JP2007181655A - サンド装置、遊技時間計測システム及び遊技時間計測装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
遊技者によって遊技が行われた時間を累積的に計数する累積計数手段と、累積継続時間が所定の上限時間に達したか否かを判断する判断手段と、少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための情報がコード化された2次元コードを前記表示手段に表示する処理を行う表示制御手段とを備えたことを特徴とするサンド装置。
【選択図】 図20
Description
(1)遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、
上記2次元コードを上記表示手段に表示する処理を行う表示制御手段と
を備えたことを特徴とするサンド装置。
(2) 上記(1)のサンド装置であって、
遊技者によって遊技が行われた時間を累積的に計数する累積計数手段と、
上記累積計数手段による計数結果である累積継続時間が、上記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と
を備え、
上記表示制御手段は、上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための情報がコード化された2次元コードを上記表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする。
(3) 上記(2)のサンド装置であって、
上記累積計数手段は、
上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と
を備えることを特徴とする。
上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
上記計数手段による計数結果である累積継続時間が、上記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
を備えたことを特徴とするサンド装置。
(5) 上記(4)のサンド装置であって、
上記上限時間は、上記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間であることを特徴とする。
(6) 上記(5)のサンド装置であって、
上記遊技機を構成する複数の部材の夫々に定められた部材識別情報と、各上記部材に定められた使用可能時間とが対応付けられた判断テーブルを記憶する判断テーブル記憶手段を備え、
上記判断手段は、上記累積継続時間が、上記判断テーブルに含まれる使用可能時間のいずれかに達したか否かを判断する処理を行い、
上記報知処理手段は、上記判断手段により上記累積継続時間がいずれかの使用可能時間に達したと判断されたとき、該使用可能時間に対応付けられた部材識別情報に応じて異なる処理を実行することを特徴とする。
(7) 上記(4)〜(6)のいずれか1のサンド装置であって、
ランプを備え、
上記報知処理手段は、上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、上記ランプを点灯する処理を行うことを特徴とする。
(8) 上記(4)〜(6)のいずれか1にサンド装置であって、
上記報知処理手段は、
少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、
上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
(9) 上記(4)〜(8)のいずれか1のサンド装置であって、
複数の遊技機が設置された遊技店が備える情報処理装置との通信回線を介した通信を行うための通信手段と、
当該サンド装置に割り当てられた装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段とを備え、
上記報知処理手段と、上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、上記通信手段により、少なくとも上記装置識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報を上記情報処理装置に送信する処理を行うことを特徴とする。
(10)遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられ、上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られた画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
上記計数手段による計数結果である累積継続時間が、上記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
を備えた遊技時間計測システム。
(11)遊技機又は上記遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置であって、
上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
上記計数手段による計数結果である累積継続時間が、上記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
を備えたことを特徴とする遊技時間計測装置。
図1は、第1実施形態に係るサンド装置と、サンド装置に隣接して設置されたパチンコ遊技装置(遊技機)とを模式的に示す正面図である。なお、実施形態では、遊技機がパチンコ遊技装置である場合について説明するが、本発明において、遊技機としては、特に限定されるものではなく、例えば、パチスロ遊技装置、スロットマシン等を挙げることができる。
図2(a)に示すように、パチンコ遊技装置50の前面は、複数の役物装置52とガイドレール62とが設置された遊技盤51を備え、遊技盤51の中央部分には、液晶表示装置53が設置されている。また、遊技盤51の前面には、前扉54が設けられている。遊技盤51の下方には、上皿装置55が設けられ、その下側には下皿装置56が設けられている。図中、57は、パチンコ遊技装置50の外枠を示し、61は、遊技球を発射するための発射装置を示す。図2(b)に示すように、パチンコ遊技装置50の背面には、制御基板58、払出装置59、電源装置60及び発射装置61が設けられている。パチンコ遊技装置50とサンド装置10とは夫々独立していて、パチンコ遊技装置50とサンド装置10との間でデータの送受信は行われない。
サンド装置10は、CPU21と、ROM22と、RAM23とを備えている。
ROM22は、不揮発性メモリであり、CPU21によって実行されるプログラムや、CPU21が処理を行う際に用いられるデータ等を記憶している。ROM22は、後述する判断テーブル(図4参照)及び処理内容決定テーブル(図5参照)を記憶している。ROM22は、判断テーブル記憶手段として機能するものである。RAM23は、揮発性メモリであり、CPU21の処理結果等に応じたデータを一時的に記憶する。RAM23は、後述する格納領域(図6参照)を有している。
CCDカメラ11から出力された画像データがSDRAM28bに記憶されると、画像認識用LSI28aは、閾値を設定し、その閾値に基づいて画像データを明領域と暗領域とに分離する2値化処理を行う。閾値を設定する処理としては、モード法、p−タイル法、判別分析2値化法等を挙げることができる。次に、暗領域に含まれる各画素に対して分離度フィルタを適用し、分離度フィルタの半径を変化させて分離度を算出する。続いて、分離度の局所最大点を特徴点候補として抽出する。このとき、特徴点候補には、外縁形状の全部又は一部が真円又は楕円に近時する暗領域が該当する。具体的には、上述した瞳孔及び鼻孔以外に、鼻頂、口端、目頭、目尻、眉端、背景にあるノイズ等が含まれる。次に、部分空間法を用いたパターン照合を行い、特徴点候補の位置や形状に基づいて、特徴点候補から特徴点を識別する。次に、特徴点を基準とした2次元アフィン変換により、顔領域の位置及びサイズを正規化し、画像データから顔画像データを認識する。次に、画像認識用LSI28aは、判定用領域指定データに基づいて顔画像データの位置が判定領域内に含まれるか否かを判断し、さらに顔画像データの面積が判定値以上であるか否かを判断する。
(A)画像データから特徴点候補を抽出することができなかった場合、又は、特徴点候補から特徴点を識別することができなかった場合、画像処理部28は、画像データには顔画像データが含まれていないと判定する。この場合、画像処理部28は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
(B)顔画像データの位置が判定領域内に含まれないと判断した場合、画像処理部28は、画像データには顔画像データが含まれているが、顔画像データが不適切な位置(通常であれば遊技者が遊技を行っている場合にその顔が存在しない位置)に存在していると判定する。この場合、画像処理部28は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
(C)顔画像データの面積が判定値以上ではないと判断した場合、画像処理部28は、画像データには顔画像データが含まれているが、顔画像データが不適切な位置に存在していると判定する。この場合、画像処理部は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
(D)顔画像データの位置が判定領域内に含まれ、且つ、顔画像データの面積が判定値以上であると判断した場合、画像データ内の適切な位置(通常、遊技者が遊技を行っているときにその顔が存在し得る位置)に顔画像データが存在していると判定する。この場合、画像処理部28は、CPU21に対して検出信号を出力する。
遊技球制御部26は、カードR/W25から読み取られたデータに基づいて、遊技者に供給する遊技球の数を算出し、遊技球供給部14を介して遊技球を払い出す処理を行う。
リセットスイッチ27は、遊技者によって操作された際に所定の信号をCPU21に出力する。上記信号を受信したCPU21は、RAM23の格納領域(図11参照)に格納された累積継続時間値を”0”にリセットする。
判断テーブルでは、パチンコ遊技装置50を構成する各部材51〜62に割り当てられた部材識別情報と、その部材に定められた使用可能時間(耐久時間)とが対応付けられている。この判断テーブルは、ROM22にデータとして記憶されている。図中、*****は、使用可能時間値を示す。
処理内容決定テーブルでは、各部材51〜62に割り当てられた部材識別情報と、各部材51〜62に定められた処理内容とが対応付けられている。処理内容には、ランプ16の点灯色と、ランプ16の点灯パターンとが含まれる。この処理内容決定テーブルは、ROM22にデータとして記憶されている。
開始時刻格納領域には、開始時刻値が格納される。開始時刻値は、開始時刻格納領域の値が“0”(開始時刻値が格納されていない状態)である状態で検出信号を受信したときの時刻を示す値である。開始時刻値は、当該時刻に時計回路29から供給される値である。開始時刻値は、遊技者の顔の認識が開始された時刻を示す。
図7は、第1実施形態に係る継続時間計測処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
なお、顔認識処理については、後で詳述することにする。
画像処理部28から検出信号を受信したと判断した場合、CPU21は、RAM23内の開始時刻格納領域が“0”(開始時刻値が格納されていない状態)であるか否かを判断する(ステップS14)。
開始時刻格納領域が“0”であると判断した場合、ステップS12に処理を戻す。
開始時刻格納領域が“0”ではないと判断した場合、CPU21は、時計回路29から現時刻値を取得する(ステップS17)。
このサブルーチンは、画像処理部28において行われる処理である。
まず、CCDカメラ11から画像データを受信する(ステップS30)。受信した画像データは、SDRAM28bに記憶される。画像認識用LSI28aは、画像データに2値化処理を用い、画像データを明領域と暗領域とに分離する(ステップS31)。画像データ内に顔画像データが含まれている場合、明領域には、顔の肌に相当する部分、特に平坦な部分が含まれる。一方、暗領域には、顔のそれ以外の部分が含まれる。
この処理において、画像認識用LSIは、顔画像データの一部でも判定領域に含まれていれば、顔画像データが判定領域に含まれていると判断する。
顔画像データが判定領域に含まれると判断した場合、画像認識用LSI28aは、EEPROM28cに記憶された判定値と、顔画像データの面積とを比較し(ステップS40)、その面積が判定値以上であるか否かを判断する(ステップS41)。
顔画像データの面積が判定値以上である場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して検出信号を出力し(ステップS42)、本サブルーチンを終了する。一方、顔画像データの面積が判定値以上ではない場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して検出信号を出力し(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。
図9(a)は、パチンコ遊技装置10で遊技者が遊技を行う様子を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。
図中、特徴点候補Cを白丸で示し、特徴点Fを黒丸で示している。
図中、P′′は、遊技者Pの顔画像データを示し、Dは、判定領域を示している。顔画像データP′′の一部が判定領域Dに含まれている。また、図示しないが、顔画像データP′′の面積は、判定値以上である。
Oは、パチンコ遊技装置を立って眺める傍観者を示す。傍観者Oの顔は、領域Tに含まれていない。
図中、特徴点候補Cを白丸で示し、特徴点Fを黒丸で示している。
図中、O′′は、傍観者Oの顔画像データを示す。顔画像データO′′は全く判定領域Dに含まれていない。また、顔画像データO′′の面積は、顔画像データP′′の面積より小さく、判定値未満である。
ステップS30〜S36の処理を行った結果、画像データに顔画像データが含まれると判定された場合、さらに、画像処理部28は、ステップS37〜S41の処理を行うときに、判定手段として機能し、画像データの所定領域(本実施形態では、判定領域)に顔画像データが存在しているか否かを判定し、さらに顔画像データの面積が所定値(本実施形態では、判定値)以上であるか否かを判定する。
このサブルーチンは、図7に示すサブルーチンのステップS23において呼び出されて実行される。
例えば、部材識別情報“001”(遊技盤51)に定められた使用可能時間がX(時間)である場合、累積継続時間Y(時間)がX以上になると、CPU21は、ステップS40において、処理内容決定テーブルを参照し、処理内容として、ランプ点灯色“赤”及びランプ点灯パターン“点灯”を選択する。また、部材識別情報“002”(役物装置52)に定められた使用可能時間がW(時間)である場合、累積継続時間Y(時間)がW以上になると、CPU21は、ステップS40において、処理内容決定テーブルを参照し、処理内容として、ランプ点灯色“赤”及びランプ点灯パターン“点滅(点灯1秒:点滅1秒)”を選択する。
なお、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報が複数存在する場合、いずれか1の部材識別情報に対応する処理内容を選択することとしてもよく、該当する全ての部材識別情報に対応する処理内容を選択することとしてもよい。
また、CPU21は、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報が“001”(遊技盤51)であれば、ランプ16を赤色で点灯させ、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報が“002”(役物装置52)であれば、ランプ16を赤色で点滅させる。このように、CPU21は、累積継続時間以下となった使用可能時間が定められた部材識別情報に応じて異なる処理を実行する。なお、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報が複数存在する場合、いずれか1の部材識別情報に対応する処理を実行することとしてもよく、該当する全ての部材識別情報に対応する処理を実行することとしてもよい。また、該当する全ての部材識別情報に対応する処理を実行する場合、例えば、所定時間ごとに順に部材識別情報に対応する処理を実行することとしてもよい。ステップS41の処理の後、CPU21は、本サブルーチンを終了する。
図14は、第2実施形態に係る遊技時間計測システムを模式的に示すネットワーク構成図である。
遊技時間計測システム100は、複数のサンド装置110と、各サンド装置110と通信回線80を介して接続された情報処理装置70とを備えている。遊技店(図示せず)に設置された複数のパチンコ遊技装置50の夫々には、サンド装置110が隣接して設置されていて、各サンド装置110と、情報処理装置70とが通信回線80を介して接続されている。本実施形態では、通信回線80が有線である場合について説明するが、本発明における通信回線には、有線だけでなく、無線も含まれる。
サンド装置110は、CPU121を備え、CPU121には、ROM122及びRAM123が接続されている。ROM122には、各種のプログラムやデータに加えて、判断テーブル(図4参照)と装置識別情報とが記憶されている。装置識別情報は、各サンド装置110に個別に割り当てられた複数桁の符号からなる。ROM122は、サンド装置110に割り当てられた装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段として機能するものである。RAM123は、格納領域(図6参照)を有している。また、CPU121には、操作部113、CCDカメラ111が接続された画像処理部128、カードR/W125、遊技球制御部126、リセットスイッチ127、カードデータ表示部115、及び、時計回路129が接続されている。これらは、第1実施形態に係るサンド装置が備えるものと同様の構成を有するものであるから、ここでの説明は省略する。また、CPU121には、通信用I/F116が接続されている。通信用I/F116は、通信回線80を介して、情報処理装置70との通信を行うためのものであり、CPU121は、通信用I/F116により、通信回線80を介して、情報処理装置70とのデータの送受信を行う。
通信用I/F116は、通信手段として機能するものである。
情報処理装置70は、CPU71を備え、CPU71には、ROM72、RAM73、HDD74、ディスプレイ75、通信用I/F76が接続されている。
ROM72には、各種のプログラムやデータが記憶されていて、CPU71は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。RAM73には、各種処理の結果等を示すデータが一時的に記憶される。HDD74には、パチンコ遊技装置50の台番号と、そのパチンコ遊技装置50に隣接して設置されるサンド装置110の装置識別情報とが対応付けられた台番号テーブル(図示せず)が記憶されている。
CPU121は、累積経過時間値が使用可能時間値以上であると判断した場合(図7、ステップS22参照)、累積経過時間以下の使用可能時間が対応付けられた部材識別情報と、装置識別情報とを、通信用I/F116により、通信回線80を介して、情報提供装置70に送信する(ステップS50)。その後、本サブルーチンを終了する。
図18は、情報提供装置が備えるディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
ディスプレイ75には「累積遊技時間が使用可能時間(上限時間)に達しました。部材を交換して下さい。」という画像が表示されていて、その下方には、台番号と部材IDとが対応付けて表示される。台番号は、サンド装置110から送信される装置識別情報に基づいて、HDD74に記憶された台番号テーブルが参照されることにより決定される。また、部材IDは、部材識別情報に相当するものである。
図19は、第3実施形態に係るサンド装置と、サンド装置に隣接して設置されたパチンコ遊技装置(遊技機)とを模式的に示す正面図である。
図20は、第3実施形態に係る情報提供システムの一例を示すネットワーク構成図である。
サンド装置410は、ランプ16を備えていないことを除いて、第1実施形態に係るサンド装置10と同様の内部構成を有しているので、ここでの説明は省略する。ROM22は、図5に示した処理内容決定テーブルにかえて、後述する処理内容決定テーブル(図22参照)を有している。また、ROM22は、2次元コードの生成プログラムを有している。
処理内容決定テーブルでは、各部材51〜62に割り当てられた部材識別情報と、各部材51〜62のメーカのウェブサイトのアドレスとが対応付けられている。メーカのウェブサイトのアドレスは、同一メーカであっても部材ごとに異なっていて、当該アドレスにアクセスすることにより、部材のデータがサーバ200に伝達される。
第3実施形態に係るサンド装置410において行われる処理は、第1実施形態に係るサンド装置10において行われる処理(図7〜図13)のうち、図13に示した報知処理にかえて、後述する報知処理(図23)が行われる点を除いて、第1実施形態に係るサンド装置10において行われる処理と同様である。従って、ここでは、第3実施形態に係るサンド装置410において行われる報知処理について説明することにする。
まず、CPU21は、ROM22に記憶された処理内容決定テーブル(図22参照)を参照し、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報に対応するメーカのウェブサイトのアドレスを選択する(ステップS400)。次に、そのウェブサイトのアドレスに累積継続時間を示すデータを付加して、2次元コードに変換するためのURLを生成する(ステップS401)。次に、CPU21は、URLを2次元コードにエンコードする(ステップS402)。このエンコード処理には、URLの文字種の応じたモード識別子を作成する処理と、URLの文字数に応じた文字数識別子を作成する処理と、URLを2進化する処理と、これらの処理により得られたデータに終端パターンを付加する処理と、該処理により得られたデータのコード後変換を行う処理と、変換後のデータに基づいてエラー訂正コード語を作成して上記変換後のデータに付加する処理と、該処理により得られたデータを2進化しマトリックス状に配置する処理と、配置後のデータに対して所定パターンのマスクをかける処理と、エラー訂正レベルとマスク識別子とを含む形式情報を付加する処理とが含まれる。得られた2次元コードを示すデータはRAM23に格納される。次に、CPU21は、RAM23に記憶されたデータに基づいて、カードデータ表示部15に、2次元コード92(図19及び図20参照)を表示する(ステップS403)。
携帯電話機300は、操作部304、液晶パネル306、撮像手段としてのCCDカメラ308、無線部310、音声回路312、スピーカ314、マイク316、送受信アンテナ318、不揮発性メモリ320、マイクロコンピュータ322及び二次電池324を備えている。
(B)マイクロコンピュータ322は、上記(A)において生成されたURLに基づいてサーバ200にアクセスする。
サーバ200は、演算処理装置としてのCPU201と、ROM202と、RAM203と、携帯電話機300とインターネットを介して通信するための通信用インターフェイス回路204と、ハードディスクドライブ205とを備えている。
まず、携帯電話機300が備えるマイクロコンピュータ322は、操作部304を介して入力された指示に基づいて、撮像手段としてのCCDカメラ308を駆動させ、CCDカメラ308は、サンド装置410のカードデータ表示部15に表示された画面画像に含まれる2次元コード92(図19及び図20参照)を撮像する(ステップS500)。
サーバ200が備えるCPU201は、携帯電話機300からインターネットを介してアクセスを受けると、アクセスログを生成し(ステップS601)、URLにデータとして含まれていた部材の種類と累積継続時間とに応じたウェブサイトデータを選択する(ステップS602)。この処理において、CPU201は、URLに応じたウェブサイトデータを選択することにより、部材の種類と累積継続時間とに応じたウェブサイトデータを選択する。そして、CPU201は、選択したウェブサイトデータを携帯電話機300に送信する(ステップS603)。
まず、マイクロコンピュータ322は、不揮発性メモリ320に記憶された画像データに対して画像変換処理を行う(ステップS700)。画像変換処理は、撮像されて得られた画像データから、2次元コードが表示されている領域の画像データを抜き出し、傾きや歪みを補正し、所定の閾値によりモノクロ画像に変換し、正面視した2次元コードを含む画像データを得る処理である。
液晶パネル306の中央部分には“累積遊技時間が使用可能時間(上限時間)に達しました”というメッセージとともに、部材名、台番号、累積遊技時間、前回のアクセス等のデータが表示されている。また、“部材を発注する”、“記録のみ残す”、“問い合わせる”という3つの選択肢が設けられており、スムーズな部材の発注や、部材メーカとの連絡が可能である。
11、111 CCDカメラ
21、121 CPU
28、128 画像処理部
50 パチンコ遊技装置
51 遊技盤
52 役物装置
53 液晶表示装置
54 前扉
55 上皿装置
56 下皿装置
57 外枠
58 制御基板
59 払出装置
60 電源装置
61 発射装置
62 ガイドレール
70 情報処理装置
80 通信回線
100 遊技時間計数システム
Claims (11)
- 遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、
前記2次元コードを前記表示手段に表示する処理を行う表示制御手段と
を備えたことを特徴とするサンド装置。 - 遊技者によって遊技が行われた時間を累積的に計数する累積計数手段と、
前記累積計数手段による計数結果である累積継続時間が、前記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と
を備え、
前記表示制御手段は、前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための情報がコード化された2次元コードを前記表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のサンド装置。 - 前記累積計数手段は、
前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と
を備えることを特徴とする請求項2に記載のサンド装置。 - 遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
前記計数手段による計数結果である累積継続時間が、前記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
を備えたことを特徴とするサンド装置。 - 前記上限時間は、前記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間であることを特徴とする請求項4に記載のサンド装置。
- 前記遊技機を構成する複数の部材の夫々に定められた部材識別情報と、各前記部材に定められた使用可能時間とが対応付けられた判断テーブルを記憶する判断テーブル記憶手段を備え、
前記判断手段は、前記累積継続時間が、前記判断テーブルに含まれる使用可能時間のいずれかに達したか否かを判断する処理を行い、
前記報知処理手段は、前記判断手段により前記累積継続時間がいずれかの使用可能時間に達したと判断されたとき、該使用可能時間に対応付けられた部材識別情報に応じて異なる処理を実行することを特徴とする請求項5に記載のサンド装置。 - ランプを備え、
前記報知処理手段は、前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、前記ランプを点灯する処理を行うことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1に記載のサンド装置。 - 前記報知処理手段は、
少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、
前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う表示制御手段と
を備えることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1に記載のサンド装置。 - 複数の遊技機が設置された遊技店が備える情報処理装置との通信回線を介した通信を行うための通信手段と、
当該サンド装置に割り当てられた装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段とを備え、
前記報知処理手段と、前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、前記通信手段により、少なくとも前記装置識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報を前記情報処理装置に送信する処理を行うことを特徴とする請求項4〜8のいずれか1に記載のサンド装置。 - 遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられ、前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られた画像データを出力する撮像手段と、
前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
前記計数手段による計数結果である累積継続時間が、前記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
を備えた遊技時間計測システム。 - 遊技機又は前記遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置であって、
前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
前記計数手段による計数結果である累積継続時間が、前記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
を備えたことを特徴とする遊技時間計測装置。
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