JP2007180185A - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加工物の乾燥時間を短縮することができる洗浄装置を提供する。
【解決手段】被加工物を保持して回転するスピンナーテーブルと、スピンナーテーブルに保持された被加工物に洗浄水を供給する洗浄ノズルを備えた洗浄水供給手段と、スピンナーテーブルに保持された被加工物にエアーを供給するエアーノズルを備えたエアー供給手段とを具備する洗浄装置であって、 エアー供給手段はエアーノズルをスピンナーテーブルに保持された被加工物の回転中心から被加工物に存在する洗浄水が遠心力によって飛散する位置までの範囲でエアーを供給するように移動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体ウエーハ等のウエーハを個々のデバイスに切断する切削装置やウエーハの裏面を研削する研削装置等の加工装置に装備される洗浄装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。このように形成された半導体ウエーハを分割予定ラインに沿って切断することにより個々のデバイスを製造している。
上述した半導体ウエーハの分割予定ラインに沿った切断は、通常、ダイサーと称されている切削装置によって行われている。この切削装置は、半導体ウエーハ等の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削手段と、チャックテーブルと切削手段とを相対的に移動せしめる切削送り手段とを具備している。切削手段は、回転スピンドルと該スピンドルに装着された切削ブレードおよび該切削ブレードによる切削部に切削液を供給する切削液供給ノズルを具備し、切削ブレードを回転しつつ切削液供給ノズルから切削液を供給しながらウエーを相対移動して分割予定ラインに沿って切断する。このような切削装置は、切断済みのウエーハを洗浄するとともに、洗浄後のウエーハを乾燥するスピンナー洗浄装置を装備している。
(例えば、特許文献1参照。)
特開2002−154054号公報
上記洗浄装置は、ウエーハを保持して回転するスピンナーテーブルと、該スピンナーテーブルに保持されたウエーハに洗浄水を供給する洗浄ノズルと、スピンナーテーブルに保持されたウエーハにエアーを供給するエアーノズルとを具備している。このように構成された洗浄装置は、スピンナーテーブルに保持されたウエーハを洗浄する際には、スピンナーテーブルを800〜1000rpmで回転するとともに、洗浄ノズルから洗浄水を例えば1分間に1リットル(1リットル/分)の割合で供給しつつスピンナーテーブルに保持されたウエーハの回転中心から外周に至る範囲で移動せしめ、約1分間実施する。また、スピンナーテーブルに保持された洗浄後のウエーハを乾燥する際には、スピンナーテーブルを2000〜3000rpmで回転するとともに、エアーノズルからエアーを例えば1分間に25リットル(25リットル/分)の割合で供給しつつスピンナーテーブルに保持されたウエーハの回転中心から外周に至る範囲で移動せしめ、2〜3分間実施する。
而して、上述した洗浄装置においては、スピンナーテーブルに保持されたウエーハの中心部に働く遠心力が非常に小さく、ウエーハの中心部に存在する洗浄水が遠心力によって飛散しないため、ウエーハの中心部を確実に乾燥するためには比較的長時間を要するという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、被加工物の乾燥時間を短縮することができる洗浄装置を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持して回転するスピンナーテーブルと、該スピンナーテーブルに保持された被加工物に洗浄水を供給する洗浄ノズルを備えた洗浄水供給手段と、該スピンナーテーブルに保持された被加工物にエアーを供給するエアーノズルを備えたエアー供給手段と、を具備する洗浄装置において、
該エアー供給手段は、該エアーノズルを該スピンナーテーブルに保持された被加工物の回転中心から被加工物に存在する洗浄水が遠心力によって飛散する位置までの範囲でエアーを供給するように移動する、
ことを特徴とする洗浄装置が提供される。
上記被加工物に存在する洗浄水が遠心力によって飛散する位置は、100Gの遠心力が生成される位置に設定されている。
本発明によれば、エアー供給手段のエアーノズルはスピンナーテーブルに保持された被加工物の回転中心から被加工物に存在する洗浄水が遠心力によって飛散する位置までの範囲でエアーを供給するので、遠心力が小さい被加工物の回転中心領域に存在する洗浄水を遠心力によって飛散する位置まで直ちに飛散させることができ、乾燥時間を短縮することができる。
以下、本発明に従って構成された洗浄装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成された洗浄装置を装備した切削装置の斜視図が示されている。
図示の実施形態における切削装置は、略直方体状の装置ハウジング2を具備している。この装置ハウジング2内には、被加工物を保持する被加工物保持手段としてのチャックテーブル3が切削送り方向である矢印Xで示す方向に移動可能に配設されている。チャックテーブル3は、吸着チャック支持台31と、該吸着チャック支持台31上に装着された吸着チャック32を具備しており、該吸着チャック32の表面である載置面上に被加工物である例えば円盤状の半導体ウエーハを図示しない吸引手段によって保持するようになっている。また、チャックテーブル3は、図示しない回転機構によって回動可能に構成されている。このように構成されたチャックテーブル3の吸着チャック支持台31には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ34が配設されている。
図示の実施形態における切削装置は、切削手段としてのスピンドルユニット4を具備している。スピンドルユニット4は、図示しない移動基台に装着され割り出し方向である矢印Yで示す方向および切り込み方向である矢印Zで示す方向に移動調整されるスピンドルハウジング41と、該スピンドルハウジング41に回転自在に支持された回転スピンドル42と、該回転スピンドル42の前端部に装着された回転工具である切削ブレード43とを具備している。上記スピンドルハウジング41の前端部には、切削ブレード43の上半部を覆うブレードカバー44が取り付けられている。このブレードカバー44には、切削ブレード43の両側に配設された切削液供給ノズル45が装着されている。
図示の実施形態における切削装置は、上記チャックテーブル3を構成する吸着チャック32上に保持された被加工物の表面を撮像し、上記切削ブレード43によって切削すべき領域を検出したり、切削溝の状態を確認したりするための撮像機構5を具備している。この撮像機構5は顕微鏡やCCDカメラ等の光学手段からなっており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。また、図示の切削装置は、撮像機構5によって撮像された画像を表示する表示手段6を具備している。
図示の実施形態における切削装置は、切削加工後の被加工物を洗浄するとともに乾燥する洗浄装置7を具備している。この洗浄装置7について、図2乃至図4を参照して説明する。
図示の実施形態における洗浄装置7は、スピンナーテーブル機構71と、該スピンナーテーブル機構71を包囲して配設された洗浄水受け手段72を具備している。スピンナーテーブル機構71は、スピンナーテーブル711と、該スピンナーテーブル711を回転駆動する電動モータ712と、該電動モータ712を上下方向に移動可能に支持する支持機構713を具備している。スピンナーテーブル711は多孔性材料から形成された吸着チャック711aを具備しており、この吸着チャック711aが図示しない吸引手段に連通されている。従って、スピンナーテーブル711は、吸着チャック711aに被加工物を載置し図示しない吸引手段により負圧を作用せしめることにより吸着チャック711a上に被加工物を保持する。なお、スピンナーテーブル711には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ714が配設されている。電動モータ712は、その駆動軸712aの上端に上記スピンナーテーブル711を連結する。この電動モータ712は、回転速度を適宜調整することができるように構成されている。上記支持機構713は、複数本(図示の実施形態においては3本)の支持脚713aと、該支持脚713aをそれぞれ連結し電動モータ712に取り付けられた複数本(図示の実施形態においては3本)のエアシリンダ713bとからなっている。このように構成された支持機構713は、エアシリンダ713bを作動することにより、電動モータ712およびスピンナーテーブル711を図3に示す上方位置である被加工物搬入・搬出位置と、図4に示す下方位置である作業位置に位置付ける。
上記洗浄水受け手段72は、洗浄水受け容器721と、該洗浄水受け容器721を支持する3本(図2には2本が示されている)の支持脚722と、上記電動モータ712の駆動軸712aに装着されたカバー部材723とを具備している。洗浄水受け容器721は、図3および図4に示すように円筒状の外側壁721aと底壁721bと内側壁721cとからなっている。底壁721bの中央部には上記電動モータ712の駆動軸712aが挿通する穴721dが設けられおり、この穴721dの周縁から上方に突出する内側壁721cが形成されている。また、図2に示すように底壁721bには排液口721eが設けられており、この排液口721eにドレンホース724が接続されている。上記カバー部材723は、円盤状に形成されており、その外周縁から下方に突出するカバー部723aを備えておる。このように構成されたカバー部材723は、電動モータ712およびスピンナーテーブル711が図4に示す作業位置に位置付けられると、カバー部723aが上記洗浄水受け容器721を構成する内側壁721cの外側に隙間をもって重合するように位置付けられる。
図示の実施形態における洗浄装置7は、上記スピンナーテーブル711に保持された切削加工後の被加工物を洗浄するための洗浄水供給手段74およびエアー供給手段75を具備している。
洗浄水供給手段74は、スピンナーテーブル711に保持された切削加工後の被加工物に向けて洗浄水を噴出する洗浄水ノズル741と、該洗浄水ノズル741を揺動せしめる正転・逆転可能な電動モータ742を備えており、該洗浄水ノズル741が図示しない洗浄水供給源に接続されている。洗浄水ノズル741は、水平に延び先端部が下方に屈曲されたノズル部741aと、該ノズル部741aの基端から下方に延びる支持部741bとからなっており、支持部741bが上記洗浄液回収容器721を構成する底壁721bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設され図示しない洗浄水供給源に接続されている。なお、洗浄水ノズル741の支持部741bが挿通する図示しない挿通穴の周縁には、支持部741bとの間をシールするシール部材(図示せず)が装着されている。以上のように構成された洗浄装置7は、洗浄水ノズル741から洗浄水を例えば1分間に1リットル(1リットル/分)の割合で供給する。
上記エアー供給手段75は、スピンナーテーブル711に保持された洗浄後の被加工物に向けてエアーを噴出するエアーノズル751と、該エアーノズル751を揺動せしめる正転・逆転可能な電動モータ752を備えており、該エアーノズル751が図示しないエアー供給源に接続されている。洗浄水ノズル751は、水平に延び先端部が下方に屈曲されたノズル部751aと、該ノズル部751aの基端から下方に延びる支持部751bとからなっており、支持部751bが上記洗浄液回収容器721を構成する底壁721bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設され図示しないエアー供給源に接続されている。なお、エアーノズル751の支持部751bが挿通する図示しない挿通穴の周縁には、支持部751bとの間をシールするシール部材(図示せず)が装着されている。以上のように構成されたエアー供給手段75は、エアーノズル751からエアーを例えば1分間に25リットル(25リットル/分)の割合で供給する。
図1に戻って説明を続けると、図示の実施形態における切削装置は、被加工物である半導体ウエーハ10を収容するカセットが載置されるカセット載置部13aを備えている。カセット載置部13aには図示しない昇降手段によって上下に移動可能にカセットテーブル131が配設されており、このカセットテーブル131上にカセット13が載置される。半導体ウエーハ10は、環状のフレーム11に装着された保護テープ12の表面に貼着されており、保護テープ12を介してフレーム11に支持された状態で上記カセット13に収容される。なお、半導体ウエーハ10は、表面に格子状に形成された複数の分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスが形成されている。このように構成された半導体ウエーハ10は、図1に示すように環状のフレーム11に装着された保護テープ12に表面を上側にして裏面が貼着される。
図示の実施形態におけるウエーハの分割装置は、上記カセット13に収納された切削加工前の半導体ウエーハ10を仮置き部14aに配設された位置合わせ手段14に搬出するとともに切削加工後の半導体ウエーハ10をカセット13に搬入する被加工物搬出・搬入手段15と、位置合わせ手段14に搬出された切削加工前の半導体ウエーハ10を上記チャックテーブル3上に搬送する被加工物搬送手段16と、チャックテーブル3上で切削加工された半導体ウエーハ10を洗浄装置7に搬送する洗浄搬送手段18を具備している。
図示の実施形態における切削装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
図1に示すように環状のフレーム11に保護テープ12を介して支持された切削加工前の半導体ウエーハ10(以下、単に半導体ウエーハ10という)は、表面を上側にしてカセット13の所定位置に収容されている。カセット13の所定位置に収容された切削加工前の半導体ウエーハ10は、図示しない昇降手段によってカセットテーブル131が上下動することにより搬出位置に位置付けられる。次に、被加工物搬出・搬入手段15が進退作動して搬出位置に位置付けられた半導体ウエーハ10を仮置き部14aに配設された位置合わせ手段14に搬出する。位置合わせ手段14に搬出された半導体ウエーハ10は、位置合わせ手段14によって所定の位置に位置合せされる。次に、位置合わせ手段14によって位置合わせされた切削加工前の半導体ウエーハ10は、被加工物搬送手段16によってチャックテーブル3の吸着チャック32上に搬送され、該吸着チャック32に保護テープ12側が吸引保持される。また、環状のフレーム11がクランプ34によって固定される。
このようにして半導体ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル3は、撮像機構5の直下まで移動せしめられる。チャックテーブル3が撮像機構5の直下に位置付けられると、撮像機構5によって半導体ウエーハ10に形成されている分割予定ラインが検出され、スピンドルユニット4を割り出し方向である矢印Y方向に移動調節して分割予定ラインと切削ブレード43との精密位置合わせ作業が行われる。
次に、切削ブレード43を回転しつつ上記切削液供給ノズル45から切削液を供給しながら半導体ウエーハ10を分割予定ラインに沿って切断する切断工程を実施する。即ち、切削ブレード43を矢印Z(図1参照)で示す方向に所定量切り込み送りし、切削ブレード43の下端がチャックテーブル3に保持された保護テープ12に達する位置に位置付ける。そして、回転スピンドル42即ち切削ブレード43を回転させつつ、チャックテーブルを3図1において矢印Xで示す方向に所定の切削送り速度で移動することにより、チャックテーブル3に保持された半導体ウエーハ10は切削ブレード43により所定の分割予定ラインに沿って切断される。なお、切削ブレード43による切断時においては、切削水供給ノズル45から切削ブレード43による切削部に切削液が供給される。
以上のようにして、半導体ウエーハ10に形成された所定の分割予定ラインに沿って切断工程を実行したら、切削手段としてのスピンドルユニット4を図1において矢印Yで示す方向に分割予定ラインの間隔だけ割り出し移動し(割り出し工程)、上記切断工程を遂行する。このようにして所定方向に延在する全ての分割予定ラインについて切断工程と割り出し工程を遂行したならば、チャックテーブル3、従ってこれに保持されている半導体ウエーハ10を90度回動せしめて、上記所定方向に対して直角に延びる各分割予定ラインに沿って上記切断工程と割り出し工程を実行することにより、半導体ウエーハ10は個々のデバイスに分割される。分割されたデバイスは、保護テープ12の作用によってバラバラにはならず、環状のフレーム12に支持された半導体ウエーハ10の状態が維持されている。
このようにして、半導体ウエーハ10が個々のデバイスに分割されたら、半導体ウエーハ10を保持しているチャックテーブル3は、最初に半導体ウエーハ10を吸引保持した位置に戻され、ここで半導体ウエーハ10の吸引保持を解除するとともに、クランプ34による環状のフレーム11の固定を解除する。そして、半導体ウエーハ10は、洗浄搬送手段18によって洗浄装置7を構成するスピンナーテーブル711の吸着チャック711a上に搬送され、図3に示すウエーハ着脱位置に位置付けられた該吸着チャック711aに吸引保持される。また、環状のフレーム11がクランプ714によって固定される。このとき洗浄水ノズル741およびエアーノズル751は、図2および図3に示すようにスピンナーテーブル711の上方から離隔した待機位置に位置付けられている。
切削加工後の半導体ウエーハ10が洗浄装置7のスピンナーテーブル711上に保持されたならば、洗浄工程を実施する。即ち、図4に示すようにスピンナーテーブル711を作業位置に位置付けるとともに、洗浄水供給手段74の電動モータ742を駆動して洗浄水供給ノズル751のノズル部751aの噴出口を図において2点鎖線で示すようにスピンナーテーブル711上に保持された半導体ウエーハ10の回転中心の上方に位置付ける。そして、スピンナーテーブル711を例えば800〜1000rpmの回転速度で回転しつつノズル部741aの噴出口から純水でよい洗浄水を例えば1分間に1リットル(1リットル/分)の割合で約1分間供給する。このとき、電動モータ742を駆動して洗浄水供給ノズル741をノズル部741aの噴出口から噴出された洗浄水がスピンナーテーブル711に保持された半導体ウエーハ10の回転中心に当たる位置から外周部に当たる位置までの所要角度範囲で揺動せしめられる。この結果、半導体ウエーハ10の表面に付着した切削屑は洗浄され除去される。
上述した洗浄工程が終了したら、乾燥工程を実行する。即ち、洗浄水供給ノズル741を待機位置に位置付けるとともに、図5に示すようにエアー供給手段75のエアーノズル751を構成するノズル部751aの噴出口をスピンナーテーブル711上に保持された半導体ウエーハ10の回転中心Pの上方に位置付ける。そして、スピンナーテーブル711を例えば2000〜3000rpmで回転するとともに、エアーノズルからエアーを1分間に25リットル(25リットル/分)の割合で噴出し、回転中心Pから半導体ウエーハ10に存在する洗浄水が遠心力によって飛散する位置までの範囲を揺動する。この結果、エアーノズル751を構成するノズル部751aの噴出口から噴出されたエアーによって半導体ウエーハ10の回転中心領域に存在する洗浄水が外周に向けて飛散される。この半導体ウエーハ10の回転中心領域に存在する洗浄水が所定の領域まで達すると、洗浄水は半導体ウエーハ10の回転によって生成される遠心力によって飛散され、半導体ウエーハ10は乾燥せしめられる。
なお、半導体ウエーハ10の回転によって生成される遠心力によって洗浄水が直ちに飛散され領域は、遠心力が100Gに達する領域であることが本発明者によって確認されている。即ち、遠心力が100Gに達する領域は、スピンナーテーブル711が2000rpmの回転速度で回転している場合には半導体ウエーハ10の回転中心Pから半径25mmの位置であり、スピンナーテーブル711が3000rpmの回転速度で回転している場合には半導体ウエーハ10の回転中心Pから半径10mmの位置である。従って、上記乾燥工程においては、図5に示すようにエアーノズル751を半導体ウエーハ10の回転中心Pから100Gが生成される位置Sまでの範囲で揺動させるようにエアーノズル751を揺動する電動モータ752を図示しない制御手段によって制御すればよい。このようにして洗浄工程を実施することにより、30秒程度で半導体ウエーハ10に存在する洗浄水を確実に除去し、乾燥することができる。
上述したようにして、乾燥工程を実施したならば、スピンナーテーブル711の回転を停止するとともに、エアー供給手段75のエアーノズル751を待機位置に位置付ける。そして、スピンナーテーブル711を図3に示す被加工物搬入・搬出位置に位置付けるとともに、スピンナーテーブル711に保持されている半導体ウエーハ10の吸引保持を解除する。次に、スピンナーテーブル711上の加工後の半導体ウエーハ10は、被加工物搬送手段16によって仮置き部14aに配設された位置合わせ手段14に搬出する。位置合わせ手段14に搬出された加工後の半導体ウエーハ10は、被加工物搬出手段15によってカセット13の所定位置に収納される。
なお、上述した実施形態においては、本発明に従って構成された洗浄装置を切削装置に適用した例を示したが、本発明による洗浄装置は半導体ウエーハ等の裏面を研削する研削装置等の他の加工装置に適用することもできる。
本発明に従って構成された洗浄装置を装備した切削装置の斜視図。 本発明に従って構成された洗浄装置の一部を破断して示す斜視図。 図2に示す洗浄装置のスピンナーテーブルを被加工物搬入・搬出位置に位置付けた状態を示す説明図。 図2に示す洗浄装置のスピンナーテーブルを作業位置に位置付けた状態を示す説明図。 図2に示す洗浄装置による乾燥工程の説明図。
符号の説明
2:装置ハウジング
3:チャックテーブル
4:スピンドルユニット
41:スピンドルハウジング
42:回転スピンドル
43:切削ブレード
44:ブレードカバー
45:切削水供給ノズル
5:撮像機構
6:表示手段
7:洗浄装置
71:スピンナーテーブル機構
711:スピンナーテーブル
712:電動モータ
72:洗浄水受け手段
721:洗浄水受け容器
723:カバー部材
74:洗浄水供給手段
741:洗浄水ノズル
742:電動モータ
75:エアー供給手段
751:エアーノズル
10:半導体ウエーハ
11:環状のフレーム
12:保護テープ
13:カセット
14:位置合わせ手段
15:被加工物搬出・搬入手段
16:被加工物搬送手段
18:洗浄搬送手段

Claims (2)

  1. 被加工物を保持して回転するスピンナーテーブルと、該スピンナーテーブルに保持された被加工物に洗浄水を供給する洗浄ノズルを備えた洗浄水供給手段と、該スピンナーテーブルに保持された被加工物にエアーを供給するエアーノズルを備えたエアー供給手段と、を具備する洗浄装置において、
    該エアー供給手段は、該エアーノズルを該スピンナーテーブルに保持された被加工物の回転中心から被加工物に存在する洗浄水が遠心力によって飛散する位置までの範囲でエアーを供給するように移動する、
    ことを特徴とする洗浄装置。
  2. 該被加工物に存在する洗浄水が遠心力によって飛散する位置は、100Gの遠心力が生成される位置に設定されている、請求項1記載の洗浄装置。
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