JP2007176453A - コンソールボックス - Google Patents

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Yasuhisa Kuzutani
泰久 葛谷
Takao Adachi
孝男 足立
Katsumi Ezaka
克巳 江坂
Tatsuya Ozawa
竜也 小澤
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Abstract

【課題】リッドを箱本体に対して回動させることによりテーブルとして使用可能な載置面を使い勝手の良い状態で形成し得るコンソールボックスを提供する。
【解決手段】リッド22が、天板部16から後方に向けて回動されるととも、リッド22のリッド側水平面23aと天板部16の箱側水平面19aとヒンジ部材21の外郭面21aとが面一となる位置で支持されることとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車内に配置されるコンソールボックスに関する。
従来、車両の左右のフロントシートの間には、カップホルダやテーブル等として機能するコンソールボックスが配置されている。当該コンソールボックスは、上面開口した収納部と、当該収納部に対しヒンジ部材を介して回動可能に連結されたリッドが取り付けられたものがある(例えば、特許文献1)。より具体的には、ヒンジ部材は、収納部に形成された穴部とリッド後端に形成された穴部とに回動軸が挿通されることにより構成されている。また、コンソールボックスは2枚蓋構造になっており、リッドの下方に更にロアリッドが設けられている。また、リッド及びロアリッドを収納部から約180度後方に回動することで収納部を開放することができるとともに、回動されたリッドはコンソールボックスから引き出された支持部により支持される構成となっている。そして、約180度回動された状態のリッドと収納部を閉鎖するロアリッドとを合わせてテーブルとして使用することができるようになっている。
特許第2803146号公報
ところが、上記従来のコンソールボックスにおいては、リッドを回動させてテーブルとして使用しようとした場合、リッドとロアリッドの間にヒンジ部材があるため、テーブルの上面に凹凸ができることとなる。そのため、リッドの上面とロアリッドの上面とに亘るように物を載置した場合、がたついて安定性が悪くなるといった問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、リッドを箱本体に対して回動させることによりテーブルとして使用可能な載置面を使い勝手の良い状態で形成し得るコンソールボックスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、底板の周縁に立設された側壁の上方に天板部を有する箱本体と、当該箱本体に対しヒンジ部材を介して回動可能に装着されるリッドとを備え、前記箱本体に対して前記リッドを回動させることにより、車両の前後方向に沿って載置面を形成可能なコンソールボックスにおいて、前記天板部は、前記リッドの開放時に前記天板部の上方に配置される箱側載置面を有するとともに、前記リッドは、当該リッドの閉鎖時に前記箱側載置面に対向するリッド側載置面を有しており、前記載置面は、前記ヒンジ部材の外郭面を含み、当該ヒンジ部材を挟んで前記前後方向に配置される前記箱側載置面と前記リッド側載置面の少なくとも一部の面が同一平面上に配置されて形成されることを要旨とする。
同構成によれば、リッドを回動させて載置面を形成した場合、ヒンジ部材を挟んで前後に配置されるリッド側載置面と箱側載置面との少なくとも一部が同一平面上に配置される。そのため、載置面をテーブルとして使用すると、テーブルに段差がないため物を載置した場合などにおいてがたつきがない。従って、テーブルとして使用可能な載置面を使い勝手の良い状態で形成することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンソールボックスにおいて、前記載置面は、前記リッドの開放時において当該リッドが前記コンソールボックスよりも車両の後方に配設された座席の座部に載置されることにより、前記リッド側載置面の少なくとも一部の面が前記箱側載置面の少なくとも一部の面と同一平面上に配置されて形成されることを要旨とする。
同構成によれば、リッドを支持するために部材を新たに設ける必要がなく部品点数が削減されてコンソールボックスの構成が簡素化される。また、安定性のある座席で支持されるため、安定性の高いテーブルを実現することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のコンソールボックスにおいて、前記ヒンジ部材は、当該ヒンジ部材の本体をなすとともに収容凹部を有するヒンジベース部と、前記収容凹部に収容されるとともに前記天板部に第1の支軸を介して連結される第1のカム体と、前記収容凹部に収容されるとともに前記リッドに第2の支軸を介して連結される第2のカム体と、前記収容凹部において前記第1のカム体と前記第2のカム体との間に配置され、各カム体のカムノーズと係合可能な係合面を有する係合部材とを備え、前記リッドは、閉鎖位置から所定角度だけ回動する迄の間、前記第1のカム体のカムノーズと前記係合部材の係合面との係合態様が変化することによって前記第1の支軸の軸線回りに回動し、前記所定角度から開放位置まで回動する迄の間、前記第2のカム体のカムノーズと前記係合部材の係合面との係合態様が変化することによって前記第2の支軸の軸線回りに回動することを要旨とする。
同構成によれば、ヒンジ部材を2軸構成のものにしたため、リッド側載置面及び箱側載置面とヒンジ部材の外郭面とに段差が生じないよう、ヒンジ部材を箱本体及びリッドに取り付けることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか一項に記載のコンソールボックスにおいて、前記リッド側載置面及び前記箱側載置面の少なくとも一方には、押圧操作により、当該載置面と同一平面上に押圧面が配置される基準位置と前記載置面に対し押圧方向に前記押圧面が沈降し、前記載置面と前記押圧面により凹部を形成する沈降位置との間で変位可能な前記押圧面を有する載置部材が設けられていることを要旨とする。
同構成によれば、載置部材の押圧面が基準位置にある場合、押圧面とリッド側載置面又は箱側載置面との間に段差が生じないためテーブルとして使用する場合の使い勝手が損なわれることがない。一方、テーブルに物を倒れたりしないように載置したい場合、載置部材の押圧面を沈降位置に変位させれば凹部によって物が保持されるため物が倒れにくくなる。従って、使用者が状況に応じて載置部材を使い分けることができるため、多機能であって使い勝手のよいコンソールボックスを実現することができる。
本発明のコンソールボックスは、リッドを箱本体に対して回動させることによりテーブルとして使用可能な載置面を使い勝手の良い状態で形成することができる。
以下、本発明を車両に搭載したコンソールボックス1に具体化した実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「左」「右」「前」「後」「上」「下」は、特に断らない限り、車両の運転手席に座したドライバーから見た場合の、「左」「右」「前」「後」「上」「下」である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態の車両は前後2列の座席を備えており、コンソールボックス1は、2点鎖線で示した右側フロントシート2及び左側フロントシート3の間に配設されている。また、車両後方に配設されたリアシート4はベンチタイプの座席である。
コンソールボックス1は、箱本体11が車両のフロアコンソールFに固定されることにより配設されている。箱本体11は、底板12周縁に側壁13が立設されるとともに側壁13で囲まれた空間14を有するベース部15と、ベース部15に対し空間14を覆うように取り付けられた天板部16により構成されている。また、ベース部15の空間14には、ベース部15に対して前後方向にスライド可能な収納ボックス18が収容される。収納ボックス18は、図1(a)において2点鎖線で示すように、ベース部15から引き出し可能とされている。
図1(b)に示すように、天板部16の上部は、箱側載置面19とされている。箱側載置面19は、フロアコンソールFに対して水平となる箱側水平面19aと、当該箱側水平面19aから連設され、当該箱側水平面19aに対して車両前方に、かつ斜め上方に傾斜する箱側傾斜面19bとからなる。本実施形態において箱側載置面19は、車両の前方寄りに箱側傾斜面19bが配置されているとともに、車両の後方寄りに箱側水平面19aが配置されている。また、箱側水平面19a及び箱側傾斜面19bは平面となっている。
図1(a)及び図1(b)に示すように、箱本体11(天板部16)の後方には、リッド22が当該箱本体11に対して車両の前後方向に回動自在に取り付けられている。具体的に言えば、リッド22は、図1(a)に示す箱本体11(天板部16)上に載置される閉鎖位置と、図1(b)に示すリアシート4上に載置される開放位置との間で回動自在となるように取り付けられている。そして、リッド22には、閉鎖位置の時に天板部16の箱側載置面19と対向する面がリッド側載置面23とされている。リッド側載置面23は、閉鎖位置の時に箱側載置面19の箱側水平面19aに対向し、当該箱側水平面19aに重なるリッド側水平面23aと、閉鎖位置の時に箱側載置面19の箱側傾斜面19bに対向し、当該箱側傾斜面19bに重なるリッド側傾斜面23bとからなる。また、リッド22には、リッド側載置面23の反対側にリッド22を閉鎖位置に配置した場合に運転手の腕を載せることが可能なアームレストRが設けられている。なお、リッド側水平面23a及びリッド側傾斜面23bは平面となっている。
天板部16には、リッド22を回動自在に取り付けるためのヒンジ部材21の装着部25を構成する一対の箱側装着凹部25aが左右方向に並設されているとともに、リッド22には、前記装着部25を構成する一対のリッド側装着凹部25bが左右方向に並設されている。箱側装着凹部25aとリッド側装着凹部25bは、各1つが対向するように配置されており、1つの箱側装着凹部25aと1つのリッド側装着凹部25bによって1つのヒンジ部材21を収容し、装着する装着部25が構成されるようになっている。本実施形態において各ヒンジ部材21は、当該ヒンジ部材21の外郭面21aが装着部25からはみ出さないように装着されている。具体的に言えば、ヒンジ部材21は、リッド22が閉鎖位置の場合において図1(a)に示すように外郭面21aがリッド22の後面22a及び天板部16の後面16aと同一平面上(面一)に配置されるように装着されている。また、ヒンジ部材21は、リッド22が開放位置の場合において図1(b)に示すように外郭面21aがリッド22のリッド側載置面23(リッド側水平面23a)及び天板部16の箱側載置面19(箱側水平面19a)と同一平面上(面一)に配置されるように装着されている。なお、ヒンジ部材21は左右2個装着されており、強度の向上が図られている。
本実施形態においてリッド22は、図1(a)に示すように閉鎖位置の時、天板部16の後面16aと、リッド22の後面22aと、ヒンジ部材21の外郭面21aとが同一平面上に配置される。そして、リッド22は、閉鎖位置から図1(b)に示す開放位置へ向けて後方へ回動されると、天板部16の後面16aとリッド22の後面22aが対向し、接することによって回動が規制されるとともに、リアシート4の座部4aに載置されて上向きに支持される。この状態において、リッド22は、天板部16の箱側水平面19aと、リッド22のリッド側水平面23aと、ヒンジ部材21の外郭面21aとが同一平面上に配置される。すなわち、本実施形態のコンソールボックス1は、リッド22の開放時(リアシート4への載置時)において、ヒンジ部材21で連結される箱側載置面19の箱側水平面19aとリッド側載置面23のリッド側水平面23aとが同一面上(面一)に配置される。なお、リッド22の前後方向の長さは、開放位置の時にリアシート4上に載置可能な長さに設定されている。また、箱側載置面19の箱側水平面19aの高さ位置は、リッド22をリアシート4上に載置した時に箱側水平面19aとリッド側水平面23aとが同一平面上に配置されるように設定されている。また、リッド22をリアシート4に載置した場合、リアシート4のコンソールボックス1と対向する部分には乗員が座れなくなり、リッド22の左右に座した乗員がテーブルとしてリッド側載置面23及び箱側載置面19を使用することができる。
また、リッド22のリッド側水平面23aには、円形状の載置部材24が形成されている。載置部材24は、通常時においては図1(b)及び図8(a)に示すように、その押圧面24aがリッド22のリッド側水平面23aと同一平面上(面一)となっている。このときの載置部材24の押圧面24aの位置を基準位置とする。一方、載置部材24が押圧操作されると、図8(b)に示すように、押圧面24aは操作方向に沈降するとともに、沈降した位置で保持されるよう構成されている。このときの載置部材24の押圧面24aの位置を沈降位置とする。載置部材24は、沈降した状態において再度押圧操作されると、保持状態が解除されて図示しない弾性部材に付勢されて基準位置に戻る。なお、載置部材24はコップ等が載置できる程度の大きさに形成されており、コップを載置した状態で沈降させると押圧面24aとリッド側水平面23aとの段差により凹部24bが形成されるため、コップの側面が載置部材24の内周面24cに当接して保持されて車両の運転中に発生する振動等でコップが倒れにくくなる。
次に、ヒンジ部材21の具体的な構造を図2に基づいて説明する。
図2(a)に示すように、ヒンジ部材21は、直方体状のヒンジベース部31を備えている。以下の説明では、図2(a)に示す矢印Y1の方向をヒンジベース部31の長辺方向と示すとともに、矢印Y2の方向を短辺方向と示し、矢印Y3の方向を高さ方向と示す。ヒンジベース部31には、高さ方向に開口する開口部32を有する収容凹部32aが形成されている。そして、収容凹部32aは、平面視長方形の底部32bを備え、当該底部32bの周縁を囲むように側壁部33が立設されている。この側壁部33の外面が、前述したヒンジベース部31の外郭面21aとなる。短辺方向に位置する一方の側壁部33には、矩形状の切欠き33aが形成されている。
また、図2(b)に示すように、収容凹部32aの底部32bには、短辺方向中央に、長辺方向に延びる長孔状の可動用孔34が高さ方向に貫通して形成されている。可動用孔34は、その両端が円弧状をなしており、切欠き33aを有する側壁部33側寄りに形成されている。以下の説明では、可動用孔34の両端のうち、ヒンジベース部31の中央寄りの端部を「内側端部34a」と示し、側壁部33寄りの端部を「外側端部34b」と示す。また、収容凹部32aの底部32bには、可動用孔34の内側端部34aに連設し、長辺方向に延びる可動用溝35が形成されている。さらに、収容凹部32aの底部32bには、可動用溝35の図2(b)における右方に、円形状の回動用孔36が貫通形成されている。なお、可動用孔34の孔幅、可動用溝35の溝幅、及び回動用孔36の直径は、同一サイズとされている。
図2(a)に示すように、ヒンジベース部31の収容凹部32aには、平面視半円状の固定カム本体37aと固定カム本体37aから突出するように一体形成された平面視二等辺三角状の固定カムノーズ37bとを有する第1のカム体としての固定カム37が収容される。固定カム本体37aには、平面視正方形状の固定嵌合柱37cが固定カム37の厚み方向に沿って立設されている。固定カム本体37a及び固定嵌合柱37cには、固定カム37の厚み方向に沿って平面視円形状の固定カム孔37dが貫通するように形成されている。固定カム孔37dは、収容凹部32aに形成された回動用孔36と同一形状(同一直径)で形成されている。そして、固定カム37は、回動用孔36及び固定カム孔37dに第1の支軸として固定カム用支持軸41が挿通されることにより、当該固定カム用支持軸41に支持された状態で収容凹部32a内に収容されている。
以下の説明では、固定カム37における固定カムノーズ37bの先端を「固定カム先端部37e」と示すとともに、固定カムノーズ37bの両側面をそれぞれ「第1の固定カムノーズ面37f」及び「第2の固定カムノーズ面37g」と示す。また、第1の固定カムノーズ面37fに隣接する固定カム本体37aの側面を「第1の固定カム本体面37h」と示すとともに、第2の固定カムノーズ面37gに隣接する固定カム37の側面を「第2の固定カム本体面37i(図3及び図4に示す)と示す。そして、本実施形態の固定カム37は、固定カム先端部37eの先端と固定カム孔37dの中心とを結んでなる直線を基準として線対称形状となるように形成されている。
図2(a)に示すように、ヒンジベース部31の収容凹部32aには、平面視半円状の可動カム本体38aと可動カム本体38aから突出するように一体形成された平面視二等辺三角状の可動カムノーズ38bとを有する第2のカム体としての可動カム38が収容される。可動カム本体38aには、平面視正方形状の可動嵌合柱38cが可動カム38の厚み方向に沿って立設されている。可動カム本体38a及び可動嵌合柱38cには、可動カム38の厚み方向に沿って平面視円形状の可動カム孔38dが貫通するように形成されている。可動カム孔38dは、収容凹部32aに形成された可動用孔34の孔幅と同一サイズの直径を有するように形成されている。
そして、可動カム38は、可動用孔34及び可動カム孔38dに第2の支軸としての可動カム用支持軸42が挿通されることにより、当該可動カム用支持軸42に支持された状態で収容凹部32a内に収容されている。また、可動カム38は、可動用孔34に挿通された可動カム用支持軸42が当該可動用孔34の内周面に沿って摺動することにより、ヒンジベース部31の長辺方向に移動(変位)可能に収容されている。
以下の説明では、可動カム38における可動カムノーズ38bの先端を「可動カム先端部38e」と示すとともに、可動カムノーズ38bの両側面をそれぞれ「第1の可動カムノーズ面38f」及び「第2の可動カムノーズ面38g」と示す。また、第1の可動カムノーズ面38fに隣接する可動カム本体38aの側面を「第1の可動カム本体面38h」と示すとともに、第2の可動カムノーズ面38gに隣接する可動カム本体38aの側面を「第2の可動カム本体面38i」と示す。そして、本実施形態の可動カム38は、可動カム先端部38eの先端と可動カム孔38dの中心とを結んでなる直線を基準として線対称形状となるように形成されている。また、本実施形態において固定カム37の各ノーズ面37f,37gと可動カム38の各ノーズ面38f,38gは、同じ傾斜角(各先端部37e,38eに向かう傾斜角)を有するように形成されている。また、本実施形態では、固定カム用支持軸41と可動カム用支持軸42とが付勢部材43を介して連結されている。付勢部材43は、常時、固定カム用支持軸41と可動カム用支持軸42を近付ける方向(離間方向と反対方向)に付勢している。
図2(a)及び図2(b)に示すように、ヒンジベース部31の収容凹部32aには、固定カム37と可動カム38の間に係合部材39が収容される。係合部材39は、平面視菱形状の係合本体部39aに平面視矩形状のスライド板39bを一体成形した構成となっている。スライド板39bは、収容凹部32aの可動用溝35に嵌挿し得る大きさで形成されている。このため、係合部材39は、スライド板39bが可動用溝35の内周面に沿って摺動することにより、ヒンジベース部31の長辺方向に移動(変位)可能に収容されている。
以下の説明では、係合部材39(係合本体部39a)の4つの側面のうち、係合本体部39aが収容凹部32aに収容された時に固定カム37側に位置する2つの側面を「第1の固定カム側係合面39c」、「第2の固定カム側係合面39d」と示す。また、係合本体部39aが収容凹部32aに収容された時に可動カム38側に位置する他の2つの側面を「第1の可動カム側係合面39e」、「第2の可動カム側係合面f」と示す。これらの各係合面39c〜39eは、固定カム37及び可動カム38の各ノーズ面37f,37g,38f,38gと面同士が接し合う傾斜角で形成されている。
本実施形態のヒンジ部材21は、箱本体11(天板部16)に対してリッド22が閉鎖位置にある時(図1(a)の状態)、切欠き33aが上方を向くとともに、長辺方向がコンソールボックス1の上下方向に沿うように縦置き状態で装着部25に収容され、装着される。このとき、ヒンジ部材21の収容凹部32aでは、コンソールボックス1の上方向に沿って下方から固定カム37、係合部材39、可動カム38の順に配置されるように収容されている。また、固定カム37は、固定カム先端部37eが係合本体部39aの第2の固定カム側係合面39d側を向き、当該第2の固定カム側係合面39dに第1の固定カムノーズ面37fが係止するとともに第1の固定カム側係合面39cに第1の固定カム本体面37hが係止した状態で収容されている。一方、可動カム38は、可動カム先端部38eが係合本体部39aの第2の可動カム側係合面39f側を向き、当該第2の可動カム側係合面39fに第1の可動カムノーズ面38fが係止するとともに第1の可動カム側係合面39eに第1の可動カム本体面38hが係止した状態で収容されている。
以下、ヒンジ部材21を装着部25に収容する構成を説明する。
天板部16の各箱側装着凹部25aには、固定カム37の固定嵌合柱37cを嵌合する嵌合穴(図示しない)が形成されているとともに、固定カム用支持軸41を嵌挿し支持する支持穴(図示しない)が形成されている。固定カム37は、嵌合穴に固定嵌合柱37cを嵌合することにより、図3(a)に示す収容態様の姿勢を保持し得るように各箱側装着凹部25aに固着される。
一方、リッド22の各リッド側装着凹部25bには、可動カム38の可動嵌合柱38cを嵌合する嵌合穴(図示しない)が形成されているとともに、可動カム用支持軸42を嵌挿し支持する支持穴(図示しない)が形成されている。可動カム38は、嵌合穴に可動嵌合柱38cを嵌合した状態においてリッド22の動きと連動して動作可能なように各リッド側装着凹部25bに固着される。
このようにヒンジ部材21を装着部25に装着した場合、ヒンジベース部31は、固定カム37の中心軸線回り(固定カム用支持軸41の中心軸線回り)に回動自在に装着されることになる。本実施形態においてヒンジ部材21は、図3(a),(b)に示す縦置き状態から図5(a),(b)に示す横置き状態の範囲、すなわち、90度の範囲で回動自在に装着される。一方、リッド22は、可動カム38の中心軸線回り(可動カム用支持軸42の中心軸線回り)に回動自在で、かつヒンジベース部31の長辺方向に沿って可動用溝35の長さの範囲で直線移動し得るように装着される。
次に、リッド22が回動するときの動作を図3〜図7に基づいて説明する。なお、図3〜図7は、本実施形態のコンソールボックス1を右方から図1(a)において矢印Zで示す方向に見た場合(運転手席側から見た場合)の図である。また、ヒンジ部材21の動作は、コンソールボックス1の左側に取り付けられたヒンジ部材21を用いて説明し、右側に取り付けられたヒンジ部材21の動作については同一動作であることから、その重複する説明は省略する。
図3(a)は、リッド22が閉鎖位置にある状態を示しており、このときヒンジ部材21は、図3(b)に示すように縦置きの状態にある。そして、固定カム37は、係合部材39の第2の固定カム側係合面39dに第1の固定カムノーズ面37fが係合するとともに、係合部材39の第1の固定カム側係合面39cに第1の固定カム本体面37hが係合し、固定カムノーズ37bが上後方を向いた状態となっている。この状態においてヒンジベース部31は、図3(b)における時計回り方向への回動が側壁部33と固定カム先端部37eとが当接することにより規制されている。
一方、可動カム38は、係合部材39の第2の可動カム側係合面39fに第1の可動カムノーズ面38fが係合するとともに、係合部材39の第1の可動カム側係合面39eに第1の可動カム本体面38hが係合し、可動カムノーズ38bが下後方を向いた状態となっている。この状態において可動カム38は、図3(b)における時計回り方向への回動が側壁部33と可動カム先端部38eとが当接することにより規制されている。また、図3(a)の状態において固定カム37(固定カム用支持軸41)と可動カム38(可動カム用支持軸42)は、付勢部材43の付勢力によって近付く方向に付勢されている。このため、可動カム38に挿通される可動カム用支持軸42は、可動用孔34の内側端部34a(図2(b)参照)に接している。
そして、図3(a),(b)の状態からリッド22を開放させるように回動操作すると、当該リッド22は、ヒンジ部材21を基点として後方に回動する。図4(a),(b)は、リッド22を天板部16に対して45度後方に回動させた状態を示している。図3(a),(b)の状態において可動カム38は、自身が回動するために付勢部材43の付勢力に抗した回動力が必要であり、回動規制力が大きく作用している。その一方で、図3(a),(b)の状態においてヒンジ部材21(ヒンジベース部31)は、固定カム用支持軸41の中心軸線回りに回動可能な状態で保持されており、可動カム38に作用する回動規制力よりも回動規制力が小さくなっている。このため、図3(a),(b)の状態からリッド22を開放させるように回動操作力を加えた場合には、ヒンジベース部31が固定カム用支持軸41の中心軸線回りに回動し、当該ヒンジベース部31の回動に連動してリッド22が回動する。すなわち、リッド22は、ヒンジベース部31の回動可能な範囲において固定カム用支持軸41の中心軸線を回動中心として回動する。
そして、ヒンジベース部31の回動時、収容凹部32aに収容された固定カム37は、天板部16に固着されていることにより変位不能となっている。そのため、ヒンジベース部31の回動にともなって、固定カム37の固定カム先端部37eは、第2の固定カム側係合面39dに沿って相対的に移動する。そして、係合部材39には、固定カム37の相対移動に伴って当該固定カム先端部37eから付勢部材43の付勢力に抗する力が加えられ、可動用溝35に案内されながら固定カム37から離間する方向に押される。また、可動カム38は、係合部材39に押され、可動カム用支持軸42が可動用孔34に案内されながら内側端部34aから外側端部34bに向けて移動することにより、ヒンジベース部31の長辺方向に移動する。これにより、リッド22は、回動時において天板部16から離間する方向に移動し、後方部位において天板部16と干渉することなく回動し得る。なお、可動カム38の移動量は、固定カム37の固定カム先端部37eが、係合部材39の第1の固定カム側係合面39cと第2の固定カム側係合面39dとが交差してなる頂点に当接した際、最も大きくなる。
そして、係合部材39及び可動カム38は、固定カム37の固定カム先端部37eが第1の固定カム側係合面39cに接するように相対移動すると、付勢部材43の付勢力により固定カム37に近付く方向へ移動する。また、リッド22は、固定カム先端部37eにおける第1の固定カム側係合面39c上の移動量が大きくなるにしたがって回動量が大きくなっていく。その後、ヒンジベース部31が図3(a),(b)に示す状態から90度後方に回動すると(縦置き状態から横置き状態になると)、図5(a)に示すように、リッド22は天板部16に対し90度後方に回動した状態となる。このとき、固定カム37は、図5(b)に示すように、係合部材39の第1の固定カム側係合面39cに第2の固定カムノーズ面37gが係合するとともに、係合部材39の第2の固定カム側係合面39dに第2の固定カム本体面37iが係合する。この状態においてヒンジベース部31は、図5(b)における反時計回り方向への回動が側壁部33と固定カム先端部37eとが当接することにより規制されている。一方、可動カム38は、ヒンジベース部31が90度回動しても、係合部材39に対する係合姿勢は図3(a),(b)の状態を維持している。
そして、図5(a),(b)の状態からリッド22を開放させるようにさらに回動操作すると、当該リッド22は、ヒンジ部材21を基点として後方に回動する。図6(a),(b)は、リッド22を天板部16に対して135度後方に回動させた状態を示している。図5(a),(b)の状態では、ヒンジベース部31及び固定カム37の回動が規制された状態となっている。その一方で、可動カム38は、図5(b)における反時計方向への回動が許容された状態となっている。このため、図5(a),(b)の状態からリッド22を開放させるように回動操作力を加えた場合には、可動カム38が可動カム用支持軸42の中心軸線回りに回動し、当該可動カム38の回動に連動してリッド22が回動する。すなわち、リッド22は、天板部16に対して90度回動した位置からさらに後方に回動する場合、可動カム用支持軸42の中心軸線を回動中心として回動する。
そして、可動カム38の回動時、当該可動カム38の可動カム先端部38eは、第2の可動カム側係合面39fに沿って移動する。このとき、可動カム38には、回動操作力によって付勢部材43の付勢力に抗する力が加えられる。このため、可動カム38は、可動カム用支持軸42が可動用孔34に案内されながら内側端部34aから外側端部34bに向けて移動することにより、ヒンジベース部31の長辺方向に移動する。これにより、リッド22は、回動時において天板部16から離間する方向に移動し、後方部位において天板部16と干渉することなく回動し得る。なお、可動カム38の移動量は、当該可動カム38の可動カム先端部38eが、係合部材39の第1の可動カム側係合面39eと第2の可動カム側係合面39fとが交差してなる頂点に接した際、最も大きくなる。
そして、可動カム38は、図6(b)で示した状態から、当該可動カム38の可動カム先端部38eが第1の可動カム側係合面39eに接するように移動すると、付勢部材43の付勢力により係合部材39に近付く方向へ移動する。また、リッド22は、可動カム先端部38eにおける第1の可動カム側係合面39e上の移動量が大きくなるにしたがって回動力が大きくなっていく。その後、可動カム38が、係合部材39の第1の可動カム側係合面39eに第2の可動カムノーズ面38gが係合するとともに、係合部材39の第2の可動カム側係合面39fに第2の可動カム本体面38iが係合すると、リッド22は図5(a),(b)の状態から90度後方(本実施形態ではリアシート4上)に回動した状態となる。図7(a),(b)は、リッド22が180度回動し、リアシート4上に載置された状態を示している。本実施形態においてリッド22は、リアシート4上に載置されたときに180度回動した状態となるようになっている。
因みに、リッド22を開放位置(図7(a),(b))から閉鎖位置(図3(a),(b))に戻す場合、すなわち、リッド22を前方に回動させる場合には、ヒンジ部材21(ヒンジベース部31、固定カム37、可動カム38など)の動作が後方に回動させるときと逆の動作になる。前方に回動させる場合の動作は省略する。
前述のように本実施形態のコンソールボックス1では、固定カム用支持軸41と可動カム用支持軸42を有する2軸構成のヒンジ部材21を用いることにより、天板部16に対してリッド22を回動させている。ヒンジ部材21によれば、リッド22の回動位置に応じてリッド22の回動中心を変化させていることから、リッド22のリッド側載置面23(リッド側水平面23a)を天板部16の箱側載置面19(箱側水平面19a)と同一平面上に配置するようにリッド22を回動し得る。なお、本実施形態のヒンジ部材21においては、図3〜図7で説明したようにリッド22とヒンジ部材21を動作させるように、ヒンジ部材21を構成する固定カム37、可動カム38や係合部材39の傾斜角度や形状が設定されている。
以上に説明した本実施形態のコンソールボックス1は以下の効果を奏することができる。
(1)リッド22が、天板部16から後方に向けて回動されるとともに、リッド側載置面23のリッド側水平面23aと箱側載置面19の箱側水平面19aとが面一となる位置で支持されることとした。リッド22を回動させた場合、リッド側水平面23aと箱側水平面19aと外郭面21aとが面一となる。そのため、面一となった載置面をテーブルとして使用すると、テーブルに段差がないため物を載置した場合などにおいてがたつきがない。従って、テーブルとして使用可能な載置面を使い勝手の良い状態で形成することができる。
(2)リッド22は、リッド22のリッド側水平面23aと天板部16の箱側水平面19aとが面一となる位置でリアシート4の座部4aによって支持されることとした。そのため、リッド22を支持するために部材を新たに設ける必要がなく部品点数が削減されてコンソールボックス1の構成が簡素化される。また、リッド22が安定性のあるリアシート4で支持されるため、安定性の高いテーブルを実現することができる。
(3)ヒンジ部材21を固定カム37及び可動カム38を有する2軸構成のものにしたため、リッド側水平面23a及び箱側水平面19aとヒンジ部材21の外郭面21aとの間に段差が生じないように、ヒンジ部材21をリッド22及び天板部16に取り付けることが可能となる。
(4)押圧操作により、リッド側水平面23aと同一平面上に押圧面24aが配置される基準位置とリッド側水平面23aに対し押圧方向に押圧面24aが沈降し、リッド側水平面23aと押圧面24aにより凹部24bを形成する沈降位置との間で変位可能な押圧面24aを有する載置部材24を設けることとした。載置部材24の押圧面24aが基準位置にある場合、リッド側水平面23aと押圧面24aの間に段差が生じないためテーブルとして使用する場合の使い勝手が損なわれることがない。一方、テーブルに物を倒れたりしないように載置したい場合、載置部材24の押圧面24aを沈降位置に変位させれば押圧面24aとリッド側水平面23aとにより形成される凹部24bの内周面24cによって物が保持されるため物が倒れにくくなる。従って、使用者が状況に応じて載置部材24を使い分けることができるため、多機能であって使い勝手のよいコンソールボックス1を実現することができる。
(5)ヒンジベース部31に可動カム38の可動カム用支持軸42がスライド可能な可動用孔34を形成することとした。従って、リッド22の回動中においては、リッド22と連結された可動カム38がスライドすることにより、リッド22が天板部16と干渉しないようリッド22を回動させることができる。また、リッド22をリアシート4に載置した場合には、リッド22と連結された可動カム38がスライドすることにより、リッド側水平面23aと箱側水平面19aとの間に隙間をなくすことができる。従って、テーブルとして使用可能な載置面を使い勝手の良い状態で形成することができる。
(6)箱側水平面19aとリッド側水平面23aとが同一平面となるように構成したため、コンソールボックス1をテーブルとして使用した際に、連続した一体の意匠を供することができる。
なお、本実施形態のコンソールボックス1の構成は以下のように変更してもよい。
・リッド22をリアシート4で支持する構成としたがこれを、例えば、コンソールボックス1から引き出した収納ボックス18から支持部を延設してリッド22を支持する構成としてもよい。
・載置部材24の押圧面24aを円形状に構成したが、これは載置する物の形状に合わせて適宜変更してもよい。例えば、矩形状の凹部が形成されるように変更したり、携帯電話等の形状に対応する凹部が形成されるように変更してもよい。
・載置部材24は天板部16の箱側載置面19に設けるよう変更してもよい。
・リッド22のリッド側水平面23a及びリッド側傾斜面23bと天板部16の箱側水平面19a及び箱側傾斜面19bとに段差がない構成としたが、これを例えば、箱側傾斜面19bと箱側水平面19aとの間に段差を有するように変更してもよい。つまり、少なくともリッド22と天板部16とが連結されている部分の面が面一となっていればよい。
・リッド22が約180度後方に回動された状態で支持される構成としたが、この角度はリッド22のリッド側水平面23aと天板部16の箱側水平面19aとが面一となるのであれば変更してもよい。
・前後2列シートの車両に搭載されたコンソールボックス1の実施形態を示したが、これを例えば3列シートの車両に搭載してもよい。すなわち、2列目の左右に一人用のシートを配置し、その間にコンソールボックス1を取り付けるとともに、3列目に3人用のベンチタイプのシートを配置する構成としてもよい。なお、この場合であっても、コンソールボックス1のリッド22を後方に回動した場合に、3列目のシートによって支持されるようにするのが好ましい。
・固定カム37と固定カム用支持軸41とが一体形成されるように変更してもよい。また、可動カム38と可動カム用支持軸42とが一体形成されるように変更してもよい。
・付勢部材43を固定カム用支持軸41と可動カム用支持軸42とを繋げるように設けたが、例えば、固定カム37と可動カム38とを繋げるように配置してもよい。
・コンソールボックス1に装着するヒンジ部材21の数は増減させてもよい。
・箱側載置面19及びリッド側載置面23が傾斜面を有するように構成したが、水平面のみによって構成してもよい。
・同一平面となる箱側水平面19aとリッド側水平面23aの部分が、フロアコンソールFに対し水平となる構成としたが、フロアコンソールFに対し傾斜する構成としてもよい。
(a)(b)は、本実施形態の車両に取り付けられたコンソールボックスを示す斜視図である。 (a)は、本実施形態のコンソールボックスに取り付けられるヒンジ部材の分解斜視図であり、(b)は同じくヒンジ部材の平面図である。 (a)(b)は同じくコンソールボックス及びヒンジ部材の開放時の動作を示す動作図である。 (a)(b)は同じくコンソールボックス及びヒンジ部材の開放時の動作を示す動作図である。 (a)(b)は同じくコンソールボックス及びヒンジ部材の開放時の動作を示す動作図である。 (a)(b)は同じくコンソールボックス及びヒンジ部材の開放時の動作を示す動作図である。 (a)(b)は同じくコンソールボックス及びヒンジ部材の開放時の動作を示す動作図である。 (a)(b)は同じくリッドの側面断面図である。
符号の説明
1…コンソールボックス、4a…座部、11…箱本体、12…底板、13…側壁、16…天板部、19…箱側載置面、21…ヒンジ部材、21a…外郭面、22…リッド、23…リッド側載置面、24…載置部材、24a…押圧面、24b…凹部、31…ヒンジベース部、32a…収容凹部、37…固定カム、38…可動カム、39…係合部材、41…固定カム用支持軸、42…可動カム用支持軸。

Claims (4)

  1. 底板の周縁に立設された側壁の上方に天板部を有する箱本体と、当該箱本体に対しヒンジ部材を介して回動可能に装着されるリッドとを備え、前記箱本体に対して前記リッドを回動させることにより、車両の前後方向に沿って載置面を形成可能なコンソールボックスにおいて、
    前記天板部は、前記リッドの開放時に前記天板部の上方に配置される箱側載置面を有するとともに、前記リッドは、当該リッドの閉鎖時に前記箱側載置面に対向するリッド側載置面を有しており、
    前記載置面は、前記ヒンジ部材の外郭面を含み、当該ヒンジ部材を挟んで前記前後方向に配置される前記箱側載置面と前記リッド側載置面の少なくとも一部の面が同一平面上に配置されて形成されることを特徴とするコンソールボックス。
  2. 請求項1に記載のコンソールボックスにおいて、
    前記載置面は、前記リッドの開放時において当該リッドが前記コンソールボックスよりも車両の後方に配設された座席の座部に載置されることにより、前記リッド側載置面の少なくとも一部の面が前記箱側載置面の少なくとも一部の面と同一平面上に配置されて形成されることを特徴とするコンソールボックス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコンソールボックスにおいて、
    前記ヒンジ部材は、
    当該ヒンジ部材の本体をなすとともに収容凹部を有するヒンジベース部と、
    前記収容凹部に収容されるとともに前記天板部に第1の支軸を介して連結される第1のカム体と、
    前記収容凹部に収容されるとともに前記リッドに第2の支軸を介して連結される第2のカム体と、
    前記収容凹部において前記第1のカム体と前記第2のカム体との間に配置され、各カム体のカムノーズと係合可能な係合面を有する係合部材とを備え、
    前記リッドは、閉鎖位置から所定角度だけ回動する迄の間、前記第1のカム体のカムノーズと前記係合部材の係合面との係合態様が変化することによって前記第1の支軸の軸線回りに回動し、前記所定角度から開放位置まで回動する迄の間、前記第2のカム体のカムノーズと前記係合部材の係合面との係合態様が変化することによって前記第2の支軸の軸線回りに回動することを特徴とするコンソールボックス。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載のコンソールボックスにおいて、
    前記リッド側載置面及び前記箱側載置面の少なくとも一方には、押圧操作により、当該載置面と同一平面上に押圧面が配置される基準位置と前記載置面に対し押圧方向に前記押圧面が沈降し、前記載置面と前記押圧面により凹部を形成する沈降位置との間で変位可能な前記押圧面を有する載置部材が設けられていることを特徴とするコンソールボックス。
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