JP2007178173A - レーザ墨出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、上述の問題に鑑み、簡単な構造で、固定時の外力に対して鉛直機構を保護できるレーザ墨出装置を提案するものである。
【解決手段】筐体10と、レーザ光線を照射するレーザ照射装置30と、該レーザ照射装置30の重心を鉛直方向に維持するジンバル部50と、前記レーザ照射装置30と前記ジンバル部50とを前記筐体10から支持する当て金73と、前記レーザ照射装置30に備えたOリング84と、前記筐体10に備えた円筒形空間86aと、前記当て金73を前記Oリング84と前記円筒形空間86aが当接する方向と離間する方向とに移動させる偏心回転軸71およびスプリング74とを備えた。
【選択図】図7

Description

この発明は、例えば壁面にレーザ投影線を投影するレーザ墨出装置に関する。
従来、屋内の内装工事において、鉛直方向や水平方向の基準線を壁面、床面、天井に墨出しするために、壁面に鉛直方向や水平方向のレーザ投影線を投影するレーザ墨出装置が利用されている。
このようなレーザ墨出装置は、投影する壁面等から離れた室内の平坦な場所に据え付けられ、レーザ墨出装置に内蔵された鉛直機構(ジンバル機構)により、鉛直を確保し、鉛直方向や水平方向のレーザ光線を照射することによって、鉛直方向や水平方向のレーザ投影線を壁面等に投影する。利用者は、この鉛直や水平のレーザ投影線にあわせて墨出しを行って、鉛直方向や水平方向の基準線を設けることができる。
なお、上記ジンバル機構は、2本のそれぞれ独立した枢動軸が平面視直角方向に配され構成されている。
鉛直や水平のレーザ投影線を精度良く投影するためには、上記レーザ墨出装置に内蔵されたジンバル機構に精密さが必要とされる。そこで、例えば移動時の振動等から精密なジンバル機構やレーザ照射部を保護するために、ジンバル機構に支持されたレーザ照射部の揺動を拘束して、本体に対してレーザ照射部を固定する固定手段を備えたものが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、この固定手段は、拘束部でジンバル機構に支持されたレーザ照射部の揺動を押さえつけて固定しているため、固定状態において、衝撃等の外力が生じるとジンバル機構を構成する枢動軸に変形や傷つきが生じ、上記ジンバル機構の精度を確保できなくなるおそれがあった。
そこで、ジンバル機構を、リンクを用いて枢同軸を増加させ、上記枢動軸の変形や傷つきの原因となる外力をそれぞれの枢動軸に分散させることによって、枢動軸の変形や傷つきを防止するレーザ墨出装置が提案されている。(特許文献2参照)。
しかし、上記レーザ墨出装置は、枢動箇所が増加し、墨出し時に鉛直を確保するために時間がかかる惧れがあり、作業の効率化を望む利用者の満足を得ることができなかった。また、リンク機構を組立てる手間が必要であった。
特開平11−118486号公報 特開2002−372418号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、墨出し時の鉛直確保機能を低下することなく、固定時の外力に対して鉛直機構を保護できるレーザ墨出装置を提案するものである。
この発明は、本体部と、レーザ光線を照射するレーザ照射部と、該レーザ照射部の重心を鉛直方向に維持する鉛直状態維持部と、前記鉛直状態維持部を前記本体部に支持する支持部と、前記レーザ照射部に備えた第1当接部と、前記本体部に備えた第2当接部と、前記支持部を前記第1当接部と前記第2当接部が当接する方向と離間する方向とに移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする。
上記鉛直状態維持部は、略水平な枢動軸で本体部に対して枢動する第1枢動部と、上記枢動軸と平面視直交する略水平な枢動軸で上記第1枢動部に対して枢動する第2枢動部とで構成したジンバル機構であることを含む。
前記構成によって、前記第1当接部と前記第2当接部を当接させれば、外力を受けた場合であっても、該外力は鉛直状態維持部だけでなく当接部に分散されるため、鉛直状態維持部が変形したり、傷を受けたりすることを防止できる。したがって、耐久性のあるレーザ墨出装置を提供することができる。
この発明の態様として、前記第1当接部および第2前記当接部のうち、いずれか一方を弾性材で構成することができる。
これにより、弾性材が外力を吸収するため、鉛直状態維持部に付加される外力を低減でき、さらに耐久性のあるレーザ墨出装置を構成することができる。
また、この発明の態様として、前記移動手段を、前記鉛直状態維持部を前記レーザ照射部とともに前記移動手段側に引寄せる引寄せ手段で構成することができる。
これにより、前記移動手段を前記鉛直方向鉛直状態維持部とともに前記レーザ照射部を前記移動手段側に押し込む押し込み手段で構成した場合のように、移動手段による移動時あるいは拘束状態において、ジンバル機構にねじり力等の負荷が生じることがなく、容易に精度を維持できるレーザ墨出装置を構成できる。
また、この発明の態様として、前記移動手段に、前記レーザ照射部のレーザ光線の照射のON/OFFを切替えるレーザ照射スイッチを備えることができる。
上記移動手段に備えたレーザ照射スイッチは、移動手段の一部に介設し、移動手段の操作によってレーザ照射部のレーザ光線の照射のON/OFFを切替えることできる構成であることを含む。
これにより、レーザ墨出装置の使用の際のレーザ照射部の拘束の解放およびレーザ光線の照射、レーザ墨出装置の使用停止に伴うレーザ照射部の拘束とレーザ光線の照射の停止、あるいは、拘束状態のレーザ照射部からのレーザ光線の照射を、移動手段の操作によって制御することができ、レーザ墨出装置を利用する利用者の利便性を高めることができる。
また、この発明の態様として、前記レーザ照射部を、レーザ光線を照射するレーザ発光体と、前記レーザ光線を投影形状が線状になるように変形する円柱レンズと、前記レーザ発光体に対する前記円柱レンズの固定方向を調整する円柱レンズ固定方向調整手段とで構成することができる。
これにより、円柱レンズ固定方向調整手段によって円柱レンズの固定方向を調整できるため、容易に円柱レンズから投影される線状の投影線の投影方向を調整でき、精度を要するレーザ照射部の組立を簡略化できる。したがって、レーザ照射部の組立コストを低減することができる。
この発明により、墨出し時の鉛直確保機能を低下することなく、固定時の外力に対して鉛直機構を保護できるレーザ墨出装置を構成することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、四方向レーザ墨出機1の斜視図を示す図1、正面図を示す図2、左側面図を示す図3、四方向レーザ墨出機1の正面視中央付近の右側方から見た縦断右側面図を示す図4、四方向レーザ墨出機1の回転について説明する平面図を示す図5、三脚90に設置した四方向レーザ墨出機1の正面図を示す図6とともに、四方向レーザ墨出機1について説明する。
四方向レーザ墨出機1は、平面視略長方形の正面側角部を面取りした略直方体であり、カバー11、カバーベース12、回転ベース13、三脚プレート14を上からこの順に配している。このカバー11、カバーベース12、回転ベース13、三脚プレート14で筐体10を構成している。
カバー11は下面が開放された中空の略直方体であり、上面11aに、平面視左右方向に長い十字状のレーザ照射窓21a、水準器16、LED17、スイッチ18(18a〜18e)とを備え、右側面11bにノブ孔19a、正面11cに正面視下側の短い十字状のレーザ照射窓21bを備え、左側面11dに左側面視縦方向に長い十字状のレーザ照射窓21cを備えている。
なお、水準器16は、透明の円筒形体の内部に空気溜を有する透明液体を封入し、筐体10が略水平に設置された状態において上面に備えた基準円16aの平面視内側に前記空気溜が位置するように構成されている。
LED17は、図4に示すように、水準器16の後方に備え、カバー11内部で図示省略する配線で電力供給部と接続され、メインスイッチ18aのONにより発光して四方向レーザ墨出機1の電源がONであることを示すとともに、水準器16を照らす構成である。
スイッチ18は5つのスイッチで構成され、メインスイッチ18aはカバー11内部で図示省略する配線で電力供給部と接続され、四方向レーザ墨出機1のON/OFFを切替えるメインスイッチであり、レーザ照射スイッチ18b〜eのそれぞれは、後述するレーザ照射装置30に備えた各レーザユニット100と図示省略する配線で電気的に接続され、各レーザユニット100のレーザ照射のON/OFFを切替えるスイッチである。
ノブ孔19aは、後述する回転ノブ19の回転を支障せず、回転ノブ19の貫通を許容する貫通孔で形成している。
カバーベース12、回転ベース13及び三脚プレート14は、カバー11と平面視略同一の平面形状であり、適宜の厚みに形成している。
カバーベース12の上面には、カバー11の下端内周面と略同一の平面形状を有し、適宜の高さと厚みを有する係合縁部12a(図4)を備えている。また、カバーベース12の正面視中央の前方から奥行き方向1/5程度の位置には後述する嵌合凸部13aよりわずかに大きな径を有する円形の嵌合孔12bを備えている。
回転ベース13の上面には、上記嵌合孔12bに外周面に複数配設したボールベアリング13cを介して回転可能に嵌合孔12bと嵌合する嵌合凸部13aを備えている。嵌合凸部13aの平面視内側には、嵌合凸部13a及び回転ベース13を貫通する円柱形の下側照射孔13bを備えている。
また、回転ベース13の下面には、後述する高さ調整ネジ15の上部と螺合する上部ネジ孔13dを、高さ調整ネジ15に対応する位置(左右前方、および後方中央)に3箇所備えている。
三脚プレート14の中央には四方向レーザ墨出機1を設置するために用いる三脚90(図6)の脚頭91の平面視中央に備えた固定ネジ(図示省略)と螺合する三脚固定ネジ孔14aを備え、三脚固定ネジ孔14aの正面側前方で上記下側照射孔13bに対応する位置に、上下に貫通する下側照射孔14bを備えている。
なお、下側照射孔13b及び下側照射孔14bは、カバーベース12が略水平で、錘下体80が鉛直のときに、後述する下方十字レーザユニット100dが照射する下向の十字状のレーザ光線の通過を許容する位置と大きさに形成している。
また、三脚プレート14の上面には上記高さ調整ネジ15の下部と螺合する下部ネジ孔14dを高さ調整ネジ15に対応する位置(左右前方、および後方中央)に3箇所備えている。さらに、三脚プレート14の下面側の四隅近傍には適宜の弾性を有するクッション材で形成した円筒形の脚クッション14cをそれぞれ備えている。
なお、高さ調整ネジ15は筐体10の平面視前方左右と、後方中央との3箇所に配し、上部側と下部側のねじ山を逆方向に形成し、高さ方向中央に適宜の径と厚みを有する円盤部15aを備えている。この3つの高さ調整ネジ15をそれぞれ独立して回転させ三脚プレート14に対する回転ベース13の傾斜角度を調整して、レーザ照射装置30を略水平に調整する水平調整機構を構成している。
上記構成により、カバー11の下端を係合縁部12aに係合固定して一体化し、嵌合孔12bと嵌合凸部13aを嵌合させて、嵌合凸部13aの回転中心13eを中心とする回転自在にカバーベース12と回転ベース13とを嵌合し、回転ベース13と三脚プレート14にそれぞれ備えた上部ネジ孔13d及び下部ネジ孔14dに高さ調整ネジ15を螺合させて筐体10を組立てている。
これにより、それぞれ上部と下部とで逆方向に形成したねじ山を有する3つの高さ調整ネジ15のそれぞれを回転させることにより、三脚プレート14に対する回転ベース13の傾斜角度を調整できる。したがって、図6に示すように設置した三脚90の脚頭91上に固定ネジ(図示省略)と三脚固定ネジ孔14aとを螺合して四方向レーザ墨出機1を装着した後に、3つの高さ調整ネジ15を用いて、カバー11、カバーベース12及び回転ベース13を略水平に設置することができる。なお、図示省略するが四方向レーザ墨出機1は三脚90を用いずとも、四方向レーザ墨出機1を直接床面に設置して使用してもよく、その際、脚クッション14cを介して床面に設置される。
また、嵌合孔12bと嵌合凸部13aの嵌合によって、カバーベース12と回転ベース13とを回転可能に嵌合しているため、例えば三脚90に四方向レーザ墨出機1を設置した状態であっても、カバー11およびカバーベース12の水平を保持しながら、図5中矢印Aに示すように、回転中心13eを中心として、カバー11及びカバーベース12を左右方向に回転することができる。
したがって、高さ調整ネジ15で水平調整を行った略水平状態を保持しながら、レーザユニット100から照射するレーザ光線の照射方向を回転調整することができる。
次に、カバー11に備えたレーザ照射窓20について説明する。
レーザ照射窓20は、図2に示すように、カバー11に設けた適宜のスリットに固定する窓枠20aと、該窓枠20aの開口を塞ぐ透明板20bとで形成している。また、レーザ照射窓20は、上記レーザ照射窓21a、レーザ照射窓21b及びレーザ照射窓21cによって構成されている。
レーザ照射窓21a及びレーザ照射窓21bのそれぞれの一部で形成された正面鉛直レーザ照射窓22は、筐体10の幅方向中央でカバー11の上面から正面にかけて連通する一直線の鉛直なスリット状の窓である。この正面鉛直レーザ照射窓22の長さは上面11aの前方1/3程度の位置から正面11cの上方3/4程度に形成されている。なお、上面11aと正面11cとで構成する角部に対応する位置には、後述する正面側に鉛直レーザ光線を照射する正面鉛直レーザユニット100b(図4)の固定角度に対応して傾斜する透明板傾斜部22a(図4)を備えている。
レーザ照射窓21a及びレーザ照射窓21cのそれぞれの一部で形成された左側面鉛直レーザ照射窓23は、筐体10の左側面視右側1/4程度の位置で、カバー11の上面から左側面にかけて連通する一直線の鉛直なスリット状の窓である。この左側面鉛直レーザ照射窓23の長さは上面11aの側面視前方(正面視左側方)2/3程度から左側面11dの上方3/4程度に形成されている。なお、上面11aと左側面11dとで構成する角部に対応する位置に、後述する左側面側に鉛直レーザ光線を照射する左鉛直レーザユニット100a(図4)の固定角度に対応して傾斜する透明板傾斜部(図示省略)を備えている。
また、レーザ照射窓21b及びレーザ照射窓21cのそれぞれの一部で形成された水平レーザ照射窓24は筐体10の正面視下方1/3程度の位置で、カバー11の正面から左側面にかけて連通する一直線の水平なスリット状の窓である。この水平レーザ照射窓24の長さは正面11cの右端から左側面11dの側面視右側方(正面視前方)1/3程度に形成されている。
これによって、後述する各レーザユニット100から照射されるレーザ光線が正面鉛直レーザ照射窓22を通過して四方向レーザ墨出機1の前方の正面壁から上方の天井まで連続する正面鉛直レーザ投影線と、左側面鉛直レーザ照射窓23を通過して四方向レーザ墨出機1の左側方の左側方壁から上方の天井まで連続する左側方鉛直レーザ投影線と、水平レーザ照射窓24を通過して四方向レーザ墨出機1の前方正面壁から左側方の左側方壁まで連続する水平レーザ投影線とを得ることができる。したがって、天井に正面鉛直レーザ投影線と左側方鉛直レーザ投影線とによる天井交差点を得ることができ、正面壁に正面鉛直レーザ投影線と水平レーザ投影線とによる正面交差点を得ることができ、左側方壁に左側方鉛直レーザ投影線と水平レーザ投影線とによる左側方交差点を得ることができる。
また、後述する正面側に鉛直レーザ光線を照射する正面鉛直レーザユニット100bの固定角度に対応して傾斜する透明板傾斜部22a、及び後述する左側面側に鉛直レーザ光線を照射する左鉛直レーザユニット100aの固定角度に対応して傾斜する透明板傾斜部(図示省略)を備えたことによって、左鉛直レーザユニット100a及び正面鉛直レーザユニット100bから照射されるレーザ光線が透明板20bによって屈折することを防止し、正確なレーザ光線を壁面に投影することができる。
次に、筐体10内部に配置したレーザ照射装置30の斜視図を示す図7と、装置本体40の斜視図を示す図8と、ジンバル部50の拡大断面図を示す図9と、偏心カム77の中央付近の縦断断面図を示す図10と、ジンバル部50の移動機構の説明図を示す図11と、錘下体80の固定機構の説明図を示す図12とともに、レーザ照射装置30、ジンバル部50の移動機構及び錘下体80の固定機構について説明する。
図7に示すように、カバー11内部でカバーベース12に固定されたレーザ照射装置30は、装置本体40と、4つのレーザ照射ユニット100(100a、100b、100c、100d)と、装置本体40の一部を構成する錘下体80にレーザユニット100を固定する固定部61(61a、61b、61c、61d)とで構成している。
詳述すると、左鉛直レーザユニット100aは錘下体80が鉛直姿勢であるときに、四方向レーザ墨出機1の左側面から上面にかけて正面視左上方に鉛直のレーザ光線を照射するように固定部61aで固定されている。
正面鉛直レーザユニット100bは、錘下体80の前方中央付近で、錘下体80が鉛直姿勢であるときに、四方向レーザ墨出機1の正面から上面にかけて鉛直のレーザ光線を照射するように固定部61bで錘下固定体81に固定されている。
水平レーザユニット100cは、錘下体80の前方で、錘下体80が鉛直姿勢であるときに、四方向レーザ墨出機1の正面から左側面にかけて水平のレーザ光線を照射するように固定部61cで錘下固定体81に固定されている。
下方十字レーザユニット100dは、錘下体80の前方で下向に四方向レーザ墨出機1の下方にカバー11の前後方向および左右方向へ直交する十字状のレーザ光線を照射するように固定部61dで錘下固定体81に固定されている。なお、レーザ照射装置30を筐体10から取外した場合に、下方十字レーザユニット100dから照射される十字レーザ光線の正面側の一部が正面鉛直レーザユニット100bの鉛直レーザ光線と重なり合い、左側の一部が左鉛直レーザユニット100aの鉛直レーザ光線と重なり合う位置及び方向に調整している。
また、それぞれのレーザユニット100の固定位置は、それぞれから照射されたレーザ光線が上述したレーザ照射窓20を通過する位置である。
また、錘下固定体81の後方には、錘下体80の前方に取付けられたレーザユニット100とバランスをとるべく重心調整ウェイト(図示省略)を取付け位置調整可能に取付けている。
装置本体40は、ジンバル部50と、ジンバル部50に錘下された錘下体80と、支持部70と、該支持部70に支持されたジンバル部50及び錘下体80を移動させる偏心回転軸71と、固定枠29とで構成している。なお、固定枠29は、平面視コの字形状の適宜の高さで形成し、下端をカバーベース12上面に固定し、固定枠29上端に支持枠72の下面を固着して支持部70を固定している。したがって、支持部70は固定枠29を介してカバーベース12に固定されている。
支持部70は、図9に示すように、支持枠72と、支持枠72内部で左右水平ジンバル軸52の両端を下から支持する当て金73、当て金73を上方に付勢するスプリング74、当て金73に対向して上方から左右水平ジンバル軸52両端を押さえる押さえ金75、該押さえ金75の上下方向位置を鋼球76を介して規制する偏心カム77で構成している。なお、当て金73および押さえ金75は、上下にスライド可能に支持枠72にガイドされている。
なお、偏心回転軸71は、ジンバル部50上方で、支持枠72に備えた取付孔72aを貫通しており、装着状態の両支持枠72の内側となる位置に偏心カム77を装着するカム装着部71aを備え、正面視右側を支持枠72外側に突出させた位置に回転ノブ取付部71bを備えている。また、カム装着部71a及び回転ノブ取付部71bのそれぞれの上面の一部に平面部71cを形成している。なお、回転ノブ19は、図示省略する平面部を有する装着凹部を内側に備え、該装着凹部の平面部と平面部71cを合わせて前記回転ノブ取付部71bに装着している。
これにより、回転ノブ19と偏心回転軸71と偏心カム77が連れ回りし、利用者が回転させた回転ノブ19の回転を偏心回転軸71に確実に伝達することができる。
偏心カム77は、適宜の厚みを有する円形の左右両側のフランジ部77a間に、図10で示すカム部77bを配して一体形成し、フランジ部77a及びカム部77bを貫通する取付孔77cを備えている。なお、取付孔77cは、偏心回転軸71aの偏心回転軸71cと当接する平面部を有している。これにより、偏心回転軸71の回転を確実に偏心カム77に伝達することできる。
なお、カム部77bは、二つの径の異なる小仮想円aと大仮想円bとを小仮想円aの半径の1/5程度上方向にずらし配設して合成し、仮想円の左右の交差部分と、小仮想円aの上部と、大仮想円bの下部との4箇所に前記鋼球76が係合する偏心カム77の内側に凸な曲面状の係合溝77d、77e、77fを備えている。
また、偏心回転軸71の回転中心となる中心点Aは、フランジ部77aの中心点Bより上方に偏心し、中心点Aから係合溝77d、77eまでの距離より、中心点Aから係合溝77fまでの距離を長く形成している。
ジンバル部50は、図9に示すように、側面視門形のジンバル枠51と、ジンバル枠51の内側上部で左右のベアリング54によってジンバル枠51が前後に回転可能に装着された左右水平ジンバル軸52と、ジンバル枠51の内側下部中央で前後のベアリング54によって回転可能に装着され、ジンバル枠51に対して錘下体80上部を左右方向に枢動自在に接続する前後水平ジンバル軸53とで構成している。なお、左右水平ジンバル軸52と前後水平ジンバル軸53とは、それぞれ独立し、平面視直交関係となるように配している。
錘下体80は、図8に示すように、錘下固定体81と、円盤連結部82と、円盤部83と、円盤外周に嵌着したゴム製のOリング84とで構成している。錘下固定体81は、適宜の高さを有する直方体であり、上端に前後水平ジンバル軸53を枢着するジンバル軸装着部81a(図9)を備え、下端に円盤連結部82を備えている。円盤連結部82は適宜の径を有する円柱形であり、下端に中心位置を合わせた半径大の円盤部83を備えている。
円盤部83は、円盤連結部82の2.5倍程度の径と適宜の厚みとを有する平面視円形の円盤であり、外周側面にOリング84を装着する装着溝を備え、Oリング84より上側の角部を面取りして形成したテーパ部83aを備えている。Oリング84は、円盤部83よりひとまわり小さな平面視直径を有する断面円形のOリングであり、円盤部83の装着溝に装着している。なお、前記テーパ部83aの延長線上より上側にOリング84の一部が突出するようテーパ部83aの角度とOリング84の断面形状を形成している。
また、円盤部83は、カバーベース12に固定されたゴム製の固定カバー86で囲繞している。固定カバー86は、平面視円形であり、円盤部83よりひと回り大きな円筒形空間86aと、上面中央に円盤連結部82の通過を許容する貫通孔86b(図12)とを備えている。
円筒形空間86aの天井にあたる固定カバー86内面には平面視リング状で、前記テーパ部83aに対向するテーパ部86cを備え、テーパ部86cの傾斜角度はテーパ部83aと略同一の傾斜角度で形成している。また、円筒形空間86aは、偏心カム77の作用によって円盤部83が上下動できるように十分な高さに形成している。そして、円盤部83が最下方位置にあるときのテーパ部86cとOリング84の当接部位の互いの距離が円盤部83の偏心カム77による上下移動距離よりわずかに短く形成されている。換言すると、上記中心点Aから係合溝77d、77eまでの距離と中心点Aから係合溝77fまでの距離との差を円盤部83の高さに加えた長さとよりわずかに短い高さに円筒形空間86aを形成している。
貫通孔86bは、ジンバル部50によって鉛直姿勢状態となった錘下体80の円盤連結部82が接触しないように、円盤連結部82の径より大きく形成し、固定カバー86上面と円筒形空間86aとを貫通している。
上記構成により、錘下体80は、支持部70に支持された左右水平ジンバル軸52を枢同軸としてジンバル枠51が前後方向に枢動し、また、錘下固定体81はジンバル枠51に対して左右方向に枢動できるため、四方向レーザ墨出機1の設置角度に関わらず自己の自重によって、錘下体80は鉛直姿勢を維持することができる。したがって、固定部61を介して錘下固定体81に固定されたレーザユニット100は、鉛直または水平方向のレーザ光線を照射することができる。
また、上下動する当て金73をスプリング74で上方に付勢しているため、左右水平ジンバル軸52を偏心カム77側へ常に付勢できる。そして、偏心カム77は偏心しているため、回動によってボール76を介して左右水平ジンバル軸52を上下に移動することができる。
詳述すると、図11(a)に示すように、偏心回転軸71を回転させて係合溝77dに鋼球76が係合している場合、中心点Aから係合溝77fまでの距離が長いため、スプリング74の付勢力に逆らって左右水平ジンバル軸52を下方に移動させることができる。逆に、図11(b)、(c)に示すように、偏心回転軸71を回転させて係合溝77e、fに鋼球76が係合している場合、中心点Aから係合溝77e、fまでの距離が短いため、スプリング74の付勢力によって左右水平ジンバル軸52を上方に移動させることができる。
また、円筒形空間86aは、偏心カム77の作用によって円盤部83が上下動できるように十分な高さに形成するとともに、円盤部83が最下方位置にあるときのテーパ部86cとOリング84の当接部位の互いの距離が円盤部83の偏心カム77による上下移動距離よりわずかに短く形成し、テーパ部86cの傾斜角度をテーパ部83aと略同一の傾斜角度で形成したため、偏心回転軸71の回転による錘下体80の上下方向位置の移動で、円盤部83と固定カバー86の内周面との当接及び離間を切替えることができる。
したがって、図12(a)に示すように、係合溝77dに鋼球76が係合している第1状態において、ジンバル部50に錘下された錘下体80は下方に移動し、円盤部83を囲繞する固定カバー86の内周面と円盤部83及びOリング84とは当接せず、錘下体80は前後左右に自由に移動する状態となり、上述したジンバル部50のジンバル機構により、錘下体80は鉛直姿勢を維持することができる。
逆に、図12(b)に示す係合溝77eに鋼球76が係合している第2状態において、及び係合溝77fに鋼球76が係合している第3状態において、ジンバル部50に錘下された錘下体80は上方に移動し、前記固定カバー86の円筒形空間86aと円盤部83及びOリング84は当接する。したがって、錘下体80とジンバル部50は、スプリング74による上方への付勢力によってジンバル部50及び錘下体80は偏心回転軸71側に引き寄せられるものの、円盤部83と固定カバー86、またはテーパ部86cとOリング84が当接しているため、ジンバル部50と錘下体80に引張力が負荷されて、錘下体80の揺動は拘束され、カバーベース12(図7)に固定することができる。
なお、本実施例においては、回転ノブ19(図1)の回転操作に偏心カム77の回転を連動させることに加えてスイッチのON/OFFを連動している。したがって、それぞれ以下に説明するようにレーザユニット100のレーザ照射をON/OFFを切替えることができる。
図11(a)に示す第1状態はスイッチONであり、上述したようにジンバル部50が下方に移動され錘下体80が鉛直姿勢を維持できる状態であり、上記メインスイッチ18aがONである場合に、レーザ照射スイッチ18b〜eでONに設定された各レーザユニット100がレーザ光線を照射することができる。
図11(b)に示す第2状態はスイッチONであり、上述したようにジンバル部50が上方に移動され錘下体80が拘束されているため、鉛直姿勢を維持できない状態であるが、上記メインスイッチ18aがONである場合に、レーザ照射スイッチ18b〜eでONに設定された各レーザユニット100がレーザ光線を照射することができる。
図11(c)に示す第3状態はスイッチOFFであり、上述したようにジンバル部50が上方に移動され錘下体80が拘束されているため、鉛直姿勢を維持できない状態であり、上記メインスイッチ18aがONにされている場合であっても、各レーザユニット100のレーザ光線の照射を停止する状態である。
これによって、錘下体80が鉛直姿勢を維持できる第1状態において、レーザ照射スイッチ18b〜eで選択されたレーザユニット100からレーザ光線を照射することができるとともに、錘下体80が鉛直姿勢を維持できない第2状態においても、レーザ照射スイッチ18b〜eで選択されたレーザユニット100からレーザ光線を照射することができる。したがって、錘下体80が鉛直姿勢でない場合であっても、それぞれのレーザユニット100から照射される各レーザ光線がそれぞれ直角関係となるようにレーザユニット100を錘下固定体81に固定しているため、利用者は、任意の直交する基準線を設けたい場合にも四方向レーザ墨出機1を利用することができる。また、この第2状態で高さ調整ネジ15(図4)による高さを調整することで、第1状態で所望の位置に水平投影線を投影することができる。
また、メインスイッチ18aがON状態にしたままであっても、第3状態であれば電源OFFになるため、電力供給部を無駄に消耗することを防止できる。
また、利用者は、カム装着部71aに装着された回転ノブ19を介して偏心回転軸71を回転させ、上記状態を切替えることができる。
なお、偏心回転軸71を図示しない配線で各レーザユニット100と接続せず、レーザユニット100のレーザ照射をメインスイッチ18a〜eのみで制御してもよい。
次に、レーザユニット100の組立図を示す図13と、レーザユニット100の右側面図を示す図14と、中央縦断右側面図を示す図15、レーザユニット100の分解説明図を示す図16と、本体ケース140の正面図を示す図17、本体ケース140の背面図を示す図18とともにレーザユニット100について説明する。
なお、以下において、一文字状のレーザ光線を照射する左鉛直レーザユニット100a〜cは、十字状のレーザ光線を照射する下方十字レーザユニット100dと円柱レンズ部110の構成のみが異なるため、主に下方十字レーザユニット100dについて説明する。
レーザユニット100は、中空の本体ケース140と、円柱レンズ部110と、回転歯車121、非球面レンズ部130と、レーザ発光機150とで構成している。
本体ケース140は、円筒形の前胴部140aと、前胴部140aに対して3/5程度の径と2倍程度の奥行きとを有する円筒形の中胴部140bと、前記レーザ発光機150を固定する後胴部140cとを一体に形成して構成している。なお、後胴部140cは、前胴部140aに対して半分程度の径と同程度の奥行きとを有する円筒形で形成している。
なお、本体ケース140の内部には、前胴部140aから中胴部140bを経て、後胴部140cまで連通する空洞部141を形成している。
また、前胴部140aは、後述する円柱レンズ部110と略同一の正面視円形形状であり、正面中央に前胴部140aの空洞部141である前方空洞部141aを備えている。また、前胴部140aの正面の斜め4方向と左右方向には、円柱レンズ部110を固定するための円柱レンズ部固定ネジ穴145を備えている。
なお、上記斜め4方向とは、正面視右斜上方、左斜上方、右斜下方、および左斜下方を含む。また、6つの円柱レンズ部固定ネジ穴145のうち左右の円柱レンズ部固定ネジ穴145aは、後述する方向調整治具の先端部の挿入と回転を許容する。
また、前方空洞部141aの上下外側の前胴部140a正面には、後述する回転歯車121の外形よりひとまわり大きな正面視円形であり前方空洞部141aとの重合箇所を開放部とする回転歯車収納部143を備えている。
さらに、回転歯車収納部143の正面視中央付近の前胴部140aの背面に、収納された回転歯車121をレーザユニット100の外部後方から回転させる歯車回転治具(図示せず)の通過を許容する回転治具孔144を備えている。
また、中胴部140bの空洞部141である中央空洞部141bは、この中央空洞部141bに螺挿される非球面レンズ部130の外径よりひと回り大きく形成するとともに、中央空洞部141b内周面に前後方向(図16中左右方向)に延びる螺挿ねじ溝146を形成している。さらに中胴部140bの前方1/3程度の上部に、螺挿された非球面レンズ部130の位置を固定する固定液を注入するための適宜の径を有する固定液注入孔147を備えている。
また、後胴部140cの空洞部141である後方空洞部141cは、レーザ発光機150の外径と略同一サイズの円形であり、図18に示すように、後胴部140cの前後方向中央付近の上下左右位置に発光体固定ネジ孔148を備える。この発光体固定ネジ孔148は、後方空洞部141cに装着されたレーザ発光機150を固定する円錐ビス151を螺挿するものである。なお、円錐ビス151は、先端に円錐部151aを有する。
また中央空洞部141bと後方空洞部141cの境界部分には、装着されたレーザ発光機150を係止する発光体係止部148aを備えている。
レーザ発光機150は、図示しない電力供給部に接続されてレーザダイオードを用いて約635nmの可視レーザ光を照射するレーザ発光体であり、前方に鍔部150aを備えている。
このレーザ発光機150は、鍔部150aが上述の発光体固定ネジ孔148aに略当接する位置まで後方空洞部141c後方より挿入されて本体ケース140に取付けられる。このとき、図15(a)に示すように、鍔部150aの背面が発光体固定ネジ孔148の中心線148bより前方に位置する。
この状態で、円錐ビス151を円錐部151aが鍔部150aの背面に当接するまで、各発光体固定ネジ孔148に螺挿する。ここで、各円錐部151aの斜辺部分が鍔部150aの背面を前方側に押圧するため、発光体係止部148aと各円錐部151aとで鍔部150aを挟み込む態様で、レーザ発光機150を固定することができる。
また、円錐部151aが4方向から鍔部150aの背面を押圧しているため、各円錐ビス151の螺入量を調整することで、レーザ発光機150から照射するレーザ光線の照射方向を調整することができる。
なお、本実施形態において、後胴部140cの円周方向に等間隔の4箇所の発光体固定ネジ孔148を備えているが、等間隔あるいは異間隔で3箇所以上備えてもよい。
次に、非球面レンズ部130の分解説明図を示す図19、非球面レンズ部130と回転歯車121とを装着した状態の本体ケース140の正面図を示す図20にとともに、非球面レンズ部130および回転歯車121について説明する。
非球面レンズ部130は、外ケーシング132と、非球面レンズ133と、内ケーシング134とで構成している。
非球面レンズ133は、いわゆるコリメートレンズといわれ、円柱部分と、円柱部分の片端面がドーム状に突出した部分とが一体形成され、入射したレーザ光線を平行レーザ光線に変形して出射するレンズである。
外ケーシング132の正面図を示す図19(a)と非球面レンズ部130の分解側面図を示す図19(b)に示すように、外ケーシング132は、内周が非球面レンズ133の外周よりひと回り大きな中空の略円筒形であり、前方およそ1/4までの外周面に、複数の歯を等間隔に備えて形成した外周ギア131を備えている。なお、この外周ギア131を形成する複数の歯は、後述する回転歯車121の歯と噛合する。
また、外ケーシング132の後方2/3程度の外周には、前後方向(図19左右方向)に延びる螺旋状の螺挿ねじ山132aを形成している。なお、螺挿ねじ山132aは、上述した螺挿ねじ溝146(図16)と係合して、中央空洞部141b(図16)に非球面レンズ部130を螺挿可能にする。
また、外ケーシング132に設けた空洞部135には、前記外周ギア131内側位置に、装着される非球面レンズ133の前方周縁部を係止するレンズ係止部135a(図16)を備えている。また、レンズ係止部135aより後方の空洞部135内周面には、前後方向(図19左右方向)に延びるねじ溝135bを形成している。
内ケーシング134は、非球面レンズ133の外形と略同一の端面形状を有する中空の円筒形であり、外周面には、前後方向(図19左右方向)に延びる螺旋状のねじ山13aを備えている。なお、ねじ山13aは、上述したねじ溝135bと係合して、空洞部135に内ケーシング134を螺挿可能にする。
また、非球面レンズ133に当接する前方端面の反対側の内ケーシング134の後方端面には、内ケーシング134の背面図を示す図19(d)に示すように、上下2箇所に適宜の幅と深さとを有する切欠部134bを備えている。
なお、非球面レンズ部130は、非球面レンズ133が空洞部135後方より周縁部133aがレンズ係止部135aに略当接する位置まで外ケーシング132に挿入され、その状態において、空洞部135後方より内ケーシング134が螺挿されて組立てられる。この組立は、上述した切欠部134bにマイナスドライバの先端部分を係止させ、内ケーシング134を回転させて空洞部135前方に回転移動しながら螺挿することで行う。
ここで、内ケーシング134の前方端面が非球面レンズ133の背面側周縁部133a付近を前方側のレンズ係止部135aに押圧し、固定する。
また、上述の組立方法によって組立てた非球面レンズ部130を、前方より回転させながら、外周ギア131が前方空洞部141aに達するまで中央空洞部141b螺入して非球面レンズ部130を本体ケース140に挿着する。
非球面レンズ部130の装着後、本体ケース140の前方より、回転歯車121を外周ギア131に噛合せて回転歯車収納部143に収納する。
なお、回転歯車121は、外周ギア131を形成する複数の歯に噛合する歯車であり、正面視中央に、図示しない歯車回転治具を挿入する六角形の挿入孔121aを備えている。
また、図15に示したように、前胴部140aの背面に備えた回転治具孔144の中心と前記挿入孔121aの中心とが前後方向に略同一位置となるように回転歯車121は回転歯車収納部143に収納される。
また、外周ギア131は33個の歯で形成しているのに対して、前記回転歯車121は15個の歯で形成している。
上記構成により、本体ケース140の回転治具孔144に外部後方から前記歯車回転治具を通過させ、該歯車回転治具の先端を挿入孔121aに挿入し、回転歯車121を回転させると、回転歯車121の回転によって非球面レンズ部130が回転し、螺挿ねじ山132aと螺挿ねじ溝146とによって非球面レンズ部130を螺入、あるいは螺出させて空洞部141内の非球面レンズ部130の位置を前後方向に調整することができる。
これにより、後方空洞部141cに固定されたレーザ発光機150と、非球面レンズ部130内部に装着した非球面レンズ133との距離を調整して、照射されるレーザ光線の焦点の調整をすることができる。
したがって、本体ケース140に円柱レンズ部110を取付けた後に、壁面に投影させたレーザ投影線を確認しながら、レーザユニット100から照射するレーザ光線の焦点を容易に調整することができる。
また、回転歯車121の歯数より多い歯数で外周ギア131を形成しているため、回転歯車121と外周ギア131とのギア比により、非球面レンズ部130の位置の微調整をすることができる。
また、レーザ発光機150を後胴部140cに備えた円錐ビス151で固定しているため、円錐ビス151の螺入具合でレーザ発光機150の照射方向を調整することができる。
また、内ケーシング134の前方端面で非球面レンズ133の背面側周縁付近を前方側のレンズ係止部135aに押圧して非球面レンズ133を内ケーシング134に固定するため、非球面レンズ133の背面側周縁付近の全周に均等な押圧力を付与でき、非球面レンズ133を内ケーシング134に対して直角に固定することができる。
また、非球面レンズ部130の焦点調整完了後に、固定液注入孔147(図15)から固定液を注入することで非球面レンズ部130の焦点調整された位置を固定することができる。
次に、円柱レンズ部110の正面図と円柱レンズ部110の分解側面図とからなる説明図を示す図21とともに円柱レンズ部110について説明する。
円柱レンズ部110は、前面固定板111、円柱レンズ112、および背面固定板113で構成している。
円柱レンズ112(112a、112b)は、いわゆるロッドレンズといわれる円柱形のレンズである。なお、縦用円柱レンズ112aを水平に配し、横用円柱レンズ112bを鉛直に配し、横用円柱レンズ112bの端面が縦用円柱レンズ112aの周面に当接させて2つの円柱レンズ112をT字状に配置している。
また、縦用円柱レンズ112aは、非球面レンズ133から出射された平行レーザ光線の一部が入射し、正面視縦方向(図21(a)上下方向)の投影線を投影する縦レーザ光線18aを前方に出射する。また、横用円柱レンズ112bは、同様に、平行レーザ光線の一部を入射させ、正面視横方向(図21(a)左右方向)の投影線を投影する横レーザ光線を前方に出射する。
前面固定板111と背面固定板113とは、本体ケース140の前面と略同一径の円形であり、それぞれに円柱レンズ112を格納するホルダ部114(114a、114b、114c、114d)を備えている。なお、ホルダ部114は、前面固定板111の前方ホルダ部114a、14bと、背面固定板113の後方ホルダ部114c、14dで構成し、各ホルダ部114に円柱レンズ112を格納することで、2つの円柱レンズ112をT字状に保持することができる。
また、背面固定板113の正面視中央には、非球面レンズ部130から出射した平行レーザ光線の通過を許容する光線通過孔115を備えている。また背面固定板113背面には前方空洞部141aの前端部に係合する円形ガイド116を備えている。
また、図21(a)に示すように、縦用円柱レンズ112aを格納する前方ホルダ部114aおよび横用円柱レンズ112bを格納する前方ホルダ部114bは、前面固定板111の正面側に突出させて形成し、縦用円柱レンズ112aおよび横用円柱レンズ112bを囲繞するような態様で格納する。
なお、前方ホルダ部114aは縦レーザ光線の通過と許容するため、適宜の間隔を隔てて縦用円柱レンズ112aの左右を囲繞している。
前方ホルダ部114bは、上部中央に横レーザ光線の通過を許容する光線通過窓118を備え、横用円柱レンズ112bの周面を囲繞している。
また、前面固定板111および背面固定板113のホルダ部114より外周側の斜め4方向と左右方向には、円柱レンズ部110を本体ケース140前面に固定する固定ネジ161(図14)の通過を許容するネジ孔119(119a、119b)を備えている。
なお、6つのネジ孔119のうち左右方向の方向調整孔119aはネジ孔であるとともに、後述する方向調整治具の通過を許容する孔でもあり、左右方向に長い楕円形状である。なお、前記ネジ孔119は、円柱レンズ部110を本体ケース140前面に取付ける際、円柱レンズ部固定ネジ穴145(図20)と連通する位置に備えられている。
また、残りの4つのネジ孔119bは、前記固定ネジ161(図14)の図示しないネジ部よりひとまわり大きく、ネジ頭部の外径より小さい円形の貫通孔である。
また、上側の回転歯車収納部143の正面視中央付近の前面固定板111および背面固定板113には、回転歯車収納部143収納された回転歯車121をレーザユニット100外部から回転させる歯車回転治具(図示せず)の通過を許容する回転治具孔120(120a、120b)を備えている。
なお、回転治具孔120は、円柱レンズ部110を本体ケース140前面に取付けた際、回転歯車収納部143に収納された回転歯車121の挿入孔121aの中心と回転治具孔120の中心とが前後方向に略同一となる位置に形成されている。
また、後述する方向調整によって円柱レンズ部110を回転させた状態において、円柱レンズ部110が挿入孔121aを覆うことのないように、回転治具孔120を挿入孔121aよりひと回り大きく、左右方向に長い楕円形状で形成している。
円柱レンズ112を前方ホルダ部114a、および前方ホルダ部114bに格納して前面固定板111と背面固定板113を重ね合わせることで円柱レンズ部110は組立てられる。
上記構成により、ホルダ部114に円柱レンズ112を格納することで、2つの円柱レンズ112をT字状に配し、またT字状に保持することができる。
また、円柱レンズ112をホルダ部114に格納して、前面固定板111と背面固定板113で挟み込む態様で円柱レンズ部110を構成しているため、円柱レンズ部110を本体ケース140に固定することによって、円柱レンズ112の位置を固定することができる。
次に、円柱レンズ部110の方向調整する方向調整治具165の説明図を示す図22とともに、方向調整治具165について説明する。
方向調整治具165は、先端円柱部166、突出円柱部167、および握持部168とで構成している。
握持部168は、円柱レンズ部固定ネジ穴145(図20)より3倍程度の径を有する円柱形状に形成している。
先端円柱部166は、前述の円柱レンズ部固定ネジ穴145a(図20)よりわずかに小さな径で、円柱レンズ部固定ネジ穴145aの深さより短い円柱形状であり、握持部168と同じ中心軸上に位置している。
突出円柱部167は、先端円柱部166より5/4倍程度大きな径で、前面固定板111(図21)と背面固定板113(図21)のそれぞれのネジ孔119aの肉厚を合わせた長さより長い円柱形状である。
なお、突出円柱部167は、先端円柱部166および握持部168の中心軸から、先端円柱部166の半径の1/4程度偏心させている。したがって、図22に示すように、偏心方向と逆側(図22中下側)の突出円柱部167の側面視下端が、先端円柱部166の側面視下端と略直線を形成し、偏心側に突出部167aを形成している。
次に、円柱レンズ部110の正面図を示す図23と、円柱レンズ部110の方向調整方法の説明図を示す図24とともに、この方向調整治具165を用いた円柱レンズ部110の方向を調整する調整方法について説明する。
まず、図21に示したように、組立てた円柱レンズ部110の円形ガイド116を本体ケース140の前方空洞部141aの前端に係合させ、各ネジ孔119(図21)が本体ケース140の前面に備えた円柱レンズ部固定ネジ穴145(図20)と連通するようにして、斜め4方向の円柱レンズ部固定ネジ穴145に固定ネジ161を螺入して仮固定する。
このとき、固定ネジ161のネジ頭部が円柱レンズ部110を本体ケース140側に押圧しない程度に螺入するため、仮固定された円柱レンズ部110は、円形ガイド116をガイドとして、回転を許容する。
この状態で、図24に示すように、円柱レンズ部110の正面側から、方向調整治具165の先端円柱部166を左右いずれかの円柱レンズ部固定ネジ穴145aに挿入する。このとき図24(a)に示すように、方向調整孔119aの長半径方向(図24左右方向)に突出円柱部167aを向けて挿入する。
ここで、方向調整治具165を矢印A方向に回転させることにより、図24(b)に示すように、突出円柱部167bが方向調整孔119aの短半径側に回転し、方向調整孔119aの内面を押圧する。したがって、方向調整孔119a内面が押圧された円柱レンズ部110は、図24(c)に示すように、円形ガイド116を中心として矢印B方向に回転する。
本体ケース140に対して適宜の角度だけ円柱レンズ部110を回転させて、その位置で固定ネジ161を再度螺入して、円柱レンズ部110を本体ケース140に固定する。なお、方向調整治具165を取外した円柱レンズ部固定ネジ穴145aにも固定ネジ161を螺入して円柱レンズ部110の方向調整を完了する。
このようにして、レーザユニット100は、本体ケース140に対して円柱レンズ部110を固定する向きの微調整をすることができる。また、円柱レンズ部110の固定する向きを調整することによって、円柱レンズ部110に格納された円柱レンズ112照射方向を微調整することができる。
これにより、例えば、図7に示すような四方向にレーザ光線を照射する四方向レーザ墨出装置1において、レーザユニット100を固定部61(図7)に取付けた後であっても、容易にレーザユニット100から照射するレーザ光線の照射方向を調整することができる。
したがって、正面鉛直レーザユニット100b(図7)から照射する四方向レーザ墨出機1の正面側に照射する鉛直方向のレーザ光線と下方十字レーザユニット100d(図7)から照射する四方向レーザ墨出機1の下方に照射する十字状のレーザ光線とを重合させる調整、左鉛直レーザユニット100a(図7)から照射する四方向レーザ墨出機1の左側方に照射する鉛直方向のレーザ光線と下方十字レーザユニット100dから照射する四方向レーザ墨出機1の下方に照射する十字状のレーザ光線とを重合させる調整、及び水平レーザユニット100c(図7)から照射する四方向レーザ墨出機1の正面および左側方に照射する水平方向のレーザ光線の照射方向による上記鉛直方向のレーザ光線と交差角度の調整を容易に行うことができる。
また、上側の回転歯車収納部143の正面視中央付近となる前面固定板111および背面固定板113の上方に、挿入孔121aよりひと回り大きく、左右方向に長い楕円形状で形成した回転治具孔120を備えたことにより、円柱レンズ部110の外部前方から前記歯車回転治具を通過させ、該歯車回転治具の先端を挿入孔121aに挿入し、回転歯車121を回転させると、回転歯車121の回転によって非球面レンズ部130が回転し、螺挿ねじ山132aと螺挿ねじ溝146とによって非球面レンズ部130を螺入、あるいは螺出させて空洞部141内の非球面レンズ部130の位置を前後方向に調整することができる。
これにより、レーザユニット100を固定部61(図7)に取付けた後に、壁面に投影させたレーザ投影線を確認しながら、レーザ光線の焦点を調整することができる。
また、固定部61に固定されたレーザユニット100の円柱レンズ部110の方向調整完了後に、レーザ光線の焦点を調整することもできる。
四方向レーザ墨出機1の構成要素のそれぞれを上記構成としたことによって、四方向レーザ墨出機1は、四方向レーザ墨出機1の上方、正面側、左側方、及び下方のそれぞれの壁面に精度の高い直角関係を有する交差点を有するレーザ投影線を得ることができ、作業効率の効率を望む利用者の満足度を向上することができる。
また、嵌合孔12bと嵌合凸部13aを嵌合させて、嵌合凸部13aの中心を回転軸とする回転自在にカバーベース12と回転ベース13とを嵌合したことによって、高さ調整ネジ15によって調整されたレーザ照射装置30の略水平状態を保持したまま、回転中心13eを中心として、カバー11及びカバーベース12を回転させることができ、四方向レーザ墨出機1を三脚90等に装着した状態のまま、四方向レーザ墨出機1から照射される各レーザ光線全体の投影方向を調整することができる。
したがって、投影方向を調整するために再度、設置しなければならないレーザ墨出機と比較して作業効率が向上するため、作業効率の効率を望む利用者の満足度をさらに向上することができる。
また、従来のように、押し付けによって錘下体80を固定するレーザ墨出機の場合、ジンバルの状態によって捩じれて錘下体80が固定されることがあり、ジンバル機構の変形や損傷の原因となるが、本実施例に示す四方向レーザ墨出機1は錘下体80を引っ張って固定するため捩じれることなく、振動等の外力が負荷されてもジンバル部50のみに力が集中することがなく、左右水平ジンバル軸52や前後水平ジンバル軸53が変形することを防止できる。
また、スプリング74の付勢力で左右水平ジンバル軸52を支持する当て金73と、弾性力を有するゴムで形成した円盤部83またはOリング84と固定カバー86との当接箇所によって引張力をジンバル部50および錘下体80に負荷しているため、錘下体80を固定した状態で振動等の外力が負荷されても、該外力はOリング84及び固定カバー86の弾性力、ならびにスプリング74の付勢力によって吸収されるため、外力が左右水平ジンバル軸52や前後水平ジンバル軸53に直接負荷することを防止できる。したがって、精度の高いジンバル部50の耐久性を向上させることができる。
また、回転治具孔144による円柱レンズ112の固定方向を調整する方向調整孔119a、回転治具孔120をレーザユニット100に備えたことによって固定部61にレーザユニット100を取付けた後に、各100から照射されるレーザ光線の照射方向を容易に調整できるため、精度の高いレーザユニット100の固定に関する効率を向上させることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のレーザ墨出装置は、四方向レーザ墨出機1に対応し、
以下同様に
本体部は、筐体10に対応し、
レーザ照射部は、レーザ照射装置30に対応し、
鉛直状態維持部は、ジンバル部50に対応し、
支持部は、当て金73に対応し、
移動手段は、偏心回転軸71、偏心カム77及びスプリング74に対応し、
第1当接部は、円盤部83及びOリング84に対応し、
第2当接部は、固定カバー86の円筒形空間86a及びテーパ部86cに対応し、
引寄せ手段は、偏心カム77に対応し、
レーザ照射スイッチは、偏心回転軸71に対応し、
レーザ発光体は、レーザ発光機150に対応し、
円柱レンズ固定方向調整手段は、方向調整孔119a、回転治具孔120および回転治具孔144に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
四方向レーザ墨出機の斜視図。 四方向レーザ墨出機の正面図。 四方向レーザ墨出機の左側面図。 四方向レーザ墨出機の正面視中央付近の右側方から見た縦断右側面図。 四方向レーザ墨出機の回転について説明する平面図。 三脚に設置した四方向レーザ墨出機の正面図。 筐体内部に配置したレーザ照射部の斜視図。 照射部本体の斜視図。 ジンバル部の拡大断面図。 偏心カムの中央付近の横断断面図。 ジンバル部の移動機構の説明図。 錘下体の固定機構の説明図。 レーザユニットの組立図。 レーザユニットの側面図 レーザユニットの中央縦断右側面図 レーザユニットの分解説明図。 本体ケースの正面図。 本体ケースの背面図。 非球面レンズ部の分解説明図面図。 非球面レンズ部と回転歯車とを装着した状態の本体ケースの正面図。 円柱レンズ部の正面図と円柱レンズ部の分解側面図とからなる説明図。 円柱レンズ部の方向調整する方向調整治具の説明図。 円柱レンズ部を本体ケースに仮固定した状態の正面図。 円柱レンズ部の方向調整方法の説明図。
符号の説明
1…四方向レーザ墨出機
10…筐体
30…レーザ照射装置
50…ジンバル部
71…偏心回転軸
73…当て金
74…スプリング
77…偏心カム
83…円盤部
84…Oリング
86…固定カバー
86a…円筒形空間
86c…テーパ部
112…円柱レンズ
119a…方向調整孔
120…回転治具孔
144…回転治具孔
150…レーザ発光機

Claims (5)

  1. 本体部と、レーザ光線を照射するレーザ照射部と、該レーザ照射部の重心を鉛直方向に維持する鉛直状態維持部と、前記鉛直状態維持部を前記本体部に支持する支持部と、前記レーザ照射部に備えた第1当接部と、前記本体部に備えた第2当接部と、前記支持部を前記第1当接部と前記第2当接部が当接する方向と離間する方向とに移動させる移動手段とを備えた
    レーザ墨出装置。
  2. 前記第1当接部および第2前記当接部のうち、いずれか一方を弾性材で構成した
    請求項1に記載するレーザ墨出装置。
  3. 前記移動手段を、
    前記鉛直状態維持部を前記レーザ照射部とともに前記移動手段側に引寄せる引寄せ手段で構成した
    請求項1または2に記載するレーザ墨出装置。
  4. 前記移動手段に、
    前記レーザ照射部のレーザ光線の照射のON/OFFを切替えるレーザ照射スイッチを備えた
    請求項1、2または3に記載するレーザ墨出装置。
  5. 前記レーザ照射部を、
    レーザ光線を照射するレーザ発光体と、前記レーザ光線を投影形状が線状になるように変形する円柱レンズと、前記レーザ発光体に対する前記円柱レンズの固定方向を調整する円柱レンズ固定方向調整手段とで構成した
    請求項1から4のうちいずれかに記載するレーザ墨出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112595299A (zh) * 2020-12-10 2021-04-02 瑞昌市正元核地信息产业有限公司 一种易于安装的监测用测钉

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