JP2007180217A - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007180217A
JP2007180217A JP2005376054A JP2005376054A JP2007180217A JP 2007180217 A JP2007180217 A JP 2007180217A JP 2005376054 A JP2005376054 A JP 2005376054A JP 2005376054 A JP2005376054 A JP 2005376054A JP 2007180217 A JP2007180217 A JP 2007180217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paste
multilayer ceramic
green sheet
dispersion treatment
ceramic electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005376054A
Other languages
English (en)
Inventor
Dan Sakurai
弾 櫻井
Takashi Kojima
小島  隆
Masakazu Hosono
雅和 細野
Toshihiro Iguchi
俊宏 井口
Noboru Kojima
暢 小島
Jun Sato
佐藤  淳
Akira Sato
陽 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005376054A priority Critical patent/JP2007180217A/ja
Publication of JP2007180217A publication Critical patent/JP2007180217A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

【課題】グリーンチップを高温で焼成した際に、デラミネーションなどの構造欠陥の発生を防止することができ、しかも、優れたIR寿命を有する積層セラミック電子部品を得ることができる積層セラミック電子部品の製造方法を提供すること。
【解決手段】主成分である誘電体粉末と、副成分との混合物をペースト化してペーストを得る工程と、前記ペーストを高圧分散処理する工程とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層セラミック電子部品の製造方法と、前記製造方法により得られる積層セラミック電子部品に関する。
近年、電子部品の小型化に対する要求が高まっている。積層セラミックコンデンサにおいても、小型化、大容量化が急速に進んでいる。それに伴い、積層セラミックコンデンサにおける誘電体層の薄層化が進み、薄層化しても高い信頼性を維持できるコンデンサが求められている。
コンデンサの諸電気特性のうち、信頼性の向上を要求されるものの1つに、絶縁抵抗(IR)寿命が挙げられる(以下、IR寿命と記す)。従来、コンデンサの製造工程において、グリーンチップを高温で焼成することにより、IR寿命が向上することが知られている。しかし、薄層化されたグリーンシートから成るグリーンチップを高温で焼成すると、デラミネーションなどの構造欠陥が発生してしまう。そのため、IR寿命を向上させるためにグリーンチップの焼成温度を高温にすることには限界があった。
IR寿命を向上させる1つの手法として、たとえば特許文献1に示すように、誘電体材料の組成を工夫したものは知られている。特許文献1を初めとして、従来では、ペーストを調整するための手法として、ボールミルを用いる。しかしながら、本発明者による研究の結果、ボールミルによって原料粉末を混合、分散させた場合、条件によっては、焼成後にデラミーネーションが発生してしまう恐れがあることが判明した。
特開2003−277139号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、グリーンチップを高温で焼成した際に、デラミネーションなどの構造欠陥の発生を防止することができ、しかも、優れたIR寿命を有する積層セラミック電子部品を得ることができる積層セラミック電子部品の製造方法を提供することである。
本発明者等は、鋭意研究の結果、高温焼成によるデラミネーションの発生は、グリーンシート用ペーストに含まれる原料粉末の分散性に起因することを見出した。ペースト中における原料粉末の分散性が低い場合、原料粉末が凝集してしまう。よって、原料粉末の分散性が低いペーストを用いて、厚さの薄いグリーンシートを形成すると、原料粉末の凝集体がグリーンシート表面に凹凸を生じさせる。表面に凹凸を有するグリーンシートを積層して得たグリーンチップを高温で焼成すると、層間の密着性が悪いため、デラミネーションが発生しやすくなる。また、原料粉末の凝集体が異常粒成長を引き起こすこともある。そこで、本発明者等は、原料粉末の分散性に起因するデラミネーションの発生を防止し、IR寿命を向上させることを目的として、以下のような、積層セラミック電子部品の製造方法を発明するに至った。
本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法は、
主成分である誘電体粉末と、副成分との混合物をペースト化してペーストを得る工程と、
前記ペーストを高圧分散処理する工程とを有する。
本発明において、高圧分散処理とは、粉砕メディアを用いることなく、高圧環境下で、被処理物質の粒子同士又は粒子と流路壁との衝突、被処理物質の乱流、粒子の剪断等の複合的作用によって、被処理物質の粒子の微粒化および分散を促進する処理として定義される。ペーストに高圧分散処理を施すことにより、ペースト内の凝集粉に剪断性の応力が加わる。これによって凝集がほぐれ、ペースト中の誘電体粉末および副成分粉体を一粒子単位に分散させ、かつ分散性を経時的に安定させることができる。
好ましくは、前記高圧分散処理において、湿式ジェットミルを用いる。
ペーストのような液相中に含まれる粉体を分散させるためには、液相流内で被処理物質の粒子同士又は粒子と流路壁との衝突によって粒子を微粒化する湿式ジェットミルが適する。湿式ジェットミルの場合は、上記衝突による微粒化に加えて液相内で生じるキャビテーションや乱流・剪断等の複合的処理作用も加わり、セラミック粉末の微粒化を著しく促進できる。
好ましくは、前記副成分が、Si、Mg、希土類元素のいずれかの添加物元素を含む。
好ましくは、前記高分散処理前の前記ペーストを用いて得られたグリーンシートにおける前記添加物元素の分散度に対して、前記高分散処理後の前記ペーストを用いて得られたグリーンシートにおける前記添加物元素の分散度を、10[%]以上向上させるように高圧分散処理を行う。
グリーンチップを高温で焼成することによってデラミネーションが発生する一因は、グリーンシートに含有される元素のうち、特に、Si、Mg、希土類元素が偏析することにある。誘電体層用ペーストを高圧分散処理することによって、グリーンシート中のSi、Mg、希土類元素の分散度が向上し、添加物元素の偏析を防止することができる。その結果、グリーンチップの高温焼成時に発生しうるデラミネーションを防止することができる。デラミネーションを起こすことなく、グリーンチップを高温で焼成することができるため、優れたIR寿命を有する積層セラミック電子部品を得ることができる。
本発明に係る積層セラミック電子部品は、上記の製造方法を用いて製造される。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサの概略断面図、
図2は本発明の一実施形態に係る高圧分散処理装置の粉砕・分散チャンバーの概略断面図、
図3は本発明の実施例に係る積層セラミックコンデンサの断面写真、
図4は本発明の比較例に係る積層セラミックコンデンサの断面写真、
図5は、本発明の実施例および比較例に係る、IR寿命と不信頼率との関係を示す図である。
積層セラミックコンデンサの構造
まず、本発明に係るセラミックスラリーを用いて製造される積層セラミックコンデンサの全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ2は、コンデンサ素体4と、第1端子電極6と第2端子電極8とを有する。コンデンサ素体4は、誘電体層10と、内部電極層12とを有し、誘電体層10の間に、これらの内部電極層12が交互に積層してある。交互に積層される一方の内部電極層12は、コンデンサ素体4の一方の端部に形成してある第1端子電極6の内側に対して電気的に接続してある。また、交互に積層される他方の内部電極層12は、コンデンサ素体4の他方の端部に形成してある第2端子電極8の内側に対して電気的に接続してある。
積層セラミックコンデンサ2の形状やサイズは、目的や用途に応じて適宜決定すればよい。積層セラミックコンデンサ2が直方体形状の場合は、通常、縦(0.6〜5.6[mm])×横(0.2〜5.0[mm])×厚み(0.1〜1.9[mm])程度である。
各誘電体層10の厚みは、特に限定されないが、通常0.5〜5.0[μm]程度である。誘電体層10の積層数は、通常2〜1000程度である。
各内部電極層12の厚みは、好ましくは0.5〜5.0[μm]、より好ましくは0.5〜0。25[μm]程度である。内部電極層12の厚さは、電極の途切れが生じない範囲で薄い方がより望ましい。内部電極層12は、単一の層で構成してあってもよく、或いは2以上の組成の異なる複数の層で構成してあってもよい。
第1端子電極6と第2端子電極8の材質は特に限定されないが、通常、銅や銅合金、ニッケルやニッケル合金などが用いられる。銀や銀とパラジウムの合金なども使用することができる。第1端子電極6と第2端子電極8の厚みも特に限定されないが、通常10〜50[μm]程度である。
誘電体層の組成
誘電体層10は、以下に示す主成分および各副成分を含有する。
主成分である誘電体粉末としては、チタン酸バリウムを用いることが好ましい。また、Sr、ZrおよびSnの少なくともいずれかを含む誘電体[例えば(Ba,Sr)TiO]を主成分として用いても良い。
第1副成分として、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの少なくともいずれか1種の希土類元素の酸化物を用いることが好ましい。主成分100モルに対して、第1副成分を、好ましくは、0.1〜10モルの比率で添加する。
第2副成分として、MgOを用いることが好ましい。また、CaO、SrOおよびBaOから選ばれる少なくとも1種の酸化物と、MgOとを共に第3副成分として用いても良い。主成分100モルに対する第3副成分の比率は、好ましくは0.1〜5モルである。第3副成分の含有量が少なすぎると、容量温度変化率が大きくなってしまう。一方、含有量が多すぎると、焼結性が悪化する。なお、第1副成分中における各酸化物の構成比率は任意である。
第3副成分として、SiO系の焼結助剤を用いることが好ましい。なお、焼結助剤の組成が、(Ba,Ca)SiO2+x (ただし、x=0.8〜1.2)であることがさらに好ましい。主成分100モルに対する第4副成分の比率は、好ましくは0.5〜20モル、より好ましくは2〜10モルである。第4副成分の含有量が少なすぎると、容量温度特性が悪くなり、また、IR(絶縁抵抗)が低下する。一方、含有量が多すぎると、IR寿命が不十分となるほか、誘電率の急激な低下が生じてしまう。(Ba,Ca)SiO2+x におけるxは、好ましくは0.8〜1.2であり、より好ましくは0.9〜1.1である。xが小さすぎると、すなわちSiOが多すぎると、主成分に含まれるチタン酸バリウムと反応して誘電体特性を悪化させてしまう。一方、xが大きすぎると、融点が高くなって焼結性を悪化させるため、好ましくない。なお、第4副成分においてBaとCaとの比率は任意であり、一方だけを含有するものであってもよい。
第4副成分として、V,MoOおよびWOから選ばれる少なくとも1種の酸化物を用いることが好ましい。主成分100モルに対する第5副成分の比率は、好ましくは0.5モル以下、より好ましくは0.01〜0.1モルである。第5副成分は、キュリー温度以上での容量温度特性を平坦化する効果と、IR寿命を向上させる効果とを示す。第5副成分の含有量が少なすぎると、このような効果が不十分となる。一方、含有量が多すぎると、IRが著しく低下する。なお、第5副成分中における各酸化物の構成比率は任意である。
第5副成分として、MnOおよびCrのから選ばれる少なくとも1種の酸化物を用いることが好ましい。この第6副成分は、焼結を促進する効果と、IRを高くする効果と、IR寿命を向上させる効果とを示す。このような効果を十分に得るためには、前記主成分100モルに対する第6副成分の比率が0.01モル以上であることが好ましい。ただし、第6副成分の含有量が多すぎると容量温度特性に悪影響を与えるので、好ましくは0.5モル以下とする。CR積を向上させるためには、より好ましくは0.25モル未満とする。
その他の副成分として、Alを用いてもよい。Alは、容量温度特性にあまり影響を与えることなく、焼結性、IRおよびIR寿命を改善する効果を示す。ただし、Alの含有量が多すぎると焼結性が悪化してIRが低くなるため、前記主成分100モルに対するAlの比率は、好ましくは1モル以下である。
なお、本明細書では、主成分および各副成分を構成する各酸化物を化学量論組成で表しているが、各酸化物の酸化状態は、化学量論組成から外れるものであってもよい。ただし、各副成分の上記比率は、各副成分を構成する酸化物に含有される金属量から上記化学量論組成の酸化物に換算して求める。
誘電体粉末および各副成分粉末としては、上記した酸化物やその混合物、複合酸化物を用いることができるが、その他、焼成により上記した酸化物や複合酸化物となる各種化合物、例えば、炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩、水酸化物、有機金属化合物等から適宜選択し、混合して用いることもできる。各化合物の含有量は、焼成後に上記した誘電体層の組成となるように決定すればよい。塗料化する前の状態で、誘電体粉末および各副成分粉末の粒径は、通常、平均粒径0.1〜3.0[μm]程度である。
積層セラミックコンデンサの製造方法
次に、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ2の製造方法の一例を説明する。
グリーンシートの製造方法
図1に示す誘電体層10を構成することになるグリーンシートを製造するために、グリーンシート用塗料(誘電体層用ペースト)を準備する。
まず、主成分の誘電体粉末および各副成分粉末と、有機ビヒクルとを、ボールミルやビーズミルによって混練し、ペースト化することによって、誘電体層用ペーストを得る。
有機ビヒクルとは、バインダを有機溶剤中に溶解したものである。有機ビヒクルに用いるバインダは特に限定されず、エチルセルロース、ポリビニルブチラール等の通常の各種バインダから適宜選択すればよい。また、用いる有機溶剤も特に限定されず、印刷法やシート法など、利用する方法に応じて、テルピネオール、ブチルカルビトール、アセトン、トルエン等の各種有機溶剤から適宜選択すればよい。
誘電体層用ペーストは、有機系の塗料であってもよく、水系の塗料であってもよい。誘電体層用ペーストを水系の塗料とする場合には、水溶性のバインダや分散剤などを水に溶解させた水系ビヒクルと、誘電体原料とを混練すればよい。水系ビヒクルに用いる水溶性バインダは特に限定されず、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース、水溶性アクリル樹脂などを用いればよい。
誘電体層用ペースト中の有機ビヒクルの含有量に特に制限はない。通常、バインダは1〜5[重量%]程度、溶剤は10〜50[重量%]程度とすればよい。また、ペースト中には、必要に応じて各種分散剤、可塑剤、誘電体、絶縁体等から選択される添加物が含有されていてもよい。これらの総含有量は、10[重量%]以下とすることが好ましい。
次に、誘電体層用ペーストを高圧分散処理する。この高圧分散処理が、誘電体層用ペースト中における各成分の分散性と分散安定性を促進する。特に、副成分由来の添加物元素であるSi、Mg、希土類元素を、高圧分散処理によって、ペースト中に均一に分散させることによって、そのペーストから形成されるグリーンシート中におけるSi、Mg、希土類元素の分散度が向上する。グリーンシート中におけるSi、Mg、希土類元素の分散度を向上させることによって、グリーンチップの高温焼成によって発生しうるデラミネーションを防止することができる。
本実施形態においては、高分散処理前の誘電体層用ペーストを用いて得られたグリーンシートにおける添加物元素(Si、Mg、希土類元素)の分散度に対して、高分散処理後の誘電体層用ペーストを用いて得られたグリーンシートにおける添加物元素の分散度を、好ましくは、10[%]以上、より好ましくは、15[%]以上向上させるように高圧分散処理を行う。グリーンシートにおける添加物元素の分散度を、10[%]以上向上させることによって、デラミネーションの発生を抑制する効果が増大する。
なお、本実施形態においては、分散度はCV値(Coefficient of Variation;変動係数)で表す。CV値とは、グリーンシートにおける元素分布の検出強度の標準偏差σを、元素分布の平均検出強度xで除した値であり、その元素の分散度合いを示す値である。CV値が低い程、元素の分散度合いが高く、逆に、CV値が高い程、元素の分散度合いが低く、偏析などが発生していることとなる。グリーンシートにおける各添加物元素のCV値は、たとえば、グリーンシートのEPMA(Electron Probe Micro Analysis)分析により測定することができる。すなわち、EPMA分析により、グリーンシートにおける各元素の元素マッピングを行い、各部位における各元素のピーク強度を測定し、そのピーク強度から、グリーンシートにおける各元素の分布の検出強度の標準偏差σおよび平均検出強度xを求め、次式によりCV値を算出することができる。
CV値 =(検出強度の標準偏差σ/平均検出強度x)×100。
なお、本発明では、高圧分散処理に用いる高圧分散装置は、特に限定されない。
一般に、粉体の分散処理装置としては、乾式あるいは湿式のジェットミルが知られている。乾式ジェットミルとは、気相流内で被処理物質の粒子同士又は粒子と流路壁との衝突によって粒子を微粒化するものである。湿式ジェットミルとは、液相流内で被処理物質の粒子同士又は粒子と流路壁との衝突によって粒子を微粒化するものである。湿式ジェットミルの場合は、上記衝突による微粒化に加えて液相内で生じるキャビテーションや乱流・剪断等の複合的処理作用も加わり、粉体の微粒化を著しく促進できる。
湿式ジェットミルとしては、プランジャーポンプやロータリーポンプ等によって被処理液(本実施形態では誘電体層用ペースト)をノズルから噴射させ、固定板に高速で衝突させる方式と、噴射される被処理液同士を正面から衝突させる方式がある。そして被処理液が流路内を高速で通過し或いは流路壁と衝突しながら通過する際に乱流・剪断を受け、被処理液中に含まれる分散質(誘電体粉末および副成分粉末)は解砕される。また、被処理液の衝突直後に減圧解放されるとき、キャビテーション効果が生じ、被処理液中の粉体が急激な放圧による衝撃を受けて、超微粒子状態に粉砕されつつ処理系内に均一に分散される。
本実施形態では、任意の方法で高圧・高速流を発生させ、誘電体層用ペースト同士の衝突を起こさせると共に、高圧・高速流によって生じる乱流・剪断及びキャビテーション効果などを有効に活用し、誘電体層用ペースト中の誘電体粉末および各副成分粉末を微粒化して破砕・分散を促進する機能を備えた用いる湿式ジェットミルを用いる。
本実施形態の高圧分散処理に用いる湿式ジェットミルの粉砕・分散チャンバー内部を図2に示す。増圧された誘電体層用ペーストは流入路22、24を通り、オリフィス26、28で急激に加速され、合流部30で衝突し、誘電体層用ペースト中の粉体の粉砕と分散が同時に進行する。また、オリフィス26、28および合流部30での剪断が急激に開放された時に発生するキャビテーションによっても誘電体層用ペースト中の各成分の分散が進行する。
本実施形態においては、湿式ジェットミル装置の超高圧・高速処理部における圧力は、好ましくは、40〜200[MPa]である。また、所定の条件下で、誘電体層用ペーストに対して、複数回高圧分散処理を行っても良い。高圧分散処理を繰り返すことにより、誘電体層ペースト中の各成分の分散度が向上する。
なお、本実施形態においては、高圧分散処理の前後に、誘電体層用ペーストに対して、ボールミル、ビーズミルなどによる混合、分散処理を行っても良い。また、ボールミル、ビーズミルなどによる混合、分散処理を複数回行っても良い。これらの混合、分散処理によって、本発明の作用効果が促進される。
次に、誘電体層用ペーストは、PET等の支持フィルム上にシート状に成形され、グリーンシートとなる。
内部電極層の製造方法
内部電極層12の形成方法は、層を均一に形成できる方法であれば特に限定されず、例えば内部電極層用ペーストを用いたスクリーン印刷法或いはグラビア印刷法などの厚膜形成方法、あるいは蒸着、スパッタリングなどの薄膜法が挙げられる。本実施形態ではスクリーン印刷法を用いる。
本実施形態で用いる内部電極層用ペーストは、導電性粉末、溶剤、分散剤、可塑剤、有機ビヒクル、添加物粉末などを含有する。内部電極層用ペーストは、これらの成分を、ボールミルなどで混練し、スラリー化することにより形成する。
なお、導電性粉末としては、特に限定されないが、誘電体層10の構成材料が耐還元性を有するため、卑金属を用いることができる。導電材として用いる卑金属としては、NiまたはNi合金が好ましい。Ni合金としては、Mn,Cr,CoおよびAlから選択される1種以上の元素とNiとの合金が好ましく、合金中のNi含有量は95[重量%]以上であることが好ましい。なお、NiまたはNi合金中には、P等の各種微量成分が0.1[重量%]程度以下含まれていてもよい。
溶剤としては、特に限定されず、ターピネオール、ブチルカルビトール、ケロシン、アセトン、イソボニルアセテートなどが例示される。
分散剤としては、特に限定されないが、マレイン酸系分散剤、ポリエチレングリコール系分散剤および/またはアリルエーテルコポリマー分散剤が例示される。
可塑剤としては、フタル酸エステル、アジピン酸、燐酸エステル、グリコール類などが例示される。
バインダとしては、特に限定されず、エチルセルロース、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコール、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリスチレン、又は、これらの共重合体などが例示される。
内部電極層用ペースト中には、グリーンシートに含まれるセラミック粉末と同じ組成の添加物粉末が共材として含まれていても良い。共材は、焼成過程において導電性粉末の焼結を抑制する作用を奏する。
コンデンサ素体の形成
まず、内部電極層用ペーストをグリーンシートに印刷する。そのグリーンシートを積層し、その積層体を所定形状に切断することにより、グリーンチップを得る。
次に、グリーンチップに脱バインダ処理を施す。脱バインダ処理の条件としては、昇温速度を、好ましくは5〜300[℃/時間]、より好ましくは10〜100[℃/時間]とする。保持温度は、好ましくは180〜400[℃]、より好ましくは200〜350[℃]とする。温度保持時間は、好ましくは0.5〜24時間、より好ましくは2〜20時間とする。また、空気もしくは還元性雰囲気で脱バインダ処理することが好ましい。、還元性雰囲気における雰囲気ガスとしては、たとえばNとHとの混合ガスを加湿して用いることが好ましい。
次に、グリーンチップを焼成する。導電材としてNiやNi合金等の卑金属を用いる場合、焼成雰囲気中の酸素分圧は、10−8〜10−4[Pa]とすることが好ましい。酸素分圧が前記範囲未満であると、内部電極層12の導電材が異常焼結を起こし、途切れてしまうことがある。また、酸素分圧が前記範囲を超えると、内部電極層12が酸化する傾向にある。
焼成時の保持温度は、好ましくは1100〜1400[℃]、より好ましくは1200〜1350[℃]である。保持温度が前記範囲未満であると緻密化が不十分となり、前記範囲を超えると、内部電極層12の異常焼結による電極の途切れや、内部電極層構成材料の拡散による容量温度特性の悪化、誘電体層10の還元が生じやすくなる。焼成時の昇温速度は、好ましくは50〜500[℃/時間]、より好ましくは200〜300[℃/時間]とする。焼成時の温度保持時間は、好ましくは0.5〜8時間、より好ましくは1〜3時間である。冷却速度は、好ましくは50〜500[℃/時間]、より好ましくは200〜300[℃/時間]とする。また、焼成雰囲気は還元性雰囲気とすることが好ましく、雰囲気ガスとしてはたとえば、NとHとの混合ガスを加湿して用いることが好ましい。
還元性雰囲気中でグリーンチップを焼成した場合、焼成後のグリーンチップにアニールを施すことが好ましい。アニールは、誘電体層10を再酸化するための処理であり、これによりIR寿命を著しく長くすることができるので、信頼性が向上する。アニール雰囲気中の酸素分圧は、10−3[Pa]以上、特に10−2〜10[Pa]とすることが好ましい。酸素分圧が前記範囲未満であると誘電体層10の再酸化が困難であり、前記範囲を超えると内部電極層12が酸化する傾向にある。
アニールの際の保持温度は、好ましくは1100[℃]以下、より好ましくは500〜1100[℃]とすることが好ましい。保持温度が前記範囲未満であると誘電体層10の酸化が不十分となるので、IRが低く、また、IR寿命が短くなりやすい。一方、保持温度が前記範囲を超えると、内部電極層12が酸化して容量が低下するだけでなく、内部電極層12が誘電体素地と反応してしまい、容量温度特性の悪化、IRの低下、IR寿命の低下が生じやすくなる。なお、アニールは昇温過程および降温過程だけから構成してもよい。すなわち、温度保持時間を零としてもよい。この場合、保持温度は最高温度と同義である。アニール時の温度保持時間は、好ましくは0〜20時間、より好ましくは2〜10時間である。冷却速度は、好ましくは50〜500[℃/時間]、より好ましくは100〜300[℃/時間]とする。また、アニールの雰囲気ガスとしては、たとえば、加湿したNガス等を用いることが好ましい。
上記した脱バインダ処理、焼成およびアニールにおいて、Nガスや混合ガス等を加湿するには、例えばウェッター等を使用すればよい。この場合、水温は5〜75[℃]程度が好ましい。
脱バインダ処理、焼成およびアニールは、連続して行なっても、独立に行なってもよい。
上記のように脱バインダ処理、焼成およびアニールを経て、コンデンサ素体4が得られる。コンデンサ素体4に対して、バレル研磨やサンドブラストなどにより端面研磨を施し、外部電極用ペーストを印刷または転写して焼成し、第1端子電極6と第2端子電極8を形成する。外部電極用ペーストの焼成条件は、例えば、加湿したNとHとの混合ガス中で600〜800[℃]にて10分間〜1時間程度とすることが好ましい。そして、必要に応じて、第1端子電極6と第2端子電極8の表面に、めっき等により被覆層を形成する。このようにして積層セラミックコンデンサ2が製造される。積層セラミックコンデンサ2は、ハンダ付等によりプリント基板上などに実装され、各種電子機器等に使用される。
上述したように、本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法においては、誘電体層用ペーストを高圧分散処理することによって、そのペーストを用いて製造されるグリーンシート中におけるSi、Mg、希土類元素の分散度を向上させることができる。グリーンシート中におけるSi、Mg、希土類元素の分散度を向上させることによって、グリーンチップの高温焼成時に発生しうるデラミネーションを防止できる。デラミネーションを起こすことなく、グリーンチップを高温で焼成することができるため、優れたIR寿命を有する積層セラミック電子部品を得ることができる。グリーンシートに含まれる元素のうち、特に、Si、Mg、希土類元素の分散度を向上させることによって、デラミネーションを防止し、IR寿命を向上させることができる。このことは、本願の発明者が初めて見出したことである。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、本発明に係る製造方法は、積層セラミックコンデンサに限らず、インダクタ、バリスタなどの製造にも用いることができる。
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
実施例1
グリーンシートの作製
以下に示すように、主成分原料および副成分原料を、所定のモル比率で配合して、ボールミルにより16時間湿式混合し、乾燥して誘電体原料を得た。なお、主成分原料および副成分原料それぞれの粒径は、0.1〜1.0[μm]であった。BaTiO:100モル%、MgCO:3.0モル%、MnCO:0.5モル%、(Ba0.6 Ca0.4 )SiO:3.0モル%、Y:5.0モル%。
なお、上述した3モル%の(Ba0.6 Ca0.4 )SiOは、1.8モル%のBaCO 、1.2モル%のCaCOおよび3モル%のSiO とを、ボールミルにより16時間湿式混合し、乾燥後、1150[℃]で空気中で焼成し、さらに、ボールミルにより100時間湿式粉砕することにより得た。
次に、得られた誘電体原料100重量部と、アクリル樹脂4.8重量部と、塩化メチレン40重量部と、酢酸エチル20重量部と、ミネラルスピリット6重量部と、アセトン4重量部とをボールミルで混合し、ペースト化して誘電体層用ペーストを得た。
次に、誘電体層用ペーストに対して、高圧分散処理を施した。高圧分散処理の際は、湿式ジェットミル(スギノマシン製アルティマイザー、HJP−25005)を用いた。
得られた誘電体層用ペーストを用いてPETフィルム上にグリーンシートを形成した。
グリーンシートの評価
得られたグリーンシートに対して、EPMA(電子線照射条件15[kV]−100[mA]、走査領域30[μm]エリア、0.15[μm]ステップ)の元素マッピングを行い、グリーンシート中の各元素の特性X線強度についてヒストグラムを作成し、その標準偏差σと平均値xからCV値(Coefficient−Variation:分散度)σ/xを求めた。CV値によって、グリーンシート中における各元素の分散度を評価した。その結果を表1に示す。
積層コンデンサの作製
平均粒径0.2〜0.8[μm]のNi粒子100重量部と、有機ビヒクル(エチルセルロース8重量部をブチルカルビトール92重量部に溶解したもの)40重量部と、ブチルカルビトール10重量部とを3本ロールにより混練し、ペースト化して内部電極層用ペーストを得た。
次に、内部電極用ペーストをグリーンシート上に印刷した後、PETフィルムから、内部電極用ペーストが印刷されたグリーンシートを剥離した。次いで、これらのグリーンシートと保護用グリーンシート(内部電極層用ペーストを印刷しないもの)とを積層、圧着して、積層体を得た。
次いで、積層体を所定サイズに切断して、グリーンチップを得た。得られたグリーンチップに対して、下記条件で、脱バインダ処理、焼成およびアニールを行って、積層セラミック焼成体を得た。
脱バインダ処理条件は、昇温速度:32.5[℃/時間]、保持温度:260[℃]、温度保持時間:8時間、雰囲気:空気中とした。
焼成条件は、昇温速度:200[℃/時間]、保持温度:1260[℃]、温度保持時間:2時間、冷却速度:200[℃/時間]、雰囲気ガス:加湿したN+H混合ガス(酸素分圧:10−12[気圧])とした。
アニール条件は、昇温速度:200[℃/時間]、保持温度:1050[℃]、温度保持時間:2時間、冷却速度:200[℃/時間]、雰囲気ガス:加湿したNガス(酸素分圧:10−5[気圧])とした。
なお、焼成およびアニールの際の雰囲気ガスの加湿には、水温を20[℃]としたウエッターを用いた。
次いで、得られた積層セラミック焼成体の端面をサンドブラストにて研磨した後、端子電極としてIn−Gaを塗布し、図1に示す積層セラミックコンデンサのサンプルを得た。得られたサンプルのサイズは、3.2[mm]×1.6[mm]×0.6[mm]であり、内部電極層12に挟まれた誘電体層10の数は4層、1層あたりの誘電体層の厚み(層間厚み)は約10[μm]であり、内部電極層の厚さは1.5[μm]であった。
積層セラミックコンデンサの評価
得られた積層セラミックコンデンサを、積層面に垂直な方向で切断して、切断面の写真を撮影した。切断面の写真からデラミネーションの有無を調べた。結果を図3に示す。
また、積層コンデンサに対して所定の直流電圧を印加して、抵抗値が所定値を下まわるまでに要する時間(IR寿命)を測定した。9個のサンプルのIR寿命から求めた平均寿命MTTF(単位:hours)を表2に示す。また、9個のサンプルそれぞれのIR寿命と、不信頼度との関係を図5に示す。なお、不信頼度とは、全サンプルのうち、積層コンデンサに対する直流電圧の印加開始時点から所定時間が経過するまでに故障してしまうサンプルの割合(%)と定義する。
比較例1
誘電体層用ペーストに対して高圧分散処理を行わず、グリーンチップを保持温度1240[℃]で焼成したこと以外は、実施例1と同様の方法で、グリーンシートおよび積層セラミックコンデンサを作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1、2、図4、5に示す。
実施例2
グリーンチップを保持温度1240[℃]で焼成したこと以外は、実施例1と同様の方法で、グリーンシートおよび積層セラミックコンデンサを作製し、実施例1と同様にMTTFを求めた。結果を表2に示す。
比較例2
誘電体層用ペーストに対して高圧分散処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で、グリーンシートおよび積層セラミックコンデンサを作製し、実施例1と同様にMTTFを求めた。結果を表2に示す。
総合評価
表1に示す結果から、実施例1では、比較例1に比べて、グリーンシート中におけるSi、Mg、希土類元素Yの分散度が10[%]以上改善していることが確認された。すなわち、誘電体層用ペーストに対して高圧分散処理を行うことによって、グリーンシート中におけるSi、Mg、希土類元素の分散度が向上することが確認された。
図3に示すように、実施例1では、デラミネーションが発生していないことが確認された。一方、図4に示すように、比較例1では、グリーンチップの焼成温度が実施例1より低いにも関わらず、デラミネーションが発生していることが確認された。すなわち、誘電体層用ペーストに対して高圧分散処理を行うことによって、グリーンチップを高温で焼成してもデラミネーションが防止されることが確認された。
表2に示す結果から、実施例1では、比較例1に比べて、MTTFが長いことが確認された。すなわち、誘電体層用ペーストに対して高圧分散処理を行うことによって、IR寿命が向上することが確認された。
図5に示すように、実施例1では、比較例1に比べて、いかなる不信頼度においてもMTTFが長いことが確認された。
実施1および比較例1の結果から、誘電体層用ペーストに対して高圧分散処理を行うことによって、グリーンシート中におけるSi、Mg、希土類元素の分散度が向上する結果、高温焼成によるデラミネーションの発生が防止されることが確認された。高温焼成によるデラミネーションの発生が防止される結果、高温での焼成が可能となり、積層セラミックコンデンサのIR寿命が改善することも確認された。
表2に示すように、実施例1および比較例2は、同一の保持温度1260[℃]で焼成した。誘電体層用ペーストに対して高圧分散処理を行わなかった比較例2では、デラミネーションが発生してしまい、MTTFを測定することができなかった。一方、誘電体層用ペーストに対して高圧分散処理を行った実施例1では、デラミネーションが発生せず、比較例2に比べて、MTTFが優れていることが確認された。実施例2と比較例1との比較(保持温度1240[℃])からも、誘電体層用ペーストに対して高圧分散処理を行うことにより、MTTFが長くなることが確認された。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサの概略断面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る高圧分散処理装置の粉砕・分散チャンバーの概略断面図である。 図3は、本発明の実施例に係る積層セラミックコンデンサの断面写真である。 図4は、本発明の比較例に係る積層セラミックコンデンサの断面写真である。 図5は、本発明の実施例および比較例に係る、IR寿命と不信頼率との関係を示す図である。
符号の説明
2… 積層セラミックコンデンサ
4… コンデンサ素体
6,8… 端子電極
10… 誘電体層
12… 内部電極層
20… 湿式ジェットミルの粉砕・分散チャンバー
22, 24… 副成分スラリーの流入路
26, 28… オリフィス
30… 副成分スラリーの合流部

Claims (5)

  1. 主成分である誘電体粉末と、副成分との混合物をペースト化してペーストを得る工程と、
    前記ペーストを高圧分散処理する工程とを有する積層セラミック電子部品の製造方法。
  2. 前記高圧分散処理において、湿式ジェットミルを用いる請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  3. 前記副成分が、Si、Mg、希土類元素のいずれかの添加物元素を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  4. 前記高分散処理前の前記ペーストを用いて得られたグリーンシートにおける前記添加物元素の分散度に対して、前記高分散処理後の前記ペーストを用いて得られたグリーンシートにおける前記添加物元素の分散度を、10[%]以上向上させるように高圧分散処理を行うことを特徴する請求項1〜3のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法により得られる積層セラミック電子部品。
JP2005376054A 2005-12-27 2005-12-27 積層セラミック電子部品の製造方法 Withdrawn JP2007180217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005376054A JP2007180217A (ja) 2005-12-27 2005-12-27 積層セラミック電子部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005376054A JP2007180217A (ja) 2005-12-27 2005-12-27 積層セラミック電子部品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007180217A true JP2007180217A (ja) 2007-07-12

Family

ID=38305118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005376054A Withdrawn JP2007180217A (ja) 2005-12-27 2005-12-27 積層セラミック電子部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007180217A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012017967A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 三井金属鉱業株式会社 フィラー含有樹脂層付金属箔及びフィラー含有樹脂層付金属箔の製造方法
JP2012214316A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Tdk Corp 誘電体磁器組成物および電子部品
JP2015082636A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 京セラ株式会社 積層型電子部品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012017967A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 三井金属鉱業株式会社 フィラー含有樹脂層付金属箔及びフィラー含有樹脂層付金属箔の製造方法
JP2012035492A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd フィラー含有樹脂層付金属箔及びフィラー含有樹脂層付金属箔の製造方法
CN102933389A (zh) * 2010-08-06 2013-02-13 三井金属矿业株式会社 带有含填料树脂层的金属箔及带有含填料树脂层的金属箔的制造方法
US9396834B2 (en) 2010-08-06 2016-07-19 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Metal foil provided with filler-containing resin layer and method for manufacturing metal foil provided with filler-containing resin layer
JP2012214316A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Tdk Corp 誘電体磁器組成物および電子部品
JP2015082636A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 京セラ株式会社 積層型電子部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5531863B2 (ja) 誘電体磁器組成物およびセラミック電子部品
JP4635928B2 (ja) 積層型電子部品およびその製造方法
JP5275918B2 (ja) 積層型セラミック電子部品
JP5434407B2 (ja) セラミック電子部品およびその製造方法
JP2007063040A (ja) 誘電体磁器組成物の製造方法、および電子部品
JP2018035026A (ja) 誘電体組成物および積層電子部品
JP2010257937A (ja) 導電性ペースト、その製造方法および電子部品の製造方法
JP4687412B2 (ja) セラミックスラリーの製造方法
JP4152841B2 (ja) セラミックスラリーの製造方法、グリーンシートおよび積層セラミック部品
JP2007273684A (ja) 積層型電子部品の製造方法
JP2007027665A (ja) 積層型セラミック電子部品
JP2787746B2 (ja) 積層型セラミックチップコンデンサ
JP2007180217A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP4910812B2 (ja) 誘電体磁器組成物および電子部品
JP3134024B2 (ja) 積層型セラミックチップコンデンサ
JP3908458B2 (ja) 誘電体磁器組成物の製造方法
JP2001110665A (ja) 誘電体組成物およびこれを用いたセラミックコンデンサ
JP2008174434A (ja) 誘電体磁器組成物および電子部品
JP2001284161A (ja) ニッケル粉末、電極用ペーストおよび電子部品の製造方法
KR101101598B1 (ko) 유전체 세라믹스 재료의 제조 방법
JP5459952B2 (ja) 誘電体セラミックス材料の製造方法
JP2008222521A (ja) 誘電体磁器組成物および電子部品
JP2007063039A (ja) 誘電体磁器組成物の製造方法、および電子部品
JP5459951B2 (ja) セラミックスラリーの製造方法
JP5231387B2 (ja) 誘電体セラミックス材料の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090303