JP2003075946A - 立体撮像装置 - Google Patents

立体撮像装置

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JP2003075946A
JP2003075946A JP2001266420A JP2001266420A JP2003075946A JP 2003075946 A JP2003075946 A JP 2003075946A JP 2001266420 A JP2001266420 A JP 2001266420A JP 2001266420 A JP2001266420 A JP 2001266420A JP 2003075946 A JP2003075946 A JP 2003075946A
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optical
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JP2001266420A
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Fumio Okano
文男 岡野
Atsushi Arai
淳 洗井
Tomoyuki Mishina
智之 三科
Mitsuo Yamada
光穗 山田
Maki Kobayashi
真樹 小林
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生像のぼけや、また、奥行き歪みを生じる
ことのない立体撮像装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 立体撮像装置10は、被写体1から離間
して配置され正の縦倍率を有し、かつその縦倍率と横倍
率の比を1または−1とする奥行き制御光学レンズ系2
と、この奥行き制御光学レンズ系から離間して配置さ
れ、一平面上にレンズを複数配列してなる要素画像生成
レンズ群3と、この要素画像生成レンズ群が生成する前
記被写体の要素画像全体を撮像する位置に配置される撮
像手段4と、を備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ群を利用し
た立体テレビジョン、いわゆるintegral photography
(IP)立体方式の立体撮像装置に係り、特に、光学系
の構成に特徴を備える立体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、任意の視点から自由に立体画像
を見ることが可能な立体テレビジョン方式の一つとし
て、平面上に配列された凸レンズ群あるいはピンホール
群を利用したIP(integral photography)立体方式の
立体撮像装置が知られている。このIP立体方式の立体
撮像装置について、凸レンズ群を用いた構成を示す図1
0〜図15を参照して説明する。
【0003】図10は従来のIPにおける被写体の要素
画像の撮影を模式的に説明した模式図、図11は従来の
IPにおける被写体の要素画像に基づいた立体画像の再
生を模式的に説明した模式図、図12は撮像した被写体
の状態を示す模式図、図13(a)は被写体を撮像する
状態を示す模式図、(b)は撮像した被写体を再生する
状態を示す模式図、図14は従来の立体撮像装置の構成
を示す模式図、図15(a)、(b)、(c)はレンズ
の縦倍率を説明するための模式図である。
【0004】図10および図11に示すように、従来の
IP立体方式では、一例として、被写体101の再生像
を生成する場合は、はじめに、撮像装置を用い被写体1
01を写真フィルム103に撮像し、つぎに、この写真
フィルム103を現像した写真フィルム104を用いて
立体再生像105を生成している。
【0005】図10に示すように、前記撮像装置は、同
一平面上に配列された複数の凸レンズ(以下、各凸レン
ズを要素レンズという)1021,1022…102n
らなるレンズ群102と、このレンズ群102の後方に
配置された写真フィルム103とから構成されている。
【0006】そして、この撮像装置は、レンズ群102
の前方に配置した被写体101を、各凸レンズ10
1,1022…102nを介して結像する被写体101
の光学結像1031,1032…103nを写真フィルム
103に撮像している。さらに、図11に示すように、
撮像、現像した写真フィルム104をレンズ群102に
対して撮像したときと同じ配置に設定し、その状態でレ
ンズ群102の前方から観察者106が観察すると、写
真フィルム104上の各要素画像104 1,1042…1
04nをレンズ群102を介して立体再生像105とし
て見えるように構成されている。
【0007】なお、実際には図11の状態で観察者10
6が立体再生像105を見たときには、奥行きが反転す
る偽立体像となるため、各要素画像1041,1042
104nは、図12に示すように、その中心を線対称の
中心(×で示す)0aとして、別途手段により点対称の
位置に変換することで、奥行きの正しい立体像を得てい
る(例えば、特開平10−150675号公報)。
【0008】従来のIP方式による立体撮像装置は、レ
ンズ群(レンズ板)(図10の102)より被写体が離
れるほど、レンズの回折の影響や、また、解像度の影響
を受けることが原因となり、要素レンズが生成する要素
画像による再生像がぼける性質を持っている。そのた
め、従来のIP方式による立体撮像装置は、この再生像
のぼけを矯正することができなかった。なお、再生像が
ぼける性質をもつことについては、「Optical Engineer
ing Vol.38 No.6 June 1999 pp1072-1077」などに記載
されている
【0009】また、図13(a)、(b)に示すよう
に、被写体111を、ファイバレンズ群112を介して
フィルム113に撮像し、そのフィルム113を現像し
たフィルム114により再生する場合、再生像115の
位置は、原理的に、被写体111の位置と同じである。
そのため、再生像115は、観察者116から見てレン
ズ板(レンズ群)110の背後に位置することとなる。
【0010】前記立体撮像装置は、視覚的な要求とし
て、再生像115をレンズ板110の前(観察者側)に
位置させることが望まれる場合もあるが、原理的には前
記の構成では、その要求に応えることはできなかった。
そこで、再生像115の位置に対する改善と、さらに、
前記した再生像のぼけを解消するため、従来、奥行き制
御レンズを備える装置の構成が提案されている。
【0011】この奥行き制御レンズを備える立体撮像装
置は、図14に示すように、奥行き制御レンズ122
と、光ファイバ群(レンズ群)123と、集光レンズ1
24とを介して被写体121の倒立像121aを作り出
し、その倒立像121aをテレビジョンカメラなどの撮
像手段125により撮像する構成としている。
【0012】そして、撮像した倒立像121aは、LC
D126からレンズ群127を介して再生することで、
観察者129が、正立像として、そのレンズ群127の
前(レンズ群127と観察者129側の間)に、かつ、
ぼけのない状態で生成されて、観察できるものとして構
成されていた(詳細は「Optical Engineering Vol.38N
o.6 June 1999 pp1072-1077」参照)。なお、前記構成
の立体撮像装置は、奥行き制御レンズ122と、光ファ
イバ群123との位置関係によって、奥行き制御レンズ
による光学像(再生像)の生成位置を制御している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
立体撮像装置では、以下に示すような問題点が存在して
いた。すなわち、立体撮像装置は、奥行き制御レンズを
用いることで、レンズ群の前(レンズ群と観察者側の
間)に、かつ、ぼけのない状態で、被写体の再生像を再
生するようにしているが、奥行き制御レンズを使用する
構成上、被写体と、その奥行き制御レンズと、生成され
る光学像(再生像)との位置関係において、奥行き歪み
に対する改善については考慮されておらず解消すること
ができなかった。
【0014】なお、前記奥行き歪みに対する説明を、図
15を参照して説明する。図15に示すように、光学像
の縦倍率は、光学像の位置(被写体の位置)に応じて変
化することを意味しており、被写体yaから奥行き制御
レンズまでの距離aと、奥行き制御レンズから光学像y
bまでの距離bとの関係を示す(1/a)+(1/b)
=1/fの式から導かれる縦倍率MZ=Δb/Δa=f2
/(a+f)2および横倍率ML=−(yb/ya)=f/
(a+f)からつぎのようなことが分かる。すなわち、
奥行き歪みは、(│MZ/ML│)>1の場合あるいは
(│MZ/ML│)<1の場合に、被写体が奥行き方向に
歪むことを示している。
【0015】したがって、被写体に対する従来の立体撮
像装置は、前記構成の奥行き制御レンズを使用している
以上、この奥行き歪みを制御することは困難であった。
なお、縦倍率とは、被写体に対する光学像の奥行き方向
の倍率であり、縦倍率が負であることは、被写体に対し
て光学像の奥行きが反転していることを意味する。
【0016】本発明は前記した従来の技術が有する問題
点を解決するために創案されたものであり、再生像のぼ
けや、また、奥行き歪みを生じることのない立体撮像装
置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる立体撮像
装置は、前記課題を解決するため、つぎのように構成し
た。すなわち、被写体から離間して配置され、正の縦倍
率を有し、かつその縦倍率と横倍率の比を1または−1
とする奥行き制御光学レンズ系と、この奥行き制御光学
レンズ系から離間して配置され、前記被写体の要素画像
を写すための要素レンズを平面上に複数配列してなる要
素画像生成レンズ群と、この要素画像生成レンズ群が生
成する前記被写体の要素画像を撮像する撮像手段と、を
備える構成とした。
【0018】このように構成されることにより、立体撮
像装置は、被写体を再生するための入射光がはじめに正
の縦倍率を有する奥行き制御光学レンズ系により受光さ
れ、奥行き歪みを生じることなく要素画像生成レンズ群
を介して要素画像が生成される。そして、要素画像生成
レンズ群を介して生成された要素画像は、撮像手段によ
り撮像される。
【0019】また、前記立体撮像装置において、前記奥
行き制御光学レンズ系は、焦点距離が等しい二枚の凸レ
ンズを、その凸レンズにおける焦点距離の二倍の距離を
隔てた位置に配置する構成とした。
【0020】このように構成されることにより、立体撮
像装置は、奥行き制御光学レンズ系となる二枚の凸レン
ズにより被写体からの反射光を、その二枚の凸レンズの
一方で受光して、一旦被写体の光学像を倒立させる。そ
して、二枚の凸レンズの他方により倒立させた光学像を
再び上下位置を反転させて被写体と同じ状態の光学像と
する。さらに、前記凸レンズの他方から出射される光学
像は要素画像生成レンズ群にて要素画像が生成される。
なお、被写体が凸レンズの一方の焦点距離より近い位置
に配置される場合は、その被写体を虚像としてその一方
の凸レンズが出力し、さらに他方の凸レンズにより被写
体と同じ状態で出力する。
【0021】さらに、前記立体撮像装置において、前記
奥行き制御光学レンズ系は、光路の半周期における奇数
倍の長さを有し、かつ、周辺部から中心部に向かって屈
折率が大きくなる屈折率特性を有する光ファイバを、平
面上に複数配置して第1および第2光ファイバレンズ群
とし、前記両光フィバレンズ群を、前記被写体と要素画
像生成レンズ群との間に配置する構成とした。
【0022】このように構成されることにより、立体撮
像装置は、奥行き制御光学レンズ系となる両光ファイバ
レンズ群の一方である第1光ファイバレンズ群にはじめ
に入射され奥行きが反転した状態で出射される。そし
て、奥行きが反転した光学像が第2光ファイバレンズ群
に入射され、再び、奥行き方向が反転されて被写体と同
じ縦倍率を1とした状態として出射することができる。
【0023】また、前記立体撮像装置において、前記要
素画像生成レンズ群は、その要素レンズとして光ファイ
バを平面上に複数配列し、前記光ファイバが、周辺部か
ら中心部に向かって屈折率が大きくなる屈折率特性を有
し、かつ、当該光ファイバの光路における1周期の3/
4に、その1周期の整数倍を付加した長さ寸法を備える
構成とした。
【0024】このように構成されることにより、立体撮
像装置は、奥行き制御光学レンズ系で、被写体と同様の
状態で光学像を生成し、光路の1周期の3/4となる寸
法を有する光ファイバによる要素画像生成レンズ群によ
り、縦倍率が1のままで光学像を撮影することができ
る。
【0025】さらに、前記立体撮像装置において、前記
要素画像生成レンズ群は、その要素レンズを凹レンズと
した。このように構成されることにより、立体撮像装置
は、奥行き制御光学レンズ系で、被写体と同様の状態で
光学像を生成し、凹レンズにより縦倍率が1のままで光
学像を撮影することができる。
【0026】また、前記立体撮像装置において、前記撮
像手段は、前記要素画像生成レンズ群と同等の面積を備
える撮像素子を、各要素レンズの焦点距離に対応させて
設置する構成とした。このように構成されることによ
り、被写体を撮像した光学像の使用についての自由度が
広がる。
【0027】さらに、前記立体撮像装置において、前記
要素画像生成レンズ群による要素画像を、集光レンズに
より集光して光学像を生成し、その光学像を前記撮像手
段により撮像する構成とした。このように構成されるこ
とにより、被写体と同じ状態の光学像を撮像手段により
撮像することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。図1は立体撮像装置の全
体を示す模式図、図2は立体撮像装置に用いる奥行き制
御光学レンズ系の原理を説明する模式図、図3(a)、
(b)は立体撮像装置に用いる屈折率分布レンズである
光ファイバの光路における光の進み方を説明する模式図
である。
【0029】図1に示すように、立体撮像装置10は、
被写体1から所定間隔をあけた位置に配置される奥行き
制御光学レンズ系2と、この奥行き制御光学レンズ系2
から任意の位置で、被写体1とは反対側に配置される要
素画像生成レンズ群3と、この要素画像生成レンズ群3
から任意の位置で、奥行き制御光学レンズ系2とは反対
側に配置される集光レンズ4と、この集光レンズにより
集光される光学像5を撮像するための撮像手段6とを備
えている。
【0030】図2に示すように、奥行き制御光学レンズ
系2は、焦点距離fが等しい第1および第2凸レンズ2
a,2bを備えている。そして、この奥行き制御光学レ
ンズ系2は、第1凸レンズ2aを被写体1から任意の位
置a1に配置したとき、その第1凸レンズ2aから焦点
距離fの2倍離れた位置に第2凸レンズ2bを配置する
ように構成されている。
【0031】図2に示すように、奥行き制御光学レンズ
系2において、a1>fの関係を有する場合は、被写体
1からの反射光を受光する第1凸レンズ2aは、倒立光
学像1Aを焦点距離fの外側に生成する。そして、第2
凸レンズ2bは、第1凸レンズ2aにより生成した倒立
光学像1Aが、出射して生成する光学像を2f−a1の
位置に生成することになる。
【0032】また、奥行き制御光学レンズ系2におい
て、0<a1<fの位置関係である場合は、第1凸レン
ズ2aは、被写体1に対して虚像を生成する。そして、
第1凸レンズ2aにより生成した虚像となる光学像を、
第2凸レンズ2bによって、2f−a1の位置に生成す
ることになる。
【0033】したがって、奥行き制御光学レンズ系2
は、正の縦倍率を有し、縦倍率と横倍率の比を1または
−1とする構成となり、被写体1について奥行きを歪ま
せることなく立体像を再生することができるようにな
る。
【0034】つぎに、要素レンズ31,32…3nを平面
上に配置して構成される要素画像生成レンズ群3につい
て説明する。図1および図3に示すように、要素画像生
成レンズ群3は、奥行き制御光学レンズ系2により再生
された立体像を受光して要素レンズ31,32…3nによ
り被写体1の要素画像を生成している。
【0035】この要素画像生成レンズ群3は、光ファイ
バを用いて要素レンズ31,32…3 nとし、その入射端
面Aaが被写体1に向くように、平面上に複数配列し、
前記光ファイバが、周辺部から中心部に向かって屈折率
が大きくなる屈折率特性(半径方向に対して2乗特性で
あってもよい)を有し、かつ、当該光ファイバの光路に
おける1周期の3/4に、その1周期の整数倍を付加し
た長さ寸法を備えるように構成されている。
【0036】前記屈折率特性は、周辺より中心部ほど屈
折率が高くなるように、つぎの式(1)の条件を備えて
いる(特願平10−150675号参照)。 n=n0・{1−(A/2)・r2}…式(1) なお、nは半径rにおける屈折率、Aは光ファイバの材
質によって定まる定数、n0は光ファイバ中心部におけ
る屈折率、rは光ファイバの半径である。
【0037】この要素レンズ31は、図3に示すよう
に、光が入射すると、中心部は屈折率が高いため、光は
周期的に蛇行し、ある特定の点で結像し、屈折率分布レ
ンズとしてのレンズ作用を持つようになる。なお、この
原理は、1964年、D.MARCUSE等によって創
案されており、その詳細はThe Bell System TechnicalJ
ournal.(July, 1964)等に記載されているため、ここで
は省略する。
【0038】つぎに、集光レンズ4は、要素画像生成レ
ンズ群3により生成された各要素画像を集光して被写体
1の再生された光学像5を生成するものである。この集
光レンズ4は、要素画像生成レンズ群3から出射する要
素画像を集光して光学像5を生成することができるもの
であれば、特にその構成を限定されるものではない。
【0039】また、図1に示すように、撮像手段6は、
集光レンズ4により生成された光学像5を撮像すること
ができる構成のものであれば特に限定されるものではな
く、ここではテレビジョンカメラを一例として示す。
【0040】なお、要素画像は集光レンズ4により集光
する前に、写真フィルム(撮像手段6)またはCCD、
CMOSなどの撮像素子(撮像手段6)により撮像する
構成としてもよい。要素画像を直接撮像手段6により撮
像する場合は、被写体1の要素画像群全体を直接撮像す
る等倍の面積を備えていればよく、映し出される要素画
像が適切に撮像できるものであれば、特に限定されるも
のではない。そして、要素画像を直接撮像手段6に撮像
する場合は、集光レンズ4を必要としない構成となる。
【0041】つぎに、立体撮像装置10により被写体1
を撮像する作用について説明する。図1および図2に示
すように、被写体1の反射光を受光する奥行き制御光学
レンズ系2は、はじめに第1凸レンズ2aおよび第2凸
レンズ2bにより、その被写体1に対して奥行きを歪ま
せることなく再生像を生成し、要素画像生成レンズ群3
に入射することで要素画像を生成する。そして、要素画
像生成レンズ群3により生成された被写体1の要素画像
は、集光レンズ4により集光されて、被写体1の高さh
とおなじ高さhおよび奥行きを歪ませない状態、つま
り、縦倍率1の光学像5を集光レンズ4の焦点位置に生
成する。さらに、生成した光学像5を撮像手段6により
撮像することで被写体1の立体映像を撮影することがで
きる。なお、集光レンズ4を用いずに写真フィルムある
いは撮像素子などの撮像手段6により直接要素画像を撮
像する場合は、光学像5を生成するための要素画像を撮
像することになる。
【0042】なお、被写体1は、要素画像生成レンズ群
3を介して撮像手段6に撮像されるとき、被写体1から
奥行き制御光学レンズ系12までの距離と、奥行き制御
光学レンズ系12と要素画像生成レンズ群3までの距離
を適切に制御することで、奥行き制御光学レンズ系12
による光学像を、撮像するための要素画像生成レンズ群
3の周辺(前後)に生成することができる。つまり、要
素画像生成レンズ3と、奥行き制御光学レンズ系の第2
凸レンズ2bとの距離をdDとすると、2f−a1>dD
ならば再生立体像は表示面の前に空中像として生成する
ことができる。そして、生成される光学像には、奥行き
歪みが生じることはない。
【0043】したがって、観察者は、立体撮像装置1の
撮像手段6により撮像した光学像5に対して、現像した
写真フィルム、あるいはLCD、LEなどの表示手段を
備える再生装置により、被写体1の光学像5を、全く奥
行き歪みが生じていない状態で観察することが可能とな
る。
【0044】つぎに、図4ないし図8を参照して立体撮
像装置における他の実施の形態について説明する。図4
は立体撮像装置の他の構成を示す模式図、図5は立体撮
像装置に用いる奥行き制御光学レンズ系の原理を説明す
る模式図、図6は立体撮像装置に用いる屈折率分布レン
ズである光ファイバの長さを光路の半周期とした奥行き
制御光学レンズ系により生成した光学像を示す模式図、
図7(a)、(b)は、立体撮像装置に用いる屈折率分
布レンズである光ファイバの光路における光の進み方を
説明する模式図、および、光学像の生成状態を説明する
模式図、図8(a)、(b)、(c)は、立体撮像装置
に用いる要素画像生成レンズ群の構成を模式的に示す斜
視図である。なお、図1と同じ構成については同じ符号
を付して説明を省略する。
【0045】立体撮像装置20は、被写体1からの反射
光を受光する位置に配置される奥行き制御光学レンズ系
12と、この奥行き制御光学レンズ系12から出射され
る光線を受光する位置に配置される要素画像生成レンズ
群3と、この要素画像生成レンズ群3から出射される光
線を集光する位置に配置される集光レンズ4と、この集
光レンズ4により生成される被写体1の光学像5を撮像
できる位置に配置される撮像手段6とを備えている。
【0046】図4および図7に示すように、奥行き制御
光学レンズ系12は、光ファイバを平面上に複数配置し
て第1光ファイバレンズ群12aおよび第2光ファイバ
レンズ群12bとして構成されている。この両光ファイ
バレンズ群12a,12bは、光ファイバに入射される
光線の光路の半周期における奇数倍の長さを有し、か
つ、周辺部から中心部に向かって屈折率が大きくなる屈
折率特性を有する屈折率分布レンズとして構成されてい
る。この屈折率分布レンズとしての説明は、図3におい
てすでに説明したように、屈折率特性として、式(1)
で示す条件を備えている。
【0047】前記原理に基づき、各光ファイバレンズ群
12a,12bでは、光ファイバ121の長さを、その
光ファイバ121中を蛇行する光路の半周期、あるいは,
半周期の奇数倍(2n+1、n=自然数)の長さとする
ことで、負の縦倍率を有する奥行き制御光学レンズ系を
構成している。
【0048】図6に示すように、光ファイバ121は、
その長さが光路の半周期の奇数倍である場合には、ri3
=−ro3、ri2=−ro2となり、入射光線の角度と、出
射光線の角度において符号が逆で絶対値が等しくなる。
ここに、ri3,−ro3は、それぞれ入射側および出射側
における光線の光軸からの距離、そして、ri2,−ro
i2は、それぞれ入射側、出射側における光線の光軸との
角度である。
【0049】なお、光ファイバ121は、入射端面Aa
と出射端面Abにおいて光軸と同じ位置をO2とQ2
し、また、入射光の上下端となる入射端面Aaでの位置
をO1,O3とし、さらに、出射端面Abにおける出射光
の上下端となると位置をQ1,Q3としている。さらに、
図7(b)に示すように、この光ファイバ121,12 2
…12nを多数配列して光ファイバレンズ群12aとす
ると、出射光は、奥行き制御光学レンズ系12aの外側
に、入射端面Aaから被写体1までの距離d1と同じ距
離d1の位置で交わる。
【0050】図6に示すように、光ファイバ121は、
その出射端面Abの中心から出射した光線を考えると、
この光ファイバ121の中心から対称に折り返して入射
端面Aaと出射端面Abとを重ね合わせた状態のとき、
その点Oが点Qに重なるようになる。
【0051】つまり、距離d1である交点には、被写体
1の光学像5が生成される。これらのことは、図6に示
すように、点Oからの三角形O,O1,O3と、点Q′か
らの三角形Q′,Q1,Q3は、鏡面対称の合同になって
いることからも分かる。なお、各光ファイバ121,1
2…12nの出射端面Abから出る出射光の光束は広が
るが、端面が小さい場合にはその光束の広がりは問題と
ならない。
【0052】したがって、この光ファイバ121を複数
配列して、図4および図5に示すように、第1および第
2光ファイバレンズ群12a、12bとして奥行き制御
光学レンズ系12を形成することで、奥行き制御光学レ
ンズ系12からの距離d1にある被写体1を、奥行き制
御光学レンズ系12から距離d2となる位置に、奥行き
を一度反転しさらに反転した結果、奥行き歪を生じるこ
となく光学像5として生成することができる。なお、図
4および図6に示すように、奥行き制御光学レンズ系1
2の各光ファイバ121,122…12nは、それ自身で
結像させる能力はないが、光学像5を点Qの集まりとし
て生成することができる。
【0053】このように、奥行き制御光学レンズ系12
は、光ファイバ121,122…12 nが、屈折率分布レ
ンズとして作用することで、負の縦倍率を有する光学レ
ンズ系を、2つ所定の位置に配置することで正の縦倍率
を有するように構成できる。そのため、図5に示すよう
に、被写体1は、その被写体1と第1光ファイバレンズ
群12aとの距離d1と同じ距離d1に一度その光学像が
つくられる。さらに、第2光ファイバレンズ群12bに
より、この光学像と第2光ファイバレンズ群12bとの
距離d2と同じ距離d2離れた位置に、被写体1と同じ状
態の光学像5として生成される。つまり、この奥行き制
御光学レンズ系12は、「1」の縦倍率を持つ光学レン
ズ系となる。
【0054】なお、ここでは光ファイバ121,122
12nは、光路の半周期の長さを備える構成として説明
したが、光路の半周期の奇数倍(1,3,5…、)であ
れば光学像5が、前記同様に被写体1の凹凸が反転した
状態として生成することができる。
【0055】また、光ファイバ121,122…12
nは、屈折率分布レンズとして作用するときに、nr=n
0sech(√Ar)の屈折率分布をもつ構成のものを
使用しても構わない。ここで式中において、nr=は半
径r位置の屈折率、Aは光ファイバの材質によって定ま
る定数、n0は光ファイバ中心部における屈折率であ
る。
【0056】図5に示すように、前記の条件を備える光
ファイバ121,122…12nは、奥行き制御光学レン
ズ系12として、図8(a)に示すように、平面上(2
次元状)に配置して正方格子状に構成することや、ま
た、図8(b)に示すように、俵積状の奥行き制御光学
レンズ系12Aにすることや、あるいは、図8(c)に
示すように、中心から徐々に円形になるような奥行き制
御光学レンズ系12Bに配置する構成としてもよい。す
なわち、奥行き制御光学レンズ系12(12A,12
B)は、被写体1(図5参照)の光学像(再生時の再生
像)を生成できるように、その被写体1の全体を、適切
に要素画像生成レンズ群3(図1、4参照)に伝達でき
る構成であれば、全体としての形状は特に限定されるも
のではない。
【0057】前記説明した構成による立体撮像装置20
により被写体1を撮像手段6に撮像(撮影)する場合
は、次のようになる。すなわち、図5および図4に示す
ように、奥行き制御光学レンズ系12は、第1光ファイ
バレンズ群12aにより被写体1を、凹凸が逆転した状
態、つまり奥行きが逆転した状態にすると共に、第2光
ファイバレンズ群12bにより、さらに凹凸が逆転した
状態つまり、被写体1と同じ状態として光学像を生成す
る。そのため、要素画像は、要素画像生成レンズ群3の
各要素レンズ31,32…3nのそれぞれにより結像され
る。そして、この要素画像生成レンズ群3、集光レンズ
4を介して生成される光学像5が、撮像手段6に撮像
(撮影)される。
【0058】なお、被写体1は、要素画像生成レンズ群
3を介して撮像手段6に撮像されるとき、被写体1から
奥行き制御光学レンズ系12までの距離と、奥行き制御
光学レンズ系12と要素画像生成レンズ群3までの距離
を適切に制御することで、奥行き制御光学レンズ系12
による光学像を、撮像するための要素画像生成レンズ群
3の周辺(前後)に生成することができる。つまり、要
素画像生成レンズ3と、奥行き制御光学レンズ系の第2
光ファイバレンズ群12bとの距離をdDとすると、d2
>dDならば再生立体像は表示面の前に空中像として生
成することができる。そして、生成される光学像には、
奥行き歪みが生じることはない。
【0059】したがって、観察者は、立体撮像装置20
により撮像した被写体1の光学像5について、現像した
写真フィルム、あるいは、LCD、LEなどの表示手段
を備える再生装置により、被写体1の光学像5を、全く
奥行き歪みが生じていない状態で観察することが可能と
なる。
【0060】なお、前記した実施の形態において図1お
よび図4では、要素画像生成レンズ群3の要素レンズ3
1,32…3nについてすでに説明した所定の光ファイバ
1,32,3nにより構成したが、図9(a)、(b)
に示すように、要素画像生成レンズ群13の要素レンズ
131,132,13nとして凹レンズの構成にしても構
わない。
【0061】また、図1および図4、図9に示すよう
に、要素画像生成レンズ群3,13は、構成する要素レ
ンズ31(131),32(132)…3n(13n)個々が
お互いの入射光および出射光が漏れないように光学遮蔽
を行なうことが望ましい。
【0062】なお、奥行き制御光学レンズ系は、正の縦
倍率で、その縦倍率と横倍率との比を1として説明した
が、横倍率の絶対値が1でない場合には、光学像が被写
体より大きくなったり、あるいは、小さくなったりする
が、結果として縦倍率と横倍率との比が1または−1と
なる関係であれば構わない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる立
体撮像装置は、以下に示すような優れた効果を奏するも
のである。立体撮像装置は、IP立体方式による被写体
の撮像時に奥行き制御光学レンズ系および要素画像生成
レンズ群を介して撮像しているため、奥行き歪みを生じ
ることなく、要素画像生成レンズ群の周辺に光学像を生
成することができる。したがって、被写体を撮像して再
生して観察する場合であっても、奥行き歪みを生じるこ
となく、解像度の低下を回避すると共に、要素画像生成
レンズ群から観察者側に飛び出した位置に再生像を得る
ことができる。
【0064】また、立体撮像装置は、奥行き制御光学レ
ンズ系が、正の縦倍率を有する構成であることにより、
被写体と同じ状態の光学像を、奥行き歪みを生じること
なく、要素画像生成レンズ群の周辺に生成ることができ
る。
【0065】さらに、立体撮像装置は、焦点距離が等し
い2枚の凸レンズにより奥行き制御光学レンズ系を構成
することができるため、構成が簡易で、奥行き歪みを生
じることなく、要素画像生成レンズ群の周辺に光学像を
生成することができる。
【0066】また、立体撮像装置は、所定の光ファイバ
を用いることで、一平面上に構成した第1および第2光
ファイバレンズ群を奥行き制御光学レンズ系として使用
することができ、これら両光ファイバレンズ群の焦点距
離に左右されずに、奥行き歪みを生じることなく、要素
画像生成レンズ群の周辺に光学像を生成することができ
る。
【0067】そして、立体撮像装置は、奥行き制御光学
レンズ系が、正の縦倍率である場合に、要素画像生成レ
ンズ群が、凹レンズや、また、所定の光ファイバとする
ことにより、奥行き制御光学レンズ系で、奥行き歪みを
生じることなく生成した光学像を、要素画像生成レンズ
群に送ることができるため、写真フィルム、CCD、C
MOSなどの撮像手段に被写体の奥行きが正しい立体像
として撮像することができる。
【0068】さらに、立体撮像装置は、撮像手段として
例えば、CCDなどの撮像素子を用いる構成とすること
で、目的に合ったものに対応することが容易となる。ま
た、立体撮像装置は、要素画像生成レンズ群からの要素
画像を集光レンズにより集光して光学像とすることがで
きるため、被写体と同じ状態の光学像を撮像手段により
撮像することができ都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立体撮像装置の全体を示す模式図
である。
【図2】本発明にかかる立体撮像装置に用いる奥行き制
御光学レンズ系の原理を説明する模式図である。
【図3】(a)、(b)は、本発明にかかる立体撮像装
置に用いる屈折率分布レンズである光ファイバの光路に
おける光の進み方を説明する模式図である。
【図4】本発明にかかる立体撮像装置の他の構成を示す
模式図である。
【図5】本発明にかかる立体撮像装置に用いる奥行き制
御光学レンズ系の原理を説明する模式図である。
【図6】本発明にかかる立体撮像装置に用いる屈折率分
布レンズである光ファイバの長さを光路の半周期とした
奥行き制御光学レンズ系により生成した光学像を示す模
式図である。
【図7】(a)、(b)は、本発明にかかる立体撮像装
置に用いる屈折率分布レンズである光ファイバの光路に
おける光の進み方を説明する模式図、および、光学像の
生成状態を説明する模式図である。
【図8】(a)、(b)、(c)は、本発明にかかる立
体撮像装置に用いる要素画像生成レンズ群の構成を模式
的に示す斜視図である。
【図9】(a)、(b)は、本発明の立体撮像装置にお
ける要素画像生成レンズ群を凹レンズとした場合の模式
図である。
【図10】従来のIPにおける被写体の要素画像の撮影
を模式的に説明した説明図である。
【図11】従来のIPにおける、被写体の要素画像に基
づいた立体画像の再生を模式的に説明した説明図であ
る。
【図12】従来の撮像した被写体の状態を示す説明図で
ある。
【図13】(a)は従来の被写体を撮像する状態を示す
模式図、(b)は従来の撮像した被写体を再生する状態
を示す模式図である。
【図14】従来の立体撮像装置の構成を示す模式図であ
る。
【図15】(a)、(b)、(c)はレンズの縦倍率を
説明するための模式図である。
【符号の説明】
10,20 立体撮像装置 1 被写体 2 奥行き制御光学レンズ系 2a 第1凸レンズ 2b 第2凸レンズ Aa 入射端面 Ab 出射端面 3 要素画像生成レンズ群 31,32…3n 要素レンズ(光ファイバ) 4 集光レンズ 5 光学像 6 撮像手段 12 奥行き制御光学レンズ系 12a 第1光ファイバレンズ 12b 第2光ファイバレンズ 121,122,…12n 光ファイバ 13 要素画像生成レンズ群 131,132…13n 凹レンズ(要素レンズ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三科 智之 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 山田 光穗 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 小林 真樹 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 2H059 AA08 AA09 5C061 AA06 AB01 AB06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体から離間して配置され、正の縦倍
    率を有し、かつその縦倍率と横倍率の比を1または−1
    とする奥行き制御光学レンズ系と、この奥行き制御光学
    レンズ系から離間して配置され、前記被写体の要素画像
    を写すための要素レンズを平面上に複数配列してなる要
    素画像生成レンズ群と、この要素画像生成レンズ群が生
    成する前記被写体の要素画像を撮像する撮像手段と、を
    備えることを特徴とする立体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記奥行き制御光学レンズ系は、焦点距
    離が等しい二枚の凸レンズを、その凸レンズにおける焦
    点距離の二倍の距離を隔てた位置に配置することを特徴
    とする請求項1に記載の立体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記奥行き制御光学レンズ系は、光路の
    半周期における奇数倍の長さを有し、かつ、周辺部から
    中心部に向かって屈折率が大きくなる屈折率特性を有す
    る光ファイバを、平面上に複数配置して第1および第2
    光ファイバレンズ群とし、前記両光フィバレンズ群を、
    前記被写体と要素画像生成レンズ群との間に配置するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の立体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記要素画像生成レンズ群は、その要素
    レンズとして光ファイバを平面上に複数配列し、前記光
    ファイバが、周辺部から中心部に向かって屈折率が大き
    くなる屈折率特性を有し、かつ、当該光ファイバの光路
    における1周期の3/4に、その1周期の整数倍を付加
    した長さ寸法を備えることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれか一項に記載の立体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記要素画像生成レンズ群は、その要素
    レンズを凹レンズとしたことを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれか一項に記載の立体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段は、前記要素画像生成レン
    ズ群と同等の面積を備える撮像素子を、各要素レンズの
    焦点距離に対応させて設置することを特徴とする請求項
    1ないし請求項5のいずれか一項に記載の立体撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記要素画像生成レンズ群による要素画
    像を、集光レンズにより集光して光学像を生成し、その
    光学像を前記撮像手段により撮像することを特徴とする
    請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の立体撮
    像装置。
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