JP2007176631A - 基板搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス基板上の塗布膜に斑が生じないように,基板を搬送する。
【解決手段】レジスト塗布処理ユニット24のステージ70の前後に,第1の搬送体100と第2の搬送体101を設ける。第2の搬送体101は,Y方向に並べられた複数のロール110と,ロール110を支持するハンド111と,ハンド111が取り付けられたレールプレート112を有する。また,ハンド111には,ロール110を回転させる回転駆動部113と,ハンド111をY方向に進退させる水平駆動部114が設けられる。ステージ70には,互いに独立して昇降自在な昇降ピン群が設けられる。ガラス基板Gが昇降ピン群によって上昇された状態で,ガラス基板Gの下方にロール110が進入し,ロール110にガラス基板Gが受け渡される。ロール110は,回転してガラス基板Gを後方に低速度で送りながら,後退する。
【選択図】図2

Description

本発明は,基板に塗布液を塗布する塗布処理部に基板を搬送する基板搬送システムに関する。
例えば,液晶ディスプレイの製造プロセスのフォトリソグラフィ工程では,ガラス基板上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理が行われている。
上述のレジスト塗布処理は,例えばガラス基板の搬送経路上にあるレジスト塗布処理部において行われている。通常,ガラス基板は,搬送経路上の搬入ステージに一旦載置され,その搬入ステージからレジスト塗布処理部に搬入される。また,レジスト塗布処理の終了したガラス基板は,レジスト塗布処理部から搬出ステージに搬出される。この搬入ステージからレジスト塗布処理部へのガラス基板の搬送と,レジスト塗布処理部から搬出ステージへのガラス基板の搬送は,通常搬送アームを有する垂直搬送ユニットにより行われている(特許文献1参照)。この搬送アームには,ガラス基板が撓まないようにガラス基板の下面の複数個所を支持するフォーク状のものが用いられている(特許文献2参照)。
特開2005−142372号公報 特開平11−26550号公報
しかしながら,上述したようにフォーク状の搬送アームを用いた場合,その搬送アームからの熱的な影響により,搬送アームと接触した部分と非接触の部分との間でガラス基板に温度斑が生じることがあった。この温度斑により,ガラス基板上のレジスト液に塗布斑を生じさせることがあった。塗布斑が生じると,その後のフォトリソグラフィー工程が適正に行われない。
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,ガラス基板などの基板上に塗布される塗布液の塗布斑が抑制されるように,レジスト塗布処理部などの塗布処理部に基板を搬送することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は,基板に塗布液を塗布する塗布処理部に対して基板を搬送する基板搬送システムであって,基板を支持可能で水平方向に並べられた複数のロールと,前記複数のロールを一体的に支持する支持部材と,前記支持部材を移動させ,前記複数のロールを塗布処理部に対して進退させる移動機構と,前記複数のロールを回転させる回転駆動部とを有する搬送体と,前記塗布処理部の基板を昇降させる昇降機構を備えたことを特徴とする。
本発明によれば,例えば複数のロール上に基板を支持し,そのロールを回転させてロールと基板との接触位置を動かしながら,基板を搬送できる。こうすることによって,基板に局所的に熱が伝わって基板に温度斑が生じることがなく,基板上に塗布される塗布液の塗布斑を抑制できる。
前記複数のロールは,前記塗布処理部側の前方のロールから順に前記塗布処理部の基板の下面に接触していくように,前記塗布処理部の基板の下側に進入して基板を支持し,前記基板を支持した状態で前記塗布処理部から後退してもよい。
前記複数のロールは,前記塗布処理部の基板の位置がずれないように回転しながら,前記塗布処理部に進入してもよい。
前記複数のロールは,支持した基板を回転により後方側に送りながら,前記塗布処理部から後退してもよい。
前記昇降機構は,基板の下面を支持して昇降する複数の昇降部材を備え,前記複数の昇降部材は,前記複数のロールの進入に合わせてそのロールと接触しないように,前記ロールの進入側の昇降部材から順に下降し,基板をロールに受け渡すようにしてもよい。
前記搬送体は,前記塗布処理部に隣接して設けられ,前記塗布処理部の前記搬送体を挟んだ反対側には,基板を搬送する基板搬送路が形成されていてもよい。
前記搬送体と同じ構成を有し,複数の他のロールと,他の支持部材と,他の移動機構と,他の回転駆動部とを有する他の搬送体を備え,前記複数の他のロールは,基板を支持した状態で前記塗布処理部に進入し,塗布処理部の基板の位置がずれないように回転しながら前記塗布処理部から後退するようにしてもよい。
前記昇降機構は,基板の下面を支持して昇降する複数の昇降部材を備え,前記複数の昇降部材は,前記複数の他のロールの後退に合わせてそのロールと接触しないように,前記他のロールの進入方向前方側にある昇降部材から順に上昇して,基板を支持するようにしてもよい。
前記他の搬送体は,前記塗布処理部に隣接して設けられ,前記塗布処理部の前記他の搬送体を挟んだ反対側には,基板を搬送する基板搬送路が形成されていてもよい。
前記他の搬送体,前記塗布処理部及び前記搬送体は,直線状に配置され,その前後に基板搬送路が接続されていてもよい。
別の観点による本発明は,基板に塗布液を塗布する塗布処理部に対して基板を搬送する基板搬送システムであって,基板を支持可能で,回転可能な回転ベルトと,前記回転ベルトを支持する支持部材と,前記支持部材を移動させ,前記回転ベルトを塗布処理部に対して進退させる移動機構と,前記回転ベルトを回転させる回転駆動部とを有する搬送体と,前記塗布処理部の基板を昇降する昇降機構を備えたことを特徴とする。
前記回転ベルトは,前記塗布処理部側の前方から順に前記塗布処理部の基板の下面を接触していくように,前記塗布処理部の基板の下側に進入して基板を支持し,前記基板を支持した状態で前記塗布処理部から後退するようにしてもよい。
前記回転ベルトは,前記塗布処理部の基板の位置がずれないように回転しながら,前記塗布処理部に進入するようにしてもよい。
前記回転ベルトは,支持した基板を回転により後方側に送りながら,前記塗布処理部から後退するようにしてもよい。
前記昇降機構は,基板の下面を支持して昇降する複数の昇降部材を備え,前記複数の昇降部材は,前記回転ベルトの進入に合わせてその回転ベルトと接触しないように,前記回転ベルトの進入側の昇降部材から順に下降し,基板を回転ベルトに受け渡すようにしてもよい。
前記搬送体は,前記塗布処理部に隣接して設けられ,前記塗布処理部の前記搬送体を挟んだ反対側には,基板を搬送する基板搬送路が形成されていてもよい。
前記搬送体と同じ構成を有し,他の回転ベルトと,他の支持部材と,他の駆動機構と,他の回転駆動部とを有する他の搬送体を,前記基板搬送システムはさらに備え,前記他の回転ベルトは,基板を支持した状態で前記塗布処理部に進入し,塗布処理部の基板の位置がずれないように回転しながら前記塗布処理部から後退するようにしてもよい。
前記昇降機構は,基板の下面を支持して昇降する複数の昇降部材を備え,前記複数の昇降部材は,前記他の回転ベルトの後退に合わせてその他の回転ベルトと接触しないように,前記他の回転ベルトの進入方向前方側にある昇降部材から順に上昇し,基板を支持するようにしてもよい。
前記他の搬送体は,前記塗布処理部に隣接して設けられ,前記塗布処理部の前記他の搬送体を挟んだ反対側には,基板を搬送する基板搬送路が形成されていてもよい。
前記他の搬送体,前記塗布処理部及び前記搬送体は,直線状に配置され,その前後に基板搬送路が接続されていてもよい。
本発明によれば,基板上に塗布される塗布液の塗布斑が抑制されるので,例えばより精度の高いフォトリソグラフィー工程が実施され,良質の基板製品を製造できる。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる基板搬送システムが搭載された塗布現像処理装置1の構成の概略を示す平面図である。
塗布現像処理装置1は,図1に示すように例えば複数のガラス基板Gをカセット単位で外部に対して搬入出するためのカセットステーション2と,フォトリソグラフィ工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理ユニットが配置された処理ステーション3と,処理ステーションに3に隣接して設けられ,処理ステーション3と露光装置4との間でガラス基板Gの受け渡しを行うインターフェイスステーション5とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には,カセット載置台10が設けられ,当該カセット載置台10は,複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。カセットステーション2には,搬送路11上をX方向に向かって移動可能な基板搬送体12が設けられている。基板搬送体12は,カセットCに収容されたガラス基板Gの配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり,X方向に配列された各カセットC内のガラス基板Gに対して選択的にアクセスできる。
基板搬送体12は,Z軸周りのθ方向に回転可能であり,後述する処理ステーション3側のエキシマUV照射ユニット20や冷却処理ユニット33に対してもアクセスできる。
処理ステーション3は,例えばY方向(図1の左右方向)に延びる2列の搬送ラインA,Bを備えている。この搬送ラインA,Bは,ローラコンベアによるコロ搬送より,ガラス基板Gを水平方向に直線的に搬送できる。処理ステーション3の正面側(X方向負方向側(図1の下側))にある基板搬送路としての搬送ラインAには,カセットステーション2側からインターフェイスステーション5側に向けて順に,例えばガラス基板G上の有機物を除去するエキシマUV照射ユニット20,ガラス基板Gを洗浄するスクラバ洗浄ユニット21,ガラス基板Gを加熱処理する加熱処理ユニット22,ガラス基板Gを冷却処理する冷却処理ユニット23,ガラス基板Gにレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニット24,ガラス基板Gを減圧乾燥する減圧乾燥ユニット25,加熱処理ユニット26,冷却処理ユニット27及び基板Gを一時的に待機させるアウトステージ28が直線的に一列に配置されている。
処理ステーション3の背面側(X方向正方向側(図1の上方側))の搬送ラインBには,インターフェイスステーション5側からカセットステーション2側に向けて順に,例えばガラス基板Gを現像処理する現像処理ユニット30,ガラス基板Gの脱色処理を行うi線UV照射ユニット31,加熱処理ユニット32及び冷却処理ユニット33が直線状に一列に配置されている。
搬送ラインAのアウトステージ28と搬送ラインBの現像処理ユニット30との間には,この間のガラス基板Gの搬送を行う搬送体40が設けられている。この搬送体40は,後述するインターフェイスステーション5のエクステンション・クーリングユニット60に対してもガラス基板Gを搬送できる。
インターフェイスステーション5には,例えば冷却機能を有しガラス基板Gの受け渡しを行うエクステンション・クーリングユニット60と,ガラス基板Gを一時的に収容するバッファカセット61と,外部装置ブロック62が設けられている。外部装置ブロック62には,ガラス基板Gに生産管理用のコードを露光するタイトラーと,ガラス基板Gの周辺部を露光する周辺露光装置が設けられている。インターフェイスステーション5には,上記エクステンション・クーリングユニット60,バッファカセット61,外部装置ブロック62及び露光装置4に対して,ガラス基板Gを搬送可能な基板搬送体63が設けられている。
次に,本実施の形態にかかる基板搬送システムを備えたレジスト塗布処理ユニット24の構成について説明する。
例えば図2及び図3に示すようにレジスト塗布処理ユニット24の中央部には,ガラス基板Gを載置する塗布処理部としてのステージ70が設けられている。ステージ70は,搬送ラインA上に配置されている。
ステージ70は,例えば厚みのある方形盤状に形成されている。ステージ70の内部には,図2に示すように垂直方向に貫通する複数の貫通孔70aが形成されており,その各貫通孔70a内に昇降部材としての昇降ピンが配置されている。貫通孔70aは,例えばステージ70のY方向に沿って5箇所,X方向に沿って4箇所に形成されており,本実施の形態においては,複数の貫通孔70a内の昇降ピンを,X方向に並んだ4つの昇降ピンを一組にして区別し,Y方向負方向側にあるものからY方向正方向側に向けて順に昇降ピン群80a,80b,80c,80d,80eとする。
各昇降ピン群80a〜80eには,それぞれシリンダなどの昇降駆動部81が取り付けられている。各昇降ピン群80a〜80eは,互いに独立して昇降し,ステージ70の上方に突出できる。なお,本実施の形態においては,例えば昇降ピン群80a〜80eと昇降駆動部81により,昇降機構が構成されている。
ステージ70上には,ガラス基板Gにレジスト液を吐出するノズル90が設けられている。ノズル90は,例えば図4に示すようにY方向に向けて長い略直方体形状に形成されている。ノズル90は,例えばガラス基板GのY方向の幅よりも長く形成されている。ノズル90の下端部には,スリット状の吐出口90aが形成されている。ノズル90の上部には,レジスト液供給源91に通じるレジスト液供給管92が接続されている。
例えばノズル90には,ノズル90をX方向に移動させる駆動機構93が取り付けられており,ノズル90をステージ70上のガラス基板Gの両端部間に亘って往復移動させることができる。また,駆動機構93には,昇降機能も設けられており,ノズル90を下降させて,ステージ70上のガラス基板Gに近づけることができる。ノズル90がガラス基板Gに近接された状態で,レジスト液を吐出しながら,ガラス基板Gの一端部から他端部まで移動することにより,ガラス基板Gの上面にレジスト液を塗布できる。
ステージ70のY方向の両隣には,ステージ70との間のガラス基板Gの搬送を行う搬送体100,101が設けられている。搬送ラインAの上流側(Y方向負方向側)にある他の搬送体としての第1の搬送体100は,Y方向の水平方向に並べられた複数のロール110と,それらのロール110を一体的に保持する保持部材としてのハンド111と,そのハンド111が取り付けられたレールプレート112を有している。
ハンド111は,図5に示すようにロール110の両側に設けられた一対のL型部111aによって構成されている。L型部111aは,Y方向の水平方向に向かって長い水平部111bと,その水平部111bのY方向負方向側の端部から下方向に向かって形成された垂直部111cから構成されている。水平部111bには,各ロール110の端部が回転自在に支持されている。垂直部111cは,レールプレート112に取り付けられている。L型部111aには,各ロール110を回転させるためのモータなどの回転駆動部113が取り付けられている。
レールプレート112には,Y方向に沿ったレール112aが形成されて,ハンド111は,そのレール112aに沿って移動自在になっている。ハンド111は,モータなどの水平駆動部114によって,レール112a上を移動できる。第1の搬送体100は,ハンド111をY方向に移動させることによって,複数のロール110を上流側からステージ70上に進退させることができる。
搬送ラインAの下流側(Y方向正方向側)にある搬送体としての第2の搬送体101は,第1の搬送体100と同様の構成を有している。第2の搬送体101は,複数のロール120と,ハンド121と,レールプレート122を有している。ハンド121は,一対のL型部121aによって構成され,L型部121aは,複数のロール120の端部を回転自在に支持する水平部121bと,その水平部121bのY方向正方向側の端部から下方向に向かって形成され,レールプレート122に取り付けられた垂直部121cから構成されている。L型部121aには,各ロール120を回転させるモータなどの回転駆動部123が設けられている。
レールプレート122には,Y方向に沿ったレール122aが形成されて,ハンド121は,水平駆動部124によって,レール122a上を移動できる。第2の搬送体101は,ハンド121をY方向に移動させることによって,複数のロール120を下流側からステージ70上に進退させることができる。なお,本実施の形態においては,レールプレート122及び水平駆動部124によって,移動機構が構成されている。
上述の第1の搬送体100の回転駆動部113及び水平駆動部114,第2の搬送体101の回転駆動部123及び水平駆動部124,昇降ピン群80a〜80eの昇降駆動部81,ノズル90の駆動機構93などの駆動系の動作は,例えば図1に示す制御部130により制御されている。制御部130は,これらの駆動系の動作を制御して,後述するレジスト塗布処理ユニット24における塗布処理プロセスを実現できる。
なお,本実施の形態においては,例えば第1の搬送体100,第2の搬送体101,昇降ピン群80a〜80e及び昇降駆動部81により基板搬送システムが構成されている。
図2及び図3に示すように,第1の搬送体100のY方向負方向側には,コロ搬送のための複数の上流ロールR1がY方向に沿って並べて設けられており,上流側の冷却処理ユニット23に通じる基板搬送路が形成されている。第2の搬送体101のY方向正方向側には,複数の下流ロールRがY方向に並べて設けられており,下流側の減圧乾燥ユニット25に通じる基板搬送路が形成されている。
次に,以上のように構成されたレジスト塗布処理ユニット24における塗布処理プロセスを,塗布現像処理装置1で行われるフォトリソグラフィー工程のプロセスと共に説明する。
先ず,カセットステーション2のカセットC内の複数のガラス基板Gが,基板搬送体12によって,順次処理ステーション3のエキシマUV照射ユニット20に搬送される。ガラス基板Gは,直線的な搬送ラインAに沿ってコロ搬送により,エキシマUV照射ユニット20,スクラバ洗浄ユニット21,加熱処理ユニット22,冷却処理ユニット23,レジスト塗布処理ユニット24,減圧乾燥ユニット25,加熱処理ユニット26及び冷却処理ユニット27に順に搬送され,各処理ユニットにおいて所定の処理が施される。冷却処理の終了したガラス基板Gは,アウトステージ28に搬送される。その後,ガラス基板Gは,搬送体40によって,インターフェイスステーション5に搬送され,基板搬送体63によって露光装置4に搬送される。
露光装置4において露光処理の終了したガラス基板Gは,基板搬送体63によってインターフェイスステーション5に戻され,搬送体40によって処理ステーション3の現像処理ユニット30に搬送される。ガラス基板Gは,直線的な搬送ラインBに沿ってコロ搬送により,現像処理ユニット30,i線UV照射ユニット31,加熱処理ユニット32及び冷却処理ユニット33に順に搬送され,各処理ユニットにおいて所定の処理が施される。冷却処理ユニット33において冷却処理の終了したガラス基板Gは,基板搬送体12によってカセットステーション2のカセットCに戻されて,一連のフォトリソグラフィー工程が終了する。
次に,レジスト塗布処理ユニット24における塗布処理プロセスについて説明する。
先ず,第1の搬送体100のロール110は,図6に示すようにステージ70の手前の待機位置に待機しており,上流ロールR1とロール110が連続している。冷却処理ユニット23で冷却処理の終了したガラス基板Gは,上流ロールR1上を通って第1の搬送体100のロール110上まで搬送される。
続いて,図7に示すように第1の搬送体100のハンド111がY方向正方向側に移動し,ロール110がステージ70の上方まで進入する。これにより,ロール110に支持されているガラス基板Gがステージ70の上方に搬送される。その後,図8に示すようにステージ70に対するガラス基板Gの位置が移動しないように,ロール110が図8における右回りに回転しながら,ハンド111によりY方向負方向側に後退する。これに合わせて,昇降ピン群80a〜80eは,ロール110に衝突しないように,Y方向正方向側の昇降ピン群から順に,つまり昇降ピン群80e,80d,80c,80b,80aの順で上昇し,ガラス基板Gを支持していく。ロール110が元の待機位置まで戻されると,図9に示すようにガラス基板Gは,ステージ70の上方で総ての昇降ピン群80a〜80eにより水平に支持される。
その後,昇降ピン群80a〜80eが同時に下降し,図2に示すようにガラス基板Gがステージ70上に載置される。ガラス基板Gがステージ70上に載置されると,ノズル90がレジスト液を吐出しながら,ガラス基板G上をX方向に移動し,ガラス基板Gの表面の全面にレジスト液が塗布される。
レジスト液の塗布が終了すると,昇降ピン群80a〜80eが再び上昇し,ガラス基板Gがステージ70の上方に持ち上げられる。その後,図10に示すように第2の搬送体101のハンド121がY方向負方向側に移動し,ロール120がガラス基板Gの下方に進入する。この際,複数のロール120は,前方のロールから順にガラス基板Gの下面に接触していき,ガラス基板Gを支持していく。また,このとき,ステージ70に対するガラス基板Gの位置がずれないように,各ロール120は,図10における右回りに回転する。さらに,このとき,昇降ピン群80a〜80eは,進入してきたロール120と衝突しないように,Y方向正方向側のものから順に,つまり昇降ピン群80e,80d,80c,80b,80aの順で下降し,ガラス基板Gをロール120に受け渡す。前方のロール120がガラス基板GのY方向負方向側の端部まで到達すると,図11に示すようにガラス基板Gは,完全にロール120に支持される。
その後,ハンド121は,図12に示すようにロール120上にガラス基板Gを支持した状態で,Y方向正方向側に移動し,ロール120が元の待機位置まで後退する。これにより,ガラス基板Gがステージ70上から搬出される。この際,ロール120は,低速で図12における右回りに回転され,ガラス基板Gは,ロール120上においてもY方向正方向側に移動される。このときのガラス基板Gのロール120に対する相対速度は,ハンド121が待機位置に戻るまでにガラス基板Gがロール120上から落下しない程度の速度に調整される。
ロール120とハンド121が待機位置に戻されると,図13に示すようにガラス基板Gは,ロール120から下流ロールR2に受け渡され,その下流ロールR2により次の減圧乾燥ユニット25に搬送される。
以上の実施の形態によれば,ステージ70の下流側に第2の搬送体101が設けられたので,塗布の終了したガラス基板Gをロール120により支持し,ロール120上で動かしながら,下流側の減圧乾燥ユニット25に搬送できる。この場合,搬送中にガラス基板Gの下面にロール120が均等に接触するので,ガラス基板Gに温度斑が生じることがなく,レジスト液の塗布斑を抑制できる。また,第2の搬送体101は,ステージ70上のガラス基板Gをロール120上に受け取り,そのロール120によってそのまま下流ロールR2に送り出すことができる。このため,ステージ70から下流側へのガラス基板Gの搬送が円滑に短時間で行われ,この点からもガラス基板Gの温度斑が低減され,塗布斑が低減される。
昇降ピン群80a〜80eが互いに独立して昇降自在であるので,ロール120がガラス基板Gの下面に進入してガラス基板Gを支持すると共に,昇降ピン群80a〜80eをY方向正方向側から順に下降させることができる。これにより,昇降ピン群80a〜80eとロール120とが互いに衝突しないように,適正にガラス基板Gの受け渡しを行うことができる。
複数のロール120は,前方のロールから順にガラス基板Gの下面に接触しつつ,ガラス基板Gの位置がずれないように回転して,ガラス基板Gの下面側に進入するので,昇降ピン群80a〜80eからロール120へのガラス基板Gの受け渡しを適正に行うことができる。
ステージ70の上流側に,第2の搬送体101と同様の第1の搬送体100を設けたので,上流ロールR1上を搬送されるガラス基板Gをそのままロール110上に載せて,そのロール110からステージ70に受け渡すことができる。この結果,ステージ70へのガラス基板Gの搬入も円滑かつ短時間に行われる。また,直線的な搬送ラインA上に,ステージ70に対する搬送系を収めることができるので,フットプリントも低減できる。
第1の搬送体100の複数のロール110は,ガラス基板Gを支持した状態でステージ70上に進入し,その後ステージ70上のガラス基板Gの位置がずれないように回転しながらステージ70上から後退する。また,昇降ピン群80a〜80eは,複数のロール110の後退に合わせて,Y方向正方向側のものから順に上昇し,ガラス基板Gを支持する。こうすることにより,ロール110から昇降ピン群80a〜80eへのガラス基板Gの受け渡しを適正に行うことができる。
以上の実施の形態では,ステージ70上でガラス基板Gを受け取ったハンド121が待機位置に戻される際に,ロール120が回転してガラス基板Gを下流側に送っていたが,ロール120を正反転させて,ガラス基板Gを前後に移動させてもよい。また,前方のガラス基板が減圧乾燥ユニット25内にあり,塗布処理の終了したガラス基板Gを直ちに減圧乾燥ユニット25側に搬送できないような場合には,例えばガラス基板Gをロール120上で前後に動かして待機させるようにしてもよい。こうすることによって,待機中にガラス基板Gに温度斑が生じることがなく,ガラス基板G上のレジスト液の塗布斑の発生を抑制できる。
また,ガラス基板Gを受け取ったハンド121が待機位置に戻される際に,ロール120を停止させていてもよい。この場合においても,従来の垂直搬送ユニットによるガラス基板Gの搬送に比べて,ガラス基板Gの搬送を短時間で行うことができるので,ガラス基板Gの温度変動による塗布斑を低減できる。
以上の実施の形態では,ステージ70上のガラス基板Gの全体を均等に支持するように昇降ピン群80a〜80eが配置されていたが,図14に示すようにガラス基板GのX方向の両端部のみを支持するように昇降ピン140が設けられていてもよい。この場合,第1の搬送体100のハンド111と第2の搬送体101のハンド121を平面から見てX方向両側の昇降ピン140の間に挿入できるように形成してもよい。こうすることによって,各昇降ピン140を個別に昇降させなくても,ロール110,120を,昇降ピン140と干渉することなくステージ70上に進入させることができる。
以上の実施の形態では,複数のロール110,120によってガラス基板Gを支持していたが,ロールに代えて回転ベルトによってガラス基板Gを支持してもよい。
かかる場合,例えば図15に示すように第1の搬送体100において,複数のロール110の代わりに,ハンド111の先端部と後端部にプーリ150,151が取り付けられ,そのプーリ150,151間に無端のベルト152が掛けられる。ベルト152は,回転駆動部113によりプーリ151を回転させることによってY方向に回転できる。第2の搬送体101においては,第1の搬送体110と同様にハンド121の先端部と後端部にプーリ160,161が取り付けられ,そのプーリ160,161間に無端のベルト162が掛けられる。ベルト162は,回転駆動部123によってプーリ161を回転させることによってY方向に回転できる。なお,他の構成については,上記実施の形態と同様であるので説明を省略する。
そして,ステージ70にガラス基板Gを搬入する際には,先ず上流ロールR1から第1の搬送体100のベルト152上にガラス基板Gが搬送される。ベルト152上にガラス基板Gが搬送されると,ハンド111がY方向正方向側に移動し,ベルト152がステージ70の上方まで移動して,ガラス基板Gがステージ70の上方に搬送される。その後,図15に示すように,ステージ70に対するガラス基板Gの位置が移動しないようにベルト152が図15における右回りに回転しながら,ハンド111とベルト152が後退して元の待機位置まで戻される。これと同時に,昇降ピン群80e,80d,80c,80b,80aがこの順に上昇し,ガラス基板Gを支持する。
その後,昇降ピン群80a〜80eが下降し,ガラス基板Gがステージ70上に載置され,ノズル90によってガラス基板Gにレジスト液が塗布される。
ステージ70からガラス基板Gが搬出される際には,昇降ピン群80a〜80eによってガラス基板Gが持ち上げられ,そのガラス基板Gの下面に第2の搬送体101のベルト162が進入する。この際,図16に示すようにベルト162は,前方側から順にガラス基板Gの下面に接触していき,ガラス基板Gを支持していく。また,ベルト162は,ガラス基板Gの位置が移動しないように図16における右回りに回転する。また,昇降ピン群80a〜80eは,ベルト162と接触しないようにY方向正方向側から順に下降する。ベルト162がステージ70上まで移動すると,ガラス基板Gは,完全にベルト162上に支持される。
その後,ハンド121は,図17に示すようにベルト162上にガラス基板Gを支持した状態で,Y方向正方向側に移動し,ベルト162は,元の待機位置まで後退する。これによりガラス基板Gは,ステージ70上から搬出される。この際,ベルト162は,低速で図17における右回りに回転され,ガラス基板Gは,ベルト162上においてもY方向正方向側に移動される。ハンド121とベルト162が元の待機位置まで戻されると,ガラス基板Gは,ベルト162から下流ロールR2に受け渡される。
この実施の形態においても,ステージ70のガラス基板Gがベルト162によって円滑かつ短時間で搬送されるので,ガラス基板Gの温度変動によるレジスト液の塗布斑を抑制できる。また,搬送中にガラス基板Gをベルト162上で移動させておくことができるので,ガラス基板Gの温度斑をさらに減らして塗布斑も低減できる。
この実施の形態において,ガラス基板Gを支持したベルト162が右回りに回転してガラス基板GをY方向正方向側に移動させていたが,ベルト162を正反転させて,ガラス基板Gを前後に移動させてもよい。また,ベルト162を回転させずに,ガラス基板Gを停止させてもよい。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態では,ステージ70の前後に第1の搬送体100と第2の搬送体101が設けられていたが,第2の搬送体101のみが設けられていてもよい。また,ステージ70の上流側と下流側のガラス基板Gの搬送は,ロールR1,R2によるコロ搬送であったが,ベルトコンベアによる搬送であってもよい。上記実施の形態は,レジスト液を塗布するステージ70に対してガラス基板Gを搬送する例であったが,現像液などの他の塗布液の塗布処理部にガラス基板Gを搬送する場合にも本発明は適用できる。また,本発明は,ガラス基板G以外の他のFPD(フラットパネルディスプレイ)やフォトマスク用のマスクレチクル,半導体ウェハなどの他の基板を搬送する場合にも適用できる。
本発明は,基板上の塗布液に塗布斑ができないように基板を搬送する際に有用である。
本実施の形態における塗布現像処理装置の構成の概略を示す平面図である。 レジスト塗布処理ユニットの構成の概略を示す縦断面の説明図である。 レジスト塗布処理ユニットの構成の概略を示す平面図である。 ノズルの説明図である。 第1の搬送体と第2の搬送体の構成の概略を示す説明図である。 第1の搬送体のロール上にガラス基板が支持された状態を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 第1の搬送体によりステージ上にガラス基板が搬送された状態を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 第1の搬送体のロールが後退する様子を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 昇降ピンにガラス基板が支持された状態を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 第2の搬送体がガラス基板の下面側に進入する様子を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 第2の搬送体のロール上にガラス基板が支持された状態を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 第2の搬送体のロールが後退してガラス基板を後方に搬送する様子を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 第2の搬送体から下流ロールにガラス基板を受け渡す様子を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 昇降ピンをガラス基板の両端部にのみ設けた場合のレジスト塗布処理ユニットの平面図である。 第1の搬送体と第2の搬送体にベルトを使用した場合のレジスト塗布処理ユニットの縦断面の説明図である。 第1の搬送体のベルトが後退する様子を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 第2の搬送体のベルトがガラス基板の下面側に進入する様子を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。 第2の搬送体のベルトが後退してガラス基板を後方に搬送する様子を示すレジスト塗布処理ユニット内の説明図である。
符号の説明
1 塗布現像処理装置
24 レジスト塗布処理ユニット
70 ステージ
80a〜80e 昇降ピン群
90 ノズル
100 第1の搬送体
101 第2の搬送体
110,120 ロール
111,121 ハンド
A 搬送ライン
R ロール
G ガラス基板

Claims (20)

  1. 基板に塗布液を塗布する塗布処理部に対して基板を搬送する基板搬送システムであって,
    基板を支持可能で水平方向に並べられた複数のロールと,前記複数のロールを一体的に支持する支持部材と,前記支持部材を移動させ,前記複数のロールを塗布処理部に対して進退させる移動機構と,前記複数のロールを回転させる回転駆動部とを有する搬送体と,
    前記塗布処理部の基板を昇降させる昇降機構を備えたことを特徴とする,基板搬送システム。
  2. 前記複数のロールは,前記塗布処理部側の前方のロールから順に前記塗布処理部の基板の下面に接触していくように,前記塗布処理部の基板の下側に進入して基板を支持し,前記基板を支持した状態で前記塗布処理部から後退することを特徴とする,請求項1に記載の基板搬送システム。
  3. 前記複数のロールは,前記塗布処理部の基板の位置がずれないように回転しながら,前記塗布処理部に進入することを特徴とする,請求項2に記載の基板搬送システム。
  4. 前記複数のロールは,支持した基板を回転により後方側に送りながら,前記塗布処理部から後退することを特徴とする,請求項2又は3のいずれかに記載の基板搬送システム。
  5. 前記昇降機構は,基板の下面を支持して昇降する複数の昇降部材を備え,
    前記複数の昇降部材は,前記複数のロールの進入に合わせてそのロールと接触しないように,前記ロールの進入側の昇降部材から順に下降し,基板をロールに受け渡すことを特徴とする,請求項2〜4のいずれかに記載の基板搬送システム。
  6. 前記搬送体は,前記塗布処理部に隣接して設けられ,
    前記塗布処理部の前記搬送体を挟んだ反対側には,基板を搬送する基板搬送路が形成されていることを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載の基板搬送システム。
  7. 前記搬送体と同じ構成を有し,複数の他のロールと,他の支持部材と,他の移動機構と,他の回転駆動部とを有する他の搬送体を備え,
    前記複数の他のロールは,基板を支持した状態で前記塗布処理部に進入し,塗布処理部の基板の位置がずれないように回転しながら前記塗布処理部から後退することを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の基板搬送システム。
  8. 前記昇降機構は,基板の下面を支持して昇降する複数の昇降部材を備え,
    前記複数の昇降部材は,前記複数の他のロールの後退に合わせてそのロールと接触しないように,前記他のロールの進入方向前方側にある昇降部材から順に上昇して,基板を支持することを特徴とする,請求項7に記載の基板搬送システム。
  9. 前記他の搬送体は,前記塗布処理部に隣接して設けられ,
    前記塗布処理部の前記他の搬送体を挟んだ反対側には,基板を搬送する基板搬送路が形成されていることを特徴とする,請求項7又は8のいずれかに記載の基板搬送システム。
  10. 前記他の搬送体,前記塗布処理部及び前記搬送体は,直線状に配置され,その前後に基板搬送路が接続されていることを特徴とする,請求項7〜9のいずれかに記載の基板搬送システム。
  11. 基板に塗布液を塗布する塗布処理部に対して基板を搬送する基板搬送システムであって,
    基板を支持可能で,回転可能な回転ベルトと,前記回転ベルトを支持する支持部材と,前記支持部材を移動させ,前記回転ベルトを塗布処理部に対して進退させる移動機構と,前記回転ベルトを回転させる回転駆動部とを有する搬送体と,
    前記塗布処理部の基板を昇降する昇降機構を備えたことを特徴とする,基板搬送システム。
  12. 前記回転ベルトは,前記塗布処理部側の前方から順に前記塗布処理部の基板の下面を接触していくように,前記塗布処理部の基板の下側に進入して基板を支持し,前記基板を支持した状態で前記塗布処理部から後退することを特徴とする,請求項11に記載の基板搬送システム。
  13. 前記回転ベルトは,前記塗布処理部の基板の位置がずれないように回転しながら,前記塗布処理部に進入することを特徴とする,請求項12に記載の基板搬送システム。
  14. 前記回転ベルトは,支持した基板を回転により後方側に送りながら,前記塗布処理部から後退することを特徴とする,請求項12又は13のいずれかに記載の基板搬送システム。
  15. 前記昇降機構は,基板の下面を支持して昇降する複数の昇降部材を備え,
    前記複数の昇降部材は,前記回転ベルトの進入に合わせてその回転ベルトと接触しないように,前記回転ベルトの進入側の昇降部材から順に下降し,基板を回転ベルトに受け渡すことを特徴とする,請求項12〜14のいずれかに記載の基板搬送システム。
  16. 前記搬送体は,前記塗布処理部に隣接して設けられ,
    前記塗布処理部の前記搬送体を挟んだ反対側には,基板を搬送する基板搬送路が形成されていることを特徴とする,請求項11〜15のいずれかに記載の基板搬送システム。
  17. 前記搬送体と同じ構成を有し,他の回転ベルトと,他の支持部材と,他の駆動機構と,他の回転駆動部とを有する他の搬送体を備え,
    前記他の回転ベルトは,基板を支持した状態で前記塗布処理部に進入し,塗布処理部の基板の位置がずれないように回転しながら前記塗布処理部から後退することを特徴とする,請求項11〜16のいずれかに記載の基板搬送システム。
  18. 前記昇降機構は,基板の下面を支持して昇降する複数の昇降部材を備え,
    前記複数の昇降部材は,前記他の回転ベルトの後退に合わせてその他の回転ベルトと接触しないように,前記他の回転ベルトの進入方向前方側にある昇降部材から順に上昇し,基板を支持することを特徴とする,請求項17に記載の基板搬送システム。
  19. 前記他の搬送体は,前記塗布処理部に隣接して設けられ,
    前記塗布処理部の前記他の搬送体を挟んだ反対側には,基板を搬送する基板搬送路が形成されていることを特徴とする,請求項17又は18のいずれかに記載の基板搬送システム。
  20. 前記他の搬送体,前記塗布処理部及び前記搬送体は,直線状に配置され,その前後に基板搬送路が接続されていることを特徴とする,請求項17〜19のいずれかに記載の基板搬送システム。
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