JP2007181655A - サンド装置、遊技時間計測システム及び遊技時間計測装置 - Google Patents

サンド装置、遊技時間計測システム及び遊技時間計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、遊技機を構成する部材の使用時間を正確に把握することを可能とするサンド装置を提供すること。
【解決手段】 遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
遊技者によって遊技が行われた時間を累積的に計数する累積計数手段と、累積継続時間が所定の上限時間に達したか否かを判断する判断手段と、少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための情報がコード化された2次元コードを前記表示手段に表示する処理を行う表示制御手段とを備えたことを特徴とするサンド装置。
【選択図】 図20

Description

本発明は、遊技機に隣接して設置されるサンド装置、サンド装置と遊技店に設置される情報処理装置とを備えた遊技時間計測システム、及び、遊技機若しくは該遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置に関する。
従来から、パチンコ遊技装置やパチスロ遊技装置等の遊技機が設置された遊技店(所謂パチンコホール)では、約2〜4ヶ月に1回程度の頻度で、機種の入れ替えが行われ、使用済みのパチンコ遊技装置は、産業廃棄物又は一般廃棄物として処理されている。ところが、近年、パチンコ遊技装置やパチスロ遊技装置等の遊技機の廃棄物が、大きな問題となっている。
遊技機は、木材、ガラス、金属、合成樹脂、電子部品、電線等種々の材料から製造されており、使用済み遊技機を廃棄する場合にはある程度解体する必要があり、解体処理業者に費用を支払って解体、廃棄を委託している。しかし、遊技機設置業者が責任のある解体処理業者を選別することは難しく、使用済み遊技機を野積みして放置する解体処理業者もあった。
このようなことから、近時、製造メーカが遊技店に新機種の遊技機を貸与する一方、使用済み遊技機を回収し、使用済み遊技機から使用可能な部品等を取り出して再利用するというシステムの構築が試みられている。このようなシステムが運営されれば、資源の有効利用が図られ、廃棄物の発生が抑制されることになる。しかし、このようなシステムを運営するためには、遊技機を構成する部材の使用時間を正確に把握する必要がある。
従来、例えば、遊技機において、遊技球発射装置の稼動時間を計測する一方、各遊技機と通信回線を介して接続された店舗端末において、各遊技機が備える遊技球発射装置の累積稼動時間を計数することにより、遊技球を構成する部材を交換すべきか否かを判断するシステムが存在する(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムによれば、遊技機を構成する部材の使用時間を正確に把握することができるため、部材の使用可能時間(耐久時間)を超えて該部材が使用されることによって不具合が生じたり、該部材の使用可能時間に達することなく廃棄されることによって廃棄物が増加したりすることを防止することができる。
特開2003−245454号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、遊技球発射装置の稼働時間を示す信号を遊技機から店舗端末に送信するためのインターフェイスを遊技機に設けたり、上記信号を通信可能なように遊技機の設定を変更したりする必要が生じるため、遊技機に設けられた制御基板へのアクセス等の不正行為や所謂ゴト行為が行われるおそれがあった。遊技店としては、不正行為やゴト行為が行われると大きな損失を被ってしまうため、このような行為が行われるおそれがあるシステムの導入を行い難いという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、遊技機を構成する部材の使用時間を正確に把握することを可能とするサンド装置、遊技時間計測システム及び遊技時間計測装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、
上記2次元コードを上記表示手段に表示する処理を行う表示制御手段と
を備えたことを特徴とするサンド装置。
(1)の発明によれば、サンド装置が備える表示手段(例えば液晶ディスプレイ等)に2次元コードが表示されるため、上記2次元コードに、例えば、上記遊技機において遊技が行われた時間(以下、累積遊技時間)を示す情報を含ませることにより、累積遊技時間を示す2次元コードを表示することができる。このようにした場合、遊技店の店員は、2次元コードを携帯端末機(例えば携帯電話機や専用の端末等)で撮像することにより、上記遊技機における累積遊技時間を把握することができ、累積遊技時間から、部材の使用時間を正確に把握することができる。
仮に遊技機から通信回線を介して遊技店のサーバに累積遊技時間を送信する場合、通信不通時には遊技機からサーバに累積遊技時間の伝達を行うことができないため、部材の交換時期を逸してしまい、故障発生による稼働率低下等を招来するおそれがある。しかし、2次元コードによって累積遊技時間を外部に報知する構成を採用した場合、通信不通によって累積遊技時間の伝達をすることができなくなることを防止することができる。
また、遊技機とサーバとの通信により累積遊技時間の伝達を行うこととすると、例えば多数の遊技機が設置された大型遊技店等では通信に負荷が掛かって各種情報のスムーズな伝達が阻害されるおそれがある。しかし、2次元コードによって累積遊技時間を外部に報知する構成を採用した場合、累積遊技時間の伝達によって、サーバと遊技機との間における他の各種情報の通信が阻害されることはない。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)のサンド装置であって、
遊技者によって遊技が行われた時間を累積的に計数する累積計数手段と、
上記累積計数手段による計数結果である累積継続時間が、上記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と
を備え、
上記表示制御手段は、上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための情報がコード化された2次元コードを上記表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする。
(2)の発明によれば、遊技店の店員は、2次元コードを撮像することにより、上記遊技機における累積遊技時間を把握することができ、累積遊技時間から、部材の使用時間を正確に把握することができる。また、通信不通によって累積遊技時間の伝達をすることができなくなることを防止することができる。さらに、累積遊技時間の伝達によって、サーバと遊技機との間における他の各種情報の通信が阻害されることはない。
なお、2次元コードには、累積継続時間が上限時間に達したことを外部に報知するための情報には、例えば、累積継続時間を示す情報、遊技機の台番号を示す情報、これらに関連する情報等が含まれるが、さらに、部材メーカ等のウェブサイトのアドレス(URL)や、部材の劣化等の診断を専門的に行う外部業者のウェブサイトのアドレス等が含まれていることが望ましい。連絡先の検索等を行うことなく、スムーズな部材の交換を行うことが可能になるからである。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(2)のサンド装置であって、
上記累積計数手段は、
上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と
を備えることを特徴とする。
(3)の発明によれば、撮像手段(例えばCCDカメラ)が遊技機の前方の所定領域を撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれている継続時間が累積的に計数される。従って、後述するように、累積遊技時間から部材の使用時間を正確に把握することが可能になる。
(4)遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
上記計数手段による計数結果である累積継続時間が、上記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
を備えたことを特徴とするサンド装置。
(4)の発明によれば、撮像手段(例えばCCDカメラ)が遊技機の前方の所定領域を撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれている継続時間が累積的に計数され、その計数結果である累積継続時間が上限時間に達したときに、そのことを外部に報知するための処理が行われる。そのため、サンド装置において、遊技機との通信を行うことなく、上記遊技機において遊技が行われた時間(以下、累積遊技時間)を正確に測定することが可能であり、外部に報知する処理が行われることによって、遊技店の店員は、累積遊技時間が上限時間に達したことを認識することができる。従って、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、累積遊技時間から、部材の使用時間を正確に把握することができる。
遊技機との通信を行うことなく、累積遊技時間を測定するサンド装置としては、例えば、焦電赤外線センサが設けられていて、上記焦電赤外線センサにより遊技者を検出し、その検出時間を累積的に計数することにより、累積遊技時間を測定するサンド装置が考えられる。しかし、このようなサンド装置と本発明のサンド装置とは、以下の点で異なっている。
すなわち、焦電赤外線センサが設けられた遊技機では、人の特定の部位を検出することができないため、遊技機で遊技を行っている遊技者だけではなく、単に遊技機の前方を通過する人や、遊技機の前方に立っている人等も上記焦電赤外線センサにより検出されることになる。従って、正確な累積遊技時間を測定することが困難である。これに対し、本発明のサンド装置では、遊技機の前方の所定領域に遊技者の顔が存在している時間が累積的に計数されるため、単に遊技機の前方を通過する人は検出されず、また、遊技機の前方に立っている人が検出されないようにすることも可能である。従って、遊技機で遊技を行っている人のみを検出することにより、正確な累積遊技時間を測定することが可能である。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5) 上記(4)のサンド装置であって、
上記上限時間は、上記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間であることを特徴とする。
(5)の発明によれば、累積継続時間が、遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間に達したときに、そのことを外部に報知する処理が行われるため、遊技店の店員は、累積継続時間が使用可能時間に達したことを容易に認識することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6) 上記(5)のサンド装置であって、
上記遊技機を構成する複数の部材の夫々に定められた部材識別情報と、各上記部材に定められた使用可能時間とが対応付けられた判断テーブルを記憶する判断テーブル記憶手段を備え、
上記判断手段は、上記累積継続時間が、上記判断テーブルに含まれる使用可能時間のいずれかに達したか否かを判断する処理を行い、
上記報知処理手段は、上記判断手段により上記累積継続時間がいずれかの使用可能時間に達したと判断されたとき、該使用可能時間に対応付けられた部材識別情報に応じて異なる処理を実行することを特徴とする。
(6)の発明によれば、累積継続時間が、遊技機を構成する複数の部材に定められた使用可能時間のいずれかに達するごとに、当該部材の種類に応じて異なる報知が行われることになる。従って、遊技店の店員は、累積継続時間が、どの部材の使用可能時間に達したかを容易に把握することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(7) 上記(4)〜(6)のいずれか1のサンド装置であって、
ランプを備え、
上記報知処理手段は、上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、上記ランプを点灯する処理を行うことを特徴とする。
(7)の発明によれば、累積継続時間が上限時間に達したときにランプが点灯するため、遊技店の店員は、累積継続時間が上限時間に達したことを容易に認識することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(8) 上記(4)〜(6)のいずれか1にサンド装置であって、
上記報知処理手段は、
少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、
上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
(8)の発明によれば、遊技店の店員は、2次元コードを携帯端末機(例えば携帯電話機や専用の端末等)で撮像することにより、上記遊技機における累積遊技時間を把握することができ、累積遊技時間から、部材の使用時間を正確に把握することかできる。従って、通信不通によって累積遊技時間の伝達をすることができなくなることを防止することができる。また、累積遊技時間の伝達によって、サーバと遊技機との間における他の各種情報の通信が阻害されることはない。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(9) 上記(4)〜(8)のいずれか1のサンド装置であって、
複数の遊技機が設置された遊技店が備える情報処理装置との通信回線を介した通信を行うための通信手段と、
当該サンド装置に割り当てられた装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段とを備え、
上記報知処理手段と、上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、上記通信手段により、少なくとも上記装置識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報を上記情報処理装置に送信する処理を行うことを特徴とする。
(9)の発明によれば、累積継続時間が上限時間に達したときに、遊技店が備える情報処理装置(例えば店舗PC)に、装置識別情報を送信する。従って、遊技店の店員は、態々遊技機のあるところまで行くことなく、情報処理装置によって、各遊技機について一括して、累積継続時間が、遊技機を構成する部材の使用可能時間に達したか否かを把握することができ、利便性に優れる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(10)遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられ、上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られた画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
上記計数手段による計数結果である累積継続時間が、上記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
を備えた遊技時間計測システム。
(10)の発明によれば、サンド装置が備える撮像手段が遊技機の前方の所定領域を撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれている継続時間が累積的に計数され、その計数結果である累積継続時間が上限時間に達したときに、そのことを外部に報知するための処理が行われる。そのため、サンド装置において、遊技機との通信を行うことなく、上記遊技機における累積遊技時間を正確に測定することが可能であり、外部に報知する処理が行われることによって、遊技店の店員は、累積遊技時間が上限時間に達したことを認識することができる。従って、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、累積遊技時間から、部材の使用時間を正確に把握することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(11)遊技機又は上記遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置であって、
上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
上記計数手段による計数結果である累積継続時間が、上記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
上記判断手段により上記累積継続時間が上記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
を備えたことを特徴とする遊技時間計測装置。
(11)の発明によれば、撮像手段が遊技機の前方の所定領域を撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれている継続時間が累積的に計数され、その計数結果である累積継続時間が上限時間に達したときに、そのことを外部に報知するための処理が行われる。そのため、遊技機又はサンド装置との通信を行うことなく、上記遊技機における累積遊技時間を正確に測定することが可能であり、外部に報知する処理が行われることによって、遊技店の店員は、累積遊技時間が上限時間に達したことを認識することができる。従って、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、累積遊技時間から、部材の使用時間を正確に把握することができる。
本発明によれば、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、部材の使用時間を正確に把握することを可能とすることができる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るサンド装置と、サンド装置に隣接して設置されたパチンコ遊技装置(遊技機)とを模式的に示す正面図である。なお、実施形態では、遊技機がパチンコ遊技装置である場合について説明するが、本発明において、遊技機としては、特に限定されるものではなく、例えば、パチスロ遊技装置、スロットマシン等を挙げることができる。
サンド装置10は、パチンコ遊技装置50に隣接して設置されている。サンド装置10の前面には、上から順に、ランプ16、カードデータ表示部15、CCDカメラ11、カード挿入口12及び操作部13、並びに、遊技球供給部14が設けられている。
カード挿入口12には、遊技球の提供を受けるためのカード(例えばプリペイドカード)が挿入される。カードデータ表示部15は、カード挿入口12に挿入されたカードに格納されたデータを表示する。操作部13は、遊技者が遊技球の供給を受けるための操作を行う際に用いられる。遊技球供給部14は、遊技者の操作部13に対する操作に応じて遊技球を払い出すことにより、遊技者に遊技球を供給する。
CCDカメラ11は、パチンコ遊技装置50が備える遊技盤51の中央部分と略同じ高さに、パチンコ遊技装置50の前方を撮像し得る方角に向けて設置されている。CCDカメラ11は、本発明における撮像手段として機能するものである。ランプ16は、複数色で点灯可能なものであり、複数のLEDからなる。また、図示しないが、サンド装置10の背面側には、リセットスイッチ27が設けられている。リセットスイッチ27は、遊技店の店員によって、後述する累積継続時間を0にリセットするために操作されるスイッチである。
なお、本発明において、サンド装置は、遊技機に隣接して設置されるものであれば、この例に限定されるものではない。上記サンド装置は、例えば、カードに代えて貨幣が用いられるように構成されていてもよく、遊技球やメダル等の遊技媒体を遊技機が備える上皿等に直接供給するように構成されていてもよい。
また、第1実施形態においては、ランプ16の点灯により累積継続時間が上限時間に達したことを報知する場合について説明するが、本発明は、この例に限定されるものではない。例えば、累積継続時間が上限時間に達した際に、サンド装置が備える表示手段に、2次元コードを表示することとしてもよい。2次元コードを表示するサンド装置については、後で第3実施形態として詳述することとする。
図2(a)は、図1に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図であり、(b)は、図1に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す背面図である。
図2(a)に示すように、パチンコ遊技装置50の前面は、複数の役物装置52とガイドレール62とが設置された遊技盤51を備え、遊技盤51の中央部分には、液晶表示装置53が設置されている。また、遊技盤51の前面には、前扉54が設けられている。遊技盤51の下方には、上皿装置55が設けられ、その下側には下皿装置56が設けられている。図中、57は、パチンコ遊技装置50の外枠を示し、61は、遊技球を発射するための発射装置を示す。図2(b)に示すように、パチンコ遊技装置50の背面には、制御基板58、払出装置59、電源装置60及び発射装置61が設けられている。パチンコ遊技装置50とサンド装置10とは夫々独立していて、パチンコ遊技装置50とサンド装置10との間でデータの送受信は行われない。
なお、パチンコ遊技装置10を構成する各部材51〜62のうち、ガイドレール62を備えた遊技盤51、役物装置52、前扉54及び上皿装置55は、通常、機種の変更に伴ってデザインが変更されるものであり、制御基板58は、機種の変更に伴って格納されるプログラムやデータ等が変更されるものである。従って、これらの部材は、再利用され難い部材であるといえる。一方、液晶表示装置53、下皿装置56、外枠57、払出装置59、電源装置60及び発射装置61は、通常、機種の変更に伴ってデザイン等が変更されるものではない。従って、これらの部材は、再利用され易い部材であるといえる。本発明においては、再利用が可能な部材又は再利用され易い部材についてのみ使用可能時間が設定されるというように、再利用の可否又は難易に応じて各部材に対する使用可能時間の設定の要否が定められてもよく、再利用の可否又は難易にかかわらず各部材に対する使用可能時間の設定の要否が定められていてもよい。また、遊技機自体に使用可能時間が設定されていてもよい。
図3は、図1に示したサンド装置の内部構成を示すブロック図である。
サンド装置10は、CPU21と、ROM22と、RAM23とを備えている。
ROM22は、不揮発性メモリであり、CPU21によって実行されるプログラムや、CPU21が処理を行う際に用いられるデータ等を記憶している。ROM22は、後述する判断テーブル(図4参照)及び処理内容決定テーブル(図5参照)を記憶している。ROM22は、判断テーブル記憶手段として機能するものである。RAM23は、揮発性メモリであり、CPU21の処理結果等に応じたデータを一時的に記憶する。RAM23は、後述する格納領域(図6参照)を有している。
CPU21には、操作部13、画像処理部28、カードR/W25、遊技球制御部26及びリセットスイッチ27が接続されている。また、画像処理部28は、CCDカメラ11と接続されている。CCDカメラ11は、撮像手段として機能するものである。
操作部13は、遊技者によって操作された際にその操作箇所(ボタン)に応じた信号をCPU21に出力する。CCDカメラ11は、パチンコ遊技装置50の前方の所定領域を撮像するように設置されていて、撮像して得られる画像データを出力する。撮像するタイミングとしては、連続的であってもよく、断続的であってもよい。
画像処理部28は、CCDカメラ11から出力された画像データから特徴点を認識することにより、上記画像データに、人の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定するものである。画像処理部28は、判定手段として機能するものである。なお、本実施形態では、特徴点として、瞳孔及び鼻孔を採用する。
画像処理部28は、画像認識用LSI28a、SDRAM28b及びEEPROM28cを備えている。画像認識用LSI28aは、図示しないが、例えば、1命令に対して複数のデータを並列的に処理可能なコプロセッサを備えたモジュール、DRAM、DMAコントローラ、アフィン変換用モジュールを備えている。SDRAM28bには、CCDカメラ11から出力された画像データが一時的に記憶される。EEPROM28cは、顔認識用プログラムや、特徴点を認識するためのフィルタやパターン等を記憶する。さらに、EEPROM28cは、画像データ内における顔画像データの位置が適切な位置にあるか否かを判断するための領域(判定領域)を指定する領域指定データや、顔画像データの面積との比較対象となる判定値を記憶する。
画像処理部28は、遊技者の顔を認識するために以下の処理を行う。
CCDカメラ11から出力された画像データがSDRAM28bに記憶されると、画像認識用LSI28aは、閾値を設定し、その閾値に基づいて画像データを明領域と暗領域とに分離する2値化処理を行う。閾値を設定する処理としては、モード法、p−タイル法、判別分析2値化法等を挙げることができる。次に、暗領域に含まれる各画素に対して分離度フィルタを適用し、分離度フィルタの半径を変化させて分離度を算出する。続いて、分離度の局所最大点を特徴点候補として抽出する。このとき、特徴点候補には、外縁形状の全部又は一部が真円又は楕円に近時する暗領域が該当する。具体的には、上述した瞳孔及び鼻孔以外に、鼻頂、口端、目頭、目尻、眉端、背景にあるノイズ等が含まれる。次に、部分空間法を用いたパターン照合を行い、特徴点候補の位置や形状に基づいて、特徴点候補から特徴点を識別する。次に、特徴点を基準とした2次元アフィン変換により、顔領域の位置及びサイズを正規化し、画像データから顔画像データを認識する。次に、画像認識用LSI28aは、判定用領域指定データに基づいて顔画像データの位置が判定領域内に含まれるか否かを判断し、さらに顔画像データの面積が判定値以上であるか否かを判断する。
画像処理部28は、上記処理を行った結果に基づいて、下記(A)〜(D)のいずれかの処理を行う。
(A)画像データから特徴点候補を抽出することができなかった場合、又は、特徴点候補から特徴点を識別することができなかった場合、画像処理部28は、画像データには顔画像データが含まれていないと判定する。この場合、画像処理部28は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
(B)顔画像データの位置が判定領域内に含まれないと判断した場合、画像処理部28は、画像データには顔画像データが含まれているが、顔画像データが不適切な位置(通常であれば遊技者が遊技を行っている場合にその顔が存在しない位置)に存在していると判定する。この場合、画像処理部28は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
(C)顔画像データの面積が判定値以上ではないと判断した場合、画像処理部28は、画像データには顔画像データが含まれているが、顔画像データが不適切な位置に存在していると判定する。この場合、画像処理部は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
(D)顔画像データの位置が判定領域内に含まれ、且つ、顔画像データの面積が判定値以上であると判断した場合、画像データ内の適切な位置(通常、遊技者が遊技を行っているときにその顔が存在し得る位置)に顔画像データが存在していると判定する。この場合、画像処理部28は、CPU21に対して検出信号を出力する。
カードR/W25は、カード挿入口12に挿入されたカードからのデータの読取と、該カードへのデータの書込とを行う。
遊技球制御部26は、カードR/W25から読み取られたデータに基づいて、遊技者に供給する遊技球の数を算出し、遊技球供給部14を介して遊技球を払い出す処理を行う。
リセットスイッチ27は、遊技者によって操作された際に所定の信号をCPU21に出力する。上記信号を受信したCPU21は、RAM23の格納領域(図11参照)に格納された累積継続時間値を”0”にリセットする。
CPU21には、カードデータ表示部15、ランプ16及び時計回路29が接続されている。カードデータ表示部15は、カードR/W25から読み取られたデータ等が表示される。ランプ16は、CPU21によって制御され、所定色で点灯する。
図4は、判断テーブルの一例を示す図である。
判断テーブルでは、パチンコ遊技装置50を構成する各部材51〜62に割り当てられた部材識別情報と、その部材に定められた使用可能時間(耐久時間)とが対応付けられている。この判断テーブルは、ROM22にデータとして記憶されている。図中、*****は、使用可能時間値を示す。
図5は、処理内容決定テーブルの一例を示す図である。
処理内容決定テーブルでは、各部材51〜62に割り当てられた部材識別情報と、各部材51〜62に定められた処理内容とが対応付けられている。処理内容には、ランプ16の点灯色と、ランプ16の点灯パターンとが含まれる。この処理内容決定テーブルは、ROM22にデータとして記憶されている。
図6は、RAM23内のデータ格納領域の一例を示す図である。
開始時刻格納領域には、開始時刻値が格納される。開始時刻値は、開始時刻格納領域の値が“0”(開始時刻値が格納されていない状態)である状態で検出信号を受信したときの時刻を示す値である。開始時刻値は、当該時刻に時計回路29から供給される値である。開始時刻値は、遊技者の顔の認識が開始された時刻を示す。
継続時間格納領域には、継続時間値が格納される。継続時間値は、開始時刻格納領域に開始時刻値が格納されている場合に画像処理部28から無検出信号を受信したときの時刻値と開始時刻値との差を示す値である。継続時間値は、遊技者の顔が認識されてから認識されなくなるまでの時間(期間)を示す。
累積継続時間格納領域には、累積継続時間値が格納される。累積継続時間値は、継続時間値が累積的に加算された値である。
次に、図7〜図13を用いてサンド装置10において行われる処理について説明することにする。
図7は、第1実施形態に係る継続時間計測処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、CPU21は、画像処理部28に顔認識処理を行わせる(ステップS12)。画像処理部28は、顔認識処理を行い、CPU21に対して検出信号又は無検出信号を送信する。
なお、顔認識処理については、後で詳述することにする。
次に、CPU21は、画像処理部28から受信した信号が、検出信号であるか無検出信号であるかを判断する(ステップS13)。
画像処理部28から検出信号を受信したと判断した場合、CPU21は、RAM23内の開始時刻格納領域が“0”(開始時刻値が格納されていない状態)であるか否かを判断する(ステップS14)。
開始時刻格納領域が“0”ではないと判断した場合、ステップS12に処理を戻す。一方、開始時刻格納領域が“0”であると判断した場合、時計回路29から現時刻値を取得し、開始時刻格納領域に、開始時刻値として格納する(ステップS15)。その後、ステップS12に処理を移す。
ステップS13において、画像処理部28から受信した信号が検出信号ではない(無検出信号である)と判断した場合、CPU21は、RAM23内の開始時刻格納領域が“0”(開始時刻値が格納されていない状態)であるか否かを判断する(ステップS16)。
開始時刻格納領域が“0”であると判断した場合、ステップS12に処理を戻す。
開始時刻格納領域が“0”ではないと判断した場合、CPU21は、時計回路29から現時刻値を取得する(ステップS17)。
次に、CPU21は、ステップS17において得られた現時刻値と、開始時刻格納領域に格納された開始時刻値との差を算出し、継続時間値として継続時間格納領域に格納する(ステップS18)。このように、サンド装置10において、CPU21は、画像処理部28から検出信号を受信しているときにはステップS12〜S15の処理を繰り返し実行し、その後に画像処理部28から無検出信号を受信したときに(ステップS13:NO)、ステップS16〜S18の処理を実行することにより継続時間を計測する。このとき、CPU21は、計測手段として機能する。
ステップS18の処理の後、CPU21は、継続時間領域に格納された継続時間値と、累積継続時間領域に格納された累積継続時間値とを加算し、累積継続時間領域に上書きして格納する(ステップS19)。この処理において、CPU21は、累積継続時間値が累積継続時間領域に格納されていない場合には、継続時間値を累積継続時間値として累積継続時間領域に格納する。既に累積継続時間領域に累積継続時間値が格納されている場合、ステップS19において、累積継続時間領域に格納された累積継続時間値を抽出し、その累積継続時間値に、継続時間領域に格納された継続時間値を加算して、その結果得られた累積継続時間値を累積継続時間格納領域に格納する。ステップS19の処理を行うとき、CPU21は、継続時間を累積的に計数する計数手段として機能する。
次に、CPU21は、開始時刻格納領域及び継続時間格納領域を“0”にクリアする(ステップS20)。続いて、CPU21は、ROM22に格納された判断テーブル(図4参照)を参照し、累積継続時間値と使用可能時間値を比較する(ステップS21)。この処理において、CPU21は、各部材識別番号に対応付けられた使用可能時間値と、累積継続時間格納領域に格納された累積継続時間値とを順に比較する。次に、CPU21は、累積継続時間値が使用可能時間値以上であるか否かを判断する(ステップS22)。この処理において、CPU21は、累積継続時間値がいずれか1以上の使用可能時間値以上であれば、累積継続時間値が使用可能時間値以上であると判断する。ステップS21〜S22の処理を実行するとき、CPU21は、累積継続時間が使用可能時間(上限時間)に達したか否かを判断する処理を行う判断手段として機能する。
累積継続時間値が使用可能時間値未満であると判断した場合、ステップS12に処理を戻す。一方、累積継続時間値が使用可能時間値以上であると判断した場合、CPU21は、報知処理を行う(ステップS23)。ステップS23において、CPU21は、報知処理手段として機能する。この処理については、後で詳述することにする。
図8は、第1実施形態に係る顔認識処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、画像処理部28において行われる処理である。
まず、CCDカメラ11から画像データを受信する(ステップS30)。受信した画像データは、SDRAM28bに記憶される。画像認識用LSI28aは、画像データに2値化処理を用い、画像データを明領域と暗領域とに分離する(ステップS31)。画像データ内に顔画像データが含まれている場合、明領域には、顔の肌に相当する部分、特に平坦な部分が含まれる。一方、暗領域には、顔のそれ以外の部分が含まれる。
次に、画像認識用LSI28aは、暗領域の各画素に対して分離度フィルタを適用し、分離度フィルタの半径を変化させることにより分離度を算出し(ステップS32)、分離度の局所最大点を特徴点候補として抽出する処理を行う(ステップS33)。続いて、画像認識用LSI28aは、画像データ内に特徴点候補が存在しているか否かを判断する(ステップS34)。ステップS34においては、特徴点候補が所定数以下である場合に、特徴点候補が存在しないと判断することとしてもよい。特徴点候補が存在していないと判断した場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して無検出信号を出力し(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。
特徴点候補が存在していると判断した場合、画像認識用LSI28aは、部分空間法を用いたパターン照合により特徴点(瞳孔及び鼻孔)を認識する処理を行う(ステップS35)。
次に、画像認識用LSI28aは、画像データ内に特徴点が存在しているか否かを判断する(ステップS36)。なお、ステップS35では、特徴点が所定数以下である場合に、特徴点が存在しないと判断することとしてもよい。画像データ内に特徴点が存在しないと判断した場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して無検出信号を出力し(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。画像データ内に特徴点が存在していると判断した場合、画像認識用LSI28aは、2次元アフィン変換により、画像データに含まれる顔画像データを認識する(ステップS37)。
次に、画像認識用LSI28aは、EEPROM28cに記憶された判定用領域指定データに基づいて画像データ内に判定領域を設定する(ステップS38)。続いて、画像認識用LSI28aは、顔画像データが判定領域に含まれるか否かを判断する(ステップS39)。
この処理において、画像認識用LSIは、顔画像データの一部でも判定領域に含まれていれば、顔画像データが判定領域に含まれていると判断する。
顔画像データが判定領域に含まれないと判断した場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して無検出信号を出力し(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。
顔画像データが判定領域に含まれると判断した場合、画像認識用LSI28aは、EEPROM28cに記憶された判定値と、顔画像データの面積とを比較し(ステップS40)、その面積が判定値以上であるか否かを判断する(ステップS41)。
顔画像データの面積が判定値以上である場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して検出信号を出力し(ステップS42)、本サブルーチンを終了する。一方、顔画像データの面積が判定値以上ではない場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して検出信号を出力し(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。
図8に示した顔認識処理について図9〜図12を用いて説明する。
図9(a)は、パチンコ遊技装置10で遊技者が遊技を行う様子を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。
パチンコ遊技装置50に隣接して設置されたパチンコ遊技装置50が備えるCCDカメラ11は、パチンコ遊技装置50の前方を撮像する方角に向けて設置されている。Sは、CCDカメラ11からの視野を示している。従って、視野Sに含まれるものがCCDカメラ11によって撮像されることになる。Tは、CCDカメラ11からの距離が所定値以内の領域である。Pは、パチンコ遊技装置50で遊技を行う遊技者を示す。遊技者Pの顔は、領域Tに含まれている。
上述した判定領域は、領域Tに遊技者Pの顔の少なくとも一部が含まれるときに画像データ内において顔画像データの少なくとも一部が含まれる領域である。従って、領域Tに遊技者Pの顔の少なくとも一部が含まれる場合、判定領域には顔画像データの少なくとも一部が含まれる。その一方で、領域Tに遊技者Pの顔が全く含まれない場合、判定領域に顔画像データは含まれない。
上述した判定値は、領域Tに遊技者Pの顔の少なくとも一部が含まれるときに画像データ内において顔画像データが占め得る面積の最小値である。従って、領域Tに遊技者Pの顔の少なくとも一部が含まれる場合、顔画像データの面積は判定値以上になる。その一方で、領域Tに遊技者Pの顔が全く含まれない場合、顔画像データの面積は判定値未満となる。
図10(a)は、図9に示した様子を撮像して得られる画像データを模式的に示す図であり、(b)は、特徴点が認識された画像データを模式的に示す図であり、(c)は、顔画像データが認識された画像データを模式的に示す図である。
図9に示した遊技者Pがパチンコ遊技装置50で遊技を行っている様子が、CCDカメラ11により撮像されると、CCDカメラ11から、図10(a)に示す画像データIが出力され、画像処理部28に入力される(ステップS30)。画像データIには、遊技者Pを示す画像データP′が含まれている。
図10(a)に示す画像データIに対してステップS31〜S33の処理が行われることにより特徴点候補Cが抽出され、ステップS35の処理が行われることにより特徴点候補Cから特徴点Fが識別されると、図10(b)に示すようになる。
図中、特徴点候補Cを白丸で示し、特徴点Fを黒丸で示している。
図10(b)に示す画像データIに対してステップS37〜S40の処理が行われると、図10(c)に示すようになる。
図中、P′′は、遊技者Pの顔画像データを示し、Dは、判定領域を示している。顔画像データP′′の一部が判定領域Dに含まれている。また、図示しないが、顔画像データP′′の面積は、判定値以上である。
従って、CCDカメラ11から、図10(a)に示す画像データIが画像処理部28に入力された場合、画像処理部28は、CPU21に対して検出信号を出力する。
図11(a)は、パチンコ遊技装置10を傍観者が眺めている様子を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。
Oは、パチンコ遊技装置を立って眺める傍観者を示す。傍観者Oの顔は、領域Tに含まれていない。
図12(a)は、図11に示した様子を撮像して得られる画像データを模式的に示す図であり、(b)は、特徴点が認識された画像データを模式的に示す図であり、(c)は、顔画像データが認識された画像データを模式的に示す図である。
図11に示した傍観者Oがパチンコ遊技装置50を眺める様子が、CCDカメラ11により撮像されると、CCDカメラ11から、図12(a)に示す画像データIが出力され、画像処理部28に入力される(ステップS30)、画像データIには、傍観者Oを示す画像データO′が含まれている。
図12(a)に示す画像データIに対してステップS31〜S33の処理が行われることにより特徴点候補Cが抽出され、ステップS35の処理が行われることにより特徴点候補Cから特徴点Fが識別されると、図12(b)に示すようになる。
図中、特徴点候補Cを白丸で示し、特徴点Fを黒丸で示している。
図12(b)に示す画像データIに対してステップS37〜S40の処理が行われると、図12(c)に示すようになる。
図中、O′′は、傍観者Oの顔画像データを示す。顔画像データO′′は全く判定領域Dに含まれていない。また、顔画像データO′′の面積は、顔画像データP′′の面積より小さく、判定値未満である。
従って、CCDカメラ11から、図12(a)に示す画像データIが画像処理部28に入力された場合、画像処理部28は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
上述したように、画像処理部28は、ステップS30〜S36の処理を行うとき、画像データに顔画像データが含まれるか否かを判定する判定手段として機能する。
ステップS30〜S36の処理を行った結果、画像データに顔画像データが含まれると判定された場合、さらに、画像処理部28は、ステップS37〜S41の処理を行うときに、判定手段として機能し、画像データの所定領域(本実施形態では、判定領域)に顔画像データが存在しているか否かを判定し、さらに顔画像データの面積が所定値(本実施形態では、判定値)以上であるか否かを判定する。
上述したように、本発明において、判定手段(画像処理部28)は、撮像手段(CCDカメラ11)から出力された画像データに顔画像データが含まれると判定したとき、さらに上記顔画像データが画像データ内の所定位置に顔画像データが存在しているか否かを判定することが望ましい。所定位置に顔画像データが含まれるか否かを判定することにより、実際に遊技を行っている遊技者と、撮像手段により撮像されているが遊技を行っていない人(例えば傍観者)とを明確に識別することができるため、累積遊技時間をより正確に測定することが可能となるからである。
また、本発明において、判定手段(画像処理部28)は、撮像手段(CCDカメラ11)から出力された画像データに顔画像データが含まれると判定したとき、さらに上記顔画像データの面積が所定値以上であるか否かを判定することが望ましい。顔画像データの面積が所定値以上であるか否かを判定することにより、遊技機の前方にいる人(例えば遊技者)が撮像手段から所定距離以上離れているか否かを認識することができるため、実際に遊技を行っている遊技者と、撮像手段により撮像されているが遊技を行っていない人(例えば傍観者)とを明確に識別することができ、累積遊技時間をより正確に測定することが可能となるからである。
図13は、第1実施形態に係る報知処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、図7に示すサブルーチンのステップS23において呼び出されて実行される。
まず、CPU21は、ROM22に記憶された処理内容決定テーブル(図5参照)を参照し、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報に対応する処理内容を選択する(ステップS40)。
例えば、部材識別情報“001”(遊技盤51)に定められた使用可能時間がX(時間)である場合、累積継続時間Y(時間)がX以上になると、CPU21は、ステップS40において、処理内容決定テーブルを参照し、処理内容として、ランプ点灯色“赤”及びランプ点灯パターン“点灯”を選択する。また、部材識別情報“002”(役物装置52)に定められた使用可能時間がW(時間)である場合、累積継続時間Y(時間)がW以上になると、CPU21は、ステップS40において、処理内容決定テーブルを参照し、処理内容として、ランプ点灯色“赤”及びランプ点灯パターン“点滅(点灯1秒:点滅1秒)”を選択する。
なお、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報が複数存在する場合、いずれか1の部材識別情報に対応する処理内容を選択することとしてもよく、該当する全ての部材識別情報に対応する処理内容を選択することとしてもよい。
次に、CPU21は、ステップS40において決定した処理内容に応じてランプ16を点灯する処理を行う(ステップS41)。このとき、CPU21は、報知処理手段として機能し、ランプ16を点灯する処理を行う。
また、CPU21は、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報が“001”(遊技盤51)であれば、ランプ16を赤色で点灯させ、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報が“002”(役物装置52)であれば、ランプ16を赤色で点滅させる。このように、CPU21は、累積継続時間以下となった使用可能時間が定められた部材識別情報に応じて異なる処理を実行する。なお、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報が複数存在する場合、いずれか1の部材識別情報に対応する処理を実行することとしてもよく、該当する全ての部材識別情報に対応する処理を実行することとしてもよい。また、該当する全ての部材識別情報に対応する処理を実行する場合、例えば、所定時間ごとに順に部材識別情報に対応する処理を実行することとしてもよい。ステップS41の処理の後、CPU21は、本サブルーチンを終了する。
ランプ16の点灯は、点灯を開始してから所定時間が経過した後に終了することとしてもよく、リセットスイッチ27が押下された際に終了することとしてもよい。
以上、第1実施形態に係るサンド装置10によれば、CCDカメラ11がパチンコ遊技装置50の前方の所定領域を撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれている継続時間が累積的に計数される。そして、その計数結果である累積継続時間が、各部材に割り当てられた部材識別情報に定められた使用可能時間(上限時間)に達したときに、部材識別情報に応じて異なる色及び/又はパターンでランプ16が点灯する。従って、遊技店の店員は、どの部材が使用可能時間の上限に達したかを認識することが可能であり、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、累積遊技時間から、部材の使用時間を正確に把握することができる。
[第2実施形態]
図14は、第2実施形態に係る遊技時間計測システムを模式的に示すネットワーク構成図である。
遊技時間計測システム100は、複数のサンド装置110と、各サンド装置110と通信回線80を介して接続された情報処理装置70とを備えている。遊技店(図示せず)に設置された複数のパチンコ遊技装置50の夫々には、サンド装置110が隣接して設置されていて、各サンド装置110と、情報処理装置70とが通信回線80を介して接続されている。本実施形態では、通信回線80が有線である場合について説明するが、本発明における通信回線には、有線だけでなく、無線も含まれる。
サンド装置110の前面には、上から順に、カードデータ表示部115、CCDカメラ111、カード挿入口112及び操作部113、並びに、遊技球供給部114が設けられている。第1実施形態に係るサンド装置10とは異なり、サンド装置110の前面にランプは設けられていない。また、カードデータ表示部115、CCDカメラ111、カード挿入口112及び操作部113、並びに、遊技球供給部114は、第1実施形態に係るサンド装置が備えるものと同様のものであるから、ここでの説明は省略することとする。
図15は、図14に示したサンド装置の内部構成を示すブロック図である。
サンド装置110は、CPU121を備え、CPU121には、ROM122及びRAM123が接続されている。ROM122には、各種のプログラムやデータに加えて、判断テーブル(図4参照)と装置識別情報とが記憶されている。装置識別情報は、各サンド装置110に個別に割り当てられた複数桁の符号からなる。ROM122は、サンド装置110に割り当てられた装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段として機能するものである。RAM123は、格納領域(図6参照)を有している。また、CPU121には、操作部113、CCDカメラ111が接続された画像処理部128、カードR/W125、遊技球制御部126、リセットスイッチ127、カードデータ表示部115、及び、時計回路129が接続されている。これらは、第1実施形態に係るサンド装置が備えるものと同様の構成を有するものであるから、ここでの説明は省略する。また、CPU121には、通信用I/F116が接続されている。通信用I/F116は、通信回線80を介して、情報処理装置70との通信を行うためのものであり、CPU121は、通信用I/F116により、通信回線80を介して、情報処理装置70とのデータの送受信を行う。
通信用I/F116は、通信手段として機能するものである。
図16は、図14に示した情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。
情報処理装置70は、CPU71を備え、CPU71には、ROM72、RAM73、HDD74、ディスプレイ75、通信用I/F76が接続されている。
ROM72には、各種のプログラムやデータが記憶されていて、CPU71は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。RAM73には、各種処理の結果等を示すデータが一時的に記憶される。HDD74には、パチンコ遊技装置50の台番号と、そのパチンコ遊技装置50に隣接して設置されるサンド装置110の装置識別情報とが対応付けられた台番号テーブル(図示せず)が記憶されている。
第2実施形態に係るサンド装置110は、継続時間計測処理、顔認識処理及び報知処理を行う。このうち、継続時間計測処理(図7参照)及び顔認識処理(図8参照)は、第1実施形態に係るサンド装置10において行われる処理と同様の処理であるから、ここでの説明は省略することとし、報知処理について説明することとする。
図17は、第2実施形態に係る報知処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
CPU121は、累積経過時間値が使用可能時間値以上であると判断した場合(図7、ステップS22参照)、累積経過時間以下の使用可能時間が対応付けられた部材識別情報と、装置識別情報とを、通信用I/F116により、通信回線80を介して、情報提供装置70に送信する(ステップS50)。その後、本サブルーチンを終了する。
情報提供装置70のCPU71は、通信用I/F76により、通信回線80を介して、サンド装置110から、部材識別情報と装置識別情報とを受信すると、ディスプレイ75にその旨を表示する処理を行う。
図18は、情報提供装置が備えるディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。
ディスプレイ75には「累積遊技時間が使用可能時間(上限時間)に達しました。部材を交換して下さい。」という画像が表示されていて、その下方には、台番号と部材IDとが対応付けて表示される。台番号は、サンド装置110から送信される装置識別情報に基づいて、HDD74に記憶された台番号テーブルが参照されることにより決定される。また、部材IDは、部材識別情報に相当するものである。
第2実施形態に係る遊技時間計数システムにおいて、サンド装置110は、パチンコ遊技装置50の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られた画像データを出力する撮像手段(CCDカメラ111)と、上記画像データに人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する判定手段(画像処理部128)と、画像データに顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段(CPU121)と、継続時間を累積的に計数する計数手段(CPU121)と、累積継続時間が使用可能時間(上限時間)に達したか否かを判断する処理を行う判断手段(CPU121)と、累積継続時間が使用可能時間に達した際に装置識別情報及び部材識別情報を外部(情報処理装置70)に出力する報知処理手段(CPU121)とを備えている。また、第2実施形態に係る遊技時間計数システムにおいて、情報処理装置70は、サンド装置110から受信した装置識別情報及び部材識別情報に基づいて、累積継続時間が使用可能時間に達したことを示す画像(図18参照)をディスプレイ75に表示する報知処理手段(CPU71)を備えている。
第2実施形態に係る遊技時間計数システムによれば、サンド装置110が備えるCCDカメラ111がパチンコ遊技装置50の前方の所定領域を撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれている継続時間が累積的に計数され、その計数結果である累積経過時間が使用可能時間(上限時間)に達したときに、そのことを情報処理装置70に送信する。そのため、パチンコ遊技装置50の近くまで行くことなく、どのパチンコ遊技装置50のどの部材が使用可能時間に達したかを認識することができる。
また、第2実施形態に係るサンド装置によれば、累積継続時間が使用可能時間(上限時間)に達したときに、遊技店が備える情報処理装置70に、装置識別情報を送信する。従って、遊技店の店員は、態々パチンコ遊技装置50のあるところまで行くことなく、情報処理装置70によって、各パチンコ遊技装置50について一括して、累積継続時間が、パチンコ遊技装置50を構成する部材の使用可能時間に達したか否かを把握することができ、利便性に優れる。
[第3実施形態]
図19は、第3実施形態に係るサンド装置と、サンド装置に隣接して設置されたパチンコ遊技装置(遊技機)とを模式的に示す正面図である。
図20は、第3実施形態に係る情報提供システムの一例を示すネットワーク構成図である。
なお、第3実施形態においても、遊技機がパチンコ遊技装置である場合について説明するが、本発明において、遊技機がパチンコ遊技装置に限定されるものではないことは勿論である。本発明に係る遊技機としては、例えば、パチスロ遊技装置、スロットマシン等を挙げることができる。
図19に示すように、サンド装置410は、パチスロ遊技装置50に隣接して設置されている。このサンド装置410は、ランプ16が設けられていないこと、及び、カードデータ表示部15に2次元コード92が表示されることを除いて、第1実施形態に係るサンド装置10と同一の外観構成を有する。カードデータ表示部15は、少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段として機能するものである。
第3実施形態においては、遊技者によって遊技が行われた時間の計数結果である累積継続時間が所定の上限時間に達したとき、サンド装置410のカードデータ表示部15には、部材メーカ等のウェブサイトのアドレス(URL)がコード化された2次元コード92が表示される。
図20に示すように、第3実施形態に係る情報提供システム500は、サンド装置410と、撮像手段としてのCCDカメラ308(図示せず、図24参照)を備えた携帯電話機300と、携帯電話機300とインターネットを介して無線によりデータの送受信を行うことが可能なサーバ200とを備えている。
上述したように、カードデータ表示部15に表示された2次元コード92を、遊技店の店員は、携帯電話機300が備えるCCDカメラ308により撮像することができる。携帯電話機300は、CCDカメラ308が2次元コード92を撮像した際に得られる画像データから2次元コードを認識し、この認識した2次元コードから、部材メーカ等のウェブサイトのアドレス(URL)を生成する。そして、当該アドレスに基づいてサーバ200にアクセスする。
サーバ200は、ハードディスクドライブ205(図示せず、図25参照)にアクセスログを生成した後、上記アドレスに基づくウェブサイトデータをハードディスクドライブ205から選択し、そのデータをハードディスクドライブ205に送信する。その結果、遊技店の店員は、携帯電話機300により、部材の情報の把握を容易に行うことが可能であり、また部材の発注等をスムーズに行うようにすることも可能である。
第3実施形態では、2次元コードとして、QRコード(登録商標)を用いる場合について説明するが、本発明は、この例に限定されるものではなく、従来公知の2次元コードを用いることが可能である。また、本発明では、2次元コードにかえて、1次元コード(バーコード)を用いることも可能である。
第3実施形態では、遊技店の店員が、携帯電話機300を用いて2次元コード92の撮像を行う場合について説明する。ただし、2次元コードを撮像可能であり且つサーバと通信回線を介してデータの送受信を行うことが可能であれば、携帯電話機300に限定されるものではなく、例えば、パーソナル・ディジタル・アシスタンツ、上記情報提供システムの専用の携帯端末機等を挙げることができる。
また、第3実施形態においては、携帯電話機300とサーバ200とが無線によりデータの送受信を行う場合について説明するが、本発明は、この例に限定されず、有線により送受信を行うこととしてもよい。すなわち、本発明における通信回線には、有線と、無線による伝送路とが含まれる。
図21は、図19に示したサンド装置の内部構成を示すブロック図である。
サンド装置410は、ランプ16を備えていないことを除いて、第1実施形態に係るサンド装置10と同様の内部構成を有しているので、ここでの説明は省略する。ROM22は、図5に示した処理内容決定テーブルにかえて、後述する処理内容決定テーブル(図22参照)を有している。また、ROM22は、2次元コードの生成プログラムを有している。
図22は、処理内容決定テーブルの一例を示す図である。
処理内容決定テーブルでは、各部材51〜62に割り当てられた部材識別情報と、各部材51〜62のメーカのウェブサイトのアドレスとが対応付けられている。メーカのウェブサイトのアドレスは、同一メーカであっても部材ごとに異なっていて、当該アドレスにアクセスすることにより、部材のデータがサーバ200に伝達される。
次に、第3実施形態に係るサンド装置410において行われる処理について説明することにする。
第3実施形態に係るサンド装置410において行われる処理は、第1実施形態に係るサンド装置10において行われる処理(図7〜図13)のうち、図13に示した報知処理にかえて、後述する報知処理(図23)が行われる点を除いて、第1実施形態に係るサンド装置10において行われる処理と同様である。従って、ここでは、第3実施形態に係るサンド装置410において行われる報知処理について説明することにする。
図23は、第3実施形態に係る報知処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、CPU21は、ROM22に記憶された処理内容決定テーブル(図22参照)を参照し、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報に対応するメーカのウェブサイトのアドレスを選択する(ステップS400)。次に、そのウェブサイトのアドレスに累積継続時間を示すデータを付加して、2次元コードに変換するためのURLを生成する(ステップS401)。次に、CPU21は、URLを2次元コードにエンコードする(ステップS402)。このエンコード処理には、URLの文字種の応じたモード識別子を作成する処理と、URLの文字数に応じた文字数識別子を作成する処理と、URLを2進化する処理と、これらの処理により得られたデータに終端パターンを付加する処理と、該処理により得られたデータのコード後変換を行う処理と、変換後のデータに基づいてエラー訂正コード語を作成して上記変換後のデータに付加する処理と、該処理により得られたデータを2進化しマトリックス状に配置する処理と、配置後のデータに対して所定パターンのマスクをかける処理と、エラー訂正レベルとマスク識別子とを含む形式情報を付加する処理とが含まれる。得られた2次元コードを示すデータはRAM23に格納される。次に、CPU21は、RAM23に記憶されたデータに基づいて、カードデータ表示部15に、2次元コード92(図19及び図20参照)を表示する(ステップS403)。
図24は、図20に示した携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。
携帯電話機300は、操作部304、液晶パネル306、撮像手段としてのCCDカメラ308、無線部310、音声回路312、スピーカ314、マイク316、送受信アンテナ318、不揮発性メモリ320、マイクロコンピュータ322及び二次電池324を備えている。
無線部310は、マイクロコンピュータ322により制御されて、送受信アンテナ318を通じて電波を媒体として基地局に対して送受信する。音声回路312は、無線部310からマイクロコンピュータ322を通じて出力された受信信号をスピーカ314に出力するとともに、マイク316から出力された音声信号を送信信号としてマイクロコンピュータ322を通じて無線部310に出力する。
スピーカ314は、音声回路312から出力された受信信号を受信音声に変換して出力し、マイク316は、操作者から発せられた送信音声を音声信号に変換して音声回路312に出力する。CCDカメラ308にサンド装置410に表示される2次元コード92を撮像可能であり、撮像して得られた画像データは不揮発性メモリ320に記憶される。本実施形態では、撮像手段としてCCDカメラを用いる場合について説明するが、本発明における撮像手段は、特に限定されるものではなく、例えば、CMOSセンサカメラ等を挙げることができる。
不揮発性メモリ320は、例えば、CCDカメラ308が2次元コード92を撮像して得られた画像データ、待受画像用の画像データ、着メロ用の音楽データ等の各種データや各種プログラムを不揮発的に記憶する。二次電池324は、各回路に電力を供給する。マイクロコンピュータ322は、CPU、ROM及びRAMから構成されたもので、例えば、電話の発着信処理、電子メールの作成送受信処理、インターネット処理等を行う。なお、電子メールの送受信及びインターネットによるデータの送受信は、マイクロコンピュータ322が無線部310及び送受信アンテナ318を介して行う。
マイクロコンピュータ322は、操作部304を介して入力された所定の指示に基づいて、インターネットを介してサーバ200から所定のプログラムをダウンロードし、不揮発性メモリ320に格納する。そして、マイクロコンピュータ322は、上記プログラムを不揮発性メモリ320から読み出して実行することにより、下記(A)〜(B)のように機能する。
(A)マイクロコンピュータ322は、CCDカメラ308が2次元コード92を撮像した際に得られる画像データから2次元コードを認識し、この認識した2次元コードからURLを生成する。
(B)マイクロコンピュータ322は、上記(A)において生成されたURLに基づいてサーバ200にアクセスする。
本実施形態では、携帯電話機300がサーバ200からプログラムをダウンロードする場合について説明するが、予め携帯電話機300の不揮発性メモリ322に記憶される(プレインストールされる)こととしてもよい。
図25は、図20に示したサーバの内部構成を示すブロック図である。
サーバ200は、演算処理装置としてのCPU201と、ROM202と、RAM203と、携帯電話機300とインターネットを介して通信するための通信用インターフェイス回路204と、ハードディスクドライブ205とを備えている。
ハードディスクドライブ205には、携帯電話機300からのアクセスログ(アクセス元の識別情報、アクセス日時、アクセスされたファイル名、ブラウザ名、OS名、受信バイト数、送信バイト数、サービス状態コード等)が記憶される。また、ハードディスクドライブ205には、ウェブサイトのデータが記憶されており、携帯電話機300からアクセスがあった際に該当するウェブサイトのデータを携帯電話機300に送信する。
図26は、第3実施形態に係る情報提供システムを構成する携帯電話機とサーバとにおいて行われる処理を示すフローチャートである。
まず、携帯電話機300が備えるマイクロコンピュータ322は、操作部304を介して入力された指示に基づいて、撮像手段としてのCCDカメラ308を駆動させ、CCDカメラ308は、サンド装置410のカードデータ表示部15に表示された画面画像に含まれる2次元コード92(図19及び図20参照)を撮像する(ステップS500)。
その後、マイクロコンピュータ322は、ステップS500において得られた画像データを不揮発性メモリ320に記憶させる(ステップS501)。次に、マイクロコンピュータ322は、2次元コード認識処理を行い(ステップS502)、ステップS500において得られた画像データから2次元コードを認識し、この認識した2次元コードからURLを生成する。2次元コード認識処理については、後で詳述することにする。
次に、マイクロコンピュータ322は、ステップS502における2次元コード認識処理により得られたURLに基づいてサーバ200にアクセスする(ステップS503)。
サーバ200が備えるCPU201は、携帯電話機300からインターネットを介してアクセスを受けると、アクセスログを生成し(ステップS601)、URLにデータとして含まれていた部材の種類と累積継続時間とに応じたウェブサイトデータを選択する(ステップS602)。この処理において、CPU201は、URLに応じたウェブサイトデータを選択することにより、部材の種類と累積継続時間とに応じたウェブサイトデータを選択する。そして、CPU201は、選択したウェブサイトデータを携帯電話機300に送信する(ステップS603)。
携帯電話機300のマイクロコンピュータ322は、サーバ200から送信されたウェブサイトデータを不揮発性メモリ320に記憶させ、ウェブサイトデータに基づく画像を液晶パネル306に表示させる(ステップS504)。
図27は、図26に示した処理のステップS502において呼び出されて実行される2次元コード認識処理を示すフローチャートである。
まず、マイクロコンピュータ322は、不揮発性メモリ320に記憶された画像データに対して画像変換処理を行う(ステップS700)。画像変換処理は、撮像されて得られた画像データから、2次元コードが表示されている領域の画像データを抜き出し、傾きや歪みを補正し、所定の閾値によりモノクロ画像に変換し、正面視した2次元コードを含む画像データを得る処理である。
次に、マイクロコンピュータ322は、ステップS700において得られた画像データから2次元コードを抽出し、ノイズ除去等の補正を行う(ステップS701)。次に、マイクロコンピュータ322は、ステップS701において得られた2次元コードの二値化処理を行い、2次元コードを構成する各ドットを“0”又は“1”に置き換え(ステップS702)、2値化マトリックスデータを生成する(ステップS703)。次に、マイクロコンピュータ322は、2値化マトリックスデータをデコードし(ステップS704)、URLを生成する(ステップS705)。その後、本サブルーチンを終了し、図26に示したフローチャートのステップS503に処理を移すのである。
上述したように、携帯電話機300が、2次元コード92を撮像して得られたURLに基づいてサーバ200にアクセスすると、サーバからURLに対応したウェブサイトデータが送信され、携帯電話機300の液晶パネル306には、例えば、図28に示すような画像が表示される。
図28は、携帯電話機に表示される画像の一例を示す図である。
液晶パネル306の中央部分には“累積遊技時間が使用可能時間(上限時間)に達しました”というメッセージとともに、部材名、台番号、累積遊技時間、前回のアクセス等のデータが表示されている。また、“部材を発注する”、“記録のみ残す”、“問い合わせる”という3つの選択肢が設けられており、スムーズな部材の発注や、部材メーカとの連絡が可能である。
なお、本発明の遊技時間計数システムにおいて、該システムを構成する各手段を、サンド装置と情報処理装置とのいずれが備えるかについては、撮像手段をサンド装置が備えていれば、特に限定されるものではない。
例えば、サンド装置が、撮像手段を備え、情報処理装置が、判定手段、計測手段、計数手段、判断手段及び報知処理手段を備えることとしてもよい。このようにした場合、各サンド装置は、撮像手段により撮像して得られる画像データを情報処理装置に送信する。情報処理装置は、各サンド装置から画像データを受信して、画像データに顔画像データが含まれるか否かを判定する処理、顔画像データが含まれる継続時間を計測する処理、継続時間を累積的に計数する処理、累積継続時間が使用可能時間(上限時間)に達しているか否かを判断する処理、及び、累積継続時間が使用可能時間に達したことを報知する処理を行う。
また、サンド装置が、撮像手段及び判定手段を備え、情報処理装置が、計測手段、計数手段、判断手段及び報知処理手段を備えることとしてもよい。このようにした場合、各サンド装置は、撮像手段により撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う。情報処理装置は、各サンド装置から判定結果を受信して、顔画像データが含まれる継続時間を計測する処理、継続時間を累積的に計数する処理、累積継続時間が使用可能時間(上限時間)に達しているか否かを判断する処理、及び、累積継続時間が使用可能時間に達したことを報知する処理を行う。
また、サンド装置が、撮像手段、判定手段及び計測手段を備え、情報処理装置が、計数手段、判断手段及び報知処理手段を備えることこととしてもよい。このようにした場合、各サンド装置は、撮像手段により撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれているか否かを判定し、顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する。情報処理装置は、各サンド装置から計測結果を受信して、継続時間を累積的に計数する処理、累積継続時間が使用可能時間(上限時間)に達しているか否かを判断する処理、及び、累積継続時間が使用可能時間に達したことを報知する処理を行う。
なお、本発明においては、遊技機又は上記遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置が、撮像手段、判定手段、計測手段、計数手段、判断手段及び報知処理手段を備えることとしてもよい。この遊技時間計測装置は、サンド装置としての機能を有していないものであり、遊技球等の遊技媒体の払出に係る処理や、プリペイドカードを受け入れる処理等を行わない。上記遊技時間計測装置によれば、遊技機又はサンド装置との通信を行うことなく、上記遊技機における累積遊技時間を正確に測定することが可能であり、外部に報知する処理が行われることによって、遊技店の店員は、累積遊技時間が上限時間に達したことを認識することができる。従って、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、累積遊技時間から、部材の使用時間を正確に把握することができる。また、上述した遊技時間計測システムは、通信回線を介して接続されたサンド装置と情報処理装置とを備えているが、本発明において、遊技時間計測システムは、サンド装置にかえて、遊技時間計測装置を含むものであってもよい。
上述した例では、累積継続時間が使用可能時間に達したことを報知する処理として、ランプを点灯する処理を行う場合と、部材識別情報を含む信号を外部に出力する場合について説明した。ただし、本発明において、累積継続時間が使用可能時間に達したことを報知する処理は、これらの例に限定されるものではなく、例えば、累積継続時間が使用可能時間に達したことに応じて所定の画像をディスプレイに表示することとしてもよく、累積継続時間が使用可能時間に達したことに応じて所定の音をスピーカから出力することとしてもよい。なお、サンド装置又は遊技時間計測装置において、累積継続時間が使用可能時間に達したことを報知する処理を行う場合には、処理の内容を遊技者に知られないようにする点から、累積継続時間が使用可能時間に達したことを報知する処理として、ランプを点灯する処理、又は、外部(例えば情報処理装置)に信号を出力する処理を行うことが望ましい。
上述した例では、画像データに顔画像データが含まれているか否かを判定する方法として、分離度フィルタと部分空間法によるパターン照合とを行う方法を用いる場合について説明した。ただし、本発明において、人物の顔を認識する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、固有顔法、制約相互部分空間法、Gabor Wavelet変換とグラフマッチングとを行う方法、多重変動分析法による局所特徴比較方式を用いる方法を挙げることができる。
上述した例では、遊技機がパチンコ遊技装置である場合について説明したが、本発明において、遊技機としては、特に限定されるものではなく、例えば、パチスロ遊技装置、スロットマシン、パロットを挙げることができる。なお、本発明の実施例に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
第1実施形態に係るサンド装置と、サンド装置に隣接して設置されたパチンコ遊技装置とを模式的に示す正面図である。 (a)は、図1に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図であり、(b)は、図1に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す背面図である。 図1に示したサンド装置の内部構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る判断テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態に係る処理内容決定テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態に係る各種格納領域の一例を示す図である。 第1実施形態に係る継続時間計測処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る顔認識処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 (a)は、パチンコ遊技装置で遊技者が遊技を行う様子を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。 (a)は、図9に示した様子を撮像して得られる画像データを模式的に示す図であり、(b)は、特徴点が認識された画像データを模式的に示す図であり、(c)は、顔画像データが認識された画像データを模式的に示す図である。 パチンコ遊技装置10を傍観者が眺めている様子を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。 (a)は、図11に示した様子を撮像して得られる画像データを模式的に示す図であり、(b)は、特徴点が認識された画像データを模式的に示す図であり、(c)は、顔画像データが認識された画像データを模式的に示す図である。 第1実施形態に係る報知処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る遊技時間計測システムを模式的に示すネットワーク構成図である。 図14に示したサンド装置の内部構成を示すブロック図である。 図14に示した情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る報知処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図14に示した情報処理装置が備えるディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 第3実施形態に係るサンド装置と、サンド装置に隣接して設置されたパチンコ遊技装置とを模式的に示す正面図である。 第3実施形態に係る情報提供システムの一例を示すネットワーク構成図である。 図19に示したサンド装置の内部構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る処理内容決定テーブルの一例を示す図である。 第3実施形態に係る報知処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図20に示した携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。 図20に示したサーバの内部構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る情報提供システムを構成する携帯電話機とサーバとにおいて行われる処理を示すフローチャートである。 図26に示した処理のステップS502において呼び出されて実行される2次元コード認識処理を示すフローチャートである。 図26に示したステップS504の処理が行われたときに携帯電話機に表示される画像の一例を示す図である。
符号の説明
10、110、410 サンド装置
11、111 CCDカメラ
21、121 CPU
28、128 画像処理部
50 パチンコ遊技装置
51 遊技盤
52 役物装置
53 液晶表示装置
54 前扉
55 上皿装置
56 下皿装置
57 外枠
58 制御基板
59 払出装置
60 電源装置
61 発射装置
62 ガイドレール
70 情報処理装置
80 通信回線
100 遊技時間計数システム

Claims (11)

  1. 遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
    少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、
    前記2次元コードを前記表示手段に表示する処理を行う表示制御手段と
    を備えたことを特徴とするサンド装置。
  2. 遊技者によって遊技が行われた時間を累積的に計数する累積計数手段と、
    前記累積計数手段による計数結果である累積継続時間が、前記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための情報がコード化された2次元コードを前記表示手段に表示する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のサンド装置。
  3. 前記累積計数手段は、
    前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
    前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のサンド装置。
  4. 遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
    前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
    前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
    前記計数手段による計数結果である累積継続時間が、前記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
    前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
    を備えたことを特徴とするサンド装置。
  5. 前記上限時間は、前記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間であることを特徴とする請求項4に記載のサンド装置。
  6. 前記遊技機を構成する複数の部材の夫々に定められた部材識別情報と、各前記部材に定められた使用可能時間とが対応付けられた判断テーブルを記憶する判断テーブル記憶手段を備え、
    前記判断手段は、前記累積継続時間が、前記判断テーブルに含まれる使用可能時間のいずれかに達したか否かを判断する処理を行い、
    前記報知処理手段は、前記判断手段により前記累積継続時間がいずれかの使用可能時間に達したと判断されたとき、該使用可能時間に対応付けられた部材識別情報に応じて異なる処理を実行することを特徴とする請求項5に記載のサンド装置。
  7. ランプを備え、
    前記報知処理手段は、前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、前記ランプを点灯する処理を行うことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1に記載のサンド装置。
  8. 前記報知処理手段は、
    少なくとも2次元コードを表示可能な表示手段と、
    前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う表示制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1に記載のサンド装置。
  9. 複数の遊技機が設置された遊技店が備える情報処理装置との通信回線を介した通信を行うための通信手段と、
    当該サンド装置に割り当てられた装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段とを備え、
    前記報知処理手段と、前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、前記通信手段により、少なくとも前記装置識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報を前記情報処理装置に送信する処理を行うことを特徴とする請求項4〜8のいずれか1に記載のサンド装置。
  10. 遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられ、前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られた画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
    前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
    前記計数手段による計数結果である累積継続時間が、前記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
    前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
    を備えた遊技時間計測システム。
  11. 遊技機又は前記遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置であって、
    前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
    前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
    前記計数手段による計数結果である累積継続時間が、前記累積継続時間との比較対象として定められた上限時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
    前記判断手段により前記累積継続時間が前記上限時間に達したと判断されたとき、そのことを外部に報知するための処理を行う報知処理手段と
    を備えたことを特徴とする遊技時間計測装置。
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