JP2018095053A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッドレストを外すことなく、シートバックの前面を使用する。【解決手段】ヘッドレスト4が設けられるステー3がシートバック2に対して上方に引き出し自在に支持され、ステー3を軸方向の2箇所で回動させることでコ字状に折り曲げてヘッドレスト4をシートバック2の背面の側に移動させ、止め具材21によりヘッドレストの移動位置を維持する。【選択図】図2
Description
本発明は、ヘッドレストを備えた車両用シートに関する。
車両用シートには、シートバックの上部にヘッドレストが備えられている。車両の多様化に伴い、シートバックを前に倒してシートバックの背面を荷室の床面として使用したり、シートバックを後ろに倒してシートバックの前面を居室の上面として使用したりすることがある。シートバックを前後に倒して使用する場合、ヘッドレストが邪魔になるため、ヘッドレストを取り外して別の場所に収容することがある。
このような状況から、ヘッドレストのシートバックの上側への突出を抑制することができる鞍型のヘッドレストが従来から使用されている(特許文献1)。鞍型のヘッドレストは、使用時にはシートバックに対して使用位置まで上方に引き出されてシートバックの上側に配され、非使用時にはシートバックに対して下方に引き下げられてシートバックの前面側に配されるようになっている。
鞍型のヘッドレストを用いることで、非使用時には、ヘッドレストのシートバックの上側への突出を抑制することができ、シートバックを前後に倒して使用する場合に、ヘッドレストを取り外す必要がない。そして、非使用時には、ヘッドレストのシートバックの上側への突出が抑制されているので、後方の視界が広く確保される。
しかし、鞍型のヘッドレストは、非使用時にはシートバックの前面側に配されるため、シートバックを前に倒して使用する場合に、シートクッションと面で接触させることができない虞があった。また、チャイルドシートを搭載する場合、チャイルドシートとヘッドレストが干渉する虞があるのが現状であった。チャイルドシートを搭載する場合、ヘッドレストを上方に引き出すことが考えられるが、後方の視界が広く確保される利点が損なわれてしまう。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、シートバックの前面を使用する場合であっても、ヘッドレストを外すことなくシートバックの前面の使用が阻害されないようにする車両用シートを提供することを目的とする。
特に、鞍型のヘッドレストを備えた車両用シートで、ヘッドレストを取り付けたまま、しかも、後方の視界を広く確保した状態で、シートバックの前面の使用が邪魔されない状態で(チャイルドシートを搭載する場合、チャイルドシートが干渉しない状態で)、シートバックの前面を使用することができる(チャイルドシートを搭載することができる)車両用シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の車両用シートは、ヘッドレストが設けられるステーがシートバックに対して上方に引き出し自在に支持された車両用シートにおいて、前記ステーを軸方向の2箇所で回動させることで前記ステーをコ字状に折り曲げて前記ヘッドレストを前記シートバックの背面の側に移動させる回動支持手段と、前記回動支持手段による前記ヘッドレストの移動位置を維持する回動維持手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、ステーがコ字状に折り曲げられてヘッドレストがシートバックの背面に配され、回動維持手段によりその位置が維持される。このため、シートバックの前面を使用する場合であっても、ヘッドレストがシートバックの背面に配されることで、ヘッドレストを外すことなく、シートバックの前面を使用することができる。
そして、請求項2に係る本発明の車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記ステーは、下ステー、中ステー、上ステーに3分割され、前記回動支持手段は、前記下ステーと前記中ステーを互いに回動自在に接続する下ヒンジと、前記中ステーと前記上ステーを互いに回動自在に接続する上ヒンジとを有し、前記ステーが前記ヘッドレストの使用位置よりも上側の回動位置まで引き出された状態で、前記下ステーに対して前記中ステーが前記下ヒンジを中心に前記シートバックの背面方向に回動されると共に、前記中ステーに対して前記上ステーが前記上ヒンジを中心に前記シートバックの背面方向に回動されることで、前記ステーがコ字状に折り曲げられ、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面側に配されることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、下ステー、中ステー、上ステーと2つのヒンジからステーが構成されることで、ステーをコ字状に折り曲げることができる。上ステー、下ステーにそれぞれノッチを形成することで、ステーを引き上げて、上ヒンジの上側のノッチ(上ステーのノッチ)を固定部材に係合させることで、ステーの引き上げ位置をヘッドレストの使用位置に固定することができる。更に、ステーを引き上げて、下ヒンジの下側のノッチ(下ステーのノッチ)を固定部材に係合させることで、ステーの引き上げ位置をステーの折り曲げの位置に固定することができる。
また、請求項3に係る本発明の車両用シートは、請求項2に記載の車両用シートにおいて、前記回動維持手段は、前記シートバック側の部材と前記ヘッドレスト側の部材とを接続することで前記ヘッドレストを前記シートバックの背面側に保持するファスナー手段であることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、ファスナー手段によりシートバックに対してヘッドレストを保持することができる。ファスナー手段は、二つの部材が互いに保持される手段であれば、凹凸の嵌合、面ファスナーでの接合、機械的な結合等、種々の構成を適用することができる。
また、請求項4に係る本発明の車両用シートは、請求項3に記載の車両用シートにおいて、前記ファスナー手段は、前記シートバックの背面、及び、前記ヘッドレストに設けられ、前記シートバックの背面と前記ヘッドレストを互いに結合する止め具材であり、前記ステーがコ字状に折り曲げられた状態で、前記止め具材により前記シートバックの背面と前記ヘッドレストが結合されることで、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面側に保持されることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、例えば、一方に凹部、他方に凸部が設けられ、凹部と凸部が嵌合することで固定される止め具材を用いて、シートバックの背面とヘッドレストを互いに結合することができる。止め具材としては、互いに結合される部材を備えたものであれば、凹部、凸部の組み合わせ以外の構成の部材を用いることができる。
また、請求項5に係る本発明の車両用シートは、請求項3に記載の車両用シートにおいて、前記ファスナー手段は、前記シートバックに基端が取り付けられ、先端に前記上ステーを保持する保持部が備えられた保持アーム材であり、コ字状に折り曲げられた状態の前記ステーの前記上ステーが前記保持アーム材の前記保持部に保持されることで、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面側に保持されることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、保持アーム材によりシートバックと上ステーを連結することで、シートバックの背面にヘッドレストを保持することができる。
また、請求項6に係る本発明の車両用シートは、請求項3に記載の車両用シートにおいて、前記ファスナー手段は、前記シートバックの背面に設けられ、前記ヘッドレストが嵌合する凹部であり、前記ステーがコ字状に折り曲げられた状態で前記ヘッドレストが前記凹部に嵌合することで、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面側に保持されることを特徴とする。
請求項6に係る本発明では、ヘッドレストがシートバックの背面の凹部に嵌合することで、ヘッドレストがシートバックの背面側に保持される。シートバックの凹部にヘッドレストが入り込むので、シートバックの厚さ方向のヘッドレストの突出寸法を小さくすることができる。凹部の底に止め具材を設け、凹部への嵌合と止め具材の結合により、ヘッドレストとシートバックの保持を行うことも可能である。
また、請求項7に係る本発明の車両用シートは、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、前記ステーがコ字状に折り曲げられた状態で、前記下ヒンジの部位の上面を覆う覆い部材が備えられていることを特徴とする。
請求項7に係る本発明では、シートバックの上面に位置する下ヒンジの部位を覆い部材で覆うことができるので、下ステーの上端の角部と中ステーの下端の角部に乗員が誤って触れることがない。
また、請求項8に係る本発明の車両用シートは、請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、前記ヘッドレストが前記上ステーの上部に回動自在に支持され、前記ステーがコ字状に折り曲げられた状態で、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面に当接して回動することにより、前記上ヒンジの部位の上面に嵌る切欠き部が前記ヘッドレストの内側に備えられていることを特徴とする。
請求項8に係る本発明では、ステーを折り曲げた際に、ヘッドレストがシートバックの背面に当接して回動し、ヘッドレストの内側の切欠き部が上ヒンジの部位の上面に嵌るので、中ステーの上端の角部と上ステーの下端の角部に乗員が誤って触れたり搭載物が干渉したりすることがない。
また、請求項9に係る本発明の車両用シートは、請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、前記下ヒンジの部位の前記下ステーと前記中ステーの回動、前記上ヒンジの部位の前記中ステーと前記上ステーの回動に対し、回動基端、回動終端で節度感を与える節度付与手段を備えたことを特徴とする。
請求項9に係る本発明では、節度付与手段により、下ヒンジ、上ヒンジの箇所でのステーの回動に対し、回動基端、回動終端で節度感を与えることができる。
また、請求項10に係る本発明の車両用シートは、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、前記ヘッドレストは、使用時には前記シートバックに対して使用位置まで上方に引き出されて前記シートバックの上側に配され、非使用時には前記シートバックに対して下方に引き下げられて前記シートバックの前面側に配される、鞍型のヘッドレストであることを特徴とする。
請求項10に係る本発明では、鞍型のヘッドレストを備えた車両用シートで、ヘッドレストを取り付けたまま、しかも、後方の視界を広く確保した状態で、シートバックの前面の使用が邪魔されない状態で(チャイルドシートを搭載する場合、チャイルドシートが干渉しない状態で)、シートバックの前面を使用することができる(チャイルドシートを搭載することができる)。
本発明の車両用シートは、シートバックの前面を使用する場合であっても、ヘッドレストを外すことなくシートバックの前面の使用が阻害されないようにすることが可能になる。
図1に基づいて本発明の一実施例に係る車両用シートの全体を説明する。
図1(a)には本発明の第1実施例に係る車両用シートのヘッドレストの未使用時の状態の外観、図1(b)には本発明の第1実施例に係る車両用シートのヘッドレストの使用時の状態の外観、図1(c)には本発明の第1実施例に係る車両用シートのステーを折り畳んだ状態の外観を示してある。
図1(a)には本発明の第1実施例に係る車両用シートのヘッドレストの未使用時の状態の外観、図1(b)には本発明の第1実施例に係る車両用シートのヘッドレストの使用時の状態の外観、図1(c)には本発明の第1実施例に係る車両用シートのステーを折り畳んだ状態の外観を示してある。
図1に示すように、車両用シート1のシートバック2の上部にはステー3を介してヘッドレスト4が備えられ、ヘッドレスト4は、使用時にはシートバック2に対してステー3が使用位置まで上方に引き出されてシートバック2の上側に配され(図1(b)参照)、非使用時にはシートバック2に対してステー3が下方に引き下げられてシートバック2の前面側に配される(図1(a)参照)。つまり、ヘッドレスト4は、シートバック2の上部に対向する横面4aと、シートバック2の前面と平行な縦面4bとがL字状態に一体にされた、鞍型のヘッドレスト4とされている。
図1(c)に示すように、車両用シート1にチャイルドシート5を搭載する場合、ヘッドレスト4のステー3を更に上方に引き出して軸方向の2箇所で回動させ、ステー3をコ字状に折り曲げてヘッドレスト4をシートバック2の背面の側に移動させる(回動支持手段)。シートバック2の背面の側に配されたヘッドレスト4は、後述する回動維持手段により移動位置が維持される(移動位置が固定される)。
このため、シートバック2の前面を使用する場合(チャイルドシート5を搭載する場合)であっても、ヘッドレスト4がシートバック2の背面に配されることになり、後方の視界を広く確保した状態で(鞍型のヘッドレスト4の特徴である後方の視界を確保した状態で)、ヘッドレスト4を外すことなく、また、チャイルドシート5がヘッドレスト4に干渉することなく、シートバック2の前面にチャイルドシート5を搭載する(シートバック2の前面を使用する)ことができる。
図2から図6に基づいて回動支持手段、及び、回動維持手段を具体的に説明する。
図2(a)にはステー3が折り畳み部位まで引き上げられている状態の側面視、図2(b)にはステー3がコ字状に折り畳まれた状態の側面視、図2(c)にはステー3がコ字状に折り畳まれた状態のシートバック2の背面側からの外観、図3(a)には止め具材が嵌合する前の状態の側面視、図3(b)には止め具材が嵌合した状態の側面視、図4にはファスナー手段の他の例を説明するシートバック2の外観、図5にはヒンジ(上ヒンジ、下ヒンジ)を説明する分解状態の外観、図6(a)にはステー3が折り曲げられていない(折り畳まれていない)状態の側面視、図6(b)にはステー3がコ字状に折り曲げられた(折り畳まれた)状態の側面視を示してある。
図2(a)にはステー3が折り畳み部位まで引き上げられている状態の側面視、図2(b)にはステー3がコ字状に折り畳まれた状態の側面視、図2(c)にはステー3がコ字状に折り畳まれた状態のシートバック2の背面側からの外観、図3(a)には止め具材が嵌合する前の状態の側面視、図3(b)には止め具材が嵌合した状態の側面視、図4にはファスナー手段の他の例を説明するシートバック2の外観、図5にはヒンジ(上ヒンジ、下ヒンジ)を説明する分解状態の外観、図6(a)にはステー3が折り曲げられていない(折り畳まれていない)状態の側面視、図6(b)にはステー3がコ字状に折り曲げられた(折り畳まれた)状態の側面視を示してある。
図2に示すように、ステー3はシートバック2の幅方向に2本設けられ、2本のステー3はブッシュ7に案内されてシートバック2に対して上方に引き上げ自在に支持されている。ステー3は、下ステー11、中ステー12、上ステー13に3分割され、上ステー13がヘッドレスト4の横面4aから縦面4bに沿ってU字状に伸び、2本の上ステー13の上部同士が連結されている。
回動支持手段として、下ステー11の上端と、中ステー12の下端を互いに回動自在に接続する下ヒンジ15が設けられ、下ヒンジ15により、下ステー11に対して中ステー12が約90度の範囲でシートバック2の背面側(後側)に折り畳み自在(折り曲げ自在)とされている。
また、回動支持手段として、中ステー12の上端と、上ステー13の下端を互いに回動自在に接続する上ヒンジ16が設けられ、上ヒンジ16により、中ステー12に対して上ステー13が約90度の範囲で後側に折り畳み自在(折り曲げ自在)とされている。
下ステー11には下ノッチ17が形成され、上ステー13には上ノッチ18が形成されている。ブッシュ7には、下ノッチ17、上ノッチ18に嵌合する抜け止め部材(図示省略)が設けられている。
ステー3が折り曲げられていない状態でステー3を引き上げることにより、上ノッチ18に抜け止め部材が嵌合して、ヘッドレスト4が使用位置になるようにステー3の引き上げ位置が固定される。上ノッチ18は複数設けられることもある。複数の上ノッチ18を適宜選択することにより、ヘッドレスト4の高さを複数の使用位置に保持することができる。
また、ステー3が折り曲げられていない状態でステー3を使用位置から上に引き上げることにより、下ノッチ17に抜け止め部材が嵌合して、ステー3が折り曲げられる位置である回動位置までステー3が引き上げられる。この状態で、下ヒンジ15を中心にして下ステー11に対して中ステー12を後側に回動させると共に、上ヒンジ16を中心にして中ステー12に対して上ステー13を後側に回動させることで、ステー3がコ字状に折り曲げられる(折り畳まれる)。
ステー3がコ字状に折り曲げられることで、ヘッドレスト4がシートバック2の背面側に配され、回動維持手段としての止め具材21(ファスナー手段)によりシートバック2の背面にヘッドレスト4が結合される。
図2(c)、図3に示すように、止め具材21は、シートバック2の背面に固定される凸部22と、ヘッドレスト4の横面4aの後側に設けられる凹部23とで構成されている。ヘッドレスト4の背面側への回動により、凹部23が凸部22に嵌合し(図3(b)参照)、シートバック2の背面にヘッドレスト4が固定される。
止め具材21を用いることで、凹部と凸部を嵌合してシートバック2の背面とヘッドレスト4を互いに結合することができる。止め具材としては、互いに結合される部材を備えたものであれば、凹部、凸部の組み合わせ以外の構成の部材を用いることができる。
止め具材21(ファスナー手段)により、シートバック2側の部材(シートバック2)とヘッドレスト4側の部材(ヘッドレスト4)とを接続することで、ヘッドレスト4がシートバック2の背面側に保持される。このため、ヘッドレスト4をシートバック2の背面に配して保持した際に、走行に伴って車両が振動しても、ヘッドレスト4がガタつくことがない。
図4に基づいてファスナー手段の他の例を説明する。
図4に示すように、シートバック2のブッシュ7には保持アーム材25の基端が一体に形成され(取り付けられ)、保持アーム材25の先端には、コ字状に折り曲げられた状態のステー3の上ステー13を保持する保持部26が備えられている。保持部26で上ステー13を保持することで保持アーム材25によりシートバック2と上ステー13が連結され、シートバック2の背面にヘッドレスト4を保持することができる。
図4に示すように、シートバック2のブッシュ7には保持アーム材25の基端が一体に形成され(取り付けられ)、保持アーム材25の先端には、コ字状に折り曲げられた状態のステー3の上ステー13を保持する保持部26が備えられている。保持部26で上ステー13を保持することで保持アーム材25によりシートバック2と上ステー13が連結され、シートバック2の背面にヘッドレスト4を保持することができる。
ファスナー手段としては、止め具材21、保持アーム材25の他に、二つの部材が互いに保持(連結)される手段であれば、穴と係止部材の組み合わせ、面ファスナーでの接合、機械的な結合等、種々の構成を適用することができる。
図5、図6に基づいて下ヒンジ15、上ヒンジ16の構成を具体的に説明する。下ヒンジ15と上ヒンジ16の構成は同一なので、以下の説明は下ヒンジ15について説明し、上ヒンジ16に対応する部材は符号を図中に付して説明は省略してある。
図5に示すように、ステー3の下ステー11の上端には、下ヒンジ15を構成する軸受け部51が形成され、軸受け部51の近傍には規制壁52が設けられている。規制壁52により、下ステー11に対する中ステー12の直立位置が規制される。また、下ステー11の上端の平面部(軸受け部51の脇の平面部)により、下ステー11に対する中ステー12の折れ曲がり位置が規制される。
中ステー12の下端には足部53が設けられ、軸受け部51には足部53が嵌合される。軸受け部51には足部53が嵌合された状態で、回動中心軸となるリベット35が軸受け部51と足部53にわたり挿入されることで、軸受け部51に対して足部53が回動自在に支持される。
中ステー12の下端の足部53の下側の面には角端部53aが形成され、規制壁52には、中ステー12の回動時に足部53の下側の面(角端部53a)が摺動する回動軌跡面54が形成されている。
回動軌跡面54には、中ステー12の足部53の角端部53aが乗り越える乗越え凸部55(節度付与手段)が、回動基端、及び、回動終端に対応して設けられ、中ステー12が回動して足部53の角端部53aが乗越え凸部55を乗り越える時に、中ステー12の回動に対して節度感が付与されるようになっている。
このため、下ヒンジ15、上ヒンジ16の箇所での中ステー12、上ステー13の回動に対し、回動基端、回動終端で節度感を与えることができる。そして、節度付与手段によっても、ステー3の折り曲がり状態が維持され、ヘッドレスト4の保持力の一部とされる。
図7に基づいて上記構成のヘッドレスト4を備えた車両用シート1の動作を説明する。
ヘッドレスト4を使用しない非使用時の場合、図7(a)に示すように、シートバック2に対してステー3が下方に引き下げられ、ヘッドレスト4の縦面4bがシートバック2の前面側に配される。この状態では、シートバック2の上側にヘッドレスト4が存在しないので、後方の視界を確保することができる。
ヘッドレスト4を使用しない非使用時の場合、図7(a)に示すように、シートバック2に対してステー3が下方に引き下げられ、ヘッドレスト4の縦面4bがシートバック2の前面側に配される。この状態では、シートバック2の上側にヘッドレスト4が存在しないので、後方の視界を確保することができる。
乗員が着座してヘッドレスト4を使用位置にする場合、図7(b)に示すように、ステー3を上方に引き上げて、上ノッチ18に抜け止め部材を嵌合させる。これにより、ヘッドレスト4が使用位置になるようにステー3の引き上げ位置が固定され、ヘッドレスト4が使用位置に配される。
例えば、チャイルドシートを搭載する場合、図7(c)に示すように、ヘッドレスト4の使用位置から、ステー3を更に引き上げ、下ノッチ17に抜け止め部材を嵌合させる。これにより、上ヒンジ16、下ヒンジ15がシートバック2の上側に配された状態になる。
図7(d)に示すように、下ヒンジ15により、下ステー11に対して中ステー12が約90度の角度でシートバック2の背面側(後側)に折り曲げられる。更に、上ヒンジ16により、中ステー12に対して上ステー13が約90度の角度で後側に折り曲げられ、ステー3がコ字形に折り曲げられる。
ステー3がコ字形に折り曲げられることで、ヘッドレスト4がシートバック2の背面側に位置し、止め具材21により、ヘッドレスト4がシートバック2の背面に固定される。
これにより、シートバック2の前面にチャイルドシート5を搭載する場合であっても、ヘッドレスト4がシートバック2の背面に配されることになり、後方の視界を広く確保した状態で(鞍型のヘッドレスト4の特徴である後方の視界を確保した状態で)、ヘッドレスト4を外すことなく、また、チャイルドシート5がヘッドレスト4に干渉することなく、シートバック2の前面にチャイルドシート5を搭載することができる。
図8に基づいて本発明の第2実施例に係る車両用シートを説明する。図8には本発明の第2実施例に係る車両用シートの側面を示してある。
第2実施例に係る車両用シートは、ファスナー手段の構成が第1実施例と相違している。このため、ファスナー手段の構成を除き第1実施例と同一部材には同一符号を付して、重複する説明は省略してある。
シートバック2の背面にはシート凹部31が設けられ、ステー3がコ字状に折り曲げられた状態で、ヘッドレスト4の横面4aの後側の部位がシート凹部31に嵌合する。これにより、ヘッドレスト4がシートバック2の背面側に保持される。そして、止め具材21により、ヘッドレスト4の横面4aのシート凹部31への嵌合状態が固定される。
尚、止め具材21を省略して、シート凹部31へのヘッドレスト4の横面4aへの嵌合だけで、ヘッドレスト4をシートバック2の背面側に保持することも可能である。
シートバック2のシート凹部31にヘッドレスト4の横面4aを嵌合してヘッドレスト4をシートバック2の背面側に保持したので、シートバック2のシート凹部31にヘッドレスト4の一部が入り込むことになり、シートバック2の厚さ方向のヘッドレスト4の突出寸法を小さくすることができる。このため、シートバック2の後側のスペースの容積、例えば、荷室の容積を多く確保することが可能になる。また、厚さが厚いシートバックを適用しても、ヘッドレスト4の突出寸法を大きくすることがない。
図9、図10に基づいて本発明の第3実施例に係る車両用シートを説明する。図9(a)にはステー3が折り曲げ部位まで引き上げられている状態の側面視、図9(b)にはステー3がコ字状に折り曲げられた状態の側面視、図10(a)にはシートバックの背面側からの外観、図10(b)には覆い部材の外観を示してある。
第3実施例に係る車両用シートは、ヘッドレストの支持が異なり、ヒンジの部位を覆う覆い部材が設けられている点が第1実施例と相違している。このため、ヘッドレストの支持、及び、覆い部材の構成を除き第1実施例と同一部材には同一符号を付して、重複する説明は省略してある。
主に、図9(a)に示すように、ヘッドレスト34は、シートバック2の上部に対向する横面34aと、シートバック2の前面と平行な縦面34bとがL字状態に一体にされた、鞍型のヘッドレスト34とされ、上ステー13の上部に横面34aが支点13aを中心に回動自在に支持されている。そして、ヘッドレスト34の縦面34bの下側の裏面には、切欠き部35が形成されている。
図9、図10に示すように(主に図10(b)に示すように)、ブッシュ7(樹脂製)には、樹脂製の覆い部材36が一体に形成され、覆い部材36は車両後方側が開口し、3方が覆われる形状となっている。ステー3が折り曲げられていない場合、覆い部材36は弾性力により変位し、上側も開放状態とされる。
図9(b)、図10(a)に示すように、ステー3がコ字状に折り曲げられると、ヘッドレスト34の横面34aの後側がシートバック2の背面に当接し、ヘッドレスト34は図9(b)中反時計回り方向(矢印で示す)に回動する。
ヘッドレスト34が回動することにより、上ヒンジ16の部位の上面の部位、即ち、中ステー12の上端と上ステー13の下端との折れ曲がり部位に切欠き部35が嵌合する。そして、下ヒンジ15の部位の上面、即ち、下ステー11の上端と中ステー12の下端との折れ曲がり部位が覆い部材36で覆われる。
このため、ステー3を折り曲げた際に、シートバック2の上面に位置する下ヒンジ15の部位が覆い部材36で覆われると共に、上ヒンジ16の部位にヘッドレスト34の内側の切欠き部35が嵌合して上ヒンジ16の部位がヘッドレスト34で覆われる。
これにより、下ステー11の上端の角部と中ステー12の下端の角部、中ステーの上端の角部と上ステーの下端の角部に乗員が誤って触れたり搭載物が干渉したりすることがなくなり、例えば、チャイルドシートに着座した子供の安全を損なうことがない。
図11に基づいて覆い部材の他の実施例を説明する。図11(a)にはシートバックの背面側からの外観、図11(b)には覆い部材の外観を示してある。本実施例は図9、図10に示した第3実施例に対して覆い部材が異なる例である。このため、図9、図10に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、ブッシュ7(樹脂製)の外側の側部には、樹脂製のベルト材41が一体に形成され、ベルト材41の先端には、後側、上面側が開放された樹脂製のキャップ42が形成されている。
ステー3がコ字状に折り曲げられると、ヘッドレスト34が回動して、中ステー12の上端と上ステー13の下端との折れ曲がり部位が覆われる。そして、ベルト材41を湾曲させることで、下ステー11の上端と中ステー12の下端との折れ曲がり部位にキャップ42が被せられる。
これにより、下ステー11の上端の角部と中ステー12の下端の角部、中ステーの上端の角部と上ステーの下端の角部に乗員が誤って触れたり搭載物が干渉したりすることがなくなる。
上述した車両用シートは、シートバック2の前面にチャイルドシート5を搭載する場合であっても、ステー3を上方に引き上げて折り曲げることで、ヘッドレスト4がシートバック2の背面に配されることになり、鞍型のヘッドレスト4の特徴である後方の視界を確保した状態で、ヘッドレスト4を外すことなく、チャイルドシート5がヘッドレスト4に干渉することなく、シートバック2の前面にチャイルドシート5を搭載することができる。
上述した実施例では、鞍型のヘッドレスト4を例に挙げて説明したが、ヘッドレストの形状は鞍型に限定されず、種々の形状のヘッドレストに適用することができる。また、シートバック2の前面にチャイルドシート5を搭載する例を挙げて、シートバック2の前面を使用する例を説明したが、シートバック2を前側に倒してシートバックの前面とシートクッションの上面とを面接触させる使用を、シートバック2の前面を使用する例とすることも可能である。
また、ファスナー手段(止め具材21、シート凹部31、保持アーム材25、保持部26)や、覆い部材、節度付与手段は、適宜組み合わせて使用することができ、必要な構成を選択して車両用シートを構築することが可能である。
本発明はヘッドレストを備えた車両用シートの産業分野で利用することができる。
1 車両用シート
2 シートバック
3 ステー
4、34 ヘッドレスト
5 チャイルドシート
7 ブッシュ
11 下ステー
12 中ステー
13 上ステー
15 下ヒンジ
16 上ヒンジ
17 下ノッチ
18 上ノッチ
21 止め具材
22 凸部
23 凹部
25 保持アーム材
26 保持部
31 シート凹部
35 切欠き部
36 覆い部材
41 ベルト材
42 キャップ
51 軸受け部
52 規制壁
53 足部
54 回動軌跡面
55 乗越え凸部
2 シートバック
3 ステー
4、34 ヘッドレスト
5 チャイルドシート
7 ブッシュ
11 下ステー
12 中ステー
13 上ステー
15 下ヒンジ
16 上ヒンジ
17 下ノッチ
18 上ノッチ
21 止め具材
22 凸部
23 凹部
25 保持アーム材
26 保持部
31 シート凹部
35 切欠き部
36 覆い部材
41 ベルト材
42 キャップ
51 軸受け部
52 規制壁
53 足部
54 回動軌跡面
55 乗越え凸部
Claims (10)
- ヘッドレストが設けられるステーがシートバックに対して上方に引き出し自在に支持された車両用シートにおいて、
前記ステーを軸方向の2箇所で回動させることで前記ステーをコ字状に折り曲げて前記ヘッドレストを前記シートバックの背面の側に移動させる回動支持手段と、
前記回動支持手段による前記ヘッドレストの移動位置を維持する回動維持手段とを備えた
ことを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
前記ステーは、下ステー、中ステー、上ステーに3分割され、
前記回動支持手段は、
前記下ステーと前記中ステーを互いに回動自在に接続する下ヒンジと、
前記中ステーと前記上ステーを互いに回動自在に接続する上ヒンジとを有し、
前記ステーが前記ヘッドレストの使用位置よりも上側の回動位置まで引き出された状態で、前記下ステーに対して前記中ステーが前記下ヒンジを中心に前記シートバックの背面方向に回動されると共に、前記中ステーに対して前記上ステーが前記上ヒンジを中心に前記シートバックの背面方向に回動されることで、前記ステーがコ字状に折り曲げられ、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面側に配される
ことを特徴とする車両用シート。 - 請求項2に記載の車両用シートにおいて、
前記回動維持手段は、
前記シートバック側の部材と前記ヘッドレスト側の部材とを接続することで前記ヘッドレストを前記シートバックの背面側に保持するファスナー手段である
ことを特徴とする車両用シート。 - 請求項3に記載の車両用シートにおいて、
前記ファスナー手段は、
前記シートバックの背面、及び、前記ヘッドレストに設けられ、前記シートバックの背面と前記ヘッドレストを互いに結合する止め具材であり、
前記ステーがコ字状に折り曲げられた状態で、前記止め具材により前記シートバックの背面と前記ヘッドレストが結合されることで、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面側に保持される
ことを特徴とする車両用シート。 - 請求項3に記載の車両用シートにおいて、
前記ファスナー手段は、
前記シートバックに基端が取り付けられ、先端に前記上ステーを保持する保持部が備えられた保持アーム材であり、
コ字状に折り曲げられた状態の前記ステーの前記上ステーが前記保持アーム材の前記保持部に保持されることで、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面側に保持される
ことを特徴とする車両用シート。 - 請求項3に記載の車両用シートにおいて、
前記ファスナー手段は、
前記シートバックの背面に設けられ、前記ヘッドレストが嵌合する凹部であり、
前記ステーがコ字状に折り曲げられた状態で前記ヘッドレストが前記凹部に嵌合することで、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面側に保持される
ことを特徴とする車両用シート。 - 請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、
前記ステーがコ字状に折り曲げられた状態で、前記下ヒンジの部位の上面を覆う覆い部材が備えられている
ことを特徴とする車両用シート。 - 請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、
前記ヘッドレストが前記上ステーの上部に回動自在に支持され、
前記ステーがコ字状に折り曲げられた状態で、前記ヘッドレストが前記シートバックの背面に当接して回動することにより、前記上ヒンジの部位の上面に嵌る切欠き部が前記ヘッドレストの内側に備えられている
ことを特徴とする車両用シート。 - 請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、
前記下ヒンジの部位の前記下ステーと前記中ステーの回動、前記上ヒンジの部位の前記中ステーと前記上ステーの回動に対し、回動基端、回動終端で節度感を与える節度付与手段を備えた
ことを特徴とする車両用シート。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の車両用シートにおいて、
前記ヘッドレストは、
使用時には前記シートバックに対して使用位置まで上方に引き出されて前記シートバックの上側に配され、非使用時には前記シートバックに対して下方に引き下げられて前記シートバックの前面側に配される、鞍型のヘッドレストである
ことを特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016240694A JP2018095053A (ja) | 2016-12-12 | 2016-12-12 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016240694A JP2018095053A (ja) | 2016-12-12 | 2016-12-12 | 車両用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018095053A true JP2018095053A (ja) | 2018-06-21 |
Family
ID=62631685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016240694A Pending JP2018095053A (ja) | 2016-12-12 | 2016-12-12 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018095053A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021533956A (ja) * | 2018-08-09 | 2021-12-09 | イーヴォルブ リミテッド | 駆動機構 |
-
2016
- 2016-12-12 JP JP2016240694A patent/JP2018095053A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021533956A (ja) * | 2018-08-09 | 2021-12-09 | イーヴォルブ リミテッド | 駆動機構 |
JP7485668B2 (ja) | 2018-08-09 | 2024-05-16 | イーヴォルブ リミテッド | 駆動機構 |
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