JP2007184455A - 電子回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】半田が充填されるべきスルーホールに空洞が生じるのを防止することにより、電子部品の基板裏面への放熱性および半田付けの信頼性を向上させるようにした電子回路基板を提供する。
【解決手段】電子部品が半田付けされる位置にスルーホール(11)を設けると共に、基板裏面(1B)においてスルーホール(11)の周囲に枠状の半田流出阻止層(13,14)を設けることで、スルーホール(11)から基板裏面(1B)に流出しようとする半田を塞き止め、スルーホール(11)内に半田を充填する。また、枠状の半田流出阻止層(13,14)に切れ目部(13a,14a)を形成することで、スルーホール(11)内の充填量を超える余剰な半田を半田流出阻止層(13,14)の枠外に逃がす。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子回路基板に関し、特に、電子部品が半田付けされる位置に設けられたスルーホールに半田を充填することによって前記電子部品の放熱性を向上させるようにした電子回路基板に関する。
従来、電子回路基板において、電子部品(例えばFETなどの発熱素子)が半田付けされる位置にスルーホールを設けておき、電子部品を半田付けする際にそのスルーホールに半田を充填することにより、電子部品が発生した熱を前記スルーホールに充填された半田を介して基板裏面に逃すようにした技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−318579号公報
しかしながら、上記した従来技術では、スルーホールに半田を充填する際、溶融した半田がスルーホールから基板裏面(電子部品が半田付けされる面の裏面)に流出してスルーホール内に空洞が形成され、電子部品の放熱性が低下するおそれがあった。また、半田がスルーホールから基板裏面に流出することにより、電子部品の半田付けが不完全となるおそれがあり、信頼性の点でも改善の余地を残していた。
従ってこの発明の目的は上記した課題を解決し、半田が充填されるべきスルーホールに空洞が生じるのを防止することにより、電子部品の基板裏面への放熱性および半田付けの信頼性を向上させるようにした電子回路基板を提供することにある。
上記した課題を解決するため、本発明に係る電子回路基板にあっては、電子部品が半田付けされる位置に設けられるスルーホールと、前記電子部品が半田付けされる面の裏面において前記スルーホールの周囲に設けられる枠状の半田流出阻止層とを備える共に、前記枠状の半田流出阻止層に少なくとも1箇所の切れ目部を形成したことを特徴とする。
また、本発明に係る電子回路基板にあっては、電子部品が半田付けされる位置に設けられるスルーホールと、前記電子部品が半田付けされる面の裏面に半田付けされる放熱板と、前記放熱板において前記スルーホールと対峙する部位の周囲に設けられる枠状の半田流出阻止層とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電子回路基板にあっては、電子部品が半田付けされる位置に設けられるスルーホールと、電子部品が半田付けされる面の裏面においてスルーホールの周囲に設けられる枠状の半田流出阻止層とを備えるように構成したので、スルーホールから基板裏面(電子部品が半田付けされる面の裏面)に流出しようとする半田を半田流出阻止層によって塞き止めることができる。そのため、スルーホールに充填されるべき半田が基板裏面に流出するのが抑制されてスルーホール内に空洞が生じるのを防止することができ、電子部品の基板裏面への放熱性および半田付けの信頼性(電子部品と基板パターンの電気的接続の信頼性)を向上させることができる。
また、枠状の半田流出阻止層に少なくとも1箇所の切れ目部を形成するように構成したので、スルーホール内の充填量を超える余剰な半田を半田流出阻止層の枠外に逃がすことができる。そのため、電子部品の浮きを防止することができ、半田付けの信頼性をより向上させることができる。
また、本発明に係る電子回路基板にあっては、電子部品が半田付けされる位置に設けられるスルーホールと、電子部品が半田付けされる面の裏面に半田付けされる放熱板と、放熱板においてスルーホールと対峙する部位の周囲に設けられる枠状の半田流出阻止層とを備えるように構成したので、放熱板を基板裏面(電子部品が半田付けされる面の裏面)に半田付けするのに使用される半田のうち、半田流出阻止層の枠内に塗布された半田をスルーホール内に充填することができる。そのため、スルーホール内に空洞が生じるのを防止でき、電子部品の基板裏面への放熱性および半田付けの信頼性を向上させることができる。
以下、本発明に係る電子回路基板を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る電子回路基板の断面図である。
図1において、符号1は電子回路基板(以下、単に「基板」という)を示す。電子回路基板1は、ガラスエポキシ樹脂などから形成される。基板1の一方の面(以下「半田付け面」という)1Aには、電子部品2が半田付けされる。電子部品2は、例えばFETなどの発熱素子である。また、基板1の他方の面(以下「基板裏面」または単に「裏面」という)1Bには、放熱板3が半田付けされる。放熱板3は、熱伝導性の高い金属、例えば銅から形成される。尚、放熱板3に、半田付け可能、または半田ねれ性を向上させることによって機械的にも電気的に安定して取り付けられるように、適宜な表面処理を施してもよい。
基板1の半田付け面1Aには、ゲート電極接続用ランド4と、ソース電極接続用ランド5と、ドレイン電極接続用ランド6とが、基板パターンの一部として形成される。電子部品2は、ゲート電極7、ソース電極8およびドレイン電極9を備え、各電極7,8,9がそれぞれ上記した各ランド4,5,6に半田10によって半田付けされることにより、半田付け面1Aに表面実装される。
基板1において電子部品2が半田付けされる位置、具体的には、電子部品2のソース電極8が半田付けされる位置(即ち、ソース電極接続用ランド5)には、スルーホール11が複数個設けられる。スルーホール11は、その壁面に銅メッキが施されると共に、内部の空間に半田10が充填される。
基板裏面1Bにおいてスルーホール11の周囲には、複数の半田流出阻止層13,14が形成される。半田流出阻止層13,14は、半田レジストからなる。以下、半田流出阻止層13を「第1の半田流出阻止層」と呼び、半田流出阻止層14を「第2の半田流出阻止層」と呼ぶ。
また、基板裏面1Bには、第1および第2の半田流出阻止層13,14を除くその全面に半田層15が形成される。図示の如く、第1および第2の半田流出阻止層13,14は、半田層15よりも厚みが大きくなるように形成される。
基板裏面1Bの半田層15には、半田10および半田16によって放熱板3が半田付けされる。尚、半田層15は接地電位(グラウンド)とされ、スルーホール11内の銅メッキと半田10を介し、半田付け面1Aのソース接続用ランド5と電気的に接続される。これにより、電子部品2のソース電極5は接地させられる。
図2は、基板裏面1Bの平面図である。図2において、第1の半田流出阻止層13を右上がりの斜線で示し、第2の半田流出阻止層14を右下がりの斜線で示す。
図2に示すように、スルーホール11は計4個形成される。第1および第2の半田流出阻止層13,14は、それぞれ平面視において矩形の枠状を呈し、計4個のスルーホール11の周囲を囲むように形成される。具体的には、スルーホール11の周囲を囲むように第1の半田流出阻止層13が形成され、さらに第1の半田流出阻止層13の周囲を囲むように第2の半田流出阻止層14が形成される。
第1の半田流出阻止層13には、その枠内と枠外を連通する切れ目部13aが複数形成される。同様に、第2の半田流出阻止層14にもその枠内と枠外を連通する切れ目部14aが複数形成される。図示の如く、第1の半田流出阻止層13にはその各辺(矩形の各辺)に1箇所ずつ計4箇所の切れ目部13aが形成される一方、第2の半田流出阻止層14にはその各辺に2箇所ずつ計8箇所の切れ目部14aが形成される。
尚、各スルーホール11の直径は例えば0.5mm程度である。また、各半田流出阻止層13,14は、幅が例えば1.0mm程度、半田層15から突出した部位の厚みが例えば0.2mm程度とされる。また、切れ目部13a,14aの幅は、例えば0.5mm程度に設定される。但し、図では見易さを優先し、スルーホール11の直径や半田流出阻止層13,14の幅、切れ目部13a,14aの幅などは必ずしも上記した寸法の比率に合致していない。
次いで、基板1への電子部品2と放熱板3の実装工程について説明する。図3は、その工程を表す工程図である。
先ず、基板1にゲート電極接続用ランド4、ソース電極接続用ランド5、ドレイン電極接続用ランド6、スルーホール11、半田流出阻止層13,14および半田層15を形成した後、各ランド4,5,6にペースト状の半田10を印刷によって塗布する(図3の(a))。
次いで、半田10が塗布された各ランド4,5,6に電子部品2の各電極7,8,9を載置し、加熱炉で例えば180℃程度まで加熱して半田10を溶融させる。このとき、ソース電極接続用ランド5に塗布された半田10はスルーホール11の内部に流入する。スルーホール11に流入した半田10はさらに基板裏面1Bに流出しようとするが、その流れは半田流出阻止層13,14によって塞き止められる。つまり、スルーホール11から基板裏面1Bに流出しようとする半田10は、半田流出阻止層13,14によって塞き止められ、裏面1Bへの広がりが抑制される。そのため、スルーホール11の内部には半田10が隙間なく充填され、空洞は生じない(図3の(b))。
尚、スルーホール11内の充填量を超える余剰な半田は、各半田流出阻止層13,14に形成された切れ目部13a,14aから各半田流出阻止層13,14の枠外に流出される。そのため、余剰半田による電子部品2の浮きも生じない。このように、切れ目部13a,14aは、余剰半田の排出路として機能する。
次いで、基板裏面1Bに放熱板3を実装する。放熱板3の表面(基板裏面1Bに半田付けされる面)3Aには、ペースト状の半田16が印刷によって塗布される。尚、半田16は、放熱板3の表面3Aに基板1を載置したときに、第2の半田流出阻止層14の枠外に位置するように塗布される(図3の(b))。
放熱板3の実装は、放熱板3の表面3Aに基板1を載置して再度加熱炉で180℃程度まで加熱することによって行う。これにより、半田16および半田10が溶融し、放熱板3が基板裏面1Bに半田付けされる(図3の(c))。
このように、本発明の第1実施例に係る電子回路基板1にあっては、電子部品2が半田付けされる位置にスルーホール11を設けると共に、基板裏面1B(電子部品2が半田付けされる面(半田付け面1A)の裏面)においてスルーホール11の周囲に枠状の半田流出阻止層13,14を設けるように構成したので、スルーホール11から基板裏面1Bに流出しようとする半田10を塞き止めることができる。そのため、スルーホール11に充填されるべき半田10が基板裏面1Bに流出するのが抑制され、スルーホール11内に空洞が生じるのを防止することができ、電子部品2の基板裏面1Bへの放熱性および半田付けの信頼性(電子部品2と基板パターン(ソース電極接続用ランド5)の電気的接続の信頼性)を向上させることができる。
また、枠状の半田流出阻止層13,14に切れ目部13a,14aを形成するように構成したので、スルーホール11内の充填量を超える余剰な半田を半田流出阻止層13,14の枠外に逃がすことができる。そのため、電子部品2の浮きを防止することができ、半田付けの信頼性をより向上させることができる。
さらに、半田流出阻止層を複数、具体的には、第1の半田流出阻止層13と第2の半田流出阻止層14の計2個設けると共に、各半田流出阻止層13,14のそれぞれに切れ目部13a,14aを形成するように構成したので、スルーホール11から流出する半田10の量をより精緻に調整することができる。そのため、スルーホール11内の空洞の発生と余剰半田による電子部品2の浮きをより効果的に防止することができる。
尚、上記実施例において、半田流出阻止層13,14を半田レジストで形成するようにしたが、半田10,16の溶融温度で溶融しない材料であれば、半田レジスト以外で半田流出阻止層を形成してもよい。また、電子部品2の例としてFETを例に挙げたが、他の発熱素子であってもよいのはいうまでもない。
また、半田流出阻止層を第1の半田流出阻止層13と第2の半田流出阻止層14の計2個設けるようにしたが、1個あるいは3個以上設けてもよい。同様に、スルーホール11の数も上記(4個)に限定されるものではない。また、各半田流出阻止層13,14の形状(枠形状)を平面視において矩形としたが、スルーホール11の周囲を囲む形状であれば円形などの他の形状であってもよい。さらに、各半田流出阻止層13,14に設けられた切れ目部13a,14aの数や場所も上記に限られるものではなく、各半田流出阻止層13,14のそれぞれの任意の場所に、少なくとも1箇所ずつ設ければよい。また、切れ目部13a,14aは、必ずしも半田流出阻止層13,14が形成されていない部位である必要はなく、半田流出阻止層の他の部位と比較して厚みが小さい部位であってもよい。
次いで、本発明の第2実施例に係る電子回路基板について説明する。図4は、本発明の第2実施例に係る電子回路基板の断面図である。尚、以下の説明において、第1実施例と同様な構成には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4に示すように、第2実施例に係る電子回路基板(以下「基板」という)100は、その一方の面(半田付け面)100Aに電子部品2が半田付けされ、他方の面(基板裏面)100Bに放熱板300が半田付けされる。尚、第1実施例と同様に、基板100はガラスエポキシ樹脂などから形成され、放熱板300は熱伝導性の高い銅などの金属から形成される。
基板100の半田付け面100Aには、ゲート電極接続用ランド4と、ソース電極接続用ランド5と、ドレイン電極接続用ランド6とが形成され、基板裏面100Bには、その全面にわたって半田層15が形成される。ソース電極接続用ランド5と半田層15は、スルーホール11内の銅メッキと半田を介し、電気的に接続される。
また、放熱板300の表面(基板裏面100Bに半田付けされる面)300Aにおいて、スルーホール11と対峙する部位(符号302で示す)の周囲には、枠状の半田流出阻止層304が設けられる。半田流出阻止層304は、半田レジストからなる。
図5は、放熱板300の表面300Aの平面図である。図5に示すように、半田流出阻止層304は平面視において矩形の枠状を呈し、スルーホール11と対峙する部位302の周囲を囲むように形成される。また、半田流出阻止層304には、その枠内と枠外を連通する切れ目部304aが形成される。切れ目部304aは、半田流出阻止層304の角部(矩形の角部)に1箇所形成される。半田流出阻止層304の幅は例えば1.0mm程度、厚みは例えば0.2mm程度であり、切れ目部304aの幅は例えば0.5mm程度に設定される。
尚、図5で符号306,307は、放熱板300の表面300Aに塗布された溶融前の半田を示す。図示の如く、表面300Aには、半田流出阻止層304の枠内と枠外の両方に半田が塗布される。
次いで、基板100への電子部品2と放熱板300の実装工程について説明する。図6は、その工程を表す工程図である。
先ず、基板100にゲート電極接続用ランド4、ソース電極接続用ランド5、ドレイン電極接続用ランド6、スルーホール11および半田層15を形成した後、各ランド4,5,6にペースト状の半田10を印刷によって塗布する(図6の(a))。
次いで、半田10が塗布された各ランド4,5,6に電子部品2の各電極7,8,9を載置し、加熱炉で例えば180℃程度まで加熱して半田10を溶融させる。このとき、ソース電極接続用ランド5に塗布された半田10はスルーホール11の内部に流入する。スルーホール11に流入した半田10はさらに基板裏面1Bに流出し、スルーホール11の内部には空洞が生じる場合がある(図6の(b))。
次いで、放熱板300の表面300Aに基板100を載置して再度加熱炉で180℃程度まで加熱する。これにより、半田306および半田307が溶融し、放熱板300が基板裏面100Bに半田付けされる。また、このとき、放熱板300の表面300Aにおいて半田流出阻止層304の枠内に塗布された半田307は、半田流出阻止層304によって表面300Aへの広がりが妨げられ、スルーホール11に充填される(図6の(c))。
尚、放熱板300の半田付け前にスルーホール11内に残存していた空気は、半田流出阻止層304に形成された切れ目部304aから半田流出阻止層304の枠外に流出される。また、スルーホール11内の充填量を超える余剰な半田も、切れ目部304aから半田流出阻止層304の枠外に流出される。そのため、スルーホール11の内部には半田10および半田307が隙間なく充填されると共に、余剰半田による電子部品2の浮きも生じない。このように、切れ目部304aは、空気や余剰半田の排出路として機能する。
このように、本発明の第2実施例に係る電子回路基板100にあっては、基板裏面100Bに半田付けされる放熱板300の表面300Aにおいて、スルーホール11と対峙する部位302の周囲に枠状の半田流出阻止層304を設けるように構成したので、放熱板300を基板裏面100Bに半田付けするのに使用される半田306,307のうち、半田流出阻止層304の枠内に塗布された半田307をスルーホール11内に充填することができる。そのため、スルーホール11内に空洞が生じるのを防止でき、電子部品2の基板裏面100Bへの放熱性および半田付けの信頼性を向上させることができる。
また、半田流出阻止層304に切れ目部304aを形成するように構成したので、スルーホール11内の空気や余剰半田を半田流出阻止層304の枠外に流出させることができる。そのため、スルーホール11の内部に半田10,307を隙間なく充填することができると共に、余剰半田による電子部品2の浮きも防止することができる。
尚、第2実施例において、半田流出阻止層304を半田レジストで形成するようにしたが、半田10,306,307の溶融温度で溶融しない材料であれば、半田レジスト以外で半田流出阻止層を形成してもよい。また、半田流出阻止層を1個のみ設けるようにしたが、第1実施例と同様に複数個設けてもよい。
また、半田流出阻止層304の平面視における形状(枠形状)を矩形としたが、部位302の周囲を囲む形状であれば円形などの他の形状であってもよい。さらに、半田流出阻止層304に設けられた切れ目部304aの数や場所も上記に限られるものではなく、半田流出阻止層304の任意の場所に少なくとも1箇所設ければよい。また、切れ目部304aは、必ずしも半田流出阻止層304が形成されていない部位である必要はなく、半田流出阻止層の他の部位と比較して厚みが小さい部位であってもよい。
また、第1実施例で説明した技術と第2実施例で説明した技術を組み合わせ、基板裏面と放熱板表面の両方に半田流出阻止層を設ける(例えば、内側から交互に半田流出阻止層13、半田流出阻止層304、半田流出阻止層14を配置する)ようにしてもよい。
本発明の第1実施例に係る電子回路基板の断面図である。 図1に示す電子回路基板の裏面の平面図である。 図1に示す電子回路基板への電子部品と放熱板の実装工程を表す工程図である。 本発明の第2実施例に係る電子回路基板の断面図である。 図4に示す放熱板の表面の平面図である。 図4に示す電子回路基板への電子部品と放熱板の実装工程を表す工程図である。
符号の説明
1,100:電子回路基板、 2:電子部品、 3,300:放熱板、 11:スルーホール、 13,14,304:半田流出阻止層、 13a,14a,304a:切れ目部

Claims (4)

  1. 電子部品が半田付けされる位置に設けられるスルーホールと、前記電子部品が半田付けされる面の裏面において前記スルーホールの周囲に設けられる枠状の半田流出阻止層とを備える共に、前記枠状の半田流出阻止層に少なくとも1箇所の切れ目部を形成したことを特徴とする電子回路基板。
  2. 電子部品が半田付けされる位置に設けられるスルーホールと、前記電子部品が半田付けされる面の裏面に半田付けされる放熱板と、前記放熱板において前記スルーホールと対峙する部位の周囲に設けられる枠状の半田流出阻止層とを備えることを特徴とする電子回路基板。
  3. 請求項2に記載の電子回路基板において、
    前記枠状の半田流出阻止層に少なくとも1箇所の切れ目部を形成したことを特徴とする電子回路基板。
  4. 請求項1または3に記載の電子回路基板において、
    前記枠状の半田流出阻止層が複数設けられると共に、前記複数の半田流出阻止層のそれぞれに前記切れ目部が形成されることを特徴とする電子回路基板。
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