JP2007175403A - サンド装置、遊技時間計測システム及び遊技時間計測装置 - Google Patents

サンド装置、遊技時間計測システム及び遊技時間計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、遊技機を構成する部材の使用時間を正確に把握することを可能とするサンド装置を提供すること。
【解決手段】 遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データに人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否か判定し、画像データに顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測し、継続時間を累積的に計数し、累積継続時間が使用可能時間に達したか否かを判断し、累積継続時間が使用可能時間に達した場合に、遊技店外に設置された所定の装置に対し、少なくとも遊技店及び遊技機を特定するための特定情報を送信することを特徴とするサンド装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機に隣接して設置されるサンド装置、サンド装置と遊技店に設置される情報処理装置とを備えた遊技時間計測システム、及び、遊技機若しくは該遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置に関する。
従来から、パチンコ遊技装置やパチスロ遊技装置等の遊技機が設置された遊技店(所謂パチンコホール)では、約2〜4ヶ月に1回程度の頻度で、機種の入れ替えが行われ、使用済みのパチンコ遊技装置は、産業廃棄物又は一般廃棄物として処理されている。ところが、近年、パチンコ遊技装置やパチスロ遊技装置等の遊技機の廃棄物が、大きな問題となっている。
遊技機は、木材、ガラス、金属、合成樹脂、電子部品、電線等種々の材料から製造されており、使用済み遊技機を廃棄する場合にはある程度解体する必要があり、解体処理業者に費用を支払って解体、廃棄を委託している。しかし、遊技機設置業者が責任のある解体処理業者を選別することは難しく、使用済み遊技機を野積みして放置する解体処理業者もあった。
このようなことから、近時、製造メーカが遊技店に新機種の遊技機を貸与する一方、使用済み遊技機を回収し、使用済み遊技機から使用可能な部品等を取り出して再利用するというレンタルシステムの構築が試みられている。このようなシステムが運営されれば、資源の有効利用が図られ、廃棄物の発生が抑制されることになる。しかし、このようなシステムを運営するためには、遊技機を構成する部材の使用時間を正確に把握する必要がある。
従来、例えば、遊技機において、遊技球発射装置の稼動時間を計測する一方、各遊技機と通信回線を介して接続された店舗端末において、各遊技機が備える遊技球発射装置の累積稼動時間を計数することにより、遊技球を構成する部材を交換すべきか否かを判断するシステムが存在する(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムによれば、遊技機を構成する部材の使用時間を正確に把握することができるため、部材の使用可能時間(耐久時間)を超えて該部材が使用されることによって不具合が生じたり、該部材の使用可能時間に達することなく廃棄されることによって廃棄物が増加したりすることがない。
特開2003−245454号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、遊技球発射装置の稼働時間を示す信号を遊技機から店舗端末に送信するためのインターフェイスを遊技機に設けたり、上記信号を通信可能なように遊技機の設定を変更したりする必要が生じるため、遊技機に設けられた制御基板へのアクセス等の不正行為や所謂ゴト行為が行われるおそれがあった。遊技店としては、不正行為やゴト行為が行われると大きな損失を被ってしまうため、このような行為が行われるおそれがあるシステムの導入を行い難いという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、遊技機を構成する部材の使用時間を正確に把握することを可能とするサンド装置、遊技時間計測システム及び遊技時間計測装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)遊技店に設置された遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
上記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間と該部材に割り当てられた部材識別情報とを対応付けて記憶する部材情報記憶手段と、
上記遊技店及び上記遊技機を特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、
上記部材情報記憶手段に記憶された使用可能時間に基づいて、上記計数手段による計数結果である累積継続時間が上記使用可能時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
上記累積継続時間が上記使用可能時間に達したと上記判断手段により判断されたとき、上記遊技店外に設置された所定の装置に対し、少なくとも上記特定情報を送信する送信手段と
を備えたことを特徴とするサンド装置。
(1)の発明によれば、撮像手段(例えばCCDカメラ)が遊技機の前方の所定領域を撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれている継続時間が累積的に計数され、その計数結果である累積継続時間が、上記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間に達したとき、上記遊技店及び上記遊技機を特定するための特定情報(例えば、遊技店の店舗番号や遊技機の台番号を含む情報)が、遊技店外に設置された所定の装置(例えば、レンタルシステム運営会社の管理下にある情報管理装置)に送信される。このように、遊技機との通信を行うことなく、上記遊技機において遊技が行われた時間(以下、累積遊技時間)を正確に測定することができるため、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させずに、部材の使用時間を正確に把握することができる。
また、特定情報が、遊技店ではなく、遊技店外に設置された所定の装置に直接送信されるため、例えば、遊技店の店員が態々、レンタルシステム運営会社に連絡する必要がない。従って、レンタルシステムの導入に際して遊技店の店員の手間を煩わせることがなく、システム導入の障害となる遊技店の店員の負担を可及的に排除することができる。さらに、レンタルシステム運営会社において部材の使用時間を一元管理することが可能となるため、例えば、遊技店からの連絡が遅延したり連絡がされなかったりして部材の交換が円滑に行われないという事態の発生を防止することができ、効率よく円滑にシステムを運営することが可能になる。
遊技機との通信を行うことなく、累積遊技時間を測定するサンド装置としては、例えば、焦電赤外線センサが設けられていて、上記焦電赤外線センサにより遊技者を検出し、その検出時間を累積的に計数することにより、累積遊技時間を測定するサンド装置が考えられる。しかし、このようなサンド装置と本発明のサンド装置とは、以下の点で異なっている。
すなわち、焦電赤外線センサが設けられた遊技機では、人の特定の部位を検出することができないため、遊技機で遊技を行っている遊技者だけではなく、単に遊技機の前方を通過する人や、遊技機の前方に立っている人等も上記焦電赤外線センサにより検出されることになる。従って、正確な累積遊技時間を測定することが困難である。これに対し、本発明のサンド装置では、遊技機の前方の所定領域に遊技者の顔が存在している時間が累積的に計数されるため、単に遊技機の前方を通過する人は検出されず、また、遊技機の前方に立っている人が検出されないようにすることも可能である。従って、遊技機で遊技を行っている人のみを検出することにより、正確な累積遊技時間を測定することが可能である。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)のサンド装置であって、
上記送信手段は、上記所定の装置に対し、上記特定情報と上記部材識別情報とを送信することを特徴とする。
(2)の発明によれば、特定情報と部材識別情報とが所定の装置に対して送信される。従って、使用可能時間を超えて使用されている部材を備える遊技機とその遊技機が設置された遊技店を特定することができるとともに、どの部材が使用可能時間を超えたのかを特定することができるため、利便性に優れる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 遊技店に設置された遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
上記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間と該部材に割り当てられた部材識別情報とを対応付けて記憶する部材情報記憶手段と、
上記遊技店及び上記遊技機を特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、
上記部材情報記憶手段に記憶された使用可能時間に基づいて、上記計数手段による計数結果である累積継続時間が上記使用可能時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
上記累積継続時間が上記使用可能時間に達したと上記判断手段により判断されたとき、上記遊技店外に設置された所定の装置に対し、少なくとも上記特定情報を送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする遊技時間計測システム。
(3)の発明によれば、遊技機との通信を行うことなく、累積遊技時間を正確に測定することができるため、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させずに、部材の使用時間を正確に把握することができる。
また、特定情報が、遊技店ではなく、遊技店外に設置された所定の装置に直接送信されるため、例えば、遊技店の店員が態々、レンタルシステム運営会社に連絡する必要がない。従って、レンタルシステムの導入に際して遊技店の店員の手間を煩わせることがなく、システム導入の障害となる遊技店の店員の負担を可及的に排除することができる。さらに、レンタルシステム運営会社において部材の使用時間を一元管理することが可能となるため、効率よく円滑にシステムを運営することが可能になる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(3)の遊技時間計測システムであって、
上記送信手段は、上記所定の装置に対し、上記特定情報と上記部材識別情報とを送信することを特徴とする。
(4)の発明によれば、特定情報と部材識別情報とが所定の装置に対して送信される。従って、使用可能時間を超えて使用されている部材を備える遊技機とその遊技機が設置された遊技店を特定することができるとともに、どの部材が使用可能時間を超えたのかを特定することができるため、利便性に優れる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5)遊技店に設置された遊技機又は上記遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置であって、
上記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られた画像データを出力する撮像手段と、
上記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
上記判定手段により上記画像データに上記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
上記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
上記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間と該部材に割り当てられた部材識別情報とを対応付けて記憶する部材情報記憶手段と、
上記遊技店及び上記遊技機を特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、
上記部材情報記憶手段に記憶された使用可能時間に基づいて、上記計数手段による計数結果である累積継続時間が上記使用可能時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
上記累積継続時間が上記使用可能時間に達したと上記判断手段により判断されたとき、上記遊技店外に設置された所定の装置に対し、少なくとも上記特定情報を送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする遊技時間計測装置。
(5)の発明によれば、遊技機又はサンド装置との通信を行うことなく、累積遊技時間を正確に測定することができるため、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させずに、部材の使用時間を正確に把握することができる。
また、特定情報が、遊技店ではなく、遊技店外に設置された所定の装置に直接送信されるため、例えば、遊技店の店員が態々、レンタルシステム運営会社に連絡する必要がない。従って、レンタルシステムの導入に際して遊技店の店員の手間を煩わせることがなく、システム導入の障害となる遊技店の店員の負担を可及的に排除することができる。さらに、レンタルシステム運営会社において部材の使用時間を一元管理することが可能となるため、効率よく円滑にシステムを運営することが可能になる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6) 上記(5)の遊技時間計測装置であって、
上記送信手段は、上記所定の装置に対し、上記特定情報と上記部材識別情報とを送信することを特徴とする。
(6)の発明によれば、特定情報と部材識別情報とが所定の装置に対して送信される。し従って、使用可能時間を超えて使用されている部材を備える遊技機とその遊技機が設置された遊技店を特定することができるとともに、どの部材が使用可能時間を超えたのかを特定することができるため、利便性に優れる。
本発明によれば、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させることなく、部材の使用時間を正確に把握することを可能とすることができる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るサンド装置と、遊技店外に設置された情報管理装置とを模式的に示すネットワーク構成図である。なお、実施形態では、遊技機がパチンコ遊技装置である場合について説明するが、本発明において、遊技機としては、特に限定されるものではなく、例えば、パチスロ遊技装置、スロットマシン等を挙げることができる。
遊技店Hには、複数のパチンコ遊技装置50が設置され、さらに複数のサンド装置10が、各パチンコ遊技装置50に隣接して設置されている。複数のサンド装置10は、通信回線80を介してルータ90と接続されている。ルータ90は、通信回線80を介して、遊技店外に設置された情報管理装置40と接続されている。また、遊技店H、Hについても同様であり、サンド装置10とルータ90とが通信回線80を介して接続され、ルータ90は、情報管理装置40と通信回線80を介して接続されている。図中、パチンコ遊技装置50の前面には、説明の便宜上、台番号を付している。本実施形態では、通信回線80が有線である場合について説明するが、本発明における通信回線には、有線だけではなく、無線も含まれる。
図2は、図1に示すサンド装置と、サンド装置に隣接して設置されたパチンコ遊技装置とを模式的に示す正面図である。
サンド装置10は、パチンコ遊技装置50に隣接して設置されている。サンド装置10の前面には、上から順に、カードデータ表示部15、CCDカメラ11、カード挿入口12及び操作部13、並びに、遊技球供給部14が設けられている。
カード挿入口12には、遊技球の提供を受けるためのカード(例えばプリペイドカード)が挿入される。カードデータ表示部15は、カード挿入口12に挿入されたカードに格納されたデータを表示する。操作部13は、遊技者が遊技球の供給を受けるための操作を行う際に用いられる。遊技球供給部14は、遊技者の操作部13に対する操作に応じて遊技球を払い出すことにより、遊技者に遊技球を供給する。
CCDカメラ11は、パチンコ遊技装置50が備える遊技盤51の中央部分と略同じ高さに、パチンコ遊技装置50の前方を撮像し得る方角に向けて設置されている。CCDカメラ11は、本発明における撮像手段として機能するものである。また、図示しないが、サンド装置10の背面側には、リセットスイッチ27が設けられている。リセットスイッチ27は、遊技店の店員によって、後述する累積継続時間を0にリセットするために操作されるスイッチである。
なお、本発明において、サンド装置は、遊技機に隣接して設置されるものであれば、この例に限定されるものではない。上記サンド装置は、例えば、カードに代えて貨幣が用いられるように構成されていてもよく、遊技球やメダル等の遊技媒体を遊技機が備える上皿等に直接供給するように構成されていてもよい。
図3(a)は、図2に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図であり、(b)は、図2に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す背面図である。
図3(a)に示すように、パチンコ遊技装置50の前面は、複数の役物装置52とガイドレール62とが設置された遊技盤51を備え、遊技盤51の中央部分には、液晶表示装置53が設置されている。また、遊技盤51の前面には、前扉54が設けられている。遊技盤51の下方には、上皿装置55が設けられ、その下側には下皿装置56が設けられている。図中、57は、パチンコ遊技装置50の外枠を示し、61は、遊技球を発射するための発射装置を示す。図3(b)に示すように、パチンコ遊技装置50の背面には、制御基板58、払出装置59、電源装置60及び発射装置61が設けられている。パチンコ遊技装置50とサンド装置10とは夫々独立していて、パチンコ遊技装置50とサンド装置10との間でデータの送受信は行われない。
なお、パチンコ遊技装置10を構成する各部材51〜62のうち、ガイドレール62を備えた遊技盤51、役物装置52、前扉54及び上皿装置55は、通常、機種の変更に伴ってデザインが変更されるものであり、制御基板58は、機種の変更に伴って格納されるプログラムやデータ等が変更されるものである。従って、これらの部材は、再利用され難い部材であるといえる。一方、液晶表示装置53、下皿装置56、外枠57、払出装置59、電源装置60及び発射装置61は、通常、機種の変更に伴ってデザイン等が変更されるものではない。従って、これらの部材は、再利用され易い部材であるといえる。本発明においては、再利用が可能な部材又は再利用され易い部材についてのみ使用可能時間が設定されるというように、再利用の可否又は難易に応じて各部材に対する使用可能時間の設定の要否が定められてもよく、再利用の可否又は難易にかかわらず各部材に対する使用可能時間の設定の要否が定められていてもよい。また、遊技機自体に使用可能時間が設定されていてもよい。
図4は、図2に示したサンド装置の内部構成を示すブロック図である。
サンド装置10は、CPU21と、ROM22と、RAM23とを備えている。
ROM22は、不揮発性メモリであり、CPU21によって実行されるプログラムや、CPU21が処理を行う際に用いられるデータ等を記憶している。ROM22は、後述する部材識別テーブル(図5参照)及び情報記憶領域(図6参照)を記憶している。ROM22は、部材情報記憶手段として機能するものである。RAM23は、揮発性メモリであり、CPU21の処理結果等に応じたデータを一時的に記憶する。RAM23は、後述する格納領域(図7参照)を有している。
CPU21には、操作部13、画像処理部28、カードR/W25、遊技球制御部26及びリセットスイッチ27が接続されている。また、画像処理部28は、CCDカメラ11と接続されている。CCDカメラ11は、撮像手段として機能するものである。
操作部13は、遊技者によって操作された際にその操作箇所(ボタン)に応じた信号をCPU21に出力する。CCDカメラ11は、パチンコ遊技装置50の前方の所定領域を撮像するように設置されていて、撮像して得られる画像データを出力する。撮像するタイミングとしては、連続的であってもよく、断続的であってもよい。
画像処理部28は、CCDカメラ11から出力された画像データから特徴点を認識することにより、上記画像データに、人の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定するものである。画像処理部28は、判定手段として機能するものである。なお、本実施形態では、特徴点として、瞳孔及び鼻孔を採用する。
画像処理部28は、画像認識用LSI28a、SDRAM28b及びEEPROM28cを備えている。画像認識用LSI28aは、図示しないが、例えば、1命令に対して複数のデータを並列的に処理可能なコプロセッサを備えたモジュール、DRAM、DMAコントローラ、アフィン変換用モジュールを備えている。SDRAM28bには、CCDカメラ11から出力された画像データが一時的に記憶される。EEPROM28cは、顔認識用プログラムや、特徴点を認識するためのフィルタやパターン等を記憶する。さらに、EEPROM28cは、画像データ内における顔画像データの位置が適切な位置にあるか否かを判断するための領域(判定領域)を指定する領域指定データや、顔画像データの面積との比較対象となる判定値を記憶する。
画像処理部28は、遊技者の顔を認識するために以下の処理を行う。
CCDカメラ11から出力された画像データがSDRAM28bに記憶されると、画像認識用LSI28aは、閾値を設定し、その閾値に基づいて画像データを明領域と暗領域とに分離する2値化処理を行う。閾値を設定する処理としては、モード法、p−タイル法、判別分析2値化法等を挙げることができる。次に、暗領域に含まれる各画素に対して分離度フィルタを適用し、分離度フィルタの半径を変化させて分離度を算出する。続いて、分離度の局所最大点を特徴点候補として抽出する。このとき、特徴点候補には、外縁形状の全部又は一部が真円又は楕円に近時する暗領域が該当する。具体的には、上述した瞳孔及び鼻孔以外に、鼻頂、口端、目頭、目尻、眉端、背景にあるノイズ等が含まれる。次に、部分空間法を用いたパターン照合を行い、特徴点候補の位置や形状に基づいて、特徴点候補から特徴点を識別する。次に、特徴点を基準とした2次元アフィン変換により、顔領域の位置及びサイズを正規化し、画像データから顔画像データを認識する。次に、画像認識用LSI28aは、判定用領域指定データに基づいて顔画像データの位置が判定領域内に含まれるか否かを判断し、さらに顔画像データの面積が判定値以上であるか否かを判断する。
画像処理部28は、上記処理を行った結果に基づいて、下記(A)〜(D)のいずれかの処理を行う。
(A)画像データから特徴点候補を抽出することができなかった場合、又は、特徴点候補から特徴点を識別することができなかった場合、画像処理部28は、画像データには顔画像データが含まれていないと判定する。この場合、画像処理部28は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
(B)顔画像データの位置が判定領域内に含まれないと判断した場合、画像処理部28は、画像データには顔画像データが含まれているが、顔画像データが不適切な位置(通常であれば遊技者が遊技を行っている場合にその顔が存在しない位置)に存在していると判定する。この場合、画像処理部28は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
(C)顔画像データの面積が判定値以上ではないと判断した場合、画像処理部28は、画像データには顔画像データが含まれているが、顔画像データが不適切な位置に存在していると判定する。この場合、画像処理部は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
(D)顔画像データの位置が判定領域内に含まれ、且つ、顔画像データの面積が判定値以上であると判断した場合、画像データ内の適切な位置(通常、遊技者が遊技を行っているときにその顔が存在し得る位置)に顔画像データが存在していると判定する。この場合、画像処理部28は、CPU21に対して検出信号を出力する。
カードR/W25は、カード挿入口12に挿入されたカードからのデータの読取と、該カードへのデータの書込とを行う。遊技球制御部26は、カードR/W25から読み取られたデータに基づいて、遊技者に供給する遊技球の数を算出し、遊技球供給部14を介して遊技球を払い出す処理を行う。リセットスイッチ27は、遊技者によって操作された際に所定の信号をCPU21に出力する。上記信号を受信したCPU21は、RAM23の格納領域(図7参照)に格納された累積継続時間値を“0”にリセットする。
CPU21には、カードデータ表示部15及び時計回路29が接続されている。カードデータ表示部15は、カードR/W25から読み取られたデータ等が表示される。
図5は、部材識別テーブルの一例を示す図である。
部材識別テーブルでは、パチンコ遊技装置50を構成する各部材51〜62に割り当てられた部材識別情報と、その部材に定められた使用可能時間(耐久時間)とが対応付けられている。この部材識別テーブルは、ROM22にデータとして記憶されている。図中、*****は、使用可能時間値を示す。
図6は、ROM22内の情報記憶領域の一例を示す図である。
装置識別情報記憶領域には、装置識別情報が記憶されている。装置識別情報は、サンド装置10に個別に割り当てられる符号(例えば複数桁の記号)である。
サンド装置10は、パチンコ遊技装置50に隣接して設置されているので、サンド装置10の識別情報によって、そのサンド装置10に隣接して設置されているパチンコ遊技装置50を特定することができる。装置識別情報は、遊技機を特定するための特定情報である。
店舗識別情報記憶領域には、店舗識別情報が記憶されている。店舗識別情報は、遊技店Hに個別に割り当てられる符号(例えば複数桁の記号)である。店舗識別情報は、遊技店を特定するための特定情報である。このように、ROM22は、遊技店H及びパチンコ遊技装置50を特定するための特定情報を記憶している。ROM22は、特定情報記憶手段として機能するものである。
情報管理装置アドレス記憶領域は、図1に示したネットワークにおける情報管理装置40のアドレスを示すものであり、例えば、上記ネットワークにおける通信プロトコルがTCP/IPである場合には、上記アドレスは、IPアドレスである。このように、サンド装置10は、情報の送信先となる装置が予め定められていて、その送信先となる装置のアドレスを記憶している。
図7は、RAM23内のデータ格納領域の一例を示す図である。
開始時刻格納領域には、開始時刻値が格納される。開始時刻値は、開始時刻格納領域の値が“0”(開始時刻値が格納されていない状態)である状態で検出信号を受信したときの時刻を示す値である。開始時刻値は、当該時刻に時計回路29から供給される値である。開始時刻値は、遊技者の顔の認識が開始された時刻を示す。
継続時間格納領域には、継続時間値が格納される。継続時間値は、開始時刻格納領域に開始時刻値が格納されている場合に画像処理部28から無検出信号を受信したときの時刻値と開始時刻値との差を示す値である。継続時間値は、遊技者の顔が認識されてから認識されなくなるまでの時間(期間)を示す。
累積継続時間格納領域には、累積継続時間値が格納される。累積継続時間値は、継続時間値が累積的に加算された値である。
次に、図8〜図14を用いてサンド装置10において行われる処理について説明することにする。
図8は、第1実施形態に係る継続時間計測処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、CPU21は、画像処理部28に顔認識処理を行わせる(ステップS12)。画像処理部28は、顔認識処理を行い、CPU21に対して検出信号又は無検出信号を送信する。
なお、顔認識処理については、後で詳述することにする。
次に、CPU21は、画像処理部28から受信した信号が、検出信号であるか無検出信号であるかを判断する(ステップS13)。
画像処理部28から検出信号を受信したと判断した場合、CPU21は、RAM23内の開始時刻格納領域が“0”(開始時刻値が格納されていない状態)であるか否かを判断する(ステップS14)。
開始時刻格納領域が“0”ではないと判断した場合、ステップS12に処理を戻す。一方、開始時刻格納領域が“0”であると判断した場合、時計回路29から現時刻値を取得し、開始時刻格納領域に、開始時刻値として格納する(ステップS15)。その後、ステップS12に処理を移す。
ステップS13において、画像処理部28から受信した信号が検出信号ではない(無検出信号である)と判断した場合、CPU21は、RAM23内の開始時刻格納領域が“0”(開始時刻値が格納されていない状態)であるか否かを判断する(ステップS16)。
開始時刻格納領域が“0”であると判断した場合、ステップS12に処理を戻す。
開始時刻格納領域が“0”ではないと判断した場合、CPU21は、時計回路29から現時刻値を取得する(ステップS17)。
次に、CPU21は、ステップS17において得られた現時刻値と、開始時刻格納領域に格納された開始時刻値との差を算出し、継続時間値として継続時間格納領域に格納する(ステップS18)。このように、サンド装置10において、CPU21は、画像処理部28から検出信号を受信しているときにはステップS12〜S15の処理を繰り返し実行し、その後に画像処理部28から無検出信号を受信したときに(ステップS13:NO)、ステップS16〜S18の処理を実行することにより継続時間を計測する。このとき、CPU21は、計測手段として機能する。
ステップS18の処理の後、CPU21は、継続時間領域に格納された継続時間値と、累積継続時間領域に格納された累積継続時間値とを加算し、累積継続時間領域に上書きして格納する(ステップS19)。この処理において、CPU21は、累積継続時間値が累積継続時間領域に格納されていない場合には、継続時間値を累積継続時間値として累積継続時間領域に格納する。既に累積継続時間領域に累積継続時間値が格納されている場合、ステップS19において、累積継続時間領域に格納された累積継続時間値を抽出し、その累積継続時間値に、継続時間領域に格納された継続時間値を加算して、その結果得られた累積継続時間値を累積継続時間格納領域に格納する。ステップS19の処理を行うとき、CPU21は、継続時間を累積的に計数する計数手段として機能する。
次に、CPU21は、開始時刻格納領域及び継続時間格納領域を“0”にクリアする(ステップS20)。続いて、CPU21は、ROM22に格納された部材識別テーブル(図5参照)を参照し、累積継続時間値と使用可能時間値を比較する(ステップS21)。この処理において、CPU21は、各部材識別番号に対応付けられた使用可能時間値と、累積継続時間格納領域に格納された累積継続時間値とを順に比較する。次に、CPU21は、累積継続時間値が使用可能時間値以上であるか否かを判断する(ステップS22)。この処理において、CPU21は、累積継続時間値がいずれか1以上の使用可能時間値以上であれば、累積継続時間値が使用可能時間値以上であると判断する。ステップS21〜S22の処理を実行するとき、CPU21は、累積継続時間が使用可能時間(上限時間)に達したか否かを判断する処理を行う判断手段として機能する。
累積継続時間値が使用可能時間値未満であると判断した場合、ステップS12に処理を戻す。一方、累積継続時間値が使用可能時間値以上であると判断した場合、CPU21は、送信処理を行う(ステップS23)。ステップS23において、CPU21は、送信処理手段として機能する。この処理については、後で詳述することにする。
図9は、第1実施形態に係る顔認識処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、画像処理部28において行われる処理である。
まず、CCDカメラ11から画像データを受信する(ステップS30)。受信した画像データは、SDRAM28bに記憶される。画像認識用LSI28aは、画像データに2値化処理を用い、画像データを明領域と暗領域とに分離する(ステップS31)。画像データ内に顔画像データが含まれている場合、明領域には、顔の肌に相当する部分、特に平坦な部分が含まれる。一方、暗領域には、顔のそれ以外の部分が含まれる。
次に、画像認識用LSI28aは、暗領域の各画素に対して分離度フィルタを適用し、分離度フィルタの半径を変化させることにより分離度を算出し(ステップS32)、分離度の局所最大点を特徴点候補として抽出する処理を行う(ステップS33)。続いて、画像認識用LSI28aは、画像データ内に特徴点候補が存在しているか否かを判断する(ステップS34)。ステップS34においては、特徴点候補が所定数以下である場合に、特徴点候補が存在しないと判断することとしてもよい。特徴点候補が存在していないと判断した場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して無検出信号を出力し(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。
特徴点候補が存在していると判断した場合、画像認識用LSI28aは、部分空間法を用いたパターン照合により特徴点(瞳孔及び鼻孔)を認識する処理を行う(ステップS35)。
次に、画像認識用LSI28aは、画像データ内に特徴点が存在しているか否かを判断する(ステップS36)。なお、ステップS35では、特徴点が所定数以下である場合に、特徴点が存在しないと判断することとしてもよい。画像データ内に特徴点が存在しないと判断した場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して無検出信号を出力し(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。画像データ内に特徴点が存在していると判断した場合、画像認識用LSI28aは、2次元アフィン変換により、画像データに含まれる顔画像データを認識する(ステップS37)。
次に、画像認識用LSI28aは、EEPROM28cに記憶された判定用領域指定データに基づいて画像データ内に判定領域を設定する(ステップS38)。続いて、画像認識用LSI28aは、顔画像データが判定領域に含まれるか否かを判断する(ステップS39)。
この処理において、画像認識用LSIは、顔画像データの一部でも判定領域に含まれていれば、顔画像データが判定領域に含まれていると判断する。
顔画像データが判定領域に含まれないと判断した場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して無検出信号を出力し(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。
顔画像データが判定領域に含まれると判断した場合、画像認識用LSI28aは、EEPROM28cに記憶された判定値と、顔画像データの面積とを比較し(ステップS40)、その面積が判定値以上であるか否かを判断する(ステップS41)。
顔画像データの面積が判定値以上である場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して検出信号を出力し(ステップS42)、本サブルーチンを終了する。一方、顔画像データの面積が判定値以上ではない場合、画像認識用LSI28aは、CPU21に対して検出信号を出力し(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。
図9に示した顔認識処理について図10〜図13を用いて説明する。
図10(a)は、パチンコ遊技装置10で遊技者が遊技を行う様子を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。
パチンコ遊技装置50に隣接して設置されたパチンコ遊技装置50が備えるCCDカメラ11は、パチンコ遊技装置50の前方を撮像する方角に向けて設置されている。Sは、CCDカメラ11からの視野を示している。従って、視野Sに含まれるものがCCDカメラ11によって撮像されることになる。Tは、CCDカメラ11からの距離が所定値以内の領域である。Pは、パチンコ遊技装置50で遊技を行う遊技者を示す。遊技者Pの顔は、領域Tに含まれている。
上述した判定領域は、領域Tに遊技者Pの顔の少なくとも一部が含まれるときに画像データ内において顔画像データの少なくとも一部が含まれる領域である。従って、領域Tに遊技者Pの顔の少なくとも一部が含まれる場合、判定領域には顔画像データの少なくとも一部が含まれる。その一方で、領域Tに遊技者Pの顔が全く含まれない場合、判定領域に顔画像データは含まれない。
上述した判定値は、領域Tに遊技者Pの顔の少なくとも一部が含まれるときに画像データ内において顔画像データが占め得る面積の最小値である。従って、領域Tに遊技者Pの顔の少なくとも一部が含まれる場合、顔画像データの面積は判定値以上になる。その一方で、領域Tに遊技者Pの顔が全く含まれない場合、顔画像データの面積は判定値未満となる。
図11(a)は、図10に示した様子を撮像して得られる画像データを模式的に示す図であり、(b)は、特徴点が認識された画像データを模式的に示す図であり、(c)は、顔画像データが認識された画像データを模式的に示す図である。
図10に示した遊技者Pがパチンコ遊技装置50で遊技を行っている様子が、CCDカメラ11により撮像されると、CCDカメラ11から、図11(a)に示す画像データIが出力され、画像処理部28に入力される(ステップS30)。画像データIには、遊技者Pを示す画像データP′が含まれている。
図11(a)に示す画像データIに対してステップS31〜S33の処理が行われることにより特徴点候補Cが抽出され、ステップS35の処理が行われることにより特徴点候補Cから特徴点Fが識別されると、図11(b)に示すようになる。
図中、特徴点候補Cを白丸で示し、特徴点Fを黒丸で示している。
図11(b)に示す画像データIに対してステップS37〜S40の処理が行われると、図11(c)に示すようになる。
図中、P′′は、遊技者Pの顔画像データを示し、Dは、判定領域を示している。顔画像データP′′の一部が判定領域Dに含まれている。また、図示しないが、顔画像データP′′の面積は、判定値以上である。
従って、CCDカメラ11から、図11(a)に示す画像データIが画像処理部28に入力された場合、画像処理部28は、CPU21に対して検出信号を出力する。
図12(a)は、パチンコ遊技装置10を傍観者が眺めている様子を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。
Oは、パチンコ遊技装置を立って眺める傍観者を示す。傍観者Oの顔は、領域Tに含まれていない。
図13(a)は、図12に示した様子を撮像して得られる画像データを模式的に示す図であり、(b)は、特徴点が認識された画像データを模式的に示す図であり、(c)は、顔画像データが認識された画像データを模式的に示す図である。
図12に示した傍観者Oがパチンコ遊技装置50を眺める様子が、CCDカメラ11により撮像されると、CCDカメラ11から、図13(a)に示す画像データIが出力され、画像処理部28に入力される(ステップS30)、画像データIには、傍観者Oを示す画像データO′が含まれている。
図13(a)に示す画像データIに対してステップS31〜S33の処理が行われることにより特徴点候補Cが抽出され、ステップS35の処理が行われることにより特徴点候補Cから特徴点Fが識別されると、図13(b)に示すようになる。
図中、特徴点候補Cを白丸で示し、特徴点Fを黒丸で示している。
図13(b)に示す画像データIに対してステップS37〜S40の処理が行われると、図13(c)に示すようになる。
図中、O′′は、傍観者Oの顔画像データを示す。顔画像データO′′は全く判定領域Dに含まれていない。また、顔画像データO′′の面積は、顔画像データP′′の面積より小さく、判定値未満である。
従って、CCDカメラ11から、図13(a)に示す画像データIが画像処理部28に入力された場合、画像処理部28は、CPU21に対して無検出信号を出力する。
上述したように、画像処理部28は、ステップS30〜S36の処理を行うとき、画像データに顔画像データが含まれるか否かを判定する判定手段として機能する。
ステップS30〜S36の処理を行った結果、画像データに顔画像データが含まれると判定された場合、さらに、画像処理部28は、ステップS37〜S41の処理を行うときに、判定手段として機能し、画像データの所定領域(本実施形態では、判定領域)に顔画像データが存在しているか否かを判定し、さらに顔画像データの面積が所定値(本実施形態では、判定値)以上であるか否かを判定する。
上述したように、本発明において、判定手段(画像処理部28)は、撮像手段(CCDカメラ11)から出力された画像データに顔画像データが含まれると判定したとき、さらに上記顔画像データが画像データ内の所定位置に顔画像データが存在しているか否かを判定することが望ましい。所定位置に顔画像データが含まれるか否かを判定することにより、実際に遊技を行っている遊技者と、撮像手段により撮像されているが遊技を行っていない人(例えば傍観者)とを明確に識別することができるため、累積遊技時間をより正確に測定することが可能となるからである。
また、本発明において、判定手段(画像処理部28)は、撮像手段(CCDカメラ11)から出力された画像データに顔画像データが含まれると判定したとき、さらに上記顔画像データの面積が所定値以上であるか否かを判定することが望ましい。顔画像データの面積が所定値以上であるか否かを判定することにより、遊技機の前方にいる人(例えば遊技者)が撮像手段から所定距離以上離れているか否かを認識することができるため、実際に遊技を行っている遊技者と、撮像手段により撮像されているが遊技を行っていない人(例えば傍観者)とを明確に識別することができ、累積遊技時間をより正確に測定することが可能となるからである。
図14は、第1実施形態に係る送信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、図8に示すサブルーチンのステップS23において呼び出されて実行される。
まず、CPU21は、ROM22に記憶された部材識別テーブルを参照し、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報を抽出する(ステップS50)。なお、累積継続時間以下の使用可能時間が定められた部材識別情報が複数存在する場合、該当する全ての部材識別情報を抽出する。次に、CPU21は、ROM22内の情報記憶領域(図6参照)から、装置識別情報及び店舗識別情報を抽出する(ステップS51)。続いて、CPU21は、ROM22内の情報記憶領域に記憶された情報管理装置アドレスに基づいて、店舗識別情報、装置識別情報及び部材識別情報を、情報管理装置40に送信する(ステップS52)。
図15は、図1に示した情報管理装置の内部構成を示すブロック図である。
情報管理装置40は、CPU41を備え、CPU41には、ROM42、RAM43、HDD74、ディスプレイ75、通信用I/F46、時計回路47及び入力装置48が接続されている。ROM42には、各種のプログラムやデータが記憶されていて、CPU41は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。RAM43には、各種処理の結果等を示すデータが一時的に記憶される。HDD74は、後述する格納領域(図16参照)を有している。
図16は、図15に示した情報管理装置が備える格納領域の一例を示す図である。
格納領域は、通知番号格納領域、受信時刻格納領域、装置識別情報格納領域、店舗識別情報格納領域及び部材識別情報格納領域を備えている。
通知番号格納領域には、通知番号値が格納される。通知番号は、サンド装置10から信号を受信するごとに生成されるレコードに付される連続番号である。上記レコードは、受信時刻値、装置識別情報、店舗識別情報及び部材識別情報からなる。
受信時刻格納領域には、受信時刻値が格納される。受信時刻値は、サンド装置10から信号を受信した時刻を示す値である。装置識別情報格納領域には、装置識別情報が格納される。装置識別情報は、サンド装置10から受信した信号に含まれる情報である。店舗識別情報格納領域には、店舗識別情報が格納される。店舗識別情報は、サンド装置10から受信した信号に含まれる情報である。部材識別情報格納領域には、部材識別情報が格納される。部材識別情報は、サンド装置10から受信した信号に含まれる情報である。
サンド装置10から信号を受信したときに上記格納領域に格納される1組の情報(通知番号値、受信時刻値、装置識別情報、店舗識別情報及び部材識別情報)は、1つのレコードを構成する。上記格納領域は、複数のレコードを格納可能であり、サンド装置10から信号を受信するごとに、上記格納領域には、レコードが格納される。
図17は、図15に示した情報管理装置において実行される処理を示すフローチャートである。図18は、図15に示した情報管理装置に表示される画像の一例を示す図である。
まず、CPU41は、サンド装置10から信号を受信したか否かを判断する(ステップS70)。図14を用いて説明したように、サンド装置10から送信される信号には、店舗識別情報、装置識別情報及び部材識別情報が含まれる(図14、ステップS52参照)。
サンド装置10から信号を受信したと判断した場合には、CPU41は、店舗識別情報、装置識別情報及び部材識別情報に、通知番号値を付すとともに、時計回路47から現時刻値を取得し、これらの情報を一つのレコードとして格納領域に格納する(ステップS72)。次に、CPU41は、ROM42に記憶された画像データに基づいて、一つのレコードを構成する受信時刻値、装置識別情報、店舗識別情報及び部材識別情報を含む画像データを生成し、その画像データに基づいて、ディスプレイ45に画像を表示する(ステップS73)。
図18(a)に示す画像は、ステップS73の処理が行われたときにディスプレイ45に表示される画像である。この画像には、日時、店舗ID、装置ID、部材ID及び機種を示す画像が含まれている。これらのうち、日時、店舗ID、装置ID及び部材IDを示す画像は、夫々、受信時刻、店舗識別情報、装置識別情報、部材識別情報に基づいて表示される画像である。また、機種は、装置識別情報に基づいてCPU41によって判別される情報である。
ステップS70において、サンド装置10から信号を受信していないと判断した場合、又は、ステップS73の処理を実行した場合、CPU41は、入力装置48を介して、情報の表示を要求する旨の指示が入力されたか否かを判断する(ステップS74)。
図18(b)に示す画像は、ステップS74の処理が行われるときにディスプレイ45に表示される画像である。この画像が表示されているとき、情報管理装置48の操作者は、入力装置48を介して、検索条件として、日時、店舗、機種、部材のいずれかを選択することが可能であり、また各条件に対して値を設定することができる。入力装置48を介して入力される検索条件は、情報の表示を要求する旨の指示に含まれる。
ステップS74において、情報の表示を要求する旨の指示が入力されていないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。一方、情報の表示を要求する旨の指示が入力されたと判断した場合、CPU21は、指示内容に応じた情報を、格納領域(図16参照)から抽出する(ステップS75)。次に、CPU41は、ROM42に記憶された画像データに基づいて、抽出した情報を含む画像データを生成し、その画像データに基づいて、ディスプレイ45に画像を表示する(ステップS76)。その後、本サブルーチンを終了する。
図18(c)に示す画像は、ステップS76の処理が行われたときにディスプレイ45に表示される画像の一例である。この画像は、ステップS74において、店舗識別情報“○○○○”を検索条件として、情報の表示を要求する旨の指示が入力されたときに、表示される画像である。この画像には、店舗識別情報が“○○○○”であるレコードの機種、装置識別情報、部材識別情報及び受信時刻を示す画像が含まれている。図18(c)に示すような画像が表示された場合、情報管理装置40の操作者は、店舗識別情報 “○○○○”の遊技店では、どのような部材が必要かを容易に認識することができる。
図18(d)に示す画像は、ステップS76の処理が行われたときにディスプレイ45に表示される画像の他の一例である。この画像は、ステップS74において、部材識別情報“***”を検索条件として、情報の表示を要求する旨の指示が入力されたときに、表示される画像である。この画像には、部材識別情報が“***”であるレコードの店舗識別情報、機種、装置識別情報、受信時刻を示す画像が含まれている。
図18(d)に示すような画像が表示された場合、情報管理装置40の操作者は、部材識別情報“***”の部材の必要数量や、上記部材がどの店舗で必要であるか等を容易に認識することができる。
以上、サンド装置10によれば、CCDカメラ11がパチンコ遊技装置50の前方の所定領域を撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれている継続時間が累積的に計数され、その計数結果である累積継続時間が、パチンコ遊技装置50を構成する部材に定められた使用可能時間に達したとき、遊技店H及びパチンコ遊技装置50を特定するための特定情報(店舗識別情報及び装置識別情報)が、遊技店H外に設置された情報管理装置40に送信される。このように、パチンコ遊技装置50との通信を行うことなく、パチンコ遊技装置50における累積遊技時間を正確に測定することができるため、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させずに、部材の使用時間を正確に把握することができる。また、特定情報が、遊技店Hではなく、遊技店H外に設置された情報管理装置40に直接送信されるため、例えば、遊技店Hの店員が態々、レンタルシステム運営会社に連絡する必要がない。従って、レンタルシステムの導入に際して遊技店Hの店員の手間を煩わせることがなく、システム導入の障害となる遊技店Hの店員の負担を可及的に排除することができる。さらに、レンタルシステム運営会社において部材の使用時間を一元管理することが可能となるため、例えば、遊技店Hからの連絡が遅延したり連絡がされなかったりして部材の交換が円滑に行われないという事態の発生を防止することができ、効率よく円滑にシステムを運営することが可能になる。
[第2実施形態]
図19は、第2実施形態に係る遊技時間計測システムを模式的に示すネットワーク構成図である。
遊技時間計測システム100は、複数のサンド装置110と、各サンド装置110と通信回線80を介して接続された情報処理装置70とを備えている。
遊技店Hには、複数のパチンコ遊技装置50が設置され、さらに複数のサンド装置110が、各パチンコ遊技装置50に隣接して設置されている。複数のサンド装置110は、通信回線80を介して情報処理装置70と接続されている。また、遊技店H、Hについても同様であり、サンド装置110と情報処理装置70とが通信回線80を介して接続され、情報処理装置70は、情報管理装置40と通信回線80を介して接続されている。図中、パチンコ遊技装置50の前面には、説明の便宜上、台番号を付している。なお、サンド装置110の外観構成は、上述したサンド装置10と略同様であり、既に説明済であるから、ここでの説明は省略する。
図20は、図19に示したサンド装置110の内部構成を示すブロック図である。
サンド装置110は、CPU121を備え、CPU121には、ROM122及びRAM123が接続されている。ROM122には、各種のプログラムやデータに加えて、装置識別情報が記憶されている。装置識別情報は、各サンド装置110に個別に割り当てられた複数桁の符号からなる。また、CPU121には、操作部113、CCDカメラ111が接続された画像処理部128、カードR/W125、遊技球制御部126、リセットスイッチ127、カードデータ表示部115及び通信用I/F116が接続されている。これらは、第1実施形態に係るサンド装置10が備える構成と同様のものであるから、ここでの説明は省略する。
画像処理部128は、CCDカメラ111による撮像結果である画像データに顔画像データが含まれるか否かを判定する処理を行い、CPU121は、その判定結果に基づいて装置識別情報を含む信号を情報処理装置70に対して送信する。すなわち、CPU121は、画像データに顔画像データが含まれると判定された場合には、装置識別情報を含む検出信号を情報処理装置70に出力する。その一方で、CPU121は、画像データに顔画像データが含まれないと判定された場合には、装置識別情報を含む無検出信号を情報処理装置70に出力する。
図21は、図19に示した情報処理装置70の内部構成を示すブロック図である。
情報処理装置70は、CPU71を備え、CPU71には、ROM72、RAM73、HDD74、ディスプレイ75、通信用I/F76及び時計回路79が接続されている。
ROM72には、各種のプログラムやデータが記憶されていて、CPU71は、これらのプログラムを読み出して実行し、各種の処理を行う。また、ROM72には、部材識別テーブル(図5参照)、店舗識別情報及び情報管理装置アドレスが記憶されている。RAM73には、各種処理の結果等を示すデータが一時的に記憶される。HDD74は、後述する格納領域(図22参照)を有している。
図22は、図21に示した情報処理装置70が備える格納領域の一例を示す図である。
格納領域には、装置識別情報格納領域、部材識別情報格納領域、継続時間格納領域、開始時間格納領域及び累積継続時間格納領域が含まれている。
装置識別情報格納領域には、装置識別情報が格納される。この装置識別情報は、サンド装置110から送信される検出信号又は無検出信号に含まれる。部材識別情報格納領域には、部材識別情報が格納される。この部材識別情報は、装置識別情報と対応付けて格納される。遊技機を構成する部材は、装置識別情報及び部材識別情報によって特定される。
継続時間格納領域には、継続時間値が格納される。この継続時間値は、部材識別情報と対応付けて格納される。開始時刻格納領域には、開始時刻値が格納される。この開始時刻値は、部材識別情報と対応付けて格納される。累積継続時間格納領域には、累積継続時間値が格納される。この累積継続時間値は、部材識別情報と対応付けて格納される。
装置識別情報、部材識別情報、継続時間値、開始時間値及び累積継続時間値は、1つのレコードを構成する。レコードは、1つの部材に関する情報を含むものである。情報処理装置70が備える格納領域には、遊技店Hに設置されたパチンコ遊技装置50を構成する部材のレコードが格納される。
第2実施形態では、図9に示した顔認識処理に相当する処理をサンド装置110が行い、図8に示した継続時間計測処理に相当する処理と図14に示した送信処理に相当する処理とを情報処理装置70が行う。
図23は、サンド装置110において行われる顔認識処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、画像処理部128はCCDカメラ111から画像データを受信し(ステップS130)、画像データに2値化処理を用いて明領域と暗領域とに分離する(ステップS131)。次に、画像処理部128は、暗領域の各画素に対して分離度フィルタを適用し分離度を算出し(ステップS132)、分離度の局所最大点を特徴点候補として抽出する(ステップS133)。次に、特徴点候補が存在するか否かを判断し(ステップS134)、特徴点候補が存在すると判断した場合には、部分空間法を用いたパターン照合により、特徴点候補から特徴点を識別する(ステップS135)。続いて、特徴点が存在するか否かを判断し(ステップS136)、特徴点が存在すると判断した場合には、2次元アフィン変換により顔画像データを認識する(ステップS137)。次に、画像データに判定領域を設定し(ステップS138)、顔画像データが判定領域に含まれるか否かを判断する(ステップS139)。顔画像データが判定領域に含まれると判断した場合、顔画像データの面積と判定値とを比較し(ステップS140)、面積が判定値以上であるか否かを判断する(ステップS140)。
ステップS140において面積が判定値以上であると判断された場合、CPU121は、装置識別情報を含む検出信号を、情報処理装置70に出力する(ステップS142)。
一方、ステップS134において特徴点候補が存在しないと判断された場合、ステップS136において特徴点が存在しないと判断された場合、ステップS139において顔画像データが判定領域に含まれないと判断された場合、又は、ステップS141において顔画像データの面積が判定値以上ではないと判断された場合、CPU121は、装置識別情報を含む無検出信号を、情報処理装置70に出力する(ステップS143)。
図24は、情報処理装置70において行われる継続時間計測処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、CPU71は、サンド装置110から信号を受信したか否かを判断する(ステップS112)。サンド装置110から信号を受信していないと判断した場合、ステップS112に処理を戻す。一方、サンド装置110から信号を受信したと判断した場合、その信号が検出信号であるか否かを判断する(ステップS113)。サンド装置110から受信した信号が検出信号であると判断した場合、CPU71は、検出信号に含まれる装置識別情報に基づいて、その装置識別情報に対応する開始時刻格納領域(図22参照)が“0”であるか否かを判断する(ステップS114)。開始時刻格納領域が“0”ではないと判断した場合、ステップS112に処理を戻す。一方、開始時刻格納領域が“0”であると判断した場合、CPU71は、時計回路79から現時刻値を取得し、上記装置識別情報に対応する開始時刻格納領域に開始時刻値として格納する(ステップS115)。その後、ステップS112に処理を戻す。
ステップS113においてサンド装置110から受信した信号が無検出信号であると判断した場合、CPU71は、検出信号に含まれる装置識別情報に基づいて、その装置識別情報に対応する開始時刻格納領域(図22参照)が“0”であるか否かを判断する(ステップS116)。開始時刻格納領域が“0”であると判断した場合、ステップS112に処理を戻す。一方、開始時刻格納領域が“0”ではないと判断した場合、CPU71は、時計回路79から現時刻値を取得する(ステップS117)。次に、CPU71は、現時刻値から開始時刻値を減算し、得られた値を継続時間値として継続時間格納領域に格納する(ステップS118)。続いて、CPU71は、累積継続時間格納領域に格納された累積継続時間値に継続時間値を加算し、得られた値を新たな累積継続時間値として、累積継続時間格納領域に格納する(ステップS119)。次に、CPU71は、その装置識別情報に対応する開始時刻格納領域及び継続時間格納領域をクリアする(ステップS120)。続いて、CPU71は、ROM72に記憶された部材識別テーブル(図5参照)を参照し、部材識別情報に対応する累積継続時間値と使用可能時間値とを比較する(ステップS121)。次に、CPU71は、部材識別情報に対応する累積継続時間値が使用可能時間値以上であるか否かを判断し(ステップS122)、累積継続時間値が使用可能時間値以上ではないと判断した場合、ステップS112に処理を戻す。一方、累積継続時間値が使用可能時間値以上であると判断した場合、送信処理を実行する(ステップS123)。この処理については、図25を用いて詳述することにする。
図25は、図21に示した情報処理装置70において行われる送信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
CPU71は、累積継続時間値が使用可能時間値以上となったレコードの装置識別情報及び部材識別情報をHDD74内の格納領域(図22参照)から抽出する(ステップS150)。次に、CPU71は、ROM72から店舗識別情報を抽出して、装置識別情報及び部材識別情報に付加し(ステップS151)、情報管理装置アドレスに基づいて、店舗識別情報、装置識別情報及び部材識別情報を、情報管理装置40に送信する(ステップS152)。情報管理装置40の構成及び情報管理装置40における処理については、第1実施形態と同様であるから、ここでの説明は省略する。
以上、第2実施形態に係る遊技時間計測システム100によれば、パチンコ遊技装置50との通信を行うことなく、累積遊技時間を正確に測定することができるため、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させずに、部材の使用時間を正確に把握することができる。また、特定情報(装置識別情報及び店舗識別情報)が、遊技店H外に設置された情報管理装置40に直接送信されるため、例えば、遊技店の店員が態々、レンタルシステム運営会社に連絡する必要がない。従って、レンタルシステムの導入に際して遊技店Hの店員の手間を煩わせることがなく、システム導入の障害となる遊技店Hの店員の負担を可及的に排除することができる。さらに、レンタルシステム運営会社において部材の使用時間を一元管理することが可能となるため、効率よく円滑にシステムを運営することが可能になる。
なお、本発明の遊技時間計数システムにおいて、該システムを構成する各手段を、サンド装置と情報処理装置とのいずれが備えるかについては、撮像手段をサンド装置が備えていれば、特に限定されるものではない。
例えば、サンド装置が、撮像手段を備え、情報処理装置が、判定手段、計測手段、計数手段、判断手段及び送信手段を備えることとしてもよい。このようにした場合、各サンド装置は、撮像手段により撮像して得られる画像データを情報処理装置に送信する。情報処理装置は、各サンド装置から画像データを受信して、画像データに顔画像データが含まれるか否かを判定する処理、顔画像データが含まれる継続時間を計測する処理、継続時間を累積的に計数する処理、累積継続時間が使用可能時間に達しているか否かを判断する処理、及び、遊技店外に設置された所定の装置に対して少なくとも特定情報を送信する処理を行う。なお、このようにした場合、部材情報記憶手段及び特定情報記憶手段は、サンド装置及び情報処理装置のいずれが備えることとしてもよく、両者が夫々備えることとしてもよい。
また、サンド装置が、撮像手段及び判定手段を備え、情報処理装置が、計測手段、計数手段、判断手段及び送信手段を備えることとしてもよい。このようにした場合、各サンド装置は、撮像手段により撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれるか否かを判定する処理を行う。情報処理装置は、各サンド装置から判定結果を受信して、顔画像データが含まれる継続時間を計測する処理、継続時間を累積的に計数する処理、累積継続時間が使用可能時間に達しているか否かを判断する処理、及び、遊技店外に設置された所定の装置に対して少なくとも特定情報を送信する処理を行う。なお、このようにした場合、部材情報記憶手段及び特定情報記憶手段は、サンド装置及び情報処理装置のいずれが備えることとしてもよく、両者が夫々備えることとしてもよい。
また、サンド装置が、撮像手段、判定手段及び計測手段を備え、情報処理装置が、計数手段、判断手段及び送信手段を備えることとしてもよい。このようにした場合、各サンド装置は、撮像手段により撮像して得られる画像データに顔画像データが含まれているか否かを判定し、顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する。情報処理装置は、各サンド装置から計測結果を受信して、継続時間を累積的に計数する処理、累積継続時間が使用可能時間に達しているか否かを判断する処理、及び、遊技店外に設置された所定の装置に対して少なくとも特定情報を送信する処理を行う。なお、このようにした場合、部材情報記憶手段及び特定情報記憶手段は、サンド装置及び情報処理装置のいずれが備えることとしてもよく、両者が夫々備えることとしてもよい。
なお、本発明においては、遊技機又は上記遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置が、撮像手段、判定手段、計測手段、計数手段、部材情報記憶手段、特定情報記憶手段、判断手段及び送信手段を備えることとしてもよい。この遊技時間計測装置は、サンド装置としての機能を有していないものであり、遊技球等の遊技媒体の払出に係る処理や、プリペイドカードを受け入れる処理等を行わない。上記遊技時間計測装置によれば、遊技機又はサンド装置との通信を行うことなく、上記遊技機における累積遊技時間を正確に測定することができるため、不正行為やゴト行為が行われるおそれを増大させずに、部材の使用時間を正確に把握することができる。また、特定情報が、遊技店ではなく、遊技店外に設置された所定の装置に直接送信されるため、例えば、遊技店の店員が態々、レンタルシステム運営会社に連絡する必要がない。従って、レンタルシステムの導入の障害となる遊技店の店員の負担を可及的に排除することができる。さらに、レンタルシステム運営会社において部材の使用時間を一元管理することが可能となるため、効率よく円滑にシステムを運営することが可能となる。
上述した例では、画像データに顔画像データが含まれているか否かを判定する方法として、分離度フィルタと部分空間法によるパターン照合とを行う方法を用いる場合について説明した。ただし、本発明において、人物の顔を認識する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、固有顔法、制約相互部分空間法、Gabor Wavelet変換とグラフマッチングとを行う方法、多重変動分析法による局所特徴比較方式を用いる方法を挙げることができる。
上述した例では、遊技機がパチンコ遊技装置である場合について説明したが、本発明において、遊技機としては、特に限定されるものではなく、例えば、パチスロ遊技装置、スロットマシン、パロットを挙げることができる。なお、本発明の実施例に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
第1実施形態に係るサンド装置と、遊技店外に設置された情報管理装置とを模式的に示すネットワーク構成図である。 図1に示すサンド装置と、サンド装置に隣接して設置されたパチンコ遊技装置とを模式的に示す正面図である。 (a)は、図2に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図であり、(b)は、図2に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す背面図である。 図2に示したサンド装置の内部構成を示すブロック図である。 図2に示したサンド装置が備える部材識別テーブルの一例を示す図である。 図2に示したサンド装置が備える情報記憶領域の一例を示す図である。 図2に示したサンド装置が備える各種格納領域の一例を示す図である。 図2に示したサンド装置において実行される継続時間計測処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図2に示したサンド装置において実行される顔認識処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 (a)は、パチンコ遊技装置で遊技者が遊技を行う様子を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。 (a)は、図10に示した様子を撮像して得られる画像データを模式的に示す図であり、(b)は、特徴点が認識された画像データを模式的に示す図であり、(c)は、顔画像データが認識された画像データを模式的に示す図である。 パチンコ遊技装置10を傍観者が眺めている様子を示す側面図であり、(b)は、その平面図である。 (a)は、図12に示した様子を撮像して得られる画像データを模式的に示す図であり、(b)は、特徴点が認識された画像データを模式的に示す図であり、(c)は、顔画像データが認識された画像データを模式的に示す図である。 図2に示したサンド装置において実行される送信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図1に示した情報管理装置の内部構成を示すブロック図である。 図15に示した情報管理装置が備える格納領域の一例を示す図である。 図15に示した情報管理装置において実行される処理を示すフローチャートである。 図15に示した情報管理装置に表示される画像の一例を示す図である。 第2実施形態に係る遊技時間計測システムを模式的に示すネットワーク構成図である。 図19に示したサンド装置の内部構成を示すブロック図である。 図19に示した情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。 図21に示した情報処理装置が備える格納領域の一例を示す図である。 図20に示したサンド装置において実行される顔認識処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図21に示した情報処理装置において実行される継続時間計測処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図21に示した情報処理装置において実行される送信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10、110 サンド装置
11、111 CCDカメラ
21、121 CPU
28、128 画像処理部
40 情報管理装置
50 パチンコ遊技装置
51 遊技盤
52 役物装置
53 液晶表示装置
54 前扉
55 上皿装置
56 下皿装置
57 外枠
58 制御基板
59 払出装置
60 電源装置
61 発射装置
62 ガイドレール
70 情報処理装置
80 通信回線
90 ルータ
100 遊技時間計数システム

Claims (6)

  1. 遊技店に設置された遊技機に隣接して設置されるサンド装置であって、
    前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
    前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
    前記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間と該部材に割り当てられた部材識別情報とを対応付けて記憶する部材情報記憶手段と、
    前記遊技店及び前記遊技機を特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、
    前記部材情報記憶手段に記憶された使用可能時間に基づいて、前記計数手段による計数結果である累積継続時間が前記使用可能時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
    前記累積継続時間が前記使用可能時間に達したと前記判断手段により判断されたとき、前記遊技店外に設置された所定の装置に対し、少なくとも前記特定情報を送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とするサンド装置。
  2. 前記送信手段は、前記所定の装置に対し、前記特定情報と前記部材識別情報とを送信することを特徴とする請求項1に記載のサンド装置。
  3. 遊技店に設置された遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られる画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
    前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
    前記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間と該部材に割り当てられた部材識別情報とを対応付けて記憶する部材情報記憶手段と、
    前記遊技店及び前記遊技機を特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、
    前記部材情報記憶手段に記憶された使用可能時間に基づいて、前記計数手段による計数結果である累積継続時間が前記使用可能時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
    前記累積継続時間が前記使用可能時間に達したと前記判断手段により判断されたとき、前記遊技店外に設置された所定の装置に対し、少なくとも前記特定情報を送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技時間計測システム。
  4. 前記送信手段は、前記所定の装置に対し、前記特定情報と前記部材識別情報とを送信することを特徴とする請求項3に記載の遊技時間計測システム。
  5. 遊技店に設置された遊技機又は前記遊技機に隣接して設置されるサンド装置に設けられる遊技時間計測装置であって、
    前記遊技機の前方の所定領域を連続的又は断続的に撮像し、撮像して得られた画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される画像データに、人物の顔を示す顔画像データが含まれているか否かを判定する処理を行う判定手段と、
    前記判定手段により前記画像データに前記顔画像データが含まれていると判定されている継続時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測される継続時間を累積的に計数する計数手段と、
    前記遊技機を構成する部材に定められた使用可能時間と該部材に割り当てられた部材識別情報とを対応付けて記憶する部材情報記憶手段と、
    前記遊技店及び前記遊技機を特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、
    前記部材情報記憶手段に記憶された使用可能時間に基づいて、前記計数手段による計数結果である累積継続時間が前記使用可能時間に達したか否かを判断する処理を行う判断手段と、
    前記累積継続時間が前記使用可能時間に達したと前記判断手段により判断されたとき、前記遊技店外に設置された所定の装置に対し、少なくとも前記特定情報を送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする遊技時間計測装置。
  6. 前記送信手段は、前記所定の装置に対し、前記特定情報と前記部材識別情報とを送信することを特徴とする請求項5に記載の遊技時間計測装置。
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