JP2007178911A - 容器用ラベル - Google Patents

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淳一 小林
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Abstract

【課題】スクラッチ印刷層を剥離する際にその下の隠蔽情報も一緒に剥離してしまうおそれがなく、また、ラベルの破れも防止することができる容器用ラベルを提供すること。
【解決手段】プラスチックフィルムからなるラベル基材10の内面側に、隠蔽情報部12と、擦られることにより剥離して前記隠蔽情報部12を見えるようにするスクラッチ印刷層14とを設けた容器用ラベル1であって、前記隠蔽情報部12の上面に該隠蔽情報部12を覆うように保護層13が設けられると共に、該保護層13の上面に前記スクラッチ印刷層14が設けられていることを特徴とする容器用ラベル。
【選択図】 図1

Description

本発明は容器用ラベルに関し、詳しくは、スクラッチ印刷層を剥離する際にその下の隠蔽情報も一緒に剥離してしまうおそれがなく、また、ラベルの破れも防止することができる容器用ラベルに関する。
近年、飲料用ボトル、薬用品ボトル及びその他のガラスやプラスチック容器の胴部に巻き付ける胴巻きラベルや、加熱することにより収縮させて容器外表面に密着するシュリンクラベル等の容器用ラベルは、資源のリサイクル化の推進を図る観点から、容器から引き剥がして分別して廃棄することが盛んに奨励されている。しかしながら、このような容器用ラベルを引き剥がして分別する作業は消費者に委ねられており、その作業の煩わしさから必ずしも分別化が進んでいないのが実情である。
容器用ラベルの分別化を図るには、消費者が容器用ラベルを自発的に容器から引き剥がすように、容器用ラベルに消費者にとって有用な情報を形成しておくことが有効である。
従来、特許文献1には、熱収縮性のシュリンクラベルの内面の印刷層の上に部分的に、硬貨等を用いて擦ることで剥離可能なスクラッチ印刷層を形成し、このスクラッチ印刷層の下に当たりやはずれ等の情報を隠蔽しておくことで、シュリンクラベルをくじ付きラベルとして利用することにより、シュリンクラベルの分別化の促進を図ろうとする技術が開示されている。
特開平7−234637号公報(段落0018)
しかしながら、スクラッチ印刷層が消費者の手によって硬貨等によって擦られる際、その下に印刷されている当たりやはずれ等の隠蔽情報も一緒に擦り取られてしまい、隠蔽情報の確認ができなくなる問題があった。
また、スクラッチ印刷層が擦られるときの力の掛かり具合によっては、ラベル基材自体が破れてしまうおそれがあり、スクラッチ印刷物としての機能性に劣る結果、消費者に積極的にラベルを容器から引き剥がさせる気をなくさせ、分別化の促進を図ることができなくなる問題があった。
そこで、本発明は、スクラッチ印刷層を剥離する際にその下の隠蔽情報も一緒に剥離してしまうおそれがなく、また、ラベルの破れも防止することができる容器用ラベルを提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明により解決される。
(請求項1)
プラスチックフィルムからなるラベル基材の内面側に、隠蔽情報部と、擦られることにより剥離して前記隠蔽情報部を見えるようにするスクラッチ印刷層とを設けた容器用ラベルであって、
前記隠蔽情報部の上面に該隠蔽情報部を覆うように保護層が設けられると共に、該保護層の上面に前記スクラッチ印刷層が設けられていることを特徴とする容器用ラベル。
(請求項2)
前記ラベル基材は不透明フィルムからなり、該ラベル基材の外面に印刷層が設けられていることを特徴とする請求項1記載の容器用ラベル。
(請求項3)
前記ラベル基材は透明フィルムからなり、該ラベル基材の内面に、外面側から目視した時に正像として視認される印刷層が設けられていると共に、該印刷層の上面を覆うように不透明インキを用いたベタ塗り印刷層が設けられており、該ベタ塗り印刷層の上面に前記隠蔽情報部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の容器用ラベル。
(請求項4)
前記保護層は、前記ラベル基材の内面側において前記隠蔽情報部に対応する位置に部分的に設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の容器用ラベル。
(請求項5)
プラスチックフィルムからなるラベル基材の内面側に、隠蔽情報部と、擦られることにより剥離して前記隠蔽情報部を見えるようにするスクラッチ印刷層とを設けた容器用ラベルであって、
前記ラベル基材の内面側に剥離可能な剥離用フィルム層が部分的に設けられ、該剥離用フィルム層の上面に前記隠蔽情報部が設けられ、該隠蔽情報部の上面に該隠蔽情報部を覆うように保護層が設けられ、該保護層の上面に前記スクラッチ印刷層が設けられていることを特徴とする容器用ラベル。
(請求項6)
前記ラベル基材は不透明フィルムからなり、該ラベル基材の外面に印刷層が設けられていると共に、前記剥離用フィルム層は前記ラベル基材の内面に設けられていることを特徴とする請求項5記載の容器用ラベル。
(請求項7)
前記ラベル基材は透明フィルムからなり、該ラベル基材の内面に、外面側から目視した時に正像として視認される印刷層が設けられていると共に、該印刷層の上面を覆うように不透明インキを用いたベタ塗り印刷層が設けられており、該ベタ塗り印刷層の上面に前記剥離用フィルム層が設けられていることを特徴とする請求項5記載の容器用ラベル。
(請求項8)
容器の胴部に巻き付けられた後に端部同士が接着されることによって装着される胴巻きラベルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の容器用ラベル。
(請求項9)
前記ラベル基材が伸縮性を有しており、筒状に形成された後、その伸縮性によって容器の胴部に密着されるストレッチラベルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の容器用ラベル。
(請求項10)
前記ラベル基材が熱収縮性を有しており、加熱によって収縮して容器外表面に密着するシュリンクラベルであることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の容器用ラベル。
(請求項11)
前記保護層はOPPフィルムからなることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の容器用ラベル。
(請求項12)
前記スクラッチ印刷層は、前記保護層の上に設けられるシルバーインキ層と、該シルバーインキ層の上に設けられる黒インキ層と、該黒インキ層の上に設けられるニス層からなることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の容器用ラベル。
本発明によれば、スクラッチ印刷層を剥離する際にその下の隠蔽情報も一緒に剥離してしまうおそれがなく、また、ラベルの破れも防止することができる容器用ラベルを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る容器用ラベルの第1の実施形態の層構成を示す断面図である。図中、1は容器用ラベルであり、10はラベル基材である。
なお、本発明において図示される容器用ラベル1の層構成において、図示上側が容器の外表面に接する「内面側」、図示下側が「外面側」である。また、本発明における容器用ラベル1の層構成において、「上」、「下」又は「上面」は、容器用ラベル1の外面側を下にした状態を基準とする。
ラベル基材10は、容器の胴部の外周長よりも若干長さの長いプラスチックフィルムからなる。ラベル基材10に使用できるプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンフィルム等の容器用ラベルとして一般に使用されているプラスチックフィルムが挙げられる。
ここでは、ラベル基材10は例えば乳白色の不透明フィルムからなっている。
また、図中、11はラベル基材10の外面に印刷形成された印刷層である。印刷層11は、商品の商標や意匠等を構成する文字、模様、写真画像等からなる。この印刷層11は、一般にはラベル基材10の外面全面に亘って形成される。
12はラベル基材10の内面に印刷形成された隠蔽情報部である。この隠蔽情報部12は、通常は目視されずに隠蔽すべき文字、記号、数字、模様、図形等の印刷情報からなる。このような印刷情報としては、例えば「当たり」、「はずれ」等といった当落を示す情報、「1等」、「2等」等といった等級を示す情報、「10点」、「100点」等といった点数を示す情報、「○」、「×」等といったクイズの解答を示す情報の他、暗証番号、パスワード、IDナンバー、電話番号、メールやホームページのアドレス等が挙げられる。
隠蔽情報部12はラベル基材10の内面に部分的に印刷形成されている。形成箇所は1箇所に限らず、複数箇所であってもよい。
ラベル基材10の両面にそれぞれ印刷形成されるこれらの印刷層11及び隠蔽情報部12は、フィルムに印刷可能な通常の印刷方法、例えばフレキソ印刷法、グラビア印刷法、オフセット印刷法等を用いて形成することができる。
ラベル基材10の内面には、隠蔽情報部12を印刷形成する際に、同時に文字、模様、写真画像等の非隠蔽となる印刷層12a(図3参照)を形成してもよい。
13は隠蔽情報部12(及び印刷層12a)が印刷形成された後のラベル基材10の更に内面側に形成された保護層である。この保護層13には、その下に位置する隠蔽情報部12が目視可能となるように透明なプラスチックフィルムが用いられる。
保護層13に使用できるプラスチックフィルムとしては、透明なポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステルフィルム、透明なポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンフィルム等のプラスチックフィルムが挙げられる。特に、透明性及び機械的強度に優れ、硬貨等による耐擦過性に優れるため、OPPフィルム(二軸延伸ポリプロピレンフィルム)を用いることが好ましい。
保護層13は、隠蔽情報部12やその他の印刷層12aが形成されたラベル基材10の内面に接着剤により接着され、それら隠蔽情報部12やその他の印刷層12aの上面を被覆している。
14は保護層13の上に印刷形成されたスクラッチ印刷層である。スクラッチ印刷層14は、保護層13の上面において、上記隠蔽情報部12の形成部位に対応する位置に、該隠蔽情報部12全体を覆い隠すように形成されている。
スクラッチ印刷層14は、その下に位置する隠蔽情報部12を目視不能となるように隠蔽することのできる不透明な着色インキを用いて形成されており、保護層13に接する側から順に、シルバーインキ層14a、黒インキ層14b、ニス層14cからなっている。
シルバーインキ層14aには、スクラッチ印刷層14を硬貨等を用いて擦った際に、保護層13から容易に剥離する易剥離性を有するシルバー色のインキが使用される。具体的には、フレキソ印刷をする場合、米国Rad−Cure社製「RAD−KROME S09AS25」を好ましく用いることができる。
黒インキ層14bは、隠蔽情報部12の隠蔽性を更に高めるために設けられている。黒インキ層14bに用いられるインキとしては、通常の印刷用の黒色インキを用いることができる。この黒インキ層14bは、シルバーインキ層14aの全面に亘って形成してもよいし、部分的に形成して任意の模様を形成していてもよい。
ニス層14cは、シルバーインキ層14a及び黒インキ層14bによる層の表面仕上げのために設けられる。
なお、保護層13の上面は、このようなスクラッチ印刷層14の接着性を向上させるため、少なくともスクラッチ印刷層14が形成される部位に、コロナ放電処理等の表面処理を施しておくことが好ましい。
図2は、本発明に係る容器用ラベルの第2の実施形態の層構成を示す断面図である。この容器用ラベル1では、ラベル基材10が透明フィルムからなっている。
印刷層11は、ラベル基材10の内面に印刷形成されている。この場合、印刷層11は、透明なラベル基材10の外面側から目視したときに正常な状態の像(正像)として視認されるように、表裏を反転した鏡像として印刷されている。
図中、15はベタ塗り印刷層である。ベタ塗り印刷層15は、印刷層11を鏡像として印刷形成した後のラベル基材10の内面全面に亘って、例えば乳白色の不透明インキを用いて印刷形成されている。
隠蔽情報部12は、このベタ塗り印刷層15の更に上面に形成される。従って、隠蔽情報部12は、ベタ塗り印刷層15によってラベル基材10の外面側からは目視されない。
その他、保護層13及びスクラッチ印刷層14の各構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
この第2の実施形態によれば、全ての印刷層(印刷層11、隠蔽情報部12、スクラッチ印刷層14)は、ラベル基材10の内面側に設けられるため、容器用ラベル1を片面印刷するだけで形成することができる。
図1、図2のいずれの容器用ラベル1も、容器と接する内面側に、図3に示すようにスクラッチ印刷層14が配置されており、その下に位置する隠蔽情報部12を視認不能に隠蔽している。そして、この容器用ラベル1を容器から引き剥がした後、硬貨等を用いてスクラッチ印刷層14を擦ると、図4、図5に示すように、スクラッチ印刷層14は保護層13から容易に剥離する。これにより、その下に隠蔽されている隠蔽情報部12は保護層13を通して容器用ラベル1の内面側から視認可能となる。なお、図4は第1の実施形態を示しているが、第2の実施形態においても同様である。
ここで、隠蔽情報部12は保護層13の下に位置しているので、硬貨等によって擦られる際の力は保護層13に掛かり、隠蔽情報部12には掛からない。従って、スクラッチ印刷層14が擦られる際に、隠蔽情報部12も一緒に擦り取られてしまうことはない。また、ラベル基材10は保護層13によって補強されるので、ラベル基材10が破れてしまうといった問題も生じない。よって、容器用ラベル1は、スクラッチ印刷物としての機能性が損なわれるおそれはない。このため、消費者に積極的にラベルを容器から引き剥がさせる気を喚起させることができ、分別化の促進を図ることができるようになる。
図6は、本発明に係る容器用ラベルの第3の実施形態の層構成を示す断面図、図7は、その内面側から見た斜視図である。
この容器用ラベル1は、保護層13が、ラベル基材10の内面の全面ではなく、部分的に設けられている点で、図1に示す第1の実施形態の層構成とは異なっている。
この第3の実施形態における保護層13は、隠蔽情報部12と印刷層12aとを被覆する程度の大きさで形成されているが、少なくとも隠蔽情報部12全体を被覆する程度の大きさであればよい。
この第3の実施形態は、ラベル基材10に伸縮性のあるプラスチックフィルムを使用し、ラベル両端部1a、1a同士を予め重ね合わせて接着して筒状の容器用ラベル1を形成し、それを容器の胴部に被せた後、ラベル基材10の伸縮性を利用して密着させるストレッチラベルとした場合に、第1の実施形態及び第2の実施形態に比べて有効である。すなわち、保護層13が部分的に設けられるので、ラベル基材10の伸縮性を阻害することがなく、第1の実施形態及び第2の実施形態に比べて、保護層13が設けられた部分以外の部分でストレッチラベルとしての密着性を維持し易い。
また、この第3の実施形態は、ラベル基材10に熱収縮性フィルムを用い、ラベル両端部1a、1a同士を予め重ね合わせて接着して筒状の容器用ラベル1を形成し、それを容器に被せた後、加熱することにより収縮させて容器の外表面に密着させるシュリンクラベルとした場合に特に有効である。
容器用ラベル1をシュリンクラベルとする場合、保護層13には、加熱時に収縮しない又はラベル基材10よりも収縮率が低いことにより容器の外表面に密着させる際の加熱では実質的に収縮しない非収縮性のプラスチックフィルムを使用し、それをラベル基材10の内面の幅方向(容器の外表面に密着させた際の周方向)の一部分となるように設ける。保護層13がラベル基材10の内面全面に設けられていると、ラベル基材10と保護層13との熱収縮率の僅かな相違によって収縮時に皺が発生したり層剥離を起こしたりするおそれがあるが、保護層13を部分的に設けることで、該保護層13がラベル基材10の熱収縮性を阻害することがなく、保護層13が設けられた部分以外の部分でシュリンクラベルとしての密着性を維持することができる。
すなわち、加熱時、ラベル基材10の保護層13が設けられていない部位は通常通り瞬時に収縮することによって密着される。また、非熱収縮性の保護層13を設けた部位は、加熱時に収縮しないか、又は、仮に収縮してもラベル基材10に比べて無視できる程に小さいので、この非熱収縮性フィルム12がシュリンクラベル本体11の収縮を抑制するように働き、この部位は表面平滑に保たれる。従って、この保護層13の下の隠蔽情報部12や保護層13の上のスクラッチ印刷層14は、ラベル基材10の収縮の影響を実質的に受けることがないので、変形したり剥離したりするおそれがない。
非熱収縮性の保護層13が設けられる部位は、加熱時に収縮部となるラベル基材10の部位が残るように、ラベル基材10の内面の幅方向の一部であればよいが、一例として、保護層13が設けられる部位が、ラベル基材10の内面の幅長さの40%以下の範囲とすると、容器用ラベル1を円筒状に形成した際の径を従来のシュリンクラベルと全く同様にしても、問題なく容器の外表面に密着させることができる。従って、容器用ラベル1の製造時の条件を従来と何ら変更する必要がない。
図8は、本発明に係る容器用ラベルの第4の実施形態の層構成を示す断面図である。
この容器用ラベル1は、保護層13を含む隠蔽情報部12が形成された部位が、ラベル基材10から剥離可能に構成されている点で、図6に示す第3の実施形態の層構成とは異なっている。
すなわち、隠蔽情報部12は、ラベル基材10の内面に感圧接着剤層17を介して剥離可能に貼着された剥離用フィルム層16の上面に形成され、保護層13は、隠蔽情報部12が形成された後の剥離用フィルム層16の更に上面に接着され、隠蔽情報部12の上面を覆っている。剥離用フィルム層16は保護層13と同一の大きさに形成されている。
剥離用フィルム層16として使用できるフィルムは、この容器用ラベル1を胴巻きラベルやストレッチラベルとして利用する場合は、ラベル基材10や保護層13に用いられるフィルムと同一のフィルムを使用することができるが、この容器用ラベル1をシュリンクラベルとして利用する場合は、加熱時に収縮しないか、又は、仮に収縮してもラベル基材10に比べて無視できる程に小さい非収縮性のフィルムが使用される。
この第4の実施形態によれば、隠蔽情報部12が形成された部位を、剥離用フィルム層16をラベル基材10から剥離することによって分離することができる。従って、この分離された隠蔽情報部12を含む部位を、例えば応募シール(券)等として利用することができる。
なお、第3の実施形態及び第4の実施形態における保護層13、剥離用フィルム層16、感圧接着剤層17の構成は、図2に示す第2の実施形態にも同様に適用することができる。
以上説明した容器用ラベル1は、それを胴巻きラベルやストレッチラベルとする場合、図9に示すように、容器100の胴部100aに巻き付けられる。胴巻きラベルの場合は、容器用ラベル1を容器100の胴部100aに巻き付けた後、その端部同士を接着剤等によって接着することにより装着される。また、ストレッチラベルの場合は、容器用ラベル1の端部同士を接着剤等により接着して、容器100の胴部100aの外径よりも若干小径の筒状に形成し、その径をやや拡大させて胴部100aに被せた後、伸縮性によって収縮させて胴部100aに密着させることによって装着される。
また、容器用ラベル1をシュリンクラベルとする場合、容器100の胴部100aの外径よりも若干大径の筒状に形成し、それを胴部100aに被せた後、加熱収縮させることにより、図10に示すように、容器100の肩部100bを含む外表面に密着させることによって装着される。
本発明に係る容器用ラベルの第1の実施形態の層構成を示す断面図 本発明に係る容器用ラベルの第2の実施形態の層構成を示す断面図 本発明に係る容器用ラベルを内面側から見た斜視図 第1の実施形態に係る容器用ラベルのスクラッチ印刷層を剥離した状態を示す断面図 第1の実施形態に係る容器用ラベルのスクラッチ印刷層を剥離した状態を示す部分平面図 本発明に係る容器用ラベルの第3の実施形態の層構成を示す断面図 第3の実施形態に係る容器用ラベルを内面側から見た斜視図 本発明に係る容器用ラベルの第4の実施形態の層構成を示す断面図 本発明に係る容器用ラベルを容器の胴部に巻き付けた状態を示す斜視図 本発明に係る容器用ラベルを容器の外表面に密着させた状態を示す斜視図
符号の説明
1:容器用ラベル
1a:ラベル端部
10:ラベル基材
11:印刷層
12;隠蔽情報部
13:保護層
14:スクラッチ印刷層
14a:シルバーインキ層
14b:黒インキ層
14c:ニス層
15:ベタ塗り印刷層
16:剥離用フィルム層
17:感圧接着剤層
100:容器
100a:胴部
100b:肩部

Claims (12)

  1. プラスチックフィルムからなるラベル基材の内面側に、隠蔽情報部と、擦られることにより剥離して前記隠蔽情報部を見えるようにするスクラッチ印刷層とを設けた容器用ラベルであって、
    前記隠蔽情報部の上面に該隠蔽情報部を覆うように保護層が設けられると共に、該保護層の上面に前記スクラッチ印刷層が設けられていることを特徴とする容器用ラベル。
  2. 前記ラベル基材は不透明フィルムからなり、該ラベル基材の外面に印刷層が設けられていることを特徴とする請求項1記載の容器用ラベル。
  3. 前記ラベル基材は透明フィルムからなり、該ラベル基材の内面に、外面側から目視した時に正像として視認される印刷層が設けられていると共に、該印刷層の上面を覆うように不透明インキを用いたベタ塗り印刷層が設けられており、該ベタ塗り印刷層の上面に前記隠蔽情報部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の容器用ラベル。
  4. 前記保護層は、前記ラベル基材の内面側において前記隠蔽情報部に対応する位置に部分的に設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の容器用ラベル。
  5. プラスチックフィルムからなるラベル基材の内面側に、隠蔽情報部と、擦られることにより剥離して前記隠蔽情報部を見えるようにするスクラッチ印刷層とを設けた容器用ラベルであって、
    前記ラベル基材の内面側に剥離可能な剥離用フィルム層が部分的に設けられ、該剥離用フィルム層の上面に前記隠蔽情報部が設けられ、該隠蔽情報部の上面に該隠蔽情報部を覆うように保護層が設けられ、該保護層の上面に前記スクラッチ印刷層が設けられていることを特徴とする容器用ラベル。
  6. 前記ラベル基材は不透明フィルムからなり、該ラベル基材の外面に印刷層が設けられていると共に、前記剥離用フィルム層は前記ラベル基材の内面に設けられていることを特徴とする請求項5記載の容器用ラベル。
  7. 前記ラベル基材は透明フィルムからなり、該ラベル基材の内面に、外面側から目視した時に正像として視認される印刷層が設けられていると共に、該印刷層の上面を覆うように不透明インキを用いたベタ塗り印刷層が設けられており、該ベタ塗り印刷層の上面に前記剥離用フィルム層が設けられていることを特徴とする請求項5記載の容器用ラベル。
  8. 容器の胴部に巻き付けられた後に端部同士が接着されることによって装着される胴巻きラベルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の容器用ラベル。
  9. 前記ラベル基材が伸縮性を有しており、筒状に形成された後、その伸縮性によって容器の胴部に密着されるストレッチラベルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の容器用ラベル。
  10. 前記ラベル基材が熱収縮性を有しており、加熱によって収縮して容器外表面に密着するシュリンクラベルであることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の容器用ラベル。
  11. 前記保護層はOPPフィルムからなることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の容器用ラベル。
  12. 前記スクラッチ印刷層は、前記保護層の上に設けられるシルバーインキ層と、該シルバーインキ層の上に設けられる黒インキ層と、該黒インキ層の上に設けられるニス層からなることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の容器用ラベル。

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JP2014129109A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Taketomo:Kk Ptp包装体及びその製造方法並びに包装用シート
JP2017181827A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社フジシール 熱収縮性筒状ラベル、及びラベル付き容器

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