JP2007177236A - 無鉛ガソリン組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エタノールを含有するレギュラーガソリンにおいて、接触分解ガソリン混合比率を高い状態で維持しながら高オクタン価を達成する。
【解決手段】 本発明による無鉛ガソリン組成物は、硫黄分10質量ppm以下、オレフィン分が10〜25容量%、リサーチ法オクタン価が96未満、(n−ヘプタン+n−オクタン)/C6オレフィン比(容量比)が0.20以下であり、エタノールを含有する。(n−ヘプタン+n−オクタン)/シクロペンテン比(容量比)が5以下であること、または、(n−ヘプタン+n−オクタン)/メチルシクロペンタン比(容量比)が0.8以下であるのが好ましい。また、銀板腐食が1以下、チオールによる硫黄分が2質量ppm以下、ベンゼン含有量が1容量%以下であること、または、50容量%留出温度が80〜97℃であることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、リサーチ法オクタン価が96未満のいわゆるレギュラーガソリンに使用される無鉛ガソリン組成物に関し、特には、接触分解ガソリン基材を主成分とし、エタノールを含有する比較的高いオクタン価を有するガソリン組成物に関する。
一般に、レギュラーガソリンは、接触分解ガソリン、改質ガソリン、脱硫ナフサ、異性化ガソリン、アルキレートガソリン、イソペンタンなどのガソリン基材を配合して製造される(特許文献1)。
京都議定書のCO削減発効を背景に、車両エンジンの熱効率を高め、CO排出量を低減することが検討されているが、この為の方策としてレギュラーガソリンのオクタン価を高めることが効果的であるとされている(非特許文献1)。
特開平9−71789号公報 2004年度JCAPII報告
一般にレギュラーガソリンのオクタン価を高めるためには、主基材である接触分解ガソリン(FCCガソリン)のオクタン価を高めることが必要であり、接触分解反応温度を高めることが有効である。しかしながら、接触分解反応温度を高めると、オレフィンや芳香族等が増加することにより、酸化安定性の悪化や蒸留性状の重質化、ベンゼン分の増加により車両運転性悪化や排気ガス性状の悪化を招くことになる。
レギュラーガソリンのオクタン価をさらに向上させる為には接触分解ガソリンの代わりに、比較的オクタン価が高い芳香族基材を多く使用することもあるが、この場合芳香族基材は比較的沸点が高いために、レギュラーガソリンの蒸留性状が重質化し、揮発性が悪化することから、とりわけエンジン始動時に車両の運転性悪化を招くことになる。この為、沸点が低くオクタン価が比較的高いイソペンタンや異性化ガソリンを用いて、50%留出温度や90%留出温度等を低下することがなされている。また、エタノールやETBEの含酸素化合物を利用してオクタン価を高めることも有効である。
しかしながら、これらのいずれの中にも、接触分解ガソリンを重質化させずにオクタン価を高めることにより、レギュラーガソリンへの接触分解ガソリン混合比率を高い状態で維持しながら高オクタン価を達成するという課題に着眼したものは見当たらない。
本発明者らは上記課題について鋭意研究した結果、特定化合物の比率を制御するように接触分解ガソリンを分留することで、接触分解ガソリン基材のオクタン価を向上できることを見出した。また、これにより、接触分解ガソリンのレギュラーガソリン混合比率を高くすることができる。さらにこの方法によると蒸留性状を軽質にすることが可能である。
本発明に用いる接触分解ガソリン基材は、接触分解ガソリンによる基材であって、(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ノナン+n-デカン)比(容量比)が3以下かつ(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ペンタン+n-ヘキサン)比が0.5以下である。「n−ヘプタン+n−オクタン」とは、n−ヘプタンとn−オクタンの含有量の和であり、「n-ノナン+n-デカン」とは、n-ノナンとn-デカンの含有量の和であり、「n-ペンタン+n-ヘキサン」とは、n-ペンタンとn-ヘキサンの含有量の和である。この接触分解ガソリン基材(以下、低(nC7+8)接触分解ガソリン基材という)は、原料となる接触分解ガソリンを分留、混合して得ることができる。
本発明による無鉛ガソリン組成物は、低(nC7+8)接触分解ガソリン基材を50〜80容量%、他のガソリン基材を50〜20容量%配合することで製造できる。
本発明による無鉛ガソリン組成物は、エタノールを含有し、硫黄分10質量ppm以下、オレフィン分が10〜25容量%、リサーチ法オクタン価が96未満、(n−ヘプタン+n−オクタン)/C6オレフィン比(容量比)が0.20以下である。「C6オレフィン」とは、炭素数が6の不飽和鎖状炭化水素化合物の総和含有量である。さらに、(n−ヘプタン+n−オクタン)/シクロペンテン比(容量比)が5以下であること、または、(n−ヘプタン+n−オクタン)/メチルシクロペンタン比(容量比)が0.8以下であるのが好ましい。また、銀板腐食が1以下、チオールによる硫黄分が2質量ppm以下、ベンゼン含有量が1容量%以下であること、または、50容量%留出温度が80〜97℃であることが好ましい。
本発明による接触分解ガソリン基材またそれを用いた無鉛ガソリン組成物は、特定化合物の比率を所定の範囲にすることにより、接触分解プロセスを変更することなく接触分解ガソリン基材のオクタン価を向上できる。かつ、蒸留性状が軽質となるため、無鉛ガソリン組成物への接触分解ガソリン基材の配合量を高めることできる。エタノールを配合することによる無鉛ガソリン組成物のオクタン価の上昇が、エタノール単品のオクタン価との単純積算値よりもおおきくなる、すなわち相乗効果があるという作用がある。さらに、50%留出温度も低下するため、ガソリン基材選択のフレキシビリティを増加させることができる。
〔接触分解ガソリン〕
接触分解ガソリン留分を製造するプロセスは、接触分解装置、原料油、運転条件を特に限定するものでなく、公知の任意の製造工程を採用できる。接触分解装置は、無定形シリカアルミナ、ゼオライトなどの触媒を使用して、軽油から減圧軽油までの石油留分のほか、重油間接脱硫装置から得られる間脱軽油、重油直接脱硫装置から得られる直脱重油、常圧残さ油などを接触分解して高オクタン価ガソリン基材を得る装置である。接触分解の原料油は、特にその硫黄分が4000質量ppm以下、より好ましくは2000質量ppm以下、さらには1000質量ppm以下、特には500質量ppm以下に水素化精製などにより低減した留分を用いることが好ましい。例えば、UOP接触分解法、フレキシクラッキング法、ウルトラ・オルソフロー法、テキサコ流動接触分解法などの流動接触分解法、RCC法、HOC法などの残油流動接触分解法などがある(非特許文献2)。
石油学会編,石油精製プロセス,p.125,講談社サイエンティフィク(1998)
本発明による接触分解ガソリン基材(低(nC7+8)接触分解ガソリン基材)は、接触分解ガソリン(FCCガソリン)による基材であって、(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ノナン+n-デカン)比(容量比)が3以下かつ(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ペンタン+n-ヘキサン)比が0.5以下であり、この基材は、原料となる接触分解ガソリンを分留、混合して得ることができる。この分留は、接触分解装置から取り出された留分を分留してもよいし、接触分解装置内部の分留塔から必要な留分を複数取り出して混合してもよい。
分留工程では、接触分解ガソリンを(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ノナン+n-デカン)比(容量比)が2.5以下かつ(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ペンタン+n-ヘキサン)比が0.4以下となるよう分留、混合することが好ましく、さらに好ましくは接触分解ガソリンを(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ノナン+n-デカン)比(容量比)が2以下かつ(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ペンタン+n-ヘキサン)比が0.3以下となるよう分留、混合する。特に好ましくは、接触分解ガソリンを(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ノナン+n-デカン)比(容量比)が1以下、さらには0.6以下、かつ(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ペンタン+n-ヘキサン)比が0.2以下、さらには0.1以下となるよう分留、混合とする。低(nC7+8)接触分解ガソリン基材中の(n-ノナン+n-デカン)の含有量は、0.1〜1.0容量%、特には0.2〜0.7容量%が好ましい。また、低(nC7+8)接触分解ガソリン基材中の(n-ペンタン+n-ヘキサン)の含有量は、1.0〜5.0容量%、特には2.0〜4.0容量%が好ましい。低(nC7+8)接触分解ガソリン基材中の(n-ヘプタン+n-オクタン)の含有量は、1.0容量%以下、特には0.8容量%以下が好ましい。オクタン価は、90〜96、特には92〜95が好ましい。
低(nC7+8)接触分解ガソリン基材の蒸留性状は、10%留出温度が35〜55℃、特には40〜50℃が好ましく、90%留出温度が155〜200℃、特には170〜190℃が好ましい。10%留出温度と90%留出温度との差が、115〜160℃、特には120〜150℃が好ましい。ジエン価は2.0g/100g以下、特には0.5g/100g以下が好ましい。飽和分が30〜60%、特には40〜50%、オレフィン分が20〜40%、特には20〜30%、アロマ分が15〜30%、特には20〜25%が好ましい。
接触分解ガソリンを(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ノナン+n-デカン)比(容量比)が3以下かつ(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ペンタン+n-ヘキサン)比が0.5以下となるよう分留する好ましい方法としては、まず接触分解ガソリンを蒸留し軽質留分、中質留分、重質留分を得る。このとき、軽質留分は(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ノナン+n-デカン)比(容量比)が3以下、より好ましくは1.5以下、さらには1以下、特には0.5以下、重質留分は(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ペンタン+n-ヘキサン)比が0.5以下、より好ましくは0.3以下、さらには0.2以下、特には0.1以下となるように分留する。分留後、軽質留分と重質留分を混合し、(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ノナン+n-デカン)比(容量比)が3以下かつ(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ペンタン+n-ヘキサン)比が0.5以下である低(nC7+8)接触分解ガソリン基材を得る。この方法により、硫黄分をほとんど変化させずにオクタン価を向上させることができる。なお、分留する前に硫黄分の分子量を大きくする処理をするのが好ましい。ここで得られる中質留分はオクタン価が低いが、接触改質処理によってオクタン価を増加させることができる。
低(nC7+8)接触分解ガソリン基材の硫黄分は、好ましくは15質量ppm未満、より好ましくは10質量ppm以下、さらに好ましくは5質量ppm以下、特に好ましくは1質量ppm以下である。硫黄分を低減する方法については限定しないが、接触分解ガソリンに含まれるオレフィンを損なわずに脱硫するのがオクタン価が減少しないので好ましい。具体的には、Prime−G+プロセス(非特許文献3)等の選択的水素化脱硫や公知文献に記載の収着脱硫(特許文献2)が好ましい。なお、オレフィンをほとんど損なわずに接触分解ガソリンの硫黄分を1質量ppm以下にするには収着脱硫あるいは選択的水素化脱硫と収着脱硫の組み合わせが好ましい。また、接触分解ガソリンの硫黄分を10質量ppm以下にする場合は選択的水素化脱硫あるいは選択的水素化脱硫と収着脱硫の組み合わせが好ましい方法としてあげられる。なお、これら脱硫は分留する前の接触分解ガソリンでも、分留後の各留分でもどちらに対してでもよいが、好ましくは、分留した後の重質留分に対してのみ行うのが好ましい。さらには、接触分解ガソリンは含まれる硫黄化合物の分子量を大きくする処理を行ってから分留するのが好ましい。チオール類などの重質化されやすい硫黄化合物の分子量を選択的に大きくすることにより、その含硫黄化合物の沸点が高くなるため、分留工程において含硫黄化合物を重質接触分解ガソリン中に移行することができ、分留で得られる軽質留分、中質留分の硫黄分を低減できる。硫黄化合物の分子量を選択的に大きくする方法としては、マーロックス法(非特許文献4)等のスイートニングプロセスやSHUプロセス(非特許文献3)のように硫黄化合物とオレフィン類と反応させて重質化する方法が好適に用いられる。
「21st JPI PetroleumRefining Conference "Recent Progress in Petroleum ProcessTechnology"」,p.37 (2002) 国際公開第05/44959号 石油精製技術便覧第3版、産業図書株式会社(1981)
低(nC7+8)接触分解ガソリン基材のチオールによる硫黄分は、好ましくは5質量ppm以下、より好ましくは2質量ppm以下、さらに好ましくは1質量ppm以下である。チオールによる硫黄分を低減する方法については限定しないが、MERICAT-IIプロセス(非特許文献5)等の炭素数5以上のチオールを除去できるスイートニングプロセスによる処理や収着脱硫処理が好ましい。
NPRA 2000 Annual Meeting AM-00-54
〔無鉛ガソリン組成物〕
本発明の無鉛ガソリン組成物は、エタノールを含有し、硫黄分10質量ppm以下であり、好ましくは5質量ppm以下、さらに好ましくは1質量ppm以下である。エタノールの配合量は0.1〜10容量%が好ましく、さらには1〜5容量%が好ましい。オレフィン分は10〜25容量%であり、好ましくは15〜25容量%である。オレフィン分が10容量%以下であると、接触分解ガソリンの配合比率が制限され好ましくない。オレフィン分が25容量%以上であると、酸化安定性の悪化や金属の錆びを促進させたり、蒸発ガスが光化学スモッグの原因となることから好ましくない。飽和分は、40〜60容量%、特には40〜55容量%が好ましい。飽和分がこの範囲であると、冷機時運転性が良好である。アロマ分は、20〜40容量%、特には25〜35容量%が好ましい。アロマ分がこの範囲であると、点火プラグの燻りがなく、エンジンの清浄性が良好である。なおここでいう飽和分、アロマ分とはJIS K 2536「石油製品−成分試験方法」の蛍光指示薬吸着法によって求めた値である。
リサーチ法オクタン価は96未満であり、好ましくは89以上96未満、さらに好ましくは92以上96未満である。リサーチ法オクタン価が96以上であると、接触分解ガソリンの配合比率が制限され好ましくない。銀板腐食が1以下であるのが好ましい。チオールによる硫黄分が2質量ppm以下であるのが好ましく、さらには1質量ppm以下である。チオールによる硫黄分が2質量ppmを超えると部材が腐食されやすくなり好ましくない。ベンゼン含有量が1容量%以下であるのが好ましく、さらには0.8容量%以下、特には0.5容量%以下が好ましい。ジエン価は1.5g/100g以下、特には0.5g/100g以下が好ましい。
(n−ヘプタン+n−オクタン)/C6オレフィン比(容量比)は0.20以下、好ましくは0.15以下、さらに好ましくは0.10以下、特には0.08以下である。n−ヘプタンやn−オクタンはそのもののリサーチ法オクタン価が0以下であり、これらは極力少ないのが好ましい。(n−ヘプタン+n−オクタン)/シクロペンテン比(容量比)は好ましくは5以下、より好ましくは4以下、さらに好ましくは3以下、特には2以下である。(n−ヘプタン+n−オクタン)/メチルシクロペンタン比(容量比)は好ましくは0.8以下、より好ましくは0.6以下、さらに好ましくは0.4以下、特には0.2以下である。無鉛ガソリン組成物中のC6オレフィンの含有量は、2〜10容量%、特には2〜7容量%が好ましい。シクロペンテンの含有量は0.1〜5.0容量%、特には0.1〜1.0容量%が好ましい。メチルシクロペンタンの含有量は1〜20容量%、特には1〜10容量%が好ましい。(n-ヘプタン+n-オクタン)の含有量は、1.0容量%以下、特には0.5容量以下が好ましい。
本発明による無鉛ガソリン組成物の蒸留性状は、10%留出温度が40〜70℃、特には40〜60℃が好ましく、90%留出温度が130〜180℃、特には150〜175℃が好ましい。10%留出温度と90%留出温度との差は、105〜160℃、特には110〜150℃が好ましい。50容量%留出温度は80〜97℃であるのが好ましく、さらには80〜95℃、特には85〜95℃であるのが好ましい。50容量%留出温度が97℃を超えると、冷機時運転性の悪化や加速性の悪化を引き起こすため好ましくない。また、50%留出温度が80℃以下であると燃費の悪化や排ガス性状の悪化を引き起こすため好ましくない。
本発明による無鉛ガソリン組成物は炭素数が7または8の芳香族化合物の含有量が合計で3〜10容量%であることが好ましく、さらには3〜7容量%である。
本発明の無鉛ガソリン組成物は、低(nC7+8)接触分解ガソリン基材50〜85容量%、好ましくは60〜85容量%、さらに好ましくは65〜80容量%と他のガソリン基材配合することで製造することができる。他のガソリン基材としては、(A)接触改質ガソリン基材、(C)原油を常圧蒸留した直留ナフサ、(B)直留ナフサを脱硫処理した脱硫ナフサ、(C)軽質ナフサを接触処理し、異性化してオクタン価を高めたアイソメレート(異性化ガソリン)、(D)原油や各種の2次精製装置から回収されるLPG留分や軽質ナフサなどを精密蒸留して得られるブタン、イソペンタンなどが挙げられる。
接触改質ガソリン基材としては、接触改質ガソリンを蒸留して炭素数7及び9〜10の芳香族炭化水素に富む留分を分離したものを用いることができる。これらを通常1〜50容量%、オクタン価向上効果から、2容量%以上、さらには3容量%以上、特には5容量%以上配合することが好ましい。蒸留性状の重質化から好ましくは35容量%以下、さらに好ましくは25容量%以下である。また、接触改質ガソリンは適宜の沸点範囲で分離して得られた留分を用いることにより、きめ細かく、フレキシブルにガソリン組成物をブレンド、調製することができる。
原油を常圧蒸留分離して得たナフサを脱硫した脱硫軽質ナフサを0〜20容量%配合すること、また、この脱硫ナフサを異性化反応によりオクタン価を高めた異性化ガソリンを0〜20容量%、より好ましくは2〜15容量%配合することが好ましい。また、アルキレートガソリンを0〜30容量%、好ましくは3〜28容量%、より好ましくは3〜25容量%、また、ETBE(エチル−t−ブチルエーテル)を0〜20容量%、好ましくは5〜15容量%配合することが好ましい。
なお、この他のガソリン基材としては特に限定されないが、メチルt−ブチルエーテル(MTBE)、エチルs−ブチルエーテル(ESBE)、t−アミルエチルエーテル(TAEE)、メタノール等の含酸素ガソリン基材等、公知のガソリン基材を用いることができる。他のガソリン基材は、硫黄分が10質量ppm以下であることが好ましく、好ましくは5質量ppm以下、特には1質量ppm以下であることが好ましい。
〔他の添加物〕
さらに、本発明のガソリンには、当業界で公知の燃料油添加剤の1種又は2種以上を必要に応じて配合することができる。これらの配合量は適宜選べるが、通常は添加剤の合計配合量を0.1重量%以下に維持することが好ましい。本発明のガソリンで使用可能な燃料油添加剤を例示すれば、フェノール系、アミン系などの酸化防止剤、シッフ型化合物、チオアミド型化合物などの金属不活性化剤、有機リン系化合物などの表面着火防止剤、コハク酸イミド、ポリアルキルアミン、ポリエーテルアミンなどの清浄分散剤、多価アルコール又はそのエーテルなどの氷結防止剤、有機酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、高級アルコールの硫酸エステルなどの助燃剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤などの帯電防止剤、アゾ染料などの着色剤を挙げることができる。
以下に、実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの例により何ら制限されるものではない。
〔接触分解ガソリン基材の調製〕
中東系原油の減圧軽油留分を水素化精製処理したものを主たる原料油とする流動接触分解で得られたガソリン留分をスイートニング処理し、接触分解ガソリンAを得た。接触分解ガソリンAを40:25:35(容量比)の比率となるよう蒸留分離し、軽質接触分解ガソリンB、中質接触分解ガソリンC、重質接触分解ガソリンDを得た。重質接触分解ガソリンDはCoMo触媒を用い200℃、1.5MPa、LHSV=3(h−1)、H/Oil=600(L/L)の条件下で脱硫して、スイートニング処理した後、軽質接触分解ガソリンBと混合し接触分解ガソリンEを得た。
接触分解ガソリンAを50:25:25(容量比)の比率となるよう蒸留分離し、軽質接触分解ガソリンF、中質接触分解ガソリンG、重質接触分解ガソリンHを得た。重質接触分解ガソリンHはCoMo触媒を用い200℃、1.5MPa、LHSV=3(h−1)、H/Oil=600(L/L)の条件下で脱硫して、スイートニング処理した後、軽質接触分解ガソリンFと混合し接触分解ガソリンIを得た。また、重質接触分解ガソリンHをCoMo触媒を用い200℃、1.5MPa、LHSV=3(h−1)、H/Oil=600(L/L)の条件下で脱硫した後、Ni−Zn複合酸化物を用い300℃、1.0MPa、LHSV=2.5(h−1)、H/Oil=90(L/L)の条件下でさらに脱硫し、スイートニング処理した後、軽質接触分解ガソリンFと混合し接触分解ガソリンJを得た。
接触分解ガソリンAを60:40(容量比)の比率となるよう蒸留分離し、軽質接触分解ガソリンK、重質接触分解ガソリンLを得た。重質接触分解ガソリンLはCoMo触媒を用い200℃、1.5MPa、LHSV=3(h−1)、H/Oil=600(L/L)の条件下で脱硫して、スイートニング処理した後、軽質接触分解ガソリンKと混合し接触分解ガソリンMを得た。
接触分解ガソリンA、軽質接触分解ガソリンB、重質接触分解ガソリンD、軽質接触分解ガソリンFおよび重質接触分解ガソリンHの性状などの特性を表1に、軽質接触分解ガソリンKおよび重質接触分解ガソリンLの性状などの特性を表2に示す。また、接触分解ガソリンMと、低(nC7+8)接触分解ガソリン基材となる接触分解ガソリンE、接触分解ガソリンIおよび接触分解ガソリンJの性状などの特性を表3に示す。以下の表中、n-C5はn-ペンタン、n-C6はn-ヘキサン、n-C7はn-ヘプタン、n-C8はn-オクタン、n-C9はn-ノナン、n-C10はn-デカン、また、C9+アロマは炭素数9以上の芳香族をそれぞれ示す。




この結果から、接触分解ガソリンE、接触分解ガソリンIは、接触分解ガソリンMと比べて、硫黄分の値をほとんど変えることなくオクタン価を向上させ、蒸留性状を軽質できることがわかる。さらに、接触分解ガソリンJは硫黄分を1質量ppm以下に低減しながらも、かつオクタン価を向上させ蒸留性状を軽質にすることができることがわかる。
〔ガソリン組成物の調製〕 表4に示すようにガソリン基材を用意し、表5に示す配合割合(容量%)でブレンドして実施例、比較例となるガソリン組成物を調製した。これらガソリン組成物の特性を表6及び表7に示す。この結果から、実施例1(#7)及び実施例2(#8)は接触分解ガソリンの含有量が大きくても、オクタン価が高く、かつ、50容量%留出温度が低く、相対的に運転性能に優れる。比較例1(#5)及び比較例2(#6)では、オクタン価が95以上とするには、接触分解ガソリンの含有量を少なくすることが必要となり、また、50容量%留出温度が高いため、相対的に運転性能に劣る。実施例2(#8)と参考例2(#10)を比べると、AC9とエタノールがほぼ同じオクタン価であるにもかかわらず、エタノールは接触分解ガソリン基材と相乗作用を示し、ガソリンのオクタン価は、実施例2(#8)の方がより高くなっている。
ガソリン基材は次のものを用いた。ブタンは、原油由来のブタン留分である。ETBEは、試薬(東京化成社製)のエチル−t−ブチルエーテルを用いた。エタノール(EtOH)は試薬(関東化学社製)のエタノールを用いた。
異性化ガソリン:
原油を蒸留して得られる直留軽質ナフサを脱硫した脱硫直留軽質ナフサを、白金硫酸ジルコニア触媒を用いて異性化し、異性化ガソリンを得た。
AC7:
軽質改質ガソリンである。前記脱硫直留軽質ナフサ(DS−LG)を得る際に、脱硫後、重質留分(脱硫重質ナフサ)が蒸留分離される。この脱硫重質ナフサを固体触媒により移動床式反応装置を用いて改質反応させることにより、芳香族分の高い炭化水素、すなわち改質ガソリンを得た。これを蒸留分離することにより炭素数7の芳香族炭化水素(トルエン)を95容量%含有する留分(AC7)を得た。
AC9:
重質改質ガソリンであり、前記のよう調製された改質ガソリンの蒸留分離において、炭素数11以上の炭化水素が5容量%以下、炭素数9及び10の炭化水素が90容量%以上含有される留分(AC9)を得た。炭素数9の芳香族炭化水素の含有量は、90容量%である。
ALKG:
アルキレートガソリンであり、ブチレンを主成分とする留分とイソブタンを主成分とする留分を硫酸触媒あるいはまた固体燐酸触媒により反応させて、イソパラフィン分の高い炭化水素を得た。
本実施例の測定は、次の方法により行った。
蒸留性状:JIS K 2254「石油製品−蒸留試験法」
蒸気圧(RVP):JIS K 2258「原油及び燃料油−蒸気圧試験方法−リード法」
オクタン価(RON):JIS K 2280「石油製品−燃料油−オクタン価及びセタン価試験方法並びにセタン指数算出方法」のリサーチ法オクタン価試験方法
全硫黄分:ASTM D 5453(紫外蛍光法)に準拠して、小数点以下1桁まで求めた。
チオールによる硫黄分:JIS K 2276「石油試験−航空燃料油試験方法−メルカプタン硫黄分試験方法(電位差滴定法)」
密度:JIS K 2249「原油及び石油製品−密度試験方法」
組成成分:JIS K 2536「石油製品−成分試験方法」のガスクロマトグラフィー法
材質:メチルシリコーン、カラム槽条件:初期温度5℃、保持時間10分、昇温速度2℃/分、最終温度140℃ガス条件:流速2ml/分、スプリット比50:1、メークアップ量50ml/分、試料注入量:0.5μL
ジエン価:UOP法326−82に従い、試料100gと反応する無水マレイン酸と当量のヨウ素のグラム数を求めた。ジエン価により検出される化合物はともに接触分解ガソリン及び熱分解ガソリンに多く含まれ、特有の臭気をもつ他、特にジエン価が高い場合はガソリンの酸化安定性を悪化させる。
銀板腐食:JIS K 2513「石油製品−銅板腐食試験方法:対応(ASTM D130)」のボンベ法(ジェット燃料)で銅板の代わりにJIS K2276「石油製品−航空燃料油試験方法」の「14.銀板腐食試験方法」に用いる銀板を使用して評価した。試験温度は50℃、試験時間は3時間である。
窒素分:JIS K 2606「窒素分試験方法(化学発光法)」
ベンゼン:JIS K 2536「石油製品−成分試験方法」のガスクロマトグラフィー法(同上)
飽和分、オレフィン分、アロマ分:JIS K 2536「石油製品−成分試験方法」の蛍光指示薬吸着法(FIA法)



Claims (6)

  1. 硫黄分10質量ppm以下、オレフィン分が10〜25容量%、リサーチ法オクタン価が96未満、(n−ヘプタン+n−オクタン)/C6オレフィン比(容量比)が0.20以下であり、エタノールを含有する無鉛ガソリン組成物。
  2. (n−ヘプタン+n−オクタン)/シクロペンテン比(容量比)が5以下である請求項1記載の無鉛ガソリン組成物。
  3. (n−ヘプタン+n−オクタン)/メチルシクロペンタン比(容量比)が0.8以下である請求項1または2記載の無鉛ガソリン組成物。
  4. 接触分解ガソリンによる基材であって、(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ノナン+n-デカン)比(容量比)が3以下かつ(n-ヘプタン+n-オクタン)/(n-ペンタン+n-ヘキサン)比が0.5以下である低(nC7+8)接触分解ガソリン基材を50〜80容量%含む請求項1〜3記載の無鉛ガソリン組成物。
  5. 銀板腐食が1以下、チオールによる硫黄分が2質量ppm以下、ベンゼン含有量が1容量%以下である請求項1〜4記載の無鉛ガソリン組成物。
  6. 50容量%留出温度が80〜97℃である請求項1〜5記載の無鉛ガソリン組成物。
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