JP2003245454A - パチンコ機構成部品の使用可否判別処理システム - Google Patents

パチンコ機構成部品の使用可否判別処理システム

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JP2003245454A JP2002370875A JP2002370875A JP2003245454A JP 2003245454 A JP2003245454 A JP 2003245454A JP 2002370875 A JP2002370875 A JP 2002370875A JP 2002370875 A JP2002370875 A JP 2002370875A JP 2003245454 A JP2003245454 A JP 2003245454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ機の稼働時間をより正確に判別し、円
滑に無駄なくリユースを行うこと。また、パチンコ機の
部品について、使用可能時間を超えたりした交換すべき
部品を容易に選別処理すること。 【解決手段】遊技球発射装置18のモータ駆動検出信号
に基づいて稼働時間を計測する磁気ピックアップ装置8
8と、駆動モータ74の稼働時間を計測する計数装置8
2とをパチンコ機10に設け、パチンコ機10の各構成
部品について、計数装置82から送信された稼働時間
と、各構成部品について予め定められた交換すべき時間
及び使用可能時間を記憶した各時間テーブルとを比較
し、各構成部品が使用可能か否かを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機の構成部品の使用の可否を判別する処理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は、製造メーカ或いは販売代
理店であるパチンコ機供給業者から遊技店を有するパチ
ンコ機設置業者がパチンコ機を島単位、或いは台数を決
めて購入していた。新しい機種のパチンコ機を遊技店に
設置する場合、今まで設置していたパチンコ機を島から
外し、該パチンコ機を使用済みパチンコ機としてパチン
コ機設置業者が廃棄していた。パチンコ機設置業者は、
上記新機種のパチンコ機の入れ替えを約2〜4ヶ月に1
回程度の頻度で行い、使用済みパチンコ機を産業廃棄
物、若しくは一般廃棄物として廃棄していた。
【0003】パチンコ機は、木材、ガラス、金属、熱可
塑性・熱硬化性の合成樹脂、電子部品、電線等種々の材
料から製造されており、使用済みパチンコ機を廃棄する
場合にはある程度解体する必要があり、解体処理業者に
費用を支払って解体、廃棄を委託している。しかし、パ
チンコ機設置業者が責任のある解体処理業者を選別する
ことは難しく、使用済みパチンコ機を野積みして放置す
る解体処理業者もあった。
【0004】近時、上記の問題を解決するために、パチ
ンコ機供給業者が新機種のパチンコ機を販売した時に、
使用済みパチンコ機を引き取り、自らの費用で廃棄処分
をすることも行われている。しかし、使用済みパチンコ
機そのものを産業廃棄物、一般廃棄物として廃棄するこ
とに変わりはなく、使用済みパチンコ機において部品を
リユースすることはあまり考慮されていない。また、パ
チンコ機の新機種といっても、遊技者が実際に遊技球を
発射してゲームを行う盤面部とガラス扉、上受け皿、下
受け皿、発射レバーのデザインが変更されるくらいで、
その他の部分は従来のパチンコ機と同様の構成である。
にもかかわらず、パチンコ機の製造は常に新しい材料で
部品を製作し、組み立てられるために、パチンコ機の価
格の低減ができないという問題がある。更に、年間30
0万台以上生産されるパチンコ機で、リユースされるこ
とがほとんど無く、資源の有効利用が図られないため、
廃棄物の発生を抑えられないという大きな問題も生じて
いる。
【0005】ところで、このようなパチンコ機のリユー
スとしては、従来、あらかじめ定められた所定時間以上
遊技に提供された後(具体的には、パチンコ機を設置す
る店舗の営業日数等から算出する。)には、機枠ごと島
設備から取り外され、分解されてその部品の一部がリユ
ース(再利用)されるか、又は廃棄される。また、島設
備にはあらためて別のパチンコ機が設置されて交換され
ることとなる。なお、出願人は、上記したような先行技
術が具体的に記載された文献については現時点では関知
していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパチンコ機においては、上記したように店舗
の営業日数等から計算した時間が、あらかじめ定められ
た所定時間を経過した場合に、リユースや廃棄等の時期
を判断することとしており、実際にパチンコ機が使用さ
れた時間に基づいてその時期を判断することとはしてい
ない。例えば、通常のパチンコ機では、その使用可能時
間(耐久時間)を約2万時間と定め、これを越える場合
は島設備から取り外して、廃棄等の処理を行うこととし
ている。
【0007】したがって、例えば、店舗の営業日数に対
して、当該パチンコ機が遊技に使用された時間が比較的
少ない場合など、パチンコ機自体やその部品が未だ使用
可能時間内であっても、当該パチンコ機や部品について
廃棄処理すべきと判断されて廃棄されてしまい、産業廃
棄物処理としてのパチンコ機の部品の再利用を妨げる要
因の一つとなっていた。また、設置されてから比較的短
い時間でパチンコ機が交換され、まだ使用可能時間内で
あると思われても、正確な稼働時間が把握できていない
ために廃棄せざるを得ず、再利用を妨げることともなっ
ていた
【0008】また逆に、店舗の営業日数に対して、当該
パチンコ機や部品が遊技に使用された時間が比較的多い
場合など、使用可能時間を既に経過しているような場合
であっても、当該パチンコ機や部品について廃棄処理す
べき時期と判断されずに継続して使用されてしまうこと
もあり、交換すべき部品等を使用し続けたためにパチン
コ機に不具合が生じてしまう場合がある。特に、パチン
コ機の部品をリユースして再度別のパチンコ機に使用し
ている場合、当該パチンコ機の稼働時間はそれほど長く
なくても、部品の通算稼働時間がその使用可能時間を超
えてしまったりすることがある。
【0009】本発明は上記した従来のパチンコ機の使用
可否の処理システムの問題点を解消するものであり、パ
チンコ機の稼働時間をより正確に判別し、円滑に無駄な
くリユースを行うことを目的とする。また、パチンコ機
の部品について、使用可能時間を超えたりした交換すべ
き部品を容易に選別処理することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明の
パチンコ機構成部品の使用可否判別処理装置は、遊技球
を発射する発射装置のモータ駆動検出信号に基づいて稼
働時間を計数する計測装置を備えたパチンコ機と、前記
計数装置に接続され、計数装置の稼働時間を送信する中
継装置と、該中継装置に接続された店舗端末とを備え、
該店舗端末と接続されたサーバであって、該サーバは、
前記パチンコ機に取り付けられる各構成部品について、
予め交換すべき時間を定め、該交換すべき時間を交換す
べき時間テーブルとして記憶装置に記憶し、前記計数装
置から送信された稼働時間と前記交換すべき時間テーブ
ルとを比較して前記各構成部品が交換すべきか否かを中
央演算処理装置で判別することを特徴とするものである
(請求項1)。
【0011】遊技球発射装置は、パチンコ機の実際の稼
働時間(遊技者が遊戯している時間)内には、ほぼ駆動
されている。よって、遊技球発射装置の駆動モータの稼
働時間を計測することにより、当該駆動モータが組み込
まれたパチンコ機の稼働時間をより正確に把握できるこ
ととなる。したがって、このように遊技球発射装置のモ
ータ駆動検出信号に基づいて稼働時間を計測する計測装
置を取り付けることにより、駆動モータの稼働時間から
構成部品の稼働時間を正確に把握することができる。こ
の駆動モータの稼働時間を計数装置により計測し、中継
装置を経て店舗端末を経由し、店舗端末と回線接続され
たサーバ側で、構成部品の使用可否の判別処理を行う。
サーバには各構成部品の交換すべき時間を記憶した交換
すべき時間テーブルが記憶された記憶装置が備えられて
いる。ここで「交換すべき時間」とは、部品等の使用可
能時間よりも短く設定され、使用可能時間までは一定の
余裕をもってその部品を交換する必要のあるものとみな
す時間をいう。また、「使用可能時間」とは、部品等の
耐久時間をいう。センサから送信された稼働時間をこの
交換すべき時間テーブルと比較することにより、各構成
部品が交換すべき時間に達しているか否かを判別するこ
とができる。この判別処理に基づいて、各店舗の各パチ
ンコ機毎に当該パチンコ機を交換すべき時期を判断でき
る。また、交換され取り外されたパチンコ機の構成部品
については、センサからの稼働時間を基にして、構成部
品毎にリユース可能か廃棄すべきかを判別できるので、
パチンコ機構成部品の再利用が促進され、不必要な資源
廃棄が行われ難い。
【0012】また、パチンコ機構成部品の使用可否判別
装置として、遊技球を発射する発射装置のモータ駆動検
出信号に基づいて稼働時間を計数する計測装置を備えた
パチンコ機と、前記計数装置に接続され、計数装置の稼
働時間を送信する中継装置と、該中継装置に接続された
店舗端末とを備え、該店舗端末と接続されたサーバであ
って、該サーバは、前記パチンコ機に取り付けられる各
構成部品について、予め使用可能時間を定め、該使用可
能時間を使用可能時間テーブルとして記憶装置に記憶
し、前記計数装置から送信された稼働時間と前記使用可
能時間テーブルとを比較して前記各構成部品が使用可能
時間を超えたら中央演算処理装置で警告出力するものと
することもできる(請求項2)。
【0013】このように構成部品について使用可能時間
を予め定め、使用可能時間テーブルと稼働時間とを比較
して、使用可能時間を超えた構成部品については警告出
力することにより、交換部品の選別処理を円滑に行うこ
とができる。
【0014】また、パチンコ機構成部品の使用可否判別
処理システムとして、パチンコ機発射装置の駆動モータ
の駆動時間からパチンコ機の稼働時間を求め、予めパチ
ンコ機の各構成部品について使用可能時間と該使用可能
時間より少ない時間の交換すべき時間を定めてサーバの
記憶装置に記憶し、前記パチンコ機の各構成部品につい
て稼働時間と前記交換すべき時間を比較し、前記稼働時
間と前記使用可能時間を比較し、前記比較した結果に基
づいて使用可否の判別処理を行う中央演算装置を設ける
ものとすることもできる(請求項3)。このパチンコ機
使用可否判別装置にあっては、パチンコ機稼働時間を交
換すべき時間テーブルと使用可能時間テーブルの両テー
ブルと比較し、より詳細に確実に構成部品の使用可否判
断を行い、機器のトラブルを未然に防止し、有効にリユ
ースを行い、店舗、メーカに機器の交換可否状況が公衆
回線等で知らせることが可能となる。
【0015】また、パチンコ機に取り付けられた遊技球
発射装置のモータ駆動検出信号に基づいて稼働時間を計
測するセンサと、該センサに接続され、該センサからの
モータ駆動検出信号に基づいて駆動モータの稼働時間を
計測する計数装置とを備えたパチンコ機と、前記計数装
置に接続され前記計数装置の計数値を送信する中継装置
と、該中継装置に接続された店舗端末とを備え、該店舗
端末と回線接続されたサーバであって、前記パチンコ機
に取り付けられる各構成部品について予め定められた交
換すべき時間を記憶した交換すべき時間テーブルが記憶
された記憶装置と、前記計数装置から送信された稼働時
間と、前記交換すべき時間テーブルとを比較して前記各
構成部品が使用可能か否かを判別する処理を行う中央処
理装置と、を有するサーバと、を備えたことを特徴とす
るものである(請求項4)。
【0016】また、パチンコ機構成部品の使用可否判別
処理クライアントシステムとして、店舗に設置されたパ
チンコ機に取り付けられる各構成部品について予め定め
られた交換すべき時間を記憶した交換すべき時間テーブ
ルが記憶された記憶装置と、前記計数装置から送信され
た稼働時間と、前記交換すべき時間テーブルとを比較し
て前記各構成部品が使用可能か否かを判別する処理を行
う中央処理装置と、を有するサーバに回線接続され、パ
チンコ機に取り付けられた遊技球発射装置のモータ駆動
検出信号に基づいて稼働時間を計測するセンサと、該セ
ンサに接続され、該センサからのモータ駆動検出信号に
基づいて駆動モータの稼働時間を計測する計数装置とを
備えたパチンコ機と、前記計数装置に接続され前記計数
装置の計数値を送信する中継装置と、該中継装置に接続
された店舗端末と、を備えたものとすることもできる
(請求項5)。
【0017】また、パチンコ機構成部品の使用可否判別
処理サーバシステムとして、パチンコ機に取り付けられ
た遊技球発射装置のモータ駆動検出信号に基づいて稼働
時間を計測するセンサが取り付けられ、該センサからの
モータ駆動検出信号に基づいて駆動モータの稼働時間を
計測する計数装置が前記センサに接続され、該計数装置
に接続された中継装置を介して接続された店舗端末に回
線接続されたサーバを有し、該サーバは、前記パチンコ
機に取り付けられる各構成部品について予め定められた
交換すべき時間を記憶した交換すべき時間テーブルが記
憶された記憶装置と、前記計数装置から送信された稼働
時間と、前記交換すべき時間テーブルとを比較して前記
各構成部品が使用可能か否かを判別する処理を行う中央
処理装置と、を有するものとすることもできる(請求項
6)。
【0018】また、前記した請求項1から請求項6まで
のいずれかに記載のパチンコ機構成部品の使用可否判別
装置、パチンコ機構成部品の使用可否判別処理システ
ム、パチンコ機構成部品の使用可否判別処理クライアン
トシステム又はパチンコ機構成部品の使用可否判別処理
サーバシステムにおいて、前記稼働時間は、前記計測装
置に接続された磁気ピックアップ装置により計測される
ものとすることができる(請求項7)。
【0019】モータを駆動するための磁力はかなり大き
いため、その駆動の際の磁力を容易に把握でき、他のセ
ンサ、例えば振動ピックアップ装置に比べて、その駆動
を正確に計測できる。特に、振動、静電気、音声などの
レベルが高いパチンコ機ではこれらの振動等を計測する
よりも、より正確に計測が可能である。よって、構成部
品の稼働時間の正確な把握に有効である。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図を
参考にして詳細に説明する。図1はパチンコ遊技機10
が複数台設置される島設備1全体の正面図、図2はパチ
ンコ遊技機10の正面図、図3はセット板46を開放し
た状態のパチンコ遊技機10内部背面図、図4はセット
板46を閉めた状態のパチンコ遊技機10の内部背面
図、図5は磁気ピックアップ装置を駆動信号線に取り付
けた駆動モータの斜視図、図6はクライアント側システ
ムのブロック図、図7は振動ピックアップ装置を取り付
けた駆動モータの斜視図、図8はサーバ側システムのブ
ロック図、図9はパチンコ機のデータ登録処理のフロー
チャート、図10はパチンコ機のリユース処理のフロー
チャート、図11はパチンコ機の警告表示処理のフロー
チャート、図12はパチンコ機の別のデータ登録処理の
フローチャート、図13はリユース処理と警告表示処理
を併せて行う全判断処理のフローチャートである。
【0021】図1に示すように、本発明のパチンコ機1
0は、店舗内の島設備1に複数以上の台が並べられて設
置されている。これらのパチンコ機10から排出された
遊技球は、島設備1の内部下方の球回収樋2により搬送
されて、球揚送装置3に集められる。次いで、この遊技
球は、球揚送装置3において研磨剤と共に研磨されなが
ら島設備1上部の球タンク4に揚送される。そしてこの
球タンク4から、球補給樋5を経て各パチンコ機10に
遊技球が補給される。
【0022】次いでパチンコ遊技機10について説明す
る。図2に示すように、パチンコ遊技機10には、その
前面側に取り付けられた略矩形の枠状の前面枠12と、
前面枠12の上側寄りに前面方向に開閉自在に装着され
たガラス扉枠14と、このガラス扉枠14の裏面側に配
設されるとともに前面枠12の裏面に着脱可能に装着さ
れた遊技盤16とが設けられている。
【0023】また、遊技盤16の外縁寄りには、後述す
る遊技球発射装置18から発射された遊技球を誘導する
ガイドレール20が設けられ、この該ガイドレール20
によって囲まれた遊技領域22が設けられている。この
遊技領域22のほぼ中央には、特別図柄表示装置24が
設けられている。特別図柄表示装置24の左側には通過
チャッカー34が設けられており、この通過チャッカー
34を遊技球が通過すると特別図柄表示装置24上方に
設けられた普通図柄表示装置25の表示図柄がランダム
に変動を開始し、所定時間経過後その変動を停止し、そ
の停止時の表示態様があらかじめ定められた図柄である
ときに、特別図柄表示装置24下方の始動入賞口30が
所定時間(例えば、0.5秒)開放されるように設けら
れている。そして、この始動入賞口30に遊技球が入賞
すると、特別図柄表示装置24の特別図柄表示部24a
がランダムに変動を開始し、所定時間経過後その変動を
停止し、その停止時の表示態様があらかじめ定められた
組み合せであるときに、大入賞口装置28の開閉扉26
が、一定時間(例えば30秒)あるいは遊技球が所定個
数(例えば10個)入賞するまで開放状態を続けるとと
もに、開閉扉26内に設けられたV入賞口(図示省略)
に入賞した場合には再度上記した開放動作を繰り返し、
この開放動作を所定回数(例えば最大で15回)繰り返
すように設けられている。また、始動入賞口30の左右
には、遊技球が入賞する毎に所定数の賞球が排出される
一般入賞口32も配設されている。そして、遊技盤16
下部には外れ球が排出されるアウト口56が開口されて
いる。
【0024】また、前面枠12の下方より前面には、後
述する賞球払出装置66から排出された遊技球を貯留
し、発射位置に打球を誘導する上皿38と、上皿38の
余剰球を貯留する下皿40と、遊技球発射装置18から
の遊技球の発射の弾発力を調節する操作ハンドル42等
が設けられている。
【0025】パチンコ遊技機10の裏面側には、図3に
示すように、機枠44にセット板46が開閉自在に軸着
されている。セット板46の略中央には、遊技盤16の
遊技領域22に対応する位置に配設される開口部48が
開口されている。また、遊技盤16の遊技領域22の裏
面側には入賞球集合カバー体50が取付けられている。
【0026】この入賞球集合カバー体50には、大入賞
口装置28又は一般入賞口32に入賞した入賞球を下方
へ誘導する誘導通路52、及び始動入賞口30に入賞し
た入賞球を下方に誘導する誘導通路54が配設されてい
る。また、セット板46の下方寄りには入賞球集合カバ
ー体50から落下するこれらの入賞球及び外れ球を一列
に整列して流下させる遊技球集合部69が形成されてい
る。また、遊技盤16の裏側面には、特別図柄表示装置
24や賞球払出装置66等の各装置を制御する制御装置
が取り付けられた制御基盤55が配設されている。ま
た、各入賞口28,30,32には、図示は省略するが
入賞球検出器が配設されており、これらの入賞検出器が
遊技球の通過を検知すると、制御装置から送られる球排
出信号により、予め定められた所定数の遊技球が賞球払
出装置66から排出されるように構成されている。
【0027】上記したセット板46の背面側には、図4
に示すように、各種の裏機構部品60〜72が設けられ
ている。次いでこれらの各裏機構部品60〜70につい
て説明する。セット板46の上部には、パチンコ遊技機
10上方に配設された球補給樋5から供給される遊技球
を貯留する賞球タンク60が設けられており、この賞球
タンク60の下方には、賞球タンク60から導出される
遊技球を整列させ後述する賞球払出装置66に流下させ
るタンクレール62が設けられている。さらに、タンク
レール62からは下方に向けて上部案内路64が設けら
れており、その流下端に賞球払出装置66が接続されて
いる。
【0028】この賞球払出装置66は、制御装置からの
各球排出信号に従って所定数の遊技球(具体的には、例
えば、遊技球の入賞態様によって5個又は15個、若し
くは球貸し操作によって100円当たり25個)を落下
させるものである。具体的には、賞球払出装置66のハ
ウジング内には球流路が設けられており、この球流路の
途中には、制御装置からの信号により駆動されるステッ
ピングモータによって回転駆動される球切り円盤が設け
られている。球切り円盤には遊技球を1個ずつ収納して
落下孔まで強制移動させる円孔が設けられており、球流
路内を連続して流下する遊技球を所定数のみ払い出し、
又は、その流下を停止状態とすることができる。そし
て、遊技球が各入賞口28,30,32に入賞した場合
に制御装置から送られる球排出信号により球切り円盤が
ステッピングモータにより駆動され、所定数の遊技球の
流下が行われるように球切り円盤が駆動されるとステッ
ピングモータの駆動が停止される。
【0029】また、賞球払出装置66の下方には、賞球
払出装置66から排出された遊技球を上皿38に導く下
部案内路68が設けられており、賞球払出装置66から
排出された遊技球はこの下部案内路68を通じて上皿3
8に供給される。また、図示しない球貸装置に硬貨やプ
リベイドカードが投入されて球貸し操作が行われた場合
にも、同様に、賞球払出装置66から所定数の遊技球が
排出され上皿38に遊技球が供給されることになる。
【0030】また、賞球払出装置66から下方に向けて
セット板46の側方に沿って球抜樋70が形成されてい
る。この球抜樋70は、賞球払出装置66より上流側に
貯留された遊技球を抜き出すために設けられており、店
舗の営業時間終了時などにパチンコ遊技機10内の遊技
球を排出させることができる。
【0031】さらにまた、セット板46の下方には上述
したように遊技球集合部69が設けられているが、この
遊技球集合部69の下部には、遊技球の出口である排出
通路72が設けられている。そして、この排出通路72
は、上記した島設備1の内部下方の球回収樋2に連通接
続されており、排出通路72から排出された遊技球は、
球回収樋2から球揚送装置3へと搬送される。また、前
記した球抜樋70もこの排出通路72に連通されており
球抜樋70から抜き出された遊技球も排出通路72から
排出されるように設けられている。
【0032】また、機枠44の裏面下方には、上皿38
から供給される遊技球を遊技領域22に弾発する遊技球
発射装置18が設けられている。この遊技球発射装置1
8は、遊技球を弾発してガイドレール20を経て遊技領
域22内に打ち出す打球杵19と、この打球杵19をベ
ルト駆動するモータ76とを備えている。
【0033】このように構成されたパチンコ遊技機10
では、上述したように球補給樋5から賞球タンク60に
遊技球が補給され、賞球タンク60からタンクレール6
2、上部案内路64を経て賞球払出装置66に流下され
る。そして、賞球払出装置66の払い出し動作により、
遊技態様に応じて所定数の遊技球が上皿38に払い出さ
れる。そしてこの払い出された遊技球は、遊技球発射装
置18により遊技領域22内に弾発発射されることにな
る。そしてまた、発射された遊技球は各入賞口またはア
ウト口56から、遊技球集合部69を経て排出通路72
からパチンコ遊技機10外へ排出される。
【0034】次いで、図5に示すように、遊技球発射装
置18に設けられるモータ74について説明する。モー
タ74の駆動信号線86には、センサの一例である磁気
ピックアップ装置88が取り付けられている。この磁気
ピックアップ装置88は、パチンコ機10の制御基盤5
5に設けられた計数装置82に接続されている。そし
て、この磁気ピックアップ装置88がモータ74の駆動
時の磁束を検出し、遊技球発射装置18により発射され
た遊技球の発射数が、計数装置82により計数されるこ
とになる。このような磁気ピックアップ装置88は、遊
技球発射装置18ではなく、賞球払出装置66のステッ
ピングモータ等、他の構成部品の駆動モータに取り付け
ても良く、また、遊技球発射装置18と共に他の構成部
品の駆動モータにも併せて取り付けても良い。
【0035】図6に示すように、計数装置82により計
数された計数値(稼働時間)は、パチンコ機10外に設
置される中継装置90に送られる。中継装置90は、所
定台数のパチンコ機10毎に設けられており、さらにこ
れらの中継装置90は集中処理端末92を経て、通信制
御部96により公衆回線網100に接続される。また、
他の店舗においても同様に構成されたパチンコ遊技機1
0が中継装置90を介して集中処理端末92を経て公衆
回線網100に接続される。
【0036】なお、携帯端末94を用いて公衆回線網1
00に接続することとしても良い。また、上記した計数
装置82と中継装置90、または中継装置90と集中処
理端末92若しくは携帯端末94とは、無線により接続
することとしてもよい。また、公衆回線網100の代わ
りに専用回線を用いてもよい。なお、磁気ピックアップ
装置88に代えて、図7に示すように、モータ74に取
り付けられた振動ピックアップ装置80を用いるなど、
他のセンサを用いて稼働時間を検出することも考えられ
る。
【0037】そして、集中処理端末92は、公衆回線網
100を介して、図8に示すような中央サーバ102に
接続されている。中央サーバ102は通信装置(モデ
ム)104を介して公衆回線に接続されており、また、
補助記憶装置(HD)106を備えている。また、ディ
スプレイ108、プリンタ110等の出力装置112、
及びマウス114、キーボード116等の入力装置11
8と接続されている。そしてこれらの通信装置104、
補助記憶装置106、出力装置112、入力装置118
は、中央処理装置119にそれぞれ接続されている。
【0038】以上のように構成されたパチンコ機構成部
品の使用可否判別処理システム120においては、構成
部品の使用可否は以下のように判別処理される。まず、
図9はデータ登録処理を示すフローで、各店舗毎に各パ
チンコ機(台)10毎の各構成部品について、その稼働
時間等を中央サーバ102のデータベースに対してデー
タ登録処理を行う。中央サーバ102は、公衆回線網1
00を介して集中処理端末に接続する(ステップ1。以
下単に「S1」等とする。)各パチンコ機10を識別
(S2)した後、当該パチンコ機10の稼働時間をデー
タベースに登録する(S3)。このデータはパチンコ機
の各構成部品について行われ(S4)、店舗内パチンコ
機の全台について行われ(S5)、更に全店舗のパチン
コ機について行われ(S6)れる。稼働時間の取得は、
上記したように磁気ピックアップ装置88を用いて計数
装置82等を介して取得される。このようにして、中央
サーバ102は各店舗毎、各パチンコ機10毎に稼働時
間を取得する(S4〜S6)。このようにして、データ
ベースに各店舗毎、各パチンコ機台毎、各構成部品毎に
ついて、稼働時間が取得される「データ登録処理」が行
われる。
【0039】データ登録処理が行われるデータベース
は、以下のように構成されている。表1に示すように、
顧客のデータベースは、顧客コードと店舗数分(aa〜b
b)の店舗コードで構成される。これらの顧客コードと
店舗コードの組み合わせで個別店舗の識別を行う。
【表1】 表2に示すように、店舗のデータベースは、顧客コー
ド、店舗コード、各店舗の営業時間、設置されている台
数分のパチンコ機10の製造番号で構成される。各製造
番号によって個別のパチンコ機10の識別を行う。な
お、営業時間は営業中稼動している部品の稼働時間の積
算に使用する。
【表2】 表3に示すように、台のデータベースは、製造番号、機
種コード、構成部品数分の稼働時間で構成される。この
台のデータベースで個別の構成部品の稼動を管理する。
このうち機種コードにより構成部品コードと数の情報を
得ることができる。
【表3】 表4に示すように、機種データベースは、機種コード、
構成部品数分の部品コードで構成される。これによりパ
チンコ機10の機種単位の構成部品を管理する。
【表4】 表5に示すように、構成部品データベースは、部品コー
ド、使用可能時間、交換すべき時間で構成される。使用
可能時間は台を入れ替える時や長期の稼動を行っている
時に、部品を交換しなければいけない時間である。交換
すべき時間は台を入れ替える時、交換時間以内では有る
がこの時間を超えた場合は部品を交換しなければならな
い時間である。このようにして全体のデータベースが構
成されている。
【表5】
【0040】次いで、取得された稼働時間と交換すべき
時間テーブルとを比較して、各構成部品の継続使用の可
否、すなわち再利用の可否を判別する「リユース処理」
について説明する。図10に示すように、中央サーバ1
02に記憶された各店舗、各パチンコ機10の各構成部
品毎の稼働時間のデータベースが読み込まれる(S1
0)。次いで、中央サーバ102の補助記憶装置106
に記憶されている各構成部品毎の交換すべき時間テーブ
ルと比較が行われる(S11)。データベースに記憶さ
れている値(稼働時間)が、交換すべき時間テーブルを
超えている場合には交換すべき時間を超えているものと
して、当該構成部品については廃棄すべきである旨の表
示を出力装置112に表示するとともにデータベースを
更新する(S12)。データベースに記憶されている値
が、交換すべき時間テーブル以下である場合には交換す
べき時間を超えていないものとして、当該構成部品を再
利用可能である旨の表示を出力装置112に表示する
(S13)。この処理を各店舗の各パチンコ機の構成部
品毎に行う(S14、S15)。
【0041】次いで、図11はパチンコ機10の構成部
品について、継続して使用可能か交換すべき時期が到来
しているかを判別し交換部品の選別を行う「警告表示処
理」についてのフローである。前記図9のデータ登録処
理に従い登録された、中央サーバ102に記憶された各
店舗、各パチンコ機10の各構成部品毎の稼働時間のデ
ータベースが読み込まれる(S20)。次いで、中央サ
ーバ102の補助記憶装置106に記憶されている各構
成部品毎の使用可能時間テーブルと比較が行われる(S
21)。データベースに記憶されている値が、使用可能
時間テーブルを超えている場合には使用可能時間を超え
ているものとして、当該構成部品については交換フラグ
をセットする(S22)。この処理を各店舗の各パチン
コ機の構成部品毎に行う(S23、S24)。そして、
交換フラグがセットされた構成部品について、交換すべ
き部品であるとの警告表示を出力装置112に表示する
(S25)。
【0042】上記した警告表示は、中央サーバ102で
は、例えば以下のようになされる。中央サーバ102の
ディスプレイ108には、表6のように、交換する部品
のある「顧客名」とその「店舗名」が表示される報知画
面が表示される。交換する部品の無い顧客はこのような
表示はなされない。
【表6】 表6に示す「顧客名」をマウスでクリックすると、表7
に示すように、交換する部品のある「店舗名」が表示さ
れる。この報知画面には顧客名も表示される。交換する
部品の無い店舗については表示されない。
【表7】 さらに、表6または表7の「店舗名」をクリックする
と、表8のように交換する部品のある「機種名」と「製
造番号」が表示される。報知画面には、顧客名、店舗名
も表示される。交換部品の欄には「全部」または「一
部」の区別が表示される。
【表8】 表8の「機種名」をクリックすると、表9のように交換
する部品のある「製造番号」が表示される。報知画面に
は、顧客名、店舗名、機種名も表示される。「交換部
品」の欄には「全部」または「一部」の区別が表示され
る。
【表9】 表8または表9の「交換部品(一部)」をクリックする
と、表10のように交換すべき「交換部品」が表示され
る。なお、表8または表9の「交換部品」の欄が「全
部」の場合はクリックしてもこの表示はされない。報知
画面には、顧客名、店舗名、機種名、製造番号も表示さ
れる。
【表10】 印刷帳票は表6から表10のそれぞれの印刷と共に、表
11のように「顧客名」「店舗名」「機種名」「製造番
号」「交換部品(「全部」または「一部」)」を一括し
て印刷することもできる。
【表11】
【0043】また、集中処理端末または携帯端末での警
告表示は、例えば以下のようになされる。表12のよう
に交換する部品のある「機種名」と「製造番号」が表示
される。また、「交換部品」の欄が「全部」または「一
部」の区別とともに表示される。
【表12】 表12の「機種名」をクリックすると、表13のように
交換する部品のある「製造番号」が「機種名」とともに
表示される。「交換部品」の欄は「全部」または「一
部」の区別が表示される。
【表13】 表12または表13の「交換部品(一部)」をクリックす
ると、表14のように交換すべき「交換部品」が表示さ
れる。表12または表13の「交換部品」の欄が「全
部」の場合はクリックしてもこの表示はされない。報知
画面には機種名と製造番号も表示される。
【表14】 印刷帳票は、表12から表14の印刷と共に表15のよ
うに「機種名」「製造番号」「交換部品(「全部」また
は「一部」)」を一括して印刷することもできる。
【表15】 また、表16のように、部品交換指示書として、製造番
号に続いて交換する必要のある「交換部品」名が印刷さ
れる。
【表16】
【0044】なお、「データ登録処理」の別の例とし
て、図12に示すフローを実施してもよい。中央サーバ
102は、公衆回線網100を介して集中処理端末に接
続する(S31)各パチンコ機10を識別(S32)し
た後、当該パチンコ機10の各構成部品について、稼働
時間の有無を調べる(S33)。稼働時間が存在する場
合にはその稼働時間を当該パチンコ機10毎に中央サー
バ102のデータベースに登録し(S34)、稼働時間
が存在しない場合には店舗の営業時間をデータベースに
登録する(S35)。稼働時間の取得は、上記したよう
に磁気ピックアップ装置88を用いて計数装置82等を
介して取得される。営業時間の情報は、例えば、各店舗
の集中処理端末92からパチンコ機10の電源投入時か
ら電源断時までの時間数として取得する。このようにし
て、中央サーバ102は各店舗毎、各パチンコ機10毎
に各構成部品の稼働時間(又は営業時間をその稼働時間
とする時間)を取得する(S36〜S38)。
【0045】また、「リユース処理」と「警告表示処
理」を併せて行う「全判断処理」を行う例として図13
に示すフローを実施してもよい。前記図9や図12のデ
ータ登録処理に従い登録された、中央サーバ102に記
憶された各店舗、各パチンコ機10の各構成部品毎の稼
働時間のデータベースが読み込まれる(S41)。次い
で、中央サーバ102の補助記憶装置106に記憶され
ている各構成部品毎の交換すべき時間テーブルと比較が
行われる(S42)。データベースに記憶されている値
(稼働時間)が交換すべき時間テーブルを超えている場
合には、交換すべき時間を超えているものとして当該構
成部品については交換すべきフラグをセットする(S4
3)。稼働時間が交換すべき時間以下である場合には、
交換すべきフラグはセットされない。次いで、中央サー
バ102の補助記憶装置106に記憶されている各構成
部品毎の使用可能時間テーブルと比較が行われる(S4
4)。データベースに記憶されている値が使用可能時間
テーブルを超えている場合には、使用可能時間を超えて
いるものとして当該構成部品については交換フラグをセ
ットする(S45)。稼働時間が使用可能時間以下であ
る場合には、交換フラグはセットされない。このような
処理を台の総ての構成部品について行い(S46)、さ
らに総ての台について行う(S47)。そして、交換フ
ラグ、交換すべきフラグがセットされた構成部品につい
て、交換部品の警告表示を出力装置112に表示する
(S48)。なお、この警告表示については、交換すべ
き時間を超えている構成部品と使用可能時間を超えてい
る構成部品とを混同しないように、両者を異なる態様で
表示するようにして明確に区別できるようにすることが
好ましい。
【0046】次いで、上記した実施の形態から把握でき
る、請求項に記載した以外の技術的思想について説明す
る。上記した例では、クラインアント側端末(集中処理
端末92)及びこれと回線接続した中央サーバ102を
用いることとしているが、パチンコ機10単独でこのよ
うな処理システムを構築することもできる。この場合に
おいて、パチンコ機10内の制御基板55において、パ
チンコ機10の各構成部品の交換すべき時間テーブルを
記憶した記憶装置を設け、また、計数装置の計数値と、
交換すべき時間テーブルとの比較は、制御基板55に設
けられた中央処理装置により行う。そして、例えば、パ
チンコ機10内に各構成部品毎に廃棄時期を示すLED
を設けたり、パチンコ機の稼働時間を表示することによ
り、各構成部品について再利用可能か否かの判断をする
ことができる。このようなパチンコ機10では、クライ
アント側端末92や中央サーバ102を必要としない。
【0047】また、中央サーバ102を用いず、クライ
アント側において、例えば集中処理端末92を用いて、
計数装置の計数値と交換すべき時間テーブルとの比較処
理等を行うこととすることもできる。この場合には、中
央サーバ102を必要としない。
【0048】上記のように、センサの取り付けられてい
ない構成部品については、実際の正確な稼働時間の把握
はできないのであるが、センサの取り付けられている構
成部品については、センサによりその稼働時間を把握で
きる。よって、センサの取り付けられている構成部品の
正確な稼働時間から、センサの取り付けられていない構
成部品の稼働時間を推測することにより、センサの取り
付けられていない構成部品についてもより正確な稼働時
間の把握が容易となる。ここで、センサが取り付けられ
ていない構成部品であってセンサが取り付けられた構成
部品から把握できる稼働時間を基にその稼働時間を把握
すべき構成部品について、その稼働時間を算出するにあ
たっては、センサが取り付けられた構成部品の稼働時間
をその「実稼働時間」とみなすほかに、センサが取り付
けられた構成部品(例えば発射装置)の一定の稼働時間
に対して、センサが取り付けられていない構成部品が平
均的に稼働される時間の比率が判明している場合には、
センサから把握できる稼働時間に一定の係数を掛けるこ
とにより、その構成部品の「実稼働時間」に近い時間を
その稼働時間として用いる変形例も可能である。この場
合には、センサが取り付けられていない構成部品が、使
用可能時間内で「実際にどれだけ稼働されているか」も
把握でき、使用可否判別処理に有効である。
【0049】また、パチンコ機構成部品の使用可否判別
処理システム、パチンコ機構成部品の使用可否判別処理
クライアントシステム又はパチンコ機構成部品の使用可
否判別処理サーバシステムにおいて、前記センサが、賞
球払出装置の駆動モータに取り付けられてその稼働時間
を計測することも考えられる。
【0050】パチンコ機の賞球は、構成部品の使用時間
が問題となるような長時間の稼働時間(遊技者が遊戯し
ている時間)内では、ほぼ平均した数の払い出しが行わ
れている。よって、このように賞球払出装置の駆動モー
タ又はこの駆動モータへの配線にセンサを取り付け、駆
動モータの稼働時間を計測することとすると、一定の正
確性をもってパチンコ機の実際の稼働時間を把握するこ
とも可能である。
【0051】次に、第二の実施の形態を図13から図2
0を参考にして詳細に説明する。図13はパチンコ機の
使用可否判別処理システムの概略構成図、図14は店舗
における全パチンコ機の稼働状況をサーバに送信するパ
チンコ機の使用可否判別処理システムの概略構成図、図
15はパチンコ機の正面図、図16は前扉カバー及び前
扉基部を取り外した状態のパチンコ機の正面図、図17
は前扉カバーの正面図、図18は前扉カバー及び前扉基
部の背面側斜視図、図19は盤面部の正面図、図20は
パチンコ機の背面図である。
【0052】図13において、サーバ1は入出力制御部
101と通信制御部102とを備え、受注処理部10
8、納品処理部111と売上処理部106、売上DB1
07、生産計画処理部110、在庫DB104、顧客管
理部112、クレーム処理部115、遊技店DB11
3、廃棄処理部114及びパチンコ機部品DB103
(機種別)とを内部機能として備える。また、図示は省
略するが、各端末2,3には入力装置及び出力装置が備
えられている。
【0053】サーバ1の入出力制御部101は、パチン
コ機供給業者(パチンコ機販売会社等)の端末2の入力
装置及び出力装置の入出力の制御を行い、また、通信制
御部102は、複数のパチンコ機設置業者(パチンコホ
ール等)の端末3との通信を制御する。また、図14に
示すように各遊技店5に設置された島7内のそれぞれの
パチンコ機8は、ハブ6を介して端末3と接続されてい
る。そして、セキュリティのため、コンピュータネット
ワーク4の信号が入ってくるサーバ1の入口外部に、図
示しないファイアーウォールを配置する。図13におい
ては、サーバ1がパチンコ機8の使用可否判別処理シス
テムの全処理を行っているが、以下の各構成も含めてこ
のサーバ1の行う各処理は、複数のサーバに分散させて
行わせてもよい。
【0054】パチンコ機設置業者が遊技店5にパチンコ
機8を設置するに際しては、予め以下の「取引手続き」
を行う。まず、パチンコ機設置業者が自己の端末3から
サーバ1にアクセスし、取引処理部109において処理
される種々の入力項目を入力する。
【0055】パチンコ機設置業者は、パチンコ機設置業
者毎に定められている専用のIDを入力した後、サーバ
1の取引処理部109を読み込んで、端末3の表示装置
に表示される取引手続画面の盤面部10、メイン基板1
6、前扉カバー17、上皿装置18及び外枠19の購入
欄に、設置台数、設置日を入力し、それによって自動計
算される盤面部10、メイン基板16、前扉カバー1
7、上皿装置18及び外枠19総購入価格の項目にチェ
ックマークを入力し、次いで数種類ある支払い方法の項
目から自らの定めた支払い方法を選択してチェックマー
クを入力する。
【0056】パチンコ機供給業者は、上記盤面部10、
メイン基板16、前扉カバー17、上皿装置18及び外
枠19購入欄への入力後、引き続き、該パチンコ機8が
使用済みパチンコ機8となった場合の廃棄手続き及び筐
体内枠部9及び筐体前枠部15の返還についての手続き
を定める。
【0057】ここで、本例における使用済みパチンコ機
8の処理方法について説明する。パチンコ機8は図15
から図20にしめすように、筐体内枠部9、筐体前枠部
15、盤面部10、メイン基板16、前扉カバー17、
上皿装置18及び外枠19などの部・装置・ユニット等
適宜の単位で区分し、これらの単位毎にリユース・リサ
イクル・廃棄処分のいずれによって処理するかが決定さ
れる。また、本例では、各パチンコ機8の機種毎に異な
るデザインや機能を備えた部・装置等はパチンコ機供給
業者からパチンコ機設置業者が購入することとしてい
る。例えば、図16及び図19に示すように、盤面部1
0は各パチンコ機8の機種毎に、その視覚的効果等ゲー
ムの興趣を高めるために、役物装置12、図柄表示装置
13、レール装置14等を異ならせており、このためパ
チンコ機8の入れ替えを行う場合には、通常はこれらを
再度用いることはできない。同様に、図柄表示装置13
を制御するメイン基板16や、各機種に特有のデザイン
が施される前扉カバー17や上皿装置18も通常は再度
用いることはできない。よって、機種に特有の装飾や画
像表示措置等を備えた盤面部10、メイン基板16、前
扉カバー17、上皿装置18及び外枠19等はパチンコ
機設置業者が購入することとしている。
【0058】一方、各パチンコ機に共通して用いること
のできる部・装置等はパチンコ機供給業者からパチンコ
機設置業者に無償貸与することとしている。例えば、図
15から図20に示すような、払出装置20、電源装置
21等の筐体部内枠部9や、前扉基部22、下皿装置2
3、発射装置11等の筐体前枠部15等は、パチンコ機
の機種毎に共通して用いることが可能な部位であり、パ
チンコ機8の機種の入れ替えを行っても、実質的には変
更のない部位である。よって、他の機種にも共通して用
いることが可能な筐体内枠部9及び筐体前枠部15は、
パチンコ機8が遊技店5に設置され、その後使用済みパ
チンコ機8として島7から取り外されるまではパチンコ
機供給業者が無償貸与することとされている。
【0059】このように、他の機種にも共通して用いる
ことのできる筐体内枠部9及び筐体前枠部15等を貸与
することとしているので、筐体内枠部9及び筐体前枠部
15等をパチンコ機設置業者に譲渡してしまう場合に比
べて当該筐体内枠部9及び筐体前枠部15等を円滑・確
実に回収することができる。そして、上記したように、
各パチンコ機に共通して用いることのできる単位である
筐体内枠部9及び筐体前枠部15等を円滑・確実に回収
することにより、従来、不必要に交換せざるを得なかっ
た筐体内枠部9及び筐体前枠部15等のリユース可能な
単位について、修理・清掃などの後に他の機種のパチン
コ機に利用することができる。よって、パチンコ機8の
製造コストを低減させることが容易となる。また、パチ
ンコ機8の部品等の在庫を削減することができるので在
庫管理費用も低減させることができる。
【0060】このようにパチンコ機8を管理するシステ
ムにおいて、使用済みパチンコ機8の廃棄手続き及び筐
体内枠部9及び筐体前枠部15の返還について、以下の
ように処理を行う。パチンコ機供給業者からパチンコ機
設置業者に無償貸与される筐体内枠部9及び筐体前枠部
15の、パチンコ機供給業者への返還予定日(更新可)
を入力する。また、瑕疵担保責任の項目及びパチンコ機
設置業者が購入した盤面部10、メイン基板16、前扉
カバー17、上皿装置18及び外枠19をパチンコ機供
給業者が無償で譲渡されたうえで廃棄することについて
の同意の項目にチェックマークを記入する。盤面部1
0、メイン基板16、前扉カバー17、上皿装置18及
び外枠19については、上記したようにパチンコ機供給
業者からパチンコ機設置業者に対して譲渡されるのであ
るが、パチンコ機8が使用済みとなった時点で、当該使
用済みパチンコ機8の盤面部10、メイン基板16、前
扉カバー17、上皿装置18及び外枠19についてパチ
ンコ機供給業者が引き取り、リサイクル・廃棄を行うた
めに、予め、盤面部10、メイン基板16、前扉カバー
17、上皿装置18及び外枠19の譲渡予約契約を結ん
でおくものである。更に、パチンコ機供給業者が同じ遊
技店5においてパチンコ機8を移動させた場合や、所有
する他の遊技店5にパチンコ機8を移動させた場合に
は、パチンコ機供給業者へ連絡する項目にチェックマー
クを記入する。これにより、当該パチンコ機8が当初の
遊技店5から移動された場合にも、その稼動状態を把握
することができる。上記を全て記入した後、サーバ1の
受注処理部108へ送信することで取引手続きが完了す
る。
【0061】受注処理部108は、パチンコ機設置業者
からの取引手続きにおける入力項目にしたがって売上D
B107を更新し、取引手続き毎に該売上DB107の
テーブル(図示せず)に格納する。そして、受注台数を
発注処理部105に送信する。受注処理部108より受
注台数を受信した発注処理部105は、パチンコ機部品
DB103及び在庫DB104によって在庫引当を行
い、必要数の部品をパチンコ機供給業者の外注宛に発注
処理を行う。そして、この受注情報を生産計画処理部1
10に送る。生産計画処理部110は、受注によって生
産計画を変更しなければならないか否かの判断を行う。
また、受注処理部108は納品処理部111へパチンコ
機設置業者名、納入台数、納期等を送信する。納品処理
部111では受注処理部108から受信した、パチンコ
機設置業者名、納入台数、納期に基づいてパチンコ機供
給業者の各部署(例えば倉庫部、搬送部、設置部等)に
指示するように処理する。
【0062】顧客管理部112は、新たな顧客に前記顧
客IDを付与したり、パチンコ機設置業者が新たに遊技
店5を開店した場合、納入先住所の追加処理等を行う。
更に顧客管理部112は盤面部10、メイン基板16、
前扉カバー17、上皿装置18及び外枠19の売上管理
を行い、取引手続きによって定められた支払い方法どお
りに金額が入金されているかを管理する。
【0063】また顧客管理部112は、各パチンコ機8
の稼働時間データを管理する。パチンコ機8の稼動時間
データは、各パチンコ機8の発射装置11内に取り付け
られたセンサーにより、発射装置11を発射操作してい
る時間の積算時間から計算する。この使用可否判別処理
システムによれば、発射装置11の操作時間からパチン
コ機8の稼動時間データを計算しているので、実際にそ
のパチンコ機8を用いて遊技が行われた時間とほぼ正確
な時間を計算することができる。よって、単に電源を投
入した時間から計算する場合等に比べて、遊技球が接触
する部位を有する装置や可動部を有する装置等の劣化を
より正確に予測してそれらの装置等の使用可能時間の到
来を判断できる。
【0064】そして、遊技店DB113にはパチンコ機
設置業者が送信してきた上記遊技店5内でのパチンコ機
の移動、更にはパチンコ機設置業者が複数の遊技店5を
有していて、他の遊技店5にパチンコ機8を移動した場
合のデータを含めて各パチンコ機8の稼動時間データを
遊技店DB113に記憶させる。
【0065】また、顧客管理部112は、取引手続きに
よって定められた設置期限が近づいてくると該設置期限
を更新するか否かの確認要請が必要な顧客IDを表示す
る。これらの処理に従って、必要な顧客ID宛に電子メ
ール等で設置期限の更新の是非について自動的に通知す
ることとしてもよい。パチンコ機設置業者がパチンコ機
供給業者に対して、現在設置しているパチンコ機8の設
置期限を更新しないか、または設置期限前にパチンコ機
8の使用を停止する旨のデータを送信してきた場合に
は、顧客管理部112は、パチンコ機供給業者が無償貸
与した筐体内枠部9及び筐体前枠部15については所有
権者として、譲渡した盤面部10、メイン基板16、前
扉カバー17、上皿装置18及び外枠19についてはリ
サイクルまたは廃棄処分を委任された業者として、パチ
ンコ機供給業者がパチンコ機8を設置してある遊技店5
から引き取るように廃棄処理部114に該当するパチン
コ機8のデータを送る。
【0066】廃棄処理部114は、上記データを受信す
ると、該使用済みパチンコ機8の盤面部10、メイン基
板16、前扉カバー17、上皿装置18及び外枠19に
ついて、パチンコ機部品DBから受け取る部品等の情報
により分別処理手順を表示し、さらに、分別された各部
品等毎にリサイクルまたは廃棄処分の区別を出力装置に
表示する。また、廃棄処理部114は、素材廃棄基準を
有しており、部品を構成する素材についても廃棄するか
否かを指示する。廃棄処理部114によってリユース可
能と判断された装置、ユニットは筐体内枠部9や筐体前
枠部15の構成単位として再びリユース可能と判断され
ると、機台別識別コードを更新し、在庫DB104に送
信される。在庫DB104は新品在庫以外の部品につい
て全て履歴データを有している。
【0067】また、遊技店DB113から受け取ったパ
チンコ機8の稼動時間データによって、パチンコ機供給
業者が無償貸与している筐体内枠部9及び筐体前枠部1
5を構成する装置、ユニット、部品毎に、順次、リユー
ス、リサイクルまたは廃棄の要否判断を行う。リユース
を行う全ての部品には最長使用時間が定められており、
機台別識別コードが付与されている。また、部品毎、装
置毎に最大リユース回数が決められている。これらの最
長部品使用時間、最大リユース回数を越えた部品、或い
はリユース時に最長部品使用時間を越えそうな部品につ
いては、上記盤面部10等と同様に、リサイクルまたは
廃棄処分の区別を出力装置に表示する。
【0068】クレーム処理部115は、パチンコ機設置
業者から製造メーカであるパチンコ機供給業者に対する
質問及び該質問に対する回答を行う。例えば、パチンコ
機8の稼働率が低い遊技店5に対して、1分間当たりの
図柄変動数と釘ピッチの関係をアドバイスしたり、設置
したパチンコ機8の接続端子がはずれた場合に該端子の
接続箇所を連絡する等、パチンコ機についての取扱説明
及び技術説明を詳しく行うことができる。
【0069】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、パチンコ機の稼働時間をより正確に判別し、円滑に
無駄なくリユースを行うことができる。また、パチンコ
機の部品について、使用可能時間を超えたりした交換す
べき部品を容易に選別処理することができる。
【0070】また、特に請求項7に記載の発明にあって
は、磁気ピックアップ装置を用いて稼働時間を計測する
ので、特に、振動、静電気、音声などのレベルが高いパ
チンコ機ではこれらの振動等を計測するよりも、より正
確に計測が可能であり、構成部品の稼働時間をより正確
に計測できるので、構成部品について一層再利用を容易
にし、交換時期を適切に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機が複数台設置される島設備全体
の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の正面図である。
【図3】セット板を開放した状態のパチンコ遊技機内部
背面図である。
【図4】セット板を閉めた状態のパチンコ遊技機の内部
背面図である。
【図5】磁気ピックアップ装置を駆動信号線に取り付け
た駆動モータの斜視図である。
【図6】クライアント側システムのブロック図である。
【図7】振動ピックアップ装置を取り付けた駆動モータ
の斜視図である。
【図8】サーバ側システムのブロック図である。
【図9】パチンコ機のデータ登録処理のフローチャート
である。
【図10】パチンコ機のリユース処理のフローチャート
である。
【図11】パチンコ機の警告表示処理のフローチャート
である。
【図12】パチンコ機の別のデータ登録処理のフローチ
ャートである。
【図13】リユース処理と警告表示処理を併せて行う全
判断処理のフローチャートである。
【図14】本発明のパチンコ機の使用可否判別処理シス
テムの概略構成図である。
【図15】パチンコ機の使用可否判別処理システムのパ
チンコ機設置業者側の詳細を示す概略構成図である。
【図16】パチンコ機の正面図である。
【図17】前扉カバー及び前扉基部を取り外した状態の
パチンコ機の正面図である。
【図18】前扉カバーの正面図である。
【図19】前扉カバー及び前扉基部の背面側斜視図であ
る。
【図20】盤面部の正面図である。
【図21】パチンコ機の背面図である。
【符号の説明】
1;島設備、2;球回収樋、3;球揚送装置、4;球タ
ンク、5;球補給樋、10;パチンコ遊技機、12;前
面枠、14;ガラス扉枠、16;遊技盤、18;遊技球
発射装置、19;打球杵、20;ガイドレール、22;
遊技領域、24;特別図柄表示装置、24a;特別図柄
表示部、25;普通図柄表示装置、26;開閉扉、2
8;大入賞口装置、30;始動入賞口、32;一般入賞
口、34;通過チャッカー、38;上皿、40;下皿、
42;操作ハンドル、44;機枠、46;セット板、4
8;開口部、50;入賞球集合カバー体、52;誘導通
路、54;誘導通路、55;制御基盤、56;アウト
口、60;賞球タンク、62;タンクレール、64;上
部案内路、66;賞球払出装置、68;下部案内路、6
9;遊技球集合部、70;球抜樋、72;排出通路、7
4;モータ、80;振動ピックアップ装置、82;計数
装置、86;駆動信号線、88;磁気ピックアップ装
置、90;中継装置、92;集中処理端末、94;携帯
端末、96;通信制御部、100;公衆回線網、10
2;中央サーバ、104;通信装置、106;補助記憶
装置、108;ディスプレイ、110;プリンタ、11
2;出力装置、114;マウス、116;キーボード、
118;入力装置、119;中央処理装置、120;使
用可否判別処理システム。1;サーバ、2;パチンコ機
供給業者端末、3;パチンコ機設置業者端末、4;コン
ピュータネットワーク、5;遊技店、6;ハブ、7;
島、8;パチンコ機、9;筐体内枠部、10;盤面部、
11;発射装置、12;役物装置、13;図柄表示装
置、14;レール装置、15;筐体前枠部、16;メイ
ン基板、17;前扉カバー、18;上皿装置、19;外
枠、20;払出装置、21;電源装置、22;前扉基
部、23;下皿装置、101;入出力制御部、102;
通信制御部、、103;パチンコ機部品DB、104;
在庫DB、105;発注処理部、106;売上処理部、
107;売上DB、108;受注処理部、109;取引
処理部、110;生産計画処理部、111;納品処理
部、112;顧客管理部、113;遊技店DB、11
4;廃棄処理部、115;クレーム処理部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技球を発射する発射装置のモータ駆動検
    出信号に基づいて稼働時間を計数する計測装置を備えた
    パチンコ機と、 前記計数装置に接続され、計数装置の稼働時間を送信す
    る中継装置と、 該中継装置に接続された店舗端末とを備え、 該店舗端末と接続されたサーバであって、 該サーバは、前記パチンコ機に取り付けられる各構成部
    品について、予め交換すべき時間を定め、該交換すべき
    時間を交換すべき時間テーブルとして記憶装置に記憶
    し、 前記計数装置から送信された稼働時間と前記交換すべき
    時間テーブルとを比較して前記各構成部品が交換すべき
    か否かを中央演算処理装置で判別することを特徴とする
    パチンコ機構成部品の使用可否判別装置。
  2. 【請求項2】遊技球を発射する発射装置のモータ駆動検
    出信号に基づいて稼働時間を計数する計測装置を備えた
    パチンコ機と、 前記計数装置に接続され、計数装置の稼働時間を送信す
    る中継装置と、 該中継装置に接続された店舗端末とを備え、 該店舗端末と接続されたサーバであって、 該サーバは、前記パチンコ機に取り付けられる各構成部
    品について、予め使用可能時間を定め、該使用可能時間
    を使用可能時間テーブルとして記憶装置に記憶し、 前記計数装置から送信された稼働時間と前記使用可能時
    間テーブルとを比較して前記各構成部品が使用可能時間
    を超えたら中央演算処理装置で警告出力することを特徴
    とするパチンコ機構成部品の使用可否判別装置。
  3. 【請求項3】パチンコ機発射装置の駆動モータの駆動時
    間からパチンコ機の稼働時間を求め、 予めパチンコ機の各構成部品について使用可能時間と該
    使用可能時間より少ない時間の交換すべき時間を定めて
    サーバの記憶装置に記憶し、 前記パチンコ機の各構成部品について稼働時間と前記交
    換すべき時間を比較し、 前記稼働時間と前記使用可能時間を比較し、前記比較し
    た結果に基づいて使用可否の判別処理を行う中央演算装
    置を設けた、ことを特徴とするパチンコ機構成部品の使
    用可否判別処理システム。
  4. 【請求項4】パチンコ機に取り付けられた遊技球発射装
    置のモータ駆動検出信号に基づいて稼働時間を計測する
    センサと、該センサに接続され、該センサからのモータ
    駆動検出信号に基づいて駆動モータの稼働時間を計測す
    る計数装置とを備えたパチンコ機と、 前記計数装置に接続され前記計数装置の計数値を送信す
    る中継装置と、 該中継装置に接続された店舗端末とを備え、 該店舗端末と回線接続されたサーバであって、 前記パチンコ機に取り付けられる各構成部品について予
    め定められた交換すべき時間を記憶した交換すべき時間
    テーブルが記憶された記憶装置と、 前記計数装置から送信された稼働時間と、前記交換すべ
    き時間テーブルとを比較して前記各構成部品が使用可能
    か否かを判別する処理を行う中央処理装置と、を有する
    サーバと、を備えたことを特徴とするパチンコ機構成部
    品の使用可否判別処理システム。
  5. 【請求項5】店舗に設置されたパチンコ機に取り付けら
    れる各構成部品について予め定められた交換すべき時間
    を記憶した交換すべき時間テーブルが記憶された記憶装
    置と、 前記計数装置から送信された稼働時間と、前記交換すべ
    き時間テーブルとを比較して前記各構成部品が使用可能
    か否かを判別する処理を行う中央処理装置と、を有する
    サーバに回線接続され、 パチンコ機に取り付けられた遊技球発射装置のモータ駆
    動検出信号に基づいて稼働時間を計測するセンサと、該
    センサに接続され、該センサからのモータ駆動検出信号
    に基づいて駆動モータの稼働時間を計測する計数装置と
    を備えたパチンコ機と、 前記計数装置に接続され前記計数装置の計数値を送信す
    る中継装置と、 該中継装置に接続された店舗端末と、を備えたことを特
    徴とするパチンコ機構成部品の使用可否判別処理クライ
    アントシステム。
  6. 【請求項6】パチンコ機に取り付けられた遊技球発射装
    置のモータ駆動検出信号に基づいて稼働時間を計測する
    センサが取り付けられ、該センサからのモータ駆動検出
    信号に基づいて駆動モータの稼働時間を計測する計数装
    置が前記センサに接続され、該計数装置に接続された中
    継装置を介して接続された店舗端末に回線接続されたサ
    ーバを有し、 該サーバは、 前記パチンコ機に取り付けられる各構成部品について予
    め定められた交換すべき時間を記憶した交換すべき時間
    テーブルが記憶された記憶装置と、 前記計数装置から送信された稼働時間と、前記交換すべ
    き時間テーブルとを比較して前記各構成部品が使用可能
    か否かを判別する処理を行う中央処理装置と、を有する
    ことを特徴とするパチンコ機構成部品の使用可否判別処
    理サーバシステム。
  7. 【請求項7】前記稼働時間は、前記計測装置に接続され
    た磁気ピックアップ装置により計測されることを特徴と
    する請求項1から請求項6までのいずれかに記載のパチ
    ンコ機構成部品の使用可否判別装置、パチンコ機構成部
    品の使用可否判別処理システム、パチンコ機構成部品の
    使用可否判別処理クライアントシステム又はパチンコ機
    構成部品の使用可否判別処理サーバシステム。
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