JP2007183486A - 立体画像撮像装置および立体画像表示装置 - Google Patents

立体画像撮像装置および立体画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる立体画像撮像装置および立体画像表示装置を提供する。
【解決手段】立体画像撮像装置1は、被写体の立体画像を撮像するものであって、第一および第二放物面ミラー3と、ミラー板5と、撮像素子7とを備え、第一放物面ミラー3aの焦点側と第二放物面ミラー3bの焦点側とを正対するように配置し、ミラー板5の傾きの基準となる放物面の焦点の位置と第二放物面ミラー3bの焦点の位置とが同一になるように、ミラー板5を配置すると共に、ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に撮像素子7を配置して、被写体からの物体光を、第一および第二放物面ミラー3で反射させ、この反射させた反射光をミラー板5で反射させて、撮像素子7で撮像することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP画像またはホログラムを撮像および表示する立体画像撮像装置および立体画像表示装置に関する。
一般に、任意の視点から立体画像を観察することができる立体画像方式の一つとして、IP(Integral Photography)方式(例えば、特許文献1参照)が知られている。このIP方式に基づいて、微小ミラーをアレー状に多数配列したミラー板を用いて、立体画像を撮像および表示する装置について、図23を参照して説明する。
この図45(a)に示すように、IP方式に基づくミラー板を用いた従来の立体画像撮像装置201は、微小ミラー203をアレー状に配列したミラー板205と、このミラー板205により反射される光線(被写体の反射像)を撮像する撮像素子207と、この撮像素子207に反射像を投影する対物レンズ209とを備えている。そして、この立体画像撮像装置201では、撮像される被写体211が配置されている。また、この被写体211を、立体画像撮像装置201で撮像する方向を矢印aで示している。
この立体画像撮像装置201は、ミラー板205によって、反射される被写体211からの光線、つまり、反射像を取得する。なお、ミラー板205を構成するそれぞれの微小ミラー203は、放物面Sの接平面と同じ傾きを有しており、且つ、放物面Sの焦点Fと同じ側に鏡面加工が施されている。ここでは、放物面Sは、以下に示す式(1)で表される放物線がX軸の周りで回転して得られる回転面であるとする。
=4px(ただし、p<0、x<0) ・・・式(1)
また、この式(1)で表される放物線の準線Dを含み、X軸に垂直な平面に、撮像素子207と対物レンズ209とは、準線Dに合焦する配置となっている。図45(a)では、放物面Sの一断面を図示している。なお、式(1)において、pは放物線の頂点から準線Dまでの距離、すなわち、準線のX座標を示している。
図45(b)に示すように、従来の立体画像表示装置213は、微小ミラー203をアレー状に配列したミラー板205と、立体画像撮像装置201の撮像素子207で取得した反射像(画像)を表示する表示素子215と、この表示素子215で表示された画像を投射する投射レンズ217とを備えている。そして、この立体画像表示装置213では、生成された立体画像219が、観察者によって観察される。この立体画像219を観察者が観察する方向を矢印bで示している。
なお、従来の立体画像表示装置213において、微小ミラー203をアレー状に配列したミラー板205は、立体画像撮像装置201のミラー板205と同一の構成および配置であるので、同一の符号を付している。また、図45(b)における表示素子215と投射レンズ217との配置は、立体画像撮像装置201の撮像素子207と対物レンズ209と同一の配置である。さらに、図45(b)では、図45(a)と同様に、放物面Sの一断面を図示している。
これら図45(a)、(b)に示すように、立体画像撮像装置201において、撮像時に被写体211を発した光線(物体光)は、立体画像表示装置213において、表示時に立体画像219として表示される際には、全く同じ経路を辿ることになり、観察者は、被写体211の立体画像219を観察することができる。
特開平8−289329号公報
しかしながら、撮像素子207および対物レンズ209から被写体211を見た場合の被写体211の奥行きと、観察者から立体画像219を観察した場合の当該立体画像219の奥行きとは、反転してしまうという問題がある。
すなわち、図45(a)、(b)では、被写体211と、この被写体211の立体画像219とを旗として表示している。この旗(被写体211)の先端は、撮像時の矢印aの方向から見た場合、手前側に存在する。一方、この旗が立体画像219として生成される場合には、旗の先端は、観察時の方向bから見た場合、奥行き側に存在する。
つまり、被写体211から生成される立体画像219では、当該被写体211と比較して、奥行きが逆転する逆視像として観察されることになる。なお、これら図45(a)、(b)において、ミラー板205を構成する2つの微小ミラー203のみを拡大して図示したが、実際には、数百から数万個の微小ミラー203が配置されている。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる立体画像撮像装置および立体画像表示装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の立体画像撮像装置は、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、第一および第二放物面ミラーと、ミラー板と、撮像素子とを備え、前記第一放物面ミラーの焦点側と前記第二放物面ミラーの焦点側とを正対するように配置し、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の位置と第二放物面ミラーの焦点の位置とが同一になるように、前記ミラー板を配置すると共に、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に前記撮像素子を配置して、前記被写体からの物体光を、前記第一および第二放物面ミラーで反射させ、この反射させた反射光を前記ミラー板で反射させて、前記撮像素子で撮像することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、第一および第二放物面ミラーを備え、この放物面ミラーには、ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点側に鏡面を有し(鏡面加工が施されており)、当該焦点側同士が正対するように(例えば、ある線を基準に線対称になるように)配置されている。また、立体画像撮像装置は、ミラー板が放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有している。なお、ミラー板は例えば、第一放物面ミラーと第二放物面ミラーとで挟まれた空間上に配置される。そして、立体画像撮像装置は、ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に撮像素子を配しており、被写体からの物体光を、第一および第二放物面ミラーで反射させた反射光を、さらに、ミラー板で反射させて、このミラー板からの反射光を撮像素子によって撮像する。
請求項2に記載の立体画像撮像装置は、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、第一および第二放物面ミラーと、ミラー板と、対物レンズと、撮像素子とを備え、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面と、前記第一放物面ミラーとを同一放物面上に配置すると共に、前記第二放物面ミラーを前記第一放物面ミラーの焦点の位置に配置し、前記対物レンズおよび前記撮像素子を、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置して、前記被写体からの物体光を、前記第一および第二放物面ミラーで反射させ、この反射させた反射光を前記ミラー板で反射させて、前記対物レンズで受光して、前記撮像素子で撮像することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、第一および第二放物面ミラーを備え、この放物面ミラーには、ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点側に鏡面を有し(鏡面加工が施されており)、当該焦点側同士が対向している。また、立体画像撮像装置は、ミラー板を備えており、このミラー板が放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有している。
そして、立体画像撮像装置は、対物レンズによって、被写体からの物体光がミラー板で反射した反射光を受光し、この受光した反射光を撮像素子によって撮像する。また、立体画像撮像装置では、第一放物面ミラーとミラー板の傾きの基準となる放物面とが同一放物線上に配置されており、第二放物面ミラーが第一放物面ミラーの焦点の位置に配置されている。これにより、被写体の物体光が反射した反射光が、ミラー板越しに、当該ミラー板の位置から準線上に表れる被写体の要素画像として、撮像素子によって、当該被写体と比較して奥行きが反転した状態で撮像されることになる。
請求項3に記載の立体画像撮像装置は、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、ミラー板と、凸レンズと、フィールドレンズと、対物レンズと、撮像素子とを備え、前記凸レンズを前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の反対側に配置し、前記フィールドレンズを前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置すると共に、前記対物レンズおよび前記撮像素子を、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置して、前記被写体からの物体光を、前記凸レンズを介して、前記ミラー板で反射させて、この反射させた反射光を前記対物レンズで受光して、前記撮像素子で撮像することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、ミラー板を備えており、このミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有している。そして、立体画像撮像装置は、ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の反対側に備えた凸レンズによって、被写体の実像を結像させ、フィールドレンズによって、ミラー板で反射した反射光を伝送する。そして、立体画像撮像装置は、対物レンズによって、フィールドレンズで伝送された反射光を受光し、この受光した反射光を撮像素子によって撮像する。
請求項4に記載の立体画像撮像装置は、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、ミラー板と、凸レンズと、撮像素子とを備え、前記凸レンズを前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の反対側に配置し、前記撮像素子を前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置して、前記被写体からの物体光を、前記凸レンズを介して、前記ミラー板で反射させて、この反射させた反射光を前記撮像素子で撮像することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、ミラー板を備えており、このミラー板が傾きの基準となる放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有している。そして、立体画像撮像装置は、ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の反対側に備えた凸レンズによって、被写体の実像を結像させ、ミラー板の位置から準線上に配置され撮像素子によって、被写体からの物体光がミラー板で反射した反射光を撮像する。
請求項5に記載の立体画像撮像装置は、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、自己集束性スクリーンと、ハーフミラーと、ミラー板と、対物レンズと、撮像素子とを備え、前記対物レンズおよび前記撮像素子を、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置して、前記被写体からの物体光を、前記ハーフミラーを介して、前記自己集束性スクリーンで反転像とし、この反転像を前記ハーフミラーおよび前記ミラー板で反射させて、前記対物レンズで受光して、前記撮像素子で撮像することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、自己集束性スクリーンによって、被写体の奥行きを反転させた反転像を生成し、ハーフミラーによって、自己集束性スクリーンで生成された反転像を反射させる。なお、反射させる方向は、被写体が存在している方向と別の方向である。続いて、立体画像撮像装置は、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板によって、ハーフミラーで反射された反転像を反射する。そして、立体画像撮像装置は、対物レンズによって、ミラー板で反射された反転像を受光し、この受光した反射光を撮像素子によって撮像する。
請求項6に記載の立体画像撮像装置は、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、アフォーカル光学系アレーと、ミラー板と、対物レンズと、撮像素子とを備え、前記対物レンズおよび前記撮像素子を、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置し、前記被写体からの物体光を、前記アフォーカル光学系アレーによって、前記被写体の立体画像の奥行きを反転させた反転立体画像として生成し、この反転立体画像を前記ミラー板で反射させることを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、アフォーカル光学系アレーを備えており、このアフォーカル光学系アレーが複数のアフォーカル光学系をアレー状に配置した構成を取っている。また、立体画像撮像装置は、ミラー板、対物レンズおよび撮像素子を備え、対物レンズおよび撮像素子を、ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置している。そして、立体画像撮像装置は、被写体からの物体光を、アフォーカル光学系アレーによって、被写体の立体画像の奥行きを反転させた反転立体画像として生成し、この反転立体画像をミラー板で反射させてから、撮像素子によって撮像している。
請求項7に記載の立体画像撮像装置は、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、前記被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群を、中間立体像として表示する中間立体像表示手段と、この中間立体像表示手段で表示された中間立体像を再撮像する立体画像撮像手段とからなる立体画像撮像装置であって、前記中間立体像表示手段は、表示素子と、投射レンズと、第一ミラー板とを備え、前記立体画像撮像手段は、第二ミラー板と、対物レンズと、撮像素子とを備え、前記中間立体像表示手段により表示された中間立体像を、前記立体画像撮像手段の第二ミラー板で反射させて、この反射させた反射光を、前記対物レンズで受光して、前記撮像素子で撮像することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、中間立体像表示手段において、表示素子によって、要素画像群を表示し、投射レンズによって、当該要素画像群を投射して、第一ミラー板によって、反射させて、中間立体像を表示させる。また、立体画像撮像装置は、立体画像撮像手段において、第二ミラー板によって、中間立体像を反射させ、反射させた反射光を、対物レンズによって受光し、この受光された反射光を、撮像手段によって、被写体の要素画像として撮像する。
請求項8に記載の立体画像撮像装置は、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、前記被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群を、中間立体像として表示する中間立体像表示手段と、この中間立体像表示手段で表示された中間立体像を再撮像する立体画像撮像手段とからなる立体画像撮像装置であって、前記中間立体像表示手段は、表示素子と、投射レンズと、ミラー板とを備え、前記立体画像撮像手段は、参照光源と、撮像素子とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、中間立体像表示手段において、表示素子によって、要素画像群を表示し、投射レンズによって、当該要素画像群を投射して、ミラー板によって、反射させて、中間立体像を表示させる。また、立体画像撮像装置は、立体画像撮像手段において、参照光源によって、中間立体像表示手段により表示された中間立体像と干渉させる参照光を発生させ、撮像素子によって、中間立体像と参照光とが干渉してなる干渉縞を撮像する。
請求項9に記載の立体画像撮像装置は、被写体の要素画像群に対する要素干渉縞を撮像する立体画像撮像装置であって、表示素子と、第一コヒーレント光源と、集光レンズと、マスクと、第二コヒーレント光源と、撮像素子と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、表示素子によって、要素画像群を表示し、第一コヒーレント光源によって、この表示素子を照明するコヒーレント光を発生させる。そして、立体画像撮像装置は、集光レンズによって、第一コヒーレント光源で照明された表示素子を通過した通過光を集光し、マスクによって、集光レンズで集光された集光光のみを通過させる。さらに、立体画像撮像装置は、第二コヒーレント光源によって、マスクを通過した集光光と干渉させる参照光として、コヒーレント光を発生させ、撮像素子によって、集光光と参照光とが干渉してなる干渉縞を、被写体の要素画像群に対する要素干渉縞として撮像する。
請求項10に記載の立体画像表示装置は、被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、表示素子と、投射レンズと、フィールドレンズと、ミラー板と、第一および第二放物面ミラーとを備え、前記第一放物面ミラーの焦点側と前記第二放物面ミラーの焦点側とを正対するように配置し、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の位置と前記第二放物面ミラーの焦点の位置とが同一になるように前記ミラー板を配置すると共に、前記フィールドレンズを、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置して、前記表示素子および前記投射レンズが前記フィールドレンズに合焦するように配置することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、表示素子によって、被写体の要素画像群を表示し、投射レンズによって、表示された要素画像群を投射し、フィールドレンズによって、投射された要素画像群を伝送する。そして、立体画像表示装置は、ミラー板によって、放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有し、フィールドレンズにより伝送された要素画像群を、立体画像として結像させる。そして、立体画像表示装置は、第一および第二放物面ミラーによって、ミラー板で結像された立体画像を反射させる。
請求項11に記載の立体画像表示装置は、被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、表示素子と、投射レンズと、ミラー板と、第一および第二放物面ミラーとを備え、前記表示素子および前記投射レンズを、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、表示素子によって、被写体の要素画像群を表示し、投射レンズによって、表示素子で表示された要素画像群を投射する。続いて、立体画像表示装置は、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板によって、投射レンズで投射された要素画像群を、立体画像として結像させる。そして、立体画像表示装置は、放物面の焦点側に鏡面を有し、ミラー板で結像された立体画像を表示する第一および第二放物面ミラーによって、ミラー板で結像された立体画像を表示する。
請求項12に記載の立体画像表示装置は、被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、表示素子と、投射レンズと、フィールドレンズと、ミラー板とを備え、前記フィールドレンズを前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置すると共に、前記表示素子および前記投射レンズを、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、表示素子によって、被写体の要素画像群を表示し、投射レンズによって、表示素子で表示された要素画像群を投射する。続いて、立体画像表示装置は、フィールドレンズによって、投射レンズから投射された要素画像群を伝送する。そして、立体画像表示装置は、放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板によって、フィールドレンズにより伝送された要素画像群を、立体画像として結像させる。
請求項13に記載の立体画像表示装置は、被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、光源と、表示素子と、ミラー板と、方向制御レンズとを備え、前記表示素子を前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、表示素子によって、被写体の要素画像群を表示する。続いて、立体画像表示装置は、放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板によって、表示素子で表示された要素画像群を、立体画像として結像させる。そして、立体画像表示装置は、方向制御レンズによって、被写体の要素画像群としてミラー板に入射する反射光と、同じ向きになるように、光源で発生された光線を制御する。
請求項14に記載の立体画像表示装置は、被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、表示素子と、投射レンズと、ミラー板と、自己集束性スクリーンと、ハーフミラーとを備え、前記表示素子および前記投射レンズを、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、表示素子によって、被写体の要素画像群を表示し、投射レンズによって、表示素子で表示された要素画像群を投射する。続いて、立体画像表示装置は、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板によって、投射レンズで投射された要素画像群を、立体画像として結像させる。そして、立体画像表示装置は、ミラー板で結像された立体画像(立体画像の光路)を、ハーフミラーにより自己集束性スクリーンに反射させ、自己集束性スクリーンにより奥行きを反転させた反転立体画像を生成させる。
請求項15に記載の立体画像表示装置は、被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、表示手段と、投射レンズと、ミラー板と、アフォーカル光学系アレーとを備え、前記アフォーカル光学系アレーが複数のアフォーカル光学系をアレー状に配置することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、表示手段によって、被写体の要素画像群を表示し、投射レンズによって、表示された要素画像群を投射する。続いて、立体画像表示装置は、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板によって、投射レンズで投射された要素画像群を、立体画像として結像させる。そして、立体画像表示装置は、アフォーカル光学系をアレー状に配置してなるアフォーカル光学系アレーによって、ミラー板で結像された立体画像の奥行きを反転させた反転立体画像を生成する。
請求項16に記載の立体画像表示装置は、被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、前記被写体と比較して奥行きの反転した状態で表示された立体像を中間被写体として撮像する中間被写体撮像手段と、この中間被写体撮像手段で撮像された中間被写体の要素画像群を再表示する立体画像表示手段とからなる立体画像表示装置であって、前記中間被写体撮像手段は、第一ミラー板と、対物レンズと、撮像素子とを備え、前記立体画像表示手段は、表示素子と、投射レンズと、第二ミラー板とを備え、前記中間被写体撮像手段により撮像された中間被写体の要素画像群を、前記立体画像表示手段の表示素子で表示して、この表示された要素画像群を前記投射レンズにより前記第二ミラー板に投射し、投射された要素画像群を前記第二ミラー板で反射することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、中間被写体撮像手段において、対物レンズによって、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有する第一ミラー板から反射される反射光を受光し、撮像素子によって、受光された反射光を、中間被写体の要素画像群として撮像する。続いて、立体画像表示装置は、立体画像表示手段において、表示手段によって、要素画像群を表示し、投射レンズによって、表示された要素画像群を投射する。続いて、立体画像表示装置は、立体画像表示手段において、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有する第二ミラー板によって、投射された要素画像群を反射することで、被写体の立体画像を表示する。
請求項17に記載の立体画像表示装置は、被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、被写体と比較して奥行きの反転していない立体像を、中間被写体とみなし、この中間被写体と参照光との干渉縞を撮像する中間被写体撮像手段と、この中間被写体撮像手段で撮像された干渉縞に照明光を照射することで、前記中間被写体の立体像を表示する立体画像表示手段とからなる立体画像表示装置であって、前記中間被写体撮像手段は、参照光源と、撮像素子とを備え、前記立体画像表示手段は、表示素子と、照明光源とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、中間被写体撮像手段において、参照光源によって、中間被写体と干渉させる参照光を発生させ、撮像素子によって、参照光源で発生させた参照光と中間被写体とが干渉してなる干渉縞を撮像する。続いて、立体画像表示装置は、立体画像表示手段において、表示素子によって、中間被写体撮像手段により撮像した干渉縞を表示し、照明光源によって、表示された干渉縞に照射する照明光を発生させる。
請求項18に記載の立体画像表示装置は、被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、被写体と比較して奥行きの反転していない立体像を生成する要素画像群を、中間要素画像群とみなし、この中間要素画像群に対する中間要素干渉縞を撮像する中間要素干渉縞撮像手段と、この中間要素干渉縞撮像手段で撮像された中間要素干渉縞に照明光を照明することで、前記被写体の立体像を表示する立体画像表示手段とからなる立体画像表示装置であって、前記中間要素干渉縞撮像手段は、表示素子と、第一コヒーレント光源と、集光レンズと、マスクと、第二コヒーレント光源と、撮像素子とを備え、前記立体画像表示手段は、表示素子と、照明光源とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、中間要素干渉縞撮像手段において、表示素子によって、中間要素画像群の個々の中間要素画像を表示し、第一コヒーレント光源によって、表示素子を照明するコヒーレント光を発生させ、集光レンズによって、第一コヒーレント光源で照明された表示素子を通過する通過光を集光する。続いて、立体画像表示装置は、中間要素干渉縞撮像手段において、マスクによって、集光レンズで集光された集光光のみを通過させ、第二コヒーレント光源によって、マスクを通過した集光光と干渉させる参照光として、コヒーレント光を発生させ、撮像素子によって、集光光と参照光とが干渉してなる干渉縞を、中間要素干渉縞として撮像する。そして、立体画像表示装置は、立体画像表示手段において、表示素子によって、中間要素画像群の中間干渉縞群を表示し、照明光源によって、表示素子を照射する照明光を発生させる。
請求項1、2に記載の発明によれば、第一および第二放物面ミラー、つまり、2枚の放物面ミラーによって、被写体からの物体光がミラー板で反射した反射光、つまり、被写体の奥行きが反転した状態に対する要素画像が反転し、撮像素子によって撮像されるので、被写体の要素画像を表示した際に観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項3に記載の発明によれば、凸レンズで結像される被写体の実像がミラー板で反射され、反射した反射光がフィールドレンズで伝送された後、撮像素子によって撮像されるので、被写体の奥行きが反転した状態に対する要素画像が撮像されることになる。このため、被写体の要素画像を表示した際に観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項4に記載の発明によれば、凸レンズで結像される被写体の実像がミラー板で反射され、当該ミラー板の位置から準線上に配置した撮像素子によって撮像されるので、被写体の奥行きが反転した状態に対する要素画像が撮像されることになる。このため、被写体の要素画像を表示した際に観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項5に記載の発明によれば、自己集束性スクリーンにより生成された被写体の奥行きが反転した反転像がミラー板で反射され、撮像素子によって撮像されるので、被写体の要素画像を表示した際に観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項6に記載の発明によれば、アフォーカル光学系アレーにより生成された被写体の奥行きを反転させた反転立体画像がミラー板で反射され、撮像素子によって撮像されるので、被写体の要素画像を表示した際に観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項7に記載の発明によれば、被写体の要素画像群から、当該被写体と比較して奥行きが反転した中間立体像を生成し、さらに、この中間立体像を撮像するので、当該中間立体像の要素画像を表示する際には、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項8に記載の発明によれば、被写体の要素画像群から、当該被写体と比較して奥行きが同じ中間立体像を生成し、さらに、この中間立体像と参照光とが干渉した干渉縞を撮像するので、当該干渉縞に、参照光源と同じ光源を再生光源として照射すれば、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項9に記載の発明によれば、被写体の要素画像と、参照光源で発生させた参照光とを干渉させることで要素干渉縞を生成し、すべての要素画像(要素画像群)についても同様の要素干渉縞を生成した要素干渉縞群を撮像するので、取得した要素干渉縞群を表示し、この要素干渉縞群に参照光源と同じ光源を再生光源として照射すれば、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項10、11に記載の発明によれば、反射光として撮像された被写体の要素画像群が表示素子で表示され、投射レンズで投射され、ミラー板で立体画像として結像された後、第一および第二放物面ミラーによって、当該立体画像の奥行きが元に戻されるので、被写体の要素画像群を表示した際に観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項12に記載の発明によれば、反射光として撮像された被写体の要素画像群が表示素子で表示され、投射レンズで投射されてフィールドレンズで伝送された後、ミラー板で立体画像として結像され、ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点側から画像が撮像されているが、表示する際には、ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の反対側から画像を観察することになるので、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項13に記載の発明によれば、反射光として撮像された被写体の要素画像群が表示素子で表示され、ミラー板で立体画像として結像され、ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点側から画像が撮像されているが、表示する際には、ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の反対側から画像を観察することになるので、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項14に記載の発明によれば、反射光として撮像された被写体の要素画像群が表示素子で表示され、投射レンズで投射されてミラー板で立体画像として結像され、自己集束性スクリーンによって、奥行きが反転される、すなわち、当該立体画像の奥行きが元に戻されるので、被写体の要素画像群を表示した際に観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項15に記載の発明によれば、被写体の要素画像群が表示素子で表示され、投射レンズで投射されてミラー板で立体画像として結像され、アフォーカル光学系アレーによって、奥行きを反転される、すなわち、当該立体画像の奥行きが元に戻されるので、被写体の要素画像群を表示した際に観察される立体画像の奥行きが反転することなく、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項16に記載の発明によれば、被写体と比較して奥行きの反転した状態で表示された立体像を中間被写体として撮像しており、この中間被写体の要素画像群を表示させているので、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項17に記載の発明によれば、被写体と比較して奥行きの反転していない立体像を中間被写体とし、この中間被写体と参照光とが干渉した干渉縞を撮像しており、この干渉縞を表示させているので、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
請求項18に記載の発明によれば、被写体と比較して奥行きの反転していない立体像を生成する要素画像群を、中間要素画像群とみなし、中間要素画像群と参照光とが干渉した中間要素干渉縞を撮像しており、この中間要素干渉縞を表示させているので、被写体と同じ奥行きの立体画像を観察することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
立体画像撮像装置については第一実施形態から第九実施形態までを、立体画像表示装置については第一実施形態から第九実施形態までを説明することとし、立体画像撮像表示システムについては第一実施形態から第四実施形態までを説明することとする。
〈立体画像撮像装置の構成(第一実施形態)〉
まず、第一実施形態の立体画像撮像装置の構成について説明する。図1は立体画像撮像装置(第一実施形態)の概略図である。図1に示すように、立体画像撮像装置1は、IP方式による被写体の立体画像を表示するために、当該被写体を撮像するもので、2枚の放物面ミラー(第一および第二放物面ミラー)3(3a、3b)と、ミラー板5と、撮像素子7とを備えている。なお、被写体の符号としてHを付すこととし、この被写体Hの実像の符号としてGを付すこととする。また、この図1は、立体画像撮像装置1の一断面を図示したものである。
放物面ミラー3(3a、3b)は、放物面の焦点側に鏡面を有しており(鏡面加工が施されており)、焦点側同士が対向して設置されているものである。
ミラー板5は、複数の微小ミラー5aを有して成り、この微小ミラー5aがアレー状に並んだものである。複数の微小ミラー5aは、放物面ミラー3aと一致する放物面の接平面と同じ角度を有して配置されている。また、複数の微小ミラー5aは、放物面ミラー3aの焦点と同じ側面に鏡面を有している(鏡面加工が施されている)。
撮像素子7は、ミラー板5の微小ミラー5aで反射した反射光を、被写体の要素画像群として撮像するものである。この撮像素子7としては、写真フィルム、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)、CMOS(Complenentary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)撮像素子が挙げられる。なお、これらの撮像素子は可視光領域内の複数の波長に対して感度を持っていてもよく、可視光領域内の波長だけでなく、これらの撮像素子とI_I(イメージインテンシファイアー)を組み合わせて用いてもよい。この場合、微小ミラー5aは撮像素子7で感度を有している波長帯域に対して有効な反射特性を有していることが好ましい。
この立体画像撮像装置1で撮像した画像(奥行きが反転した実像に対する要素画像群、つまり、ミラー板5で反射した反射光)を、従来の立体画像表示装置に入力することで、被写体と比較して奥行きが同じになる立体画像を、観察者に観察させることができる。
なお、ミラー板5と撮像素子7との間に、後記するフィールドレンズと対物レンズとを介在させて、被写体の要素画像群を撮像するようにしてもよい。この場合、フィールドレンズを撮像素子7の位置に配置することとする。
〈立体画像撮像装置の動作(第一実施形態)〉
次に、図23に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像装置1の動作を説明する(適宜、図1参照)。
まず、立体画像撮像装置1は、被写体Hからの物体光(光線)を放物面ミラー3bによって反射し、さらに放物面ミラー3aによって反射する(ステップS1)。続いて、立体画像撮像装置1は、ミラー板5で、放物面ミラー3aで反射した反射光を反射する(ステップS2)。そして、立体画像撮像装置1は、撮像素子7によって、ミラー板5で反射した反射した反射光(被写体Hの要素画像群)を撮像する(ステップS3)。
〈立体画像撮像装置の構成(第二実施形態)〉
次に、第二実施形態の立体画像撮像装置の構成について説明する。図2は立体画像撮像装置(第二実施形態)の概略図である。図2に示すように、立体画像撮像装置1Aは、IP方式による被写体の立体画像を表示するために、当該被写体を撮像するもので、2枚の放物面ミラー(第一および第二放物面ミラー)3(3a、3b)と、ミラー板5と、撮像素子7と、対物レンズ9とを備えている。なお、図1と同様に、被写体の符号としてHを付すこととし、この被写体Hの実像の符号としてGを付すこととする。また、この図2は、立体画像撮像装置の一断面を図示したものである。
放物面ミラー3(3a、3b)は、放物面の焦点側に鏡面を有しており(鏡面加工が施されており)、焦点側同士が対向して設置されているものである。なお、放物面ミラー3a(第一放物面ミラー)の焦点Fa(F)と放物面ミラー3b(第二放物面ミラー)の焦点Fb(F)とは、それぞれ焦点Fが放物面ミラー3の上に存在するように設置されている。つまり、焦点Faが放物面ミラー3b上に、焦点Fbが放物面ミラー3a上に存在するように設置されている。
ちなみに、放物面ミラー3aは、ミラー板5の傾きの基準となる放物面と同一放物面上に配置されている。また、これらの長さについては放物面ミラー3bの方が放物面ミラー3aよりも若干長く形成されている。つまり、放物面ミラー3aは焦点Fbが通過するX軸まで延在しているのに対し、放物面ミラー3bは焦点Faが通過するX軸よりも上方まで延在している。
ミラー板5は、複数の微小ミラー5aを有して成り、この微小ミラー5aがアレー状に並んだものである。複数の微小ミラー5aは、放物面ミラー3aと一致する放物面の接平面と同じ角度を有して配置されている。また、複数の微小ミラー5aは、放物面ミラー3aの焦点Faと同じ側面に鏡面を有している(鏡面加工が施されている)。
対物レンズ9は、放物面ミラー3(3a、3b)と、ミラー板5とにより反射された反射光、すなわち、被写体Hからの物体光(被写体Hからの発せられた物体光(光線))が反射した反射光を受光するものである。
撮像素子7は、対物レンズ9で受光された反射光を、被写体の要素画像として撮像するものである。なお、対物レンズ9および撮像素子7は、放物面ミラー3aの準線Jを含みX軸に垂直な平面に合焦する配置に構成されている。
ここで、放物面ミラー3aの焦点Fa付近に被写体Hが存在する場合について説明する。なお、被写体Hの位置は、ここで前提とする放物面ミラー3aの焦点Fa付近に限定されない。被写体Hから発せられた物体光(光線)は、放物面ミラー3aおよび放物面ミラー3bにより実像Gを結像(形成)する。
図2では、被写体Hとして、「旗」を示しており、撮像方向aから観察した場合、「旗」の先端部分が手前に存在する状態となっている。しかし、撮像方向aから実像Gを観察した場合、「旗」の先端部分が奥に存在する状態となっている。この実施形態では、被写体Hと比較して、奥行きが反転した実像Gを生成し、準線上に虚像として形成される実像Gの要素画像群を撮像することになる。従って、この立体画像撮像装置1Aで撮像した画像(奥行きが反転した実像に対する要素画像群、つまり、ミラー板5で反射した反射光)を、従来の立体画像表示装置に入力することで、被写体と比較して奥行きが同じになる立体画像を、観察者に観察させることができる。
〈立体画像撮像装置の動作(第二実施形態)〉
次に、図23に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像装置1Aの動作を説明する(適宜、図2参照)。
まず、立体画像撮像装置1Aは、被写体Hからの物体光(光線)を放物面ミラー3bによって反射し、さらに放物面ミラー3aによって反射する(ステップS11)。続いて、立体画像撮像装置11は、ミラー板5で、放物面ミラー3aで反射した反射光を反射する(ステップS12)。
そして、立体画像撮像装置1Aは、対物レンズ9によって、ミラー板5で反射した反射した反射光(被写体Hの要素画像)を受光し(ステップS13)、撮像素子7によって、対物レンズ9で受光された反射光を撮像する(ステップS14)。
〈立体画像撮像装置の構成(第三実施形態)〉
次に、立体画像撮像装置の構成(第三実施形態)について説明する。図3は立体画像撮像装置(第三実施形態)の概略図である。図3に示すように、立体画像撮像装置1Bは、IP方式による被写体の立体画像を表示するために、当該被写体を撮像するもので、光学系(凸レンズ)11と、ミラー板13と、フィールドレンズ15と、対物レンズ9と、撮像素子7とを備えている。なお、図2に示した立体画像撮像装置1Aと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。また、被写体の符号としてHを付すこととし、この被写体Hの実像の符号としてGを付すこととする。この図3は、立体画像撮像装置の一断面を図示したものである。
光学系11は、ミラー板5の焦点側に、被写体Hの実像Gを結像させるものである。ここでは、光学系11として凸レンズを採用しており、この凸レンズによって、被写体Hからの物体光を集光して、当該被写体Hの実像Gを結像させている。なお、凸レンズの部分は、複数の光学素子で構成されてもよく、被写体と実像の横倍率を一致させるためにアフォーカル光学系を用いてもよい。
ミラー板13は、複数の微小ミラー13aを有して成り、この微小ミラー13aがアレー状に並んだものである。複数の微小ミラー13aは、前記した(1)式[y=4px(ただし、p<0、x<0)]で表される放物線をX軸の周りに回転させた放物面の接平面と同じ角度を有して配置されている。また、このミラー板13は、放物面の焦点と反対側の側面に鏡面を有している。
フィールドレンズ15は、ミラー板13の傾きの基準となる放物面の準線J上に配置され、被写体Hからの物体光を、当該ミラー板13の微小ミラー5aで反射した反射光を伝送するものである。つまり、このフィールドレンズ15は、放物面の準線Jを含み、水平方向の軸(X軸)に垂直な平面に一致して配置されている。
なお、対物レンズ9および撮像素子7は、フィールドレンズ15が存在している平面に合焦する位置に配置されている。
ここで、光学系11により生成される被写体Hの実像Gの位置が、ミラー板13の傾きの基準となる放物面の焦点付近になる場合について説明する。なお、被写体Hの位置は、ここで前提とするミラー板13の放物面の焦点付近に限定されない。
図3では、被写体Hとして、「旗」を示しており、撮像方向aから観察した場合、「旗」の先端部分が手前に存在する状態となっている。しかし、被写体Hから発せられた物体光は、光学系11を通過した後、ミラー板13によって反射されて、フィールドレンズ15に向かう。そして、この反射光は、実像Gが存在している場合の物体光と等価である。
この実像Gを撮像方向aから観察すると、「旗」の先端部分が奥に存在する状態になっている。この実施形態では、被写体Hと比較して、奥行きが反転した実像Gから発せられた物体光と等価な反射光を撮像している。従って、この立体画像撮像装置1Bで撮像した画像(奥行きが反転した実像、つまり、ミラー板13で反射した反射光)は、立体画像撮像装置1Aで撮像した画像と同様に、従来の立体画像表示装置に入力することで、被写体と比較して奥行きが同じになる立体画像を、観察者に観察させることができる。
〈立体画像撮像装置の動作(第三実施形態)〉
次に、図25に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像装置1Bの動作を説明する(適宜、図3参照)。
まず、立体画像撮像装置1Bは、光学系11によって、ミラー板13の傾きの基準となる放物面の焦点側に、被写体Hの実像Gを結像させる(ステップS21)。続いて、立体画像撮像装置1Bは、光学系11により投射された像を、ミラー板13によって反射する(ステップS22)。
そして、立体画像撮像装置1Bは、フィールドレンズ15によって、ミラー板13で反射した反射光を伝送し(ステップS23)、対物レンズ9によって受光する(ステップS24)。そして、立体画像撮像装置1Bは、撮像素子7によって、対物レンズ9で受光された反射光を撮像する(ステップS25)。
〈立体画像撮像装置の構成(第四実施形態)〉
次に、立体画像撮像装置の構成(第四実施形態)について説明する。図4は立体画像撮像装置(第四実施形態)の概略図である。図4に示すように、立体画像撮像装置1Cは、IP方式による被写体の立体画像を表示するために、当該被写体を撮像するもので、光学系(凸レンズ)11と、ミラー板13と、撮像素子7とを備えている。なお、図2、3に示した立体画像撮像装置1A、1Bと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。また、被写体の符号としてHを付すこととし、この被写体Hの実像の符号としてGを付すこととする。この図4は、立体画像撮像装置の一断面を図示したものである。
ここで、光学系11により生成される被写体Hの実像Gの位置が、ミラー板13の傾きの基準となる放物面の焦点付近になる場合について説明する。なお、被写体Hの位置は、ここで前提とするミラー板13の放物面の焦点付近に限定されない。
図4では、被写体Hとして、「旗」を示しており、撮像方向aから観察した場合、「旗」の先端部分が手前に存在する状態となっている。しかし、被写体Hからの物体光は、光学系11を通過した後、ミラー板13によって反射されて、撮像素子7に向かう。そして、この反射光は、実像Gから発せられた物体光と等価である。
この実像Gを撮像方向aから観察すると、「旗」の先端部分が奥に存在する状態になっている。この実施形態では、被写体Hと比較して、奥行きが反転した実像Gから発せられた物体光と等価な反射光を撮像している。従って、この立体画像撮像装置1Cで撮像した画像(奥行きが反転した実像、つまり、ミラー板13で反射した反射光)は、立体画像撮像装置1A、1Bで撮像した画像と同様に、従来の立体画像表示装置に入力することで、被写体と比較して奥行きが同じになる立体画像を、観察者に観察させることができる。
〈立体画像撮像装置の動作(第四実施形態)〉
次に、図26に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像装置1Cの動作を説明する(適宜、図4参照)。
まず、立体画像撮像装置1Cは、光学系11によって、ミラー板13の焦点側に、被写体Hの実像Gを結像させる(ステップS31)。続いて、立体画像撮像装置1Cは、光学系11により投射された像を、ミラー板13によって反射する(ステップS32)。
そして、立体画像撮像装置1Cは、撮像素子7によって、ミラー板13で反射された反射光を撮像する(ステップS33)。
〈立体画像撮像装置の構成(第五実施形態)〉
次に、立体画像撮像装置の構成(第五実施形態)について説明する。図5(a)は立体画像撮像装置(第五実施形態)の概略図である。図5(a)に示すように、立体画像撮像装置1Dは、IP方式による被写体の立体画像を表示するために、当該被写体を撮像するもので、自己集束性スクリーン17と、ハーフミラー19と、ミラー板5と、対物レンズ9と、撮像素子7とを備えている。なお、図1、2、3、4に示した立体画像撮像装置1、1A、1B、1Cと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。また、被写体の符号としてHを付すこととし、この被写体Hの実像の符号としてGを付すこととする。この図5は、立体画像撮像装置の一断面を図示したものである。
自己集束性スクリーン17は、被写体Hの奥行きを反転させた反転像を生成するものである。この自己集束性スクリーン17の概略を図5(b)に示す。この図5(b)に示すように、自己集束性スクリーン17は、凸レンズ17aを多数配列したレンズ板として構成されており、この凸レンズ17aの焦平面に拡散反射面17bが接合されている。そして、この自己集束性スクリーン17では、凸レンズ17aに受光した光線(被写体Hからの物体光)が、拡散反射面17bで反射されることで、奥行きが反転した反転像が生成される。
ハーフミラー19は、被写体Hから発せられた物体光を透過させて、当該物体光が自己集束性スクリーン17に照射されるようにすると共に、自己集束性スクリーン17で生成された反転像を、被写体Hが存在する方向とは異なる方向、すなわち、ミラー板5の鏡面が施してある方向に反射させるものである。
ここで、自己集束性スクリーン17により生成される被写体Hの反転像の位置が、ミラー板5の傾きの基準となる放物面の焦点付近になる場合について説明する。なお、被写体Hの反転像の位置は、ここで前提とするミラー板5の傾きの基準となる放物面の焦点付近に限定されない。
図5では、被写体Hとして、「旗」を示しており、撮像方向aから観察した場合、「旗」の先端部分が手前に存在する状態となっている。しかし、自己集束性スクリーン17で生成される、被写体Hの奥行きが反転した反転像を撮像方向aから観察すると、「旗」の先端部分が奥に存在する状態になっている。この実施形態では、被写体Hと比較して、奥行きが反転した反転像から発せられた光と等価な反射光を撮像している。従って、この立体画像撮像装置1Dで撮像した画像(自己集束性スクリーン17で生成された、奥行きが反転した反転像)は、立体画像撮像装置1、1A、1B、1Cで撮像した画像と同様に、従来の立体画像表示装置に入力することで、被写体と比較して奥行きが同じになる立体画像を、観察者に観察させることができる。
〈立体画像撮像装置の動作(第五実施形態)〉
次に、図27に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像装置1Dの動作を説明する(適宜、図5(a)参照)。
まず、立体画像撮像装置1Dは、自己集束性スクリーン17によって、被写体Hの反転像を生成する(ステップS41)。続いて、立体画像撮像装置1Dは、ハーフミラー19によって、自己集束性スクリーン17で生成された反転像を反射する(ステップS42)。
そして、立体画像撮像装置1Dは、ミラー板5によって、ハーフミラー19で反射された反転像をさらに反射する(ステップS43)。そして、立体画像撮像装置1Dは、対物レンズ9によって、ミラー板5で反射された反転像を受光する(ステップS44)。そして、立体画像撮像装置1Dは、撮像素子7によって、対物レンズ9で受光された反転像を撮像する(ステップS45)。
〈立体画像撮像装置の構成(第六実施形態)〉
次に、立体画像撮像装置の構成(第六実施形態)について説明する。図6(a)は立体画像撮像装置(第六実施形態)の概略図である。図6(a)に示すように、立体画像撮像装置1Eは、IP方式による被写体の立体画像を表示するために、当該被写体を撮像するもので、アフォーカル光学系アレー21と、ミラー板5と、対物レンズ9と、撮像素子7とを備えている。なお、図1、2、3、4、5に示した立体画像撮像装置1、1A、1B、1C、1Dと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。また、被写体の符号としてHを付すこととし、この被写体Hの実像の符号としてGを付すこととする。この図6は、立体画像撮像装置の一断面を図示したものである。
アフォーカル光学系アレー21は、被写体Hの奥行きを反転させた反転像を生成するものである。このアフォーカル光学系アレー21の概略を図6(b)、図6(c)に示す。この図6(b)に示すように、アフォーカル光学系アレー21は、アフォーカル光学系をアレー状に多数配列した状態で構成されたものである。ここでは、2つの凸レンズにアフォーカル光学系を構成する例を示しているが、このアフォーカル光学系の代わりに、媒質内の屈折率が一様ではない屈折率分布レンズや、回折光学素子を1つまたは複数用いて構成してもよい。
そして、このアフォーカル光学系アレー21によって、被写体Hと比較して奥行きが反転した反転像が生成される。なお、この図6(a)では、アフォーカル光学系アレー21により生成される被写体Hの反転像の位置が、ミラー板5の傾きの基準となる放物面の焦点付近になる場合を説明しているが、反転像の位置はこの位置に限定されるものではない。
なお、図6(c)では、アフォーカル光学系における、被写体Hからの物体光の光路を
示している。この図6(c)において、F1とF2との割合によって、被写体Hまでの焦点距離と実像Gまでの焦点距離とが調整される(このような記載でよろしかったでしょうか?ご教示ください)。
図6(a)では、被写体Hとして、「旗」を示しており、撮像方向aから観察した場合、「旗」の先端部分が手前に存在する状態となっている。しかし、アフォーカル光学系アレー21で生成される、被写体Hの奥行きが反転した反転像を撮像方向aから観察すると、「旗」の先端部分が奥に存在する状態になっている。この実施形態では、被写体Hと比較して、奥行きが反転した反転像から発せられた光と等価な反射光を撮像している。従って、この立体画像撮像装置1Eで撮像した画像(アフォーカル光学系アレー21で生成された、奥行きが反転した反転像)は、立体画像撮像装置1、1A、1B、1C、1Dで撮像した画像と同様に、従来の立体画像表示装置に入力することで、被写体と比較して奥行きが同じになる立体画像を、観察者に観察させることができる。
〈立体画像撮像装置の動作(第六実施形態)〉
次に、図28に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像装置1Eの動作を説明する(適宜、図6(a)参照)。
まず、立体画像撮像装置1Eは、アフォーカル光学系アレー21によって、被写体Hの反転像を生成する(ステップS51)。続いて、立体画像撮像装置1Eは、ミラー板5によって、アフォーカル光学系アレー21で生成された反転像を反射する(ステップS52)。
そして、立体画像撮像装置1Eは、対物レンズ9によって、ミラー板5で反射された反転像を受光する(ステップS53)。そして、立体画像撮像装置1Eは、撮像素子7によって、対物レンズ9で受光された反転像を撮像する(ステップS54)。
〈立体画像撮像装置の構成(第七実施形態)〉
次に、立体画像撮像装置の構成(第七実施形態)について説明する。図7は立体画像撮像装置(第七実施形態)の概略図である。図7に示すように、立体画像撮像装置1Fは、IP方式による被写体の立体画像を表示するために、当該被写体の要素画像群を入力し、この要素画像群を、中間立体像として表示し、表示された中間立体像を再撮像するもので、中間立体像表示手段23と、立体画像撮像手段25とを備えている。なお、この図7は、立体画像撮像装置の一断面を図示したものである。
中間立体像表示手段23は、要素画像群を表示する表示素子27と、この表示素子に表示された要素画像群を投射する投射レンズ29と、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラー31aをアレー状に有する第一ミラー板31とを備えている。なお、この第一ミラー板31は、投射レンズ29によって投射された要素画像群を、複数の微小ミラー31aによって反射することで、中間立体像を表示する。
立体画像撮像手段25は、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラー33aをアレー状に有する第二ミラー板33と、この第二ミラー板から反射される反射光を受光する対物レンズ35と、この対物レンズで受光された反射光を、被写体の要素画像として撮像する撮像素子37とを備えている。なお、第二ミラー板33は、中間立体像表示手段23によって表示された中間立体像を、複数の微小ミラー33aによって反射した反射光を対物レンズ35に出力している。
そして、立体画像撮像装置1Fでは、中間立体像表示手段23により表示された中間立体像を、立体画像撮像手段25の第二ミラー板33で反射させて、この反射させた反射光を、対物レンズ35で受光して、撮像素子37によって撮像している。
〈立体画像撮像装置の動作(第七実施形態)〉
次に、図29に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像装置1Fの動作を説明する(適宜、図7参照)。
まず、立体画像撮像装置1Fは、中間立体像表示手段23の表示素子27によって、入力された要素画像群を表示し(ステップS61)、中間立体像表示手段23の投射レンズ29によって、表示された要素画像群を投射する(ステップS62)。
続いて、立体画像撮像装置1Fは、第一ミラー板31によって、投射された要素画像群を、複数の微小ミラー31aで反射して、中間立体像を表示し(ステップS63)、立体画像撮像手段25の第二ミラー板33によって、表示された中間立体像を反射する(ステップS64)。
そして、立体画像撮像装置1Fは、立体画像撮像手段25の対物レンズ35によって、第二ミラー板33で中間立体像が反射された反射光を受光し(ステップS65)、受光された反射光を、撮像素子37によって撮像する(ステップS66)。
〈立体画像撮像装置の構成(第八実施形態)〉
次に、立体画像撮像装置の構成(第八実施形態)について説明する。図8は立体画像撮像装置(第八実施形態)の概略図である。図8に示すように、立体画像撮像装置1Gは、IP方式による被写体の立体画像を表示するために、当該被写体を撮像するもので、中間立体像表示手段23と、立体画像撮像手段39とを備えている。なお、図7に示した立体画像撮像装置1Fと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。この図8は、立体画像撮像装置の一断面を図示したものである。
立体画像撮像手段39は、中間立体像表示手段23により表示された中間立体像と干渉させる参照光を発生させる参照光源41と、中間立体像と参照光とが干渉してなる干渉縞を撮像する撮像素子43とを備えている。つまり、この立体画像撮像装置1Gでは、撮像素子43によって撮像した干渉縞を、被写体の立体画像としている。
〈立体画像撮像装置の動作(第八実施形態)〉
次に、図30に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像装置1Gの動作を説明する(適宜、図8参照)。
まず、立体画像撮像装置1Gは、中間立体像表示手段23の表示素子27によって、入力された要素画像群を表示し(ステップS71)、中間立体像表示手段23の投射レンズ29によって、表示された要素画像群を投射する(ステップS72)。
続いて、立体画像撮像装置1Gは、第一ミラー板31によって、投射された要素画像群を、複数の微小ミラー31aで反射して、中間立体像を表示し(ステップS73)、立体画像撮像手段39の参照光源41によって参照光を発生させる(ステップS74)。そして、立体画像撮像装置1Gは、撮像素子43によって、中間立体像と参照光とが干渉した干渉縞を撮像する(ステップS75)。
〈立体画像撮像装置の構成(第九実施形態)〉
次に、立体画像撮像装置の構成(第九実施形態)について説明する。図9は立体画像撮像装置(第九実施形態)の概略図である。図9に示すように、立体画像撮像装置1Hは、ホログラムによる被写体の立体画像を表示するために、当該被写体を撮像するもので、入力された要素画像群を表示する表示素子45と、この表示素子45を照明するコヒーレント光を発生させる第一コヒーレント光源47と、この第一コヒーレント光源で照明された表示素子45を通過した通過光を集光する集光レンズ49と、この集光レンズ49で集光された集光光のみを通過させるマスク51と、このマスク51を通過した集光光と干渉させる参照光として、コヒーレント光を発生させる第二コヒーレント光源53と、集光光と参照光とが干渉してなる干渉縞、被写体の要素画像群に対する要素干渉縞として撮像する撮像素子55とを備えている。
〈立体画像撮像装置の動作(第九実施形態)〉
次に、図31に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像装置1Hの動作を説明する(適宜、図9参照)。
まず、立体画像撮像装置1Hは、入力されたある1つの要素画像を表示素子45によって表示し(ステップS81)、この表示素子45を、第一コヒーレント光源47で発生させたコヒーレント光で照明する(ステップS82)。
続いて、立体画像撮像装置1Hは、集光レンズ49によって、コヒーレント光で照明された表示素子45を通過した通過光を集光させ(ステップS83)、マスク51によって、集光レンズ49で集光された集光光のみを通過させる(ステップS84)。
そして、立体画像撮像装置1Hは、第二コヒーレント光源53で参照光を発生させ(ステップS85)、撮像素子55によって、マスク51で通過した集光光と参照光とが干渉した干渉縞を、被写体の要素画像に対する要素干渉縞として撮像する(ステップS86)。なお、この時点で、要素干渉縞として記録していない要素画像がある場合は、撮像素子55の位置を移動させた後、図31に示したステップS81以下の動作を繰り返す。
〈立体画像表示装置の構成(第一実施形態)〉
次に、立体画像表示装置の構成(第一実施形態)について説明する。図10は立体画像表示装置(第一実施形態)の概略図である。図10に示すように、立体画像表示装置61は、IP方式による被写体の立体画像を表示するもので、表示素子63と、投射レンズ65と、フィールドレンズ67と、ミラー板69と、放射面ミラー(第一および第二放物面ミラー)71(71a、71b)とを備えている。この図10は、立体画像表示装置の一断面を図示したものである。
表示素子63は、撮像された反射光を、被写体H(図1参照)の要素画像群として表示するものである。
投射レンズ65は、表示素子63で表示された、被写体の要素画像群を、フィールドレンズ67に投射するものである。
フィールドレンズ67は、ミラー板69の傾きの基準となる放物面の準線上に配置され、投射レンズ65から投射された被写体の要素画像群を、ミラー板69に伝送するものである。つまり、このフィールドレンズ67は、ミラー板69の傾きの基準となる放物面の準線を含み、水平方向の軸に垂直な平面に一致して配置されている。
ミラー板69は、複数の微小ミラー69aがアレー状に配されたもので、投射レンズ67で投射された要素画像群を、立体画像として結像させるものである。
放物面ミラー71(71a、71b)は、ミラー板69で結像された立体画像を反射するもので、放物面の焦点側に鏡面を有している。
図10において、表示素子63では、従来の立体画像撮像装置で撮像された画像を表示するため、第2の再生像Sbの位置に立体画像が生成される。そして、この第2の再生像Sbを、放物面ミラー71bおよび放物面ミラー71aで反射することで、第1の再生像Saの位置に立体画像を生成している。この第1の再生像Saを観察方向bから観察すると、被写体と比較して同じ奥行きの立体画像を観察することができる。つまり、従来の立体画像撮像装置において、被写体として図示した「旗」は、観察方向bから見た場合、「旗」の先端部分が手前に存在している。そして、立体画像表示装置61で表示した第1の再生像Saを、観察方向bから観察した場合にも、「旗」の先端部分が手前に存在している。
なお、立体画像表示装置61では、フィールドレンズ67の位置に表示素子63を配置することで、立体画像を表示するようにすることも可能である。つまり、この場合の立体画像表示装置61は、表示素子63で表示させた要素画像群をミラー板69によって結像させて、放物面ミラー71によって反射させることで、観察方向bから観察した場合でも、被写体と比較して同じ奥行きの立体画像を観察させることができる。
〈立体画像表示装置の動作〉
次に、図32に示すフローチャートを参照して、立体画像表示装置61の動作を説明する(適宜、図10参照)。
まず、立体画像表示装置61は、表示素子63によって、要素画像群を表示し(ステップS91)、投射レンズ65によって、表示された要素画像群をフィールドレンズ67に投射する(ステップS92)。
続いて、立体画像表示装置61は、フィールドレンズ67によって、投射された要素画像群をミラー板69に伝送し(ステップS93)、ミラー板69によって、伝送された要素画像群を立体画像に結像させる(ステップS94)。そして、立体画像表示装置61は、放物面ミラー71によって、結像された立体画像を反射させて表示する(ステップS95)。
〈立体画像表示装置の構成(第二実施形態)〉
次に、立体画像表示装置の構成(第二実施形態)について説明する。図11は立体画像表示装置(第二実施形態)の概略図である。図11に示すように、立体画像表示装置61は、IP方式による被写体の立体画像を表示するもので、表示素子63と、投射レンズ65と、ミラー板73と、放射面ミラー(第一および第二放物面ミラー)75(75a、75b)とを備えている。なお、図10に示した立体画像表示装置61と同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。また、この立体画像表示装置61Aで表示される再生像のうち、放射面ミラー75aの焦点Fa付近に表れるものの符号にSa(第1の再生像)を付すこととし、放射面ミラー75bの焦点Fb付近に表れるものの符号にSb(第2の再生像)を付すこととする。この図11は、立体画像表示装置の一断面を図示したものである。
ミラー板73は、複数の微小ミラー73aがアレー状に配されたもので、投射レンズ65で投射された要素画像群を、立体画像として結像させるものである。このミラー板73を構成する複数の微小ミラー73aは、放物面ミラー75bと一致する放物面の接平面と同じ角度を有して配置されており、放物面ミラー75bの焦点Fbと同じ側面に鏡面加工が施されている。
放物面ミラー75(75a、75b)は、ミラー板73で結像された立体画像を反射するもので、放物面の焦点側に鏡面を有している。これら2枚の放物面ミラー75a(第一放物面ミラー)の焦点Faと放物面ミラー75b(第二放物面ミラー)の焦点Fbとは、それぞれ焦点Faが放物面ミラー75b上に、焦点Fbが放物面ミラー75a上に存在するように配置されている。
ここで、放物面ミラー75aの焦点Fa付近に第1の再生像Saが生成される場合ついて説明する。なお、第1の再生像Saの位置はこの位置に限定されない。
図11において、表示素子63では、従来の立体画像撮像装置で撮像された画像を表示するため、第2の再生像Sbの位置に立体画像が生成される。そして、この第2の再生像Sbを、放物面ミラー75bおよび放物面ミラー75aで反射することで、第1の再生像Saを生成している。この第1の再生像Saを観察方向bから観察すると、被写体と比較して同じ奥行きの立体画像を観察することができる。つまり、従来の立体画像撮像装置において、被写体として図示した「旗」は、観察方向bから見た場合、「旗」の先端部分が手前に存在している。そして、立体画像表示装置61Aで表示した第1の再生像Saを、観察方向bから観察した場合にも、「旗」の先端部分が手前に存在している。
〈立体画像表示装置の動作(第二実施形態)〉
次に、図33に示すフローチャートを参照して、立体画像表示装置61Aの動作を説明する(適宜、図11参照)。
まず、立体画像表示装置61Aは、表示素子63によって、被写体の要素画像群を表示する(ステップS101)。続いて、立体画像表示装置61Aは、投射レンズ65によって、要素画像群をミラー板73に投射する(ステップS102)。
そして、立体画像表示装置61Aは、ミラー板73によって、複数の要素画像群から立体画像を結像させる(ステップS103)。そして、立体画像表示装置61Aは、放物面ミラー75によって、ミラー板73により結像された立体画像を反射させる(ステップS104)。
〈立体画像表示装置の構成(第三実施形態)〉
次に、立体画像表示装置の構成(第三実施形態)について説明する。図12は立体画像表示装置(第三実施形態)の概略図である。図12に示すように、立体画像表示装置61Bは、IP方式による被写体の立体画像を表示するもので、表示素子63と、投射レンズ65と、フィールドレンズ67と、ミラー板69とを備えている。なお、図10、11に示した立体画像表示装置61、61Aと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。また、この立体画像表示装置61Bで表示される再生像に符号としてSを付すこととする。この図12は、立体画像表示装置の一断面を図示したものである。
フィールドレンズ67は、ミラー板69の傾きの基準となる放物面の準線J上に配置され、投射レンズ65から投射された反射光(被写体Hの要素画像)を、ミラー板69に伝送するものである。つまり、このフィールドレンズ67は、ミラー板69の傾きの基準となる放物面の準線Jを含み、水平方向の軸(X軸)に垂直な平面に一致して配置されている。
ミラー板69は、複数の微小ミラー69aがアレー状に配されたもので、投射レンズ65で投射され、フィールドレンズ67で伝送された要素画像群を、立体画像として結像させるものである。このミラー板69を構成する複数の微小ミラー69aは、前記した(1)式[y=4px(ただし、p<0、x<0)]で表される放物線をX軸の周りに回転させた放物面の接平面と同じ角度を有して配置されている。また、このミラー板69は、放物面の焦点と反対側の側面に鏡面を有している。
なお、表示素子63および投射レンズ65は、フィールドレンズ67が配置されている平面に合焦するように配置されている。
ここで、ミラー板69の傾きの基準となる放物面の焦点付近に再生像Sが生成される場合について説明する。なお、再生像Sの位置はこの位置に限定されない。この再生像Sは、ミラー板69の微小ミラー69aで複数の要素画像が反射することで、観察方向bから観察した場合に、視認することができる像である。
図12において、表示素子63では、従来の立体画像撮像装置で撮像された画像を表示するため、再生像Sの位置に立体画像が生成される。そして、この立体画像を、ミラー板69で反射し、観察方向bから観察すると、被写体と比較して同じ奥行きの立体画像を観察することができる。つまり、従来の立体画像撮像装置において、被写体として図示した「旗」は、撮像方向a(図45(a)参照)から見た場合、「旗」の先端部分が手前に存在している。そして、立体画像表示装置61Bで表示した再生像Sを、観察方向bから観察した場合にも、「旗」の先端部分が手前に存在している。
〈立体画像表示装置の動作(第三実施形態)〉
次に、図34に示すフローチャートを参照して、立体画像表示装置61Bの動作を説明する(適宜、図12参照)。
まず、立体画像表示装置61Bは、表示素子63によって、被写体の要素画像群を表示する(ステップS111)。続いて、立体画像表示装置61Bは、投射レンズ65によって、要素画像群をフィールドレンズ67に投射する(ステップS112)。
そして、立体画像表示装置61Bは、フィールドレンズ67によって、投射レンズ65で投射された要素画像群を伝送し(ステップS113)、ミラー板69によって、複数の要素画像群から立体画像を結像させる(ステップS114)。
〈立体画像表示装置の構成(第四実施形態)〉
次に、立体画像表示装置の構成(第四実施形態)について説明する。図13は立体画像表示装置(第四実施形態)の概略図である。図13に示すように、立体画像表示装置61Cは、IP方式による被写体の立体画像を表示するもので、表示素子63と、ミラー板69と、光源77と、方向制御レンズ69とを備えている。なお、図10、11、12に示した立体画像表示装置61、61A、61Bと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。また、この立体画像表示装置61Cで表示される再生像に符号としてSを付すこととする。この図13は、立体画像表示装置の一断面を図示したものである。
光源77は、所定値以上の光量を有す光線を発生させるもので、一般的なLEDやハロゲンランプ、キセノンランプ等によって構成されている。
方向制御レンズ79は、光源77から発せられた光線が、ミラー板69に入射する光線と同じ光線の向きになるように制御するものである。なお、この方向制御レンズ79は、具体的には、従来の立体画像撮像装置201(図45(a)参照)の微小ミラー203から右側に伸びている点線の方向と、図13に示した微小ミラー69aに、表示素子63から入ってくる実線の方向とが一致するように配置されている。
また、表示素子63は、ミラー板69の傾きの基準となる放物面の準線J上に配置されている。
ここで、ミラー板69の傾きの基準となる放物面の焦点付近に再生像Sが生成される場合について説明する。なお、再生像Sの位置はこの位置に限定されない。
図13において、表示素子63では、従来の立体画像撮像装置で撮像された画像を表示するため、再生像Sの位置に立体画像が生成される。そして、この立体画像を、ミラー板69で反射し、観察方向bから観察すると、被写体と比較して同じ奥行きの立体画像を観察することができる。つまり、従来の立体画像撮像装置において、被写体として図示した「旗」は、撮像方向a(図45(a)参照)から見た場合、「旗」の先端部分が手前に存在している。そして、立体画像表示装置61Cで表示した再生像Sを、観察方向bから観察した場合にも、「旗」の先端部分が手前に存在している。
〈立体画像表示装置の動作(第四実施形態)〉
次に、図35に示すフローチャートを参照して、立体画像表示装置61Cの動作を説明する(適宜、図13参照)。
まず、立体画像表示装置61Cは、表示素子63によって、被写体の要素画像群を表示する(ステップS121)。続いて、立体画像表示装置61Cは、光源77による光線を方向制御レンズ79により制御することで、当該光線が、ミラー板69に入射する光線(要素画像群)と同じ光線の向きになるように制御する(ステップS122)。
そして、立体画像表示装置61Cは、ミラー板69によって、方向制御レンズ79で光線の向きが制御された光線から、すなわち、複数の要素画像群から立体画像を結像させる(ステップS123)。
〈立体画像表示装置の構成(第五実施形態)〉
次に、立体画像表示装置の構成(第五実施形態)について説明する。図14は立体画像表示装置(第五実施形態)の概略図である。図14に示すように、立体画像表示装置61Dは、IP方式による被写体の立体画像を表示するもので、表示素子63と、投射レンズ65と、ミラー板73と、自己集束性スクリーン81と、ハーフミラー83とを備えている。図10、11、12、13に示した立体画像表示装置61、61A、61B、61Cと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。また、この立体画像表示装置61Dで表示される反転像に符号としてIを付すこととする。この図14は、立体画像表示装置の一断面を図示したものである。
自己集束性スクリーン81は、ミラー板73によって結像される立体画像の奥行きを反転させた反転像Iを生成するものである。なお、この自己集束性スクリーン81は、図5(b)に示した自己集束性スクリーン17と同様の構成をしている。
ハーフミラー83は、ミラー板73によって結像された立体画像を自己集束性スクリーン81に照射されるようにすると共に、この立体画像が自己集束性スクリーン81で反転された反転像Iを透過させるものである。
ここで、ミラー板73によって結像された立体画像の位置が、ミラー板73の傾きの基準となる放物面の焦点付近になる場合について説明する。なお、立体画像の位置はこの位置に限定されない。
図14において、表示素子63では、従来の立体画像撮像装置で撮像された画像を表示するため、ミラー板73の傾きの基準となる放物面の焦点付近に立体画像が生成される。そして、この立体画像を生成する光線を自己集束性スクリーン81により反射し、さらに反射した光線の方向をハーフミラー83によって変更した後、観察方向bから観察すると、被写体と比較して同じ奥行きの立体画像を観察することができる。つまり、従来の立体画像撮像装置において、被写体として図示した「旗」は、撮像方向a(図45(a)参照)から見た場合、「旗」の先端部分が手前に存在している。そして、立体画像表示装置61Dで表示した反転像Iを、観察方向bから観察した場合にも、「旗」の先端部分が手前に存在している。
〈立体画像表示装置の動作(第五実施形態)〉
次に、図36に示すフローチャートを参照して、立体画像表示装置61Dの動作を説明する(適宜、図14参照)。
まず、立体画像表示装置61Dは、表示素子63によって、被写体の要素画像群を表示する(ステップS131)。続いて、立体画像表示装置61Dは、投射レンズ65によって、要素画像群をミラー板73に投射する(ステップS132)。
そして、立体画像表示装置61Dは、ミラー板73によって、投射レンズ65で投射された複数の要素画像群から立体画像を結像させる(ステップS133)。そして、立体画像表示装置61Dは、ハーフミラー83によって、ミラー板73で結像された立体画像を反射させ(ステップS134)、自己集束性スクリーン81によって、反射された立体画像を反転した反転像を生成する(ステップ135)。
〈立体画像表示装置の構成(第六実施形態)〉
次に、立体画像表示装置の構成(第六実施形態)について説明する。図15は立体画像表示装置(第六実施形態)の概略図である。図15に示すように、立体画像表示装置61Eは、IP方式による被写体の立体画像を表示するもので、表示素子63と、投射レンズ65と、ミラー板73と、アフォーカル光学系アレー85とを備えている。図10、11、12、13、14に示した立体画像表示装置61、61A、61B、61C、61Dと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。また、この立体画像表示装置61Eで表示される反転像に符号としてIを付すこととする。この図15は、立体画像表示装置の一断面を図示したものである。
アフォーカル光学系アレー85は、ミラー板73によって結像される立体画像の奥行きを反転させた反転像Iを生成するものである。なお、このアフォーカル光学系アレー85は、図6(b)に示したアフォーカル光学系アレー21と同様の構成をしている。
ここで、ミラー板73によって結像された立体画像の位置が、ミラー板73の傾きの基準となる放物面の焦点付近になる場合について説明する。なお、立体画像の位置はこの位置に限定されない。
図15において、表示素子63では、従来の立体画像撮像装置で撮像された画像を表示するため、ミラー板73の傾きの基準となる放物面の焦点付近に立体画像が生成される。そして、この立体画像を生成する光線をアフォーカル光学系アレー85により透過した後、観察方向bから観察すると、被写体と比較して同じ奥行きの立体画像を観察することができる。つまり、従来の立体画像撮像装置において、被写体として図示した「旗」は、撮像方向a(図45(a)参照)から見た場合、「旗」の先端部分が手前に存在している。そして、立体画像表示装置61Eで表示した反転像Iを、観察方向bから観察した場合にも、「旗」の先端部分が手前に存在している。
〈立体画像表示装置の動作(第六実施形態)〉
次に、図37に示すフローチャートを参照して、立体画像表示装置61Eの動作を説明する(適宜、図15参照)。
まず、立体画像表示装置61Eは、表示素子63によって、被写体の要素画像群を表示する(ステップS141)。続いて、立体画像表示装置61Eは、投射レンズ65によって、要素画像群をミラー板73に投射する(ステップS142)。
そして、立体画像表示装置61Eは、ミラー板73によって、投射レンズ65で投射された複数の要素画像群から立体画像を結像させる(ステップS143)。そして、立体画像表示装置61Eは、アフォーカル光学系アレー85によって、反射された立体画像を透過させて、反転した反転像を生成する(ステップ144)。
〈立体画像表示装置の構成(第七実施形態)〉
次に、立体画像表示装置の構成(第七実施形態)について説明する。図16は立体画像表示装置(第七実施形態)の概略図である。図16に示すように、立体画像表示装置61Fは、被写体の立体画像を表示するものであって、被写体と比較して奥行きの反転した状態で表示された立体像を中間被写体として撮像する中間被写体撮像手段87と、この中間被写体撮像手段87で撮像された中間被写体の要素画像群を再表示する立体画像表示手段89とを備えている。
中間被写体撮像手段87は、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラー91aをアレー状に有する第一ミラー板91と、この第一ミラー板91から反射される反射光を受光する対物レンズ93と、この対物レンズ93で受光された反射光を、中間被写体の要素画像群として撮像する撮像素子95とを備えている。この撮像素子95で撮像された要素画像群が立体画像表示手段89に入力される。
立体画像表示手段89は、要素画像群を表示する表示素子97と、この表示素子97に表示された要素画像群を投射する投射レンズ99と、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラー101aをアレー状に有する第二ミラー板101とを備えている。
この立体画像表示装置61Fは、中間被写体撮像手段87により撮像された中間被写体の要素画像群を、立体画像表示手段89の表示素子97で表示して、この表示された要素画像群を投射レンズ99により第二ミラー板101に投射し、投射された要素画像群を第二ミラー板101で反射する。
図16において、中間被写体撮像手段87の撮像素子95で被写体の要素画像群が中間被写体の要素画像群として撮像され、立体画像表示手段89の表示素子97で表示されるので、観察方向bから観察すると、被写体と比較して同じ奥行きの立体画像を観察することができる。つまり、従来の立体画像撮像装置において、被写体として図示した「旗」は、撮像方向a(図45(a)参照)から見た場合、「旗」の先端部分が手前に存在している。そして、立体画像表示装置61Fで表示した立体画像を、観察方向bから観察した場合にも、「旗」の先端部分が手前に存在している。
〈立体画像表示装置の動作(第七実施形態)〉
次に、図38に示すフローチャートを参照して、立体画像表示装置61Fの動作を説明する(適宜、図16参照)。
まず、立体画像表示装置61Fは、被写体からの物体光(光線)を、中間被写体撮像手段87の第一ミラー板91によって反射し(ステップS151)、反射光を対物レンズ93で受光する(ステップS152)。
続いて、立体画像表示装置61Fは、対物レンズ93で受光された反射光を、中間被写体の要素画像群として、中間被写体撮像手段87の撮像素子95によって撮像する(ステップS153)。さらに、立体画像表示装置61Fは、立体画像表示手段89の表示素子97によって、中間被写体の要素画像群を表示する(ステップS154)。
そして、立体画像表示装置61Fは、立体画像表示手段89の投射レンズ99によって、表示された要素画像群を投射し(ステップS155)、立体画像表示手段89の第二ミラー板101によって、反射させる(ステップS156)。そうすると、観察方向bから立体画像を観察することができる。
〈立体画像表示装置の構成(第八実施形態)〉
次に、立体画像表示装置の構成(第八実施形態)について説明する。図17は立体画像表示装置(第八実施形態)の概略図である。図17に示すように、立体画像表示装置61Gは、被写体の立体画像を表示するものであって、被写体と比較して奥行きの反転していない立体像を、中間被写体とみなし、この中間被写体と参照光との干渉縞を撮像する中間被写体撮像手段103と、この中間被写体撮像手段103で撮像された干渉縞に照明光を照射することで、中間被写体の立体像を表示する立体画像表示手段105とを備えている。
中間被写体撮像手段103は、入力された要素画像群を表示する表示素子107と、表示された要素画像群を投射する投射レンズ109と、投射された要素画像群を中間被写体として結像させるミラー板111と、中間被写体と干渉させる参照光を発生させる参照光源113と、この参照光源113で発生させた参照光と中間被写体とが干渉してなる干渉縞を撮像する撮像素子115とを備えている。
立体画像表示手段105は、中間被写体撮像手段103により撮像した干渉縞を表示する表示素子117と、この表示素子117で表示された干渉縞に照射する照明光を発生させる照明光源119とを備えている。
〈立体画像表示装置の動作(第八実施形態)〉
次に、図39に示すフローチャートを参照して、立体画像表示装置61Gの動作を説明する(適宜、図17参照)。
まず、立体画像表示装置61Gは、入力された要素画像群を、中間被写体撮像手段103の表示素子107によって表示し(ステップS161)、投射レンズ109によって、表示された要素画像群をミラー板111に投射する(ステップS162)。
続いて、立体画像表示装置61Gは、ミラー板111によって、要素画像群を中間被写体として結像させる(ステップS163)。また、立体画像表示装置61Gは、中間被写体撮像手段103の参照光源113によって、参照光を発生させ(ステップS164)、中間被写体撮像手段103の撮像素子115によって、中間被写体と参照光とが干渉した干渉縞を撮像する(ステップS165)。
そして、立体画像表示装置61Gは、立体画像表示手段105の表示素子117によって、干渉縞を表示し(ステップS166)、照明光源119によって、照明光を発生させる(ステップS167)ことで、立体画像を表示する。
〈立体画像表示装置の構成(第九実施形態)〉
次に、立体画像表示装置の構成(第九実施形態)について説明する。図18は立体画像表示装置(第九実施形態)の概略図である。図18に示すように、立体画像表示装置61Hは、被写体の立体画像を表示するものであって、被写体と比較して奥行きの反転していない立体像を生成する要素画像群を、中間要素画像群とみなし、この中間要素画像群に対する中間要素干渉縞を撮像する中間要素干渉縞撮像手段121と、この中間要素干渉縞撮像手段121で撮像された中間要素干渉縞に照明光を照明することで、被写体の立体像を表示する立体画像表示手段123とを備えている。
中間要素干渉縞撮像手段121は、中間要素画像群の個々の中間要素画像を表示する表示素子125と、この表示素子125を照明するコヒーレント光を発生させる第一コヒーレント光源127と、この第一コヒーレント光源127で照明された表示素子125を通過する通過光を集光する集光レンズ129と、この集光レンズ129で集光された集光光のみを通過させるマスク131と、このマスク131を通過した集光光と干渉させる参照光として、コヒーレント光を発生させる第二コヒーレント光源133と、集光光と参照光とが干渉してなる干渉縞を、中間要素干渉縞として撮像する撮像素子135とを備えている。
つまり、この中間要素干渉縞撮像手段121は、被写体と比較して奥行きの反転していない立体像、すなわち、これまで説明してきた立体画像撮像装置1〜1Hで撮像した立体画像を入力した場合に、中間要素干渉縞を撮像するものである。
立体画像表示手段123は、中間要素画像群の中間干渉縞群を表示する表示素子137と、この表示素子137を照射する照明光を発生させる照明光源139とを備えている。
この立体画像表示装置61Hでは、立体画像表示手段123によって、中間干渉縞群を、照明光と照射することによって、立体画像を表示している。
〈立体画像表示装置の動作(第八実施形態)〉
次に、図40に示すフローチャートを参照して、立体画像表示装置61Hの動作を説明する(適宜、図18参照)。
まず、立体画像表示装置61Hは、中間要素干渉縞撮像手段121の表示手段125によって、中間要素画像を表示し(ステップS171)、中間要素干渉縞撮像手段121の第一コヒーレント光源127によって、照明光としてコヒーレント光を発生させる(ステップS172)。
続いて、立体画像表示装置61Hは、中間要素干渉縞撮像手段121の集光レンズ129によって、表示手段125を通過した通過光を集光し(ステップS173)、マスク131によって、集光した集光光のみを通過させる(ステップS174)。そして、立体画像表示装置61Hは、中間要素干渉縞撮像手段121の第二コヒーレント光源133によって、参照光としてコヒーレント光を発生させる(ステップS175)。
そして、立体画像表示装置61Hは、中間要素干渉縞撮像手段121の撮像手段135によって、集光光と参照光とが干渉した中間要素干渉縞を撮像する(ステップS176)。この時点で、中間要素干渉縞として記録していない中間要素画像がある場合は、撮像手段135の位置を移動させた後、図40のステップS171以下を繰り返す。その後、立体画像表示装置61Hは、立体画像表示手段123の表示手段137によって、中間要素干渉縞群を表示し(ステップS177)、照明光源139によって、照明光を発生させて(ステップS178)、立体画像を表示する。
〈立体画像撮像表示システムの構成(第一実施形態)〉
次に、立体画像撮像表示システムの構成(第一実施形態)について説明する。図19は立体画像撮像表示システム(第一実施形態)の概略図である。図19に示すように、立体画像撮像表示システム141は、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置143と、当該立体画像を表示する立体画像表示装置145とから構成されている。この図19は、立体画像撮像表示システムの一断面を図示したものである。
立体画像撮像装置143は、放物面の焦点側に鏡面を有する第一放物面ミラー3a(3)および第二放物面ミラー3b(3)と、放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラー5aをアレー状に有するミラー板5と、このミラー板5で反射した反射光を伝送するフィールドレンズ15と、このフィールドレンズ15で伝送された反射光を受光する対物レンズ9と、この対物レンズ9で受光された反射光を撮像する撮像素子7とを備えている。図1、図3に示した立体画像撮像装置1、1Bと同様の構成については、同一の符号を付して基本的には説明を省略し、必要に応じて説明を加える。
そして、この立体画像撮像装置143では、ミラー板5の傾きの基準となる放物面の焦点と、第二放物面ミラー3bの焦点とが一致するように配置しており、フィールドレンズ15を、ミラー板5の傾きの基準となる放物面の準線上に配置すると共に、対物レンズ9および撮像素子7を、ミラー板5の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置している。
また、立体画像撮像装置143は、被写体からの物体光を、第一放物面ミラー3aおよび第二放物面ミラー3bで反射させ、この反射させた反射光をミラー板5で反射させ、フィールドレンズ15により対物レンズ9に伝送し、対物レンズ9で受光した反射光を、撮像素子7で撮像する。
立体画像表示装置145は、立体画像撮像装置143の撮像素子7で撮像された反射光を、被写体の要素画像群として表示する表示素子147と、この表示素子147で表示された要素画像群を投射する投射レンズ149と、放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラー151aをアレー状に有し、投射レンズ149で投射された要素画像群を、立体画像として結像させるミラー板151とを備えている。
また、この立体画像表示装置145では、表示素子147および投射レンズ149が、ミラー板151の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置されている。このように、立体画像撮像表示システム141では、立体画像撮像装置143で撮像する際の被写体の奥行きと、立体画像表示装置145で表示する際の被写体の奥行きとを一致させることができる。
〈立体画像撮像表示システムの動作(第一実施形態)〉
次に、図41に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像表示システム141の動作を説明する(適宜、図19参照)。
まず、立体画像撮像表示システム141は、立体画像撮像装置143の放物面ミラー3によって、被写体からの光線を反射し(ステップS181)、反射した反射光をミラー板5によって反射する(ステップS182)。
続いて、立体画像撮像表示システム141は、立体画像撮像装置143のフィールドレンズ15によって、反射光を伝送し(ステップS183)、対物レンズ9によって受光して(ステップS184)、受光した反射光を撮像素子7によって撮像する(ステップS185)。
そして、立体画像撮像表示システム141は、立体画像表示装置145の表示素子147によって、撮像素子7で撮像された反射光を、被写体の要素画像群として表示し(ステップS186)、投射レンズ149によって、表示された要素画像群を投射する(ステップS187)。そして、立体画像撮像表示システム141は、立体画像表示装置145のミラー板151によって、投射された要素画像群を反射することで、立体画像として結像させる(表示する)(ステップS188)。
〈立体画像撮像表示システムの構成(第二実施形態)〉
次に、立体画像撮像表示システムの構成(第二実施形態)について説明する。図20は立体画像撮像表示システム(第二実施形態)の概略図である。図20に示すように、立体画像撮像表示システム141Aは、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置153と、当該立体画像を表示する立体画像表示装置155とから構成されている。この図20は、立体画像撮像表示システムの一断面を図示したものである。
立体画像撮像装置153は、放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラー157aをアレー状に有するミラー板157と、このミラー板157の傾きの基準となる放物面の焦点側に、被写体の実像を結像させる放物凹面鏡159と、ミラー板157で反射した反射光を伝送するフィールドレンズ161と、このフィールドレンズ161で伝送された反射光を受光する対物レンズ9と、この対物レンズ9で受光された反射光を撮像する撮像素子7とを備えている。
この立体画像撮像装置153は、フィールドレンズ161を、ミラー板157の傾きの基準となる放物面の準線上で、且つ、放物凹面鏡159の中央に形成した開口に配置すると共に、対物レンズ9および撮像素子7を、フィールドレンズ161に合焦するように配置しており、被写体からの物体光を、放物凹面鏡159およびミラー板157で反射させて、この反射させた反射光をフィールドレンズ161で伝送させ、対物レンズ9で受光して、撮像素子7で撮像している。ここでは、被写体Hと、実像Gとを示している。
立体画像表示装置155は、立体画像撮像装置153の撮像素子7で撮像された反射光を、被写体の要素画像群として表示する表示素子63と、この表示素子63で表示された要素画像群を投射する投射レンズ65と、放物面の焦点と同じ側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラー163aをアレー状に有し、投射レンズ65で投射された要素画像群を反射光として反射するミラー板163と、このミラー板163で反射された反射光を再度反射して、被写体の立体画像S(観察方向b)を結像する放物凹面鏡165とを備えている。
そして、この立体画像表示装置155は、表示素子63および投射レンズ65を、ミラー板163の傾きの基準となる放物面の準線上に合焦するように配置している。このように、立体画像撮像表示システム装置141Aでは、立体画像撮像装置153で被写体を撮像する際の奥行きと、立体画像表示装置155で被写体の立体画像を表示する際の奥行きとを一致させることができる。
〈立体画像撮像表示システムの動作(第二実施形態)〉
次に、図42に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像表示システム141Aの動作を説明する(適宜、図20参照)。
まず、立体画像撮像表示システム141Aは、立体画像撮像装置153の放物凹面鏡159およびミラー板157によって、被写体Hからの光線(物体光)を反射させ(ステップS191)、フィールドレンズ161によって、ミラー板157で反射した反射光を伝送し(ステップS192)、対物レンズ9によって受光する(ステップS193)。そして、立体画像撮像表示システム141Aは、立体画像撮像装置153の撮像素子7によって、対物レンズ9で受光された反射光を撮像する(ステップS194)。
そして、立体画像撮像表示システム141Aは、立体画像表示装置155の表示素子63によって、被写体の要素画像群を表示し(ステップS195)、投射レンズ65によって、要素画像群をミラー板163に投射する(ステップS196)。そして、立体画像撮像表示システム141Aは、立体画像表示装置155のミラー板163によって、要素画像群から立体画像を結像させ(ステップS197)、放物凹面鏡165によって、ミラー板163で結像された立体画像を反射させる(ステップS198)。
〈立体画像撮像表示システムの構成(第三実施形態)〉
次に、立体画像撮像表示システムの構成(第三実施形態)について説明する。図21は立体画像撮像表示システム(第三実施形態)の概略図である。図21に示すように、立体画像撮像表示システム141Bは、被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置167と、当該立体画像を表示する立体画像表示装置169とから構成されている。この図21は、立体画像撮像表示システムの一断面を図示したものである。
立体画像撮像装置167は、被写体の実像を結像する放物凹面鏡171と、複数の微小ミラー173aをアレー状に有するミラー板173と、このミラー板173からの反射光を受光する対物レンズ9と、この対物レンズ9で受光された反射光を、画像として撮像する撮像素子7とを備えている。この立体画像撮像装置167では、ミラー板173を構成する微小ミラー173aが放物面に沿って配置されている。
立体画像表示装置169は、光線を発生させる光源175と、撮像素子7で撮像された反射光を、被写体の要素画像群として表示する表示素子63と、放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラー177aをアレー状に有し、表示素子63で表示された要素画像群を、立体画像として結像させるミラー板177と、撮像素子7において、被写体の要素画像群としてミラー板177に入射する反射光と同じ方向となるように、光源175で発生された光線を制御する方向制御レンズ179と、ミラー板177で結像された立体画像を反射させる放物凹面鏡181とを備えている。そして、この立体画像表示装置169では、表示素子63を、ミラー板177の傾きの基準となる放物面の準線上に配置している。
〈立体画像撮像表示システムの動作(第三実施形態)〉
次に、図43に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像表示システム141Bの動作を説明する(適宜、図21参照)。
まず、立体画像撮像表示システム141Bは、立体画像撮像装置167の放物凹面鏡171およびミラー板173によって、被写体Hからの光線(物体光)を反射させ(ステップS201)、ミラー板173で反射した反射光を、対物レンズ9によって受光する(ステップS202)。そして、立体画像撮像表示システム141Bは、立体画像撮像装置167の撮像素子7によって、対物レンズ9で受光された反射光を撮像する(ステップS203)。
そして、立体画像撮像表示システム141Bは、立体画像表示装置169の光源175によって光線を発生させ(ステップS204)、方向制御レンズ179によって、光線を制御する(ステップS205)。続いて、立体画像撮像表示システム141Bは、立体画像表示装置169の表示素子63によって、被写体の要素画像群を表示し(ステップS206)、ミラー板177によって、要素画像群から立体画像を結像させ(ステップS207)、放物凹面鏡181によって、ミラー板177で結像された立体画像を反射させる(ステップS208)。
〈立体画像撮像表示システムの構成(第四実施形態)〉
次に、立体画像撮像表示システムの構成(第四実施形態)について説明する。図22は立体画像撮像表示システム(第四実施形態)の概略図(要部のみ抽出)である。図22に示すように、立体画像撮像表示システム141Cは、奥行きが反転していない正視像となる被写体の要素画像群に対する要素干渉縞を撮像または表示するものであって、要素干渉縞から被写体の立体画像を表示可能な要素干渉縞群を生成する要素干渉縞群生成手段183を備えている。
〈立体画像撮像表示システムの動作(第四実施形態)〉
次に、図44に示すフローチャートを参照して、立体画像撮像表示システム141Cの動作を説明する(適宜、図22参照)。
まず、立体画像撮像表示システム141Cは、正視像を入力し(ステップS211)、要素干渉縞生成手段183によって、要素干渉縞を生成する(ステップS212)。そして、立体画像撮像表示システム141Cは、生成した要素干渉縞を出力する(ステップS213)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、立体画像撮像装置1〜1H、立体画像表示装置61〜31Hの装置として説明したが、これら各装置の各構成を動作させる方法、すなわち、立体画像撮像方法、立体画像表示方法として捉えることも可能である。この場合、これらの装置と同様の効果を得ることができる。
なお、立体画像撮像装置1A(第二実施形態)では、対物レンズ9および撮像素子7が、放物面ミラー3aの準線Jを含みX軸に垂直な平面に合焦する配置としているが、図示したものは一例である。ここで、対物レンズ9および撮像素子7が、放物面ミラー3aの準線Jを含みX軸に垂直な平面に合焦する配置の例について述べる。放物面ミラー3aの準線Jを含みX軸に垂直な平面が対物レンズ9および撮像素子7に対して過焦点距離の位置となる配置が挙げられる。また、立体画像表示装置61A(第二実施形態)では、表示素子63および投射レンズ65が、放物面ミラー75bの準線Jを含みX軸に垂直な平面に合焦する配置としているが、図示したものは一例である。ここで、表示素子63および投射レンズ65が、放物面ミラー75bの準線Jを含みX軸に垂直な平面に合焦する配置の例について述べる。放物面ミラー75bの準線Jを含みX軸に垂直な平面が表示素子63および投射レンズ65に対して過焦点距離の位置となる配置が挙げられる。
他の立体画像撮像装置1、1B〜1H)または他の立体画像表示装置61、61B〜61Hの実施形態において、合焦している状態も同様に、合焦する位置を過焦点距離と一致するように設定してもよい。また、立体画像撮像装置1Aでは、1つの撮像素子7、立体画像表示装置61Aでは、1つの表示素子63を備える構成としているが、複数の撮像素子7、または、複数の表示素子63を備える構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る立体画像撮像装置(第一実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像装置(第二実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像装置(第三実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像装置(第四実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像装置(第五実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像装置(第六実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像装置(第七実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像装置(第八実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像装置(第九実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像表示装置(第一実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像表示装置(第二実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像表示装置(第三実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像表示装置(第四実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像表示装置(第五実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像表示装置(第六実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像表示装置(第七実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像表示装置(第八実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像表示装置(第九実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像表示システム(第一実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像表示システム(第二実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像表示システム(第三実施形態)の概略図である。 本発明の実施形態に係る立体画像撮像表示システム(第四実施形態)の概略図である。 図1に示した立体画像撮像装置(第一実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示した立体画像撮像装置(第二実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図3に示した立体画像撮像装置(第三実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図4に示した立体画像撮像装置(第四実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図5に示した立体画像撮像装置(第五実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図6に示した立体画像撮像装置(第六実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図7に示した立体画像撮像装置(第七実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図8に示した立体画像撮像装置(第八実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図9に示した立体画像撮像装置(第九実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図10に示した立体画像表示装置(第一実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図11に示した立体画像表示装置(第二実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図12に示した立体画像表示装置(第三実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図13に示した立体画像表示装置(第四実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図14に示した立体画像表示装置(第五実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図15に示した立体画像表示装置(第六実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図16に示した立体画像表示装置(第七実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図17に示した立体画像表示装置(第八実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図18に示した立体画像表示装置(第九実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図19に示した立体画像撮像表示システム(第一実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図20に示した立体画像撮像表示システム(第二実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図21に示した立体画像撮像表示システム(第三実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 図22に示した立体画像撮像表示システム(第四実施形態)の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の立体画像撮像装置の概略を説明した図である。
符号の説明
1、1A〜1H 立体画像撮像装置
3(3a、3b) 放物面ミラー(第一および第二放物面ミラー)
5、13 ミラー板
7 撮像素子
9 対物レンズ
11 光学系(凸レンズ)
15 フィールドレンズ
17 自己集束性スクリーン
19 ハーフミラー
21 アフォーカル光学系アレー
23 中間立体像表示手段
25 立体画像撮像手段
27 表示素子
29 投射レンズ
31 第一ミラー板
33 第二ミラー板
35 対物レンズ
37 表示素子
39 中間立体像表示手段
41 参照光源
43 撮像素子
45 表示素子
47 第一コヒーレント光源
49 集光レンズ
51 マスク
53 第二コヒーレント光源
55 撮像素子
61、61A〜61H 立体画像表示装置
63 表示素子
65 投射レンズ
67 フィールドレンズ
69、73、 ミラー板
71、75 放物面ミラー
77 光源
79 方向制御レンズ
81 自己集束性スクリーン
83 ハーフミラー
85 アフォーカル光学系アレー
87、103 中間被写体撮像手段
89、105 立体画像表示手段
91 ミラー板
93 対物レンズ
95、115 撮像素子
97、107、117、125 表示素子
99、109 投射レンズ
101、111 ミラー板
113 参照光源
119 照明光源
121 中間要素干渉縞撮像手段
123 立体画像表示手段
127 第一コヒーレント光源
129 集光レンズ
131 マスク
133 第二コヒーレント光源

Claims (18)

  1. 被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、
    放物面の焦点側に鏡面を有する第一および第二放物面ミラーと、
    放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板と、
    このミラー板からの反射する反射光を撮像する撮像素子とを備え、
    前記第一放物面ミラーの焦点側と前記第二放物面ミラーの焦点側とを正対するように配置し、
    前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の位置と第二放物面ミラーの焦点の位置とが同一になるように、前記ミラー板を配置すると共に、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に前記撮像素子を配置して、
    前記被写体からの物体光を、前記第一および第二放物面ミラーで反射させ、この反射させた反射光を前記ミラー板で反射させて、前記撮像素子で撮像することを特徴とする立体画像撮像装置。
  2. 被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、
    放物面の焦点側に鏡面を有する第一および第二放物面ミラーと、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板と、
    このミラー板からの反射光を受光する対物レンズと、
    この対物レンズで受光された反射光を撮像する撮像素子とを備え、
    前記ミラー板の傾きの基準となる放物面と前記第一放物面ミラーとを同一放物面上に配置すると共に、前記第二放物面ミラーを前記第一放物面ミラーの焦点の位置に配置し、
    前記対物レンズおよび前記撮像素子を、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置して、
    前記被写体からの物体光を、前記第一および第二放物面ミラーで反射させ、この反射させた反射光を前記ミラー板で反射させて、前記対物レンズで受光して、前記撮像素子で撮像することを特徴とする立体画像撮像装置。
  3. 被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、
    放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板と、
    このミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点側に、前記被写体の実像を結像させる凸レンズと、
    前記ミラー板で反射した反射光を伝送するフィールドレンズと、
    このフィールドレンズで伝送された反射光を受光する対物レンズと、
    この対物レンズで受光された反射光を撮像する撮像素子とを備え、
    前記凸レンズを前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の反対側に配置し、前記フィールドレンズを前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置すると共に、前記対物レンズおよび前記撮像素子を、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置して、
    前記被写体からの物体光を、前記凸レンズを介して、前記ミラー板で反射させて、この反射させた反射光を前記対物レンズで受光して、前記撮像素子で撮像することを特徴とする立体画像撮像装置。
  4. 被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、
    放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板と、
    このミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点側に、被写体の実像を結像させる凸レンズと、
    前記ミラー板で反射した反射光を撮像する撮像素子とを備え、
    前記凸レンズを前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の反対側に配置し、前記撮像素子を前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置して、
    前記被写体からの物体光を、前記凸レンズを介して、前記ミラー板で反射させて、この反射させた反射光を前記撮像素子で撮像することを特徴とする立体画像撮像装置。
  5. 被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、
    前記被写体の奥行きを反転させた反転像を生成する自己集束性スクリーンと、
    この自己集束性スクリーンで生成された反転像を反射させるハーフミラーと、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板と、
    このミラー板で反射された反転像を受光する対物レンズと、
    この対物レンズで受光された反転像を撮像する撮像素子とを備え、
    前記対物レンズおよび前記撮像素子を、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置して、
    前記被写体からの物体光を、前記ハーフミラーを介して、前記自己集束性スクリーンで反転像とし、この反転像を前記ハーフミラーおよび前記ミラー板で反射させて、前記対物レンズで受光して、前記撮像素子で撮像することを特徴とする立体画像撮像装置。
  6. 被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、
    複数のアフォーカル光学系をアレー状に配置した構成を取るアフォーカル光学系アレーと、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板と、
    このミラー板から反射された反射光を受光する対物レンズと、
    この対物レンズで受光された反射光を、前記被写体の要素画像として撮像する撮像素子とを備え、
    前記対物レンズおよび前記撮像素子を、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置し、
    前記被写体からの物体光を、前記アフォーカル光学系アレーによって、前記被写体の立体画像の奥行きを反転させた反転立体画像として生成し、この反転立体画像を前記ミラー板で反射させることを特徴とする立体画像撮像装置。
  7. 被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、前記被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群を、中間立体像として表示する中間立体像表示手段と、この中間立体像表示手段で表示された中間立体像を再撮像する立体画像撮像手段とからなる立体画像撮像装置であって、
    前記中間立体像表示手段は、
    前記要素画像群を表示する表示素子と、
    この表示素子に表示された要素画像群を投射する投射レンズと、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有する第一ミラー板とを備え、
    前記立体画像撮像手段は、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有する第二ミラー板と、
    この第二ミラー板から反射される反射光を受光する対物レンズと、
    この対物レンズで受光された反射光を、前記被写体の要素画像として撮像する撮像素子とを備え、
    前記中間立体像表示手段により表示された中間立体像を、前記立体画像撮像手段の第二ミラー板で反射させて、この反射させた反射光を、前記対物レンズで受光して、前記撮像素子で撮像することを特徴とする立体画像撮像装置。
  8. 被写体の立体画像を撮像する立体画像撮像装置であって、前記被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群を、中間立体像として表示する中間立体像表示手段と、この中間立体像表示手段で表示された中間立体像を再撮像する立体画像撮像手段とからなる立体画像撮像装置であって、
    前記中間立体像表示手段は、
    前記要素画像群を表示する表示素子と、
    この表示素子に表示された要素画像群を投射する投射レンズと、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有するミラー板とを備え、
    前記立体画像撮像手段は、
    前記中間立体像表示手段により表示された中間立体像と干渉させる参照光を発生させる参照光源と、
    前記中間立体像と前記参照光とが干渉してなる干渉縞を撮像する撮像素子とを備えることを特徴とする立体画像撮像装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の立体画像撮像装置で取得した被写体の要素画像群に対する要素干渉縞を撮像する立体画像撮像装置であって、
    前記要素画像群を表示する表示素子と、
    この表示素子を照明するコヒーレント光を発生させる第一コヒーレント光源と、
    この第一コヒーレント光源で照明された前記表示素子を通過した通過光を集光する集光レンズと、
    この集光レンズで集光された集光光のみを通過させるマスクと、
    このマスクを通過した集光光と干渉させる参照光として、コヒーレント光を発生させる第二コヒーレント光源と、
    前記集光光と前記参照光とが干渉してなる干渉縞を、前記被写体の要素画像群に対する要素干渉縞として撮像する撮像素子と、
    を備えることを特徴とする立体画像撮像装置。
  10. 被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、
    前記被写体の要素画像群を表示する表示素子と、
    この表示素子で表示された要素画像群を投射する投射レンズと、
    この投射レンズから投射された要素画像群を伝送するフィールドレンズと、
    放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有し、前記フィールドレンズにより伝送された要素画像群を、前記立体画像として結像させるミラー板と、
    このミラー板で結像された立体画像を反射させる、放物面の焦点側に鏡面を有する第一および第二放物面ミラーとを備え、
    前記第一放物面ミラーの焦点側と前記第二放物面ミラーの焦点側とを正対するように配置し、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の焦点の位置と前記第二放物面ミラーの焦点の位置とが同一になるように前記ミラー板を配置すると共に、前記フィールドレンズを、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置して、
    前記表示素子および前記投射レンズが前記フィールドレンズに合焦するように配置することを特徴とする立体画像表示装置。
  11. 被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、
    前記被写体の要素画像群を表示する表示素子と、
    この表示素子で表示された要素画像群を投射する投射レンズと、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有し、前記投射レンズで投射された要素画像群を、前記立体画像として結像させるミラー板と、
    放物面の焦点側に鏡面を有し、前記ミラー板で結像された立体画像を表示する第一および第二放物面ミラーとを備え、
    前記表示素子および前記投射レンズを、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置することを特徴とする立体画像表示装置。
  12. 被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、
    前記被写体の要素画像群を表示する表示素子と、
    この表示素子で表示された要素画像群を投射する投射レンズと、
    この投射レンズから投射された要素画像群を伝送するフィールドレンズと、
    放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有し、前記フィールドレンズにより伝送された要素画像群を、前記立体画像として結像させるミラー板とを備え、
    前記フィールドレンズを前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置すると共に、前記表示素子および前記投射レンズを、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置することを特徴とする立体画像表示装置。
  13. 被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、
    光線を発生させる光源と、
    前記被写体の要素画像群を表示する表示素子と、
    放物面の焦点の反対側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有し、前記表示素子で表示された要素画像群を、前記立体画像として結像させるミラー板と、
    前記被写体の要素画像群が前記ミラー板に入射する反射光と同じ向きになるように、前記光源で発生された光線を制御する方向制御レンズとを備え、
    前記表示素子を前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線上に配置することを特徴とする立体画像表示装置。
  14. 被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、
    前記要素画像群を表示する表示素子と、
    この表示素子で表示された要素画像群を投射する投射レンズと、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有し、前記投射レンズで投射された要素画像群を、前記立体画像として結像させるミラー板と、
    このミラー板で結像された立体画像の奥行きを反転させた反転立体画像を生成する自己集束性スクリーンと、
    この自己集束性スクリーンに前記反転立体画像を反射させるハーフミラーとを備え、
    前記表示素子および前記投射レンズを、前記ミラー板の傾きの基準となる放物面の準線に合焦するように配置することを特徴とする立体画像表示装置。
  15. 被写体の要素画像群が入力され、この要素画像群から、当該被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、
    前記被写体の要素画像群を表示する表示手段と、
    この表示素子で表示された要素画像群を投射する投射レンズと、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有し、前記投射レンズで投射された要素画像群を、前記立体画像として結像させるミラー板と、
    このミラー板で結像された立体画像の奥行きを反転させた反転立体画像を生成するアフォーカル光学系アレーとを備え、
    前記アフォーカル光学系アレーが複数のアフォーカル光学系をアレー状に配置することを特徴とする立体画像表示装置。
  16. 被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、前記被写体と比較して奥行きの反転した状態で表示された立体像を中間被写体として撮像する中間被写体撮像手段と、この中間被写体撮像手段で撮像された中間被写体の要素画像群を再表示する立体画像表示手段とからなる立体画像表示装置であって、
    前記中間被写体撮像手段は、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有する第一ミラー板と、
    この第一ミラー板から反射される反射光を受光する対物レンズと、
    この対物レンズで受光された反射光を、前記中間被写体の要素画像群として撮像する撮像素子とを備え、
    前記立体画像表示手段は、
    前記要素画像群を表示する表示素子と、
    この表示素子に表示された要素画像群を投射する投射レンズと、
    放物面の焦点側に鏡面を有すると共に、当該放物面の接平面に沿って、複数の微小ミラーをアレー状に有する第二ミラー板とを備え、
    前記中間被写体撮像手段により撮像された中間被写体の要素画像群を、前記立体画像表示手段の表示素子で表示して、この表示された要素画像群を前記投射レンズにより前記第二ミラー板に投射し、投射された要素画像群を前記第二ミラー板で反射することを特徴とする立体画像表示装置。
  17. 被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、被写体と比較して奥行きの反転していない立体像を、中間被写体とみなし、この中間被写体と参照光との干渉縞を撮像する中間被写体撮像手段と、この中間被写体撮像手段で撮像された干渉縞に照明光を照射することで、前記中間被写体の立体像を表示する立体画像表示手段とからなる立体画像表示装置であって、
    前記中間被写体撮像手段は、
    前記中間被写体と干渉させる参照光を発生させる参照光源と、
    この参照光源で発生させた参照光と前記中間被写体とが干渉してなる干渉縞を撮像する撮像素子とを備え、
    前記立体画像表示手段は、
    前記中間被写体撮像手段により撮像した干渉縞を表示する表示素子と、
    この表示素子で表示された干渉縞に照射する照明光を発生させる照明光源とを備えることを特徴とする立体画像表示装置。
  18. 被写体の立体画像を表示する立体画像表示装置であって、請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の立体画像撮像装置で取得した、被写体と比較して奥行きの反転していない立体像を生成する要素画像群を、中間要素画像群とみなし、この中間要素画像群に対する中間要素干渉縞を撮像する中間要素干渉縞撮像手段と、この中間要素干渉縞撮像手段で撮像された中間要素干渉縞に照明光を照明することで、前記被写体の立体像を表示する立体画像表示手段とからなる立体画像表示装置であって、
    前記中間要素干渉縞撮像手段は、
    前記中間要素画像群の個々の中間要素画像を表示する表示素子と、
    この表示素子を照明するコヒーレント光を発生させる第一コヒーレント光源と、
    この第一コヒーレント光源で照明された表示素子を通過する通過光を集光する集光レンズと、
    この集光レンズで集光された集光光のみを通過させるマスクと、
    このマスクを通過した集光光と干渉させる参照光として、コヒーレント光を発生させる第二コヒーレント光源と、
    前記集光光と前記参照光とが干渉してなる干渉縞を、中間要素干渉縞として撮像する撮像素子とを備え、
    前記立体画像表示手段は、
    前記中間要素画像群の中間干渉縞群を表示する表示素子と、
    この表示素子を照射する照明光を発生させる照明光源と、
    を備えることを特徴とする立体画像表示装置。
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