JP2007181341A - コンバータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】PWM整流器の入力側において、最適な回路構成でEMIを低減することができるコンバータ装置を提供する。
【解決手段】PWM整流器4と、PWM整流器4の入力側に第一ACリアクトル3aとを備え交流から直流へ電力変換するコンバータ装置において、第一巻線2aの一端を三相交流電源1のU相に接続し、他端を第一ACリアクトル3aのU相に接続し、第二巻線2bの一端を三相交流電源1のV相に接続し、他端を第一ACリアクトル3aのV相に接続し、第三巻線2cの一端を三相交流電源1のW相に接続し、他端を第一ACリアクトル3aのW相に接続したコモンモードトランス2と、第一ACリアクトル3aの他端各相を用いて中性点NPを作成する中性点作成部3cと、前記中性点NPを前記コモンモードトランス2の第四巻線端2dと接続し、他端を前記PWM整流器4の正側直流母線Pまたは負側直流母線Nのいずれかに接続したものである。
【選択図】図1
【解決手段】PWM整流器4と、PWM整流器4の入力側に第一ACリアクトル3aとを備え交流から直流へ電力変換するコンバータ装置において、第一巻線2aの一端を三相交流電源1のU相に接続し、他端を第一ACリアクトル3aのU相に接続し、第二巻線2bの一端を三相交流電源1のV相に接続し、他端を第一ACリアクトル3aのV相に接続し、第三巻線2cの一端を三相交流電源1のW相に接続し、他端を第一ACリアクトル3aのW相に接続したコモンモードトランス2と、第一ACリアクトル3aの他端各相を用いて中性点NPを作成する中性点作成部3cと、前記中性点NPを前記コモンモードトランス2の第四巻線端2dと接続し、他端を前記PWM整流器4の正側直流母線Pまたは負側直流母線Nのいずれかに接続したものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、PWM整流器を用いたコンバータ装置に関する。
従来から、伝導EMI(Electro Magnetic Interference:電磁妨害雑音)抑制に一般的に用いられるのはラインに挿入するEMIフィルタである。
図6はPWM整流器とPWMインバータを組み合わせたモータドライブシステムにおけるEMI対策の例である。図6において、1は三相交流電源、3はPWM整流器用フィルタ、3−1はACリアクトル、3−2はコンデンサ、4はPWM整流器、5はPWMインバータ、6はモータ、9はEMIフィルタ、9−1はコモンモードチョークコイル、9−2はXコンデンサ、9−3はYコンデンサである。既知のように、PWMインバータやPWM整流器を用いると、EMIの問題が発生し、周辺機器の誤動作等を生じる。このEMI対策のひとつとして、図6に示すような一般的なEMIフィルタを電源と電力変換装置の間に挿入する手段が用いられるが、このEMIフィルタは交流―直流変換がダイオード整流器の場合は有効な手段であるが、PWM整流器の場合は、PWMによって生じるコモンモード電圧の変動によって、前記9−3のYコンデンサを介して急峻な漏れ電流が流れる。そのため、交流―直流変換部にPWM整流器を用いる場合は、従来のEMIフィルタを用いると逆効果になる。従って、このような場合は、インバータの出力側に施されるフィルタ技術が必要になる。
インバータの出力側に接続されるフィルタの例として図7のコモンモードキャンセラが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。図7において1は三相交流電源、10はこの三相交流電源の交流出力を直流に変換するダイオード整流器、11は整流器10の直流出力を平滑する平滑コンデンサ、5は直流を交流に変換するPWMインバータである。このインバータの三相交流出力はケーブル17を介してモータ6に接続される。また、PWMインバータ5の出力端子にはコモンモードキャンセラ12が接続される。このコモンモードキャンセラ12は、PWMインバータ5の三相交流出力端にスター結線されてコモンモード電圧を検出するコンデンサ13とその中性点より得られるコモンモード電圧を電力増幅するコンプリメンタリのトランジスタを用いたプッシュプル形のエミッタホロワ回路14と、このエミッタホロワ回路14の出力をコンデンサ15を介して一次側コイルに入力し、その二次側コイルを三相ケーブル17に設けたコモンモードトランス16とを備え、且つ駆動電源としてはPWMインバータ5の入力側より得るようにしてある。
このコモンモードキャンセラは、スター結線されたコンデンサ13によりPWMインバータ5のコモンモード電圧を検出し、直列に接続されたコモンモードトランス16にエミッタホロワ回路によって出力される逆相のコモンモード電圧を出力することで、コモンモード電圧を完全に打ち消すことができ、コモンモード電流が流れなくなるため、結果として伝導EMIを低減できる。
図8は図7のコモンモードキャンセラを受動素子のみで実現した例である(例えば、特許文献2参照)。図8において1は三相交流電源、10はこの三相交流電源の交流出力を直流に変換するダイオード整流器、11は整流器10の直流出力を平滑する平滑コンデンサ、5は直流を交流に変換するPWMインバータである。このインバータの三相交流出力はケーブル17を介してモータ6に接続される。また、PWMインバータ5の出力端子にはコモンモードキャンセラ12が接続される。このコモンモードキャンセラ12は、PWMインバータ5の三相交流出力端に接続されてコモンモード電圧を検出する中性点検出トランス19とその出力を一次側コイルに入力し、その二次側コイルを三相ケーブル17に設けたコモンモードトランス16とを備えている。このコモンモードキャンセラは、中性点検出トランス19によりPWMインバータ5のコモンモード電圧を検出し、直列に接続されたコモンモードトランス16に出力される逆相のコモンモード電圧を出力することで、コモンモード電圧を完全に打ち消すことができ、コモンモード電流が流れなくなるため、結果として伝導EMIを低減できる。
特許第2863833号 アクティブコモンモードキャンセラ(図1)
特開2001−268922号 電力変換装置(図1)
特許第3468262号 三相電圧形インバータ(図1)
この特許文献1では、エミッタホロワ回路14に必要なトランジスタは直流母線電圧に耐えうる高耐圧のものが必要となるが、実際のインバータドライブにおける直流母線電圧に耐えうるために必要なトランジスタの耐圧(200V系で600V程度、400V系で1200V程度)のものは著しく入手性が悪いし、1200V耐圧のものは存在しないので、400V級の用途では実際には実現困難である。また、このように能動素子を用いることによる信頼性の低下は否めない。
また、特許文献2では、PWMインバータ5のコモンモード電圧を検出する中性点検出トランス16が必要になり、コモンモードトランスも含めると、コストアップおよびサイズアップの問題が残る。
また、特許文献3にも特許文献1と同様の発明が報告されているが、特許文献1と同様に能動素子を用いたエミッタホロワ回路を用いており、前述の問題点は解決されない。
また、これらの発明は、全てPWMインバータ(逆変換装置)を対象にしており、PWM整流器を用いたときの発明ではない。PWM整流器を用いる場合は、PWM整流器に元々備えられるフィルタ素子との最適な組み合わせが必要である。
従来のEMIフィルタ等のEMI低減装置は、順変換回路におけるダイオード整流部の入力側で対策するものであるが、順変換回路がPWM整流器であると、接地コンデンサが過大な漏れ電流の経路になるため適用困難である。また、アクティブコモンモードキャンセラ等の技術も、能動素子の入手性の問題や、能動素子を用いない場合も、PWM整流器との組み合わせにおける回路の最適化までは考慮されていない。
また、特許文献2では、PWMインバータ5のコモンモード電圧を検出する中性点検出トランス16が必要になり、コモンモードトランスも含めると、コストアップおよびサイズアップの問題が残る。
また、特許文献3にも特許文献1と同様の発明が報告されているが、特許文献1と同様に能動素子を用いたエミッタホロワ回路を用いており、前述の問題点は解決されない。
また、これらの発明は、全てPWMインバータ(逆変換装置)を対象にしており、PWM整流器を用いたときの発明ではない。PWM整流器を用いる場合は、PWM整流器に元々備えられるフィルタ素子との最適な組み合わせが必要である。
従来のEMIフィルタ等のEMI低減装置は、順変換回路におけるダイオード整流部の入力側で対策するものであるが、順変換回路がPWM整流器であると、接地コンデンサが過大な漏れ電流の経路になるため適用困難である。また、アクティブコモンモードキャンセラ等の技術も、能動素子の入手性の問題や、能動素子を用いない場合も、PWM整流器との組み合わせにおける回路の最適化までは考慮されていない。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、PWM整流器の入力側において、最適な回路構成でEMIを低減することができるコンバータ装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、PWM整流器(4)と、前記PWM整流器(4)の入力側に第一ACリアクトル(3a)とを備え交流から直流へ電力変換するコンバータ装置において、第一巻線(2a)の一端を三相交流電源(1)のU相に接続し、他端を前記第一ACリアクトル(3a)のU相に接続し、第二巻線(2b)の一端を前記三相交流電源(1)のV相に接続し、他端を前記第一ACリアクトル(3a)のV相に接続し、第三巻線(2c)の一端を前記三相交流電源(1)のW相に接続し、他端を前記第一ACリアクトル(3a)のW相に接続したコモンモードトランス(2)と、前記第一ACリアクトル(3a)の他端各相を用いて中性点(NP)を作成する中性点作成部(3c)と、前記中性点作成部(3c)の前記中性点(NP)を前記コモンモードトランス(2)の第四巻線(2d)の一端と接続し、前記第四巻線(2d)の他端を前記PWM整流器(4)の正側直流母線(P)または負側直流母線(N)のいずれかに接続したことを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は請求項1において前記中性点作成部(3c)は、前記第一ACリアクトル(3a)の他端に各相毎に夫々中性点作成コンデンサの一端を接続し、前記中性点作成コンデンサの他端をスター結線し前記中性点(NP)を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は請求項1において前記中性点作成部(3c)は、中性点作成トランス(3d)と中性点作成コンデンサ(3e)との直列接続体で構成し、前記直列接続体をスター結線し前記中性点(NP)を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は請求項1において前記コモンモードトランス(2)の前記第四巻線(2d)に並列接続した抵抗器(7)を備えることを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は請求項1において前記第四巻線(2d)の他端を正側直流母線(P)、負側直流母線(N)と接続するのではなく、前記PWM整流器(4)の直流電圧を二つのコンデンサにより分圧した直流中性点(8)に接続したことを特徴とするものである。
また、請求項6記載の発明は請求項1において前記第一ACリアクトル(3a)と前記PWM整流器(4)との間に第二ACリアクトル(3b)を直列に接続したことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、PWM整流器(4)と、前記PWM整流器(4)の入力側に第一ACリアクトル(3a)とを備え交流から直流へ電力変換するコンバータ装置において、第一巻線(2a)の一端を三相交流電源(1)のU相に接続し、他端を前記第一ACリアクトル(3a)のU相に接続し、第二巻線(2b)の一端を前記三相交流電源(1)のV相に接続し、他端を前記第一ACリアクトル(3a)のV相に接続し、第三巻線(2c)の一端を前記三相交流電源(1)のW相に接続し、他端を前記第一ACリアクトル(3a)のW相に接続したコモンモードトランス(2)と、前記第一ACリアクトル(3a)の他端各相を用いて中性点(NP)を作成する中性点作成部(3c)と、前記中性点作成部(3c)の前記中性点(NP)を前記コモンモードトランス(2)の第四巻線(2d)の一端と接続し、前記第四巻線(2d)の他端を前記PWM整流器(4)の正側直流母線(P)または負側直流母線(N)のいずれかに接続したことを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は請求項1において前記中性点作成部(3c)は、前記第一ACリアクトル(3a)の他端に各相毎に夫々中性点作成コンデンサの一端を接続し、前記中性点作成コンデンサの他端をスター結線し前記中性点(NP)を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は請求項1において前記中性点作成部(3c)は、中性点作成トランス(3d)と中性点作成コンデンサ(3e)との直列接続体で構成し、前記直列接続体をスター結線し前記中性点(NP)を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は請求項1において前記コモンモードトランス(2)の前記第四巻線(2d)に並列接続した抵抗器(7)を備えることを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は請求項1において前記第四巻線(2d)の他端を正側直流母線(P)、負側直流母線(N)と接続するのではなく、前記PWM整流器(4)の直流電圧を二つのコンデンサにより分圧した直流中性点(8)に接続したことを特徴とするものである。
また、請求項6記載の発明は請求項1において前記第一ACリアクトル(3a)と前記PWM整流器(4)との間に第二ACリアクトル(3b)を直列に接続したことを特徴とするものである。
請求項1、6に記載の発明によると、半導体による能動素子等を用いることなく、また、PWM整流器が元々備えている入力フィルタ回路との最適な組み合わせによって最少部品点数でコンバータ回路を構成し、このコンバータ回路を用いる場合の伝導EMIを低減することができる。
また、請求項2に記載の発明によると、PWM整流器のフィルタ回路の一部をスター結線のコンデンサで構成することで、EMI低減回路との接続が容易になり、且つ、従来の発明では必要であったEMI低減回路の中性点検出手段と兼用することができるので、コンバータ回路の部品点数を最少とすることができる。
また、請求項3に記載の発明によると、PWM整流器の入力側の中性点検出手段をコンデンサとトランスによって構成することにより、コンデンサの最小化が図れ、流れる無効電流を低減できる。
また、請求項4に記載の発明によると、三相コモンモードトランスの第四巻線の両端を、振動抑制用の抵抗器を介して接続することで、LC回路によって発生する共振を抑制することが出来、コモンモード成分の抑制性能を向上することができる。
また、請求項5に記載の発明によると、PWM整流器へのコモンモードトランスの接続を、PWM整流器の直流側の母線ではなく、コンデンサによって構成した直流中性点にすることで、本発明によって低減された結果のコモンモード電圧が、よりアース電位に近い電位に固定される。
また、図1においてはPWM整流器へのコモンモードトランスの接続を、PWM整流器の直流側の負側直流母線Nとしているが、図9に示すように正側直流母線Pとしても同じ効果が得られる。
また、請求項2に記載の発明によると、PWM整流器のフィルタ回路の一部をスター結線のコンデンサで構成することで、EMI低減回路との接続が容易になり、且つ、従来の発明では必要であったEMI低減回路の中性点検出手段と兼用することができるので、コンバータ回路の部品点数を最少とすることができる。
また、請求項3に記載の発明によると、PWM整流器の入力側の中性点検出手段をコンデンサとトランスによって構成することにより、コンデンサの最小化が図れ、流れる無効電流を低減できる。
また、請求項4に記載の発明によると、三相コモンモードトランスの第四巻線の両端を、振動抑制用の抵抗器を介して接続することで、LC回路によって発生する共振を抑制することが出来、コモンモード成分の抑制性能を向上することができる。
また、請求項5に記載の発明によると、PWM整流器へのコモンモードトランスの接続を、PWM整流器の直流側の母線ではなく、コンデンサによって構成した直流中性点にすることで、本発明によって低減された結果のコモンモード電圧が、よりアース電位に近い電位に固定される。
また、図1においてはPWM整流器へのコモンモードトランスの接続を、PWM整流器の直流側の負側直流母線Nとしているが、図9に示すように正側直流母線Pとしても同じ効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明のコンバータ回路を実現する場合の回路構成を示す図である。図において1は三相交流電源、2はコモンモードトランス、3はPWM整流器用フィルタ、3aは第一ACリアクトル、3bは第二ACリアクトル、3cは中性点作成部、4はPWM整流器、5はPWMインバータ、6はモータ、NPは中性点作成部3cの中性点、PはPWM整流器4の正側直流母線、Nは負側直流母線である。コモンモードトランス2は第一巻線2a、第二巻線2b、第三巻線2c、第四巻線2dから構成される。第一巻線2aの一端は三相交流電源1のU相に接続し、他端は第一ACリアクトル3aのU相に接続する。U相と同様にして第二巻線2bの一端は三相交流電源1のV相に接続し、他端は第一ACリアクトル3aのV相に接続する。第三巻線2cの一端は三相交流電源1のW相に接続し、他端は第一ACリアクトル3aのW相に接続する。3aの他端は第二ACリアクトル3bと中性点作成部3cへ接続する。中性点作成部3cの中性点NPをコモンモードトランス2の第四巻線2dの一端と接続し、第四巻線2dの他端はPWM整流器4の負側直流母線Nと接続する。第二ACリアクトル3bの他端はPWM整流器4の入力側に接続される。PWM整流器4の直流出力はPWMインバータ5の入力となり、PWMインバータ5の出力電圧は負荷となるモータ6へ印加される。
本発明が特許文献1〜3と異なる部分は、コモンモード抑制手段をPWM整流器より三相交流電源側に配置することであり、また、特許文献1、3とは、コモンモード抑制回路(コモンモードキャンセラ)に能動素子を用いない点である。さらに、特許文献2と異なる点は、PWM整流器4に元々備えられるPWM整流器用フィルタ3の一部を中性点作成部として活用し、トータルの部品点数を削減する点である。
図9は第1実施例の変形例を示すコンバータ装置の構成図である。図9が図1と異なる部分は PWM整流器へのコモンモードトランスの接続を、PWM整流器の直流側の負側直流母線Nではなく正側直流母線Pとした部分であり、その他の部分は図1と同じである。
本発明が特許文献1〜3と異なる部分は、コモンモード抑制手段をPWM整流器より三相交流電源側に配置することであり、また、特許文献1、3とは、コモンモード抑制回路(コモンモードキャンセラ)に能動素子を用いない点である。さらに、特許文献2と異なる点は、PWM整流器4に元々備えられるPWM整流器用フィルタ3の一部を中性点作成部として活用し、トータルの部品点数を削減する点である。
図9は第1実施例の変形例を示すコンバータ装置の構成図である。図9が図1と異なる部分は PWM整流器へのコモンモードトランスの接続を、PWM整流器の直流側の負側直流母線Nではなく正側直流母線Pとした部分であり、その他の部分は図1と同じである。
その効果は、特許文献1〜3と同様に、コモンモード電圧を完全に打ち消すことができ、コモンモード電流が流れなくなるため、結果として伝導EMIを低減できる。
図2は第2実施例の構成を示す図である。図1と同一名称には同一符号を付け重複説明を省略する。図2が図1と異なる部分は、中性点作成部3cを3つのコンデンサをスター結線することにより構成した点にあり、その他の部分は図1と同じである。
本実施例では、実施例1の中性点検出手段をスター結線されたコンデンサとすることで、簡単に構成できる。
図3は第3実施例の構成を示す図である。図において3dは中性点作成トランス、3eは中性点作成コンデンサである。図3が図1と異なる部分は、中性点作成部3cを中性点作成トランス3dと中性点作成コンデンサ3eとの直列接続体で構成し、この直列接続体をスター結線することにより構成した点にあり、その他の部分は図1と同じである。
本実施例では、実施例2の中性点検出手段をスター結線されたコンデンサによって流れる電流を低減するために中性点検出トランスによって比較的高いインピーダンスを確保し、コンデンサに流れる電流を低減する。中性点検出トランスは、追加部品となるが、インピーダンスが高い、即ち電流が小さくできるため、比較的小形で済む。
本実施例では、実施例2の中性点検出手段をスター結線されたコンデンサによって流れる電流を低減するために中性点検出トランスによって比較的高いインピーダンスを確保し、コンデンサに流れる電流を低減する。中性点検出トランスは、追加部品となるが、インピーダンスが高い、即ち電流が小さくできるため、比較的小形で済む。
図4は第4実施例の構成を示す図である。図において7はコモンモードトランス2の第四巻線2dに並列接続した抵抗器である。図4が図3と異なる部分は、この抵抗器7を追加した部分にあり、その他の部分は図3と同じである。
本実施例では、実施例1〜3のコモンモードトランス2を介して構成されるLC共振回路の共振のダンピングを抵抗器7で行うものであり、共振が発生する場合には効果的であり、コモンモード抑制回路の特性を向上できる。なお、本実施例を示した図4は実施例3の回路構成である図3を想定したものであるが、図1〜図3全ての回路に適用できる。
本実施例では、実施例1〜3のコモンモードトランス2を介して構成されるLC共振回路の共振のダンピングを抵抗器7で行うものであり、共振が発生する場合には効果的であり、コモンモード抑制回路の特性を向上できる。なお、本実施例を示した図4は実施例3の回路構成である図3を想定したものであるが、図1〜図3全ての回路に適用できる。
図5は第5実施例の構成を示す図である。図においてPWM整流器4の直流電圧PNを二つのコンデンサにより分圧し、直流電圧PNの直流中性点8(中間電位点)を構成したものである。図5が図4と異なる部分は、この分圧コンデンサを追加し直流電圧PNの直流中性点8を構成し、抵抗器7の部分にあり、その他の部分は図4と同じである。
本実施例では、実施例1〜4におけるPWM整流器の出力側直流電圧をコンデンサによって分割し、その中性点にコモンモードトランスの第4巻線を接続する。これにより、本発明によって低減された結果のコモンモード電圧が、よりアース電位に近い電位に固定される。なお、本実施例を示した図5は実施例4の回路構成である図4を想定したものであるが、図1〜図4全ての回路に適用できる。
第5実施例におけるPWM整流器4の直流電圧を二つのコンデンサにより分圧し、直流電圧PNの直流中性点8(中間電位点)を作成しているので、中性点クランプ方式のインバータに適用することができる。
本実施例では、実施例1〜4におけるPWM整流器の出力側直流電圧をコンデンサによって分割し、その中性点にコモンモードトランスの第4巻線を接続する。これにより、本発明によって低減された結果のコモンモード電圧が、よりアース電位に近い電位に固定される。なお、本実施例を示した図5は実施例4の回路構成である図4を想定したものであるが、図1〜図4全ての回路に適用できる。
第5実施例におけるPWM整流器4の直流電圧を二つのコンデンサにより分圧し、直流電圧PNの直流中性点8(中間電位点)を作成しているので、中性点クランプ方式のインバータに適用することができる。
本発明は、PWM整流器の三相交流電源側にコモンモードトランスを用いて伝導ノイズを低減する方式であるが、PWM整流器ではなく、120度通電のコンバータや、サイリスタコンバータ、およびマトリクスコンバータなどの電力変換装置の交流電源側に適用できる。
1 三相交流電源
2 コモンモードトランス
2a 第一巻線
2b 第二巻線
2c 第三巻線
2d 第四巻線
3 PWM整流器用フィルタ
3a 第一ACリアクトル
3b 第二ACリアクトル
3c中性点作成部
3d 中性点作成トランス
3e 中性点作成コンデンサ
4 PWM整流器
5 PWMインバータ
6 モータ
7 抵抗器
8 直流中性点
9 EMIフィルタ
9−1 コモンモードチョークコイル
9−2 Xコンデンサ
9−3 Yコンデンサ
10 ダイオード整流器
11 平滑用コンデンサ
12 コモンモードキャンセラ
13 コンデンサ
14 エミッタホロワ回路
15 コンデンサ
16 コモンモードトランス
17 ケーブル
18 コンデンサ
19 中性点検出トランス
NP 中性点
P 正側直流母線
N 負側直流母線
2 コモンモードトランス
2a 第一巻線
2b 第二巻線
2c 第三巻線
2d 第四巻線
3 PWM整流器用フィルタ
3a 第一ACリアクトル
3b 第二ACリアクトル
3c中性点作成部
3d 中性点作成トランス
3e 中性点作成コンデンサ
4 PWM整流器
5 PWMインバータ
6 モータ
7 抵抗器
8 直流中性点
9 EMIフィルタ
9−1 コモンモードチョークコイル
9−2 Xコンデンサ
9−3 Yコンデンサ
10 ダイオード整流器
11 平滑用コンデンサ
12 コモンモードキャンセラ
13 コンデンサ
14 エミッタホロワ回路
15 コンデンサ
16 コモンモードトランス
17 ケーブル
18 コンデンサ
19 中性点検出トランス
NP 中性点
P 正側直流母線
N 負側直流母線
Claims (6)
- PWM整流器(4)と、前記PWM整流器(4)の入力側に第一ACリアクトル(3a)とを備え交流から直流へ電力変換するコンバータ装置において、
第一巻線(2a)の一端を三相交流電源(1)のU相に接続し、他端を前記第一ACリアクトル(3a)のU相に接続し、第二巻線(2b)の一端を前記三相交流電源(1)のV相に接続し、他端を前記第一ACリアクトル(3a)のV相に接続し、第三巻線(2c)の一端を前記三相交流電源(1)のW相に接続し、他端を前記第一ACリアクトル(3a)のW相に接続したコモンモードトランス(2)と、
前記第一ACリアクトル(3a)の他端各相を用いて中性点(NP)を作成する中性点作成部(3c)と、
前記中性点作成部(3c)の前記中性点(NP)を前記コモンモードトランス(2)の第四巻線(2d)の一端と接続し、前記第四巻線(2d)の他端を前記PWM整流器(4)の正側直流母線(P)または負側直流母線(N)のいずれかに接続したことを特徴とするコンバータ装置。 - 前記中性点作成部(3c)は、前記第一ACリアクトル(3a)の他端に各相毎に夫々中性点作成コンデンサの一端を接続し、前記中性点作成コンデンサの他端をスター結線し前記中性点(NP)を構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバータ装置。
- 前記中性点作成部(3c)は、中性点作成トランス(3d)と中性点作成コンデンサ(3e)との直列接続体で構成し、前記直列接続体をスター結線し前記中性点(NP)を構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバータ装置。
- 前記コモンモードトランス(2)の前記第四巻線(2d)に並列接続した抵抗器(7)を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンバータ装置。
- 前記第四巻線(2d)の他端を正側直流母線(P)、負側直流母線(N)と接続するのではなく、前記PWM整流器(4)の直流電圧を二つのコンデンサにより分圧した直流中性点(8)に接続したことを特徴とする請求項1記載のコンバータ装置。
- 前記第一ACリアクトル(3a)と前記PWM整流器(4)との間に第二ACリアクトル(3b)を直列に接続したことを特徴とする請求項1記載のコンバータ装置。
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