JP2007180365A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】トレンチ内に埋め込まれる絶縁物にクラックが入らないようにし、充填すべき所に絶縁物を充填させること。
【解決手段】SOI基板10の第1シリコン基板1の所定の位置に埋め込み絶縁膜3に達するトレンチ1aを形成する工程と、トレンチ1aを含む第1シリコン基板1上に、トレンチ1a内を完全に埋め込まないように、第1BPSG膜6を成膜する工程と、第1BPSG膜6上にNSG膜7を成膜する工程と、NSG膜7上に第2BPSG膜8を成膜する工程と、を含み、各成膜工程は、CVD法により同一のCVD炉内で行われ、各成膜工程間の切換えは、CVD炉内に供給されるガス種のシーケンスを変更することにより行われる。
【選択図】図3
【解決手段】SOI基板10の第1シリコン基板1の所定の位置に埋め込み絶縁膜3に達するトレンチ1aを形成する工程と、トレンチ1aを含む第1シリコン基板1上に、トレンチ1a内を完全に埋め込まないように、第1BPSG膜6を成膜する工程と、第1BPSG膜6上にNSG膜7を成膜する工程と、NSG膜7上に第2BPSG膜8を成膜する工程と、を含み、各成膜工程は、CVD法により同一のCVD炉内で行われ、各成膜工程間の切換えは、CVD炉内に供給されるガス種のシーケンスを変更することにより行われる。
【選択図】図3
Description
本発明は、半導体基板に形成されたトレンチ内に絶縁物を埋め込んだ素子分離領域を有する半導体装置及びその製造方法に関し、特に、ボイド・クラックを生じることなく絶縁物の埋め込みを好適に行うことができる半導体装置及びその製造方法に関する。
半導体デバイスの高集積化や半導体素子の微細化に伴い、半導体基板に形成される素子間を絶縁分離するための素子分離構造として、熱酸化によって素子分離領域を形成したLOCOS構造から、半導体基板に形成されたトレンチ(溝)内に絶縁物(絶縁膜)を埋め込んで素子分離領域を形成したSTI(Shallow Trench Isolation)構造が採用されている。また、半導体デバイスの高性能化に伴い、シリコンウェハそのものから、半導体基板としてシリコン層間に埋め込み絶縁層を有するSOI(Silicon On Insulator)基板を用いて、STI構造を形成したものが採用されている。このようなSTI構造では、トレンチ内にボイド(気泡)を発生することなく絶縁物を充填し、同時にトレンチ上に形成される凹部を平坦化することが求められている。
STI構造を形成する従来の半導体装置の製造方法として、SOI基板110の第1シリコン基板101の所要箇所に埋め込み絶縁膜103に達するトレンチ105を形成した後、全面にNSG膜106を形成してトレンチ105をNSG膜106で完全に埋め込み(図5(A)参照)、さらにNSG(Non-doped Silicate Glass)膜106上にBPSG(Boron-Phosphor Silicate Glass)膜107を成長させ(図5(B)参照)、熱処理によりBPSG膜107の表面を平坦化し(図5(C)参照)、続いてBPSG膜107およびNSG膜106の表面を所定の厚さになるまでエッチバックし平坦な表面とする(図5(D)参照)ものが開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法では、素子分離のためのNSG膜106を充分にトレンチ105内に埋め込むために厚く成膜する必要があったため、耐クラック性に乏しいNSG膜106にクラックが入り、炉内でのパーティクルの発生量が増え、絶縁物で充填すべき所に充填できないおそれがあった。また、特許文献1に記載の製造方法では、NSG膜106の上層部分に、違う膜であって熱流動性があり平坦化するためのBPSG膜107を成膜しているが、NSG成膜工程とBPSG成膜工程の間に窒素雰囲気中での熱処理やエッチバックを行っているため、NSG成膜工程、熱処理工程又はエッチバック工程、BPSG成膜工程の各工程で違う仕様の炉を用いる必要があり、成膜以外の窒素ガス置換、大気への戻し、ウェハ搬送、真空引き、温度安定待ち等のステップを行う必要があった(図6参照)。また、NSG成膜工程、熱処理工程、BPSG成膜工程の各工程を同じ炉を用いて行う場合であっても、NSG成膜工程後の熱処理の際に真空引き、窒素導入、温度安定待ち等のステップを行う必要があり、熱処理工程後のBPSG成膜の際に温度、真空度、流量条件等の切り換えを再度行う必要があった。そのため、特許文献1に記載の製造方法では、全シーケンスの合計時間が長くなっていた。
なお、STI構造を形成する従来の半導体装置の製造方法として、半導体基板の表面に溝を形成し、その溝内にTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)ガスを分解して生成される絶縁膜を埋め込んでSTI構造を形成する製造方法において、絶縁膜の埋め込み工程として、TEOSガスを気相熱分解した第1のTEOSNSG(Tetra Ethyl Ortho Silicate Non-doped Silicate Glass)膜を成長する第1の成長工程と、TEOSガスを半導体基板の表面で表面熱分解した第2のTEOSNSG膜を成長する第2の成長工程とを含むものがあるが(特許文献2参照)、トレンチ内に埋め込まれる絶縁膜が全てTEOSNSG膜であるため、耐クラック性に乏しいTEOSNSG膜(第1のTEOSNSG膜、第2のTEOSNSG膜)にクラックが入り、充填すべき所に絶縁物で充填できないおそれがある。
本発明の主な課題は、トレンチ内に埋め込まれる絶縁物にクラックが入らないようにし、充填すべき所に絶縁物を充填させることである。
本発明の視点においては、半導体基板に形成されたトレンチ内に絶縁物を埋め込んだ素子分離領域を有する半導体装置の製造方法であって、前記半導体基板の所定の位置にトレンチを形成する工程と、前記トレンチを含む前記半導体基板上に、前記トレンチ内を完全に埋め込まないように、第1BPSG膜を成膜する工程と、前記第1BPSG膜上にNSG膜を成膜する工程と、前記NSG膜上に第2BPSG膜を成膜する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明(請求項1−10)によれば、素子分離用の絶縁物の耐クラック性が向上し、CVD炉内でのパーティクルの発生を低減させることができる。また、全シーケンスの合計時間を短縮することができる。つまり、一つのCVD炉で一度に3層の絶縁膜を成膜し、各成膜工程間でウェハ搬送、CVD炉内の真空引き、温度安定待ち、CVD炉内の大気解放時間などを省略することができる。また、トレンチ内のボイドを防止し、表面の平坦性を向上させることができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図1〜3は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した工程部分断面図である。図4は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法における第1BPSG膜、NSG膜、及び第2BPSG膜を成膜する際のシーケンスチャートである。
本発明の実施形態1に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図1〜3は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した工程部分断面図である。図4は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法における第1BPSG膜、NSG膜、及び第2BPSG膜を成膜する際のシーケンスチャートである。
まず、第1シリコン基板1と第2シリコン基板2の間に、埋め込み絶縁膜3を有するSOI(Silicon On Insulator)基板10(ウェハ)を用意する(図1(A)参照)。ここでは、第1シリコン基板1の裏面を酸化処理して埋め込み絶縁膜3を形成し、この埋め込み絶縁膜3の表面に第2シリコン基板2を貼り合わせ、その後、第1シリコン基板1の表面を平坦に研磨してSOI基板10の主面とする。ここで、第1シリコン基板1の厚さは、例えば、3〜7μmである。また、第2シリコン基板2の厚さは、例えば、500〜800μmである。埋め込み絶縁膜3は、例えば、シリコン酸化膜が用いられ、例えば、その厚さは0.5〜2.5μmである。
次に、第1シリコン基板1の表面を熱処理してシリコン酸化膜4を形成し、その上にフォトレジスト5を塗布形成し、フォトリソグラフィ技術により素子分離領域のフォトレジスト5を選択的に除去し、素子分離領域に沿った開口部5aを形成する(図1(B)参照)。
次に、フォトレジスト5をマスクとしてシリコン酸化膜4をエッチングし、開口部4aを形成した後、フォトレジスト5を除去する(図1(C)参照)。
次に、シリコン酸化膜4をマスクとして、埋め込み絶縁膜3が現れるまで、第1シリコン基板1を選択的にエッチングし、素子分離用のトレンチ1aを形成する(図2(A)参照)。
次に、トレンチ1aが形成されたSOI基板10(ウェハ)をCVD(Chemical Vapor Deposition)炉(図示せず)の中に搬送し、CVD炉内の真空引き、及び、温度安定待ちを行い、絶縁膜を成膜する準備を行う。なお、この段階では、絶縁膜を成膜する際に使用するガス種(例えば、TEOS、PH3、TMB、O2)のいずれもCVD炉内に流しておらず(図4参照)、所定の真空度(例えば0.7〜1.05torr)、所定の温度(例えば、600〜700℃)にする。
ここで、TEOSは、テトラエチルオルソシリケート(Tetra Ethyl Ortho Silicate;Si(C2H5O)4)である。PH3は、フォスフィン(Phosphine;PH3)である。TMBは、トリメチルボレート(Trimethyl Borate;B(CH3)3)である。O2は、酸素(Oxygen;O2)である。
なお、ガス種は、TEOS、PH3、TMB、O2以外にも、TEOSの代わりにシラン(SiH4)を用いることができ、PH3の代わりにトリメチルフォスファイト(P(CH3O)3)を用いることができ、TMBの代わりにトリエチルボレート(B(C2H5O)3)又はジボラン(B2H6)を用いることができ、O2の代わりにオゾン(O3)を用いることができる。また、選択したガス種の組み合わせに応じて、圧力、温度等の条件が設定される。以降の工程では、ガス種がTEOS、PH3、TMB、O2の組合せを例に説明する。
次に、TEOS、PH3、TMB、O2のガス種をCVD炉内に流し、ガス種の熱分解(気相熱分解、基板表面熱分解を含む;以下同じ)により、トレンチ1a内を完全に埋め込まないように、第1BPSG(Boron-Phosphor Silicate Glass)膜6を成膜する(図2(B)参照)。第1BPSG膜6を成膜する際に使用する各ガス種の流量は、例えば、TEOS;300ml/min、PH3;820ml/min、TMB;30ml/min、O2;100ml/minである(図4参照)。また、この工程で成膜される第1BPSG膜6の膜厚は、NSG膜7の下地として適切な膜厚(例えば、500〜800nm)とする。また、この工程におけるCVD炉内の温度および真空度は、成膜準備段階の範囲内(例えば、真空度0.7〜1.05torr、温度600〜700℃)で微調整されうる。ここで、第1BPSG膜6をNSG(Non-doped Silicate Glass)膜7の下地にしているのは、第1BPSG膜6は熱流動性があり耐クラック性に優れているからである。
次に、PH3、TMB、O2のガスを止め、TEOSガスのみをCVD炉内に流すことで、TEOSの熱分解により第1BPSG膜6上にNSG膜7を成膜する(図2(C)参照)。なお、この工程では、ガス種のシーケンス(流量)を変更しているだけで、第1BPSG膜6の成膜時のCVD炉と同一である。シーケンス変更ではTEOSを流したままで、PH3、TMB、O2のガスを流さないようにする(図4参照)。また、第1BPSG膜6の成膜工程とNSG膜7の成膜工程の間では熱処理やエッチバックを行っていない。NSG膜7を成膜する際に使用するガス種の流量は、例えば、TEOS;180ml/min、PH3;0ml/min、TMB;0ml/min、O2;0ml/minである。また、この工程で成膜されるNSG膜7の膜厚は、第1BPSG膜6の膜厚よりも薄く、クラック及びパーティクルの発生を抑え、かつ、ボイドの発生を防止するのに適切な膜厚(例えば、400〜600nm)とし、トレンチ1a内をNSG膜7で完全に埋め込んでも埋め込まなくてもよい。また、この工程におけるCVD炉内の温度(設定温度)および真空度(設定圧)は、成膜準備段階の範囲内(例えば、真空度0.7〜1.05torr、温度600〜700℃)で微調整されうる。また、第1BPSG膜6とNSG膜7の境界付近には、PH3、TMB、O2の残留ガスの濃度が徐々に減ってゆくことから、第1BPSG膜6とNSG膜7が混在した部分を有する。ここで、NSG膜7を第1BPSG膜6と第2BPSG膜8の間に形成しているのは、NSG膜7の膜厚を薄くするためである。つまり、NSG膜7は膜厚が厚くなるにしたがい、耐クラック性が低下しクラックが発生しやすくなり、CVD炉内でのパーティクルの発生量が増えるので、NSG膜7の膜厚を薄くすることによってクラック及びパーティクルの発生を抑えることができるからである。
次に、TEOSガスを流したままのCVD炉内に再度PH3、TMB、O2のガスを流し、ガス種の熱分解によりNSG膜7上に第2BPSG膜8を成膜する(図3(A)参照)。なお、この工程では、ガス種のシーケンス(流量)を変更しているだけで、第1BPSG膜6およびNSG膜7の成膜時のCVD炉と同一である。シーケンス変更ではTEOSを流したままで、PH3、TMB、O2を再度流すことになる(図4参照)。また、NSG膜7の成膜工程と第1BPSG膜6の成膜工程の間では熱処理やエッチバックを行っていない。第2BPSG膜8を成膜する際に使用する各ガス種の流量は、例えば、TEOS;300ml/min、PH3;820ml/min、TMB;30ml/min、O2;100ml/minである。また、この工程で成膜される第2BPSG膜8の膜厚は、熱処理することで表面を平坦化されるのに適切な膜厚(例えば、200〜300nm)とする。また、この工程におけるCVD炉内の温度(設定温度)および真空度(設定圧)は、成膜準備段階の範囲内(例えば、真空度0.7〜1.05torr、温度600〜700℃)で微調整されうる。また、NSG膜7と第2BPSG膜8の境界付近では、PH3、TMB、O2のガスの濃度が徐々に増えてゆくことから、NSG膜7と第2BPSG膜8が混在した部分を有する。ここで、NSG膜7の上層に第2BPSG膜8を成膜しているのは、第2BPSG膜8は熱流動性があるので、熱処理することで表面を平坦化することができるからである。なお、第2BPSG膜8の成膜終了後は、第2BPSG膜8の成膜時のCVD炉内のガスを窒素に置換し、大気に戻して、熱処理用の炉にウェハが搬送されることになる(図4参照)。
次に、窒素雰囲気、所定の温度(例えば、850℃)、所定の時間(例えば、20分程度)で熱処理を行い、第2BPSG膜8の表面を流動化して平坦化する(図3(B)参照)。この時、わずかではあるが滑らかな窪みが残る。
最後に、後の工程で必要とする厚さになるまで、第2BPSG膜8側から第2BPSG膜8、NSG膜7、第1BPSG膜6、シリコン酸化膜4のいずれかを、エッチバックする。例えば、後の工程でシリコン酸化膜4上に第1BPSG膜6が必要でない場合は、シリコン酸化膜4が現れるまでエッチバックする。また、シリコン酸化膜4も必要でない場合は、第1シリコン基板1の表面が現れるまで、エッチバックすることになる。
実施形態1によれば、第1BPSG膜6をNSG膜7の下地とすることにより、NSG膜7の膜厚を薄くすることができるので、トレンチ1a内の絶縁物(第1BPSG膜6、NSG膜7、第2BPSG膜8)の耐クラック性が向上し、NSG膜7を成膜する際のパーティクルの発生を低減させることができる。また、NSG膜7の被覆性によりトレンチ1a内の絶縁物のボイドの発生を防止することができる。さらに、第2BPSG膜8の熱流動性により表面の平坦性を向上させることができる。
また、3つの絶縁膜(第1BPSG膜6、NSG膜7、第2BPSG膜8)を1つのCVD炉で成膜でき、かつ、各絶縁膜の成膜工程の間に熱処理やエッチバックを行っていないので、ウェハ搬送、CVD炉内の真空引き、温度安定待ち、CVD炉内の大気解放時間等を省略することができ、リードタイムを短縮させることができる。その理由は、CVD炉内のガス種のシーケンスを変更することにより、CVD炉内からウェハを出さずに多層絶縁膜を成膜することができるからである。
1 第1シリコン基板(半導体層)
1a トレンチ
2 第2シリコン基板(半導体層)
3 埋め込み絶縁膜
4 シリコン酸化膜
4a 開口部
5 フォトレジスト
5a 開口部
6 第1BPSG膜
7 NSG膜
8 第2BPSG膜
10 SOI基板
101 第一シリコン基板
101 第二シリコン基板
103 埋め込み絶縁膜
104 表面絶縁膜
105 トレンチ
106 NSG膜
107 BPSG膜
110 SOI基板
1a トレンチ
2 第2シリコン基板(半導体層)
3 埋め込み絶縁膜
4 シリコン酸化膜
4a 開口部
5 フォトレジスト
5a 開口部
6 第1BPSG膜
7 NSG膜
8 第2BPSG膜
10 SOI基板
101 第一シリコン基板
101 第二シリコン基板
103 埋め込み絶縁膜
104 表面絶縁膜
105 トレンチ
106 NSG膜
107 BPSG膜
110 SOI基板
Claims (10)
- 半導体基板に形成されたトレンチ内に絶縁物を埋め込んだ素子分離領域を有する半導体装置の製造方法であって、
前記半導体基板の所定の位置にトレンチを形成する工程と、
前記トレンチを含む前記半導体基板上に、前記トレンチ内を完全に埋め込まないように、第1BPSG膜を成膜する工程と、
前記第1BPSG膜上にNSG膜を成膜する工程と、
前記NSG膜上に第2BPSG膜を成膜する工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第2BPSG膜を成膜した後、熱処理により前記第2BPSGの表面を平坦化する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2BPSG膜のみ、前記第2BPSG膜と前記NSG膜、又は、前記第2BPSG膜と前記NSG膜と前記第1BPSG膜の表面を所定の厚さになるまでエッチバックして平坦にする工程を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1BPSG膜を成膜する工程、前記NSG膜を成膜する工程、および前記第2BPSG膜を成膜する工程の各成膜工程は、CVD法により同一のCVD炉内で行われ、
前記各成膜工程間の切換えは、前記CVD炉内に供給されるガス種のシーケンスを変更することにより行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第1BPSG膜を成膜する工程では、前記CVD炉内に供給されるガス種がテトラエチルオルソシリケート、フォスフィン、トリメチルボレート、および酸素であり、
前記NSG膜を成膜する工程では、前記CVD炉内に供給されるガス種がテトラエチルオルソシリケートであり、
前記第2BPSG膜を成膜する工程では、前記CVD炉内に供給されるガス種がテトラエチルオルソシリケート、フォスフィン、トリメチルボレート、および酸素であることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。 - 前記NSG膜を成膜する工程では、前記NSG膜の膜厚が前記第1BPSG膜の膜厚よりも薄くなるように前記NSG膜を成膜することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体基板は、半導体層間に埋め込み絶縁膜を有するSOI基板であり、
前記トレンチを形成する工程では、前記SOI基板の片側の前記半導体層の所定の位置に前記埋め込み絶縁膜に達するトレンチを形成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。 - 請求項1乃至7のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法により製造されたことを特徴とする半導体装置。
- 前記第1BPSG膜と前記NSG膜の境界付近では、前記第1BPSG膜と前記NSG膜が混在した部分を有することを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
- 前記NSG膜と前記第2BPSG膜の境界付近では、前記NSG膜と前記第2BPSG膜が混在した部分を有することを特徴とする請求項8又は9記載の半導体装置。
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