JP2007185024A - スイッチング素子の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄道車両の電力変換装置に使用するゲート駆動装置おいて、電気信号にて情報伝送するゲート駆動装置において同時オン防止機能を搭載し、かつゲート駆動装置が小型となるスイッチング素子のゲート駆動装置を提供する。
【解決手段】ゲート駆動装置には、IGBTのエミッタと同電位となる主回路電位領域と、論理部と同電位となる論理部電位領域の2種類の電位領域を設け、IGBTのオンオフ情報は論理部電位領域から他のゲート駆動装置に伝達する。
【選択図】図1

Description

本発明は電力変換装置用スイッチング素子の駆動装置に係り、特に複数の駆動装置間の同時オンによるアーム短絡を防止する駆動装置に関する。
現在、鉄道車両の電力変換装置にはスイッチング素子にIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を使ったIGBTインバータが広く使われている。IGBTインバータはIGBTと、IGBTを駆動するための指令を出す論理部、及びその指令を受け取りIGBTを駆動するゲート駆動装置から構成されている。論理部とゲート駆動装置の間は、高い絶縁を確保しつつ指令をやり取りしなければならないため、光ファイバなどを使った光伝達手段が広く使われている。
また、インバータの上下アームのIGBTが何からのトラブルで同時にオンしてしまい過電流が流れて装置が破壊に至る、いわゆるアーム短絡を防止するために、上下アームのゲート駆動装置でインターロックを取る技術が、特許文献1および特許文献2に開示されている。上下アームの同時オン防止回路において、電位が異なる上下アームのゲート駆動装置間で直接通信する場合には光ファイバ等の光信号伝送による接続が通常行われている。
また、論理部とゲート駆動装置を電線にて接続して電気信号にて情報伝送し、ゲート駆動装置上で論理部電位とIGBT側の高圧電位の絶縁を確保する技術も例えば、特許文献3に記載されている。
特開昭56−141782号公報 特開平8−298786号公報 特開2001−238432号公報
しかしながら、長尺の光ファイバを光伝送に使用する従来技術では、ゲート駆動装置の組立時やメンテナンス時に誤って光ファイバを破損しやすいという問題点がある。また、電気信号にて情報伝送するゲート駆動装置では、上下アーム同時オン防止機能を設けるとさらに対アームの電位領域を同一ゲート駆動装置上に設ける必要があり、絶縁確保するためにゲート駆動装置が大型になるという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解決するものであって、電気信号にて情報伝送するゲート駆動装置において同時オン防止機能を搭載し、かつゲート駆動装置が小型となるスイッチング素子のゲート駆動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のゲート駆動装置は、IGBTのエミッタと同電位となる第1の電位領域と、第1の電位領域と絶縁された第2の電位領域の2種類の電位領域を設け、全てのゲート駆動装置において前記第2の電位領域は論理部と同電位とする。また、上下アーム間で同時オンした場合にアーム短絡となるゲート駆動装置間において、IGBTのオンオフ情報を第2の電位領域から他のゲート駆動装置に伝達する。
本発明によれば、第1の電位領域と第2の電位領域との間の信号伝送に必要となる大型・高コストの高絶縁信号送受信回路を減らすことが可能である。また、第1の電位領域と第2の電位領域との間で必要な絶縁耐圧を、電力変換装置の電源電圧より小さくすることが可能であり、第1の電位領域と第2の電位領域との間で絶縁確保のために必要となるスペースが狭く、ゲート駆動装置の小型化が可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例のゲート駆動回路を2レベル電力変換装置に適用した場合を示している。上アームのスイッチチング素子であるIGBTのオンオフを上アームのゲート駆動回路で制御し、また、下アームのスイッチチング素子であるIGBTのオンオフを下アームのゲート駆動回路で制御して、2つのスイッチング素子のオンオフにより、2レベルの信号を出力する。
図1において、1はIGBTの駆動信号を生成する論理部、2と3はそれぞれ上アームのゲート駆動回路、下アームのゲート駆動回路、4と5はそれぞれ上アームのIGBT、下アームのIGBT、11と21はそれぞれIGBTのエミッタ電位と同電位になる第1の電位領域(高圧主回路電位領域)、12と22はそれぞれ上下アームのゲート駆動回路にて論理部と同電位となる第2の電位領域(論理部電位領域)、181、183、281および283は電気信号を光信号に変換するインターフェイス回路、182、184、282および284は光信号を電気信号に変換するインターフェイス回路、151、152、251および252は光により信号を伝達する高絶縁信号伝達回路、16と26はAND回路、17と27はゲート出力段回路、111、211は論理部1からの駆動信号をIGBTのゲート駆動装置に伝達する論理部指令信号線、112と212はインターフェイス回路182および282で受信したゲート駆動信号をゲート出力段回路17、27に伝える信号線、113と213はゲート出力段回路17、27の動作状態を伝えるフィードバック信号線、114は上アームのゲート駆動回路2の動作状態、すなわちIGBT4のオンオフ情報を下アームのゲート駆動回路3に伝える同時オン防止信号線、214は下アームのゲート駆動回路3の動作状態を上アームのゲート駆動回路2に伝える同時オン防止信号線、115は論理部1からのIGBT駆動信号と下アームのゲート駆動回路3からの同時オン防止信号をAND回路16によりAND演算したオン・オフ指令をインターフェイス回路181に伝える指令線、215は論理部1からのIGBT駆動信号と上アームのゲート駆動回路2からの同時オン防止信号をAND回路26によりAND演算したオン・オフ指令をインターフェイス回路281に伝える指令線である。
上アームのゲート駆動回路2と下アームのゲート駆動回路3は同一構成であるため、上アームのゲート駆動回路2で動作を説明する。論理部1からのIGBT駆動信号は論理部指令信号線111を介して、論理部と同電位である上アームのゲート駆動回路2の論理部電位領域12に搭載しているAND回路16に伝えられる。AND回路16では下アームのゲート駆動回路3のオンオフ状態を伝える同時オン防止信号線214の信号とIGBT駆動信号のANDをとり、両方Hiレベルの場合にオン信号を出力する。AND回路16の出力信号は電気信号であり、インターフェイス回路181にて電気信号を光信号に変換する。変換された光信号は高圧絶縁信号伝達回路151を介して高圧主回路電位領域11にあるインターフェイス回路182に伝えられる。インターフェイス回路182では再び光信号を電気信号に変換し、変換された電気信号は信号線112を介してゲート出力段回路17に伝えられる。AND回路16からオン信号が出力された場合には、ゲート出力段回路17では上アームのIGBT4のゲートをIGBTのしきい値電圧を超える電圧に充電することでIGBT4をオンさせる。
また、ゲート出力段回路17では、IGBT4をオンさせると同時にフィードバック信号線113をLoレベルに引き下げ、下アームのゲート駆動装置3に上アームのIGBT4がオンしたことを伝達する。フィードバック信号線113の信号はインターフェイス回路183、高絶縁信号伝達回路152,インターフェイス回路184を介して論理部電位領域12にある同時オン防止信号線114に伝えられる。同時オン防止信号線114は下アームのゲート駆動回路3の論理部電位領域22にあるAND回路26に接続しており、フィードバック信号線113がLoレベルの場合、同時オン防止信号線114もLoレベルとなり、AND回路26では論理部1からのIGBT駆動信号によらずに常時オフ信号を出力して、下アームのIGBT5がオンすることを防止する。これにより、上アームのIGBT4がオンしている状態では下アームのIGBT5がオンしないように保護する、いわゆる同時オン防止機能を実現している。
一方、AND回路16において、論理部1からのIGBT駆動信号と下アームのゲート駆動回路の状態を伝える同時オン防止信号線214の信号のいずれか一方がLoレベルの場合にはインターフェイス回路181にオフ信号を出力する。この場合、ゲート出力段回路17はIGBT4のゲートを放電させて、IGBT4のゲートをIGBTのしきい値電圧を下回る電圧に抑えることでIGBT4をオフさせる。また、ゲート出力段回路17はIGBT4をオフさせると同時に、フィードバック信号線113をHiレベルに引き上げIGBT2がオフしたことを伝達する。フィードバック信号線113の信号はインターフェイス回路183、高絶縁信号伝達回路152、インターフェイス回路184を介して同時オン防止信号線114に伝えられる。同時オン防止信号線114がHiレベルであるため、下アームのAND回路26では論理部指令信号線211がHiレベルであればオン信号を出力し、論理部指令信号線211がLoレベルであればオフ信号を出力する。
本実施例1の特徴を従来例の図7と対比させながら説明する。図7において上アームのゲート駆動回路2と下アームのゲート駆動回路3は同一構成であるため、上アームのゲート駆動回路2で動作を説明する。
図7において、下アームのIGBT5のオンオフ情報はフィードバック信号線213から直接上アームのゲート駆動装置2に伝達する。よって、上アームのゲート駆動回路2では下アームのIGBTエミッタ電位と同電位となる第3の電位領域(対アーム主回路電位領域)13が必要となる。これに対して、図1の本実施例では上アームのゲート駆動装置2には異なる電位領域は2種類であるため、絶縁確保に必要なスペースを設ける箇所は少なくて済むという特徴がある。
さらに、論理部電位領域12は図示していない電力変換装置の正側電源電位と負側電源電位の間の任意の電位に設定できる。このため、高圧主回路電位領域11と論理部電位領域12の間の距離r1を電源電圧の絶縁を確保するのに必要な距離r2より短くすることが可能であるという特徴がある。
例えば、電力変換装置の電源電圧を1500Vとして、論理部電位領域12の電位を正側電源電位と負側電源電位の中間電位に設定した場合について説明する。一般に電圧1500Vの絶縁を確保するために必要な距離r2は30mmであることが知られている。これに対し、高圧主回路電位領域11と論理部電位領域12では電源電圧の半電圧750Vの絶縁を確保すればよいため、絶縁確保に必要な距離r1は20mmであることが知られている。絶縁確保に必要な距離が10mm短くなっているためゲート駆動装置を小型にできる。
なお、図1の高絶縁信号伝達回路としては、パルストランスや、高耐圧のフォトカプラ、また従来の光ファイバの長さを短縮したものや、高絶縁のキャパシタンスを使った方法などが考えられる。パルストランスや高絶縁のキャパシタンスを使った場合には、図1に示したインターフェイス回路は不要となる。また、パルストランスや高絶縁のキャパシタンスは光ファイバやフォトカプラなどの光部品より寿命が長く、鉄道用電力変換器においてはより好ましい。
また、図1の実施例1では論理部1からのIGBT駆動信号と下アームのゲート駆動装置3から下アームのIGBT5オンオフ情報を伝達した信号をAND回路16でANDをとる構成を示しているが、論理部指令信号線111と同時オン防止信号線214を論理部電位領域12で直接接続してワイヤードORをとることにより、AND回路16を不要した構成でも同様の効果を得る。
図2は、本発明の第2の実施例のゲート駆動回路を2レベル電力変換装置に適用した場合を示している。上アームのゲート駆動回路2と下アームのゲート駆動回路3は同一構成であるため、上アームのゲート駆動回路2で動作を説明する。第1の実施例と異なる点は同時オン防止信号線114を論理部1に接続し、論理部1を介して下アームのゲート駆動装置3に上アームのIGBT4のオンオフ情報を伝達する点である。図2の構成でも図1の構成と同様の効果を得ることができる。さらに、論理部1にて上アームのIGBT駆動信号と上アームのIGBT4のオンオフ情報を比較し、オンオフ状態が異なっている場合には下アームのIGBT5のオン動作を禁止する機能を設けた場合には、論理部側でも同時オン防止機能を実現できる。このため、論理部に設けた同時オン防止機能とゲート駆動装置間のインターロックによる同時オン防止機能のいずれか一方が故障しても、もう一方の同時オン防止機能でアーム短絡を防止できるため、電力変換装置の安全性が向上するという特徴がある。
図3は、本発明の第3の実施例のゲート駆動回路を2レベル電力変換装置に適用した場合を示している。上アームのゲート駆動回路2と下アームのゲート駆動回路3は同一構成であるため、上アームのゲート駆動回路2で動作を説明する。第1の実施例と異なる点は同時オン防止信号線114に伝えられる上アームのIGBT4のオンオフ情報に関して、同時オン防止信号線114を分岐させることにより、論理部1と下アームのゲート駆動回路3の両方に上アームのIGBT4のオンオフ情報を伝達するということである。図7に示す従来の実施例では、論理部1と下アームのゲート駆動回路3の両方に上アームのIGBT4のオンオフ情報を伝達するためには、論理部電位領域12および対アーム主回路電位領域13から上アームのIGBT4のオンオフ情報を出力するため、高絶縁信号伝達回路およびインターフェイス回路を1組追加しなければならないが、本発明ではゲート駆動装置内の部品追加を行うことなく論理部1と下アームのゲート駆動装置3の両方にIGBT4のオンオフ情報を伝達できるという特徴がある。また、実施例2と比較すると上アームのゲート駆動装置2と下アームのゲート駆動装置3を直接接続しているため、オンオフ情報の伝達遅延時間を短縮でき、信号遅延による保護動作遅延を防止できるという特徴もある。
次に、図4は、3レベル電力変換装置の1相分の回路にゲート駆動回路を適用した例を示し、図5は、3レベル電力変換装置の1相分の回路にゲート駆動回路を適用した他の例を示している。
図4の回路において、トラブルにより誤ってオンして過電流が流れるケースとして、IGBT93〜IGBT95が同時にオンした場合(P−C間短絡)、IGBT94〜IGBT96が同時にオンした場合(C−N間短絡)、IGBT93〜IGBT96全てが同時にオンした場合(P−N間短絡)がある。ゲート駆動装置103とゲート駆動装置105間、およびゲート駆動装置104とゲート駆動装置106間で同時オン防止機能を搭載することにより全てのアーム短絡モードを防止できる。よって、実施例1から実施例3の構成をそのまま適用できる。
図5の回路において、トラブルにより誤ってオンして過電流が流れるケースとして、IGBT73とIGBT75が同時にオンした場合(P−C間短絡)、IGBT74とIGBT76が同時にオンした場合(C−N間短絡)、IGBT73とIGBT76全が同時にオンした場合(P−N間短絡)がある。実施例1から実施例3の構成では上記3種類の短絡モードのうち、P−C間短絡およびC−N間短絡の2種類の短絡モードしか防げない。
図6は、本発明の第4の実施例のゲート駆動回路を、たとえば、図5の3レベル電力変換装置に適用した場合を示している。実施例3では、3種類全ての短絡モードを防ぐことができる。図1の実施例と異なる点についてIGBT73のゲート駆動回路83にて動作説明をする。
図6において、論理部1からのIGBT駆動信号は論理部指令信号線311を介して論理部電位領域32にあるAND回路36に伝えられる。このAND回路36では同時オンするとアーム短絡となるIGBT75のオンオフ状態を伝える同時オン防止信号線514の信号、およびIGBT76のオンオフ状態を伝える同時オン防止信号線614の信号の計3種類の信号のANDをとり、全てHiレベルの場合にのみインターフェイス回路381、高絶縁信号伝達回路351、インターフェイス回路382、信号線312を介して、ゲート出力段回路37にオン信号を出力し、1つでもLoレベルの信号がある場合にはゲート出力段回路37にオフ信号を出力する。
IGBT73がオンした場合、ゲート出力段回路37はフィードバック信号線313をLoレベルに引き下げ、IGBT75ゲート駆動回路85とIGBT76ゲート駆動回路86にIGBTがオンしたことを伝達する。同時オン防止信号線314がLoレベルになるためにIGBT75ゲート駆動回路85のAND回路56ではオフ信号を出力し、IGBT75がオンするのを防止する。同様にして、IGBT76ゲート駆動回路86のAND回路66でもオフ信号を出力し、IGBT76がオンするのを防止する。これにより、IGBT73がオンしている状態ではIGBT75およびIGBT76がオンしないように保護する、いわゆる同時オン防止機能を実現している。
本発明の実施例1〜3では同時オンによりアーム短絡状態となる対アームのIGBTが2個以上存在する場合、それぞれのIGBTのエミッタ電位が異なる。よって、IGBT1個につき大型・高コストの高絶縁信号伝達回路およびインターフェイス回路が1組必要となるため、回路規模が増大し、ゲート駆動装置の大型化が避けられない。これに対して、図6に示された実施例4のゲート駆動回路では論理部電位領域内でIGBT駆動信号と同時オン防止信号のAND演算を行っているため、同時オンによりアーム短絡状態となる対アームのIGBTの個数に関係なく高絶縁信号伝達回路およびインターフェイス回路は2組で済み、ゲート駆動装置の小型化が可能であるという特徴がある。さらに、論理部指令信号線と同時オン防止信号線を直接接続してワイヤードORをとることにより、AND回路を不要した構成では、ゲート駆動回路83から86に関して全て同じ構成となるとなるため、ゲート駆動装置の共通化が可能であるという特徴がある。
また、上記全ての実施例に関してスイッチング素子としてIGBTの例を述べたが、MOSFETやバイポーラトランジスタ、GTO等のパワー半導体スイッチング素子でも全く同様の効果を得ることが出来る。
本発明は、電気信号にて論理部とゲート駆動装置間、およびスイッチング素子の同時オンによりアーム短絡となるゲート駆動装置間にて情報を伝送するゲート駆動装置を必要とする電力変換装置に利用できる。特に、鉄道、圧延機、電力関係の高電圧が必要となる分野において、絶縁確保のためのスペースを小さくできることによるゲート駆動装置の小型化の効果が大きくなる。
本発明の第1実施例であるゲート駆動回路を2レベル電力変換装置に適用した場合を示す図である。 本発明の第2実施例であるゲート駆動回路を2レベル電力変換装置に適用した場合を示す図である。 本発明の第3実施例であるゲート駆動回路を2レベル電力変換装置に適用した場合を示す図である。 3レベル電力変換装置の1相分の回路構成にゲート駆動回路を適用した例を示す図である。 3レベル電力変換装置の1相分の回路構成にゲート駆動回路を適用した他の例を示す図である。 本発明の第4の実施例であるゲート駆動回路を3レベル電力変換装置に適用した場合を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
1 論理部
2 上アームのゲート駆動回路
3 下アームのゲート駆動回路
4 上アームのIGBT
5 下アームのIGBT
11,21,31,41,51,61 第1の電位領域(高圧主回路電位領域)
12,22,32,42,52,62 第2の電位領域(論理部電位領域)
13,23 第3の電位領域(対アーム電位領域)
151,152,153,251,252,253,351,352,451,452,551,552,651,652 高絶縁信号伝達回路
16,26,36,46,56,66 AND回路
17,27,37,47,57,67 ゲート出力段回路
181,183,185,281,283,285,381,383,481,483,581,583,681,683, 電気→光信号変換インターフェイス回路
182,184,186,282,284,286,382,384,482,484,582,584,682,684 光→電気信号変換インターフェイス回路
111,211,311,411,511,611 論理部指令信号線
112,212,312,412,512,612 信号線
113,118,213,218,313,413,513,613 フィードバック信号線
114,214,314,414,514,614 同時オン防止信号線
115,116,215,216,315,415,515,615 指令線
117,217 対アーム信号線
71,72,91,92 フィルタコンデンサ
73,74,75,76,93,94,95,96 3レベル電力変換装置に使用したIGBT
83,84,85,86,103,104,105,106 3レベル電力変換装置に使用したゲート駆動回路
97,98 クランプダイオード

Claims (9)

  1. 電力変換装置のスイッチング素子のオンとオフを制御する駆動装置で、前記スイッチング素子のオンオフ指令を発生する機能を有する論理部から前記駆動装置に伝達する駆動指令、および、前記駆動装置と、前記スイッチング素子と同時にオンした場合にアーム短絡となる他のスイッチング素子のオンオフを制御する他の駆動装置との間で伝達するスイッチング素子のオンオフ情報を電気信号として送受信する駆動装置において、
    前記ゲート駆動装置の信号送受信部に前記スイッチング素子の主回路電位と同電位となる第1の電位領域と、前記第1の電位領域から絶縁された第2の電位領域の2種類の電位領域を設けて、前記第2の電位領域は前記論理部と同電位とすることを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、
    前記駆動回路が制御する前記スイッチング素子のオンオフ情報を、前記スイッチング素子の主回路電位と同電位となる第1の電位領域から、前記第1の電位領域から絶縁された前記論理部と同電位の第2の電位領域に伝え、前記他のスイッチング素子を制御する前記他の駆動装置に伝達することを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の駆動装置において、
    前記論理部から伝達された前記駆動指令と他の駆動装置から伝達された前記他のスイッチング素子のオンオフ情報とを前記第2の電位領域においてAND演算することを特徴とする駆動装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の駆動装置において、
    前記論理部から前記駆動指令を伝達するのに必要となる第1の信号線と、他の駆動装置から前記他のスイッチング素子のオンオフ情報を伝達するのに必要となる第2の信号線とを、第2の電位領域内で直結することを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記駆動装置が制御するスイッチング素子のオンオフ情報は前記論理部を経由して前記他の駆動装置に伝達することを特徴とする駆動装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記駆動装置が制御するスイッチング素子のオンオフ情報を前記第2の電位領域において分配し、一方は前記論理部に伝達し、他方は前記他の駆動装置に伝達することを特徴とする駆動装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記第1の電位領域と前記第2の電位領域間の信号伝達に高耐圧フォトカプラや短い光ファイバ等の光素子を用いることを特徴とする駆動装置。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記第1の電位領域と前記第2の電位領域間の信号伝達にパルストランスや高絶縁キャパシタ等の光部品をを用いないことを特徴とする駆動装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記スイッチング素子がIGBTであり、前記駆動装置がIGBTのスイッチングを制御するゲート駆動装置であることを特徴とする駆動装置。
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