JP2007183635A - 流体チャンバーの一端に多重突起が形成された可変焦点レンズ - Google Patents

流体チャンバーの一端に多重突起が形成された可変焦点レンズ Download PDF

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Abstract

【課題】気泡が発生されないように容易に製造できる可変焦点レンズ。
【解決手段】互いに混合することなく且つ互いに屈折率の異なる第1流体及び第2流体が入った管体であって、開放された一端に互いに離隔された複数の突起が形成された流体チャンバーと、上記突起と予め所定の間隔を置いて上記チャンバーの一端に密封結合された透明板と、第1流体に作用するよう上記チャンバー内に配置された第1電極と、第1流体と絶縁された第2電極とを含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、可変焦点レンズに関し、より具体的にはチャンバーの一端に複数の突起が形成され気泡が生じないよう容易に製造することができるばかりでなく、温度及び圧力のような外部環境の変化による流体の体積変化を吸収することで、体積変化による気泡の流入及び成長をなくし外部環境の変化にもレンズとしての役目に問題がないように構成した可変焦点レンズに関する。
一般的にカメラは、多数個のレンズを設けており、各々のレンズを移動させその相対距離を変化させることで光学的な焦点距離を調節するように構成される。一方、このようなレンズが装着されるカメラなどの光学機器が小型化されるによってレンズもやはり小型化が求められている。
小型化の要求に応ずるための方法としては、特許文献1に開示したもののような可変焦点レンズがある。
図1は、特許文献1の実施例として提案された可変焦点レンズの簡略断面図である。図1のように上記の可変焦点レンズは、互いに異なる屈折率を有し且つメニスカス(meniscus)14を介して接触する非混合性の第1流体A及び第2流体Bとを備えており、シリンダ壁を有するシリンダ形状の流体チャンバー5と、上記シリンダ壁の内側に配置された流体接触層(contact layer)10と、上記流体接触層10によって上記第1流体A及び第2流体Bと分離される第1電極2及び上記第2流体Bを活性化させる第2電極12とを含む。
ここで、上記第1電極2はシリンダ形状として絶縁層(insulatinglayer)8によってコーティングされ、かつ金属性物質から成り、上記第2電極12は流体チャンバー5の一側に配置される。
また、透明な前方要素4と透明な後方要素6は上記の2つの流体を収容する上記流体チャンバー5のカバーを形成する。
このような構成を有する可変焦点レンズの動作は次の通りである。
上記第1電極2と第2電極12の間に電圧が印加されない時、上記流体接触層10は第2流体Bより第1流体Aに対して高い湿潤性(wettability)を有する。
仮に上記第1及び第2電極の間に電圧が印加されると、電気湿潤(electrowetting)のために、上記第2流体Bによる湿潤性が変わり、図に示すようにメニスカス14の接触角Q1、Q2、Q3が変わるようになる。
従って、印加される電圧に応じてメニスカスの形状が変化するようになり、これを利用して焦点調節が行われるようになる。
即ち、図1乃至図3のように、印加された電圧の大きさに応じて第1流体Bで測定した上記メニスカス14と流体接触層10の間の角度は、各々鈍角から鋭角、例えば略140゜、100゜、60゜などに変化するようになる。
ここで、図1は高い負の屈折力(Refractive Power)、図2は低い負の屈折力、図3は正の屈折力を有する配置を示している。
このように流体を利用した可変焦点レンズは、従来のレンズの機械的駆動によって焦点を調節する方式に比べ小型化に有利な長所を有する。
しかしながら、このような可変焦点レンズは、図4に示すような短所がある。即ち、可変焦点レンズは液体から成るためチャンバー5内に完全に密封されていないと、図4に示すように気泡18が発生する恐れがある。
一方、図面の符号16は前方要素4と流体接触層10とを密封結合させるシーリングである。
これを図5及び図6を参照してより詳しく説明する。
先ず、図5に示すように、チャンバー壁30の間の空間に流体A、Bをチャンバー壁の上端32に流れない程度に凸状になるように満たす。この状態で、上部透明板40を矢印Cに沿って上から下に移動させると、流体Aは上部透明板40の下面と接触することによって上部透明板の下面に沿って広がるようになる。従って、上部透明板40がチャンバー壁30と完全に結合されると、図6に示すように、流体Aの中間部分に気泡Vが発生するようになる。流体レンズにこのような気泡Vが発生すると使用できなくなる。これは図4を参照して前述した問題の一例である。
これを防止するために、レンズ組立作業を液体内で行うことができるが、これは気泡の発生を完壁に抑制できず、作業性を落としてレンズの大量生産を妨げる。
国際公開03/069380号パンフレット
従って、本発明は前述した従来の技術の問題を解決するために案出されたもので、本発明の目的はチャンバーの一端に複数の突起が形成され気泡が発生しないように容易に製造することができる可変焦点レンズを提供することである。
本発明の他の目的は、チャンバーの一端に複数の突起が形成され温度及び圧力のような外部環境の変化による流体の体積変化を吸収することで、体積変化による気泡の流入及び成長をなくし外部環境の変化にもレンズとしての役目に問題がないように構成した可変焦点レンズに関する。
前述した本発明の目的を達成すべく、本発明は互いに混合することなく且つ互いに屈折率の異なる第1流体及び第2流体が入った管体であって、開放された一端縁に沿って複数の突起が形成された流体チャンバーと、上記突起と予め所定の間隔を置いて上記チャンバーの一端に密封結合された透明板と、第1流体に作用するよう上記チャンバー内に配置された第1電極と、第1流体と絶縁された第2電極とを含むことを特徴とする可変焦点レンズを提供することを特徴とする。
本発明において、上記チャンバーは透明な材料から成り、一定な厚さで塞がれた他端を有することを特徴とする。
本発明において、上記第1流体は伝導性流体であり、上記第2流体は非伝導性流体であることを特徴とする。
本発明において、各々の上記突起の断面形状は、三角形、四角形及び梯形のいずれか一つであることを特徴とする。
本発明において、上記チャンバーの他端に密封結合された第2透明板をさらに含むことを特徴とする。
本発明において、上記複数の突起のうち第1突起及び第2突起は第1流体及び第2流体の全体体積の1%に該当する大きさの空間を形成するように互いに離隔されたことを特徴とする。
本発明によれば、可変焦点レンズはチャンバーの一端に複数の突起が形成されることによって気泡の発生による性能低下を防止することができる。また、本発明の可変焦点レンズは空気中で製造することができる。従って、本発明は可変焦点レンズの安全性を改善するだけでなく、その製造を容易にすることによって生産性を画期的に向上させることが可能である。さらに複数の突起は温度変化などによる流体体積の変化を吸収することで、流体体積の変化がレンズ本体に及ぶストレスを除去するか最小化することができる。
以下、本発明の好ましき実施例を、添付図面を参照してより詳しく説明する。
先ず、図7を参照すると、本発明の実施例による可変焦点レンズ100の構成が概略的に示される。
本発明の可変焦点レンズ100は、一端に第1バンプまたは第1突起112、第2突起114及び2つの第3突起115が形成され、管形状の内部空間を形成するチャンバー壁110と、突起112、114、115と予め所定の間隔Gを置いてチャンバー壁110の上端110Aに結合された上部透明板120及びチャンバー壁110の下端110Bに結合された下部透明板130とを含む。
ここで、第1突起112は直四角形の断面を有し、各々の第2突起114及び第3突起115は三角形の断面を有する。従って、第1突起112、第2突起114及び第3突起115によって3つの溝が形成される。
この際、上部透明板120とチャンバー壁110はシーリング122を介して気密結合され、下部透明板130とチャンバー壁110は(図示せず)ボンディング層によって互いに結合される。ボンディング方法では、例えばフリットボンディング(frit bonding)を採用することができる。これと異なって、下部透明板130はチャンバー壁110と一体で形成され得る。例えば透明な基板にチャンバーに該当する、塞がれた溝を加工することにより下部透明板とチャンバー壁が一体となったレンズ本体を形成することができる。
一方、チャンバー壁110と、上部透明板120及び下部透明板130によって形成されたチャンバーの内部空間内には互いに混合しない第1流体A及び第2流体Bが満たされる。第1流体A及び第2流体Bは実質的に同じ比重を有し、且つ互いに異なる屈折率を有する。また、いずれかの一つは伝導性流体であり、他方は非伝導性流体である。本実施例では、流体Aが伝導性流体であり、流体Bが非伝導性流体である。
図7のA部分をより詳しく説明すると、流体Aの一部は第112と第2突起114の間の空間を満たし、第2突起114と上部透明板120の間に凸状にとどまった凸面A1を形成し、第2突起114の内側では上部透明板120と密着接触する。この時、図12を参照して後述するように、流体Aの量が多い場合、その一部が突起114と上部透明板120の間から気泡の領域、即ち空隙Vに落ち滴状D1で存在することもできる。その結果、気泡は突起114の外側、即ち突起114とシーリング122の間の空隙Vにのみ存在し、突起114の内側のチャンバー内には存在しない。このような凸面A1は突起114と上部透明板120の間に沿って円形で形成される。図8(a)にこれらの上からみたものを示す。
このように流体Aを第1突起112及び第2突起114の間の空間に満たして置くと、温度変化により流体A、Bの体積が減少した際、凸面A1を形成していた第1流体Aの剰余分がチャンバー側に移動する。その結果、第1突起112の内側には気泡が発生されなくなる。
一方、図7のB部分及び図8(b)に示すように、流体Aの凸面A2は第1突起112と上部透明板120の間に沿って形成されることもできる。
一方、図8(c)に示すように、流体Aは一部が第1突起112と上部透明板120の間に沿って凸面A2を形成し、他の一部が第2突起114と上部透明板120の間に沿って凸面A1を形成することもできる。
このような凸面A1、A2は流体Aの量または体積の変化に応じて決められる。
図9を参照すると、本発明の他の実施例による可変焦点レンズ100Aの構成が概略的に示される。
図9の可変焦点レンズ100Aはチャンバー壁110の内面116が内側から下向きに傾斜している。そのため、チャンバー壁110の内径は図面の上から下に、即ち上端110Aから下端110Bに向かうほど細くなっている。このような傾斜した構成は第1流体A及び第2流体Bの初期条件を最適化するために適用され、傾斜角はこれらの流体A、Bの接触角に応じて異なって適用される。こうすると、第1突起112aは梯形断面を有するようになる。
可変焦点レンズ100Aはこのような傾斜構成を除いては、図7の構成と実質的に同じであるので追加説明は省略する。
図10を参照すると、本発明のさらに他の実施例による可変焦点レンズ100Bの構成が概略的に示される。
図10の可変焦点レンズ100Bは第1突起112bの末端が尖って形成されたことを除いては、図9の構成と実質的に同じである。勿論、このように尖って形成した第1突起112bは、図7の構成にも採用することが可能である。
図11乃至図13は、図10の可変焦点レンズ構造での界面形態及び効果を示す断面図である。便宜上、図10の構造に基づいて説明するが、これは図7及び図9の構造にも同じく適用できる。
先ず、チャンバー内に流体Bと流体Aを精密に注入すると、上層の流体Aは突起112bの上側から膨らんだ形状を有するようになる。この形状は、便宜上、誇張したものであり、実際には注入される流体Aの量が精密制御されるので、流体Aが突起112b上に突出する大きさは微々たるものである。
この状態で、上部透明板120を上から下へとチャンバー壁110に結合させると、先ず流体Aの凸部分が透明板120の下面と接触し、その後透明板120によって押さえられ外側方向、即ち、第1突起112bの方に押し出され、図12に示すように第2突起114と上部透明板120の間に凸状に形成された状態でとどまるようになる。
言い換えると、流体Aは上部透明板120の下面と接触することによって上部透明板120の下面に沿って広がるようになる。この際、第1突起112bと第2突起114の間の空間を満たした後、第2突起114と上部透明板120の間に凸面A1を形成しながらとどまった状態のままになる。これは流体Aと突起114の先端が有する力(または表面張力)が、上部透明板120の下面に沿って広がる流体Aの力より大きく流体Aを第2突起114と上部透明板120の間に取って置くためである。このような現象は水滴が平坦面上で凸状を維持するのと類似して理解できる。
一方、仮に流体Aの量が多すぎて突起114の内側の空間を満たして残った場合には、余分の流体が突起112と上部透明板120の間の力に打ち勝ち、滴状で第2突起114から落ちる。この余分の流体は、図12に示すように第2突起114と第3突起115の間の溝に滴D1を形成するようになる。一方、押し出された流体の量が第2突起114と第3突起115の間の溝より大きいと、超過分に該当する流体は第3突起115の間の溝に再び滴を形成するようになる。
こうなると、図4乃至図6に示すような従来の技術の問題が解消できる。
即ち、第2突起114の先端に流体Aが到逹すると、流体Aは図6のように広がる一方に、突起114との作用する力によって突起114と上部透明板120の下面の間にとどまるようになることで、図4及び図6に示すような気泡の発生を防止するようになる。従って、本発明の可変焦点レンズは空気中で容易に製造でき、それにより生産性が画期的に向上できるようになる。
このような現象は上部透明板120を装着する時にのみ起こるものではない。即ち、図12に示した形態に装着された場合にも、温度上昇などによって流体A、Bに体積の増加が起こると、増えた体積に該当する流体Aの一部は第2突起114及び第3突起115の間の溝に移動し、図12のような滴D1を形成するようになる。
逆に、図13に示した形態に装着された場合には、温度下降などによって流体A、Bの体積が減少すると、流体Aの凸面A1は矢印C方向に移動し内側凸面A2を形成することにより第1突起112の内側の体積減少を補うようになる。この際、凸面A2は図8(b)及び図8(c)に示すように第1突起112bの全体または一部に沿って形成される。即ち、体積減少の大きい場合には図8(b)に示すように凸面A2が形成され、体積減少が小さい場合には図8(c)に示すように凸面A1、A2が混在するようになる。
このような特徴を考慮した時、本発明の多重突起構造は流体チャンバー内側の気泡形成を防止する機能だけでなく、流体A、Bの体積変化により流体レンズ本体に加えられるストレスを吸収することができることが分かる。
このような特徴を達成するためには、第1突起112b及び第2突起114は、流体Aの特性に応じて異なり得るが、組立の際、気泡が発生されず、流体レンズで作動しながら密封状態を維持することができる程度の間隔と幅で形成するようになる。
図10の突起構造を再度説明すると、突起112b、114、115と上部透明板120との間隔Gは液体注入量に応じて調節可能であるが、概ね20μm以下であることが好ましい。間隔Gはストッパによって調節可能であり、ストッパにはシーリング122を利用するか、他の物理的な手段を採用することができる。
第1突起112bと第2突起114との間隔P1と、第2突起114と第3突起115との間隔P2は300μmの程度が好ましい。一方、第1突起乃至第3突起112b、114、115の空間の深さ、即ちこれら突起112、114、115の高さhは400μmの程度が好ましい。
一方、図7及び図9の構造を基にした時、第1突起112、112aの幅は 300μm以下にする方が良い。
このような数値は温度変化などによる通常最大1%に達する流体A、Bの体積変化を収容できる程度で決められる。即ち、全体体積が約20μlである液体レンズを製造した際、該レンズの直径は略5mmとなるので、この周りに300μmの広さと400μmの高さに第1突起とともに一つの第2突起を形成すると、このような体積変化を十分に吸収することができる。勿論、流体チャンバーの体積が20μlより小さい場合にはこれより小さい値に調節するようになる。また、安定した性能のためには一つまたはその以上の第2突起を形成することが可能である。
続いて、図14a乃至図15を参照して図9の可変焦点レンズの多重突起の変形例を説明する。
図14aの変形例で、第2突起114a及び第3突起115aは直四角形の断面を有する。図14b及び図14cの変形例において第2突起114b及び第3突起115bは直角三角形の断面を有するが、図14bの形態と図14cの形態とは図中で左右対称である。
図15の変形例では、第1突起112bに加えて、第2突起114および第3突起115の2つの突起が形成される。第2突起114は、第1突起112bから予め所定の間隔Pを置いて形成される。また、第3突起115は、第2突起114に対して予め所定の間隔Pを置いて形成される。
この時、間隔P、Pは750μm以下であることが好ましい。これは間隔P、Pが750μmを超えてしまうと、突起112b、114、115の間の距離が大きすぎて第2突起114及び第3突起115を形成した効果を期待し難くなるためである。
図16は図9の可変焦点レンズ100Aに電極140、142を形成した状態を示す。
図16の可変焦点レンズは、上部透明板120の下面に形成された第1電極140と、チャンバー壁110の内面116に形成された第2電極142及び第1電極140と第2電極142との電気的絶縁のために第2電極142の表面に形成された絶縁層146とをさらに含む。一方、第2電極142と外部電源150との連結のためにチャンバー壁110の下端110Aと下部透明板130の間の境界面に伝導体144が設けられている。
この際、第1流体Aは伝導性流体であり、第2流体Bは非伝導性流体である。また、チャンバー壁110は硝子及びセラミックのような絶縁体で構成される。
また、電源150と電線が提供され、第1電極140は電線を介して電源150に電気的に繋がり、第2電極142は伝導体144と電線148を電源150に電気的に繋がる。
こうすると、図1乃至図3を参照して説明したように電源150の印加電圧を変化させ第1流体A及び第2流体Bの間のメニスカスMを変化させることで可変焦点レンズの焦点距離を調節することが可能である。
この際、メニスカスMの変化に応じて伝導性第1流体Aが第2電極142と接触しないように絶縁層146は十分な広さで第2電極142を覆うように形成されなければならない。
一方、第1電極140及び第2電極142はスパッタリングまたは電子ビーム蒸着のような蒸着作業によって形成すると好ましい。
このように形成すれば、第1突起112a及び第2突起114間の溝には余剰流体が滴D1として形成され得る。
図17は図9の可変焦点レンズ100Aに電極を他の形態に形成した状態を示す断面図である。
図17の可変焦点レンズは上部透明板120の向かい側の突起112a、114、115と、チャンバー壁110の上端110Aに設けられた第1電極140と、チャンバー壁110の内面116に設けられた第1電極140と第2電極142との電気的絶縁のために第2電極142の表面に形成された絶縁層146とをさらに含む。
このような第1電極140の形態を除いた他の構成は図16の構成と同じであるので追加説明は省略する。
上記では本発明の好ましき実施例を参照して説明したが、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば上述の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域を外れない範囲内において本発明を多様に修正及び変更できることを理解するであろう。
従来技術による可変焦点レンズの構造及び動作を示す断面図である。 従来技術による可変焦点レンズの構造及び動作を示す断面図である。 従来技術による可変焦点レンズの構造及び動作を示す断面図である。 従来技術による可変焦点レンズの問題点を示す断面図である。 従来技術による可変焦点レンズでの界面形態及び効果を説明する断面図である。 従来技術による可変焦点レンズでの界面形態及び効果を説明する断面図である。 本発明の実施例による可変焦点レンズの構成を概略的に示す断面図である。 図7の流体領域を示す平面図である。 本発明の他の実施例による可変焦点レンズの構成を概略的に示す断面図である。 本発明のさらに他の実施例による可変焦点レンズの構成を概略的に示す断面図である。 図10の可変焦点レンズ構造での界面形態及び効果を説明する断面図である。 図10の可変焦点レンズ構造での界面形態及び効果を説明する断面図である。 図10の可変焦点レンズ構造での界面形態及び効果を説明する断面図である。 図10の可変焦点レンズの多重突起の変形例を示す断面図である。 図10の可変焦点レンズの多重突起の変形例を示す断面図である。 図10の可変焦点レンズの多重突起の変形例を示す断面図である。 図10の可変焦点レンズに2つの形態の電極を形成した状態を示す断面図である。 図9の可変焦点レンズに2つの形態の電極を形成した状態を示す断面図である。 図9の可変焦点レンズに2つの形態の電極を形成した状態を示す断面図である。
符号の説明
100、100A、100B 可変焦点レンズ、
110 チャンバー壁、
110A 上端、
110B 下端、
112、112a、112b 第1突起、
114、114a、114b、114c 第2突起、
115、115b、115c 第3突起、
116 内面、
120 上部透明板、
122 シーリング、
130 下部透明板、
140 第1電極、
142 第2電極、
144 伝導体、
146 絶縁層、
148 電線、
150 電源

Claims (6)

  1. 互いに混合することなく且つ互いに屈折率の異なる第1流体及び第2流体が入った管体であって、
    開放された一端縁に沿って複数の突起が形成された流体チャンバーと、
    前記突起と予め所定の間隔を置いて前記チャンバーの一端に密封結合された透明板と、
    第1流体に作用するよう前記チャンバー内に配置された第1電極と、
    第1流体と絶縁された第2電極と、
    を含むことを特徴とする可変焦点レンズ。
  2. 前記チャンバーは透明な材料から成り、一定な厚さで塞がれた他端を有することを特徴とする、請求項1に記載の可変焦点レンズ。
  3. 前記第1流体は伝導性流体であり、前記第2流体は非伝導性流体であることを特徴とする、請求項1に記載の可変焦点レンズ。
  4. 各々の前記突起の断面形状は、三角形、四角形及び梯形のいずれか一つであることを特徴とする、請求項1に記載の可変焦点レンズ。
  5. 前記チャンバーの他端に密封結合された第2透明板をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の可変焦点レンズ。
  6. 前記複数の突起のうち第1突起及び第2突起は、第1流体及び第2流体の全体体積の1%に該当する大きさの空間を形成するように互いに離隔されたことを特徴とする、請求項1に記載の可変焦点レンズ。
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