特徴
とする個体識別システム。
【0013】〈構成7〉請求項1〜6のいずれかに記載
の個体識別システムにおいて、生体特徴は個体の虹彩の
特徴であることを特徴とする個体識別システム。
【0014】〈構成8〉個体の特定部位を被写体として
そこに光を照射する光源と、上記被写体の反射光を撮影
する撮像部と、少なくとも撮影状況及び結果を表示する
表示部と、上記撮像部で撮影した画像から特徴を抽出し
てコード化するコード生成部と、コード生成時のノイズ
を除去するノイズ除去部と、上記コード生成部で生成さ
れたコードを既にデータベースに登録済みのコードと照
合することにより被照合個体の個体確認を行うコード照
合部とを備えてなる個体識別システムにおいて、被写体
の異常を検出する手段を備え、被写体又はそれに付随す
る器具の異常を検出してその旨を出力することを特徴と
する個体識別システム。
【0015】〈構成9〉個体の特定部位を被写体として
そこに光を照射する光源と、上記被写体の反射光を撮影
する撮像部と、少なくとも撮影状況及び結果を表示する
表示部と、上記撮像部で撮影した画像から特徴を抽出し
てコード化するコード生成部と、コード生成時のノイズ
を除去するノイズ除去部と、上記コード生成部で生成さ
れたコードを既にデータベースに登録済みのコードと照
合することにより被照合個体の個体確認を行うコード照
合部とを備えてなる個体識別システムにおいて、被写体
の白濁度を検査する白濁検査部を備え、被写体又はそれ
に付随する器具の濁りを検出してその旨を出力すること
を特徴とする個体識別システム。
【0016】〈構成10〉請求項8又は9に記載の個体
識別システムにおいて、光源は可視光以外の光を放つ光
源又はフィルタを介して可視光以外の光を放つフィルタ
付き光源であることを特徴とする個体識別システム。
【0017】〈構成11〉請求項8、9又は10に記載
の個体識別システムにおいて、日常の業務又は生活上、
出入りする場所に設置されることにより、日常の業務又
は生活において被写体又はそれに付随する器具の衛生管
理あるいは健康管理に使用されることを特徴とする個体
識別システム。
【0018】〈構成12〉請求項8〜11のいずれかに
記載の個体識別システムにおいて、被写体は個体の虹彩
であることを特徴とする個体識別システム。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体例につき図面
を用いて説明する。 《具体例1》 〈具体例1の構成〉図1は、本発明による個体識別シス
テムの具体例1を示すブロック図である。ここでは、本
発明システムは生体特徴及び医療情報を登録する登録部
RS、登録されたデータを蓄積するデータベース(以下
DBと略記する)部DBS及び登録されたデータから本
人確認を行う照合部CSから構成される。
【0020】この場合、登録部RSは、生体特徴を入力
するために病院受付や産婦人科の新生児室に設置される
生体特徴入力部51,53、この入力部51,53から
の生体特徴信号から実際に生体特徴を抽出する生体特徴
抽出部52,54及び医療情報を入力する医療情報入力
部55から構成される。上記生体特徴には、虹彩、網
膜、指紋、顔貌、掌紋、耳形、音声、筆跡、DNA、歩
行パターン等がある。また医療情報には、カルテ、通院
歴、病歴、出生情報、保険情報等がある。
【0021】またDB部DBSは、生体特徴抽出部5
2,54からの生体特徴を蓄積する生体特徴DB56及
び医療情報入力部55から入力された医療情報を蓄積す
る医療情報DB64から構成される。
【0022】更に照合部CSは、病院受付、診察室、手
術室、病室等で実際に患者,新生児の本人確認を行う際
に利用する生体特徴入力部59,61と、この入力部5
9,61からの生体特徴信号から実際に生体特徴を抽出
する生体特徴抽出部58,60と、この生体特徴抽出部
58,60で得られた生体特徴と生体特徴DB56に予
め蓄積された患者,新生児の生体特徴とを比較するため
の生体特徴照合部57と、この生体特徴照合部57から
の結果に基づき、医療情報DB64から患者,新生児の
医療情報を抽出してくる医療情報抽出部62と、この抽
出部62で抽出された結果を表示する医療情報表示部6
3とから構成される。
【0023】なお、上記生体特徴入力部51,53,5
9,61は、利用する生体特徴によってカメラ、マイ
ク、静電センサあるいは磁気センサ等の各種センサが使
用される。利用する生体特徴が、例えば眼の虹彩パター
ンである場合にはカメラを、音声パターンである場合に
はマイクを使用する。生体特徴入力部51,53,5
9,61には、1種類のセンサだけでなく複数種のセン
サを用意しておき、複数種の生体特徴の中から任意の種
類の、あるいは全ての種類の生体特徴を入力できるよう
に構成してもよい。
【0024】〈具体例1の動作〉次に、上述具体例1の
動作について説明する。病院への来訪者、例えば来院,
入院患者や業者、若しくは病院に出入する医師、看護婦
等の病院関係者、又は院内で出生した新生児等、生体特
徴の登録該当者、ここでは患者は、予め自身の生体特徴
を生体特徴入力部51で入力する。これは、例えば病院
受付で行われる。来院者の場合、通常は初診受付時に行
われる。
【0025】生体特徴入力部51からの生体特徴信号
(カメラの場合は生体画像信号、マイクの場合は生体音
声信号)は、生体特徴抽出部52に送られ、その者、こ
こでは患者に固有の生体特徴が抽出される。
【0026】抽出された生体特徴は生体特徴DB56に
送られ、例えばその患者の氏名、ID番号(健康保険証
番号、診察券番号あるいは一連通し番号等)と関係付け
られて蓄積される。同時に医療情報入力部55では、生
体特徴を入力した上記患者の氏名、ID番号(健康保険
証番号、診察券番号あるいは一連通し番号等)が入力さ
れ、医療情報DB64に蓄積される。生体特徴DB56
に蓄積された生体特徴と医療情報DB64に蓄積された
医療情報とは、例えば患者の氏名、ID番号等で関係付
けられる。
【0027】患者来院時以外で、登録すべき者が発生す
る場合として出生がある。出生が連続する場合、産婦人
科等で新生児の取違えが発生する虞がある。このため、
産婦人科にも生体特徴入力部53は設置されているが、
新生児は出生直後にその生体特徴入力部53で生体特徴
が入力される。
【0028】生体特徴入力部53からの生体特徴信号は
生体特徴抽出部54で生体特徴が抽出され、生体特徴D
B56に蓄積される。同時に医療情報入力部55から、
その新生児の性別、体重、血液型、母親の氏名等が入力
され、医療情報DB64に蓄積される。生体特徴DB5
6に蓄積された生体特徴と医療情報DB64に蓄積され
た医療情報とは、例えば新生児の母親の氏名等で関係付
けられる。
【0029】照合部CSは、患者が再診等で病院に来訪
したとき、あるいは診察前や手術前に使用される。例え
ば、患者が再診のため病院に来訪したとき、病院受付の
生体特徴入力部59でその再診患者の生体特徴を入力す
る。入力部59からの生体特徴信号は生体特徴抽出部5
8に送られ、その再診患者の生体特徴が抽出される。
【0030】抽出された生体特徴は生体特徴照合部57
に送られる。生体特徴照合部57では、再診時に得られ
た生体特徴と、初診受付時に得られて生体特徴DB56
に蓄積されている生体特徴とを比較する。
【0031】比較の結果、一致する生体特徴があれば、
その患者の氏名を医療情報抽出部62に送り、医療情報
表示部63で表示する。一致する生体特徴がなければ、
登録済の該当者がないことになるため、初診者である
か、他者に誤登録されている虞があるので、その旨の警
告を出力し、医療情報表示部63で表示する。
【0032】医療情報抽出部62では、一致した患者名
のカルテ、通院暦、病歴等を医療情報DB64から抽出
し、医療情報表示部63に表示する。これにより、病院
受付(生体特徴入力)を済ませるだけで即時に再診患者
の来院が確認され、患者を診る医者側もその患者のカル
テ等の医療情報を探す手間が省ける。
【0033】また他の用途として、患者が通院患者では
なく入院患者である場合は、診察室、手術室等の医療機
関内の各所に生体特徴入力部61を設置し、そこから生
体特徴抽出部60で生体特徴を抽出可能とすることによ
り、例えば手術患者の間違い等を防ぐことができる。
【0034】更に、生体特徴DB56、医療情報DB6
4を、1つの医療機関内での使用に限ることなく、各地
の医療機関とネットワークで結ぶことにより、遠隔地か
らも患者の本人確認が可能となり、過去の病歴等も素速
く取得することができる。例えば、旅行先で健康保険証
を持たずに病気になった場合も素速く本人確認ができる
ので、持病歴のある人も安心して旅行先での治療を受け
ることができる。
【0035】なお上述説明では、本人確認の対象(生体
特徴の登録該当者)が患者,新生児である場合について
述べたが、出入の医師、看護婦あるいは業者等であって
もよく、いずれの場合も、それらの業務を行う前に上述
方法により本人確認をすることにより、医療情報DB6
4への不正アクセスや医療情報DB64に蓄積された情
報の改ざん等の不正行為を防ぐことができる。
【0036】〈具体例1の効果〉上述具体例1によれ
ば、個々の人間に固有の生体特徴を本人確認に利用した
ので、本人確認が確実に行え、本人確認の誤りや他者が
本人に成りすますこと等が防止できるという効果があ
る。
【0037】《具体例2》上述具体例1では、病院受付
等で患者固有の生体特徴を登録し、診察室、手術室、病
室等で照合することで患者の本人確認を行っていた。実
際の医療機関では、診断データは本人に対して直接告知
すると共に、カルテ、X線写真等のように診断データ記
録媒体(以下記憶媒体と略記する)に記録として残して
いる。診断は、このような診断データ(記録媒体)を元
に行うため、これを他者の診断データと間違えると誤っ
た診断,処置になる虞がある。以下に説明する具体例2
では、具体例1の構成に加え、登録した生体特徴をカル
テ、X線写真等の記録媒体に添付できる構成とすること
により、診断データ(記録媒体)の取違えによる誤診
断,誤処置等を防止しようとしている。
【0038】〈具体例2の構成,動作〉図2は、本発明
による個体識別システムの具体例2を示すブロック図で
ある。図1と同一又は相当部分に同一符号を付した図2
を図1と比較して分かるように、具体例2は、上述具体
例1の構成に生体特徴書込み部65及び生体特徴読込み
部66を付加してなるものである。
【0039】上記生体特徴書込み部65では、医療情報
DB64に蓄積されたある患者の医療情報を紙等の記録
媒体に書き出す際、生体特徴DB56に蓄積されたその
患者の生体特徴を直接上記記録媒体上に印刷又は焼付け
等により添付する。
【0040】記録媒体としては、例えばカルテや心電図
が記された紙、X線写真やMRI写真等の写真が挙げら
れる。これらの記録媒体上に生体特徴を印刷又は焼付け
等により添付する。印刷方法としては、生体特徴を例え
ばバーコード状の白黒データに変換して印刷する方法、
あるいは生体特徴の抽出に使用した画像等の生体特徴信
号を直接印刷する方法がある。例えば、顔貌、虹彩、指
紋等の画像やデータが印刷される。X線写真やMRI写
真等の写真の場合は、上記生体特徴信号あるいは生体特
徴データ等を表すマスクを作成して露光,焼付けする。
【0041】生体特徴読込み部66では、カルテやX線
写真等の診断データの対象者の本人確認を行うため、生
体特徴書込み部65で印刷又は焼付けされた生体特徴信
号を読み取る。生体特徴読込み部66としては、例えば
上記生体特徴入力部51,53,59,61で使用した
カメラ等のセンサ又はスキャナ等が用いられる。生体特
徴信号を読み取った場合は、生体特徴読込み部66内
で、上記生体特徴抽出部52,54,58,60と同様
にして生体特徴が抽出される。
【0042】抽出された生体特徴は、生体特徴照合部5
7で生体特徴DB56又は生体特徴抽出部58,60か
ら得られる生体特徴と比較され、診断データの対象者の
本人確認が行われる。生体特徴書込み部65で生体特徴
を一旦紙等の記録媒体に印刷しておけば、それを診断デ
ータの対象者のベッド等に添付することで、その診断デ
ータの対象者(そのベッドの使用者等)の確認も可能と
なる。
【0043】〈具体例2の効果〉上述具体例2によれ
ば、登録した生体特徴をカルテ、X線写真等の記録媒体
に添付するので、記録媒体(診断データ)の取違えによ
る誤診断,誤処置等が防止できるという効果がある。
【0044】《具体例3》上述具体例1,2では、本人
固有の生体特徴を用いることによって、医療機関におけ
る患者間違い、新生児間違い及び診断データ間違いを回
避できることを示した。
【0045】目は本人の知らないうちに(無痛で)病状
が進行し、視力低下後に病院で診察を受けて初めて病気
にかかっていることが判るケースがある。また、コンタ
クトレンズは医療器具であり、常に清潔かつ無傷を保た
なければならない。
【0046】しかし、目の異常やコンタクトレンズの汚
れ,傷は肉眼では見つけにくい。コンタクトレンズが汚
れている場合や目に異常(白濁)がある場合の眼球部の
撮影画像は例えば順に図3,図4に示す通りであるが、
こうした汚れや異常は家庭や職場で簡単に検査すること
ができず、専門の医療機関(眼科等)で定期的に検査す
る必要がある。特に、コンタクトレンズの種類によって
は長期間にわたって連続装用するため、直接レンズを取
り出して検査及び洗浄する機会も非常に少なくなってき
ており、コンタクトレンズの汚れ,傷の発見は益々おろ
そかになりつつある。
【0047】以下に説明する具体例3では、生体特徴と
して虹彩や網膜等の眼球部の特徴を用いる場合に、生体
特徴入力部における眼球部の特徴入力時に、眼球部の汚
れ(異常)やコンタクトレンズの汚れ,傷等(異常)を
も同時に検査する場合について述べる。
【0048】〈具体例3の構成〉図5は、本発明による
個体識別システムの具体例3の要部を示すブロック図で
ある。ここでは、具体例1中、特に生体特徴として虹彩
や網膜等の眼球部の特徴を用いる個体識別システムに適
用される。
【0049】この図5において、図1と同一又は相当部
分に同一符号を付して説明すると、具体例3では、全て
又は一部の生体特徴入力部、例えば登録部RS,照合部
CSの各病院受付に設置された生体特徴入力部51,5
9は各々光源51a,59aと撮像部51b,59bを
備えてなる。また、その生体特徴入力部51,59の出
力側の生体特徴抽出部52,58はコード生成部52
a,58a、ノイズ除去部52b,58b及び汚れ検出
部52c,58cを備えてなる。生体特徴照合部57
は、ここではコード照合部57aからなる。
【0050】光源51a,59aは被写体、ここでは虹
彩に光を照射し、撮像部51b,59bはその虹彩の反
射光を撮影するものである。表示部63は撮影状況や結
果を表示するものである。
【0051】コード生成部52a,58aは撮影した画
像から特徴を抽出してコード化するものである。照合
時、生体特徴DB56はコード生成部58aで生成され
たコード(生体特徴)を蓄積するが、このコードで初診
受付時に登録された生体特徴(コード)が更新されるこ
とはない。
【0052】ノイズ除去部52b,58bはコード生成
時のノイズを除去するものである。汚れ検出部52c,
58cは被写体である虹彩や、それに付随する器具、こ
こではコンタクトレンズの汚れを検出するものである。
【0053】コード照合部57aは生成したコード(生
体特徴)を生体特徴DB56へ既に登録済みのコード
(生体特徴)と照合するものである。
【0054】なお上記光源51a,59aとしては、虹
彩及びコンタクトレンズの汚れが浮き上がる波長の光を
放つ光源を用いるが、これについて以下に詳述する。虹
彩の特徴抽出は虹彩反射光を撮像部51b,59bで撮
影して行う。したがって、虹彩の反射率で虹彩像のコン
トラストが決まる。一般に光の波長を変えると、虹彩だ
けでなく他の物の反射率も変化する。
【0055】虹彩の場合は可視光以外の光、特に近赤外
光、中でも比較的波長の短い光の方がよいコントラスト
が得られる。このような近赤外光のうち、虹彩のコント
ラストもコンタクトレンズの汚れのコントラストもよく
なる波長があれば、虹彩の特徴抽出もできるし、コンタ
クトレンズの汚れも目立たせることが可能になる。すな
わち、可視光では撮影できなかった虹彩及びコンタクト
レンズの汚れ等も同時に撮影可能となる。上記「虹彩及
びコンタクトレンズの汚れが浮き上がる波長」とはこの
ような光の波長を意味するもので、これにより、虹彩及
びコンタクトレンズの汚れが良好に抽出されることにな
る。
【0056】この光源51a,59aが虹彩撮影用の波
長と異なる場合は、複数種の光源51a…,59a…を
組み合わせたり、撮影状況によって適宜のフィルタをか
けたりしてもよい。
【0057】〈具体例3の動作〉次に、上述具体例3の
動作について説明する。生体特徴の登録該当者である患
者は、予め自身の生体特徴を生体特徴入力部51で入力
する。この生体特徴入力部51からの生体特徴信号が生
体特徴抽出部52に送られて生体特徴が抽出され、それ
が生体特徴DB56に送られて、その患者の氏名、ID
番号等と関係付けられ、蓄積されることは上述具体例と
同様である。生体特徴DB56に蓄積された生体特徴と
図示省略された医療情報DBに蓄積された医療情報とが
患者の氏名、ID番号等で関係付けられることも同様で
ある。
【0058】この具体例3では、生体特徴として虹彩の
特徴を用いるもので、登録時、生体特徴入力部51の撮
像部51bでその虹彩の反射光を撮影する。得られた虹
彩像は生体特徴抽出部52のコード生成部52a→ノイ
ズ除去部52b→汚れ検出部52c→コード生成部52
aを経て、ノイズ及び汚れが除去されたコード(生体特
徴)として生体特徴DB56に蓄積される。
【0059】ここでノイズ除去部52bは、生体特徴D
B56に蓄積する最終的なコード生成の前にコード生成
部52aからコードを一旦呼び出してノイズ除去を行
う。汚れ検出部52cはノイズ除去部52bから呼び出
されて汚れ検出を行う。表示部63は汚れを検出した場
合にその旨を表示し、患者に警告する。
【0060】ノイズとして想定されるのは光源51aの
反射光(映り込み)であるが、反射光の特徴を抽出して
ノイズか汚れかを判定する。すなわちここでは、ノイズ
は光源51aの反射光であり光源51aの形がそのまま
映るの対し、汚れや光源の乱反射はそのようにはなら
ず、両者のうちのいずれかが判定できる。
【0061】照合時も、最終的なコードがコード照合部
57aに送られることを除けば、生体特徴入力部59
(光源59a、撮像部59b)、生体特徴抽出部52
(コード生成部52a、ノイズ除去部52b及び汚れ検
出部52c)が、登録時における上記生体特徴入力部5
1(光源51a、撮像部51b)、生体特徴抽出部58
(コード生成部58a、ノイズ除去部58b及び汚れ検
出部58c)と同様に動作する。したがって、表示部6
3は汚れを検出した場合にその旨を表示し、患者に警告
する。
【0062】なおコード照合部57a(生体特徴照合部
57)で、再診時に得られたコード(生体特徴)と、初
診受付時に得られて生体特徴DB56に蓄積されている
コード(生体特徴)とを比較して本人確認を行うことは
具体例1と同様である。
【0063】〈具体例3の効果〉上述具体例3によれ
ば、生体特徴として虹彩や網膜等の眼球部の特徴を用い
る場合に、生体特徴入力部における眼球部の特徴入力時
に、眼球部の汚れ(異常)やコンタクトレンズの汚れ,
傷等(異常)をも同時に検査できるという効果がある。
【0064】《具体例4》 〈具体例4の構成〉図6は、本発明による個体識別シス
テムの具体例4の要部を示すブロック図である。ここで
は、具体例1中、特に生体特徴として虹彩や網膜等の眼
球部の特徴を用いる個体識別システムに適用される。
【0065】この図6において、図1と同一又は相当部
分に同一符号を付して説明すると、具体例4では、全て
又は一部の生体特徴入力部、例えば登録部RS,照合部
CSの各病院受付に設置された生体特徴入力部51,5
9は各々光源51a,59aと撮像部51b,59bを
備えてなる。また、その生体特徴入力部51,59の出
力側の生体特徴抽出部52,58はコード生成部52
a,58a及びノイズ除去部52b,58bを備えてな
る。生体特徴照合部57は、ここではコード照合部57
aからなる。
【0066】光源51a,59aは被写体、ここでは虹
彩に光を照射し、撮像部51b,59bはその虹彩の反
射光を撮影するものである。光源51a,59aとして
は、虹彩及びコンタクトレンズの汚れが浮き上がる波長
の光を放つ光源を用いる。この光源51a,59aが虹
彩撮影用の波長と異なる場合は、複数種の光源51a
…,59a…を組み合わせたり、撮影状況によって適宜
のフィルタをかけたりしてもよい。表示部63は撮影状
況や結果を表示するものである。
【0067】コード生成部52a,58aは撮影した画
像から特徴を抽出してコード化するものである。照合
時、生体特徴DB56はコード生成部58aで生成され
たコード(生体特徴)を蓄積するが、このコードで初診
受付時に登録された生体特徴(コード)が更新されるこ
とはない。
【0068】ノイズ除去部52b,58bはコード生成
時のノイズを除去するものである。コード照合部57a
は生成したコード(生体特徴)を生体特徴DB56へ既
に登録済みのコード(生体特徴)と照合するものであ
る。
【0069】目有無測定部71は撮像部51b,59b
で撮影した画像の濃度から目(瞳孔)の有無を測定する
ものである。白濁検査部72は目有無測定部71で検出
した瞳孔の白濁度を検査するものである。
【0070】〈具体例4の動作〉次に、上述具体例4の
動作について説明する。目有無測定及び白濁検査時の動
作を除いて具体例3(図5)と同様であるので、ここで
は目有無測定及び白濁検査時の動作について説明する。
【0071】まず、目有無測定部71は撮像部51b,
59bで撮影した画像の濃度から目(瞳孔)の有無を測
定する。すなわち、撮像部51b,59bからの画像が
目有無測定部71に入力されると、目有無測定部71は
その画像を走査し、各画素濃度値が所定の閾値未満(濃
度値≦閾値)となる領域を探索する。次に、探索された
領域の大きさを調べる。その大きさがある閾値以上であ
れば目(瞳孔)であると判定される。
【0072】続いて、白濁検査部72は目有無測定部7
1で検出した瞳孔の白濁度を検査する。すなわち、白濁
検査部72は、まず瞳孔内の各画素の輝度を求める。次
に、求めた輝度について正常時の瞳孔輝度との比較を行
い、正常時の瞳孔輝度よりも明るい場合は、瞳孔が白濁
している虞があるとして表示部63へその旨を通知す
る。
【0073】通知を受けた表示部63はその旨を表示
し、瞳孔が白濁している虞があることを警告する。測定
された瞳孔の輝度計算値と正常時の瞳孔輝度との比較は
輝度の平均や高輝度画素のカウント数等を用いて行われ
る。以上の目有無測定及び白濁検査は、登録部RS及び
照合部CSのいずれの場所でも可能である。
【0074】〈具体例4の効果〉上述具体例4によれ
ば、生体特徴として虹彩や網膜等の眼球部の特徴を用い
る場合に、生体特徴入力部における眼球部の特徴入力時
に、瞳の白濁やコンタクトレンズの濁りをも同時に検査
できるという効果がある。
【0075】上述具体例3,4では、医療機関における
日常の業務や生活において被写体(虹彩等)や被写体に
付随する器具の衛生管理あるいは健康管理を行うことが
可能となる。
【0076】《具体例5》具体例5では、個体識別シス
テムに被写体の検査機能を付加することで、日常の業務
や生活において被写体や被写体に付随する器具の衛生管
理あるいは健康管理を行うことを可能にする。 〈具体例5の構成〉図7は、本発明による個体識別シス
テムの具体例5の要部を示すブロック図である。この図
7において、光源1は被写体、ここでは虹彩に光を照射
し、撮像部2はその虹彩の反射光を撮影するものであ
る。表示部3は撮影状況や結果を表示するものである。
【0077】コード生成部4は撮影した画像から特徴を
抽出してコード化するものである。ノイズ除去部5はコ
ード生成時のノイズを除去するものである。汚れ検出部
6は被写体である虹彩や、それに付随する器具、ここで
はコンタクトレンズの汚れを検出するものである。
【0078】コード照合部8は生成したコード(生体特
徴)をDB7へ既に登録済みのコード(生体特徴)と照
合するものである。
【0079】なお上記光源1としては、虹彩やコンタク
トレンズの汚れが浮き上がる波長の光を放つ光源を用い
る。この光源1が虹彩撮影用の波長と異なる場合は、複
数種の光源1…を組み合わせたり、撮影状況によって適
宜のフィルタをかけたりしてもよい。
【0080】〈具体例5の動作〉次に、上述具体例5の
動作について図8を併用して説明する。まず、ステップ
610では虹彩のラベル画像を作成する。すなわち、最
初に虹彩の大きさのラベル画像のバッファを準備し(ス
テップ611)、現画像の虹彩の部分の画素を走査する
(ステップ612)。走査中、各画素の輝度を調べ(ス
テップ613)、極端に明るい画素に対して、該当する
ラベル画像の画素にラベル付けを行う(ステップ61
4)。付けたラベルは連結成分(図9参照)となる。
【0081】ステップ620ではラベル画像内の連結成
分を調べる。比較的大きな成分はコンタクトレンズのエ
ッジや光源1の映り込みであるため、小さな成分のみの
場合にカウンタ(図示せず)を1増やす(ステップ62
1,622)。
【0082】ステップ630では小さな連結成分の数に
基づいて汚れの有無の判定を行う。上記カウンタの値が
任意の閾値以上であれば汚れありと判定し(ステップ6
31,632)、それ以外は汚れなしと判定する(ステ
ップ631,633)。閾値はシステムの品質と被検者
への報告レベルに応じて決めるとよい。
【0083】〈具体例5の効果〉上述具体例5によれ
ば、虹彩を用いた個体識別システムのノイズ除去処理を
拡張することで、虹彩の汚れ(異常)やコンタクトレン
ズのゴミや汚れ(異常)を検出し、被検者へ知らせるこ
とができるという効果がある。被検者は、この個体識別
システムが設置された職場や金融機関のATMを通常の
業務や日常生活で使用することで、専門の医療機関へ足
を運ぶことなく虹彩やコンタクトレンズの状態を常に検
査することができる。
【0084】《具体例6》 〈具体例6の構成〉図10は、本発明による個体識別シ
ステムの具体例6の要部を示すブロック図である。この
図10において、図7と同一又は相当部分に同一符号を
付して説明すると、目有無測定部9は撮像部2で撮影し
た画像の濃度から目(瞳孔)の有無を測定するものであ
る。白濁検査部10は目有無測定部9で検出した瞳孔の
白濁度を検査するものである。
【0085】〈具体例6の動作〉次に、上述具体例6の
動作について図11を併用して説明する。まずステップ
901では、目有無測定部9は撮像部2で撮影した画像
の濃度から目(瞳孔)を検出する。すなわち、最初に撮
像部2から画像を取得する(ステップ902)。取得し
た画像を走査し、濃度値≦閾値となる領域を探索する
(ステップ903)。次に探索された領域の大きさを調
べる(ステップ904,905)。その大きさがある閾
値以上であれば目であると判断し(ステップ906)、
ステップ901の処理を抜ける。
【0086】ステップ1001では白濁検査部10は目
有無測定部9で検出した瞳孔の白濁度を検査する。ま
ず、瞳孔内の各画素の輝度を求める(ステップ100
2)。次に、求めた輝度について正常時の瞳孔輝度との
比較を行い(ステップ1003)、正常時の瞳孔輝度よ
りも明るい場合は、瞳孔が白濁している虞があるとして
表示部3へその旨を通知する(ステップ1004)。通
知を受けた表示部3はその旨を表示し、瞳孔が白濁して
いる虞があることを警告する。測定された瞳孔の輝度計
算値と正常時の瞳孔輝度との比較は輝度の平均や高輝度
画素のカウント数等を用いて行われる。
【0087】〈具体例6の効果〉上述具体例6によれ
ば、虹彩を用いた個体識別システムに瞳の白濁度を検査
する機能を付加することで、瞳の白濁やコンタクトレン
ズの濁りを検出し、被検者へ知らせることができるとい
う効果がある。被検者は、この個体識別システムが設置
された職場や金融機関のATMを通常の業務や日常生活
で使用することで、専門の医療機関へ足を運ぶことなく
瞳の状態を常に把握することができる。
【0088】なお本発明システムは、人間だけでなく、
犬、猫、馬、牛、羊、鳥等の他の動物の個体識別も可能
で、それらの動物向けの医療機関の個体識別システムに
適用して有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムの具体例1を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明システムの具体例2を示すブロック図で
ある。
【図3】コンタクトレンズが汚れている場合の眼球部の
撮影画像の一例を示す図である。
【図4】目に異常がある場合の眼球部の撮影画像の一例
を示す図である。
【図5】本発明システムの具体例3の要部を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明システムの具体例4の要部を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明システムの具体例5の要部を示すブロッ
ク図である。
【図8】具体例5の動作説明図である。
【図9】具体例5においてラベル画像の画素にラベル付
けを行った画像の一例を示す図である。
【図10】本発明システムの具体例6の要部を示すブロ
ック図である。
【図11】具体例6の動作説明図である。
【符号の説明】
RS 登録部 DBS データベース部 CS 照合部 51,53,59,61 生体特徴入力部 52,54,58,60 生体特徴抽出部 55 医療情報入力部 56 生体特徴データベース 57 生体特徴照合部 62 医療情報抽出部 63 医療情報表示部 64 医療情報データベース 65 生体特徴書込み部 66 生体特徴読込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 光芳 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 4C038 VA07 VB03 VB04 VB12 VB13 VB40 VC01 VC05 VC20 5B017 AA01 BA05 BA09 BB03 CA16 5B043 AA09 BA02 BA03 BA04 DA05 EA05 FA02 FA07 GA02 GA05 5B082 AA11 AA13 EA11 EA12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体特徴を利用して個体確認を行う個体
    識別システムにおいて、 医療機関に設置され、その医療機関での登録該当個体の
    生体特徴を予め登録し、所望の照合時に被照合個体の生
    体特徴を得て、この被照合個体の生体特徴と登録済の生
    体特徴とを比較,照合することにより被照合個体の個体
    確認を行う個体確認手段を具備することを特徴とする個
    体識別システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の個体識別システムにお
    いて、 個体は医療機関への来訪者、医療機関に出入する医療機
    関関係者又は医療機関内で出生した新生児であることを
    特徴とする個体識別システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の個体識別システ
    ムにおいて、 個体確認手段は、各個体の生体特徴を蓄積,登録する生
    体特徴データベースと、各個体の医療情報を蓄積する医
    療情報データベースとを備えてなり、個体確認と同時に
    当該個体の医療情報を出力できることを特徴とする個体
    識別システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の個体識別システムにお
    いて、 個体確認された後に医療情報データベースへのアクセス
    を可能としたことを特徴とする個体識別システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の個体識
    別システムにおいて、 登録した生体特徴をその者の診断データ記録媒体に添付
    できることを特徴とする個体識別システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の個体識別システムにお
    いて、 診断データ記録媒体に添付された生体特徴を、予め登録
    されている生体特徴又は照合時に得られた被照合個体の
    生体特徴と比較,照合できることを特徴とする個体識別
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の個体識
    別システムにおいて、 生体特徴は個体の虹彩の特徴であることを特徴とする個
    体識別システム。
  8. 【請求項8】 個体の特定部位を被写体としてそこに光
    を照射する光源と、前記被写体の反射光を撮影する撮像
    部と、少なくとも撮影状況及び結果を表示する表示部
    と、前記撮像部で撮影した画像から特徴を抽出してコー
    ド化するコード生成部と、コード生成時のノイズを除去
    するノイズ除去部と、前記コード生成部で生成されたコ
    ードを既にデータベースに登録済みのコードと照合する
    ことにより被照合個体の個体確認を行うコード照合部と
    を備えてなる個体識別システムにおいて、 被写体の異常を検出する手段を備え、被写体又はそれに
    付随する器具の異常を検出してその旨を出力することを
    特徴とする個体識別システム。
  9. 【請求項9】 個体の特定部位を被写体としてそこに光
    を照射する光源と、前記被写体の反射光を撮影する撮像
    部と、少なくとも撮影状況及び結果を表示する表示部
    と、前記撮像部で撮影した画像から特徴を抽出してコー
    ド化するコード生成部と、コード生成時のノイズを除去
    するノイズ除去部と、前記コード生成部で生成されたコ
    ードを既にデータベースに登録済みのコードと照合する
    ことにより被照合個体の個体確認を行うコード照合部と
    を備えてなる個体識別システムにおいて、 被写体の白濁度を検査する白濁検査部を備え、被写体又
    はそれに付随する器具の濁りを検出してその旨を出力す
    ることを特徴とする個体識別システム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載の個体識別シス
    テムにおいて、 光源は可視光以外の光を放つ光源又はフィルタを介して
    可視光以外の光を放つフィルタ付き光源であることを特
    徴とする個体識別システム。
  11. 【請求項11】 請求項8、9又は10に記載の個体識
    別システムにおいて、 日常の業務又は生活上、出入りする場所に設置されるこ
    とにより、日常の業務又は生活において被写体又はそれ
    に付随する器具の衛生管理あるいは健康管理に使用され
    ることを特徴とする個体識別システム。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれかに記載の個
    体識別システムにおいて、 被写体は個体の虹彩であることを特徴とする個体識別シ
    ステム。
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