JP2007183752A - 車両用課金処理システム - Google Patents

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雅敏 冨永
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聖樹 加藤
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修作 山本
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Abstract

【課題】車両用課金処理システムにおいて、設備コストを増加させることなく課金対象エリア内の車両に対して適正に課金することで交通渋滞の緩和を可能とする。
【解決手段】課金対象エリア21の入口道路23に設けられた通信機器27と車両11に搭載されたDSRC通信機12との間で狭域双方向通信を行うことで課金対象エリア21への車両11の進入を検出すると共に、GPS受信機13がGPS用衛星18から受信した車両11の位置情報に基づいて課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に規定された退出判断ライン30の外側への車両11の退出を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定すると共に、課金対象エリア21に滞在した滞在時間に対する課金を設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、課金対象エリアへの車両の進入に対して、車両を停止することなく課金を行う車両用課金処理システムに関するものである。
近年、大都市などにおいて、交通量の増加に伴って渋滞が慢性化してきており、この交通渋滞により経済効率の悪化や排気ガスの増加が進行し、その結果、環境悪化が深刻な問題となっている。このようなことから、交通混雑の激しい地域に進入する車両に対して課金を行うことで、この地域に進入する車両の増加を抑制して交通渋滞を緩和することが考えられてきている。この場合、特定の領域へ進入する車両への課金は、この対象地域を仕切る境界線上の入口で車両側と通信を行い、電子的な手段により停車することなく課金を行なう電子式道路課金(ERP:Electronic Road Pricing)システムが種々提案されている。
従来の電子式道路課金システムは、課金対象エリアの入口に設けられたガントリに通信機器と車両に搭載された車載器との間で狭域双方向通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication)を行うことで、無線機器間の通信により料金を徴収し、車両が料金所をノンストップ・キャッシュレスで通行可能となるものである。車両に搭載される車載器には、車両の固有情報が記憶される記憶部と通信制御部とが設けられると共に、運転者の固有情報(クレジット情報等)が記憶されたICカードが挿入可能となっている。料金所では、ガントリの通信機器と車両に車載器との狭域双方向通信により車両固有情報が確認されると共に、ICカードで運転者に対して料金支払い(課金)が行なわれる。
ところが、この電子式道路課金システムでは、車両が課金対象エリアに進入するときだけ、料金所で狭域双方向通信を行うことで、車両固有情報が確認されてICカードで運転者に対して課金が行なわれる。そのため、課金対象エリアに進入した車両が長期間にわたってこの課金対象エリアに滞在しても課金対象とはならず、交通渋滞を適正に緩和することができない。そこで、課金対象エリアにて、車両の滞在時間、走行距離、駐車時間などに対して課金することが考えられるが、この場合、課金対象エリアの入口や出口だけでなく、この課金対象エリアの全域にわたってガントリ及び通信機器を配置しなければならず、莫大な設備コストを要するだけでなく、都市景観が悪化してしまうという問題がある。
このような問題を解決する技術として、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された対車両用課金処理装置は、車載機がGPS(Global Positioning System)用衛星からのGPS信号により車両の位置を特定し、この車両の位置を地上波通信により総合センタへ送信し、この総合センタは受信した車両の位置に基づいて課金対象領域に対する課金処理を行い、その結果を車載機へ送信し、車載機が受信した課金処理結果に基づいてプリペイドカードやICカード等から料金収受を行うものである。
特許第3365296号公報
上述した対車両用課金処理装置にあっては、GPS用衛星からのGPS信号により車両の位置を特定し、この車両の位置に基づいて課金対象領域に対する課金処理を行うようにしている。ところが、GPS信号による車両位置の特定方法は、GPS用衛星の軌道ずれや地球の周囲に存在する電離層の影響などにより誤差が生じやすく、課金対象領域のはずれに位置する車両に対する課金処理が困難となってしまう。この特許文献1では、GPS用衛星からのGPS信号を総合センタの基準位置に基づいて補正することで、GPS信号の誤差補正するようにしている。ところが、この技術は、所謂、D(Differential)−GPSと呼ばれるものであり、周波数の割り当てやインフラ(産業や生活の基盤として整備される施設)の設置が必要となり、設置コストが大幅の増大してしまうという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、設備コストを増加させることなく課金対象エリア内の車両に対して適性に課金することで交通渋滞の緩和を可能とした車両用課金処理システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明の車両用課金処理システムは、課金対象エリアの入口部に設けられた通信機と車両に搭載された車載器との間で狭域双方向通信を行うことで前記課金対象エリアへの車両の進入を検出する進入検出手段と、車両の位置情報を検出する位置情報検出手段と、該位置情報検出手段が検出した車両の位置情報に基づいて前記課金対象エリアより所定距離だけ外側に規定された退出判断ラインの外側への車両の退出を検出する退出検出手段と、前記位置情報検出手段と前記進入検出手段と前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の滞在時間または走行距離または駐車時間に対して課金を設定する課金設定手段とを具えたことを特徴とするものである。
請求項2の発明の車両用課金処理システムは、車両の位置情報を検出する位置情報検出手段と、該位置情報検出手段が検出した車両の位置情報に基づいて課金対象エリアより所定距離だけ内側に規定された進入判断ラインの内側への車両の進入を検出する進入検出手段と、前記位置情報検出手段が検出した車両の位置情報に基づいて前記課金対象エリアより所定距離だけ外側に規定された退出判断ラインの外側への車両の退出を検出する退出検出手段と、前記位置情報検出手段と前記進入検出手段と前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の滞在時間または走行距離または駐車時間に対して課金を設定する課金設定手段とを具えたことを特徴とするものである。
請求項3の発明の車両用課金処理システムでは、前記位置情報検出手段は、全地球測位システムから車両の位置情報を取得可能な第1位置情報検出手段と、前記課金対象エリアに設けられた通信機と車両に搭載された車載器との間で狭域双方向通信を行うことで車両の位置情報を取得可能な第2位置情報検出手段とを有し、前記課金設定手段は、第1位置情報検出手段または前記第2位置情報検出手段が取得した車両の位置情報を適用することを特徴としている。
請求項4の発明の車両用課金処理システムでは、前記位置情報検出手段は、全地球測位システムから車両の位置情報を取得するものであり、前記課金設定手段は、前記全地球測位システムからの車両の位置情報を予め記憶された道路情報に基づいて補正することで、前記課金対象エリアにおける車両の走行軌跡を設定し、該走行軌跡と前記進入検出手段及び前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の走行距離に対して課金を設定することを特徴としている。
請求項5の発明の車両用課金処理システムでは、前記課金設定手段は、前記位置情報検出手段が検出した車両の位置情報の変動幅が予め設定された所定幅以下であるときに車両の停止状態と判定し、この判定結果と前記進入検出手段及び前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の駐車時間に対して課金を設定することを特徴としている。
請求項6の発明の車両用課金処理システムでは、前記位置情報検出手段は、全地球測位システムから車両の位置情報を取得するものであり、前記課金設定手段は、前記全地球測位システムからの時刻情報と前記進入検出手段及び前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の滞在時間に対して課金を設定することを特徴としている。
請求項7の発明の車両用課金処理システムでは、車速に応じて車速パルス信号を出力する車速パルス発生器を設け、前記課金設定手段は、前記車速パルス発生器が発生した車速パルス信号と前記進入検出手段及び前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の走行距離または駐車時間に対して課金を設定することを特徴としている。
請求項8の発明の車両用課金処理システムでは、前記位置情報検出手段として全地球測位システムから車両の位置情報を取得するGPS受信機を設け、該GPS受信機は前記課金設定手段に対して自己診断信号を常時出力し、該課金設定手段は、前記GPS受信機からの前記自己診断信号が不受信状態であるときに前記GPS受信機を異常と判定することを特徴としている。
請求項9の発明の車両用課金処理システムでは、課金設定手段は、車両が前記課金対象エリアへ進入してから退出するまでの滞在時間または走行距離または駐車時間に対して設定された課金履歴を記憶し、車両が次回前記課金対象エリアへ進入するとき、前記課金履歴を管理者に送信することを特徴としている。
請求項1の発明の車両用課金処理システムによれば、課金対象エリアの入口部に設けられた通信機と車両に搭載された車載器との間で狭域双方向通信を行うことで課金対象エリアへの車両の進入を検出する進入検出手段と、車両の位置情報に基づいて課金対象エリアより所定距離だけ外側に規定された退出判断ラインの外側への車両の退出を検出する退出検出手段と、位置情報検出手段と進入検出手段と退出検出手段の検出結果に基づいて課金対象エリアにおける車両の滞在時間または走行距離または駐車時間に対して課金を設定する課金設定手段を設けたので、課金対象エリアへの車両の進入を狭域双方向通信により判定し、課金対象エリアからの車両の退出をこの課金対象エリアより所定距離だけ外側に規定された退出判断ラインの外側への車両の退出により判定することで、課金対象エリアへの車両の滞在を高精度に判定することができ、その結果、設備コストを増加させることなく課金対象エリア内の車両に対して適正に課金することで交通渋滞を効率的に緩和することができる。
請求項2の発明の車両用課金処理システムによれば、車両の位置情報に基づいて課金対象エリアより所定距離だけ内側に規定された進入判断ラインの内側への車両の進入を検出する進入検出手段と、車両の位置情報に基づいて課金対象エリアより所定距離だけ外側に規定された退出判断ラインの外側への車両の退出を検出する退出検出手段と、位置情報検出手段と進入検出手段と退出検出手段の検出結果に基づいて課金対象エリアにおける車両の滞在時間または走行距離または駐車時間に対して課金を設定する課金設定手段を設けたので、課金対象エリアへの車両の進入をこの課金対象エリアより所定距離だけ内側に規定された進入判断ラインの内側への車両の進入により判定し、課金対象エリアからの車両の退出をこの課金対象エリアより所定距離だけ外側に規定された退出判断ラインの外側への車両の退出により判定することで、課金対象エリアへの車両の滞在を高精度に判定することができ、その結果、設備コストを増加させることなく課金対象エリア内の車両に対して適正に課金することで交通渋滞を効率的に緩和することができる。
請求項3の発明の車両用課金処理システムによれば、位置情報検出手段を、全地球測位システムから車両の位置情報を取得可能な第1位置情報検出手段と、課金対象エリアに設けられた通信機と車両に搭載された車載器との間で狭域双方向通信を行うことで車両の位置情報を取得可能な第2位置情報検出手段とで構成し、この第1位置情報検出手段または前記第2位置情報検出手段が取得した車両の位置情報を適用するので、車両の走行位置や状態に応じて一方の位置情報検出手段が車両の位置情報を取得できない場合であっても、他方の位置情報検出手段が車両の位置情報を取得することができ、常時、課金対象エリア内の車両の位置を把握してこの車両に対して適正に課金することができる。
請求項4の発明の車両用課金処理システムによれば、位置情報検出手段を全地球測位システムから車両の位置情報を取得するものとし、この全地球測位システムからの車両の位置情報を予め記憶された道路情報に基づいて補正することで車両の走行軌跡を設定し、この走行軌跡に基づいて課金対象エリアにおける車両の走行距離に対して課金を設定するので、車両の位置情報の誤差を道路情報に基づいて補正することで、車両の走行軌跡を高精度に設定することができ、課金対象エリアにおける車両の走行距離に対して適正に課金することができる。
請求項5の発明の車両用課金処理システムによれば、位置情報検出手段が検出した車両の位置情報の変動幅が予め設定された所定幅以下であるときに車両の停止状態と判定し、この判定結果に基づいて課金対象エリアにおける車両の駐車時間に対して課金を設定するので、車両の停止状態を高精度に判定することができ、課金対象エリアにおける車両の駐車時間に対して適正に課金することができる。
請求項6の発明の車両用課金処理システムによれば、位置情報検出手段を全地球測位システムから車両の位置情報を取得するものとし、全地球測位システムからの時刻情報とに基づいて課金対象エリアにおける車両の滞在時間に対して課金を設定するので、車両の滞在時間を高精度に検出することができ、課金対象エリアにおける車両の滞在時間に対して適正に課金することができる。
請求項7の発明の車両用課金処理システムによれば、車速に応じて車速パルス信号を出力する車速パルス発生器を設け、この車速パルス発生器が発生した車速パルス信号に基づいて課金対象エリアにおける車両の走行距離または駐車時間に対して課金を設定するので、車両の走行距離や駐車時間を高精度に検出することができ、課金対象エリアにおける車両の走行距離または駐車時間に対して適正に課金することができる。
請求項8の発明の車両用課金処理システムによれば、位置情報検出手段として全地球測位システムから車両の位置情報を取得するGPS受信機を設け、このGPS受信機は課金設定手段に対して自己診断信号を常時出力し、GPS受信機からの自己診断信号が不受信状態であるときにGPS受信機を異常と判定するので、GPS受信機の故障や不正使用を確実に検出することができ、安全性を向上することができる。
請求項9の発明の車両用課金処理システムによれば、車両が課金対象エリアへ進入してから退出するまでの滞在時間または走行距離または駐車時間に対して設定された課金履歴を記憶し、車両が次回課金対象エリアへ進入するとき、課金履歴を管理者に送信するので、管理者は適正料金を請求することができ、課金処理の効率化を可能とすることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用課金処理システムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図、図2は、実施例1の車両用課金処理システムにおける出入口部の概略図、図3は、実施例1の車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャートである。
実施例1の車両用課金処理システムは、道路が課金境界ラインによって進入制限の課金対象エリアに仕切られ、この課金対象エリアに進入する車両に対して電子的な手段を用いることにより、停車することなく課金を行なう電子式道路課金(ERP:Electronic Road Pricing)システムに適用したものである。このERPシステムでは、車両への課金は、課金対象エリアの課金境界ラインを横切る入口道路に設けられた料金所で、ガントリに設けられた通信機器のアンテナと車両に搭載された車載器(ERP車載器)のアンテナとの間で路車間通信を行い、ここで課金対象エリア内への車両の進入を検出し、個人ICカードの情報を読み取って処理センタでデータを集計して後払いにより車両または運転者に対して行う。この場合、料金所における料金収受を無線通信によりノンストップで行うことができる。また、ガントリに設けられたカメラにより全ての車両を撮影し、課金が行うことができなかった車両に対しては、ライセンスプレートの番号等を特定して請求により課金を行う。
また、このERPシステムでは、車両への課金は、課金対象エリア内で、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)と車両に搭載された車載器のアンテナとの間で通信を行って車両の位置情報を取得し、この車両の位置情報に基づいて課金対象エリア内からの車両の退出を検出し、課金対象エリアにおける車両の滞在時間(または走行距離または駐車時間)に対して課金を設定し、個人ICカードの情報を読み取って処理センタでデータを集計して後払いにより車両または運転者に対して行う。この場合、課金対象エリア内における課金を無線通信によりノンストップで行うことができる。
以下、実施例1の車両用課金処理システムについて詳細に説明する。この実施例1の車両用課金処理システムにおいて、図1及び図2に示すように、車両11の進入が制限される課金対象エリア21は、課金境界ライン22により仕切られており、この課金対象エリア21に対して進入するための入口道路23と、課金対象エリア21から退出するための出口道路24が複数設けられている。そして、課金対象エリア21に対する入口道路23にはガントリ25が設置され、このガントリ25には課金用アンテナ26と、課金用アンテナ26に接続された狭域双方向通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication)用の通信機器27とが設けられ、この通信機器27には路側サーバ28が接続されている。この路側サーバ28は、図示しない処理センタのサーバと専用回線等の通信回線ネットワークを用いて通信可能であり、課金管理機関、金融機関、クレジット会社等に課金処理情報を送信することができる。また、ガントリ25には、進入側からの車両11のライセンスプレートを撮影可能なカメラ29が設けられている。
一方、車両11には、車載器を構成するDSRC通信機12と、GPS受信機13と、課金処理装置(課金設定手段)14とが搭載されており、課金処理装置14に対して、車両及び運転者の固有情報(クレジット情報等)が記憶されたICカード15が挿入可能となっている。DSRC通信機12は、DSRCアンテナ16により課金対象エリア21への入口道路23に設けられた課金用アンテナ26を介して通信機器27と狭域双方向通信が可能であり、この狭域双方向通信を行うことで課金対象エリア21への車両11の進入を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定する。GPS受信機13は、GPSアンテナ17により複数のGPS用衛星18と通信が可能であり、このGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信することで課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を検出すると共に、課金対象エリア21からの車両11の退出を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した車両11に対する課金を設定する。
なお、本実施例では、GPS受信機13、GPSアンテナ17、GPS用衛星18により本発明の位置情報検出手段及び退出検出手段が構成され、DSRC通信機12、DSRCアンテナ16、課金用アンテナ26、通信機器27により本発明の進入検出手段が構成される。
また、本実施例では、課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に退出判断ライン30が設定されている。そして、GPS受信機13は、GPS用衛星18から受信した車両11の位置情報に基づいて、車両11が課金対象エリア21から退出判断ライン30を超えてその外側へ移動することで、課金対象エリア21からの車両11の退出を検出している。即ち、GPS信号による車両11の位置情報は、GPS用衛星の軌道ずれや地球の周囲に存在する電離層の影響などにより誤差が生じやすく、車両11が課金対象エリア21の課金境界ライン22を超えたかどうかの判断が困難となる。そのため、車両11が課金対象エリア21より外側に設けられた退出判断ライン30を超えたときに課金対象エリア21から車両11が退出したものと判定している。
ここで、実施例1の車両用課金処理システムによる課金処理について具体的に説明する。図3に示すように、ステップS1にて、車両11が課金対象エリア21の課金境界ライン22に設けられた入口道路23のガントリ25を通過したかどうか、つまり、車両11のDSRC通信機12とガントリ25の通信機器27との間で狭域双方向通信を行うことで、車両11が課金境界ライン22を超えて課金対象エリア21に進入したかどうかを判定する。ここで、車両11がガントリ25を通過すると、ステップS2にて、課金対象エリア21への車両11の進入が検出され、ステップS3にて、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定し、DSRC通信機12と通信機器27との間で狭域双方向通信を行うことで、その課金情報を送信する。
車両11が課金対象エリア21へ進入すると、ステップS4では、車両11のGPS受信機13がGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信することで、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を演算する。また、ステップS5にて、車両11が課金対象エリア21へ進入してからの経過時間、つまり、課金対象エリア21での滞在時間をカウントする。そして、ステップS6にて、車両11が退出判断ライン30を通過して課金対象エリア21から退出したかどうかを判定する。ここで、車両11が退出判断ライン30を通過するまで、ステップS4にて、GPS用衛星18からの車両11の位置情報に基づいて課金対象エリア21内における車両11の位置を演算し、この課金対象エリア21での滞在時間のカウントを継続する。そして、ステップS6にて、車両11が退出判断ライン30を通過したと判定されると、ステップS7にて、課金対象エリア21からの車両11の退出が検出され、ステップS8にて、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した滞在時間に対する課金を設定し、DSRC通信機12と通信機器27との間で狭域双方向通信を行うことで、その課金情報を送信する。
このように実施例1の車両用課金処理システムにあっては、課金対象エリア21の入口道路23に設けられた通信機器27と車両11に搭載されたDSRC通信機12との間で狭域双方向通信を行うことで課金対象エリア21への車両11の進入を検出すると共に、GPS受信機13がGPS用衛星18から受信した車両11の位置情報に基づいて課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に規定された退出判断ライン30の外側への車両11の退出を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定すると共に、課金対象エリア21に滞在した滞在時間に対する課金を設定するようにしている。
従って、課金対象エリア21への車両11の進入を入口道路23に設けられたガントリ25との狭域双方向通信により判定し、課金対象エリア21からの車両11の退出をこの課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に規定された退出判断ライン30の外側への車両11の退出により判定することで、課金対象エリア21への車両11の滞在時間を高精度に検出することができ、その結果、設備コストを増加させることなく課金対象エリア21内の車両11に対して適性に課金することで交通渋滞を効率的に緩和することができる。
この場合、GPS信号による車両11の位置情報は、GPS用衛星の軌道ずれや地球の周囲に存在する電離層の影響などにより誤差が生じやすく、車両11が課金対象エリア21の課金境界ライン22を超えたかどうかの判断が困難となるが、本実施例では、車両11が課金対象エリア21より外側に設けられた退出判断ライン30を超えたときに課金対象エリア21からの車両11の退出を判定しており、車両11が課金境界ライン22の近傍を走行するとき、位置情報の誤差により車両11が課金対象エリア21から退出するという誤判定の発生を防止することができる。
図4は、本発明の実施例2に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図、図5は、実施例2の車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャートである。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2の車両用課金処理システムは、道路が課金境界ラインによって進入制限の課金対象エリアに仕切られ、この課金対象エリアに進入する車両に対して電子的な手段を用いることにより、停車することなく課金を行なう電子式道路課金システムに適用したものである。このERPシステムでは、車両への課金は、全地球測位システムと車両に搭載された車載器のアンテナとの間で通信を行って車両の位置情報を取得し、この車両の位置情報に基づいて課金対象エリアへの車両の進入と課金対象エリアからの車両の退出を検出し、課金対象エリアにおける車両の滞在時間(または走行距離または駐車時間)に対して課金を設定し、個人ICカードの情報を読み取って処理センタでデータを集計して後払いにより車両または運転者に対して行う。この場合、課金対象エリア内における課金を無線通信によりノンストップで行うことができる。
以下、実施例2の車両用課金処理システムについて詳細に説明する。この実施例2の車両用課金処理システムにおいて、図4に示すように、車両11の進入が制限される課金対象エリア21は、課金境界ライン22により仕切られており、図示しないが、この課金対象エリア21に対して進入する複数の入口道路と、課金対象エリア21から退出するための複数の出口道路が設けられている。そして、車両11には、車載器を構成するGPS受信機13と課金処理装置14が搭載されており、課金処理装置14に対してICカード15が挿入可能となっている。このGPS受信機13はGPSアンテナ17を介してGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信することで、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を検出する。
また、本実施例では、課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に退出判断ライン30が設定されると共に、課金対象エリア21より所定距離Lだけ内側に進入判断ライン31が設定されている。そして、GPS受信機13は、GPS用衛星18から受信した車両11の位置情報に基づいて、車両11が進入判断ライン31を超えて課金対象エリア21へ移動することで、課金対象エリア21への車両11の進入を検出している。また、GPS受信機13は、GPS用衛星18から受信した車両11の位置情報に基づいて、車両11が課金対象エリア21から退出判断ライン30を超えてその外側へ移動することで、課金対象エリア21からの車両11の退出を検出している。
即ち、GPS信号による車両11の位置情報は、GPS用衛星の軌道ずれや地球の周囲に存在する電離層の影響などにより誤差が生じやすく、車両11が課金対象エリア21の課金境界ライン22を超えたかどうかの判断が困難となる。そのため、課金境界ライン22の外側と内側にそれぞれ退出判断ライン30及び進入判断ライン31を設定し、車両11が外部から進入判断ライン31を超えたときに課金対象エリア21への車両11の進入を判定し、車両11が課金対象エリア21から退出判断ライン30を超えたときに課金対象エリア21からの車両11の退出を判定している。本実施例では、課金対象エリア21への車両11の進入と退出との間にヒステリシスを設けている。
ここで、実施例2の車両用課金処理システムによる課金処理について具体的に説明する。図5に示すように、ステップS11にて、車両11が進入判断ライン31を通過して課金対象エリア21に進入したかどうかを判定する。この場合、車両11のGPS受信機13がGPS用衛星18から車両11の位置情報を常時受信しており、この車両11の位置情報に基づいて車両11が進入判断ライン31を通過したかどうかを判定している。ここで、車両11が進入判断ライン31を通過すると、ステップS12にて、課金対象エリア21への車両11の進入が検出され、ステップS13にて、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定する。
車両11が課金対象エリア21へ進入すると、ステップS14では、車両11のGPS受信機13がGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信し、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を演算する。また、ステップS15にて、車両11が課金対象エリア21へ進入してからの経過時間、つまり、課金対象エリア21での滞在時間をカウントする。そして、ステップS16にて、車両11が退出判断ライン30を通過して課金対象エリア21から退出したかどうかを判定する。ここで、車両11が退出判断ライン30を通過したと判定されると、ステップS17にて、課金対象エリア21からの車両11の退出が検出され、ステップS18にて、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した滞在時間に対する課金を設定する。
このように実施例2の車両用課金処理システムにあっては、GPS受信機13がGPS用衛星18から受信した車両11の位置情報に基づいて課金対象エリア21より所定距離Lだけ内側に規定された進入判断ライン31の内側への車両11の進入を検出すると共に、課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に規定された退出判断ライン30の外側への車両11の退出を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定すると共に、課金対象エリア21に滞在した滞在時間に対する課金を設定するようにしている。
従って、課金対象エリア21に対する車両11の進入及び退出を、この課金対象エリア21より所定距離Lだけ内外にずれて規定された進入判断ライン31及び退出判断ライン30に対する車両11の通過により判定することで、課金対象エリア21への車両11の滞在時間を高精度に検出することができ、その結果、設備コストを増加させることなく課金対象エリア21内の車両11に対して適正に課金することで交通渋滞を効率的に緩和することができる。
この場合、GPS信号による車両11の位置情報は、GPS用衛星の軌道ずれや地球の周囲に存在する電離層の影響などにより誤差が生じやすく、車両11が課金対象エリア21の課金境界ライン22を超えたかどうかの判断が困難となるが、本実施例では、車両11が課金対象エリア21の内側と外側に設けられた進入判断ライン31及び退出判断ライン30を超えたときに課金対象エリア21に対する車両11の進入と退出を判定しており、課金対象エリア21への車両11の進入と退出に対してヒステリシスを設けることで、車両11が課金境界ライン22の近傍を走行するとき、位置情報の誤差により車両11が課金対象エリア21への進入と退出の繰り返し動作という誤判定の発生を防止することができる。
また、本実施例では、課金境界ライン22に対して所定距離Lをもって進入判断ライン31及び退出判断ライン30を設定しているため、車両11が課金対象エリア21に進入して退出するとき、見かけ上は課金境界ライン22の通過により課金対象エリア21で車両11の進入と退出が判断されることとなり、乗員に対して不公平感がなくなって適正に課金することができる。
図6は、本発明の実施例3に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3の車両用課金処理システムにおいて、図6に示すように、課金対象エリア21は課金境界ライン22により仕切られており、この課金対象エリア21に対して入口道路23と出口道路24がそれぞれ複数設けられている。そして、課金対象エリア21に対する入口道路23に狭域双方向通信用の通信機器27が設けられている。また、課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に退出判断ライン30が設定されている。
一方、車両11には、車載器を構成するDSRC通信機12、GPS受信機13、課金処理装置14が搭載されており、課金処理装置14に対してICカード15が挿入可能となっている。従って、DSRC通信機12は課金用アンテナを介して通信機器27と狭域双方向通信が可能であり、この狭域双方向通信を行うことで課金対象エリア21への車両11の進入を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定する。また、GPS受信機13はGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信可能であり、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を検出すると共に、車両11が課金対象エリア21から退出判断ライン30を通過することで課金対象エリア21からの車両11の退出を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した車両11に対する課金を設定する。
また、本実施例では、課金対象エリア21内の高架(またはトンネル内や木陰の下などGPS信号を受信できない場所)41の下部に、課金用アンテナ42及び狭域双方向通信用の通信機器43が設けられており、車両11のDSRC通信機12と狭域双方向通信が可能となっている。従って、車両11が課金対象エリア21へ進入した後、車両11のGPS受信機13がGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信し、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を演算するが、車両11が高架下41を通過または停止したときには、GPS受信機13がGPS用衛星18からの位置情報を受信できない。そのため、このときはGPS受信機13が高架41の通信機器43と狭域双方向通信することで、車両11の位置情報を取得することができる。
なお、本実施例では、GPS受信機13及びGPS用衛星18により本発明の第1位置情報検出手段が構成され、DSRC通信機12及び通信機器27,43により本発明の第2位置情報検出手段が構成される。
このように実施例3の車両用課金処理システムにあっては、GPS用衛星18から受信した位置情報に基づいて課金対象エリア21における車両11の位置を把握すると共に、高架41の下部に設けられた通信機器43と狭域双方向通信を行うことで、GPS信号を受信できない場所での車両11の位置を把握可能とし、課金対象エリア21に滞在した滞在時間に対する課金を設定するようにしている。
従って、課金対象エリア21内での車両11の位置を、GPS用衛星18から受信した位置情報と高架41に設けられた通信機器43から位置情報により検出することで、課金対象エリア21における全ての領域での車両11の位置を把握することができ、その結果、設備コストを増加させることなく課金対象エリア21内の車両11に対して適正に課金することができる。
図7は、本発明の実施例4に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図、図8は、実施例4の車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャート、図9−1及び図9−2は、GPS信号の補正方法を説明するための説明図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例4の車両用課金処理システムにおいて、図7に示すように、課金対象エリア21は課金境界ライン22により仕切られており、この課金対象エリア21に対して入口道路23と出口道路24がそれぞれ複数設けられている。そして、課金対象エリア21に対する入口道路23に狭域双方向通信用の通信機器27が設けられている。また、課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に退出判断ライン30が設定されている。
一方、車両11には、DSRC通信機12、GPS受信機13、課金処理装置14が搭載されており、課金処理装置14に対してICカード15が挿入可能となっている。従って、DSRC通信機12は通信機器27と狭域双方向通信が可能であり、この狭域双方向通信を行うことで課金対象エリア21への車両11の進入を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定する。また、GPS受信機13はGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信可能であり、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を検出すると共に、車両11が課金対象エリア21から退出判断ライン30を通過することで課金対象エリア21からの車両11の退出を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した車両11に対する課金を設定する。
また、本実施例では、予め道路情報(道路マップ)を記憶した記憶部51を有しており、課金処理装置14は、GPS用衛星18からの車両11の位置情報をこの記憶部51に記憶された道路情報に基づいて補正することで車両の走行軌跡を設定し、この走行軌跡に基づいて課金対象エリア21における車両の走行距離に対して課金を設定する。即ち、車両11が交差点52を右折したとき、図9−1に示すように、GPS用衛星18から受信した車両11の位置情報が複数の点で表され、このGPS位置情報に対して道路情報を加味すると、図9−2に示すように、車両11の走行軌跡が設定される。
ここで、実施例4の車両用課金処理システムによる課金処理について具体的に説明する。図8に示すように、ステップS21にて、車両11が課金対象エリア21の課金境界ライン22に設けられた入口道路23のガントリ25を通過したかどうかを判定する。ここで、車両11がガントリ25を通過すると、ステップS22にて、課金対象エリア21への車両11の進入が検出され、ステップS23にて、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定する。
車両11が課金対象エリア21へ進入すると、ステップS24では、車両11のGPS受信機13がGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信することで、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を演算すると共に、GPS用衛星18からの位置情報を記憶部51に記憶された道路情報に基づいて補正することで車両の走行軌跡を設定する。また、ステップS25にて、車両11が課金対象エリア21へ進入してからの滞在時間をカウントすると共に、ステップS26にて、車両11が課金対象エリア21へ進入してからの走行軌跡に基づいて走行距離をカウントする。そして、ステップS27にて、車両11が退出判断ライン30を通過して課金対象エリア21から退出したかどうかを判定する。ここで、車両11が退出判断ライン30を通過したと判定されると、ステップS28にて、課金対象エリア21からの車両11の退出が検出され、ステップS29にて、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した滞在時間及び走行距離に対する課金を設定する。
この場合、課金処理装置14は、課金対象エリア21での滞在時間に加えて走行距離に対して課金したが、課金対象エリア21における走行距離が所定距離を越えたときに課金してもよく、また、滞在時間が所定時間以下であったときには、走行距離に対してだけ課金するようにしてもよい。
このように実施例4の車両用課金処理システムにあっては、道路情報を記憶した記憶部51を設け、GPS用衛星18からの車両11の位置情報をこの道路情報に基づいて補正することで車両の走行軌跡を設定し、この走行軌跡に基づいて課金対象エリア21における車両の走行距離に対して課金を設定するようにしている。
従って、GPS用衛星18からの車両11の位置情報を道路情報に基づいて補正することで高精度な車両11の位置情報(走行軌跡)を把握することができ、この車両11の走行軌跡から課金対象エリア21での走行距離を算出することで、課金対象エリア21における車両11の走行距離に対して適正に課金することができる。
図10は、本発明の実施例5に係る車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャートである。なお、本実施例の車両用課金処理システムにおける全体構成は、上述した実施例4とほぼ同様であり、図7を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例5の車両用課金処理システムにおいて、図10に示すように、ステップS31にて、車両11が課金対象エリア21の課金境界ライン22に設けられた入口道路23のガントリ25を通過したかどうかを判定する。ここで、車両11がガントリ25を通過すると、ステップS32にて、課金対象エリア21への車両11の進入が検出され、ステップS33にて、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定する。
車両11が課金対象エリア21へ進入すると、ステップS34では、車両11のGPS受信機13がGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信することで、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を演算すると共に、GPS用衛星18からの位置情報を記憶部51に記憶された道路情報に基づいて補正することで車両の走行軌跡を設定する。また、ステップS35にて、車両11が課金対象エリア21へ進入してからの滞在時間をカウントすると共に、ステップS36にて、車両11が課金対象エリア21へ進入してからの走行軌跡に基づいて駐車時間をカウントする。この場合、予め設定された所定時間(例えば、30分)にて、GPS受信機13が受信した車両11の位置情報の変動幅が予め設定された所定幅以下であるときに車両11の停止状態と判定し、駐車時間としてカウントする。そして、ステップS37にて、車両11が退出判断ライン30を通過して課金対象エリア21から退出したかどうかを判定する。ここで、車両11が退出判断ライン30を通過したと判定されると、ステップS38にて、課金対象エリア21からの車両11の退出が検出され、ステップS39にて、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した滞在時間及び駐車に対する課金を設定する。
この場合、課金処理装置14は、課金対象エリア21での滞在時間に加えて駐車時間に対して課金したが、課金対象エリア21における駐車時間が所定時間を越えたときに課金してもよく、また、滞在時間が所定時間以下であったときには、駐車時間に対してだけ課金するようにしてもよい。更に、課金対象エリア21にて、車両11を自宅や友人宅などの免除エリアに駐車したときには、この免除エリアを予め登録することで、駐車時間に対する課金を免除するようにしてもよい。
このように実施例5の車両用課金処理システムにあっては、GPS受信機13がGPS用衛星18から受信した車両11の位置情報に基づいて、この位置情報の変動幅が予め設定された所定幅以下であるときに車両の停止状態と判定し、課金対象エリア21における車両11の駐車時間を検出し、この駐車時間に対して課金を設定するようにしている。
従って、車両11の位置情報から停止状態を高精度に判定し、課金対象エリア21での駐車時間を算出することで、課金対象エリア21における車両11の駐車時間に対して適正に課金することができ、ロードサイドパーキングや路上駐車場の路側機を不要とすることができる。
図11は、本発明の実施例6に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例6の車両用課金処理システムにおいて、図11に示すように、課金対象エリア21は課金境界ライン22により仕切られており、この課金対象エリア21に対して入口道路23と出口道路24がそれぞれ複数設けられている。そして、課金対象エリア21に対する入口道路23に狭域双方向通信用の通信機器27が設けられている。また、課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に退出判断ライン30が設定されている。
一方、車両11には、DSRC通信機12、GPS受信機13、課金処理装置14が搭載されており、課金処理装置14に対してICカード15が挿入可能となっている。従って、DSRC通信機12は課金用アンテナを介して通信機器27と狭域双方向通信が可能であり、この狭域双方向通信を行うことで課金対象エリア21への車両11の進入を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定する。また、GPS受信機13はGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信可能であり、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を検出すると共に、車両11が課金対象エリア21から退出判断ライン30を通過することで課金対象エリア21からの車両11の退出を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した車両11に対する課金を設定する。
また、本実施例では、車両11の車速に応じて車速パルス信号を出力する車速パルス発生器61をGPS受信機13に接続し、課金処理装置14は、この車速パルス発生器61が発生した車速パルス信号に基づいて課金対象エリア21における車両の走行距離または駐車時間に対して課金を設定するようにしている。車速パルス発生器61は、車速に応じて車速パルス信号として所定幅のデジタル波形またはアナログ波形を出力するものであり、この発生した車速パルス数に基づいて車両11の走行距離や駐車時間を算出することができる。この場合、車速パルス発生器61とGPS受信機13との接続作業を、道路管理指定業者以外の作業者では作業ができない専用ケーブル及び端子により行うことで、不正な改造を防止することが望ましい。
このように実施例6の車両用課金処理システムにあっては、車両11の車速に応じて車速パルス信号を出力する車速パルス発生器61をGPS受信機13に接続し、課金処理装置14がこの車速パルス発生器61が発生した車速パルス信号に基づいて課金対象エリア21における車両の走行距離または駐車時間に対して課金を設定するようにしている。
従って、課金対象エリア21内での車両11の位置情報を、GPS受信機13が受信した位置情報と、車速パルス発生器61が発生した車速パルス信号に基づいて検出することで、課金対象エリア21における全ての領域での車両11の位置を把握することができ、その結果、設備コストを増加させることなく課金対象エリア21内の車両11に対して適正に課金することができる。
図12は、本発明の実施例7に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図、図13は、実施例7の車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャートである。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例7の車両用課金処理システムにおいて、図12に示すように、課金対象エリア21は課金境界ライン22により仕切られており、この課金対象エリア21に対して入口道路23と出口道路24がそれぞれ複数設けられている。そして、課金対象エリア21に対する入口道路23に狭域双方向通信用の通信機器27が設けられている。また、課金対象エリア21より所定距離Lだけ外側に退出判断ライン30が設定されている。
一方、車両11には、DSRC通信機12、GPS受信機13、課金処理装置14が搭載されており、課金処理装置14に対してICカード15が挿入可能となっている。従って、DSRC通信機12は通信機器27と狭域双方向通信が可能であり、この狭域双方向通信を行うことで課金対象エリア21への車両11の進入を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定する。また、GPS受信機13はGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信可能であり、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を検出すると共に、車両11が課金対象エリア21から退出判断ライン30を通過することで課金対象エリア21からの車両11の退出を検出し、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した車両11に対する課金を設定する。
また、本実施例では、課金処理装置14は、課金対象エリア21へ進入した車両11に対して課金すると共に、課金対象エリア21に滞在した車両11に対して課金し、課金情報を課金情報送信ライン71によりICカード15に出力するが、この課金情報を暗号化して出力している。また、GPS受信機13は一定の周期で自己診断を実行可能とし、この自己診断信号を自己診断送信ライン72により課金処理装置14に出力するが、この自己診断信号も暗号化して課金処理装置14へ出力している。そして、GPS受信機13からの自己診断信号が不受信状態であるときには、GPS受信機13を異常と判定している。
ここで、実施例7の車両用課金処理システムによる課金処理について具体的に説明する。図13に示すように、ステップS41にて、車両11が課金対象エリア21の課金境界ライン22に設けられた入口道路23のガントリ25を通過したかどうかを判定する。ここで、車両11がガントリ25を通過すると、ステップS42にて、課金対象エリア21への車両11の進入が検出され、ステップS43にて、課金処理装置14が課金対象エリア21へ進入した車両11に対する課金を設定する。
車両11が課金対象エリア21へ進入すると、ステップS44では、車両11のGPS受信機13がGPS用衛星18から車両11の位置情報を受信することで、課金対象エリア21内を移動または駐車する車両11の位置を演算すると共に、GPS用衛星18からの位置情報を記憶部51に記憶された道路情報に基づいて補正することで車両の走行軌跡を設定する。また、ステップS45にて、車両11が課金対象エリア21へ進入してからの滞在時間をカウントする。そして、ステップS46にて、GPS受信機13と課金処理装置14との間で自己診断送信ライン72により自己診断信号の送受信が実行されたかどうかを判定する。ここで自己診断信号の送受信が実行されたと判定されると、ステップS47にて、車両11が退出判断ライン30を通過して課金対象エリア21から退出したかどうかを判定する。ここで、車両11が退出判断ライン30を通過したと判定されるとGPS受信機13は正常であり、ステップS48にて、課金対象エリア21からの車両11の退出が検出され、ステップS49にて、課金処理装置14が課金対象エリア21に滞在した滞在時間及び走行距離に対する課金を設定する。
一方、ステップS46にて、GPS受信機13と課金処理装置14との間で自己診断送信ライン72により自己診断信号の送受信が実行されていないと判定されたら、ステップS50に移行し、ここでGPS受信機13を異常と判定し、ステップS51にて、GPS受信機13の異常処理を実行する。この場合、GPS受信機13の異常の原因は、運転者による不正使用が考えられ、運転者情報または車両情報を送信したり、次のガントリ25の通過時に不正情報を送信したり、カメラにより不正車両を撮影する処理を実行する。
このように実施例7の車両用課金処理システムにあっては、GPS受信機13が一定の周期で自己診断を実行可能とし、この自己診断信号を自己診断送信ライン72により課金処理装置14に出力し、GPS受信機13からの自己診断信号が課金処理装置14に対して不受信状態であるときには、GPS受信機13を異常と判定し、GPS受信機13の異常処理を実行するようにしている。
従って、GPS受信機13から課金処理装置14への自己診断信号の受信状態に応じて
GPS受信機の故障や不正使用を確実に検出することができ、安全性を向上することができる。
図14は、本発明の実施例8に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。なお、本実施例の車両用課金処理システムにおける全体構成は、上述した実施例1とほぼ同様であり、図1を用いて説明すると共に、この実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例8の車両用課金処理システムは、図14に示すように、車両11が課金対象エリア21へ進入してから退出するまでの滞在時間(または走行距離または駐車時間)に対して設定された課金履歴を記憶し、車両11が次回課金対象エリア21へ進入するとき、この課金履歴を道路管理者に送信するようにしている。
即ち、カード販売者がICカード15を運転者に販売すると、運転者はカード販売者に対してICカード15の代金を支払い、このICカード15を車載器に搭載して課金対象エリアに侵入する。すると、車両11がガントリ25を通過するときに運転者に対して課金が指示される一方、前回のガントリ25の通過後から今回通過するまでの課金履歴が送信される。この課金履歴には、課金対象エリア21への車両11の進入に対する課金情報に加えて、課金対象エリア21に車両11が滞在した滞在時間(または走行距離または駐車時間)に対する課金情報が含まれている。そして、この課金履歴がガントリ25から道路管理者に報告されるため、道路管理者はカード販売者に対して、前回のガントリ25の通過後から今回通過するまでの課金対象エリア21への車両11の進入及び滞在時間に関わる課金額を請求することができる。
このように実施例7の車両用課金処理システムにあっては、車両11が課金対象エリア21へ進入してから退出するまでの滞在時間に対して設定された課金履歴を記憶し、車両11が次回課金対象エリア21へ進入するとき、この課金履歴を道路管理者に送信するようにしている。従って、道路管理者は適正料金を請求することができ、課金処理の効率化を可能とすることができる。
なお、上述した各実施例では、GPS用衛星18からの位置情報に基づいて車両11の移動および停止状態を検出し、課金対象エリア21での滞在時間を算出するようにしたが、GPS用衛星18からの時刻情報に基づいて課金対象エリア21における車両11の滞在時間を算出するようにしてもよい。これにより車両11の滞在時間を高精度に検出することができ、課金対象エリア21における車両11の滞在時間に対して適正に課金することができる。
また、上述した各実施例では、料金を処理センタでデータ集計してから後払いにより車両または運転者に対して課金を行うようにしたが、ICカードに一定金額をチャージ(前払い)しておき、退出時などに引き落とすようにしてもよい。
本発明に係る車両用課金処理システムは、設備コストを増加させることなく課金対象エリア内の車両に対して適正に課金するものであり、いずれの種類の車両用課金処理システムにも適用することができる。
本発明の実施例1に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。 実施例1の車両用課金処理システムにおける出入口部の概略図である。 実施例1の車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャートである。 本発明の実施例2に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。 実施例2の車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャートである。 本発明の実施例3に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。 本発明の実施例4に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。 実施例4の車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャートである。 GPS信号の補正方法を説明するための説明図である。 GPS信号の補正方法を説明するための説明図である。 本発明の実施例5に係る車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャートである。 本発明の実施例6に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。 本発明の実施例7に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。 実施例7の車両用課金処理システムにおける課金処理のフローチャートである。 本発明の実施例8に係る車両用課金処理システムを表す概略構成図である。
符号の説明
11 車両
12 DSRC通信機(進入検出手段)
13 GPS受信機(位置情報検出手段、退出検出手段)
14 課金処理装置(課金設定手段)
15 ICカード
18 GPS用衛星(位置情報検出手段、退出検出手段)
21 課金対象エリア
22 課金境界ライン
23 入口道路
24 出口道路
25 ガントリ
27,43 通信機器(進入検出手段)
30 退出判断ライン
31 進入判断ライン
41 高架
51 記憶部
61 車速パルス発生器

Claims (9)

  1. 課金対象エリアの入口部に設けられた通信機と車両に搭載された車載器との間で狭域双方向通信を行うことで前記課金対象エリアへの車両の進入を検出する進入検出手段と、車両の位置情報を検出する位置情報検出手段と、該位置情報検出手段が検出した車両の位置情報に基づいて前記課金対象エリアより所定距離だけ外側に規定された退出判断ラインの外側への車両の退出を検出する退出検出手段と、前記位置情報検出手段と前記進入検出手段と前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の滞在時間または走行距離または駐車時間に対して課金を設定する課金設定手段とを具えたことを特徴とする車両用課金処理システム。
  2. 車両の位置情報を検出する位置情報検出手段と、該位置情報検出手段が検出した車両の位置情報に基づいて課金対象エリアより所定距離だけ内側に規定された進入判断ラインの内側への車両の進入を検出する進入検出手段と、前記位置情報検出手段が検出した車両の位置情報に基づいて前記課金対象エリアより所定距離だけ外側に規定された退出判断ラインの外側への車両の退出を検出する退出検出手段と、前記位置情報検出手段と前記進入検出手段と前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の滞在時間または走行距離または駐車時間に対して課金を設定する課金設定手段とを具えたことを特徴とする車両用課金処理システム。
  3. 請求項1または2に記載の車両用課金処理システムにおいて、前記位置情報検出手段は、全地球測位システムから車両の位置情報を取得可能な第1位置情報検出手段と、前記課金対象エリアに設けられた通信機と車両に搭載された車載器との間で狭域双方向通信を行うことで車両の位置情報を取得可能な第2位置情報検出手段とを有し、前記課金設定手段は、第1位置情報検出手段または前記第2位置情報検出手段が取得した車両の位置情報を適用することを特徴とする車両用課金処理システム。
  4. 請求項1または2に記載の車両用課金処理システムにおいて、前記位置情報検出手段は、全地球測位システムから車両の位置情報を取得するものであり、前記課金設定手段は、前記全地球測位システムからの車両の位置情報を予め記憶された道路情報に基づいて補正することで、前記課金対象エリアにおける車両の走行軌跡を設定し、該走行軌跡と前記進入検出手段及び前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の走行距離に対して課金を設定することを特徴とする車両用課金処理システム。
  5. 請求項1または2に記載の車両用課金処理システムにおいて、前記課金設定手段は、前記位置情報検出手段が検出した車両の位置情報の変動幅が予め設定された所定幅以下であるときに車両の停止状態と判定し、この判定結果と前記進入検出手段及び前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の駐車時間に対して課金を設定することを特徴とする車両用課金処理システム。
  6. 請求項1または2に記載の車両用課金処理システムにおいて、前記位置情報検出手段は、全地球測位システムから車両の位置情報を取得するものであり、前記課金設定手段は、前記全地球測位システムからの時刻情報と前記進入検出手段及び前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の滞在時間に対して課金を設定することを特徴とする車両用課金処理システム。
  7. 請求項1または2に記載の車両用課金処理システムにおいて、車速に応じて車速パルス信号を出力する車速パルス発生器を設け、前記課金設定手段は、前記車速パルス発生器が発生した車速パルス信号と前記進入検出手段及び前記退出検出手段の検出結果に基づいて前記課金対象エリアにおける車両の走行距離または駐車時間に対して課金を設定することを特徴とする車両用課金処理システム。
  8. 請求項1または2に記載の車両用課金処理システムにおいて、前記位置情報検出手段として全地球測位システムから車両の位置情報を取得するGPS受信機を設け、該GPS受信機は前記課金設定手段に対して自己診断信号を常時出力し、該課金設定手段は、前記GPS受信機からの前記自己診断信号が不受信状態であるときに前記GPS受信機を異常と判定することを特徴とする車両用課金処理システム。
  9. 請求項1に記載の車両用課金処理システムにおいて、課金設定手段は、車両が前記課金対象エリアへ進入してから退出するまでの滞在時間または走行距離または駐車時間に対して設定された課金履歴を記憶し、車両が次回前記課金対象エリアへ進入するとき、前記課金履歴を管理者に送信することを特徴とする車両用課金処理システム。
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