JP2007184265A - コネクター及び指示ランプ - Google Patents

Abstract

【課題】組み合わせる電子部品との間に電磁妨害を生じないコネクター及びその指示ランプを提供する。
【解決手段】コネクター４は指示ランプ３及びコネクター本体４１を含む。指示ランプ３は発光部２１及び導光構造３１を有し、導光構造３１は発光部２１から発せられる光線を導き、前述の光線を導光構造３１の発光部２１から離れた一端に導く。導光構３１造の少なくとも一部分は中空構造体３２となる。コネクター本体４１は収納スペース４１１を具え、導光構造３１の少なくとも一部分は収納スペース４１１内に設置される。
【選択図】図３

Description

本発明は指示ランプ（indicator）に関し、特にコネクターに応用される指示ランプに関するものである。

発光ダイオードは、高い耐震性、長い寿命を有し、同時に消費電力が少なく、発熱度が小さいために、その応用範囲は電子製品に普及しており、指示ランプ、光源或いはバックライト光源として使われている。

電子製品は小型化、密集化、高速と多機能の方向に発展しているため、電子素子間で起きる電磁妨害が電子製品の機能と信頼度に対する影響はますます大きくなっている。

コネクターは通信ネットワークコネクター（ＲＪ‐４５）のように、発光ダイオードを指示ランプとして使用し、そうすることでコネクター作動状態を示すのである。しかし通信ネットワークコネクターの操作速度が大幅に高まり、１０Ｍbpsから今１００Ｍbps、１Ｇbpsとなったため、それによって生じた電磁妨害の問題は重要な課題となる。図1を参照すると、従来のコネクターは指示ランプ１１をコネクター１２の後部に設置し、さらに透明材質を利用し製作されているコネクター１２のハウジングにより光を通過させる。この方式は指示ランプ１１をコネクター１２内に置くので、指示ランプ１１及びコネクター１２内の電子素子（例えばフィルターコイル、変圧器）間で電磁妨害が生じ易く、コネクター１２或いはコネクター１２内の電子素子の機能と信頼度が低下する。

よって、いかに、それと組み合わせる電子製品の電磁妨害を避け、電子製品の機能と信頼度を確保できるコネクター及びその指示ランプを提供するかが重要な課題となる。

本発明の目的は、組み合わせる電子製品との間に電磁妨害が生じないコネクター及びその指示ランプを提供することである。

上述の目的を達するために、本発明に基づいた、コネクターは指示ランプ及びコネクター本体を含む。指示ランプは発光部及び導光構造を有している。導光構造は発光部から発せられる光線を導き、且つ、前述の光線を導光構造の発光部から離れた一端に導く。さらに導光構造の少なくとも一部分は中空構造体となる。コネクター本体は収納スペ−スを具え、導光構造の少なくとも一部分は収納スペース内に設置される。

上述の目的を達するために、本発明に基づいた、指示ランプは、コネクターと連結され、発光部及び導光構造を含む。導光構造は発光部から発せられる光線を導き、且つ前述の光線を導光構造の発光部から離れた一端に導く。さらに導光構造の少なくとも一部分は中空構造体である。

上述のごとく、本発明に基づいた、コネクター及びその指示ランプは、指示ランプの導光構造の少なくとも一部分をコネクター本体の収納スペース内に設置し、光を導く素子とするため、指示ランプの発光部をコネクター本体内に設置しなくてもよく、そうすることによって、発光部により生じる電磁放射が有効に隔絶される。よって、コネクター本体内部の電子素子は影響を受けることなく、指示ランプとコネクター本体内部の電子素子間の相互電磁妨害を避けることができ、コネクター及び前述の電子素子の機能と信頼度を確保できる。

本発明の上記に述べた目的、特長、長所等をさらに分り易く、図面をもって下記の通り説明を行う。

図２（a）を参照すると、本発明の好ましい実施形態に基づいた指示ランプ２は、発光部２１及び導光構造２２を含む。前述の発光部２１は、発光ダイオード、有機発光ダイオード或いはそのほかの発光体からなり、発光源となる。

前述の導光構造２２の少なくとも一部分は中空構造体であり、具体的に言うと、導光構造２２は多辺形筒体、円管とすることができ、さらに、導光構造２２の発光部２１から離れた一端を閉鎖面２２１とすることができる。導光構造２２は、発光部２１と相互に対応し、且つ発光部２１から発せられる光線を導き、且つ、前述の光線を導光構造２２の発光部２１から離れた一端（例えば閉鎖面２２１）に導く。導光構造２２の側壁は透明材質、半透明材質或いは不透明材質とできる。また、前述の側壁の内側或いは外側には、必要に応じて反射材料層、光吸収材料層、耐熱材料層或いは抗電磁波層を形成することができる。

図２（b）を参照すると、本発明の好ましい実施形態に基づいたもう一つの指示ランプ３は、発光部２１及び導光構造３１を含み、導光構造３１は中空構造体３２、仲介体３３及び表示部３４を含む。中空構造体３２の側壁は透明材質、半透明材質或いは不透明材質とすることができる。また、前述の側壁の内側或いは外側には、必要に応じて反射材料層、光吸収材料層、耐熱材料層或いは抗電磁波層を形成することができる。

前述の仲介体３３の一端は発光部２１と連接し、もう一端は中空構造体３２と連接され、発光部２１と中空構造体３２の中間伝播媒介となる。仲介体３３は、単独の構造体でもよく、発光部２１或いは中空構造体３２と一体成型とされていてもよい。また、発光部２１と中空構造体３２が同一直線上に位置しない時、仲介体３３は、少なくとも１つの斜面或いは曲面３３１を有し、発光部２１から発せられる光線を中空構造体３２に反射或いは屈折させる。仲介体３３の形は一字型、Ｌ型或いはＵ型とすることができる。仲介体３３はソリッド構造または中空構造とすることができる。仲介体３３側壁の内側或いは外側には、必要に応じ反射材料層、光吸収材料層、耐熱材料層或いは抗電磁波層を形成することができる。

前述の表示部３４は、中空構造体３２の発光部２１から離れた一端と連接され、且つ透明或いは半透明材質で製作される。表示部３４はブロック状体、多辺形体、複数個の凸点を有する構造体或いは板状体であり、中空構造体３２は発光部２１から発せられる光線を表示部３４に導く。

図３を参照すると、本発明の好ましい実施形態に基づいたコネクター４は、二つの指示ランプ３と一つのコネクター本体４１の組み合わせにより構成され、二つの指示ランプ３の仲介体３３が一体成型で製作される。前述のコネクター本体４１は、さらに内部に連接端子及び其の他電子素子を含み、且つ、二つの収納スペース４１１及び一つの正面４１２を有している。コネクター本体４１には、発光部２１がコネクター本体４１の外側に設置され、中空構造体３２の少なくとも一部分が収納スペース４１１内に設置（収容）される。表示部３４は、コネクター本体４１の前端に設置され、且つその発光部２１から離れた表面３４１が正面４１２の開口４１２１と実質的にそろっている。なお表示部３４の表面３４１は、開口４１２１に対し内側に引っ込む或いは突出していてもよい。

図４を参照すると、指示ランプ３において、発光部２１が発射する光線（光路a）は仲介体３３（光路b）、中空構造体３２（光路c）を経由し、最後に表示部３４の表面３４１（光路d）に転送され、それによってコネクター４の作動状態が示される。本実施形態でコネクター４はＲＪ−４５コネクター、ＲＪ−１１コネクター、或いは其の他のタイプのコネクターとすることができる。

図５を参照すると、本発明の好ましい実施形態に基づいた、もう一つのコネクター５は、疎隔部５２及びハウジング５１を含み、前記疎隔部５２は前述のコネクター本体４１を覆い、前記ハウジング５１は前記疎隔部５２を覆う。前記ハウジング５１と前記疎隔部５２の間には前述の収納スペース４１1が存在する。前記ハウジング５１と前記コネクター５は相互分離する構造とすることができる。前記指示ランプ３は、前記ハウジング５１と前記疎隔部５２の間（前述の収納スペース４１１に相当する）に設置されるため、さらに指示ランプ３を保護し、外力の影響を受けないようにすることができる。

上述をまとめると、本発明に基づいた、コネクター及びその指示ランプは、指示ランプの導光構造の少なくとも一部分がコネクター本体の収納スペース内に設置され、それが光ガイト部材となり、指示ランプの発光部をコネクター本体内に設置しなくて良いので、発光部によって引き起される電磁放射が有効に隔絶され、コネクター本体内部の電子部品が影響を受けることがなくなる。よって、指示ランプとコネクター本体内部の電子部品間の相互電磁妨害を避けることができ、コネクター及び前述の電子部品の機能と信頼度を確保できる。

また、本発明の指示ランプは導光構造を採用し光伝播を行い、且つ光信号の伝播効果も良いため、指示ランプ機能を保持し、且つ大幅に製造コストを下げることもできる。

以上、好適な実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれら実施例に限定はされないと解されるべきであり、つまり本発明は、（当業者であれば自明であるような）各種変更および均等なアレンジをカバーするものである。上に掲げた実施例は、本発明の原理を説明するための最良の態様を提示すべく選択し記載したものである。即ち、添付の特許請求の範囲は、かかる各種変更および均等なアレンジが全て包含されるように、最も広い意味に解釈されるべきである。

従来のコネクターの断面図である。 （ａ）は、本発明の好ましい実施形態に基づいた指示ランプの立体分解図である。（ｂ）は、本発明の好ましい実施形態に基づいたもう１つの指示ランプの立体分解図である。 本発明の好ましい実施形態に基づいたコネクターの立体分解図である。 本発明の好ましい実施形態に基づいたコネクターの断面概略図である。 本発明の好ましい実施形態に基づいたもう一つのコネクター断面概略図である。

符号の説明

１１、２、３、 指示ランプ
１２、４、５ コネクター
２１ 発光部
２２、３１ 導光構造
２２１ 閉鎖面
３２ 中空構造体
３３ 仲介体
３３１ 斜面或いは曲面
３４ 表示部
３４１ 表面
４１ コネクター本体
４１１ 収納スペース
４１２ 正面
４１２１ 開け口
５１ ハウジング
５２ 疎隔部
ａ、ｂ、ｃ、d 光路

Claims (11)

1. 少なくとも一つの発光部及び少なくとも一つの導光構造を有し、前記導光構造は前記発光部から発せられる光線を前記導光構造の前記発光部から離れた一端に導き、前記導光構造の少なくとも一部分が中空構造体である指示ランプと、
   収納スペースを有し、前記導光構造の少なくとも一部分が前記収納スペース内に設置されるコネクター本体と、を含むことを特徴とするコネクター。
2. 前記導光構造の側壁は反射材料層、光吸収材料層、耐熱材料層或いは抗電磁波層を有していることを特徴とする請求項1記載のコネクター。
3. 前記導光構造はさらに表示部を含み、
   前記表示部は、前記導光構造の前記発光部から離れた一端と連接され、透明或いは半透明の材質より製作されることを特徴とする請求項1に記載のコネクター。
4. 前記導光構造はさらに仲介体を含み、前記仲介体の一端は前記発光体と連接され、前記仲介体のもう一端は前記導光構造と連接されることを特徴とする請求項1に記載のコネクター。
5. 前記仲介体の側壁は反射材料層、光吸収材料層、耐熱材料層或いは抗電磁波層を有していることを特徴とする請求項４記載のコネクター。
6. 前記仲介体は少なくとも斜面或いは曲面を有し、前記発光部から発せられる光線を前記導光構造に反射或いは屈折させることを特徴とする請求項４記載のコネクター。
7. さらに、
   前記コネクター本体を覆う疎隔部と、前記疎隔部を覆うハウジングとを含み、
   前記指示ランプは前記疎隔部と前記ハウジングの間に位置し、前記ハウジングと前記コネクター本体は相互に分離する構造であることを特徴とする請求項1記載のコネクター。
8. 前記導光構造は多辺形筒体或いは円管であることを特徴とする請求項1記載のコネクター。
9. 前記導光構造の側壁は透明材質、半透明材質或いは不透明材質であることを特徴とする請求項1記載のコネクター。
10. 前記発光部と前記導光構造は同一直線上に位置しないことを特徴とする請求項1記載のコネクター。
11. 少なくとも１つの発光部と、少なくとも１つの導光構造とを含み、
    前記導光構造は、前記発光部から発せられる光線を前記導光構造の、前記発光部から離れた一端に導き、前記導光構造の少なくとも一部分は中空構造体であることを特徴とする指示ランプ。

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