JP2007178824A - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 波面収差のねじれ(スポット回転)を良好に補正するとともに、昇温時のピントシフトや波長のバラツキ等による色収差などを低減することができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を得ること。
【解決手段】 光源手段と、偏向手段と、光源手段から出射した光束を副走査断面内において偏向手段の偏向面の法線に対して斜め方向から偏向面に導光する第1の光学系と、偏向手段で偏向された光束を被走査面に結像させる第2の光学系とを具備する光走査装置において、第2の光学系は、少なくとも主走査方向にパワーを有する屈折光学素子と、副走査方向にパワーを有する反射光学素子とを備えており、反射光学素子は、子線頂点をつなげた母線が、反射光学素子の反射面上に入射する主光線の入射軌跡と同じ向きであって副走査方向に湾曲している形状より成ること。
【選択図】 図1

Description

本発明は光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンター(LBP)等の光走査装置においては画像信号に応じて光源手段から光変調され出射した光束を、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器により周期的に偏向させている。そして偏向された光束はfθ特性を有する結像光学系によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を光走査して画像記録を行っている。
図13は従来の光走査装置の要部概略図である。
同図において光源手段131から出射した発散光束はコリメータレンズ133により平行光束に変換され、絞り132によって該光束を制限して副走査方向にのみ所定の屈折力を有するシリンドリカルレンズ134に入射している。シリンドリカルレンズ134に入射した平行光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては集束してポリゴンミラーから成る偏向手段135の偏向面(反射面)135aに線像として結像している。
そして偏向手段135の偏向面135aで偏向された光束をfθ特性を有する結像光学系136を介して被走査面としての感光ドラム面138上に導光している。そして偏向手段135を矢印A方向に回転させることによって感光ドラム面138上を矢印B方向に光走査して画像情報の記録を行っている。
この様な光走査装置において、高精度な画像情報の記録を行うためには、被走査面(像面)全域に渡って像面湾曲が良好に補正されていること、画角(走査角)θと像高Yとの間に等速性をともなう歪曲特性(fθ特性)を有していること等が必要である。さらに被走査面上でのスポット径が各像高において均一であることが必要である。
また図14に示すように共通のポリゴンミラー135の偏向面135aに対して副走査断面内において斜め方向から異なる角度で複数の光束を入射させる光走査装置が提案されている。
同図における光走査装置は、ポリゴンミラー135で偏向された複数の光束を結像光学系としてのプラスチック材からなる同一の第1の結像レンズ(屈折レンズ)161を通過させている。そして第1の結像レンズ161を通過した複数の光束を、それぞれ対応する折り返しミラー137a,137b、プラスチック材からなる第2の結像レンズ(屈折レンズ)162a,162bを介して対応する感光ドラム面138a,138b上に結像させている。
同図における結像光学系は副走査断面内において斜め方向から光束を入射させた際に発生する波面収差のねじれ(被走査面上でのスポット回転)を補正するために複数の光束に各々対応した第2の結像レンズ162a,162bを副走査方向にシフトさせている。
同図においてC1a,C1bは各々第2の結像レンズ162a、162bの各面頂点をつなげた(結んだ)線である。同図では折り返しミラー137a,137bで反射された光束が線C1a及び線C1bを通過しないように第2の結像レンズ162a、162bをシフトして配置している。
また副走査断面内において斜め方向から光束を入射させた際に発生する波面収差のねじれを、主に主走査方向にパワーを有する屈折レンズを副走査方向にチルトさせることにより補正するようにした光走査装置が提案されている(特許文献1参照)。
また結像光学系を全て反射ミラー(シリンドリカルミラー)で構成し、副走査断面内において斜め方向から光束を入射させることにより発生する波面収差のねじれ(スポットの回転)を補正するようにした光走査装置が提案されている(特許文献2参照)。
特許文献2では副走査方向に一定のパワーを有するシリンドリカルミラーのアナモフィック面の母線を光軸に垂直な断面内で湾曲させている。これにより副走査断面内において斜め方向から光束を入射させることにより発生する波面収差のねじれを補正している。
特開2000−267031号公報 特開2001−194601号公報
図14のように全ての光学素子をプラスチック材などの屈折レンズで構成すると、昇温による副走査方向のピント飛びが発生してしまう。さらにマルチビームレーザーを光源として使用した場合の色収差等により光偏向器の偏向面と被走査面との共役関係が崩れ、例えば偏向面が副走査断面内において倒れた場合、バンディングがひどく目立ってしまう。
一方、従来例のように副走査方向のパワーをシリンドリカルミラーに集中させた光学系では、上述した昇温による副走査方向のピント飛びやマルチビームレーザーを使用した場合の色収差等により、偏向面と被走査面との共役関係が崩れることはない。
しかしながら副走査断面内において斜め方向から光束を入射させることにより発生する波面収差のねじれ(スポットの回転)を補正するために、主に主走査方向にパワーを有する屈折レンズを副走査方向にチルトさせてしまうと以下に示す問題点が生じてくる。
即ち、図14に示すように第1の結像レンズ161に上下2方向から光束を入射させた場合、片方の走査光束に対しては、スポット回転が補正されるが、もう一方の走査光束に対してはスポット回転を悪化させてしまう。
また上記特許文献2のように結像光学系を全てシリンドリカルミラーで構成した光走査装置に対しては、該シリンドリカルミラーの配置敏感度が高いといった問題点が生じる。
本発明は波面収差のねじれ(スポット回転)を良好に補正するとともに、昇温時のピントシフトや波長のバラツキ等による色収差などを低減することができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の光走査装置は、
光源手段と、偏向手段と、該光源手段から出射した光束を副走査断面内において該偏向手段の偏向面の法線に対して斜め方向から該偏向面に導光する第1の光学系と、該偏向手段で偏向された光束を被走査面に結像させる第2の光学系と、を具備する光走査装置において、
該第2の光学系は、少なくとも主走査方向にパワーを有する屈折光学素子と、副走査方向にパワーを有する反射光学素子と、を備えており、
該反射光学素子は、子線頂点をつなげた母線が、該反射光学素子の反射面上に入射する主光線の入射軌跡と同じ向きであって副走査方向に湾曲している形状より成ることを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記反射光学素子は、子線頂点をつなげた母線が、主走査方向に湾曲した形状より成り、その湾曲の方向は、該反射光学素子の反射面上の位置において、画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が光路方向において前記被走査面から遠い場合、該被走査面に対して凸面を向ける方向に湾曲され、該反射光学素子の反射面上の位置において、画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が光路方向において該被走査面に近い場合、該被走査面に対して凹面を向ける方向に湾曲されていることを特徴としている。
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、
前記屈折光学素子の光軸は、前記偏向手段の回転軸を法線とする平面に対して平行な面内にあることを特徴としている。
請求項4の発明は請求項1、2又は3の発明において、
前記光源手段から出射した光束は、主走査断面内において前記偏向手段の偏向面の幅よりも広い光束幅で該偏向面に入射していることを特徴としている。
請求項5の発明は請求項1から4の何れか1項の発明において、
前記光源手段は複数の発光部を有していることを特徴としている。
請求項6の発明は請求項1から5の何れか1項の発明において、
前記光源手段から出射する光束の波長は450nm以下であることを特徴としている。
請求項7の発明の光走査装置は、
複数の発光部と、偏向手段と、該複数の発光部から出射した複数の光束を副走査断面内において該偏向手段の偏向面の法線に対して斜め方向から共通の偏向手段の同一の偏向面に導光する第1の光学系と、該共通の偏向手段で偏向された複数の光束に対して各々対応して配置され、互いに異なった被走査面に結像させる複数の第2の光学系と、を具備する光走査装置において、
該複数の第2の光学系は、各々主走査方向にパワーを有する屈折光学素子と、副走査方向にパワーを有する反射光学素子と、を有しており、
該反射光学素子は、子線頂点をつなげた母線が、該反射光学素子上に入射する主光線の入射軌跡と同じ向きであって副走査方向に湾曲している形状より成ることを特徴としている。
請求項8の発明は請求項7の発明において、
前記複数の発光部から出射した複数の光束に対して、前記第2の光学系の主走査方向にパワーを有する屈折レンズを共用していることを特徴としている。
請求項9の発明は請求項7又は8の発明において、
前記反射光学素子は、子線頂点をつなげた母線が、主走査方向に湾曲した形状より成り、その湾曲の方向は、該反射光学素子の反射面上の位置において、画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が光路方向において前記被走査面から遠い場合、該被走査面に対して凸面を向ける方向に湾曲され、該反射光学素子の反射面上の位置において、画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が光路方向において該被走査面に近い場合、該被走査面に対して凹面を向ける方向に湾曲されていることを特徴としている。
請求項10の発明は請求項7、8又は9の発明において、
前記屈折光学素子の光軸は、前記偏向手段の回転軸を法線とする平面に対して平行な面内にあることを特徴としている。
請求項11の発明は請求項7から10の何れか1項の発明において、
前記複数の発光部から出射した複数の光束は、各々主走査断面内において前記偏向手段の偏向面の幅よりも広い光束幅で該偏向面に入射していることを特徴としている。
請求項12の発明は請求項7から11の何れか1項の発明において、
前記複数の発光部から出射した複数の光束は、前記共通の偏向手段の同一の偏向面に垂直な断面に対して副走査方向に対称に入射していることを特徴としている。
請求項13の発明は請求項7から12の何れか1項の発明において、
前記複数の発光部から出射する複数の光束の波長は各々450nm以下であることを特徴としている。
請求項14の発明の画像形成装置は、
請求項1から13の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項15の発明の画像形成装置は、
請求項1から13の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
請求項16の発明のカラー画像形成装置は、
各々が請求項1から13の何れか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴としている。
請求項17の発明は請求項16の発明において、
外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴としている。
本発明によれば副走査断面内において光偏向器の偏向面に対し斜め方向から光束を入射させた際に発生する波面収差のねじれ(スポット回転)を良好に補正することができる。且つ昇温時のピントシフトや波長のバラツキ等による色収差などを低減することができる環境安定性の高い光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図2は本発明の実施例1の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。
尚、以下の説明において、主走査方向とは回転多面鏡の回転軸及び結像光学系の光軸に垂直な方向(回転多面鏡で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)である。副走査方向とは回転多面鏡の回転軸と平行な方向である。また主走査断面とは主走査方向と結像光学系の光軸を含む平面である。また副走査断面とは主走査断面と垂直な断面である。
図中、1は発光部を有する光源手段であり、例えば波長λが450nm以下(本実施例では405nm)の光束を発振する窒化ガリウム系の青紫色の半導体レーザー(短波長レーザー)より成っている。
3は複数の光束変換素子(コリメータレンズ)を有するコリメータレンズ部であり、光源手段1より出射された光束を平行光束(もしくは発散光束もしくは収束光束)に変換している。
2は開口絞りであり、コリメータレンズ部3で変換された平行光束を制限してビーム形状を整形している。
4Aは第1のシリンドリカルレンズであり、副走査断面内(副走査方向)のみに所定のパワー(屈折力)を有している。4Bは球面レンズである。4Cは第2のシリンドリカルレンズであり、副走査断面内(副走査方向)のみに所定のパワー(屈折力)を有している。
77,78は各々第1、第2の折り返しミラーであり、第2のシリンドリカルレンズ4Cを通過した光束を主走査方向に対して偏向させて、後述する光偏向器5に導いている。
尚、コリメータレンズ部3、第1のシリンドリカルレンズ4A、球面レンズ4B、第2のシリンドリカルレンズ4C,そして後述する第1、第2の結像レンズ61,62の各要素は第1の光学系としての入射光学系LAの一要素を構成している。
5は外接円半径24mm、偏向面が10面より成る偏向手段としての光偏向器(ポリゴンミラー)であり、モーター等の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度で回転している。
LBは第2の光学系としての結像光学系であり、共にガラス材より成る第1、第2の結像レンズ(屈折光学素子)61、62、第3、第4の折り返しミラー71、72、そして反射ミラー(反射光学素子)73等より成っている。
第1の結像レンズ61は主走査方向にパワーを有しており、入射面及び出射面が球面のメニスカス形状の球面レンズ(凸レンズ)より成っている。第2の結像レンズ62は入射面が平面、出射面が主走査方向と副走査方向とで互いにパワーの異なるトーリック面のトーリックレンズより成っている。
第3、第4の折り返しミラー71、72は第1、第2の結像レンズ61、62を通過した光束を主走査方向に対して偏向させて、反射ミラー73に導いている。
反射ミラー73は第3、第4の折り返しミラー71、72を通過した光束を主走査方向に対して偏向させて、感光ドラム面8に導いている。
本実施例における反射ミラー73は、その反射面は母線が主走査方向に湾曲し、副走査方向にパワーを有したトーリック面より成っている。以下、この反射ミラー73を非球面ミラー73と称す。本実施例では結像光学系LBの副走査方向のパワーが、この非球面ミラー73に集中している。
さらに本実施例における反射ミラー73は、該反射ミラー73の子線頂点をつなげた(結んだ)母線が、反射ミラー73上に入射する主光線の入射軌跡と同じ向きであって、副走査方向(図2中、A1方向)に湾曲している。
本実施例では第2の結像レンズ62のトーリック面の副走査方向のパワーと非球面ミラー73の副走査方向のパワーを最適化することにより、走査開始端から走査終了端にかけて、副走査方向の結像倍率を一定としている。
また結像光学系LBは光偏向器5(回転多面鏡)によって反射偏向された画像情報に基づく光束を主走査断面内において被走査面としての感光ドラム面8上にスポットに結像させている。かつ副走査断面内において光偏向器5の偏向面5aと感光ドラム面8との間を光学的に共役関係にすることにより、偏向面の面倒れを補償している。
また本実施例では光偏向器5に入射する光束(入射光束)が第2、第1の結像レンズ62、61を通過し、該光偏向器5で偏向された光束(走査光束)が再度第1、第2の結像レンズ61,62に入射するダブルパス構成としている。
8は被走査面としての感光ドラム面である。
本実施例において、半導体レーザー1の発光部から光変調され出射した光束はコリメータレンズ部3によって平行光束に変換され、絞り2により制限される。そして絞り2により制限された光束は、シリンドリカルレンズ4A、球面レンズ4B、シリンドリカルレンズ4Cによって,副走査断面内においては収束する。そして収束された光束は第1、第2の折り返しミラー77、78を介し、第2、第1の結像レンズ62、61を通過(ダブルパス構成)して光偏向器5の偏向面5aに入射し、該偏向面5aに線像(主走査方向に長手の線像)として結像している。
このとき偏向面5aに入射する光束を光偏向器5の回転軸と結像光学系LBの光軸を含む副走査断面内から、該光偏向器5の回転軸と垂直な平面に対して所定の角度(α=1.5°)をもって斜め方向から入射させている。これにより入射光束と偏向光束とを分離している(斜入射光学系)。
一方、主走査断面内における光束は発散して第3、第4の折り返しミラー77、78を介し、第2、第1の結像レンズ62、61を通過することによって平行光束に変換され、光偏向器5の偏向角の中央から偏向面5aに入射している(正面入射)。このときの平行光束の光束幅は主走査方向において光偏向器5の偏向面5aのファセット幅に対して十分広くなるように設定している(OFS系)。
尚、被走査面8上における主走査方向のスポット径は結像光学系LBの主走査方向の焦点距離と偏向面5aの大きさで決まる。また本実施例では上記の如く正面入射の構成を採ることにより、被走査面8上での光量分布の均一性を高めている。
そして偏向面5aで偏向反射された光束は第1、第2の結像レンズ61、62、第3、第4の折り返しミラー71、72、そして非球面ミラー73を介して感光ドラム面8に導光される。そして光偏向器5を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面8a上を矢印B方向(主走査方向)に光走査している。これにより記録媒体としての感光ドラム面8上に画像記録を行っている。
本実施例における第2の結像レンズ(トーリックレンズ)62の出射面及び非球面ミラー73の反射面は以下の式で定義されるトーリック面形状より成っている。第2の結像レンズ62と光軸C0との交点を原点とし、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をY軸としたとき、主走査方向と対応する母線方向が、
Figure 2007178824
なる式で表されるものである。
また、副走査方向と対応する子線方向が、
Figure 2007178824
なる式で表されるものである。Sは母線方向の各々の位置における母線の法線を含み主走査面と垂直な面内に定義される子線形状である。
また、非球面ミラー73においては子線頂点を連ねた母線が以下に定義される関数で副走査方向に湾曲している。
Figure 2007178824
ここで、図1に示した光走査装置の光学系の数値実施例を表1に示す。また、非球面形状(シリンダー面及びトーリック面)の面に関しては、表2にその数値を示す。
Figure 2007178824
Figure 2007178824
尚、本実施例では第1の結像レンズとして球面レンズ61、第2の結像レンズとしてトーリックレンズ62を用いたが、これに限らず、高次の次数を使った非球面レンズを用いても良い。
表3に第1、第2の折り返しミラー77、78が無いものと仮定した場合(即ち、入射ビームが光偏向器に直接に入射する場合)の各光学部品の面頂点及び面法線ベクトルを示す。入射光学系LAは前述の如く副走査断面内において光源手段から発した光束を光偏向器の偏向面に対して斜め方向(下方向)から所定の角度(α=1.5°)をもって入射させている。
Figure 2007178824
表3から結像光学系を構成する屈折レンズである球面レンズ61及びトーリックレンズ62は光偏向器5の偏向面に対して傾いていないことが分かる。即ち、球面レンズ61及びトーリックレンズ62の光軸は、光偏向器5の回転軸を法線とする平面に対して平行な面内にある。
従来、副走査断面内において光偏向器の偏向面に対し斜め方向から光束を入射させることによる波面収差のねじれ(被走査面上でのスポットの回転)は屈折レンズ(結像レンズ)を副走査方向に傾かせることで補正していた。
本実施例では上述した如く非球面ミラー73の子線頂点をつなげた母線が、該反射ミラー73上に入射する主光線の入射軌跡と同じ向きに副走査方向に湾曲するように形成することにより、波面収差のねじれを補正している。
図3は図1に示した非球面ミラー73の模式図である。
同図に示すように点線(Y軸)yに対して、母線MLが副走査方向(Z方向)に湾曲している様子がわかる。このことは図2において母線MLを矢印A1方向に湾曲させることに相当する。
図4はその湾曲の方向と湾曲量を示したグラフである。
同図において非球面ミラー73の母線はスポットの回転を補正するように湾曲させるため、該非球面ミラー73上での走査光束の主光線の軌跡と同じ向きに湾曲させる必要がある。
図5は画像中央(Y=0)と画像端部(Y=185)でのスポットの形状を光軸方向に1mmピッチで±2mmの範囲で描かせた説明図である。
図6は比較のために非球面ミラー73の母線を湾曲させていない場合のスポット形状を示した説明図である。
図6より母線を湾曲させていない場合、画像端部のスポットが大きく回転している様子がわかる。それに対して本実施例では画像中央から画像端部において良好にスポット回転が補正されていることがわかる。
またスポット回転の補正のためだけならば非球面ミラー73の母線を副走査方向に湾曲させればよい。本実施例では感光ドラム面8上での走査線の曲がりを同時に補正するために、主走査方向にも非球面ミラー73の母線を湾曲させている。つまり、主走査方向に曲率R=17846.3mmの弱いパワーを与え、走査線曲がりを補正している。
図7は感光ドラム面8上での走査線の曲がりを示したグラフである。
同図に示すように非球面ミラー73の母線を主走査方向に曲げていない比較例に対し、本実施例は完全に走査線曲がりが補正できていることが分かる。
本実施例において主走査方向への母線の湾曲方向については、光偏向器5への斜入射角の方向や、折り返しミラーの枚数、折り返しミラーで折り返す方向などに依存する。
図8(A)〜(D)は非球面ミラー73の母線を主走査方向に湾曲させるときの湾曲方向の説明図である。実線は画面中央を走査する走査線の主光線、点線は画面周辺を走査する主光線である。
図8(B),(C),(D)は、非球面ミラー73の位置において、画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が被走査面8から遠い場合である。このときは非球面ミラー73の母線を被走査面8に対して凸面を向けるように主走査方向に湾曲させる。
図8(A)は画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が被走査面8に近い場合である。このときは非球面ミラー73の母線を被走査面8に対して凹面を向けるように主走査方向に湾曲させる。これにより被走査面8上での走査線曲がりを補正することができる。
尚、図8(A)は光偏向器5に対し図面上、下から光束が入射し、かつ折り返しミラーの枚数が偶数のとき、非球面ミラー73の主走査方向の母線が被走査面に対して凹面と成るように湾曲している。
図8(B)は光偏向器5に対し図面上、上から光束が入射し、かつ折り返しミラーの枚数が偶数のとき、非球面ミラー73の主走査方向の母線が被走査面に対して凸面と成るように湾曲している。
図8(C)は光偏向器5に対し図面上、下から光束が入射し、かつ折り返しミラーの枚数が奇数のとき、非球面ミラー73の主走査方向の母線が被走査面に対して凸面と成るように湾曲している。
図8(D)は光偏向器5に対し図面上、下から光束が入射し、かつ折り返しミラーの枚数が偶数のとき、非球面ミラー73の主走査方向の母線が被走査面に対して凸面と成るように湾曲している。
本実施例では前述の如く光源手段の発光部として波長λ=405nmの光束を発する青紫色の半導体レーザーを用い、有効走査全域において主走査方向及び副走査方向の像面湾曲を共に良好に補正している。
短波長の光を発する短波長光源を使用する長所は、光学系を明るくさせずに小スポット化を達成することである。よって短波長光源を用いた光走査装置は、1200dpi以上の高精細プリンタに適用されることが多い。上述したスポットの回転等のスポットの崩れは高精細プリンタにとって致命的な欠陥となるため、波長450nm以下の光を発する短波長光源を用いた光走査装置において、本実施例は有効に作用するものである。
また前記図14に示す従来例のように全てプラスチックなどの屈折レンズから構成すると、昇温による副走査方向のピント飛びやマルチビームレーザーを使用した場合の色収差などにより、偏向面と被走査面との共役関係が崩れる。さらに偏向面が副走査断面内において倒れた場合、バンディングがひどく目立ってしまう。
本実施例のように副走査方向のパワーを非球面ミラー73に集中させた光学系では、上述した昇温による副走査方向のピント飛びにより偏向面と被走査面との共役関係が崩れることはない。また特に短波長光源をマルチビーム化した際に発生する色収差による偏向面と被走査面との共役関係の崩れも起こることがない。
よって短波長光源を用いた光走査装置であっても、斜め入射によるスポット回転が良好に補正され、且つ昇温時のピントシフトや波長のバラツキ等による色収差などが低減されることが可能となる。
尚、本実施例の結像光学系LBは上記の構成に限らず、例えば結像レンズの枚数を単一、もしくは3枚以上で構成しても良い。また回折光学素子を含ませて構成しても良い。また本実施例では光源手段を単一の発光部より構成したが、これに限らず、複数の発光部より構成し、該複数の発光部から出射した複数の光束を共通の光偏向器の同一の偏向面で偏向させ、同一の被走査面に導光するように構成しても良い。
図9は本発明の実施例2の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。同図において図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は、光走査装置を複数の発光部と、該複数の発光部から出射した複数の光束を副走査断面内において、共通の偏向手段5の同一の偏向面5aに斜め方向から入射させる入射光学系より構成したことである。さらに共通の偏向手段5で偏向された複数の光束に対して各々対応して配置され、互いに異なった被走査面8a、8bに導光する第1、第2の結像光学系LB1,LB2より構成したことである。その他の構成及び光学的作用は実施例1と同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、本実施例では副走査断面内において2つの発光部を有する光源手段(発振波長405nm)から発した2つの光束を入射光学系により共通の光偏向器5の同一の偏向面に垂直な断面に対して副走査方向(上下方向)に対称に角度α=±1.5°をもって入射させている。
そして偏向面5aで偏向反射された2つの光束を主に主走査方向にパワーを有する共通の第1、第2の結像レンズ61,62に入射させている。そして2つの光束のうち第1の結像光学系LB1を通過する光束(光軸COに対して上側の光束)L1を対応する第3、第4の折り返しミラー71,72、そして非球面ミラー73を介して感光ドラム面8aに導光している。また第2の結像光学系LB2を通過する光束(光軸COに対して下側の光束)L2を対応する第5、第6の折り返しミラー74,75、そして非球面ミラー76を介して感光ドラム面8bに導光している。そして光偏向器5を所定方向に回転させることによって、該感光ドラム面8a、8b上を2つの光束L1、L2で主走査方向にそれぞれ光走査している。これにより記録媒体としての感光ドラム面8a、8b上に画像記録を行っている。
本実施例においては第1の結像光学系LB1を通過する光束L1に対しては、非球面ミラー73の母線の湾曲方向を前述の実施例1と同様にA1方向としている。一方、第2の結像光学系LB2を通過する光束L2に対しては、非球面ミラー76の母線の湾曲方向をA1方向とは逆方向であるB1方向としている。
尚、非球面ミラー76上での走査光束の主光線と同じ向きに湾曲している点は前述の実施例1と同様である。
本実施例の様に偏向面に対して上下方向から光束を斜入射させた場合、第1、第2の結像レンズ61,62を副走査方向にチルトさせてしまうと、一方の光束L1に対してはスポット回転が補正されるが他方の光束L2に対してはスポット回転を悪化させてしまう。
そこで本実施例では第1、第2の結像レンズ61,62を偏向面5aに対してチルトさせずに配置し、非球面ミラー73の母線の湾曲方向をA1方向、非球面ミラー76の母線の湾曲方向をB1方向とすることにより、スポットの回転を補正している。これにより前述の実施例1と同様な効果を得ている。
また本実施例では上記の如く副走査断面内において共通の光偏向器の同一の偏向面に対し上下2方向から光束を斜入射させ、主に主走査方向にパワーを有する第1、第2の結像レンズ(球面レンズ61とトーリックレンズ62)を共用としている。これにより本実施例では光走査装置全体の小型化及び簡素化(低コスト化)を図っている。
[画像形成装置]
図10は、本発明の光走査装置を用いた画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。
図10において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例1に示した構成を有する光走査ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図10において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図10において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されている。そして転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図10においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明データの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、後述する光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御を行う。
本発明で使用される画像形成装置の記録密度は、特に限定されない。しかし、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において本発明の実施例1の構成はより効果を発揮する。
[カラー画像形成装置]
図11は本発明の光走査装置を用いたカラー画像形成装置の要部概略図である。図11は、実施例2の光走査装置を2個並べ、像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図11において、60はカラー画像形成装置、11は実施例2に示した構成を有する光走査装置を2つ有する光走査装置、21,22,23,24は各々像担持体としての感光ドラム、31,32,33,34は各々現像器、51は搬送ベルトである。
図11において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、光走査装置11に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41,42,43,44が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム21,22,23,24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は実施例2に示した光走査装置を2個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応している。そして各々平行して感光ドラム21,22,23,24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く光走査装置11により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21,22,23,24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
[カラー画像形成装置]
図12は本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、実施例1の光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。同図において図11に示した要素と同一要素には同符番を付している。
図12において、81,82,83,84は各々実施例1に示した構成を有する光走査装置である。
図12において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置81,82,83,84に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41,42,43,44が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム21,22,23,24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は光走査装置(81,82,83,84)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応している。そして各々平行して感光ドラム21,22,23,24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの光走査装置81,82,83,84により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21,22,23,24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の実施例1の光走査装置の主走査断面図 本発明の実施例1の光走査装置の副走査方向の模式図 本発明の実施例1の反射ミラーの模式図 本発明の実施例1の反射ミラー上での光線位置及び母線を示したグラフ 本発明の実施例1の母線曲げした場合のスポット形状を示す図 本発明の実施例1の母線曲げしなかった場合のスポット形状を示す図 本発明の実施例1の母線曲げした場合としなかった場合の走査線曲がりを比較したグラフ 本発明の実施例1の非球面ミラーの主走査方向への母線の湾曲方向について示した説明図 本発明の実施例2の光走査装置の副走査断面図 本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査断面図 本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図 本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図 従来の光走査装置の要部概略図 従来の光走査装置の副走査断面図
符号の説明
1 光源手段
3 集束レンズ(コリメータレンズ)
2 開口絞り
4A、4C シリンドリカルレンズ
4B 球面レンズ
5 偏向手段(ポリゴンミラー)
6、61、62 結像レンズ
8 被走査面(感光体ドラム)
73、76 非球面ミラー
71、72、74、75、77、78 折り返しミラー
LA 入射光学系
LB 結像光学系
11、81,82,83,84 光走査装置
21、22、23、24 像担持体(感光ドラム)
31、32、33、34 現像器
41、42、43、44 光束
51 搬送ベルト
52 外部機器
53 プリンタコントローラ
60 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器

Claims (17)

  1. 光源手段と、偏向手段と、該光源手段から出射した光束を副走査断面内において該偏向手段の偏向面の法線に対して斜め方向から該偏向面に導光する第1の光学系と、該偏向手段で偏向された光束を被走査面に結像させる第2の光学系と、を具備する光走査装置において、
    該第2の光学系は、少なくとも主走査方向にパワーを有する屈折光学素子と、副走査方向にパワーを有する反射光学素子と、を備えており、
    該反射光学素子は、子線頂点をつなげた母線が、該反射光学素子の反射面上に入射する主光線の入射軌跡と同じ向きであって副走査方向に湾曲している形状より成ることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記反射光学素子は、子線頂点をつなげた母線が、主走査方向に湾曲した形状より成り、その湾曲の方向は、該反射光学素子の反射面上の位置において、画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が光路方向において前記被走査面から遠い場合、該被走査面に対して凸面を向ける方向に湾曲され、該反射光学素子の反射面上の位置において、画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が光路方向において該被走査面に近い場合、該被走査面に対して凹面を向ける方向に湾曲されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記屈折光学素子の光軸は、前記偏向手段の回転軸を法線とする平面に対して平行な面内にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記光源手段から出射した光束は、主走査断面内において前記偏向手段の偏向面の幅よりも広い光束幅で該偏向面に入射していることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の光走査装置。
  5. 前記光源手段は複数の発光部を有していることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記光源手段から出射する光束の波長は450nm以下であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の光走査装置。
  7. 複数の発光部と、偏向手段と、該複数の発光部から出射した複数の光束を副走査断面内において該偏向手段の偏向面の法線に対して斜め方向から共通の偏向手段の同一の偏向面に導光する第1の光学系と、該共通の偏向手段で偏向された複数の光束に対して各々対応して配置され、互いに異なった被走査面に結像させる複数の第2の光学系と、を具備する光走査装置において、
    該複数の第2の光学系は、各々主走査方向にパワーを有する屈折光学素子と、副走査方向にパワーを有する反射光学素子と、を有しており、
    該反射光学素子は、子線頂点をつなげた母線が、該反射光学素子上に入射する主光線の入射軌跡と同じ向きであって副走査方向に湾曲している形状より成ることを特徴とする光走査装置。
  8. 前記複数の発光部から出射した複数の光束に対して、前記第2の光学系の主走査方向にパワーを有する屈折レンズを共用していることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 前記反射光学素子は、子線頂点をつなげた母線が、主走査方向に湾曲した形状より成り、その湾曲の方向は、該反射光学素子の反射面上の位置において、画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が光路方向において前記被走査面から遠い場合、該被走査面に対して凸面を向ける方向に湾曲され、該反射光学素子の反射面上の位置において、画像中央を走査する光束の主光線よりも画像端部を走査する光束の主光線が光路方向において該被走査面に近い場合、該被走査面に対して凹面を向ける方向に湾曲されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の光走査装置。
  10. 前記屈折光学素子の光軸は、前記偏向手段の回転軸を法線とする平面に対して平行な面内にあることを特徴とする請求項7、8又は9に記載の光走査装置。
  11. 前記複数の発光部から出射した複数の光束は、各々主走査断面内において前記偏向手段の偏向面の幅よりも広い光束幅で該偏向面に入射していることを特徴とする請求項7から10の何れか1項に記載の光走査装置。
  12. 前記複数の発光部から出射した複数の光束は、前記共通の偏向手段の同一の偏向面に垂直な断面に対して副走査方向に対称に入射していることを特徴とする請求項7から11の何れか1項に記載の光走査装置。
  13. 前記複数の発光部から出射する複数の光束の波長は各々450nm以下であることを特徴とする請求項7から12の何れか1項に記載の光走査装置。
  14. 請求項1から13の何れか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光ビームによって前記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1から13の何れか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
  16. 各々が請求項1から13の何れか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  17. 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項16に記載のカラー画像形成装置。
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